JP3171590B2 - X線マスクとその製造方法 - Google Patents

X線マスクとその製造方法

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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、X線露光によって半導体素子などに微細な
パターンを形成する際に用いられるX線マスクとその製
造方法に関する。特にX線透過率と強度、平坦性に優れ
たX線マスクに関する。
【従来の技術】
半導体メモリチップの配線ルールがサブミクロンオー
ダとなっているが、現在のところレジストの露光用光源
としては高圧水銀灯のg線が未だに使われている。これ
以上に集積度を上げるためには、より短波長のi線やエ
キシマレーザが実用的レベルで露光用光源として使用さ
れるであろう。さらにその次にX線リソグラフィという
事になる。X線を光源とすると、これを透過する材料が
少ないので、レンズに代わる集光光学系、フォトレジス
ト、マスクなど全く新しいものが要求される。 X線リソグラフィ用のマスクとして数多くの提案がな
されている。要求される条件は X線透過部は透過率が高い事。 平坦である事。 適当な強度がある事。 薄い事。 温度による寸法変化が少ない事。 などである。薄い金属板に所望のパターンになるように
穴を穿ったようなマスクはX線の透過性という点では問
題がない。しかしこれは微細なパターンを描くことがで
きない。平坦性も悪い。 そこでX線に対して透過性のある材料の上に遮光部と
すべきX線吸収体を付けるという構造にならざるを得な
い。 X線マスクは通常X線を良く透過する材料で作られた
薄いX線透過膜、この上に形成されたX線吸収率の大き
いX線吸収体、及びこれらを支持する支持体などで構成
される。 X線透過膜はX線吸収率の低い軽元素からなる材料が
用いられる。例えば、BN膜、SiN膜、SiC膜、Si膜、ダイ
ヤモンド膜などがX線透過膜として提案されている。 ダイヤモンド以外の材料を透過膜として用いたX線マ
スクは特公平1−60934〜35、特開平1−227433〜35な
どに提案されている。前記の材料のうちSiN膜、SiC膜、
Si膜などは膜中にSiを含むので他の軽元素のみからなる
膜に比べX線の透過率が劣っている。またこれらの膜は
強度が低く、5μm以上の厚みを必要とする。厚い膜と
なるとX線の透過率が低いだけでなく、可視光の透過率
も低くなり可視光によるマスク合わせに支障をきたす。 透過率、強度の点でダイヤモンドが最も優れている。
ダイヤモンドを材料とするX線マスクは 特開昭57−128031(S57.8.9) 特開昭58−204534(S58.11.29) などによって提案されている。 ダイヤモンドはX線透過性に優れ、強度が高く、可視
光に対しても透明であるためアライメントが容易であ
る。本質的にX線透過膜として適した材料である。 優れた数多くの長所を持つことが分かっていたが、ダ
イヤモンドの薄膜はX線透過材として長い間製造するこ
とができなかった。しかし近年になって気相合成法によ
って適当な気体の上にダイヤモンド薄膜を成長させる技
術が発達した。これまでに〜の合成法が開示されて
いる。 特開昭58−135117(S58.8.11)、特公昭61−2632 特開昭58−91100(S58.5.30)、特公昭59−27753 特開昭58−110494(S58.7.1)、特公昭59−27754 特開平1−123423(H1.9.11) これによりダイヤモンド薄膜の実用的な価値が高まっ
た。X線透過膜に必要な形状のダイヤモンド薄膜を製造
することがより容易になってきている。 X線を透過する部分はダイヤモンド薄膜だけであり、
これが極めて薄いので物理的な強度を持たせるために縦
横に補強のための桟を入れる、という事が提案される。 X線用窓材として例えば、 特願平1−308173 特願平1−308174 を本発明者などが提案している。これはマスクではない
がダイヤモンド薄膜をX線透過膜に用いる。ダイヤモン
ド薄膜の上にSiの補強桟()、或はNi、Crなどの金属
の補強桟()を設けている。Si基体の上にダイヤモン
ドを成長させると、のように基体の一部を残すように
エッチングしてSiの補強桟を形成するのは容易である。 第2図にSiの補強桟を有する従来例に係るX線マスク
の断面図を示す。X線透過膜1がダイヤモンドで出来て
いる。これはSiの基体3の上に作られる。ダイヤモンド
薄膜を成長させた後Si基体をエッチングし周縁部と縦横
格子状の補強桟を残している。周縁部のSi基体3には支
持体5の枠を付け、ダイヤモンドのX線透過膜1にはAu
などのX線吸収体4を付けている。 ダイヤモンドを成長させる基体としてはその他にMoが
用いられる。この場合も基体の中央部はエッチング除去
する。補強桟を残すものとすればMo製の補強桟が形成さ
れることになる。
【発明が解決しようとする課題】
補強桟として用いられていたものは、基体であるSiや
Mo或はNo、Crなどであった。これらの補強桟は基体の一
部を残すのであるから容易に製作できる。 ダイヤモンドはSi、Moなどのダイヤモンド成長の基体
として用いられる材料よりも熱膨脹係数が小さい。ダイ
ヤモンドの成長には通常600℃以上の温度が必要であ
る。このような高温の状態で補強桟を作るから、室温に
冷却した後はX線マスクの中で、ダイヤモンド膜と補強
桟の間に強い熱応力が存在している。この熱応力のため
X線マスクが変形する。従って平坦性に富んだX線マス
クを作ることが難しかった。
【課題を解決するための手段】
本発明のX線マスクは、ダイヤモンド薄膜で作られた
X線透過膜の一方の面にダイヤモンドよりなる補強桟を
設けたものである。これが特徴である。補強桟のダイヤ
モンドはX線透過膜のダイヤモンドより厚いことが望ま
しい。 補強桟のある面と反対方向の面に所望のパターンにな
るようX線吸収体を設ける。また基体はダイヤモンド薄
膜をその上に成長させた後、エッチングして中央部を除
去するが周縁を残して枠体とする。この枠体としての基
体にはさらに支持体を付けて強度のあるものにする。 或は基体の全てを除去し、ダイヤモンド薄膜の周縁部
に直接に支持体を付けても良い。 本発明のX線マスクに於いては補強桟もダイヤモンド
でありX線透過膜と同じ材料であるから熱膨脹率に差が
無い。従って高温で膜形成した後、常温にした場合に
も、X線透過膜と補強桟との間に熱応力が発生しない。
応力が存在しないのでマスクが歪まない。平坦性の高い
マスクとすることができる。 第1図によって本発明のX線マスクの一例の構成を説
明する。 X線透過膜1はダイヤモンド薄膜である。これの裏面
の中央部にダイヤモンドの補強桟2を連続するように設
けたものである。X線透過膜1の裏面の周縁部には枠体
状の基体3がある。基体3のさらに下面により大きい支
持体5が固着してある。X線透過膜1の表面にはAuなど
からなるX線吸収体4が所望のパターンになるよう形成
してある。基体3はダイヤモンド薄膜を成長させる時に
必要であり、この例では薄膜成長後、周縁部のみを残し
て中央部をエッチングしたのである。基体3はダイヤモ
ンド薄膜の成長が行われやすい材料で、ダイヤモンド成
長に必要は600℃以上の温度に耐えることができ、加工
性が良く、平坦性が良いものでなければならない。こう
いう条件から基体3はSi、Ge、GaAsなどの半導体や、M
o、Wなどの高融点金属が適している。 基体3のダイヤモンドを成長させる表面は、平坦度の
要求から鏡面に研磨される。ダイヤモンド成長時の粒度
を制御するために10μm以下の径の細かいダイヤモンド
砥粒で基体を予め研磨することも有効である。 ダイヤモンド薄膜の上に補強桟を形成するが、補強桟
はこの例のように基体に接していた方の面に形成しても
良いが、反対の面にしても良い。また基体3はダイヤモ
ンド薄膜成長後完全に除去しても良い。 第3図は本発明のX線マスクの他の例を示す。X線透
過膜1がダイヤモンドであり、この下にあったSi基体は
完全に除去されている。直接に環状の支持体5がX線透
過膜1の周縁に固着されている。またSi基体を除去した
方の面にX線吸収体4が設けてある。X線透過膜1の反
対側の面に縦横斜めに続く補強桟2がある。このように
基体3を完全に除去すると、基体とX線透過膜との間の
熱膨脹の差による熱歪みも完全に除くことができる。 補強桟2の幾何学的形状は任意であるが、縦横の格子
状にするのが最も簡単である。補強なのであるから連続
した桟であることが望ましい。斜めに連続するものがあ
っても良いし、或いは正多角形の繰り返しになるように
しても良い。例えば正三角形、正六角形の繰り返しであ
る。 本発明のX線透過膜及び補強桟に用いられるダイヤモ
ンドは主として炭素から構成され、X線回折法またはラ
マン分光法によって少なくともその一部に結晶質のダイ
ヤモンドの存在が確認されるものである。ダイヤモンド
以外の炭素成分として黒鉛、無定形炭素、ダイヤモンド
状炭素を含んでいても良い。 ダイヤモンドには、不純物として少量のB、N、O、
Al、Si、P、Ti、W、Ta、Fe、Niなどの元素含まれてい
ても良い。特にBは極微量が不純物として含まれること
によってダイヤモンドが半導体化する。するとX線照射
時に(絶縁体であれば生ずる)帯電を防止することがで
きるので有用である。
【作 用】
第4図、第5図によって本発明のX線マスクの製造方
法を説明する。
【方法I】(第4図のもの) (a)Si、Ge、GaAs、Mo、Wなどの平坦な基体3を前述
のように鏡面に研磨する。 (b)基体3の上に気相合成法によってダイヤモンド薄
膜を成長させる。これがX線透過膜1となる。 気相合成法と言うのは、加熱した基体の上へ、メタン
や水素などの原料ガス、キャリヤガスを流し適当な手段
でこれらのガス分子と基板表面を励起して活性化し気相
反応を起こさせ反応生成物が基体の上へ堆積するように
した方法である。原料ガスが気相反応する点は共通であ
るが、励起の手段によりいくつもの方法が提案されてい
る。 ダイヤモンドの気相合成法は、熱CVD法(特開昭58−9
1100)、プラズマCVD法(特開昭58−135117、特開昭58
−110494)、イオンビーム法、レーザCVD法、燃焼炎法
などが知られている。本発明はどの方法によっても良
い。これらダイヤモンド気相合成法の中では、特にダイ
ヤモンド成長の均一性に優れた熱CVD法、プラズマCVD法
が望ましい。 X線透過膜となるのであるから、ダイヤモンド薄膜の
厚さは、X線の波長範囲と必要な透過率及び必要な強度
から決定される。一般にX線露光に必要な透過率から厚
さは20μm以下が好ましい。また強度の点から0.05μm
以上の厚さが必要である。従ってダイヤモンド薄膜の厚
みは0.05〜20μmという事になる。 (c)基体3の周縁部を残して中央部をエッチングによ
って除去する。中央部ではX線透過膜1が露出するよう
に基体3を完全に除く。 (d)X線透過膜1のいずれかの面の中央部に、補強桟
とすべき部分が開口しているダイヤモンド成長抑止マス
ク6を形成する。これはW、Mo、Si、Ge、Ni、Cr、Tiな
どをいったん全面に蒸着し、フォトリソグラフィによっ
て補強桟とすべき部分の材料を除去することによって形
成される。 この例では、裏面中央部にダイヤモンド成長抑止マス
ク6を形成しているが、表面の全体にこれを形成しても
良い。そのようにすると第3図のような配置のX線マス
クが得られる。 (e)X線透過膜1の裏面に気相成長法によってダイヤ
モンドを成長させる。これはダイヤモンド成長抑止マス
ク6の開口部のみに成長してゆく。ここだけダイヤモン
ドが露出しているからである。重要なことは、マスク6
の開口部の上へ、マスクの厚みを越えて方向性のある成
長が続くということである。これによりダイヤモンド薄
膜の上にダイヤモンド補強桟が形成される。抑止マスク
によりダイヤモンド選択成長を行う方法は特開平1−12
3423に示される。 (f)酸またはアルカリよりなる液でダイヤモンド成長
抑止マスク6を除去する。 (g)基体3が枠状に残っているが、これのさらに下へ
枠体である支持体5を貼り付ける。これはアルミニウ
ム、ステンレス、セラミックなど剛性のある材料であれ
ば良い。 (h)所望のパターンになるように、Au、W、Mo、など
の材料を用いて、X線透過膜1の上にX線吸収体4のパ
ターンを形成する。 このようにして本発明のX線マスクが作製される。
【方法II】(第5図のもの) (a)Si、Ge、GaAs、Mo、Wなどの基体3を鏡面研磨す
る。 (b)基体3の表面に補強桟とすべき位置に対応す溝12
を掘る。これはドライエッチングでもウエットエッチン
グでも良い。補強桟は高さが5〜100μmで幅が10〜200
0μmであるから、これに対応する溝12は浅い。 (c)基体3の溝12の部分にダイヤモンドを気相成長さ
せる。溝の中にダイヤモンドが成長し、これが補強桟2
となる。選択的に成長させるため、他の部分を適当なマ
スクで覆うようにしても良い。 (d)基体3の全面にダイヤモンド薄膜を気相成長させ
る。これがX線透過膜1になる。 (e)基体3を裏面からエッチングし周縁部のみを残し
て中央部は完全に除去する。溝12の中にあったダイヤモ
ンドの補強桟2の部分が外部に露呈する。 (f)基体3の周縁部に枠体である支持体5を貼り付け
る。 (g)ダイヤモンド薄膜であるX線透過膜1の上にAu、
W、Moなどの金属でX線吸収体4のパターンを形成す
る。 こうして本発明の方法によりX線マスクを製作する事
ができる。 第3図に示すものは基体を完全に除去してしまうもの
である。これも第4図、第5図に示す方法に準じて2つ
の方法で作ることができる。 第4図のようにする場合は、次のようになる。基体3
の上にダイヤモンド薄膜を成長させる。その上にダイヤ
モンド成長抑止マスクを形成してさらにその上にダイヤ
モンドを気相成長させる。ダイヤモンド成長抑止マスク
を除くと基体、ダイヤモンド薄膜、ダイヤモンド補強桟
の三層構造ができる。次に基体を全て除去する。除去し
た面の上にX線吸収体4のパターンを形成する。同じ面
の周縁に支持体5を貼り付ける。 第5図の方法に準じて行う場合は次のようにする。基
体3の表面に補強桟とすべき溝と周縁部の溝とを形成す
る。補強桟になるべき溝と周縁部溝の中にダイヤモンド
を成長させる。続いて同じ面の上に均一な厚みのダイヤ
モンド薄膜を形成する。その上にX線吸収体のパターン
を形成しその周縁に枠体である支持体を貼り付ける。裏
面に残っていた基体を全てエッチングして除去する。
【実 施 例】
第4図に示した方法に従ってX線マスクを製作した。 75mmφ×0.5mmtのシリコンウエハを基体とする。これ
の片面を鏡面研磨した。CH4とH2を原料とするマイクロ
波プラズマCVD法によりSiウエハの研磨面に4.5μmの厚
さになるようダイヤモンドを成長させた。 このダイヤモンド膜はラマン分光スペクトルを測定す
ると、1333cm-1に散乱ピークを有する結晶性のダイヤモ
ンドであることが確認された。 Siウエハの周辺部のみをフォトレジストで被覆した。
裏面中央部60mmφの部分はフォトレジストで覆われてい
ない。これを弗硝酸で溶解しSiウエハの裏面中央部を完
全に除去した。Siウエハを除去した面へメタルマスクを
通じてMoを蒸着しダイヤモンド成長抑止マスクとした。
マスクの上から上と同じマイクロ波プラズマCVD法によ
りダイヤモンドを成長させた。ダイヤモンド成長抑止マ
スクの開口に沿ってダイヤモンドが選択的に成長した。
これは2mm幅で高さが80μmである。この後王水によっ
てダイヤモンド成長抑止マスクを除去した。周縁部に残
るSiウエハに、アルミニウム製のリング状の支持体5を
取り付けた。ダイヤモンド薄膜の他方の面にAuのX線吸
収体のパターンを形成した。 このマスクを用いてX線用レジストにX線の露光を行
い現像したところ、所望のパターンが得られた。
【発明の効果】
本発明のX線マスクはX線透過膜と補強桟をダイヤモ
ンドにするので、X線透過膜のX線透過率が高く、平坦
度、強度ともに優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のX線マスクの一例を示す縦断面図。 第2図は従来例に係るX線マスクの縦断面図。 第3図は本発明のX線マスクの他の例を示す縦断面図。 第4図は本発明のX線マスク製造方法の工程を示す図。 第5図は本発明の他のX線マスク製造方法の工程を示す
図。 1……X線透過膜 2……補強桟 3……基体 4……X線吸収体 5……支持体 6……ダイヤモンド成長抑止マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−155515(JP,A) 特開 平1−179319(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイヤモンドよりなるX線透過膜と、前記
    X線透過膜のX線を透過する必要のない周縁部分に固着
    されている基体と、X線透過膜に所望のパターンをなす
    ように設けられたX線を透過しない材料、厚みのX線吸
    収体と、X線透過膜の上に設けられダイヤモンドよりな
    り開口部を有する補強桟と、基体に取り付けられた枠体
    である支持体を含む事を特徴とするX線マスク。
  2. 【請求項2】基体上にX線透過膜となるダイヤモンド薄
    膜を気相合成法により成長させる工程と、基体の一部を
    残してX線を透過すべき部分を除去する工程と、基体が
    除去されて露出したX線を透過する部分のダイヤモンド
    薄膜にダイヤモンド成長抑止用マスクを補強桟としない
    部分のみを覆うように形成する工程と、ダイヤモンド薄
    膜の前記マスクで覆われた方の面に補強桟となるダイヤ
    モンドを気相合成法により成長させる工程と、前記ダイ
    ヤモンド成長抑止用マスクを除去する工程と、ダイヤモ
    ンド薄膜の補強桟の無い方の面にX線吸収体の薄膜を所
    望のパターンになるよう形成する工程とを含む事を特徴
    とするX線マスクの製造方法。
  3. 【請求項3】基体上の補強桟となるべき部分に溝を穿つ
    工程と、基体上の溝を穿った方の面の溝以外の部分をマ
    スクで覆い補強桟となるダイヤモンドを気相合成法によ
    り成長させる工程と、X線透過膜となるダイヤモンド薄
    膜を補強桟が形成された基体の上へ気相合成法により成
    長させる工程と、基体の一部を残しX線を透過すべき部
    分を除去しダイヤモンド補強桟を露出させる工程と、ダ
    イヤモンド薄膜の補強桟の無い方の面にX線吸収体の薄
    膜を所望のパターンになるよう形成する工程を含む事を
    特徴とするX線マスクの製造方法。
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