JP2000182947A - X線露光用マスクおよびその製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクおよびその製造方法

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JP2000182947A
JP2000182947A JP36254098A JP36254098A JP2000182947A JP 2000182947 A JP2000182947 A JP 2000182947A JP 36254098 A JP36254098 A JP 36254098A JP 36254098 A JP36254098 A JP 36254098A JP 2000182947 A JP2000182947 A JP 2000182947A
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thin film
membrane
ray exposure
substrate
exposure mask
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JP36254098A
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English (en)
Inventor
Ikuo Okada
育夫 岡田
Takashi Okubo
高志 大久保
Masatoshi Oda
政利 小田
Akira Motoyoshi
彰 本吉
Hideo Yoshihara
秀雄 吉原
Hitoshi Noguchi
仁 野口
Yoshihiro Kubota
芳宏 久保田
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶性を有するフレームであっても、メンブ
レンに起因する異常発生が抑制された状態で、ダイヤモ
ンド膜をメンブレンとしたX線露光用マスクが製造でき
るようにする。 【解決手段】 表面の結晶方位が(100)のシリコン
基板101表面を覆うように、窒化シリコン膜(下地薄
膜)102を膜厚1〜2μm程度に低圧CVD法で形成
し、シリコン基板101の一方の面の窒化シリコン膜1
02を、例えば化学的機械的研磨法により平坦化研磨し
て薄くして窒化シリコン膜102aとする。ついで、薄
くした窒化シリコン膜102a上に、ダイヤモンド膜1
03を膜厚2μm程度に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造プロ
セスにおけるX線露光工程で使用されるX線露光用マス
クおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LSIの大量生産には光リソグラ
フィ技術が用いられてきた。しかし、回路パタン線幅の
微細化に伴う回折現象の影響のため、光リソグラフィ技
術は微細パタン形成の限界に直面しつつある。一方、波
長1nm程度の軟X線を用いるX線リソグラフィ技術
は、基板段差の影響を全く受けることなくより微細なサ
ブミクロン線幅の微細パタンを形成することができる。
この優れた特徴のため、X線リソグラフィ技術は、光リ
ソグラフィ技術の及ばないLSIの製造において数世代
にわたり適用可能なリソグラフィ技術として期待されて
いる。
【0003】そのX線を用いたリソグラフィ技術では、
図3に示すようなX線露光用マスクが用いられている。
このX線露光用マスクは、まず、3インチあるいは4イ
ンチ程度の大きさで露光領域に対応した領域が除去され
たシリコンウエハ301をフレームとして用い、その上
にX線を透過するメンブレン302が配置されている。
このメンブレン302は、厚さは1μmから2μmであ
り、X線を透過しやすい窒化シリコンや炭化シリコン
(SiC)、または、ダイヤモンドなどから構成されて
いる。このメンブレン302は、CVD法(化学的気相
成長法)やプラズマCVD法などにより、シリコンウエ
ハ301上へそれらの材料を堆積することで形成されて
いる。そして、このメンブレン302がメンブレン膜状
に張った膜となるためには、膜が引っ張り応力の50M
Paから400MPaの膜であることが必要となる。
【0004】また、その支持用膜となるメンブレン30
2の上に、金やタングステン、タンタルなどの重金属あ
るいはその化合物などのX線吸収率の大きい材料からな
る、厚さ0.2〜0.6μm程度のX線吸収体膜303
が形成されている。そして、露光領域に対応する領域
に、X線吸収体膜303を加工することで形成されたX
線吸収体パタン(マスクパタン)304が配置されてい
る。そのX線露光用マスクは、エックス線が照射される
ものであるので、その環境に耐えられるものとするため
に、上述したような無機材料から構成することになる。
また、例えばメンブレンなどのX線露光用マスクを構成
する各部分が形成しやすいことや、フレーム上に加工し
やすいなどの理由から、フレームには単結晶シリコンが
一般的に用いられている。そして、ヤング率が最も高く
高剛性であることや、さらに熱伝導性が極めて高いなど
の特長を有するために、特にダイヤモンドが有望なX線
露光用マスク用メンブレン材料として着目されている。
【0005】X線露光用マスクメンブレン材料としての
ダイヤモンドを形成するには、メタンなどの炭素を含む
ガスを水素で希釈したガスをマイクロ波でプラズマ化
し、加熱された基板をそれらに晒すことでダイヤモンド
膜を成長させるプラズマCVD法が使用されている。そ
の際、一般には、基板表面をダイヤモンド粒で研磨した
り、あるいはダイヤモンド粒を高速度で照射するなどの
前処理を施し、基板表面にダイヤモンド結晶が成長しや
すくなるようにしている。なお、ダイヤモンド膜が形成
された基板をその裏面よりエッチングするなどにより加
工することで、フレームを形成するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在のX線
リソグラフィ技術では、用いるX線露光用マスクが等倍
であるため、マスクの状態がそのまま転写パタンに反映
する。したがって、X線露光用マスクでは、X線吸収体
パタン位置やX線吸収体パタン線幅に高い精度や再現性
が要求される。そして、X線露光用マスク上に存在する
欠陥も転写パタンに反映してしまうため、LSI製造工
程に使用するには欠陥が無いことが絶対に必要となる条
件である。そのX線露光用マスクの欠陥としては、X線
吸収体パタンが設計形状と異なる状態となっているため
による欠陥がある。例えば、連続している配線を形成す
るためのX線吸収体パタンが途中で断線していれば、そ
れは欠陥である。また、X線吸収体が存在しないはずの
箇所にX線吸収体パタンがあれば、それも欠陥である。
【0007】それらの欠陥は、メンブレンには異常がな
くX線吸収体膜やX線吸収体パタン形成の工程で発生す
る場合や、メンブレンの異常に起因して発生する場合が
ある。メンブレンの異常に起因するものではなく、X線
吸収体パタン形成の工程で発生するX線吸収体パタンの
不足欠陥や過剰欠陥は、例えば、フォーカスイオンビー
ムによる部分的な成膜手法を用いたX線露光用マスク修
正装置などで容易に修正できる。しかし、メンブレンに
起因する欠陥、例えば、メンブレンの局所的な欠落や突
起、また、局所的に異物が混入することなどが原因とな
って発生したX線吸収体パタンの欠陥は、修正が不可能
である。すなわち、マスクメンブレンに起因して生じた
欠陥があるような状態では、X線露光(X線リソグラフ
ィ)に使用できないことになる。
【0008】ここで、前述したようにプラズマCVD法
などにより基板上にダイヤモンド膜を形成するようにし
ているが、その基板表面が結晶性を有すると、形成した
ダイヤモンド膜に局所的な欠落や突起が発生する。ま
た、局所的に異なる組成の膜が形成され、場合によって
は、ダイヤモンド構造を有しないカーボン膜(ダイヤモ
ンドライクカーボンなど)が形成されてしまう。一般
に、基板が単結晶体であっても、その表面の結晶状態が
全域にわたって無欠陥であることはない。このため、結
晶性の基板表面におけるその結晶欠陥の箇所において、
成長させている膜が影響を受けてしまい、上述した異常
が成膜しているダイヤモンド膜に発生してしまう。これ
らのことは、基板が多結晶体の場合でも同様である。そ
して、局所的な欠落や突起などが存在している状態で
は、X線露光用マスクのメンブレンとして用いることが
できない。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、単結晶シリコンなど結晶
性を有するフレームであっても、メンブレンに起因する
異常発生が抑制された状態で、ダイヤモンド膜をメンブ
レンとしたX線露光用マスクが製造できるようにするこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のX線露光用マ
スクは、ダイヤモンドの薄膜からなりX線を透過するメ
ンブレンと、このメンブレン上に形成されてX線を遮断
するマスクパタンと、所定の領域に開口部を備えてメン
ブレンを表面で保持するフレームと、このフレーム表面
とメンブレンとの間に配置されたアモルファス状態の下
地薄膜とを備えるようにした。このように構成したの
で、メンブレンはフレームの結晶状態の影響を受けずに
形成されている。
【0011】また、この発明のX線露光用マスクの製造
方法は、基板全域を覆ってアモルファス状態の下地薄膜
を形成する工程と、基板表面側の下地薄膜表面にダイヤ
モンドの薄膜からなるメンブレンを形成する工程と、メ
ンブレン上にX線を遮断するマスクパタンを形成する工
程と、基板裏面側の下地薄膜の一部を除去して基板の裏
面側の下地薄膜に開口を形成する工程と、開口が形成さ
れた下地薄膜をマスクとして基板を裏面より選択的にエ
ッチングして基板表面側の下地薄膜の裏面を露出させ、
基板の開口領域に対応する領域がくりぬかれたフレーム
を形成する工程とを備えるようにした。したがって、メ
ンブレンが形成される面はアモルファス状態となってお
り、下地の結晶状態の影響を受けることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。この実施の形態では、まず、図1
(a)に示すように、表面の結晶方位が(100)のシ
リコン基板101表面を覆うように、窒化シリコン膜
(下地薄膜)102を膜厚1〜2μm程度に低圧CVD
法で形成する。この低圧CVD法では、原料ガスにジク
ロシランガスとアンモニアガスを用い、基板温度を90
0℃程度とする。このようにすることで、形成された窒
化シリコン膜102を引っ張り応力の状態とすることが
できる。また、この窒化シリコン膜102の膜厚は、以
降に示すシリコン基板101のアルカリ溶液を用いた加
工時に、マスクとして用いることができる程度の膜厚と
する。なお、窒化シリコン膜102は、シリコン基板1
01の表面を窒化することで形成するようにしてもよ
い。
【0013】次に、図1(b)に示すように、シリコン
基板101の一方の面の窒化シリコン膜102を、例え
ば化学的機械的研磨法により平坦化研磨して薄くして窒
化シリコン膜102aとする。ついで、図1(c)に示
すように、薄くした窒化シリコン膜102a上に、ダイ
ヤモンド膜103を膜厚2μm程度に形成する。このダ
イヤモンド膜103の形成は、メタンなどの炭素を含む
原料ガスを用いたプラズマCVD法により行う。なお、
以降では、このダイヤモンド膜103が形成される側の
シリコン基板101の面を表面とし、その反対側の面を
裏面と表現する。
【0014】ここで、まず、窒化シリコン膜102aの
膜応力値と膜厚の積が、ダイヤモンド膜103の膜応力
値と膜厚の積と同等の値となるようにする。すなわち、
窒化シリコン膜102aとダイヤモンド膜103に働く
力を同等にすることで、シリコン基板101に反りが発
生しないようにする。また、窒化シリコン膜102a
は、発生する応力などの関係により薄い方がよいが、こ
の上に形成するダイヤモンド膜103がシリコン基板1
01の結晶性の影響を受けにくくするために、0.1μ
m以上とした方がよい。
【0015】ついで、形成したダイヤモンド膜103の
表面を、研磨により平坦化し、その表面荒さが数nm程
度以下の状態となるようにする。そして、平滑な面とし
たダイヤモンド膜103上に、例えば、タンタルなどの
X線を遮断する材料からなる薄膜を形成し、これを電子
線や光を用いた公知のリソグラフィ技術とエッチング技
術により加工することで、X線露光用マスクのX線吸収
体パタン(マスクパタン)104を形成する。次に、シ
リコン基板101裏面側の窒化シリコン膜102上に露
光領域が開口したレジストパタンを形成し、そのレジス
トパタンをマスクとして窒化シリコン膜102を反応性
イオンプラズマエッチングなどで選択的にエッチングす
ることで、図1(d)に示すように、開口105を形成
してシリコン基板101裏面の露光領域を露出させる。
【0016】次に、開口105を形成した窒化シリコン
膜102をマスクとしてシリコン基板101裏面をエッ
チングし、図2(e)に示すように、フレーム106を
形成する。このエッチングでは、液温を100℃程度と
した水酸化カリウム水溶液をエッチング液としたウエッ
トエッチングを用いる。単結晶のシリコンはアルカリに
可溶であるが、その溶解速度が結晶の方向により大きく
異なる。このため、表面の結晶方位が(100)である
シリコン基板101のアルカリによるエッチングでは、
図2(e)に示すように、所定の結晶方向に沿って斜め
に加工される。以上の結果、単結晶のシリコンからなる
フレーム106に、メンブレンとなったダイヤモンド膜
103が形成されたX線露光用マスクが形成される。
【0017】ところで、メンブレンとなったダイヤモン
ド膜103とフレーム106との間には、窒化シリコン
膜102aが残存している。これらは、X線を吸収する
と変化して応力が変化することが知られている。その膜
厚が、500nm以下であれば、その歪む量は10nm
以下と小さくあまり問題はない。しかし、小さいもので
あってもその歪み量をより小さくするためには、図2
(f)に示すように、ダイヤモンド膜103の露光領域
下面に存在している窒化シリコン膜102aを除去す
る。この加工は、フレーム106裏面よりみることがで
きる窒化シリコン膜103aの裏面より、フッ酸などを
用いたウエットエッチングを行えばよい。この結果、露
光領域はダイヤモンドのみで構成されるメンブレン膜が
得られる。
【0018】また、ダイヤモンド膜の形成では、基板温
度を700〜1000℃程度としたプラズマCVD法を
用いるが、このとき、シリコン基板はシリコン窒化膜で
覆われておりシリコンの結晶面が露出していないので、
ダイヤモンド成膜雰囲気において、その原料ガスである
炭素を含む有機物の残留ガスや、成膜装置内壁に付着し
ているダイヤモンド膜形成時の副生成物から発生してい
るガスに、結晶状態のシリコン面が直接晒されることが
ない。このため、700〜1000℃と高温状態であっ
ても、シリコンと炭素との化合物が形成されることがな
く、また、グラファイト膜や水素を含む有機膜が形成さ
れることがない。シリコン基板表面を覆うシリコン窒化
膜表面には、ダイヤモンドを形成するための水素で希釈
したメタンガスなどの原料ガスが供給されたときのみ、
ダイヤモンドが形成される。
【0019】以上説明したように、シリコン基板を覆う
ように形成したシリコン窒化膜により、ダイヤモンド膜
を形成するときの欠陥発生が防止できるようになり、さ
らに、そのシリコン窒化膜は、シリコン基板をフレーム
に加工するときのバックエッチング用マスク膜として用
いることができる。ところで、上述では、X線吸収体パ
タン104を形成してから、図2(e)に示すように、
フレーム106を形成するようにしたが、これに限るも
のではない。図2(e)の段階までは、X線吸収体パタ
ン104を形成せずにダイヤモンド膜103のままと
し、フレーム106を形成した後にダイヤモンド膜10
3上にX線吸収体パタン104を形成するようにしても
よい。また、図2(f)に示すようにダイヤモンド膜1
03の露光領域下面に存在している窒化シリコン膜10
2aを除去した後、ダイヤモンド膜103上にX線吸収
体パタン104を形成するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、ダ
イヤモンドの薄膜からなりX線を透過するメンブレン
と、このメンブレン上に形成されてX線を遮断するマス
クパタンと、所定の領域に開口部を備えてメンブレンを
表面で保持するフレームと、このフレーム表面とメンブ
レンとの間に配置されたアモルファス状態の下地薄膜と
を備えるようにした。このように構成したので、メンブ
レンはフレームの結晶状態の影響を受けずに形成されて
いる。したがって、この発明によれば、フレームが単結
晶シリコンなど結晶性を有していても、形成されたメン
ブレンには、下地の結晶状態の影響を受けることによる
欠陥の発生が抑制されている。このため、この発明のX
線露光用マスクは、メンブレンに起因する異常発生が抑
制された状態で、ダイヤモンド膜をメンブレンとしたX
線露光用マスクが製造できる構成となっている。
【0021】また、この発明のX線露光用マスクの製造
方法は、基板全域を覆ってアモルファス状態の下地薄膜
を形成する工程と、基板表面側の下地薄膜表面にダイヤ
モンドの薄膜からなるメンブレンを形成する工程と、メ
ンブレン上にX線を遮断するマスクパタンを形成する工
程と、基板裏面側の下地薄膜の一部を除去して基板の裏
面側の下地薄膜に開口を形成する工程と、開口が形成さ
れた下地薄膜をマスクとして基板を裏面より選択的にエ
ッチングして基板表面側の下地薄膜の裏面を露出させ、
基板の開口領域に対応する領域がくりぬかれたフレーム
を形成する工程とを備えるようにした。したがって、メ
ンブレンが形成される面はアモルファス状態となってお
り、下地の結晶状態の影響を受けることがない。この結
果、この発明によれば、フレームが結晶性を有する基板
から形成されるものであっても、ダイヤモンドからなる
メンブレンを形成するときに、下地の結晶状態の影響を
受けることによる欠陥の発生が抑制できる。このため、
メンブレンに起因する異常発生が抑制された状態で、ダ
イヤモンド膜をメンブレンとしたX線露光用マスクが製
造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態におけるX線露光用マ
スクの製造方法を説明するための説明図である。
【図2】 図1に続く、この発明の実施の形態における
X線露光用マスクの製造方法を説明するための説明図で
ある。
【図3】 従来よりあるX線露光用マスクの構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
101…シリコン基板、102,102a…窒化シリコ
ン膜(下地薄膜)、103…ダイヤモンド膜、104…
X線吸収体パタン(マスクパタン)、105…開口、1
06…フレーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 育夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 大久保 高志 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 小田 政利 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 本吉 彰 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 吉原 秀雄 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 野口 仁 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 (72)発明者 久保田 芳宏 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内 Fターム(参考) 2H095 BA10 BB25 BC22 BC27 5F046 GD01 GD03 GD04 GD05 GD15 GD16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンドの薄膜からなりX線を透過
    するメンブレンと、 このメンブレン上に形成されてX線を遮断するマスクパ
    タンと、 所定の領域に開口部を備えて前記メンブレンを表面で保
    持するフレームと、 このフレーム表面と前記メンブレンとの間に配置された
    アモルファス状態の下地薄膜とを備えたことを特徴とす
    るX線露光用マスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線露光用マスクにおい
    て、 前記下地薄膜は前記メンブレンの下全域に形成されてい
    ることを特徴とするX線露光用マスク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のX線露光用マスクにおい
    て、 前記メンブレン下の領域において、前記下地薄膜は前記
    メンブレンと前記フレーム表面との間の領域のみに形成
    されていることを特徴とするX線露光用マスク。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項記載のX線露
    光用マスクにおいて、 前記下地薄膜は、前記フレームの裏面および前記フレー
    ムの外側側面に連続して形成されていることを特徴とす
    るX線露光用マスク。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載のX線露
    光用マスクにおいて、 前記下地薄膜は窒化シリコンから構成されていることを
    特徴とするX線露光用マスク。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のX線露光用マスクにおい
    て、前記フレームは単結晶のシリコンから構成されたこ
    とを特徴とするX線露光用マスク。
  7. 【請求項7】 基板全域を覆ってアモルファス状態の下
    地薄膜を形成する工程と、 前記基板表面側の前記下地薄膜表面にダイヤモンドの薄
    膜からなるメンブレンを形成する工程と、 前記メンブレン上にX線を遮断するマスクパタンを形成
    する工程と、 前記基板裏面側の前記下地薄膜の一部を除去して前記基
    板の裏面側の前記下地薄膜に開口を形成する工程と、 前記開口が形成された下地薄膜をマスクとして前記基板
    を前記裏面より選択的にエッチングして前記基板表面側
    の前記下地薄膜の裏面を露出させ、前記基板の前記開口
    領域に対応する領域がくりぬかれたフレームを形成する
    工程とを備えたことを特徴とするX線露光用マスクの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のX線露光用マスクの製造
    方法において、 前記下地薄膜の前記開口領域で裏面が露出している領域
    を選択的に除去する工程を備えたことを特徴とするX線
    露光用マスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8または9記載のX線露光用マス
    クの製造方法において、 前記下地薄膜は窒化シリコンからなることを特徴とする
    X線露光用マスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のX線露光用マスクの製
    造方法において、 前記基板は主表面が(100)面の単結晶シリコンから
    なり、 前記フレームの形成では、アルカリ溶液によるウエット
    エッチングで前記開口が形成された下地薄膜をマスクと
    して前記基板を選択的にエッチングすることを特徴とす
    るX線露光用マスクの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6509124B1 (en) 1999-11-10 2003-01-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method of producing diamond film for lithography
JP2009151335A (ja) * 2009-04-02 2009-07-09 Shin Etsu Chem Co Ltd リソグラフィ用ペリクル

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