JP3366270B2 - X線露光用マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光用マスクの製造方法

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線露光用マスク
の製造方法に関し、特に半導体装置の製造プロセスで使
用されるX線露光用マスクの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線を利用したリソグラフィ
技術が検討されるとともに、それに使用される露光用マ
スクの技術開発も行われている。
【0003】図4は、従来のX線露光用マスクを示す断
面図である。同図に示すように、X線露光用マスク10
は、所望形状の吸収体パタン4が表面に形成された吸収
体パタン支持用膜2と、この吸収体パタン支持用膜2が
張設され枠体状に形成されたSi(シリコン)製のウエ
ハ1とで構成されている。
【0004】ウエハ1は、直径が3インチまたは4イン
チ程度の大きさのSiウエハを、その縁部に沿った枠状
の領域を残した状態でそれ以外の部分を除去することに
よって作られたものである。
【0005】吸収体パタン支持用膜2は、X線を透過し
易い材料で形成されており、例えばSiN(窒化シリコ
ン),SiC(炭化シリコン)またはダイヤモンド等で
形成されている。また、その厚さは1〜2μmであり、
その縁部はウエハ1に取り付けられ、中央部一帯はマス
クメンブレン8として機能する。
【0006】吸収体膜3は、X線吸収率の大きい材料で
形成されており、例えば金,タングステンもしくはタン
タル等の重金属、または、それらの化合物等で形成され
ている。また、その厚さは0.2〜1μmである。
【0007】さて、このようなX線露光用マスク10に
おいては、ウエハ1に吸収体パタン支持用膜2を張設さ
せるため、この吸収体パタン支持用膜2は、引っ張り応
力が50〜400MPaであることを要する。したがっ
て、なるべく剛性の高い材料の使用が望まれており、S
iNの2倍以上のヤング率を有するSiC膜は、このよ
うな条件を満たすことから好ましいといえる。さらに、
SiC膜は高い剛性を有するだけでなく電気伝導性を有
し、X線露光用マスクの高精度化に適しているといえ
る。
【0008】ここで、SiC膜の一般的な形成方法につ
いて説明する。従来、SiC膜はこのSiC膜の支持体
となるSiウエハ上に減圧CVD法(以下、LP−CV
D(Low Pressure - Chemical Vapor Deposition )と
いう)を使って作られていた。
【0009】すなわち、1000℃程度に加熱された反
応炉の内にSiウエハを載置し、Siを含有するガス例
えばSiH2Cl2(ジクロルシラン)、CH3SiCl3
(メチルトリクロルシラン)またはSiCl4(テトラ
クロライド)等と、C(炭素)を含有するガス例えばC
22(アセチレン)またはC38(プロパン)等とを、
キャリアガスのH2(水素)またはAr(アルゴン)等
で希釈してから、これらの混合ガスを上述の反応炉内に
流して化学的気相反応させることにより、Siウエハ上
にSiC膜を成長させる。
【0010】また、上述の方法以外として、Siウエハ
上に直接SiC膜を形成する方法がある。すなわち、反
応炉内の温度を膜形成温度近くに上昇させ、その中にH
2 で希釈したHClガスを流してSiウエハの表面をエ
ッチングして清浄にした後、Cを含有するガス例えばC
22またはC38等を流し、Siウエハ表面をSiC化
させ、その上にSiC膜を形成する。
【0011】したがって、このようにしてSiウエハ上
にSiCからなる吸収体パタン支持用膜2を形成するこ
とができ、さらに図4に示す窓7を介してSiウエハを
ウエットエッチングすることにより、ウエハ1が作られ
るとともに、SiC膜からなるマスクメンブレン8が形
成される。その後、吸収体パタン支持用膜2上に吸収体
膜3を形成してから、電子線リソグラフィでレジストパ
タンを作りエッチングすることにより、所望形状の吸収
体パタン4を作ることができる
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X線露光用
マスクをLSI製造工程に使用する場合、パタン精度や
パタン線幅の高い精度および再現性が要求されるのは当
然として、さらに欠陥の無いことが絶対条件として要求
される。
【0013】ここでX線露光用マスクの欠陥について具
体例を挙げると、例えば吸収体パタン形成工程で発生す
るパタンの不足による欠陥または過剰による欠陥があ
り、このような欠陥は、フォーカスイオンビームを用い
たX線マスク修正装置等で容易に修正される。
【0014】ところが、このような欠陥以外にマスクメ
ンブレンに起因する欠陥、例えばマスクメンブレンの局
所的な欠落や突起、局所的に異物が混入する等が原因と
なって発生した欠陥があるが、このような欠陥の修正は
不可能であり、欠陥の生じたマスクを使用することはで
きない。
【0015】しかしながら、従来のX線露光用マスクの
製造方法においては、マスクメンブレンに起因する欠陥
が生じやすいといえる。例えば、反応炉内の昇温・加熱
時に、SiC膜の形成時に排気系等に付着した副生成物
からCを含有するガスが発生し、その際にSiウエハに
異物や結晶欠陥等があると、これらの欠陥を核として、
不純物を多く含み周辺の膜と組成が大幅に異なるSiC
結晶粒が成長してしまう。また、Siウエハ表面をSi
C化させる場合においても、Siウエハ上の異物や結晶
欠陥を核としてSiC結晶粒が大きく成長してしまう。
【0016】このように、従来の製造方法では、SiC
膜形成時に結晶構造や方位が周辺部のものと異なるSi
C結晶粒や、不純物を多く含み周辺部と比べて組成が大
幅に異なるSiC結晶粒が成長することになる。する
と、これらのSiC結晶粒は周辺部と硬度が異なるた
め、SiC膜表面を研磨して平坦化するときに脱落し易
かったり、あるいは研磨されにくく突起物として残って
しまったりすることがある。当然これらの脱落および突
起はメンブレン膜欠陥となり、このような欠陥を有する
マスクでは、X線露光への使用は不可能である
【0017】一方、SiC膜を形成するために1000
℃程度の温度で加熱することについて述べたが、その際
に部分的に露出しているSi表面からその深さ方向へC
が拡散し、SiウエハとSiC膜との界面にSiCと比
べて組成が大幅に変動した膜が部分的に形成されること
がある。そして、そのような状態でSiウエハの裏面の
SiC膜をエッチングマスクにして、KOH等でSiウ
エハを溶解させてSiC膜をメンブレン化しようとする
と、この組成変動した部分がKOHで溶解されてしまう
ため、SiC膜はエッチングマスクとしての役目を果た
さなくなってしまう。
【0018】また、SiC膜とSiウエハとの界面では
Siウエハの面方向にSiが浸食されるため、マスクメ
ンブレン周辺部のSi枠体は直線状にならずに蛇行して
しまう。その結果、マスクメンブレンが枠体によって引
っ張られる力は均一にならず、マスクパタンの位置精度
も大幅に低下してしまう。
【0019】以上のとおり本発明は、このような課題を
解決するためのものであり、欠陥が少なくかつ高精度な
パタン位置精度を有するX線露光用マスクの製造方法を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る本発明のX線露光用マスクの
製造方法は、シリコン基板の全表面にアモルファス構造
の下地膜を形成する第1の工程と、この第1の工程によ
って得られた上記シリコン基板の全表面にSiC膜を形
成する第2の工程と、この第2の工程によって得られた
上記シリコン基板の一方の面における上記下地膜および
上記SiC膜のうち、上記シリコン基板の縁部に沿って
枠状の領域を残した状態でその他の領域を除去する第3
の工程と、この第3の工程によって露出した上記シリコ
ン基板を除去することにより、上記下地膜および上記S
iC膜からなるマスクメンブレンを形成する第4の工程
とを有するものである。
【0021】また、請求項2に係る本発明のX線露光用
マスクの製造方法は、シリコン基板の一方の面にのみア
モルファス構造の下地膜を形成する第1の工程と、この
第1の工程によって得られた上記シリコン基板の全表面
にSiC膜を形成する第2の工程と、この第2の工程に
よって得られた上記シリコン基板における上記SiC膜
が形成されたのとは反対側の面の上記下地膜および上記
SiC膜のうち、上記シリコン基板の縁部に沿って枠状
の領域を残した状態でその他の領域を除去する第3の工
程と、この第3の工程によって露出した上記シリコン基
板を除去することにより、上記下地膜および上記SiC
膜からなるマスクメンブレンを形成する第4の工程とを
有するものである。
【0022】また、請求項3に係る本発明のX線露光用
マスクの製造方法は、請求項1または2において、上記
第3の工程の後に、上記マスクメンブレンに対応する領
域における上記下地膜を除去する工程をさらに有するも
のである。
【0023】また、請求項4に係る本発明のX線露光用
マスクの製造方法は、請求項1または2において、上記
下地膜は、Al23,Cr23,SiO2,TiO2,C
rNまたはSiNの何れかからなるものである。
【0024】以上のように本発明では、多結晶構造のS
iC膜をシリコン基板上に形成する際に、基板表面はS
iN膜で覆われている。そのため、反応炉内にあるCを
含む残留ガスや排気系に付着しているSiC形成時の副
生成物から発生して炉内に拡散してくるガスに、シリコ
ン基板が直接さらされることはなく、SiC結晶粒が生
じることがない。したがって、本発明を用いることによ
り、欠陥が少なくかつ高精度なパタン位置精度を有する
X線露光用マスクを製造することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0026】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態を示す断面図である。同図において、
(a)〜(f)は、X線露光用マスク10の製造工程を
時系列順に示したものである。
【0027】まず、図1(a)に示すように、結晶方位
(100)のSiからなるウエハ1を用意する。このウ
エハ1は、後に枠体状に成型されてからマスクメンブレ
ンが張設される。次いで、図1(b)に示すように、ウ
エハ1の表面に厚さが10〜500nm程度のアモルフ
ァス構造のSiNからなる下地膜5を、1000℃程度
の高温状態でLP−CVDを使って被膜する。
【0028】次いで、図1(c)に示すように、下地膜
5の上からさらにLP−CVDを用いてSiC膜6を被
膜する。このとき、その厚さを2μmにする。その結
果、ウエハ1の表面には、SiC/SiNの2層構造が
形成される。その後、吸収体パタンを形成する側の表面
を研磨することにより、SiC膜6の表面粗さを1nm
以下にする。
【0029】次いで、図1(d)に示すように、吸収体
パタンを形成するのとは反対側の面のSiC膜5に窓開
けをする。すなわち、マスクメンブレンの領域に対応さ
せてウエハ1の裏面側におけるSiC/SiN膜を、反
応性イオンプラズマエッチング等で除去し、窓7を形成
する。
【0030】次いで、図1(e)に示すように、ウエハ
1の裏面を100℃程度のKOH液に浸して、窓7から
露出しているSiをウエットエッチングし、下地膜5お
よびSiC膜6からなるマスクメンブレン8を形成す
る。その際、方位が(100)のSiウエハをKOH液
でウエットエッチングしたのであれば、面方位に沿って
斜めにエッチングされることになる。
【0031】次いで、図1(f)に示すように、SiC
膜6上に吸収体膜3を形成してから、電子線リソグラフ
ィでレジストパタンを作りエッチングすることにより、
所望形状の吸収体パタン4を形成する。その結果、X線
露光用マスク10が完成する。
【0032】このように本実施の形態においては、10
00℃程度の高温で多結晶構造のSiC膜をLP−CV
Dで形成する際に、ウエハ1のSi表面はSiN膜等の
下地膜5で覆われている。そのため、反応炉内にあるC
を含む残留ガスや排気系に付着しているSiC形成時の
副生成物から発生して炉内に拡散してくるガスに、ウエ
ハ1が直接さらされることがない。
【0033】そのため、1000℃程度の高温中でもウ
エハ1の表面にSiC結晶粒が形成されることはなく、
SiC膜6上には、SiC膜6を形成するためのガス
(例えば、水素で希釈したSiH2Cl2とC22等)を
LP−CVD炉内に流すときにのみ形成される。
【0034】さらに、Siウエハの表面からCが深さ方
向に拡散しようとしても、SiN等からなる下地膜5で
阻止されるため、Siウエハ表面から深さ方向に、Si
Cと比べて組成の変動した膜が形成されることはない。
そのため、図1(e)のようにウエハ1をエッチングし
てマスクメンブレン8を形成する際においても、マスク
メンブレン8の端部におけるSiが横方向にKOH液で
浸食されることはない。
【0035】なお、下地膜5としてSiN膜を使ってウ
エハ1を被膜したが、これに限られるものではない。例
えば、ウエハ1を熱酸化炉等に投入してその表面を酸化
させ、その際に形成されたアモルファス構造のSiO2
膜を、下地膜5として使用しても同様の効果が得られ
る。
【0036】また、アモルファス構造のAl23,Cr
23またはTiO2 等の酸化物、CrN等の窒化物を使
用してもよい。これらの材料においても、CVDやスパ
ッタリング法等で成膜することができ、SiNを使った
場合と同様の欠陥の少ないSiC膜のマスクメンブレン
8が得られる
【0037】次に、本発明のその他の実施の形態につい
て説明する。 [第2の実施の形態]図2は、本発明の第2の実施の形
態を示す断面図である。図1同様に図中の(a)〜
(f)は、製造工程を時系列順に示したものであり、図
1における同一符号は同一または同等のものを示す。ま
た、図2(b)以外の工程は、図1のものと同様である
ため、その説明は省略する。
【0038】さて、本実施の形態においては、第1の実
施の形態のようにウエハ1の全表面に下地膜を形成する
のではなく、ウエハ1の一方の面のみをSiO2 膜で被
膜し、このSiO2 膜を下地膜5aとして使用してい
る。すなわち、図2(b)に示すように、SiO2 をス
パッタリング法やECRプラズマCVDを使うことによ
り、ウエハ1の表面にのみ下地膜5aを形成している。
【0039】なお、下地膜5aとしてはSiNやSiO
2 等のSi化合物の他に、Al23,Cr23またはT
iO2 等の酸化物、CrN等の窒化物を使用してもよ
い。これらの材料においても、CVDやスパッタリング
法等で成膜することができ、SiNと同様の欠陥の少な
いSiC膜のマスクメンブレン8が得られる。
【0040】[第3の実施の形態]上述の第1および第
2の実施の形態では、完成したマスクメンブレン8の裏
面にSiNやSiO2 からなる下地膜5を残す構成とし
ている。ところが、これらSiNやSiO2 は、X線の
吸収によって応力が変化するため、露光時にマスクメン
ブレン8を変形させる恐れがある。
【0041】そこで、本実施の形態は、このような問題
点を解決すべく、バックエッチングしてマスクメンブレ
ン8を形成した後に、SiNやSiO2 を除去するよう
にしたものである。すなわち、図3(a)に示すよう
に、ウエハ1をバックエッチングしてマスクメンブレン
8を形成してから、その裏面にフッ酸液9を滴下し、下
地膜5を除去する。その結果、図3(b)に示すよう
に、マスクメンブレン8に対応する領域における下地膜
5の除去されたX線露光用マスク10ができあがる。
【0042】なお、下地膜5を完全に除去することがで
きないとしても構わない。下地膜5の膜厚を0.5μm
以下にすることさえできれば、その歪む量は10nm以
下と極めて小さくなるからである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シリコ
ン基板の全表面にアモルファス構造の下地膜を形成する
第1の工程と、この第1の工程によって得られた上記シ
リコン基板の全表面にSiC膜を形成する第2の工程
と、この第2の工程によって得られた上記シリコン基板
の一方の面における上記下地膜および上記SiC膜のう
ち、上記シリコン基板の縁部に沿って枠状の領域を残し
た状態でその他の領域を除去する第3の工程と、この第
3の工程によって露出した上記シリコン基板を除去する
ことにより、上記下地膜および上記SiC膜からなるマ
スクメンブレンを形成する第4の工程とを有する。
【0044】すなわち、本発明では、多結晶構造のSi
C膜をシリコン基板上に形成する際に、基板表面はSi
N膜で覆われている。そのため、反応炉内にあるCを含
む残留ガスや排気系に付着しているSiC形成時の副生
成物から発生して炉内に拡散してくるガスに、シリコン
基板が直接さらされることはなく、SiC結晶粒が生じ
ることがない。したがって、本発明を用いることによ
り、欠陥が少なくかつ高精度なパタン位置精度を有する
X線露光用マスクを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図4】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、2…吸収体パタン支持用膜、3…吸収体
膜、4…吸収体パタン、5,5a…下地膜、6…SiC
膜、7…窓、8…マスクメンブレン、9…フッ酸液、1
0…X線露光用マスク。
フロントページの続き (72)発明者 小田 政利 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 本吉 彰 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 吉原 秀雄 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロ ジ株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−92616(JP,A) 特開 平7−45503(JP,A) 特開 昭56−140629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の全表面にアモルファス構
    造の下地膜を形成する第1の工程と、 この第1の工程によって得られた前記シリコン基板の全
    表面にSiC膜を形成する第2の工程と、 この第2の工程によって得られた前記シリコン基板の一
    方の面における前記下地膜および前記SiC膜のうち、
    前記シリコン基板の縁部に沿って枠状の領域を残した状
    態でその他の領域を除去する第3の工程と、 この第3の工程によって露出した前記シリコン基板を除
    去することにより、前記下地膜および前記SiC膜から
    なるマスクメンブレンを形成する第4の工程と 前記マスクメンブレンに対応する領域における前記下地
    膜を除去する第5の工程と を有することを特徴とするX線露光用マスクの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板の一方の面にのみアモルフ
    ァス構造の下地膜を形成する第1の工程と、 この第1の工程によって得られた前記シリコン基板の全
    表面にSiC膜を形成する第2の工程と、 この第2の工程によって得られた前記シリコン基板にお
    ける前記下地膜が形成されたのとは反対側の面の前記S
    iC膜のうち、前記シリコン基板の縁部に沿って枠状の
    領域を残した状態でその他の領域を除去する第3の工程
    と、 この第3の工程によって露出した前記シリコン基板を除
    去することにより、前記下地膜および前記SiC膜から
    なるマスクメンブレンを形成する第4の工程と 前記マスクメンブレンに対応する領域における前記下地
    膜を除去する第5の工程と を有することを特徴とするX
    線露光用マスクの製造方法。
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