JPH04107912A - X線露光用マスク - Google Patents

X線露光用マスク

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JPH04107912A
JPH04107912A JP2227129A JP22712990A JPH04107912A JP H04107912 A JPH04107912 A JP H04107912A JP 2227129 A JP2227129 A JP 2227129A JP 22712990 A JP22712990 A JP 22712990A JP H04107912 A JPH04107912 A JP H04107912A
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JP
Japan
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ray
film
mask
sic
exposure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2227129A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Kitamura
北村 芳隆
Kenji Sugishima
賢次 杉島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04107912A publication Critical patent/JPH04107912A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 X線露光用マスクの構造、特にX線吸収体からなるマス
クパターンを搭載するX線透過膜の構造に関し、 X線透過率が高く、X線の照射により劣化を生ぜず、且
つ機械的に強固なX線透過膜を提供してX線マスクの長
寿命化及びそれに伴うコストの低減を図ることを目的と
し、 無機材料膜で両面が覆われたベリリウム薄膜をX線透過
膜に用い、該X線透過膜の一方の面の該無機材料膜上に
X線吸収体からなるマスクパターンが配設されてなる構
成を有する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はX線露光用マスクの構造に係り、特にX線吸収
体からなるマスクパターンを搭載するX線透過膜(メン
ブレン)の構造に関する。
近時、半導体メモリ等の高密度、高集積化に伴い、それ
の製造工程で用いられるレジストパターンにも、サブミ
クロン乃至クォータミクロン幅のパターンが要求される
ようになってきている。
そのため、波長が短いことにより回折や干渉が起こらず
高解像度が得られるX線を用いた露光技術が注目されて
おり、量産性の高いX線リソグラフィ技術の開発、特に
高輝度が得られるために露光速度を向上でき、且つ平行
光が得られるので露光精度の一層の向上が図れるシンク
ロトロン放射(SOR)光をX線源に用いたX線リソグ
ラフィ技術の開発が進められている。
〔従来の技術〕
第3図はSOR光を光源として用いたX線露光装置の基
本的構成を示す断面図で、図中、51はステージ、52
はレジストの塗布された半導体基板、53はビームダク
ト(ビームライン)、54はマスク、55はベリリウム
(Be)窓(X線選択取り出し用)、56は反射ミラー
、57はX線ビーム、58はヘリウム(He)ガス容器
、59はSiC等よりなるX線取り出し窓、60は光学
アライメント系を示している。
このX線露光装置において、図示されない蓄積リングか
ら放射されたSOR光(L8oR)は、2枚のミラー5
6により交互に反射されて短波要分がカットされ、直進
してBe窓55を透過することにより長波要分がカット
される。このBe窓55を透過したSOR光即ちX線5
7は、Be窓55の保護とマスク54に至るまでの減衰
を少な(するために設けられているHeの満たされたH
eガス容器58中を通過し、X線取り出し窓59からマ
スク54上に照射され、マスク54のX線吸収体61の
ない部分(X線透過膜)を透過して、ステージ51上に
吸着固定されている半導体基板52上に達し、そこに塗
布されているレジストを感光させる。
上記のようなX線露光に用いられていた従来のX線露光
用マスクは第4図に示すように、表面が直に表出した単
層構造のX線透過膜62上にX線吸収体63からなるマ
スクパターン63A 、63B等が配設され、このX線
透過膜62が基体となっているシリコン(Si)基板6
1を介してマスク支持枠64に固着された構造を有して
いた。
そして上記従来のX線露光用マスクにおいて、単層構造
のX線透過膜62には、炭化珪素(SiC)、窒化珪素
(SiN) 、シリコン(Si)、窒化硼素(BN)、
ベリリウム(Be)等の無機材料の2〜3μm程度の厚
さの薄膜が用いられていた。
しかし、上記SiN、 BN、 Be等の薄膜は、X線
の照射により薄膜が劣化して薄膜内に応力歪みを生じ、
これによってマスクパターンの位置精度が変化したり、
マスクが破損し易くなるという問題があった。
また、SiC、Si等の薄膜においては、X線による薄
膜の劣化は生じないが、SiCの場合、薄膜の厚さを前
記のように2〜3μm程度に厚く形成した際薄膜表面に
凹凸を生じ、その上に形成されるマスクパターンの精度
が低下するという問題があり、Siの場合はX線透過率
が比較的悪いことにより露光時間の増大、及びコントラ
スト低下による露光精度の低下等の問題があり、且つ機
械的強度も弱く破損し易いという問題もあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明は、X線透過率が高く、X線の照射により
劣化を生ぜず、且つ機械的に強固なX線透過膜を提供し
てX線マスクの長寿命化及びそれに伴うコストの低減を
図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、無機材料膜で両面が覆われたベリリウム薄
膜をX線透過膜に用い、該X線透過膜の一方の面の該無
機材料膜上にX線吸収体からなるマスクパターンが配設
されてなる本発明によるX線露光用マスクによって解決
される。
〔作 用〕
前述したように、SiN、 BN、 Be等のX線透過
膜材を用いたX線露光用マスクは、X線の被曝によって
劣化する。しかしその劣化の状態は、SiN及びBNか
らなるX線透過膜においてはX線を照射されることによ
って膜の分子構造が変化して、膜のゆがみを生じてマス
ク精度が劣化し、且つ膜が脆弱化してマスクが破損し易
くなる等、初期のX線透過膜としての性能が維持出来な
くなるのに対し、BeからなるX線透過膜においては膜
の機械的強度は充分に大きく保持されるものの、大気中
でX線照射を行うと、大気中で発生したオゾンの反応に
よって膜内にピンホールを生じて面内の応力分布が変化
し、また大気中の水分とX線照射によって膜表面に化合
物を生じて膜に反りを生じ、これらによってマスクパタ
ーンの位置精度が劣化するというものであった。
そこで本発明においては、X線透過率が高(、機械的強
度が充分に確保されて機械的衝撃による破損が生じにく
いBe薄膜をX線透過膜の主材に用い、このBe薄膜の
両面を、無機物質、例えばX線透過率が高く且つ化学的
に安定なSiC等のBe薄膜の厚さに対し175〜1/
lO程度の薄膜で覆った多層構造のX線透過膜とする。
このようにすることにより、X線照射に際してBe薄膜
面が直に酸素や水分を含む大気に触れることがなくなる
ので、Be薄膜内にオゾンとの反応によりピンホールが
発生したり、またBe薄膜表面に水分との反応により化
合物が形成されたりするのが防止され、X線照射に際し
てのX線透過膜の変形や反りが回避されて、マスクパタ
ーンの位置精度の劣化が防止される。
かくて、X線透過率が高(、X線の照射により劣化を生
ぜずに高精度を維持し、且つ機械的に強固なX線透過膜
を有する、高精度、長寿命のX線露光用マスクが提供さ
れ、マスクコストの低減が図れる。
〔実施例〕
以下本発明を、図示実施例により具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例の模式断面図、第2図(a)
〜(社)は本発明の一実施例に係る製造工程断面図であ
る。
全図を通じ同一対象物は同一符合で示す。
本発明に係るX線露光用マスクは例えば第1図に示すよ
うに、X線透過膜(メンブレン)の主体となる厚さ2〜
5μm程度のBe薄膜3の両面か厚さ2000〜500
0人程度の第1、第2のSiC膜2.4で覆われた3層
構造のX線透過膜が、それの基体となっているSi基板
1を介してSiC等からなるマスク支持枠5上に接着固
定され、前記X線透過膜の上面側の第2のSiC膜4上
に、X線吸収体である例えば厚さ8000人程度0タン
タル(Ta)膜7からなるマスクパターン7A、7Bが
配設された構造を有する。
上記構造のX線露光用マスクの製造は、例えば以下に示
すの方法によりなされる。
第2図(a)参照 即ち、例えば0.5〜1mm程度の厚さを有するSi基
板1上に、先ず反応ガスにプロパン(C,H,)とトリ
クロルシラン(SiHCIs)を用いる通常の化学気相
成長(CVD)法により、X線透過膜の下面保護膜とな
る厚さ数100〜数1000人程度の第1のSiC膜2
を形成する。
第2図(b)参照 次いで、通常通り電子ビーム(EB)蒸着法等により上
記第1のSiC膜2上2上X線透過膜の主体となる厚さ
5〜10μm程度のBe薄膜3を形成する。
第2図(C)参照 次いで、前記同様反応ガスにC,H,と5IHC13を
用いる通常のCVD法により、上記Be薄膜3上にX線
透過膜の上面保護膜となる厚さ数100〜数1000人
程度の第2のSiC膜4を形成する。
第2図(d)参照 次いで、上記Si基板Iを通常通りの接着剤を用いて例
えばSiCからなるマスク支持枠5上に固着する。
第2図(e)参照 次いで、通常通り弗硝酸系のエツチング液を用いSi基
板lの背面エツチングを行い、マスク支持枠5の開口部
6内に第1のSiC膜2の背面を表出させる。
第2図げ)参照 次いで、通常通りEB蒸着法等により、前記第2のSi
C膜4上に、X線吸収体となる厚さ8000人程度0タ
a膜7を形成する。
第2図(g)参照 次いで、上記Ta膜膜上上EB露光用のレジスト膜8を
形成し、EB描画露光を行い、現像を行って、前記マス
ク支持枠5の開口部の上部に所定形状のレジストパター
ン8A、8B等を形成する。
第2図(社)参照 次いで、上記レジスト膜8及びレジストパターン8A、
8Bをマスクにし、塩素系のガスを用いるリアクティブ
イオンエツチング処理により、表出するTa膜7を選択
的にエツチング除去し、Ta膜7よりなるマスクパター
ン7A、7B等を形成する。
そして、以後、レジスト膜8及びレジストパターン8A
、8Bを除去して、第1図に示したX線露光用マスクが
完成する。
このようにして形成された本発明に係るX線露光用マス
クにおいては、上部にマスクパターンが搭載されるX線
透過膜が、X線透過率に優れ、X線自体による膜質の劣
化を生ぜず、且つ機械的に強固なりe薄膜を主体として
構成され、更に大気中におけるX線露光において発生す
るオゾンとの反応によるピンホールの発生、水分との反
応による化合物膜の形成等のBe薄膜の欠点が、Be薄
膜の両面をSiC等のX線透過率の高い保護膜で覆うこ
とによって大気から遮断保護されて除かれるので、X線
透過率が高(、X線の照射により劣化を生ぜず高露光精
度が得られ、且つ機械的に強固なX線露光用マスクか提
供される。
なお、X線透過膜の主材であるBe薄膜の両面を大気か
ら遮断する保護用の無機材料膜には、上記SiC以外に
ポリSi等も用いられる。
また、X線吸収体には従来通り、タングステン(W)、
金(Au)等も勿論用いられる。
〔発明の効果〕 以上説明のように本発明によれば、X線透過率が高く、
X線の照射により劣化を生ぜずに高精度が得られ、且つ
機械的に強固なX線露光用マスクが提供されるので、露
光精度の向上及びマスク寿命の延長によるマスクコスト
の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の模式断面図、第2図(a)
〜屯は本発明の一実施例に係る製造工程断面図、 第3図はX線露光装置の基本構成図、 第4図は従来のX線露光用マスクの模式断面図である。 図において、 1はSi基板、 2は第1(7)SiC膜、 3はBe膜、 6は開口部、 7はTa膜、 7A、 7Bはマスクパターン、 8はレジスト膜、 8A、 8Bはレジストパターン を示す。 、木峠0〜實麺例f)梗W断面図 第1図 第4図 本免明の一夫弊fIllTiポ′5製食工打断面図顎2
図(千の1) 本弁明の〜突11+:沃6製込−王稈断面図第2図(ぜ
f12)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機材料膜で両面が覆われたベリリウム薄膜をX線
    透過膜に用い、 該X線透過膜の一方の面の該無機材料膜上にX線吸収体
    からなるマスクパターンが配設されてなることを特徴と
    するX線露光用マスク。 2、前記無機材料膜が炭化珪素膜からなることを特徴と
    する請求項1記載のX線露光用マスク。
JP2227129A 1990-08-29 1990-08-29 X線露光用マスク Pending JPH04107912A (ja)

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JP2227129A JPH04107912A (ja) 1990-08-29 1990-08-29 X線露光用マスク

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0757362A1 (de) * 1995-08-02 1997-02-05 INSTITUT FÜR MIKROTECHNIK MAINZ GmbH Röntgenstrahlendurchlässiges Schichtmaterial, Verfahren zu seiner Herstellung sowie deren Verwendung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0757362A1 (de) * 1995-08-02 1997-02-05 INSTITUT FÜR MIKROTECHNIK MAINZ GmbH Röntgenstrahlendurchlässiges Schichtmaterial, Verfahren zu seiner Herstellung sowie deren Verwendung
US5740228A (en) * 1995-08-02 1998-04-14 Institut Fur Mikrotechnik Mainz Gmbh X-ray radiolucent material, method for its manufacture, and its use

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