JPH04315417A - 長波長x線露光用マスク及びその製造方法 - Google Patents
長波長x線露光用マスク及びその製造方法Info
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- JPH04315417A JPH04315417A JP3082178A JP8217891A JPH04315417A JP H04315417 A JPH04315417 A JP H04315417A JP 3082178 A JP3082178 A JP 3082178A JP 8217891 A JP8217891 A JP 8217891A JP H04315417 A JPH04315417 A JP H04315417A
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長波長X線露光用マスク
及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、大面積の微
細な回路パターンを半導体基板などの被加工物上に転写
する長波長X線露光に使用するのに好適な長波長X線露
光用マスク及びその製造方法に関する。
及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、大面積の微
細な回路パターンを半導体基板などの被加工物上に転写
する長波長X線露光に使用するのに好適な長波長X線露
光用マスク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線露光は、0.25μm以下の分解能
を持つ写真蝕刻技術として次世代の超高集積回路や微細
電子デバイスの製造工程の一つとして用いられようとし
ている。X線露光の原理は、図2に示すように、薄いX
線透過膜10上にX線吸収体11で回路パターンを描い
たX線露光用マスクを通して、被加工物12上に塗布さ
れたX線レジスト13にX線14を照射し回路パターン
を焼き付けるものである。
を持つ写真蝕刻技術として次世代の超高集積回路や微細
電子デバイスの製造工程の一つとして用いられようとし
ている。X線露光の原理は、図2に示すように、薄いX
線透過膜10上にX線吸収体11で回路パターンを描い
たX線露光用マスクを通して、被加工物12上に塗布さ
れたX線レジスト13にX線14を照射し回路パターン
を焼き付けるものである。
【0003】X線露光に使用されるX線の波長は0.5
〜2nmで、物質に吸収され易いため、窒化珪素、炭化
珪素、窒化ホウ素、燐ドープ珪素等の薄膜がX線透過膜
として用いられる。充分なマスクコントラストを得るた
めには、X線吸収体として、厚さ0.5〜1μmの金、
タングステン、タンタル等の重金属を用いなければなら
ない。これらの重金属を所望の回路パターンに形成する
ために、X線吸収体がタングステンやタンタルの場合に
は反応性イオンエッチング法が用いられる。図3(a)
〜(e)はタングステンを吸収体とするX線露光用マス
クの製造工程の一例をしめすマスクの断面図である。
〜2nmで、物質に吸収され易いため、窒化珪素、炭化
珪素、窒化ホウ素、燐ドープ珪素等の薄膜がX線透過膜
として用いられる。充分なマスクコントラストを得るた
めには、X線吸収体として、厚さ0.5〜1μmの金、
タングステン、タンタル等の重金属を用いなければなら
ない。これらの重金属を所望の回路パターンに形成する
ために、X線吸収体がタングステンやタンタルの場合に
は反応性イオンエッチング法が用いられる。図3(a)
〜(e)はタングステンを吸収体とするX線露光用マス
クの製造工程の一例をしめすマスクの断面図である。
【0004】まず、図3(a)に示すように、シリコン
基板21上に化学気相成長法により厚さ1〜2μmの窒
化珪素膜22を形成し、その上にスパッタ法等で厚さ0
.5〜1μmのタングステン膜23を形成する。さらに
タングステン膜23上に有機膜24と電子線レジスト膜
25とを塗布する。次に図3(b)に示すように、電子
線描画装置によって所望の回路パターンを描き、電子線
レジスト膜25を現像してレジストパターン25Aを得
る。
基板21上に化学気相成長法により厚さ1〜2μmの窒
化珪素膜22を形成し、その上にスパッタ法等で厚さ0
.5〜1μmのタングステン膜23を形成する。さらに
タングステン膜23上に有機膜24と電子線レジスト膜
25とを塗布する。次に図3(b)に示すように、電子
線描画装置によって所望の回路パターンを描き、電子線
レジスト膜25を現像してレジストパターン25Aを得
る。
【0005】次に図3(c)に示すように、このレジス
トパターン25Aをマスクとして反応性イオンエッチン
グにより有機膜24をエッチングし有機膜パターン24
Aを、次いでこの有機膜パターン24Aをマスクとして
タングステン膜23をエッチングし回路パターン23A
を形成する。次に図3(d)に示すように、有機膜パタ
ーンを除去したのち、裏面よりシリコン基板21を水酸
化カリウム等でエッチングしてシリコン製支持枠21A
を形成する。次に図3(e)に示すように、タングステ
ン膜からなる回路パターン23A上に2次電子吸収膜2
6としてプラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成
しX線露光用マスクを完成させる。
トパターン25Aをマスクとして反応性イオンエッチン
グにより有機膜24をエッチングし有機膜パターン24
Aを、次いでこの有機膜パターン24Aをマスクとして
タングステン膜23をエッチングし回路パターン23A
を形成する。次に図3(d)に示すように、有機膜パタ
ーンを除去したのち、裏面よりシリコン基板21を水酸
化カリウム等でエッチングしてシリコン製支持枠21A
を形成する。次に図3(e)に示すように、タングステ
ン膜からなる回路パターン23A上に2次電子吸収膜2
6としてプラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成
しX線露光用マスクを完成させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の1nm前後のX
線を転写媒体とするX線リソグラフィーに於ては、0.
8〜1μmの厚さの重金属からなるX線吸収体パターン
を必要とする。このためX線吸収体の作製並びに欠陥修
正は非常に難しい。また、X線吸収体パターン形成後に
バックエッチングを行うため、X線吸収体を保護しなが
らエッチングするための特殊な治具を必要とし、熟練者
が一枚一枚治具に取り付けてエッチングをする必要があ
り、さらにパターン位置ずれ等が発生するなどの問題が
あった。
線を転写媒体とするX線リソグラフィーに於ては、0.
8〜1μmの厚さの重金属からなるX線吸収体パターン
を必要とする。このためX線吸収体の作製並びに欠陥修
正は非常に難しい。また、X線吸収体パターン形成後に
バックエッチングを行うため、X線吸収体を保護しなが
らエッチングするための特殊な治具を必要とし、熟練者
が一枚一枚治具に取り付けてエッチングをする必要があ
り、さらにパターン位置ずれ等が発生するなどの問題が
あった。
【0007】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去せしめて、作製及び欠陥修正の容易な長波長X線露
光用マスク及びその製造方法を提供することにある。
除去せしめて、作製及び欠陥修正の容易な長波長X線露
光用マスク及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の長波長X線
露光用マスクは、シリコン製の支持枠上に形成されたダ
イヤモンド膜と、このダイヤモンド膜の裏面に形成され
たシリコンからなるX線吸収体パターンとを含むもので
ある。
露光用マスクは、シリコン製の支持枠上に形成されたダ
イヤモンド膜と、このダイヤモンド膜の裏面に形成され
たシリコンからなるX線吸収体パターンとを含むもので
ある。
【0009】第2の発明の長波長X線露光用マスクの製
造方法は、シリコン基板上にダイヤモンド膜を形成する
工程と、前記シリコン基板裏面の中心部をエッチングし
シリコン薄膜とする工程と、このシリコン薄膜上に電子
線レジスト膜を形成したのちパターニングしレジストパ
ターンを形成する工程と、このレジストパターンをマス
クとして前記シリコン薄膜をエッチングしX線吸収体パ
ターンを形成する工程とを含むものである。
造方法は、シリコン基板上にダイヤモンド膜を形成する
工程と、前記シリコン基板裏面の中心部をエッチングし
シリコン薄膜とする工程と、このシリコン薄膜上に電子
線レジスト膜を形成したのちパターニングしレジストパ
ターンを形成する工程と、このレジストパターンをマス
クとして前記シリコン薄膜をエッチングしX線吸収体パ
ターンを形成する工程とを含むものである。
【0010】
【作用】4.4nm以上の長波長のX線リソグラフィー
においては、X線吸収体材料としてシリコンを用いるこ
とができる。本発明では、バックエッチングの後にシリ
コンからなるX線吸収体パターンを形成するため、バッ
クエッチングによるパターン位置ずれがなくなる。また
吸収体をシリコンとしているため電子線露光の際、吸収
体からの電子の後方散乱が小さく、下層レジスト膜とし
ての有機膜を省略することができ、かつエッチングが容
易である。また、従来の2次電子吸収体を形成する工程
を省略することが出来る。
においては、X線吸収体材料としてシリコンを用いるこ
とができる。本発明では、バックエッチングの後にシリ
コンからなるX線吸収体パターンを形成するため、バッ
クエッチングによるパターン位置ずれがなくなる。また
吸収体をシリコンとしているため電子線露光の際、吸収
体からの電子の後方散乱が小さく、下層レジスト膜とし
ての有機膜を省略することができ、かつエッチングが容
易である。また、従来の2次電子吸収体を形成する工程
を省略することが出来る。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1(a)〜(f)は本発明の
一実施例を説明するためのマスクの断面図である。
ながら詳細に説明する。図1(a)〜(f)は本発明の
一実施例を説明するためのマスクの断面図である。
【0012】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板1の上にマスク基板となる厚さ1〜数μmのダイヤ
モンド膜2を形成する。次に図1(b)に示すように、
シリコン基板1の裏面の中心部を水酸化カリウム等で0
.5〜0.6μmの厚さになるまでエッチングしシリコ
ンの支持枠1Aと薄膜3Aとを形成する。
基板1の上にマスク基板となる厚さ1〜数μmのダイヤ
モンド膜2を形成する。次に図1(b)に示すように、
シリコン基板1の裏面の中心部を水酸化カリウム等で0
.5〜0.6μmの厚さになるまでエッチングしシリコ
ンの支持枠1Aと薄膜3Aとを形成する。
【0013】次に図1(c)に示すように、このシリコ
ン薄膜3Aの表面に電子線レジスト膜4を塗布法により
形成し、電子線描画装置で回路パターンを描画した後、
電子線レジスト膜4を現像して図1(d)に示すように
レジストパターン4Aを得る。
ン薄膜3Aの表面に電子線レジスト膜4を塗布法により
形成し、電子線描画装置で回路パターンを描画した後、
電子線レジスト膜4を現像して図1(d)に示すように
レジストパターン4Aを得る。
【0014】次に図1(e)に示すように、、このレジ
ストパターン4Aをマスクとしてシリコン薄膜3Aをエ
ッチングしX線吸収体パターン3Bを形成する。次に図
1(f)に示すように、レジストパターン4Aを剥離す
ることにより長波長X線露光用マスクが完成する。
ストパターン4Aをマスクとしてシリコン薄膜3Aをエ
ッチングしX線吸収体パターン3Bを形成する。次に図
1(f)に示すように、レジストパターン4Aを剥離す
ることにより長波長X線露光用マスクが完成する。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、X線吸収
体をシリコンとしているため近接効果が小さくなり下層
レジスト膜としての有機膜の形成を省略することができ
、エッチング工程が省略できる。このためクリテカル
デメンジョン(Critical Dimensi
on)コントロールが容易となり、バックエッチング時
におけるパターン位置ずれをなくすことができる。
体をシリコンとしているため近接効果が小さくなり下層
レジスト膜としての有機膜の形成を省略することができ
、エッチング工程が省略できる。このためクリテカル
デメンジョン(Critical Dimensi
on)コントロールが容易となり、バックエッチング時
におけるパターン位置ずれをなくすことができる。
【図1】本発明の一実施例を説明するためのマスクの断
面図である。
面図である。
【図2】X線露光の原理を示す説明図である。
【図3】従来のX線露光用マスクの製造方法の一例を示
すマスクの断面図である。
すマスクの断面図である。
1 シリコン基板
1A 支持枠
2 ダイヤモンド膜
3A シリコン薄膜
3B X線吸収体パターン
4 電子線レジスト膜
4A レジストパターン
10 X線透過膜
11 X線吸収体パターン
12 被加工物
13 X線レジスト
14 X線
21 シリコン基板
22 窒化シリコン膜
23 タングステン膜
24 有機膜
25 電子線レジスト膜
26 2次電子吸収膜
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコン製の支持枠上に形成されたダ
イヤモンド膜と、このダイヤモンド膜の裏面に形成され
たシリコンからなるX線吸収体パターンとを含むことを
特徴とする長波長X線露光用マスク。 - 【請求項2】 シリコン基板上にダイヤモンド膜を形
成する工程と、前記シリコン基板裏面の中心部をエッチ
ングしシリコン薄膜とする工程と、このシリコン薄膜上
に電子線レジスト膜を形成したのちパターニングしレジ
ストパターンを形成する工程と、このレジストパターン
をマスクとして前記シリコン薄膜をエッチングしX線吸
収体パターンを形成する工程とを含むことを特徴とする
長波長X線露光用マスクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082178A JPH04315417A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 長波長x線露光用マスク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082178A JPH04315417A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 長波長x線露光用マスク及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04315417A true JPH04315417A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=13767183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082178A Pending JPH04315417A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 長波長x線露光用マスク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04315417A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5781607A (en) * | 1996-10-16 | 1998-07-14 | Ibm Corporation | Membrane mask structure, fabrication and use |
US6009143A (en) * | 1997-08-08 | 1999-12-28 | International Business Machines Corporation | Mirror for providing selective exposure in X-ray lithography |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3082178A patent/JPH04315417A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5781607A (en) * | 1996-10-16 | 1998-07-14 | Ibm Corporation | Membrane mask structure, fabrication and use |
US6009143A (en) * | 1997-08-08 | 1999-12-28 | International Business Machines Corporation | Mirror for providing selective exposure in X-ray lithography |
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