JP2783973B2 - X線リソグラフィ用マスクの製造方法 - Google Patents

X線リソグラフィ用マスクの製造方法

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JP2783973B2 JP5017794A JP5017794A JP2783973B2 JP 2783973 B2 JP2783973 B2 JP 2783973B2 JP 5017794 A JP5017794 A JP 5017794A JP 5017794 A JP5017794 A JP 5017794A JP 2783973 B2 JP2783973 B2 JP 2783973B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線リソグラフィ用
マスクの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微細パターンの形成が可能なリソグラフ
ィ技術の1つとして、X線リソグラフィ技術がある。し
かし、現在のところリソグラフィに要求される性能を満
たし得るレベルのX線集光レンズがないので、X線リソ
グラフィ技術では縮小投影露光はできず等倍露光が行な
われる。このため、被露光試料上に既に形成されている
回路パターンに次の回路パターン用のリソグラフィマス
ク(以下、マスクともいう。)を位置合わせする場合の
精度は、縮小投影露光の場合に比べ、格段に高くする必
要がある。これに適した位置合わせ方法の1つとして、
ヘテロダイン法と称される方法がある。これは、マスク
及びリソグラフィの対象となる試料各々に形成された位
置合わせ用マークにアライメント光をそれぞれ照射し、
各マークに起因する回折光を比較することにより両者の
位置合わせを行なうものである。この方法をより良好な
ものとする技術として、例えば特開平4-309212号公報
(或はジャーナル オブ バキューム サイエンス テ
クノロジ(J.Vac.Sci.Technol.)B,Vol.10,No.6,Nov/De
c1992,pp-3248-3251)には、支持体(メンブレン)上に
X線吸収体を所定形状に加工して形成したマーク部(こ
こではグレーティングパターン)を設け、かつ、このマ
ーク部を、リソグラフィ対象の試料側において、アライ
メント光に対し不透明な膜(遮光膜)で覆った構成の位
置合わせ用マーク構造を有するX線リソグラフィマスク
が開示されている。このマスクでは、位置合わせ用マー
ク部に遮光膜を具えるため、アライメント光が被露光試
料側に至ることを防止できる。したがって、位置合わせ
用マーク部近辺では、アライメント光が試料側に至り試
料で反射されX線源側に戻りアライメントに必要な回折
光に悪さをすることを防止できるので、マスクと試料と
の位置合わせ精度の向上が図れるという。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
位置合わせ用マーク構造(X線リソグラフィマスク)で
は以下に説明するような問題点があった。
【0004】:この従来のX線リソグラフィマスクを
作製する際、支持体上にX線吸収体を加工して所望の回
路パターン(LSIパターン等、また、グレーティング
パターンを含む。以下同じ。)を形成した後にグレーテ
ィングパターン領域上にのみ遮光膜を別途に形成する必
要があるため、X線リソグラフィマスクの製造工程の複
雑化および増加を招く。
【0005】:支持体上に所望の回路パターンを形成
した後に遮光膜を形成するためのプロセスが実施される
ので、この遮光膜形成プロセスにおいて回路パターンへ
のパーティクルの付着および、回路パターンの損傷が起
こる危険がある。
【0006】:位置合わせ用マークであるグレーティ
ングパターンを遮光膜で覆うとグレーティングにおける
凹部は遮光膜で埋められる。ここで、従来はグレーティ
グパターン自体がX線吸収体で構成されているので、遮
光膜の反射率とグレーティングを構成しているX線吸収
体の反射率とが近い場合は、グレーティングの効果がな
くなり、この結果、アライメントが良好に行なえなくな
る。また、遮光膜の構成材料も制約される。
【0007】:遮光膜を形成するための成膜装置が別
途必要になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
回路パターンに応じた形状を有したX線吸収体パターン
と、このX線吸収体パターンの支持体と、この支持体自
体をリソグラフィの対象である試料との位置合わせマー
クの形状に応じ加工したマーク部と、前記支持体の前記
のマーク部が形成された部分を含む所定領域部分の、前
記試料と対向する面に設けられ、アライメント光が前記
試料側に至ることを防止する遮蔽膜とを具えるX線リソ
グラフィ用マスクを製造するに当たり、支持体上に、マ
ーク部を形成するためのエッチングマスクとなるレジス
トパターンを形成する。次に、このレジストパターンを
形成した支持体を反応性イオンエッチング法によりエッ
チングして、該支持体に凹凸を利用した当該マーク部を
形成する。次に、このマーク部の形成が済んだ支持体上
にX線吸収体となり得る薄膜を形成する。次に、この薄
膜上にレジストを塗布し、そして、このレジストを、後
にこの薄膜を選択的にエッチングする際にこの薄膜を前
記回路パターンに応じたパターン状態で残存させること
ができ、かつ、前記マーク部上にこの薄膜を前記遮蔽膜
として残存させることができるようなレジストパターン
が得られるように、選択的に露光する。その後このレジ
ストを現像して、レジストパターンを得る。次に、該得
られたレジストパターンをマスクとして前記薄膜を反応
性イオンエッチング法によりエッチングして、前記回路
パターンに応じたX線吸収体パターンと前記遮蔽膜とを
同時に形成する。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、位置合わせ用のマー
ク部は支持体自体を加工することで構成される。これ
は、マーク部形成のための特別な薄膜は用いなくて済む
ことを意味する。また、リソグラフィ対象の試料側に不
要な光が及ぶのを防止するための遮蔽膜は、リソグラフ
ィマスクの本来の遮蔽パターンを構成する材料で構成す
ることから、遮蔽膜を遮蔽パターン形成工程で同時に作
製出来る。
【0010】
【実施例】以下、この発明のX線リソグラフィ用マスク
の製造方法の実施例について説明する。この説明をいく
つかの図を参照して行う。しかしながら、これらの図は
この発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、形状及
び配置関係を概略的に示してある。また、各図において
同様な構成成分には同一の番号を付して示し、その重複
説明を省略する場合もある。
【0011】1.構造の説明 図1(A)はこの発明の位置合わせ用マーク構造11を
有したX線リソグラフィマスク13の要部断面図(ただ
し、切り口に着目して示している。)、図1(B)はこ
のマスク13の平面図である。図1(A)に示した構造
体は、ちょうどマスク13を図1(B)中のI−I線に
沿って切ったものに相当する。なお、図1(B)では位
置合わせ用マーク構造11を3個所に設けた例を示して
いる。これら3つのマークのうちの1つは、X方向の位
置合わせ用、他の1つはY方向の位置合わせ用、残りの
1つはX−Y平面での回転ずれを補正するためのもので
ある。
【0012】また、説明に用いた図1(A)、(B)に
おいて、15は、リソグラフィに用いるエネルギー線
(ここではX線)を遮蔽する材料で構成され形成しよう
とするパターンに応じた形状を有した遮蔽パターンであ
る。この遮光パターン15はここではX線を吸収できる
材料の薄膜(X線吸収体)をパターニングしたもので構
成している。具体的にはタングステン膜をパターニング
したもので構成している。さらに図1において17は、
上記遮光パターン15を支持するための支持体である。
この支持体17は、ここでは薄膜(メンブレン)例えば
窒化シリコン膜(SiN膜)で構成している。さらに図
1において、19は支持体17を支持するための基板で
ある。ここではこの基板19をシリコン基板で構成して
いる。このシリコン基板19は、その所定領域を、支持
体17を設けた面とは反対側(裏面側)から支持体17
に至るまで除去(バックエッチ)してある。図中、19
aが、基板19のバックエッチにより除去した部分であ
る。さらに図において、21は電子線直接描画用の合わ
せマークである。
【0013】この実施例のX線リソグラフィマスク13
において、この発明に係る位置合わせ用マーク構造11
は、支持体17自体に所定ピッチで凹部を複数個形成し
て構成したグレーティング(凹凸)パターンから成るマ
ーク部11aと、支持体17の前記マーク部11aが形
成された部分の、リソグラフィ対象の試料と対向する面
に設けられ、前記遮蔽パターンを構成している材料と同
じ材料(ここではタングステン)で構成した遮蔽膜11
bとで、構成してある。ここで、マーク部11aにおけ
る凹部の深さd(図1(A)参照)は、マーク部11a
で生じる回折光の強度をなるべく高くすることができ、
かつ、支持体の強度を考慮した適正な深さとするのが良
い。この発明の位置合わせ用マーク構造では、マーク部
(グレーティングパターン)11aの凹部に遮蔽膜11
bが埋め込まれる構造が得られる。これは、透過率の高
いメンブレン内に遮蔽膜11bによる良好なグレーティ
ングパターンが形成されることを意味するから、この発
明により、アライメントに充分な回折光が得られる位置
合わせマーク構造が得られることが理解できる。
【0014】この発明の位置合わせ用マーク構造では、
図2(A)に示すように、リソグラフィマスク13とリ
ソグラフィの対象である試料(例えばシリコンウエハ)
30とのアライメント時、マスク13の試料30とは反
対側の面より入射るされるアライメント光aで、位置合
わせ用マーク構造11におけるマーク部(グレーティグ
パターン)11aを検出することが可能となり、かつ、
位置合わせ用マーク構造11における遮蔽膜11bでア
ライメント光aは遮光されるので試料30側にアライメ
ント光が漏れることを防止できる。
【0015】なお、上述の実施例では、支持体17をS
iN膜で構成していたが、支持体の構成材料はX線を透
過する材料でX線マスクに好適なものであればこれに限
られない。例えば炭化珪素(SiC)膜や炭素(C)膜
で支持体17を構成しても良い。また、遮蔽膜11bを
タングステンで構成していたが、遮蔽膜11bの構成材
料は遮蔽パターン15を構成する材料に応じ変更出来
る。たとえば、タングステンの代わりにTa(タンタ
ル)や金(Au)などを用いても良い。
【0016】また上述の実施例ではマーク部を凹凸が連
続するグレーティングパターンとしていたがマーク部の
パターン形状はこれに限られず設計に応じ変更出来る。
たとえば、十字マーク等であっても良い。この場合は支
持体17自体に十字形状の凹部を設けるようにする。
【0017】また上述の実施例ではこの発明の位置合わ
せ用マーク構造を、X線リソグラフィ用のマスクに適用
する例を説明した。しかし、この発明は他のエネルギー
線例えば光リソグラフィ技術にも適用出来る。この発明
を光リソグラフィ用のマスクに適用する場合は、支持体
は一般に合成石英ガラス基などの透光性基板となり、ま
た、遮蔽パターンはクロム膜パターンなどの遮光パター
ンとなる。したがって、この場合の位置合わせ用マーク
構造のマーク部は、透光性基板自体を加工して形成し、
このマーク部を覆う遮蔽膜はクロム膜で構成する等の構
成とすれば良い。
【0018】2.製造方法の説明 次に、この発明の位置合わせ用マーク構造の製造方法の
実施例について説明する。この説明を図1を用いて説明
したX線リソグラフィ用マスクを製造する例により説明
する。ただし、以下の説明中で述べる使用材料、成膜方
法及び、厚さ、温度、流量、圧力、時間などの数値的条
件はこの発明の範囲内の単なる一例にすぎない。図3〜
図5はこの説明に供する工程図である。いずれの図も実
施例の製造工程中の主な工程におけるマスクの様子を図
1の断面図と対応する位置の断面によって示したもので
ある。
【0019】先ず、シリコン基板19上に支持体(メン
ブレン)としてのSiN膜17を形成する(図3
(A))。シリコン基板はこの場合厚さが2mmのもの
としている。また、支持体となるSiN膜17はこの実
施例では膜厚が2μmのものとしている。このSiN膜
は、この実施例では、減圧化学的気相成長法(LPCVD )
法により形成する。その際、成膜温度を900℃、Si
2 Cl2 ガスの流量を60sccm、NH3 ガスの流
量を20sccmとした条件でSiN膜を形成してい
る。
【0020】次に、この支持体上にレジストを塗布し
(図示せず)、次いで、支持体に位置合わせ用マーク構
造におけるマーク部11aと電子線直接描画用の合わせ
マーク21(図1参照)を形成するためのエッチング加
工時のマスクとなるレジストパターンを得るために、こ
のレジストを選択的に露光し、次いで現像を行なう。こ
れにより所望のレジストパターン41を得る(図3
(B))。この実施例では、レジストとして、ZEP5
20(日本ゼオン(株)製の電子線用レジスト)を用い
る。レジストの膜厚は5000Åとしている。レジスト
に対する電子線露光は、加速電圧30KeV、照射電荷
密度80μC/cm2 の条件で行なう。露光済みレジス
トの現像においては現像液としてキシレンを用い、現像
時間を3分としている。
【0021】次に、このレジストパターン41をマスク
として支持体17をエッチングして位置合わせ用マーク
構造11におけるマーク部11aおよび電子線直接描画
用の合わせマーク21を得る(図4(A))。このエッ
チングで形成する凹部の深さd(図4(A)参照)は、
アライメント光によるマーク部11aの検出において検
出信号のコントラストが最も強くなるような深さとす
る。ただし、支持体17の強度を考慮した深さとする。
この実施例では、深さ4000Åより浅い好適な値とし
ている。ここで形成された位置合わせ用マーク構造11
のマーク部11aは、このエッチング工程で生じた凹部
と支持体17のもともとの厚さとで生じる凹凸を利用し
たものとなる。従来ではマークは支持体上にX線吸収体
を用いて別途に形成していたのに対し、本発明では支持
体自体を加工してこれらマーク部11aを得るのであ
る。なお、マーク部11aを得るためのエッチングは、
この実施例では、反応性イオンエッチング(RIE)法
により行なう。具体的には、この場合、CHF3 ガス及
びCF4 ガスの流量をそれぞれ50sccmとし、エッ
チングガス圧力を10Pa、RFパワーを100Wとし
た条件でエッチングをしている。
【0022】マーク部11aの形成が済んだこの支持体
17上に、次に、X線吸収体となり得る薄膜43を形成
する(図4(A))。X線吸収体となり得る薄膜43
は、その応力が5×108 dyn/cm2 以下のもので
かつ、透過X線のコントラストが10以上となる所定の
膜厚のものとするのが良い。ここでは、X線吸収体とな
り得る薄膜43としてタングステン膜を用いている。ま
た、このタングステン膜の形成を、この実施例では、D
Cパワーを2KW、Arガス圧力を15mTorr付近
に調整した条件のDCマグネトロンスパッタ法により形
成している。また、このタングステン膜の膜厚は0.8
μmとしている。
【0023】次に、X線吸収体となり得る薄膜43上に
レジストを塗布し(図示せず)、次いで、このレジスト
に対し電子線による所定の露光を行ない、その後、現像
を行ない所定のレジストパターン45を得る(同じく図
4(A))。ここで、所定の電子線露光とは、後にX線
吸収体を選択的にエッチングする際に、LSI回路パタ
ーンに応じたパターン状態でX線吸収体を残存させるこ
とができ、かつ、先に支持体を加工して形成したマーク
部11a上にX線吸収体を遮光膜として残存させること
ができるようなエッチングマスクが得られるように、レ
ジストを露光する意味である。ただし、この実施例で
は、電子線直接描画用の合わせマーク21の上にもX線
吸収体を残存させることととしている。ここでのレジス
トに対する電子線露光は、先に形成した電子線直接描画
用の合わせマークを基準として行なう。なお、この電子
線露光における条件(用いるレジストの種類、電子線の
ドーズ量など)は所望とするLSI回路パターンにより
異なるので、設計に応じ決定すれば良い。
【0024】次に、X線吸収体となり得る薄膜43の上
記レジストパターン45で覆われていない部分をエッチ
ングする。これにより、回路パターン15と、位置合わ
せマーク構造11の遮光膜11bとが同時に得られる
(図5(A))。このエッチングは、この実施例では、
反応性イオンエッチング(RIE)法により行なう。具
体的には、この場合、Cl2 ガスとO2 ガスの流量をそ
れぞれ15sccmとし、エッチングガス圧力を2.5
Pa、RFパワーを200Wとした条件でエッチングを
している。
【0025】次に、基板19の裏面の所定部(補強フレ
ームとして残存させたい部分)に例えばレジスト47を
残存させ、次に、基板19のレジスト47で覆われてい
ない部分を基板裏面からエッチング(バックエッチン
グ)する(図5(B))。このバックエッチングは、こ
の実施例では70℃の温度のKOH水溶液(20%容積
濃度)中に試料を浸漬することにより行なった。
【0026】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明によれば、:X線吸収体パターンの支持体自体
をレジストパターンをマスクに用いて加工して、位置合
わせ用マーク構造のマーク部を形成する。そして、X線
吸収体パターン(回路パターン)形成工程において、ア
ライメント光の遮蔽膜を同時に形成する。このため、遮
蔽膜を形成するための特別の工程が不要になるので従来
に比べX線リソグラフィ用マスクの製造工程の短縮化が
図れる。:回路パターン形成後に遮蔽膜を形成すると
いうことがなくなるので、遮蔽膜形成工程で回路パター
ンにパーティクルが付着したり回路パターンが損傷する
という従来の問題点はこの発明では生じない。:支持
体内に遮蔽膜による所望の位置合わせ用マーク構造が形
成されるので、アライメントに充分な強度の回折光が得
られる。:X線吸収体パターン(回路パターン)と遮
蔽膜とを同一材料で構成したので、遮蔽膜形成のための
特別な装置を用意する必要がないから、通常のX線リソ
グラフィマスクを製造する装置のみで当該マスクを製造
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構造説明に供する図であり、(A)は
要部断面図、(B)は全体を示した平面図である。
【図2】実施例の説明に供する図であり、実施例のリソ
グラフィマスクとリソグラフィ対象の試料との位置合わ
せの様子を示した図である。
【図3】製造方法の実施例の説明に供する図である。
【図4】製造方法の実施例の説明に供する図3に続く図
である。
【図5】製造方法の実施例の説明に供する図4に続く図
である。
【符号の説明】
11:実施例の位置合わせ用マーク構造 11a:支持体自体を加工し形成したマーク部 11b:遮蔽膜 13:実施例のリソグラフィマスク(X線用) 15:形成しようとするパターンに応じた遮蔽パターン 17:遮蔽パターンの支持体 19:基板 21:電子線直接描画用の合わせマーク a:アライメント光 30:リソグラフィの対象である試料(例えばシリコン
ウエハ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 502M (72)発明者 野田 周一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 山下 吉雄 東京都文京区湯島3丁目31番1号 株式 会社ソルテック内 (72)発明者 足利 欣哉 東京都文京区湯島3丁目31番1号 株式 会社ソルテック内 (56)参考文献 特開 平5−206015(JP,A) 特開 平6−291018(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03F 1/08 G03F 7/20 G03F 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路パターンに応じた形状を有したX線
    吸収体パターンと、該X線吸収体パターンの支持体と、
    該支持体自体をリソグラフィの対象である試料との位置
    合わせマークの形状に応じ加工したマーク部と、前記支
    持体の前記マーク部が形成された部分を含む所定領域部
    分の、前記試料と対向する面に設けられ、アライメント
    光が前記試料側に至ることを防止する遮蔽膜とを具える
    X線リソグラフィ用マスクを製造するに当たり、 支持体上に、マーク部を形成するためのエッチングマス
    クとなるレジストパターンを形成し、 該レジストパターンを形成した支持体を反応性イオンエ
    ッチング法によりエッチングして、該支持体に凹凸を利
    用した当該マーク部を形成し、 該マーク部の形成が済んだ支持体上にX線吸収体となり
    得る薄膜を形成し、 該薄膜上にレジストを塗布し、該レジストを、後に該薄
    膜を選択的にエッチングする際に該薄膜を前記回路パタ
    ーンに応じたパターン状態で残存させることができ、か
    つ、前記マーク部上に該薄膜を前記遮蔽膜として残存さ
    せることができるようなレジストパターンが得られるよ
    うに、選択的に露光し、その後現像をして、レジストパ
    ターンを得、 該得られたレジストパターンをマスクとして前記薄膜を
    反応性イオンエッチング法によりエッチングして、前記
    回路パターンに応じたX線吸収体パターンと前記遮蔽膜
    とを同時に形成することを特徴とするX線リソグラフィ
    用マスクの製造方法。
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