JP3470879B2 - インクジェット用被記録材用塗工剤及びインクジェット用被記録材 - Google Patents
インクジェット用被記録材用塗工剤及びインクジェット用被記録材Info
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Description
クジェット用被記録材に関し、更に詳しくは、色彩の再
現性に優れ、鮮明で、耐水性と耐光性を始めとする耐候
性とを有する画像が得られ、更に酢酸等に由来する刺激
臭が無い塗工剤、及び色彩の再現性に優れ、耐水性の鮮
明な画像が得られ、更に酢酸等に由来する刺激臭を有し
ないことを特長とする、前記塗工剤を用いて製造された
インクジェット用被記録材に関する。
ら、例えば、画像等を記録する記録媒体として、例え
ば、紙、プラスチックフィルム、金属、ガラス、セラミ
ックス、皮革、及び木等の多種多様の材料から形成され
た被記録基材が採用されている。また前記記録媒体の形
態としては、フィルム、シート、平板、湾曲体、凹凸
体、編織体、不織布、及び発泡体等の多種多様の形態が
ある。
クジェット用記録媒体としては、前記被記録基材の一方
又は両方の面に、カチオン性ポリマーを含有する処理剤
を塗布してインク受理層を形成した記録媒体が一般的に
用いられていた。
は、例えば水性インク中の水分を速やかに吸収して、水
性インク中のインク成分の滲みを防止することにより、
インク成分を前記処理剤上に定着させて画像を記録する
機能を有する。
受理層を形成したインクジェット用記録媒体において
は、前記インク受理層における処理剤は、水に溶解し易
い。よって、前記インク受理層上にインク成分を定着さ
せて画像を記録した後に、前記画像と水とが接触する
と、前記インク受理層上に記録された画像が滲んでしま
うという問題があった。
より形成されたインク受理層を備えるインクジェット用
記録媒体における前記問題点を解決した記録媒体とし
て、多孔性物質を含有するインク受理層が前記被記録基
材上に形成された記録媒体が提案された(特開昭60-245
588号公報、特公平7-2430号公報、特開平3-275378号公
報)。
された記録媒体は、「支持体上に、少なくとも一層のイ
ンク受理層を設けてなる記録媒体において、該インク受
理層中に、半径40Å乃至1000Åの細孔を持つ多孔
性アルミナキセロゲルを含有することを特徴とするイン
クジェット記録媒体」である。前記特公平7-2430号公報
において提案された記録媒体は、「透明な基材上に多孔
質のインク受容層を設けた記録用シートにおいて、イン
ク受容層が主として擬ベーマイトよりなり、そのインク
受容層の半径100〜1000Åを有する細孔の全容積
が0.1cc/g以下であることを特徴とする記録用シ
ート」である。
受理層を備える記録媒体は、特定の細孔を有する多孔性
物質における細孔内に、インク中の水分及び溶媒を吸収
することができ、インク中のインク成分の滲みを防止す
ることにより、画像の品質、例えば色濃度、発色性等を
向上させることができるとされている。
ク受理層を備える記録媒体においては、前記多孔性物質
と接着剤とを含有する塗布液を被記録基材上に塗布する
場合に、塗布液中における多孔性物質の分散性が悪いこ
とに起因する問題が発生することが多かった。このよう
な問題としては、例えば、塗布液自体がゲル化し易いと
いう問題、塗布液を被記録基材上に均一に塗布すること
が困難であるという問題、塗布後の乾燥工程において被
記録基材上に形成されたインク受理層にひび割れを生じ
るという問題、インクジェットプリンタによりインク受
理層上に印字を行なった場合に滲みを生じるという問
題、及び鮮明な画像が得られない等の印字特性不良を起
こし易いという問題等があった。
おける前記問題点を解決すべく、アルミナゾルに、酢酸
などのモノカルボン酸と水溶性高分子バインダーとを添
加した塗工液、及び前記塗工液をポリエチレンテレフタ
レートフィルムに塗布した記録用シートが提案された
(特開平4-67985号公報)。
に由来する刺激臭の問題があった。又、得られた記録用
シートにも刺激臭の問題があった。特に記録用シートに
おける刺激臭は、消費者に不快感を与えるので好ましく
ない。
し、細孔半径分布において100Å以下と100〜20
0Åの範囲とに極大を有するアルミナ水和物を含有する
アルミナ水和物の分散液によりインク受容層を形成した
被記録媒体(特許第2714350号公報)が提案された。し
かし、前記分散液における前記硝酸根は、アルミナ水和
物に不純物として含まれていたものに過ぎず、したがっ
て、前記分散液を用いて記録媒体を形成しても、多孔性
物質を含有するインク受理層を備える記録媒体が有する
前記問題点の解決にはならなかった。
等の分散性に優れ、更に紙及びプラスチックフィルム等
の支持体に塗布することにより、インクジェット用記録
媒体として有用なインクジェット用被記録材が得られる
塗工剤を提供することを目的とする。
現性に優れ、良好な耐水性及び耐候性を有する鮮明な画
像が得られるインクジェット用被記録材を提供すること
を目的とする。
を目的とする本発明は、水系分散媒に分散されたところ
の、5〜100nmの平均一次粒子径を有するδ−アル
ミナとこのδ−アルミナ100重量部に対して0.1〜
10重量部の硝酸アルミニウムとを含有するアルミナ分
散液、及びバインダとして分子量が10×104〜20
×104であり、アセタール化度が0.3〜10mol%で
あるポリビニルアセタールを含有してなることを特徴と
するインクジェット用被記録材用塗工剤に関する発明で
ある。
記録材用塗工剤を用いて形成されてなるインク受理層
と、前記インク受理層を支持する支持体とを有すること
を特徴とするインクジェット用被記録材をも包含する。
工剤(以下、インクジェット用被記録材用塗工剤を塗工
剤と略称する場合もある。)は、アルミナ分散液とバイ
ンダとを含有する。以下、前記塗工剤の各成分について
説明する。
に分散された特定のアルミナと特定量の硝酸アルミニウ
ムとを含有する。
いて詳細に説明する。
アルミナである(以下において、このδ−アルミナを単
にアルミナと称することがある。)。
法により製造されるδ−アルミナ、すなわち酸水素反応
の際に発生する水の存在の下で、前記酸水素反応に特徴
的な温度において、気体状の金属塩化物を加水分解する
ことにより得られるδ−アルミナが好ましい。
定の粒子径を有する粉体等を挙げることができる。前記
形態を有するアルミナにおいては、その平均一次粒子径
は5〜100nmの範囲であり、好ましい平均一次粒子
径は5〜50nmの範囲である。前記形態を有するアル
ミナの平均一次粒径が前記範囲内にあると、塗工剤にお
けるアルミナの分散が殊に良好になる。尚、この平均一
次粒子径は、例えば、電子顕微鏡を用いて測定される平
均粒径である。
合量は、通常、多くても60重量%であり、好ましくは
15〜50重量%である。アルミナの配合量が上記範囲
内にあると、アルミナをより効果的に分散させることが
できる。前記アルミナ分散液におけるアルミナの配合量
が多くても60重量%であると、例えば、アルミナ分散
液中においてアルミナ同士の粒子間距離が短くなること
等に起因する増粘及びゲル化等をより効果的に抑制する
ことができる。
くとも60重量%、特に15〜50重量%であると、例
えば、このアルミナ分散液の粘度を50〜1000cp
sに容易に調節することができるので、取り扱い性に優
れた塗工剤を得ることができる。
ば、水、メタノール、エタノール、ノルマルプロピルア
ルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、メチル
エチルケトン、酢酸エチル、及びグリコール類からなる
群より選択される少なくとも1種の水系溶媒、並びに前
記水系溶媒の中から選択される2種以上を混合した水系
混合溶媒等を挙げることができる。
イソプロピルアルコールとの混合溶媒、水とメタノール
及び/又はエタノールとの混合溶媒、水とエチレングリ
コールとイソプロピルアルコールとの混合溶媒、水とエ
チレングリコールとイソプロピルアルコールと酢酸エチ
ルとの混合溶媒等を挙げることができる。
ニウムである。前記アルミナ分散液及び本発明の塗工剤
において、前記硝酸アルミニウムは、アルミナの分散を
良好にする分散剤として作用していると考えられる。
酸アルミニウム九水塩、硝酸アルミニウム八水塩、硝酸
アルミニウム六水塩、及び硝酸アルミニウム四水塩等の
硝酸アルミニウム水和塩を挙げることができる。前記硝
酸アルミニウム水和塩の内では、硝酸アルミニウム九水
塩が特に安定である故に好ましい。
ウムの配合量は、前記アルミナ分散液中におけるアルミ
ナ100重量部に対して、0.1〜10重量部の範囲で
あり、好ましくは0.5〜5重量部の範囲である。前記
硝酸アルミニウムの添加量がアルミナ100重量部に対
して0.1重量部よりも少ない場合には、十分な減粘効
果及び耐候性が得らず、本発明の効果が達成されない。
一方、前記硝酸アルミニウムの添加量がアルミナ100
重量部に対して10重量部を超えると、アルミナ分散液
の粘度が高くなりすぎ、ときにはアルミナ分散液そのも
のがゲル化する。
して、前記硝酸アルミニウムの他に、例えば硝酸マグネ
シウム、硝酸カルシウム、硝酸ニッケル、及び硝酸亜鉛
等の金属硝酸塩の少なくとも1種を併用することもでき
る。前記金属硝酸塩を硝酸アルミニウムと併用する場合
には、前記金属硝酸塩の前記硝酸アルミニウムに対する
割合は、硝酸アルミニウム100重量部に対して10重
量部以下、好ましくは0.1〜10重量部であること
が、安定なアルミナ分散液を得るという観点から好まし
い。
分散媒とを混合することにより製造することができる。
硝酸アルミニウムとアルミナと水系分散媒とを混合する
際には、超音波分散機、サンドミル、スタティックミキ
サ、及び高圧分散機等の分散装置を使用すれば、水系分
散媒中にアルミナを均一に分散させることができる。
pHを、弱酸性の範囲、具体的にはpH2〜pH6の範
囲に調整することにより、アルミナ分散液中により効果
的にアルミナを分散させることができる。
pHを前記範囲に調整する目的で、更に、無機酸、有機
酸、及び含窒素カルボン酸のうち1種以上を配合するこ
とができる。
酸、例えば硝酸等を挙げることができる。
酸、芳香族カルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、及び含
窒素カルボン酸等を挙げることができる。
マロン酸、琥珀酸、マレイン酸、及びフマル酸等を挙げ
ることができる。
息香酸及びトルイル酸等を挙げることができる。
コール酸、乳酸、酒石酸、林檎酸、及びクエン酸等を挙
げることができる。
少なくとも1個の窒素原子を含むカルボン酸を挙げるこ
とができ、具体的には、アミノ酸及びニコチン酸等を挙
げることができる。
た場合には、後述するバインダ液と前記アルミナ分散液
とを混合する塗工剤の製造工程、及び塗工剤を後述する
支持体上に塗布するインクジェット用被記録材の製造工
程において刺激臭が発生することがある。更に、得られ
たインクジェット用被記録材も酢酸等に由来する刺激臭
を有することがある。よって、アルミナ分散液における
酢酸及び蟻酸の配合量を極力低減することが望ましい。
有量 塗工剤における前記アルミナ分散液の含有量は、通常、
15重量%以上、好ましくは15〜50重量%である。
アルミナ分散液の含有量が前記範囲内にあると、本発明
の目的を良く達成することができる。しかも、1回の塗
布によって厚膜が得られるから、単層コーティングによ
って後述するインク受理層を形成することができる故
に、より低いコストでインクジェット用被記録材を製造
することができるという利点もある。
ニルアセタールを含有する。更に、前記塗工剤により形
成されるインク受理層と、支持体との間の接着を改善す
る接着補助剤として、SBRラテックス及びNBRラテ
ックスの少なくとも1種を配合することもできる。
の他にその変性物、ポリビニルアルコールを含有してい
ても良い。
が10×104〜20×104であり、アセタール化度が
0.3〜10mol%である。前記ポリビニルアセタール
の分子量及びアセタール度が前記の範囲内であれば、得
られる塗工剤はゲル化することが無いから、前記塗工剤
を支持体に塗布することにより良質なインク受理層を容
易に形成することができる。そして、前記インク受理層
は十分な厚みと耐水性とを有しているから、インクジェ
ットプリンタのインクによってインク受理層に形成され
た画像は鮮明であり、しかも水で流れることが無い。
化度が65〜90mol%であるポリビニルアルコールが
好ましい。ポリビニルアルコールの鹸化度が前記範囲で
あれば、この塗工剤を支持体に塗布して形成されるイン
ク受理層は、耐水性及びインク吸収速度の何れの点にお
いても良好である。
及びポリビニルアセタールは、例えば水溶液又はアルコ
ール系溶媒溶液として用いることができる。
低級脂肪族アルコール、グリコール類、及び前記低級脂
肪族アルコールと他の溶媒との混合液であるアルコール
系混合溶媒等を挙げることができる。
ばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチル
アルコール、及びtert−ブチルアルコール等を挙げ
ることができる。
ングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ペンタメチレングリコール、1,2−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、2,3−ブタンジオール、及び2−エチ
ル−1,3−ヘキサンジオール等を挙げることができ
る。
ば水、ベンジルアルコール、蟻酸、及び酢酸からなる群
より選択される少なくとも1種の溶媒と前記低級脂肪族
アルコールとの混合溶媒等を挙げることができ、具体的
には、例えばメタノール/水系混合溶媒等を挙げること
ができる。
有量は、塗工剤により形成される必要な膜厚に応じて適
宜変化させることができる。前記塗工剤におけるバイン
ダ含有量は、前記アルミナ分散液中のアルミナと、前記
バインダとの比率(固形分重量比)として計算して、通
常5/1〜12/1(アルミナ/バインダ)の範囲であ
り、好ましくは5/1〜10/1の範囲である。
範囲よりも少ない場合には、得られるインクジェット用
被記録材においてインク受理層と支持体との接着力が実
用に耐えられない程度にまで低下してしまうことがあ
る。
場合には、得られるインクジェット用被記録材におい
て、インクの吸収力が弱くなり、インクの定着性が低下
してしまうことがある。
ダとの外に、レベリング剤を添加することができる。
リコーンオイル、及び水溶性フッ素系界面活性剤等を挙
げることができる。
例えばアルコール変性シリコーンオイル、及びエーテル
変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイル等を挙
げることができる。
ーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキ
ルカルボン酸塩、及びパーフルオロアルキルベタイン等
を挙げることができる。
外に、本発明の目的を阻害しない範囲で、例えば、pH
調整助剤、粘度調整剤、消泡剤、脱泡剤、分散安定剤、
増白剤、離型剤等を配合することができる。
前記塗工剤の調製方法としては、例えば、アルミナ分散
液と、前記バインダを水又は前記アルコール系溶媒に溶
解又は分散させたバインダ液とを予め調製し、前記アル
ミナ分散液と前記バインダ液とを混合する方法、及び予
め調製したアルミナ分散液に前記バインダを溶解又は分
散させる方法等を挙げることができる。前記塗工剤の調
製方法としては、更に、アルミナ分散液の主成分である
アルミナ、硝酸アルミニウム、及び水性分散媒と、バイ
ンダ及び必要に応じて前記バインダの溶媒とを一時に混
合する方法を挙げることができる。
は、前記各方法における何れかの段階において超音波分
散機、サンドミル、スタティックミキサ、及び高圧分散
機等の分散装置を用いることにより、塗工剤におけるア
ルミナの分散をより均一にすることができる。例えば、
アルミナ分散液とバインダ液とを混合する製造方法にお
いては、アルミナ分散液とバインダ液とを混合する段階
において前記分散装置を用いることができる。アルミナ
分散液に前記バインダを溶解又は分散させる製造方法に
おいては、アルミナ分散液に前記バインダを溶解又は分
散させる段階において前記分散装置を用いることができ
る。アルミナ、硝酸アルミニウム、及び水性分散媒と、
バインダ及び前記バインダの溶媒とを一時に混合する方
法においては、前記各成分を一時に混合するときに前記
分散装置を用いることができる。
ては、例えば、超音波脱泡法及び真空脱泡法等の脱泡法
により脱泡処理するのが好ましい。
により形成されたインク受理層と、このインク受理層を
支持する支持体とを有する。
おいて、インク受理層は、インクジェットプリンタにお
いて、前記インクジェット用被記録材に向かって噴射さ
れる微粒子状のインクを受け止めて画像を形成する機能
を有する。
く、通常、10〜60μmの厚さに形成され、実用上好
ましくは20〜50μmの厚さに形成される。
形態としては、例えばフィルム、シート、平板、湾曲
体、凹凸体、編織体、発泡体等を挙げることができる。
布帛類、プラスチックフィルム、発泡シート、ガラス
板、セラミックス板、洋皮紙、及び金属薄葉体等を挙げ
ることができる。
紙、及び印刷用紙等を挙げることができる。
挙げることができる。プラスチックフィルムとしては、
ポリエチレンテレフタレートフィルム等を挙げることが
できる。
ート、発泡ポリエチレンシート、及び発泡ポリプロピレ
ンシート等を挙げることができる。
ンレス薄板、アルミ箔、アルミ薄板、鉄箔、及び普通鋼
薄板等の金属薄葉体等を挙げることができる。
類、プラスチックフィルム、発泡シート、ガラス板、セ
ラミックス板、洋皮紙、及び金属薄葉体等から選択され
た2以上の支持体を貼り合わせた支持体を挙げることが
できる。
おいては、前記塗工剤を支持体に塗工することにより、
前記インク受理層を形成することができる。
しては、例えば、ブレードコータ、リバースコータ、ダ
イコータ、コンマコータ、及びエアナイフ等の何れかを
用いた塗工方法を挙げることができる。前記塗工剤を前
記支持体に塗工する方法としては、他に、例えば、噴射
ガスを採用したエアゾールによる塗工方法、手動ポンプ
等を採用したスプレーによる塗工方法、刷毛塗り、箆塗
り、及びコーティングロッドによる塗工方法等を挙げる
ことができる。前記何れの塗工方法によっても、前記支
持体に前記塗工剤を均一に塗工することができ、均一な
厚さを有するインク受理層を形成することができる。
てもよく、又、前記支持体の表面を例えばプライマで処
理してから、前記支持体の表面に塗布してもよい。
ミニウムを配合している。これにより、従来のアルミナ
分散液において見られた水系分散媒の増粘、アルミナの
凝集及び沈降、分散後におけるゲル化等に起因する不具
合を回避することができる。
ては、前記塗工剤を支持体上に塗布して形成されたイン
ク受理層に染料等のインク成分がアルミナに固定化され
る。そして、前記塗工剤においてはアルミナが均一に分
散しているから、前記インク受理層においてもアルミナ
が均一に積層されている。よって、本発明のインクジェ
ット用被記録材においてはインク成分の定着性にムラが
ないので、インク成分は、インク受理層に均一に定着さ
れる。
クジェット記録方式により、インクジェット用インクで
画像を形成した場合、インクジェット用インク中に含ま
れるアニオン性のインク成分と、前記アルミナとが電気
的に引きつけられる。したがって、本発明のインクジェ
ット用被記録材においてはインク受理層の前記作用によ
り、インク成分の定着性はより向上する。
の平均一次粒子径は5〜100nmの範囲であるから、
インク中の染料等のインク成分は、速やかに、そしてム
ラなくインク受理層に定着され、一方、インク中の水及
び有機溶剤等は、速やかに、そしてムラなくインク受理
層中に拡散する。従って、例えば、本発明のインクジェ
ット用被記録材を用いた場合には、高速印字においても
指触乾燥をより早くすることができ、より高品質の画像
を得ることができる。
被記録材を用いてインクジェットプリンタで画像を記録
すると、優れた画質を有し、色彩が鮮明で色濃度が高
く、更にインクの定着性及び耐水性に優れた画像を得る
ことができる。
て調製されたアルミナ分散液及び塗工剤、並びに前記塗
工剤を支持体に塗布して作製されたインクジェット用被
記録材の特性については、以下のように測定・評価し
た。
ナの分散性については、(株)東京計器製造所製B型粘
度計を用いて、No.2ロータを用い、ロータ回転数60
rpmで、前記アルミナ分散液の粘度を測定することに
よって評価した。前記粘度についてはcpsで表した。
前記アルミナ分散液においては、粘度が低い場合にはア
ルミナの分散性が高いと評価し、粘度が高いほどアルミ
ナの分散性が低いと評価した。
散液と同様の方法及び条件で粘度を測定することによ
り、アルミナの分散性を評価した。前記塗工剤について
は、粘度が600cps以下の場合には◎と評価し、粘度
が600cpsより高く1000cpsより低い場合には○と
評価し、粘度が1000〜2000cpsの範囲の場合に
は△と評価し、粘度が2000cpsを超える場合、及び
ゲル化した場合には×と評価した。
インクジェット用被記録材を作製した。インクジェット
プリンタ(セイコーエプソン(株)製 PM700C)
を用いて、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、及び黒(BK)の各インクで、前記インクジェ
ット用被記録材にベタ印字した。前記ベタ印字した画像
について、マクベスポータブル濃度計(RD−125
5)にて、各色の色濃度(OD値)を測定した。シアン
については、OD値が1.8よりも大きな場合を◎、O
D値が1.8〜1.6の範囲にある場合を○、OD値が
1.6よりも小さな場合を×と評価した。マゼンタにつ
いては、OD値が1.8よりも大きな場合を◎、OD値
が1.8〜1.6の範囲にある場合を○、OD値が1.
6よりも小さな場合を×と評価した。イエローについて
は、OD値が1.6よりも大きな場合を◎、OD値が
1.6〜1.4の範囲にある場合を○、OD値が1.4
よりも小さな場合を×と評価した。そして、黒について
は、OD値が2.0よりも大きな場合を◎、OD値が
2.0〜1.8の範囲にある場合を○、OD値が1.8
よりも小さな場合を×と評価した。
(セイコーエプソン(株)製 PM700C)を用い
て、前記インクジェット用被記録材に黒色印字部(黒+
シアン+マゼンタ+イエロー)をベタ印字した。そして
ベタ印字直後(約10秒後)に前記黒色印字部にPPC
用紙を接触させ、PPC用紙が汚れるか汚れないかで前
記インクジェット用被記録材のインク吸収性を評価し
た。PPC用紙に汚れが見られなかった場合を◎とし、
PPC用紙にやや汚れが見られた場合を○とし、PPC
用紙に汚れが明らかに見られた場合を×と評価した。
と同様にしてインクジェット用被記録材に印字した。印
字後のインクジェット被記録材を流水に5分間浸し、イ
ンク滲みが見られなかった場合を◎、僅かにインク滲み
が見られた場合を○、インクが流れた場合を×と評価し
た。
にして、インクジェット用被記録材にベタ画像を印刷し
た。紫外線キセノンロングライフフェードメータFAL
−25AXU(H)(スガ試験機(株)製)を用い、6
0℃、湿度60%、及び照度1.5W/m2で、前記印
刷後のインクジェット用被記録材を24時間照射した。
照射前後の色濃度(OD値)をマクベスポータブル濃度
計(RD−1255)で測定した。照射後のOD値が照
射前のOD値の90%よりも高い場合を◎、90〜80
%である場合を○、80%未満である場合を×と評価し
た。
用いて、前記インクジェット用被記録材に、高精細カラ
ーディジタル標準画像データISO/JIS−SCID
「ポートレート」(画像処理技術標準化委員会 監修、
財団法人 日本規格協会 発行)を印刷した。印刷後の
画像を目視し、画像が鮮明な場合を◎、前記画像がやや
鮮明な場合を○、前記画像が鮮明ではないものの、どの
ような画像か判る場合を△、どのような画像か判らない
程に前記画像が不鮮明である場合を×と評価した。
材の臭いを5人の被験者に嗅いでもらい、被験者の内3
人以上が臭気を感じなかった場合を○、被験者の内3人
以上が臭気を感じた場合を×と評価した。
て水を用い、アルミナとしてδ−アルミナを用い、分散
剤として硝酸アルミニウム九水塩及び氷酢酸の何れかを
用いるか、又は分散剤を添加することなくアルミナ分散
液を調製した。分散剤の有無及び分散剤の種類について
は、下記の表1に示す。δ−アルミナとしては、デグザ
社製の平均一次粒子径13nmのもの(商品名:Al2
O3C)を用いた。分散液中のδ−アルミナの量は、下
記の表1に示すように、アルミナ分散液全体に対して1
0〜60重量%の範囲で変化させた。尚、前記アルミナ
分散液においては、分散剤を1.5重量%配合した。得
られたアルミナ分散液の粘度を表1に示す。
に、分散剤として硝酸アルミニウム九水塩を用いた参考
例1のアルミナ分散液においては、δ−アルミナの濃度
が30重量%のとき、粘度は20cpsであり、δ−ア
ルミナの濃度が40重量%のとき、粘度は32.5cp
sであり、δ−アルミナの濃度が50重量%のとき、粘
度は50cpsであった。そしてδ−アルミナの濃度が
60重量%と高濃度のときにおいても、粘度は100c
psに過ぎなかった。
た比較例1のアルミナ分散液においては、δ−アルミナ
の濃度が50重量%のとき、粘度は既に200cpsあ
り、δ−アルミナの濃度が60重量%のときには、δ−
アルミナが分散しなかった。
ルミナ分散液においては、δ−アルミナの濃度が50重
量%のとき、粘度は50cpsであった。そしてδ−ア
ルミナの濃度が30重量%のときに、粘度は既に710
cpsあり、δ−アルミナの濃度が40重量%のときに
ゲル化した。
塩は、水等の水系分散媒にアルミナを安定に分散させる
作用があること、及びアルミナ分散液において従来から
分散剤として用いられてきた酢酸と比較して、硝酸アル
ミニウム九水塩は前記作用を遙かに強く示すことが判
る。
量部との混合液に、硝酸アルミニウム九水塩1重量部を
加え、これにδ−アルミナ(デグサ社製、商品名:Al
2O3C、平均一次粒子径13nm)35重量部を加え
分散させてアルミナ分散液を調製した。得られたアルミ
ナ分散液の粘度は60cpsであった。
イソプロピルアルコール溶液(積水化学(株)製、商品
名:エスレックKX−1、分子量:18×104、アセ
タール化度:8モル%、樹脂分:8重量%)40重量部
と、ポリビニルアルコール樹脂の水溶液((株)クラレ
製、商品名:クラレポバールPVA420、鹸化度:7
8.0〜81.0、樹脂分:10重量%)20重量部と
を攪拌混合した。
水/イソプロピルアルコール溶液と前記ポリビニルアル
コール樹脂の水溶液との混合液60重量部を、前記アル
ミナ分散液100重量部に加え、混合して塗工剤を調製
した。得られた塗工剤の粘度は600cpsであった。
ルムからなる支持体、及び前記塗工剤によって前記支持
体の表面に形成されたインク受理層を有するインクジェ
ット用被記録材を作製した。ポリエチレンテレフタレー
トフィルムとしては、厚さ100μmのもの(デュポン
社製、商品名:メリネックス339)を用いた。前記ポ
リエステルフィルムの片面に、乾燥後の厚みが32μm
になるようにフィルムコータを用いて前記塗工剤を塗布
してインク受理層を形成した。
て、インク吸収性、並びに画像の色濃度、耐水性、耐光
性、鮮明性、及び臭気を評価した。結果を下記の表2に
示す。
イト(CondeaVista社製、商標名:DISP
AL ALUMINA POWDER 23N4−8
0、平均一次粒子径:115nm)とを、予め8:2
(重量比)の割合で混合した粉体を使用した他は、実施
例1と同様にしてアルミナ分散液及び塗工剤を調製し
た。得られた塗工剤の粘度は600cpsであり、アル
ミナの分散は良好であった。
して、ポリエステルフィルムからなる支持体を有するイ
ンクジェット用被記録材を作製した。
いて、実施例1と同様にして、インク吸収性、並びに画
像の色濃度、耐水性、耐光性、鮮明性、及び臭気を評価
した。結果を下記の表2に示す。
ウム九水塩に代えて酢酸1.0重量部を用いた他は、実
施例1と同様にしてアルミナ分散液及び塗工剤を調製し
た。得られた塗工剤の粘度は600cpsであり、アル
ミナの分散は良好であった。
して、ポリエステルフィルムからなる支持体を有するイ
ンクジェット用被記録材を作製した。
いて、実施例1と同様にして、インク吸収性、並びに画
像の色濃度、耐水性、耐光性、鮮明性、及び臭気を評価
した。結果を下記の表2に示す。
ウム九水塩に代えて硝酸マグネシウム六水塩1.0重量
部を用いた他は、実施例1と同様にしてアルミナ分散液
を調製した。
ミナの分散が良好なアルミナ分散液は得られなかった。
したがって、塗工剤の調製及びインクジェット用被記録
材の作製は行わなかった。
ウム九水塩に代えて硝酸カルシウム四水塩1.0重量部
を用いた他は、実施例1と同様にしてアルミナ分散液を
調製した。
化したので、アルミナの分散が良好なアルミナ分散液は
得られなかった。したがって、塗工剤の調製及びインク
ジェット用被記録材の作製は行わなかった。
ウム九水塩に代えて硝酸ニッケル六水塩1.0重量部を
用いた他は、実施例1と同様にしてアルミナ分散液を調
製した。
アルミナがゲル化したので、アルミナの分散が良好なア
ルミナ分散液は得られなかった。したがって、塗工剤の
調製及びインクジェット用被記録材の作製は行わなかっ
た。
ウム九水塩に代えて硝酸亜鉛六水塩1.0重量部を用い
た他は、実施例1と同様にしてアルミナ分散液を調製し
た。
ミナがゲル化したので、アルミナの分散が良好なアルミ
ナ分散液は得られなかった。したがって、塗工剤の調製
及びインクジェット用被記録材の作製は行わなかった。
たことを示す。) 前記表2に示されるように、実施例1、実施例2の塗工
剤においては、粘度は600cps以下であった。よっ
て、実施例1、実施例2の塗工剤においては、アルミナ
の分散は極めて良好であった。
施例1、実施例2のインクジェット用被記録材にカラー
印刷を行ったところ、実施例1、実施例2の何れのイン
クジェット用被記録材においても、シアンについては
1.8以上、マゼンタについては1.8以上、イエロー
については1.6以上、黒については2.0以上と極め
て高いOD値が得られた。このことは、実施例1〜実施
例3のインクジェット用被記録材においては、シアン、
マゼンタ、イエロー、及び黒の何れの色彩も鮮やかに再
現されることを示している。
た直後の実施例1、実施例2のインクジェット用被記録
材をPPC用紙に接触させても、インクがPPC用紙に
付着しなかったことから、前記実施例1、実施例2のイ
ンクジェット用被記録材は高いインク吸収性を有すこと
がわかる。よって、実施例1、実施例2のインクジェッ
ト用被記録材においては、印字・印刷直後の画像に手及
び印刷用紙等を触れても、画像を形成するインクによっ
て手及び印刷用紙が汚れることが殆どないことがこの結
果から判る。
ェット用被記録材を印字後流水に5分間浸したところ、
何れのインクジェット用被記録材にもインク滲みは殆ど
見られなかった。このことは、インクジェットプリンタ
においては一般に水性インキを使用するにもかかわら
ず、インクジェットプリンタによって前記インクジェッ
ト用被記録材に印刷して得られた画像は極めて耐水性が
高いことを示している。
ジェット用被記録材に印刷した「ポートレート」画像
は、極めて鮮明であった。このことからも、実施例1、
実施例2のインクジェット用被記録材は、画像の鮮明さ
にも優れていることが判る。
用被記録材は、前述のように極めて高性能のインクジェ
ット用記録媒体であるだけでなく、従来のインクジェッ
ト用記録媒体につきものであった酢酸臭等の異臭が殆ど
しない。これは、5人の被験者に、前記実施例1、実施
例2のインクジェット用被記録材の匂いを嗅いでもらっ
たところ、3人以上の被験者が何らの異臭も感じなかっ
たことから明らかである。
た比較例3の塗工剤においては、実施例1、実施例2の
塗工剤と同様にアルミナの分散は良好であったしかし、
比較例3のインクジェット用被記録材は、インク吸収
性、並びに画像の色濃度、耐水性、耐光性、及び鮮明性
の全ての点で実施例1、実施例2のインクジェット用被
記録材に劣っていた。更に、比較例3のインクジェット
用被記録材は、著しい酢酸臭を有していた。
シウム、ニッケル、及び亜鉛の硝酸塩は、塗工剤用の分
散剤として不適当なことが判った。
アルミナ等の分散性に優れ、更に紙及びプラスチックフ
ィルム等の支持体に塗布することにより、インクジェッ
ト用記録媒体として有用なインクジェット用被記録材が
得られる塗工剤が提供される。
く、更に、インク吸収性に優れ、色濃度、耐水性、耐光
性、及び鮮明性に優れた画像が得られるインクジェット
用被記録材が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 水系分散媒に分散されたところの、5〜
100nmの平均一次粒子径を有するδ−アルミナとこ
のδ−アルミナ100重量部に対して0.1〜10重量
部の硝酸アルミニウムとを含有するアルミナ分散液、及
びバインダとして分子量が10×104〜20×104で
あり、アセタール化度が0.3〜10mol%であるポリ
ビニルアセタールを含有してなることを特徴とするイン
クジェット用被記録材用塗工剤。 - 【請求項2】 前記請求項1に記載のインクジェット用
被記録材用塗工剤を用いて形成されてなるインク受理層
と、前記インク受理層を支持する支持体とを有すること
を特徴とするインクジェット用被記録材。
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