JP3466487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3466487B2
JP3466487B2 JP26819698A JP26819698A JP3466487B2 JP 3466487 B2 JP3466487 B2 JP 3466487B2 JP 26819698 A JP26819698 A JP 26819698A JP 26819698 A JP26819698 A JP 26819698A JP 3466487 B2 JP3466487 B2 JP 3466487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、特
に、感光体から除去した残留トナーをベルト搬送体によ
り上方に位置するトナー回収容器に移送可能に構成した
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示すように、感光体ド
ラム101から除去した残留トナーを、ベルト搬送体1
02により感光体ドラム101より上方に位置するトナ
ー回収容器103に移送可能に構成した画像形成装置
は、実開平4−116868号公報により知られてい
る。
【0003】この画像形成装置は、クリーニングブレー
ドにより感光体ドラム101に付着した残留トナーを掻
き落とし、スパイラル状の螺旋羽根が回転することによ
りベルト搬送体102の下方まで搬送し、ベルト搬送体
102が上方の残留トナー回収容器103まで搬送する
ことによって回収される。
【0004】このベルト搬送体102には、ベルト10
4が設けられ、このベルト104に仕切壁104aを立
設させて残留トナーが搬送中に落下しないようにし、ベ
ルト104をローラ105a,105bで張架させて回
転駆動させることによって残留トナーが残留トナー回収
容器103に回収されるように構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の画像
形成装置のベルト搬送体102では、図6(a)のベル
ト104を示す図、図6(b)のローラ105a近傍を
示す図に示すように、ローラ105aに突起部106を
設け、ベルト104に溝107を設けて、その突起部1
06と溝107が嵌合することによりベルト104を回
転駆動させているが、ローラ105aへの残留トナー付
着等によりベルト104の駆動トルクが上昇すると、図
6(b)に示すように、突起部106が溝107から外
れてローラ105aが空転してしまうという問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題に鑑
みてなされたものであり、筐体内に感光体から除去した
残留トナーをトナー回収容器まで搬送するベルトと、該
ベルト上の幅方向に立設され前記ベルトの長手方向に所
定間隔で複数設けた仕切壁と、前記ベルトの長手方向に
所定間隔で複数設けた溝と、1または複数の突起部を有
し該突起部を前記溝に嵌合させながら前記ベルトを張架
して前記ベルトを回転駆動する回転ローラとを有し、前
記仕切壁でトナーを保持して前記トナー回収容器まで搬
送するベルト搬送体を具備した画像形成装置において、
前記仕切壁の駆動方向上流側の隣接位置に前記溝を設
、前記突起部の先端が前記仕切壁に接触して前記ベル
トの駆動方向に押圧する画像形成装置としたものであ
る。
【0007】このような構成により、回転ローラの突起
部のベルトから突出した部分が仕切壁を駆動方向に押圧
するために、空転を防止することができる。
【0008】さらに、前記溝を前記仕切壁の駆動方向下
流側近傍に設け、前記回転ローラから前記筐体内壁まで
の最短距離を、前記突起部と仕切壁との高さを合わせた
長さよりも短くした画像形成装置としたものである。
【0009】このような構成により、回転ローラの突起
部がベルトの溝から外れようとしても、仕切壁が筐体内
壁に接してベルトを回転ローラ方向に押圧するために、
空転を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図1は、本発明の画像形成装置の構成図
を示し、画像形成装置1には、残留トナーを搬送するベ
ルト搬送体11が載置される枠体12の裏面に図上反時
計回りに回転する感光体ドラム(不図示)が配置され、
感光体ドラムの周囲に回転方向に沿って、現像器10、
転写ローラ19、クリーニンングブレード、帯電ユニッ
ト等が配設されている。
【0011】現像器10は、トナーコンテナ31が適宜
所定量のトナーを供給可能に構成されている。トナーコ
ンテナ31に隣接する位置には、残留トナー回収容器3
9を配置している。感光体ドラムの上部には感光体ドラ
ムの表面に画像のドットを形成する光学ユニット5が設
けられる。また、搬送された用紙は、レジストローラ1
8,30まで搬送された後、タイミングを取ってさらに
搬送し、感光体ドラムと転写ローラ19で画像が転写さ
れ、定着ローラ23,24によって定着し、排紙トレー
6に排紙される。
【0012】図2は、ベルト搬送体11を示す図であ
り、ベルト搬送体11は透明な合成樹脂の筐体15eで
囲繞し、下方の循環軸47に回転自在に嵌合されたプー
リ46と上方に回転可能に配置されたピニオン43とを
配設し、ピニオン43と噛合する溝を有し仕切壁45a
を立設した無限軌道状のベルト45を張架し、ピニオン
43によりベルト45が図上反時計回りに回動駆動可能
に構成し、ベルト45が上方側Aの残留トナー搬送室5
0を引き上げ、ベルト45の下方側Bの残留トナーを残
留トナー回収容器39まで搬送する。
【0013】また、下方の循環軸47の上方には、開口
部15bが開設され、開口部15bには感光体ドラム側
から延設されるカバー筒42、螺旋羽根37を有する螺
旋羽根軸38の端部が嵌入され、残留トナーの受け入れ
を可能に形成している。
【0014】本実施例のように、ベルト45は上方に位
置するピニオン43から回転駆動力を得ているので、ベ
ルト45の上方側Aの重い残留トナー搬送室50を引き
上げ、下方側Bの空の残留トナー搬送室50を押すよう
に駆動することにより、薄く軽いベルト45を用いても
撓みがなく応答性が良く、良好にベルト45を駆動する
ことができる。また、残留トナーを開口部15bからベ
ルト45に落下させるために、かつ下方の循環軸47を
開口部15bよりも下方に配設しているために、開口部
15bから排出される残留トナーが固化していても自重
による落下でほぐされる。さらに、落下した残留トナー
が上方側Aで上昇して搬送されている際に、開口部15
bから落下してくる残留トナーと衝突するために、それ
によっても固化した残留トナーがほぐされる。これによ
って、残留トナーの固化を防止することができる。
【0015】また、図1に示すように、ベルト搬送体1
1の下方に受発光素子17(発光素子17aと受光素子
17b)が設けられるが、その近傍の拡大構成図を図3
に示す。図3に示すように、ベルト搬送体11の筐体1
5eの内壁は幅広部15mと、幅狭部15nを有し、幅
狭部15n部分を挟んで発光素子17aと受光素子17
bを設けている。これにより、残留トナーが幅狭部15
nの位置に無い場合には受光素子17bで光を受光し、
トナーが幅狭部15nの位置にトナーが有る場合には受
光素子17bで光を受光しないために、残留トナーが幅
狭部15nの位置に残っているか否かを検知することが
できる。
【0016】図4(a)はベルト45を示す図であり、
図4(b)はピニオン43近傍を示す図であり、ピニオ
ン43に突起部51を設け、ベルト45に溝52を設け
て、その突起部51と溝52が嵌合することによりベル
ト45を回転駆動させる。本発明では、図4(a),
(b)に示すように、溝52を仕切壁45aに挟まれる
駆動方向下流側、すなわち仕切壁45aの駆動方向上流
近傍に設けたことを特徴とし、さらには、仕切壁45a
を弾性部材、例えばベルト45と同じ材質で形成し、ピ
ニオン43から筐体15eの内壁までの最短距離Aを、
突起部51の高さと仕切壁45aの高さとを合わせ
た高さよりも低くしたことを特徴とする。なお、本実施
例では、ピニオン43に突起部51がある場合を説明し
たが、プーリ46に突起部を設けた場合も同様である。
【0017】溝52を仕切壁45aに挟まれる駆動方向
下流側に設けた構成により、突起部51の先端が仕切壁
45aに接触してベルト45の駆動方向に押圧するため
に、突起部51が溝52から外れることを防止すること
ができ、回転ローラ43の空転を防止することができ
る。
【0018】さらに、仕切壁45aを弾性部材で形成
し、A<B+Cとした構成により、ピニオン43へのト
ナー付着等によりベルト45の駆動トルクが上昇して、
突起部51が溝52から外れようとした場合でも、A<
B+Cの関係があるために、仕切壁45aが筐体15e
の内壁に接して溝52近傍の仕切壁45aとベルト45
がピニオン43方向に押圧されるために、突起部51が
溝52から外れることを防止することができ、回転ロー
ラ43の空転することを防止するようになる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、仕切壁に挟まれる駆動方向下流側に溝を
設けたことにより、さらには、仕切壁を弾性部材で形成
し、回転ローラ表面から筐体内壁までの最短距離を突起
部と仕切壁の高さを合わせた長さよりも短くするため
に、突起部が溝から外れることを防止でき、回転ローラ
が空転することを防止できる画像形成装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を示す図である。
【図2】本発明の画像形成装置のベルト搬送体を示す図
である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】(a)は、本発明の画像形成装置のベルトを示
す図であり、(b)は、回転ローラ近傍を示す図であ
る。
【図5】従来の画像形成装置を示す図である。
【図6】(a)は、従来の画像形成装置のベルトを示す
図であり、(b)は、回転ローラ近傍を示す図である。
【符号の説明】
1:画像形成装置 11,102 :ベルト搬送体 15b :開口部 15e :筐体 15m,102b :幅広部 15n,102a :幅狭部 17 :受発光素子 17a :発光素子 17b :受光素子 37 :螺旋羽根 38 :螺旋羽根軸 39,103 :残留トナー回収容器 43 :ピニオン 45,104 :ベルト 45a,104a :仕切壁 46 :プーリ 50 :残留トナー搬送室 51,106 :突起部 52,107 :溝 101 :感光体ドラム 105a,105b:回転ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/00 560 - 578 G03G 21/10 - 21/12 B65G 15/00 - 15/64 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に感光体から除去した残留トナーを
    トナー回収容器まで搬送するベルトと、該ベルト上の幅
    方向に立設され前記ベルトの長手方向に所定間隔で複数
    設けた仕切壁と、前記ベルトの長手方向に所定間隔で複
    数設けた溝と、1または複数の突起部を有し該突起部を
    前記溝に嵌合させながら前記ベルトを張架して前記ベル
    トを回転駆動する回転ローラとを有し、前記仕切壁でト
    ナーを保持して前記トナー回収容器まで搬送するベルト
    搬送体を具備した画像形成装置において、 前記仕切壁の駆動方向上流側の隣接位置に前記溝を設
    、前記突起部の先端が前記仕切壁に接触して前記ベル
    トの駆動方向に押圧するように構成したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記仕切壁を弾性部材で形成し、前記回転
    ローラ表面から前記筐体内壁までの最短距離をA、前記
    仕切壁の高さをB、前記突起部の高さをCとした場合
    に、A<B+CかつA>Bとなるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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