JP3226155B2 - 画像形成装置のトナー回収装置 - Google Patents

画像形成装置のトナー回収装置

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JP3226155B2
JP3226155B2 JP29694196A JP29694196A JP3226155B2 JP 3226155 B2 JP3226155 B2 JP 3226155B2 JP 29694196 A JP29694196 A JP 29694196A JP 29694196 A JP29694196 A JP 29694196A JP 3226155 B2 JP3226155 B2 JP 3226155B2
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の画像形成装置におけるトナー回収装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】たとえば、電子写真方式の画像形成装置
においては、周知のように、回転する感光体ドラムの表
面が一様に帯電され、画像情報を含む光で感光体ドラム
を露光することにより静電潜像が形成され、この静電潜
像を現像することにより感光体ドラムの表面にトナー像
が形成され、このトナー像が用紙に転写される。また、
感光体ドラムの表面に転写されずに残ったトナーは、ク
リーナで除去され、排トナー搬送手段を介して排トナー
回収部内に回収される。
【0003】排トナー回収部の設置箇所としては種々考
えられるが、省スペースの点から、クリーナで回収され
た排トナーを排トナー搬送手段を介して感光体ドラム内
部に回収する構造が特開昭55−96974号公報で示
されている。同公報に記載の装置においては、回収され
た排トナーは、感光体ドラムを構成する金属材料に直接
接触する状態で収容され、感光体ドラム内面に排トナー
が付着する。一方、近年は産業廃棄物は資源として活用
できるものはリサイクルすることが社会的に必要不可欠
となり、トナー像の形成のために使用されるプロセスユ
ニットも廃棄時は感光体ドラムを構成する金属材料と内
部に回収された排トナーとを分離する必要がある。とこ
ろが、上記特開昭55−96974号公報に記載された
構造では、回収された排トナーが感光体ドラム内面に付
着するため、感光体ドラム内面に付着した排トナーが分
離しにくいという不都合があった。
【0004】そこで、特開昭63−125972号公報
や特開昭63−125973号公報に記載されているよ
うに、トナー回収タンクを感光体ドラム内部に配設する
ことが提案されている。これらの公報に記載の装置にお
いては、感光体ドラム内部に固定された状態でトナー回
収タンクが取り付けられている。そして、回収された排
トナーは、感光体ドラムの回転軸に一致して配置された
トナー回収タンクの入口から、コイルスプリング状の搬
送部材によりトナー回収タンク内に送り込まれ、排トナ
ーの自重でトナー回収タンク内に自然落下する。ところ
が、トナー回収タンク内に送り込まれた排トナーは、ト
ナー回収タンクの入口付近に偏在して溜まるため、入口
が塞がれてトナー回収タンクの奥の方に空間がある場合
でも、排トナーをそれ以上回収できず、トナー回収タン
ク内への充填率が悪いという問題があった。
【0005】この様な充填率の問題を解決するものとし
て、特開昭60−57880号公報には、感光体ドラム
とは回動を伴にしないトナー回収タンクを前記感光体の
内部に設けることが記載されている。しかしながら、こ
の場合には、トナー回収タンク内に撹拌搬送機構を設け
る必要が生じるため、トナー回収タンク内の充填率を上
げる手段としての機構が複雑化し、コスト上昇や占有ス
ペース増加の問題が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、回収
した排トナーが感光体ドラム内壁に付着するのを防止し
て、感光体ドラムのリサイクル性を向上させることを目
的とする。また、本発明は、特別な機構を設けることな
く、簡易的な手段で、また回収の為の駆動手段を特別に
設けることなく、トナー回収タンク内の充填性能を確保
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状の感光
体とその周辺装置として少なくとも前記感光体に対する
クリーナ部をユニット化してプロセスカートリッジを構
成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置本体に
対して着脱可能に取り付け、前記クリーナ部で清掃され
た排トナーを搬送部材を介して前記感光体の内部に搬送
し、前記感光体の内部に設けたトナー回収タンクに蓄積
するよう構成した画像形成装置のトナー回収装置におい
て、前記感光体の回動とともに前記トナー回収タンクも
回動するように、前記感光体の内壁と略密着し且つ前記
感光体の内壁から分離可能に前記トナー回収タンクを設
け、前記トナー回収タンクの端部及び感光体フランジの
対向側の回転軸心部分にそれぞれ互いに螺合するネジを
有する係合部を設け、前記ネジの螺合方向を前記感光体
の回転よりネジが締め付けられる方向に設定することを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される画像
形成装置の内部の原理的な構成を概略断面図である。ま
た、図2は、画像形成装置の外観を示す概略斜視図であ
る。
【0009】画像形成装置本体1の内部において、矢印
A方向に回転する円筒状の感光体2の周囲には、感光体
2の表面を一様に帯電する帯電器3、帯電した感光体2
の表面を画像情報を含む光で露光することにより感光体
2の表面に静電潜像を形成する露光装置4、この静電潜
像を現像してトナー像を形成する現像装置5、感光体2
の表面に形成されたトナー像を給紙トレイ(図示せず)
から給紙された用紙に転写する転写器6、転写後に感光
体2の表面に残ったトナーを除去するクリーナ部7等が
順次配列されている。
【0010】また、画像形成装置本体1の内部には、転
写後の用紙を感光体2の表面から剥離する分離器8、剥
離後の用紙を定着装置10まで搬送するベルトコンベヤ
等の用紙搬送装置9が設けられている。
【0011】上述した各構成要件の中で、少なくとも、
感光体2とその周辺装置として排トナーを回収するクリ
ーナ部7をユニット化してプロセスカートリッジ11を
構成し、画像形成装置本体1に着脱可能に取り付けてい
る。クリーナ部7には、転写後に感光体2の表面に残っ
たトナーを掻き取るブレード12と、このブレード12
により掻き取られたトナーを排トナーとして回収し感光
体2の内部まで搬送する搬送路形成部13が設けられて
いる。また、感光体2の内部にトナー回収タンク29が
配置される。このトナー回収タンク29は、感光体2と
は独立に形成されており感光体2からの着脱が可能とな
っている。
【0012】図3は、搬送路形成部13と感光体2との
接続状態を示す概略斜視図である。搬送路形成部13
は、U字状に湾曲された管状部材14と、この管状部材
14の内部に回転可能に設けられたスパイラル形状を有
する搬送部材15とから構成されている。搬送路形成部
13の一端はクリーナ部7に連結され、他端は感光体2
側に連結される。感光体2の両側面には、それぞれリア
側感光体フランジ16,フロント側感光体フランジ17
が形成されており、リア側感光体フランジ16が感光体
2に回転力を与える回転手段に連結され、フロント側感
光体フランジ17の回転軸中心部分に形成された貫通孔
18に前記搬送路形成部13の他端が連結される。な
お、ここでは、使用者が位置する画像形成装置本体1の
手前側をフロント側と称し、奥側をリア側と称する。
【0013】図4は、感光体2、クリーナ部7、搬送路
形成部13等を含むプロセスカートリッジ11の水平断
面図である。感光体2は中空円筒状であり、その両端部
には、それぞれリア側感光体フランジ16,フロント側
感光体フランジ17が取り付けられている。リア側感光
体フランジ16の軸芯部近傍の一部分は、感光体2の軸
方向外側に突出しており受軸19を構成している。この
受軸19は、プロセスカートリッジリア側枠体20に設
けられた軸受21により回転自在に支持されている。ま
た、リア側感光体フランジ16の軸芯部には、機械本体
リア側フレーム22に軸受23を介して回転自在に支持
された感光体駆動軸24の先端が挿入される係合孔25
が形成されている。
【0014】フロント側感光体フランジ17の軸芯部に
は、搬送路形成部13を貫通させるための貫通孔18が
形成されている。プロセスカートリッジフロント側枠体
27にも、搬送路形成部13を貫通させるための貫通孔
26が形成されており、この貫通孔26からフロント側
感光体フランジ17の貫通孔18に向かって軸受用筒状
体28が配置されており、軸受用筒状体28によりフロ
ント側感光体フランジ17が回転自在に保持されてい
る。
【0015】感光体2の内部には、感光体2の内壁に沿
うように回収量に十分なスペースを確保できるような容
積をもたせた円筒状のPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)製のトナー回収タンク29が設けられており、感
光体2とトナー回収タンク29の二重構造となってい
る。このトナー回収タンク29は、感光体2の内壁に略
密着させ取り付けられており、感光体2が回転するとこ
れに伴ってトナー回収タンク29も回転するようになっ
ている。
【0016】トナー回収タンク29の駆動側(図4にお
いて右側)の側面には、一対の凹状のトナー回収タンク
側係合部30,31が形成され、一方、リア側感光体フ
ランジ16には、これらのトナー回収タンク側係合部3
0,31に係合する一対の凸状のフランジ側係合部3
2,33が形成されている。感光体2内にトナー回収タ
ンク29を組み付ける際に、これらの係合部30と3
2、31と33をそれぞれ係合させておくことにより、
感光体2が回動する力を利用してトナー回収タンク29
を確実に回転させることができる。これらの係合部は、
円周方向の位置決めを行なう構造、半径方向の位置決め
を行なう構造、或いは、両方の方向の位置決めを行なう
構造のいずれかを採用することができる。例えば、トナ
ー回収タンク側係合部30,31をすり鉢状とし、フラ
ンジ側係合部32,33を円錐状とすることができる。
また、トナー回収タンク側係合部30,31とフランジ
側係合部32,33は、感光体2の軸方向に嵌合してい
るので、ネジなどの固定手段を使用することなく、感光
体2に対してトナー回収タンク29を取り付けることが
できる。したがって感光体2からトナー回収タンク29
を抜き取る際も特別な工具を必要としない。
【0017】また、上記クリーナ部7は、プロセスカー
トリッジリア側枠体20とプロセスカートリッジフロン
ト側枠体27の間に保持された状態で感光体2の軸に平
行に感光体2の表面に近接して設けられている。クリー
ナ部7には、感光体2の表面に接触した状態でブレード
12が設けられている。このブレード12は、プロセス
カートリッジリア側枠体20とプロセスカートリッジフ
ロント側枠体27の間に回転自在に支持されたブレード
駆動軸34に取り付けられており、転写後に感光体2の
表面に残ったトナーは、このブレード12の回転により
クリーナ部7の内部に掻き落とされる。
【0018】クリーナ部7の駆動側とは反対側(図にお
いて左側)の端部には、U字状に湾曲された搬送路形成
部13の一端が連結されており、搬送路形成部13の他
端は、感光体2のフロント側感光体フランジ17に設け
られた貫通孔18を介して感光体2の内部のトナー回収
タンク29の内部に突出している。搬送路形成部13
は、前述したように、U字状に湾曲された管状部材14
と、この管状部材14の内部に回転可能に設けられたス
パイラル形状を有する搬送部材15とから構成されてい
る。搬送部材15は管状部材14の内部だけではなく、
クリーナ部7の全長にわたって伸延している。搬送部材
15の先端はトナー回収タンク29の内部に突出してお
り、搬送部材15の基端はプロセスカートリッジリア側
枠体20に回転自在に取り付けられた搬送部材駆動軸3
5に連結されている。
【0019】前記ブレード駆動軸34と前記搬送部材駆
動軸35の駆動側の端部には、それぞれブレード駆動ギ
ヤ36と搬送部材駆動ギヤ37が取り付けられており、
ブレード駆動ギヤ36と搬送部材駆動ギヤ37は互いに
かみ合っており、更に、搬送部材駆動ギヤ37は駆動回
転ギア38にかみ合っている。。なお、符号39は、機
械本体フロント側フレームである。
【0020】次に、上述した画像形成装置のトナー回収
装置の動作について説明する。
【0021】先ず、プロセスカートリッジ11を画像形
成装置本体1に対して装着する操作について説明する。
プロセスカートリッジ11を、画像形成装置本体1に設
けられたプロセスカートリッジ取り付け空間に押し込む
と、感光体2のリア側感光体フランジ16に形成された
係合孔25に、画像形成装置本体1側に設けられた感光
体駆動軸24が挿入され、プロセスカートリッジ11の
奥側が位置決めされる。また、プロセスカートリッジ1
1の手前側は、機械本体フロント側フレーム39により
位置決めされる。
【0022】画像形成動作中及びその他の所定期間にお
いては、感光体駆動軸24が回転駆動され、感光体2が
回転する。このとき、感光体リア側感光体フランジ16
とトナー回収タンク29とは、トナー回収タンク側係合
部30,31とフランジ側係合部32,33により互い
に係合しているので、感光体2が回転するとトナー回収
タンク29も回転する。
【0023】また、駆動回転ギア38が回転駆動され、
この駆動回転ギア38に順次かみ合った搬送部材駆動ギ
ヤ37とブレード駆動ギヤ36が回転、これにともなっ
て搬送部材15及びブレード12が回転する。
【0024】先に説明したように、回転する感光体2の
表面は一様に帯電され、画像情報を含む光で感光体2を
露光することにより静電潜像が形成され、この静電潜像
を現像することにより感光体2の表面にトナー像が形成
され、このトナー像が用紙に転写される。転写後に感光
体2の表面に残ったトナーが、感光体2の回転に従って
ブレード12の位置に至ると、回転するブレード12に
より感光体2のトナーがはたき落とされる。はたき落と
されたトナーは、クリーナ部7に収容される。クリーナ
部7においては、スパイラル形状を有する搬送部材15
が回転しているので、クリーナ部7内のトナーは、搬送
部材15により搬送路形成部13の方向に搬送され、更
に、搬送路形成部13の内部を通過し、感光体2の回転
軸心に設けた貫通孔18を通過し、感光体2の内部に配
置されたトナー回収タンク29内に排出される。
【0025】この時、感光体フロント側感光体フランジ
17の一部が、トナー回収タンク29の開口部と嵌まり
合うように突き出させているので、トナー漏れを生じる
ことなく、感光体2と共にトナー回収タンク29を回転
させることができる。
【0026】更に、トナー回収タンク29は、感光体2
の内壁面にほぼ密着させた状態に取り付けられているの
で、感光体2が回転すると、これに連れてタンク29も
回転するので、回収されたトナーはタンク内で固着する
ことがない。したがって、回収されたトナーのトナー回
収タンク29への回収が円滑に行われ、回収効率が改善
される。
【0027】トナー回収タンク29に所定量の排トナー
が溜まったら、或いは、プロセスカートリッジ11が寿
命に達したら、プロセスカートリッジ11を画像形成装
置から取り出す。そして、このプロセスカートリッジ1
1をリサイクルする場合には、感光体2から感光体フロ
ント側感光体フランジ17を取り外して、トナー回収タ
ンク29を手前に引くことにより、感光体2とトナー回
収タンク29を分離することができる。したがって、金
属製の感光体2に、再処理の際に邪魔になるトナーが付
着することがなく、感光体2を有効にリサイクルに利用
することができる。
【0028】このとき、トナー回収タンク29とリア側
感光体フランジ16は、トナー回収タンク側係合部3
0,31とフランジ側係合部32,33感光体2の軸方
向に嵌合して取り付けられているだけなので、特別な工
具を必要とすることなく、容易に感光体2からトナー回
収タンク29を抜き取ることができる。
【0029】なお、上述の実施例においては、リア側感
光体フランジ16の側に、トナー回収タンク側係合部3
0,31及びフランジ側係合部32,33からなるトナ
ー回収タンク29との係合部を設けたが、これに代えて
フロント側感光体フランジ17の側に同様な係合部を設
けてもよい。これにより、感光体2が回転するとフロン
ト側感光体フランジ17も回転しそのままタンク29も
回転することになる。
【0030】また、リア側感光体フランジ16とフロン
ト側感光体フランジ17の双方にトナー回収タンク29
との係合部を設けてもよい。
【0031】また図5に示すように、トナー回収タンク
29とフロント側感光体フランジ17の一部にそれぞれ
ネジ部40,41を形成し、螺合によりトナー回収タン
ク29とフロント側感光体フランジ17を結合するよう
にしてもよい。この場合、ネジの螺合方向を、図6に示
すように、感光体2の回転よりネジが締め付けられる方
向に設定する。すなわち、はめ合い方向が感光体回転方
向と同一方向となるようにする。
【0032】感光体2が矢印Bの方向に回転すると、感
光体2の内壁に密着して設けられたトナー回収タンク2
9も同じ方向に回転する。このため、トナー回収タンク
29内の排トナーTも、図7(a)に示すように,矢印
Bの方向に移動する。感光体2が更に回転して、図7
(b)に示すように,排トナーTがトナー回収タンク2
9の一方の側に偏った状態になると、トナー回収タンク
29には、排トナーTの自重により矢印C方向の回転力
が加わる。これにより、ネジ部40とネジ部41は互い
にねじ込まれることになり、フロント側感光体フランジ
17とトナー回収タンク29とが確実に結合され、感光
体2及びトナー回収タンク29の回転中に排トナー28
がもれることなく確実な回収ができる。
【0033】また、フロント側感光体フランジ17とト
ナー回収タンク29を螺合により結合したので、トナー
回収タンク29の取付取り外しも容易となる。
【0034】更に、トナー回収タンクが回転すると、排
トナーの粒子同士の摩擦及び排トナーの粒子とトナー回
収タンクの内周面との摩擦のよる保持力よりも排トナー
の自重による力の方が大となり、排トナーの塊が崩れて
低い位置に移動する。
【0035】また、トナー回収タンク29の内壁には、
図8(a)に示すように多数の凸部42を設けたり、図
8(b)に示すように螺旋状の突条43を設けたりする
ことができる。図8(a)に示すように多数の凸部42
を設けた場合には、トナー回収タンク29内の排トナー
が多数の凸部42により掬われながらトナー回収タンク
29内を移動するので、排トナーが固着しにくくなり、
トナー回収量が不均衡になりにくい。また、図8(b)
に示すように螺旋状の突条43を設けることにより、ト
ナー回収タンク29の矢印D方向への回転に伴って、ト
ナー回収タンク29内の排トナーが螺旋状の突条43に
よりトナー回収タンク29の奥の方に搬送されるので、
回収容量を高めることができる。上述した凸部42や突
条43は、トナー回収タンク29の材料をPETなどの
樹脂にすることで容易に成型が可能である。なお、凸部
に代えて凹部を使用することができ、また、突条に代え
て長溝を使用することができる。
【0036】図9は、トナー回収タンク29の内壁に多
数の凸部42を設けた場合、螺旋状の突条43を設けた
場合、及び、トナー回収タンク29の内壁が平坦である
場合の排トナーの回収量を示すグラフである。図9から
判るように、トナー回収タンク29の内壁に多数の凸部
42やを螺旋状の突条43を設けることにより、トナー
回収タンク29の内壁が平坦である場合よりも排トナー
の回収量を増やすことができる。
【0037】以上述べたように、上述した各実施例にお
いては、感光体2とトナー回収タンク29の関係が特別
なねじなどの部材を必要とせずに配設されているので、
トナー回収タンク29の感光体2から着脱が容易であ
る。また、回収したトナーが感光体内壁に付着すること
なく排トナーと分離できるので、異なった種類の材料か
らなる感光体2と排トナーのリサイクルが容易に行なえ
る。
【0038】
【発明の効果】
(1)トナー回収タンク内に特別な部品を追加すること
なくタンクを回転させて排トナーの固着を防止すること
ができ、簡単な構成で排トナー回収充填率を高めること
ができる。
【0039】(2)トナー回収タンクを感光体に対して
着脱自在に取り付けるので、廃棄時の分解性に優れリサ
イクルしやすい。
【0040】(3)トナー回収タンクの内壁に、複数の
凸部或いは螺旋条の突条を設けているので、タンク内で
排トナーが固着したり偏在したすることがなく、充填効
率を高めることができる。
【0041】(7)感光体内が空洞の時に感光体回りか
ら発せられる音、例えば現像器の回転音や感光体と感光
体の接触部材の摺擦時におこる音が共鳴して拡大し起こ
りやすい異音の発生を、感光体内部にタンクを置くこと
により固有周波数を異ならせて防止できる。
【0042】(8)タンクが感光体内壁に密着している
ので感光体の時間当たりの温度変化が少なくなり感材の
感度変化が少なくなるので安定した画質を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像形成装置の内部の原
理的な構成を概略断面図である。
【図2】 画像形成装置の外観を示す概略斜視図であ
る。
【図3】 搬送路形成部と感光体との接続状態を示す概
略斜視図である。
【図4】 感光体、クリーナ部、搬送路形成部等を含む
プロセスカートリッジの水平断面図である。
【図5】 トナー回収タンクとフロント側感光体フラン
ジの結合構造を示す概略斜視図である。
【図6】 トナー回収タンクとフロント側感光体フラン
ジの結合構造の詳細を示す部分切欠正面図である。
【図7】 トナー回収タンクの回転とトナー回収タンク
内の排トナーの挙動を示す説明図である。
【図8】 トナー回収タンク内壁の形状の例を示す一部
切欠概略斜視図である。
【図9】 トナー回収タンク内壁の形状と排トナー充填
量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…画像形成装置本体、2…感光体、3…帯電器、4…
露光装置、5…現像装置、6…転写器、7…クリーナ
部、8…分離器、9…用紙搬送装置、10…定着装置、
11…プロセスカートリッジ、12…ブレード、13…
搬送路形成部、14…管状部材、15…搬送部材、16
…リア側感光体フランジ、17…フロント側感光体フラ
ンジ、18…貫通孔、19…受軸、20…プロセスカー
トリッジリア側枠体、21…軸受、22…機械本体リア
側フレーム、23…軸受、24…感光体駆動軸、25…
係合孔、26…貫通孔、27…プロセスカートリッジフ
ロント側枠体、28…軸受用筒状体、29…トナー回収
タンク、30,31…トナー回収タンク側係合部、3
2,33…フランジ側係合部、34…ブレード駆動軸、
35…搬送部材駆動軸、36…ブレード駆動ギヤ、37
…搬送部材駆動ギヤ、38…駆動回転ギア、39…機械
本体フロント側フレーム、40,41…ネジ部、42…
凸部、43…螺旋状の突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−96974(JP,A) 特開 昭63−125972(JP,A) 特開 昭60−57880(JP,A) 特開 平8−101614(JP,A) 特開 平1−134387(JP,A) 特開 平8−76575(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 21/00 350 - 352

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の感光体とその周辺装置として少
    なくとも前記感光体に対するクリーナ部をユニット化し
    てプロセスカートリッジを構成し、このプロセスカート
    リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能に取り付
    け、前記クリーナ部で清掃された排トナーを搬送部材を
    介して前記感光体の内部に搬送し、前記感光体の内部に
    設けたトナー回収タンクに蓄積するよう構成した画像形
    成装置のトナー回収装置において、 前記感光体の回動とともに前記トナー回収タンクも回動
    するように、前記感光体の内壁と略密着し且つ前記感光
    体の内壁から分離可能に前記トナー回収タンクを設け、
    前記トナー回収タンクの端部及び感光体フランジの対向
    側の回転軸心部分にそれぞれ互いに螺合するネジを有す
    る係合部を設け、前記ネジの螺合方向を前記感光体の回
    転よりネジが締め付けられる方向に設定することを特徴
    とする画像形成装置のトナー回収装置。
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