JP3472960B2 - 画像形成機の現像装置 - Google Patents

画像形成機の現像装置

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JP3472960B2 JP2000279876A JP2000279876A JP3472960B2 JP 3472960 B2 JP3472960 B2 JP 3472960B2 JP 2000279876 A JP2000279876 A JP 2000279876A JP 2000279876 A JP2000279876 A JP 2000279876A JP 3472960 B2 JP3472960 B2 JP 3472960B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、静電複写機、レー
ザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成機に適用されて
静電潜像をトナー像に現像する現像装置、更に詳しく
は、現像ハウジングの前側壁及び後側壁の最前端部にお
ける上端に円弧形状面が形成され、円弧形状面の各々に
は感光体ドラムの軸方向両端部における周表面が圧接さ
れるサイドシール部材が貼着されている現像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成機、例えば静電複写機において
は、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、次いで現
像装置によって静電潜像をトナー像に現像し、トナー像
を通常紙等の転写紙に転写する画像形成工程が遂行され
る。現像装置は、前側壁、後側壁、前側壁及び後側壁間
を延在する前端壁を備えた現像ハウジングと、現像ハウ
ジング内において前側壁及び後側壁の前端部間に支持さ
れて感光体ドラムの周表面に現像剤を適用するための現
像剤適用手段とを備えている。現像剤適用手段の一つの
典型例は、円筒状スリーブ部材と、スリーブ部材の内側
に配設された静止永久磁石部材とから構成されている。
円筒状スリーブ部材は回転自在に支持されており、静止
永久磁石部材は所定の角度位置に固定されている。現像
ハウジングの前側壁及び後側壁の最前端部における上端
には一定の半径及び一定の幅を有しかつ感光体ドラムの
軸方向に平坦な円弧形状面が形成されている。円弧形状
面の各々は感光体ドラムと実質上共通の軸心を有してい
る。円弧形状面の各々と感光体ドラムの両端部における
周表面との間には所定の隙間が形成されるよう、現像ハ
ウジングと感光体ドラムとの間の位置関係が規定されて
いる。円弧形状面の各々にはサイドシール部材が貼着さ
れている。サイドシール部材の各々は所定の厚さを有す
る不織布等から形成され、各々の前端部は、円弧形状面
から前端壁の平坦な上端面に延び出すよう形成されてい
る。したがって、サイドシール部材の各々は平面から見
てほぼL形状をなしている。サイドシール部材の各々の
表面全体に、感光体ドラムの軸方向両端部における周表
面が圧接されて当該周表面がシールされる。このような
シール構成とすることにより、現像ハウジング内のトナ
ーの外部への飛散を防止すると共に感光体ドラムの軸方
向両端部における周表面を保護しようとするものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の現像装置に
おいて、サイドシール部材の各々は、平面から見てほぼ
L形状をなすよう比較的大きく形成されているが、これ
は、現像ハウジングからの剥離を防止するために各々の
貼着面積を大きくする狙いがあるからである。しかしな
がらその反面、サイドシール部材の各々の表面積が拡大
され、拡大された表面全体に感光体ドラムの軸方向両端
部における周表面が圧接されるので、感光体ドラムの周
表面に対する圧接面積が大きくなる。サイドシール部材
の各々の、感光体ドラムの周表面に対する圧接面積が大
きいことに起因して、感光体ドラムの周表面に配設され
ている感光体の一部が削られて剥離するおそれがあり、
また、感光体ドラムの駆動トルクが上昇するおそれがあ
る。感光体ドラムの周表面から剥離した感光体が現像ハ
ウジング内に侵入した場合には、現像剤に不純物が混在
することになり、良好な画像が毀損されるおそれがあ
る。また感光体ドラムの周表面から剥離した感光体が転
写紙の搬送路に落下した場合には、転写紙の表面に付着
して良好な画像が毀損されるおそれがある。更にはま
た、感光体ドラム表面から剥離した感光体が画像形成機
の外部に飛散した場合には、環境への影響が懸念され
る。感光体ドラムの駆動トルクが上昇した場合には、駆
動系の強度をアップさせる必要が生じ、コストアップを
招くことになる。他方、サイドシール部材の各々の一部
領域が前端壁の平坦な上端面に貼着されていること及び
前端壁の平坦な上端面に貼着されている該一部領域の表
面全体に感光体ドラムの周表面が圧接されることに起因
して、サイドシール部材の各々の該一部領域が、回転す
る感光体ドラムの周表面との間の摩擦力によって剥離す
るおそれがある。これは、サイドシール部材の各々の該
一部領域の、感光体ドラムの周方向に沿う方向の長さが
著しく短いことに起因する。サイドシール部材の各々の
一部領域が剥離した場合には、トナーが漏出したり、感
光体ドラムの周表面から感光体が剥離するおそれがあ
る。
【0004】本発明の目的は、感光体ドラムの周表面に
配設されている感光体の一部が削られて剥離することな
く、また感光体ドラムの駆動トルクを上昇させることな
く、現像ハウジングの前側壁及び後側壁の最前端部にお
ける上端と感光体ドラムの軸方向両端部における周表面
との間のシールを十分に確保することを可能にする、新
規な画像形成機の現像装置を提供することである。
【0005】本発明の他の目的は、現像ハウジングの前
側壁及び後側壁の最前端部における上端に貼着されたサ
イドシール部材の各々が剥離することなく、サイドシー
ル部材の各々と感光体ドラムの軸方向両端部における周
表面との間のシールを十分に確保することを可能にす
る、新規な画像形成機の現像装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、底壁の長手方向前側縁から上方に延びる前側壁及び
底壁の長手方向後側縁から上方に延びる後側壁と、底壁
の幅方向前端から上方に延びて前側壁及び後側壁の前端
に接続されている前端壁と、底壁の幅方向後端から上方
に延びて前側壁及び後側壁の後端に接続されている後端
壁とを備えた現像ハウジングと、該ハウジング内におい
て前側壁及び後側壁の、該幅方向における前端部間に支
持されて感光体ドラムの周表面に現像剤を適用するため
の現像剤適用手段とを備え、前側壁及び後側壁の、該幅
方向の最前端部における上端には円弧形状面が形成さ
れ、円弧形状面の各々には感光体ドラムの軸方向両端部
における周表面が圧接されるサイドシール部材が貼着さ
れている画像形成機の現像装置において、円弧形状面の
各々は、該軸方向に一定の幅を有しかつ一定の半径を有
するよう形成された小径部と、小径部に対し感光体ドラ
ムの軸方向に間隔をおいて配置されると共に該軸方向に
一定の幅を有しかつ一定の半径を有するよう形成され
大径部と、小径部及び大径部間に延在する中間部とを備
え、円弧形状面の各々において、小径部は該軸方向外側
に配置され、大径部は該軸方向内側に配置され、サイド
シール部材の各々は、対応する円弧形状面の小径部、中
間部及び大径部に跨がってかつ円弧形状面に沿って周方
向に延在するよう貼着され、サイドシール部材の各々に
形成される小径部の表面に感光体ドラムの周表面が圧接
される、ことを特徴とする画像形成機の現像装置、が提
供される。円弧形状面の各々の中間部は傾斜面をなすよ
う形成されている、ことが好ましい。
【0007】本発明の他の局面によれば、底壁の長手方
向前側縁から上方に延びる前側壁及び底壁の長手方向後
側縁から上方に延びる後側壁と、底壁の幅方向前端から
上方に延びて前側壁及び後側壁の前端に接続されている
前端壁と、底壁の幅方向後端から上方に延びて前側壁及
び後側壁の後端に接続されている後端壁とを備えた現像
ハウジングと、該ハウジング内において前側壁及び後側
壁の、該幅方向における前端部間に支持されて感光体ド
ラムの周表面に現像剤を適用するための現像剤適用手段
とを備え、前側壁及び後側壁の、該幅方向の最前端部に
おける上端には円弧形状面が形成され、円弧形状面の各
々には感光体ドラムの軸方向両端部における周表面が圧
接されるサイドシール部材が貼着されている画像形成機
の現像装置において、円弧形状面の各々は、該軸方向に
一定の幅を有しかつ一定の半径を有するよう形成された
小径部と、傾斜部とを備え、円弧形状面の各々におい
て、小径部は該軸方向外側に配置され、傾斜部は該軸方
向内側に配置され、傾斜部は、小径部の側縁であって該
軸方向内側の側縁から該傾斜部を含む円弧形状面の側縁
であって該軸方向内側の側縁まで連続して延在しかつ該
傾斜部を含む円弧形状面の該側縁に向かうに従って拡径
され、サイドシール部材の各々は、対応する円弧形状面
の小径部及び傾斜部に跨がってかつ円弧形状面に沿って
周方向に延在するよう貼着され、サイドシール部材の各
々に形成される小径部の表面に感光体ドラムの周表面が
圧接される、ことを特徴とする画像形成機の現像装置、
が提供される。
【0008】円弧形状面の各々における、小径部と中間
部との境界部又は小径部と傾斜部との境界部はアール形
状に形成されている、ことが好ましい。前側壁及び後側
壁の、円弧形状面よりも後方位置における上端部間には
上シール体が配設され、上シール体は、前側壁及び後側
壁間を該長手方向に延在する支持板部材と、支持板部材
の幅方向先端部であって円弧形状面側の先端部に該先端
部に沿って該長手方向に延在するよう配設されたシート
状の上シール部材とを備え、上シール部材の幅方向先端
であって円弧形状面側の先端部における長手方向両
端部は、対応するサイドシール部材の小径部と感光体ド
ラムの周表面との間に挿入される、ことが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
画像形成機の現像装置の好適実施形態を添付図面を参照
して説明する。
【0010】図1には、画像形成ユニット100の構成
が概略的に示されている。画像形成ユニット100は、
現像装置2、感光体ドラム4、クリーニング装置6、帯
電器8等を備え、図示しない静電複写機に離脱自在に装
着される。画像形成ユニット100が静電複写機に装着
された状態で、感光体ドラム4は、図示しない駆動手段
により図1において時計方向回転駆動され、そして帯電
器8により均一に帯電された感光体ドラム4の周表面
に、それ自体は周知の適宜の方式によって画像が露光さ
れて静電潜像が形成される。この静電潜像は現像域にお
いて現像装置2によりトナー像に現像される。このトナ
ー像は、転写域において普通紙等のシート部材に転写さ
れた後に図示しない定着装置により定着されて画像の複
写物が得られる。感光体ドラム4の周表面の残留トナー
は、クリーニング域においてクリーニング装置6のクリ
ーニングブレード6aにより掻き落とされ、トナー回収
スパイラル部材6bにより図示しないトナー回収容器に
排出されて回収される。
【0011】図1〜図3を参照して、現像装置2は現像
ハウジング10を備えている。例えばABS等の適宜の
合成樹脂から一体に成形することができる現像ハウジン
グ10は、底壁12と、底壁12の長手方向前側縁から
上方に延びる前側壁14と、底壁12の長手方向後側縁
から上方に延びる後側壁16と、底壁12の幅方向前端
から上方に延びて前側壁14及び後側壁16の前端に接
続されている前端壁17と、底壁12の幅方向後端から
上方に延びて前側壁14及び後側壁16の後端に接続さ
れている後端壁18とを含んでいる。なお、本明細書に
おいて、現像ハウジング10の長手方向とは、図1にお
いて紙面の表裏方向を示し、長手方向の前側ないし前方
とは、図1において紙面の表側ないし表に向かう方向を
示し、長手方向の後側ないし後方とは、図1において紙
面の裏側ないし裏に向かう方向を示すものとする。ま
た、現像ハウジング10の幅方向とは、図1において左
右方向を示し、幅方向の前側ないし前方とは、図1にお
いて左側ないし左に向かう方向を示し、幅方向の後側な
いし後方とは、図1において右側ないし右に向かう方向
を示すものとする。他の図においてもこれに準ずるもの
とする。
【0012】現像ハウジング6の底壁12には、底壁1
2から上方に延び出しかつ所定の高さで長手方向に延び
る隔壁19が一体に形成されている。隔壁19の長手方
向の前端と前側壁14との間及び隔壁19の長手方向の
後端と後側壁16との間には、それぞれ現像剤移送開口
を規定する所定の間隔が形成されている。現像ハウジン
グ10の幅方向最前部には現像剤適用手段20が配設さ
れている。現像剤適用手段20は実質上水平に長手方向
に延在する円筒状スリーブ部材22とこのスリーブ部材
22内に配設された静止永久磁石部材24とから構成さ
れている。スリーブ部材22はアルミニウム等の非磁性
材によって構成されて回転自在であり、静止永久磁石部
材24は所定角度位置に固定されている。スリーブ部材
22には図示しない回転軸が固定されており、図示しな
い駆動手段によって図1において反時計方向に回転駆動
させられる。なお、現像ハウジング10の前側壁14と
後側壁16との間には、スリーブ部材22の周表面に近
接して平行に穂切板26が配設されている。この穂切板
26は、スリーブ部材22の周表面に保持されて上記現
像域に搬送される現像剤の量を規制する。
【0013】現像剤適用手段20の後方に現像剤攪拌搬
送機構が配設されている。現像剤攪拌搬送機構は、それ
ぞれ回転軸と螺旋羽根とからなる攪拌搬送部材30及び
32、回転軸と複数の板羽根とを含む攪拌搬送部材34
とを備えている。攪拌搬送部材30及び32は、現像ハ
ウジング10の隔壁19を挟んで上記幅方向両側に配置
され、それぞれ底壁12に沿って長手方向に延在するよ
う前側壁14と後側壁16との間に回転自在に支持され
ている。攪拌搬送部材30は、図示しない駆動手段によ
り図1において反時計方向に回転駆動させられ、現像剤
を攪拌しつつ長手方向の前側から後側に向けて搬送す
る。攪拌搬送部材32は、図示しない駆動手段により図
1において時計方向に回転駆動させられ、現像剤を攪拌
しつつ長手方向の後側から前側に向けて搬送する。した
がって現像剤は、隔壁19を挟んだ両側、及び、隔壁1
9の長手方向両端とこれらに対応する前側壁14及び後
側壁16との間に形成されている現像剤移送開口、の間
を撹拌されながら循環搬送させられる。現像剤に含まれ
るトナーは摩擦帯電させられる。
【0014】攪拌搬送部材34は、攪拌搬送部材32と
現像剤適用手段20との間において、底壁12に沿って
長手方向に延在するよう前側壁14と後側壁16との間
に回転自在に支持されている。攪拌搬送部材34におい
て、回転軸の軸方向の中央部領域には周方向に間隔をお
いて半径方向外方に延びる複数の板羽根が形成され、回
転軸の両端部領域には螺旋羽根が形成され、該中央部領
域と該両端部領域との間の中間領域には半径方向外方に
延びる1枚の板羽根が形成されている。該中央部領域は
スリーブ部材22及び感光体ドラム4における画像形成
領域に対応する。このように構成された攪拌搬送部材3
4は、図示しない駆動手段により図1において反時計方
向に回転駆動させられる。攪拌搬送部材34の中央部領
域に配置された複数の板羽根は、スリーブ部材22の、
感光体ドラム4に対向する位置よりも回転方向下流側に
存在する現像剤を攪拌搬送部材32側に搬送すると共
に、攪拌搬送部材32側の現像剤を、スリーブ部材22
の、穂切板26に対向する位置よりも回転方向上流側に
搬送する。また拌搬送部材34の両端部領域に配置され
た螺旋羽根は、撹拌搬送部材34の両端部領域に存在す
る現像剤を軸方向内側に向けて移動させ、中間領域の各
々に配置された板羽根は、螺旋羽根によって移動させら
れた現像剤を攪拌搬送部材34に戻すように作用する。
【0015】現像装置2の現像ハウジング10における
前側壁14及び後側壁16の、上記幅方向における前端
部14A及び16Aは、相互に接近する方向に延び出す
と共に、上記幅方向後方における上端面から上方に延び
出すよう構成されている。前側壁14及び後側壁16
の、上記幅方向における前端部14A及び16Aの上記
幅方向後端は、前側壁14及び後側壁16の上端面から
直立した直立壁をなすよう形成されている。なお、上記
穂切板26は、前側壁14及び後側壁16の前端部14
A及び16A間に延在するよう配設されている。また、
前側壁14及び後側壁16の上端面であって、前端部1
4A及び16Aの後端に形成された直立壁よりも後方の
領域と、後端壁18の上端面とにより形成される、現像
ハウジング10の上端開口部には、現像剤収納容器36
が該開口部を覆うよう装着されている。現像剤収納容器
36にはスタート現像剤が収納される。現像剤収納容器
36は、下端に現像剤排出口を有する容器本体と、該排
出口の周縁から外方に延び出す環状のフランジと、容器
本体の下面に剥離可能に装着されて該排出口を閉塞する
シールフィルム部材とを備えている。シールフィルム部
材は、容器本体の長手方向の前側から後側に渡って下面
に剥離可能に装着されたシール部と、シール部と連続し
該後側で反転して該前側に達する反転重合部と、反転重
合部と連続して形成された引き剥がし用把持部とから構
成されている。画像形成機を最初に使用する前に、この
把持部を、容器本体の下面に対し、シール部の引き剥が
し方向である長手方向前方に引くと、反転重合部がシー
ル部に対して相対的に該前方に引っ張られて、シールフ
ィルム部材はそのシール部が剥離されて該排出口が開か
れる。容器本体内に収容された現像剤は、該排出口及び
現像ハウジング10の上端開口部を通して現像ハウジン
グ10内に落下させられる。図1は、現像剤収納容器3
6の容器本体内の現像剤が全て現像ハウジング10内に
排出され、現像に使用されている状態を示している。
【0016】図2〜図4及び図7を参照して、現像ハウ
ジング10における前側壁14及び後側壁16の最前端
部、すなわち前側壁14及び後側壁16の前端部14A
及び16Aにおける最前端部の上端には、相互に実質上
同じ構成及び同じ大きさを有する円弧形状面40及び4
2が形成されている。前側壁14の前端部14Aにおけ
る最前端部に形成された円弧形状面40は、小径部40
aと、小径部40aに対し感光体ドラム4の軸方向(現
像ハウジング10の長手方向)に間隔をおいて配置され
た大径部40bと、小径部40a及び大径部40b間に
延在する中間部40cとを備えている。小径部40aは
該軸方向外側に配置され、大径部40bは該軸方向内側
に配置されている。実施形態において、小径部40a
は、該軸方向に一定の幅を有すると共に一定の半径を有
するよう形成され、大径部40bは、該軸方向に一定の
幅を有すると共に一定の半径を有するよう形成されてい
る。大径部40bの該軸方向の幅は小径部40aの該軸
方向の幅よりも広く形成されている。中間部40cは傾
斜面をなすよう形成されている。中間部40cの傾斜面
は、その横断面(該軸方向に沿った断面)においてスト
レートに延在するよう形成されている。中間部40cの
傾斜面は、該横断面においてゆるやかな曲線で延在する
よう形成される他の実施形態もある。少なくとも小径部
40aと中間部40cとの境界部、実施形態において
は、小径部40aと中間部40cとの境界部及び中間部
40cと大径部40bとの境界部は、それぞれアール形
状をなすよう形成されている(図7参照)。大径部40
bの前端部は前端壁17の上端面に接続されている。
【0017】後側壁16の前端部16Aにおける最前端
部に形成された円弧形状面42は、小径部42aと、小
径部42aに対し該軸方向に間隔をおいて配置された大
径部42bと、小径部42a及び大径部42b間に延在
する中間部42cとを備えている。小径部42aは該軸
方向外側に配置され、大径部42bは該軸方向内側に配
置されている。実施形態において、小径部42aは、該
軸方向に一定の幅を有すると共に一定の半径を有するよ
う形成され、大径部42bは、該軸方向に一定の幅を有
すると共に一定の半径を有するよう形成されている。大
径部42bの該軸方向の幅は小径部42aの該軸方向の
幅よりも広く形成されている。中間部42cは傾斜面を
なすよう形成されている。中間部42cの傾斜面は、そ
の横断面(該軸方向に沿った断面)においてストレート
に延在するよう形成されている。中間部42cの傾斜面
は、該横断面においてゆるやかな曲線で延在するよう形
成される他の実施形態もある。少なくとも小径部42a
と中間部42cとの境界部、実施形態においては、小径
部42aと中間部42cとの境界部及び中間部42cと
大径部42bとの境界部は、それぞれアール形状をなす
よう形成されている(図7参照)。大径部42bの前端
部は前端壁17の上端面に接続されている。
【0018】図5〜図7を参照して、円弧形状面40及
び42の各々には、感光体ドラム4の軸方向両端部にお
ける周表面が圧接されるサイドシール部材44及び46
が装着されている。不織布等の適宜のシール部材から形
成することができるサイドシール部材44及び46は、
一定の厚さを有しかつ全体として矩形状を有すると共
に、相互に実質上同一の構成及び同じ大きさを有してい
る。サイドシール部材44は、円弧形状面40の小径部
40a、中間部40c及び大径部40bに跨がってかつ
円弧形状面40に沿って周方向に延在するよう、適宜の
接着剤により貼着されている。したがって、サイドシー
ル部材44にも、円弧形状面40の表面形状に従って、
小径部44a、大径部44b及び中間部44cが形成さ
れる。サイドシール部材46は、円弧形状面42の小径
部42a、中間部42c及び大径部42bに跨がってか
つ円弧形状面42に沿って周方向に延在するよう、適宜
の接着剤により貼着されている。したがって、サイドシ
ール部材46にも、円弧形状面42の表面形状に従っ
て、小径部46a、大径部46b及び中間部46cが形
成される。
【0019】図8を参照して、現像ハウジング10の前
側壁14及び後側壁16の外側には、それぞれ側板50
及び52が装着されている。感光体ドラム4は、側板5
0及び52に軸受部材を介して回転自在に支持されてい
る。感光体ドラム4は、軸方向の両端部の非画像形成領
域を除く中央部の画像形成領域が、現像剤適用手段20
のスリーブ部材22の周表面に対して所定の隙間をおい
て位置付けられると共に、上記サイドシール部材44及
び46の各々に形成される小径部44a及び46aの円
弧状の表面に感光体ドラム4の両端部における周表面が
圧接されるよう位置付けられる(図6及び図7参照)。
スリーブ部材22の周表面であって、感光体ドラム4の
周表面に対し隙間をおいて対向する中央部は現像作業領
域を規定し、その内部に静止永久磁石部材24が存在す
る。なお上記クリーニング装置6及び帯電器8は側板5
0及び52間に配設されている(図8において、帯電器
8は図示が省略されている)。
【0020】上記前側壁14及び後側壁16の前端部1
4A及び16Aの最前端部の後方位置、すなわち円弧形
状面40及び42よりも後方位置における上端部間(実
施形態においては最上端部間)には上シール体60が配
設されている。図6及び図8に示されているように、上
シール体60は、支持板部材61と、支持板部材61の
幅方向先端部に該先端部に沿って延在するよう配設され
たシート状の上シール部材62とを備えている。支持板
部材61は、ほぼ一定の幅で直線状に延在するフラット
な本体部63と、本体部63の幅方向前端から斜め下方
に延び出す傾斜部64と、本体部63の幅方向後端から
下方に直角に延び出す垂下部65とを備えている。本体
部63の長手方向前端には、位置決め孔66と取付孔6
7が形成され、また長手方向後端には、本体部63より
も幅の狭い差込み部68が該後端から後方に延び出すよ
う形成されている。上シール部材62は、例えばポリエ
チレンテレフタレート等の可撓性を有する適宜の合成樹
脂からなるシート部材から形成することができ、傾斜部
64に適宜の接着剤により貼着されている。
【0021】図4及び図8を参照して、前側壁14の前
端部14Aの最上端部には、上方に延び出す位置決めピ
ン部70とねじ孔72が形成されている。また後側壁1
6の前端部16Aの最上端部には、差込み孔74が形成
されている。差込み孔74は上シール体60の差込み部
68が離脱自在に差し込まれるような適宜の形状に形成
されている。図8に示されているように、感光体ドラム
4が側板50及び52間に支持された後に、上シール体
60は、本体部63の差込み部68が差込み孔74に差
し込まれ、本体部63の位置決め孔66が位置決めピン
部70に嵌合され、本体部63の取付孔67がねじ孔7
2に整合された状態でねじ孔72にビス69をねじ込む
ことにより、前側壁14及び後側壁16の最上端部間に
装着される。上シール体60の装着に際しては、上シー
ル部材62の幅方向先端部における長手方向両端部は、
対応するサイドシール部材44及び46の小径部44a
及び46aと、感光体ドラム4の周表面との間に挿入さ
れる(図6参照)。上シール部材62の幅方向先端部
は、感光体ドラム4の両端部間の軸方向の全域にわたっ
てその周表面にしっかりと当接され、現像ハウジング1
0の上方開口部の幅方向最前端部のシールが十分確実に
行なわれる。現像ハウジング10の、穂切板26よりも
上方部位は、上シール体60の支持板部材61により覆
われる。
【0022】上記現像装置2を含む画像形成ユニット1
00は図示しない複写機に離脱自在に装着されて使用さ
れる。なお、現像装置2による現像作用を含む、複写機
による複写作用それ自体は周知の作用を利用することで
よく、またそれ自体は本発明の特徴をなすものではない
ので、説明は省略する。
【0023】上記現像装置2において、現像ハウジング
10の前側壁14及び後側壁16の最前端部における上
端に形成された円弧形状面40は、小径部40aと、小
径部40aに対し感光体ドラム4の軸方向に間隔をおい
て配置された大径部40bと、小径部40a及び大径部
40b間に延在する中間部40cとを備え、また、円弧
形状面42は、小径部42aと、小径部42aに対し感
光体ドラム4の軸方向に間隔をおいて配置された大径部
42bと、小径部42a及び大径部42b間に延在する
中間部42cとを備えている(図4及び図7参照)こと
が重要である。またサイドシール部材44は、円弧形状
面40の小径部40a、中間部40c及び大径部40b
に跨がってかつ円弧形状面40に沿って周方向に延在す
るよう貼着され、またサイドシール部材46は、円弧形
状面42の小径部42a、中間部42c及び大径部42
bに跨がってかつ円弧形状面42に沿って周方向に延在
するよう貼着されている(図5及び図7参照)ことが重
要である。そしてまた、サイドシール部材44及び46
の各々に形成される小径部44a及び46aの表面に感
光体ドラム4の周表面が圧接される(図6及び図7参
照)ことが重要である。
【0024】上記現像装置2は上記特徴を有しているの
で、サイドシール部材44及び46の各々の、感光体ド
ラム4の周表面に対する圧接面積が従来に較べて大幅に
減少され、感光体ドラム4の周表面に配設されている感
光体の一部が削られて剥離する可能性は従来に較べて大
幅に低減され、また感光体ドラム4の駆動トルクも従来
に較べて低減される。その結果、感光体ドラム4の周表
面から剥離した感光体が現像ハウジング10内に侵入し
て良好な画像を毀損することが確実に防止され、また感
光体ドラム4の周表面から剥離した感光体が転写紙の搬
送路に落下して転写紙の表面に付着して良好な画像を毀
損することも確実に防止される。更にはまた、感光体ド
ラム4表面から剥離した感光体が画像形成機の外部に飛
散することも確実に防止され、環境汚染の懸念も払拭さ
れる。更にはまた、感光体ドラム4の駆動トルクは従来
よりも低減されるので、少なくとも駆動系の強度をアッ
プさせる必要はなく、コストアップを回避することが可
能になる。
【0025】上記現像装置2においては、サイドシール
部材44及び46の各々の、感光体ドラム4の周表面に
対する圧接面積が従来に較べて大幅に減少されるにも拘
わらず、円弧形状面40及び42に対する貼着面積は、
感光体ドラム4の回転による負荷が作用しない領域であ
る、大径部40b、42b、中間部40c、42cにお
いて十分に確保されるので、サイドシール部材44及び
46の各々が、回転する感光体ドラム4の周表面との間
の摩擦力によって剥離することは確実に防止され、トナ
ーが漏出したり、感光体ドラム4の周表面から感光体が
剥離することは確実に防止される。中間部40c、42
cが傾斜面をなすように形成されている場合には、円弧
形状面40及び42に小径部40a、42a(これらを
換言すると凸部40a、42a)が形成されているにも
かかわらず、感光体ドラム4による応力集中を防ぐこと
ができ、また感光体ドラム4による負荷を回避しながら
サイドシール部材44及び46の各々の貼着面積を拡大
することを容易に可能にする。円弧形状面40及び42
において、小径部40aと中間部40cとの境界部、小
径部42aと中間部42cとの境界部が、それぞれアー
ル形状をなすよう形成されている場合には、感光体ドラ
ム4によるサイドシール部材44及び46に対する応力
集中が回避され、サイドシール部材44及び46の損傷
及び感光体ドラム4の感光体の剥離のおそれもない。現
像ハウジング10の前側壁14及び後側壁16の最前端
部における上端と感光体ドラム4の軸方向両端部におけ
る周表面との間のシールは、サイドシール部材44及び
46の各々に形成される小径部44a及び46aの表面
に感光体ドラム4の周表面が圧接されることにより、十
分に確保される。
【0026】図9には、前側壁14及び後側壁16の最
前端部における上端に形成される円弧形状面及び該円弧
形状面に貼着されるサイドシール部材の他の実施形態が
示されている。図9において、前側壁14の最前端部に
おける上端に形成される円弧形状面40は、小径部40
aと、小径部40aの側縁(感光体ドラム4の軸方向で
あって後側壁16側の側縁)から円弧形状面40の側縁
(感光体ドラム4の軸方向であって後側壁16側の側
縁)まで連続して延在しかつ円弧形状面40の該側縁に
向かうに従って拡径される傾斜部40dとを備えてい
る。傾斜部40dは、その横断面(該軸方向に沿った断
面)においてストレートに延在するよう形成されてい
る。傾斜部40dは、該横断面においてゆるやかな曲線
で延在するよう形成される他の実施形態もある。小径部
40aと傾斜部40dとの境界部はアール形状をなすよ
う形成されている。傾斜部40dの前端部は前端壁17
の上端面に接続されている。
【0027】後側壁16の最前端部における上端に形成
される円弧形状面42は、小径部42aと、小径部42
aの側縁(感光体ドラム4の軸方向であって前側面14
側の側縁)から円弧形状面42の側縁(感光体ドラム4
の軸方向であって前側壁14側の側縁)まで連続して延
在しかつ円弧形状面42の該側縁に向かうに従って拡径
される傾斜部42dとを備えている。傾斜部42dは、
その横断面(該軸方向に沿った断面)においてストレー
トに延在するよう形成されている。傾斜部42dは、該
横断面においてゆるやかな曲線で延在するよう形成され
る他の実施形態もある。小径部42aと傾斜部42dと
の境界部はアール形状をなすよう形成されている。傾斜
部42dの前端部は前端壁17の上端面に接続されてい
る。
【0028】円弧形状面40及び42の各々には、感光
体ドラム4の軸方向両端部における周表面が圧接される
サイドシール部材44及び46が装着される。サイドシ
ール部材44及び46は先の実施形態におけると実質上
同じ構成を有している。サイドシール部材44は、円弧
形状面40の小径部40a及び傾斜部40dに跨がって
かつ円弧形状面40に沿って周方向に延在するよう、適
宜の接着剤により貼着されている。したがって、サイド
シール部材44にも、円弧形状面40の表面形状に従っ
て、小径部44a及び傾斜部40dが形成される。サイ
ドシール部材46は、円弧形状面42の小径部42a及
び傾斜部42dに跨がってかつ円弧形状面42に沿って
周方向に延在するよう、適宜の接着剤により貼着されて
いる。したがって、サイドシール部材46にも、円弧形
状面42の表面形状に従って、小径部46a及び傾斜部
42dが形成される。そして先の実施形態と同じとおり
にして、サイドシール部材44及び46の各々に形成さ
れる小径部44a及び46aの表面に感光体ドラム4の
両端部における周表面が圧接される。
【0029】図9に示す特徴を備えた現像装置2におい
ても、先の実施形態と同じく、サイドシール部材44及
び46の各々の、感光体ドラム4の周表面に対する圧接
面積が従来に較べて大幅に減少され、感光体ドラム4の
周表面に配設されている感光体の一部が削られて剥離す
る可能性は従来に較べて大幅に低減され、また感光体ド
ラム4の駆動トルクも従来に較べて低減される。また、
サイドシール部材44及び46の各々の、感光体ドラム
4の周表面に対する圧接面積が従来に較べて大幅に減少
されるにも拘わらず、円弧形状面40及び42に対する
貼着面積は、感光体ドラム4の回転による負荷が作用し
ない領域である傾斜部40d及び42dを含めて十分に
確保される。その結果、先の実施形態におけると実質上
同じ作用効果が達成される。傾斜部40d及び42d
は、円弧形状面40及び42に小径部40a、42a
(これらを換言すると凸部40a、42a)が形成され
ているにもかかわらず、感光体ドラム4による応力集中
を防ぐことができ、また感光体ドラム4による負荷を回
避しながらサイドシール部材44及び46の各々の貼着
面積を拡大することを容易に可能にする。円弧形状面4
0及び42において、小径部40aと傾斜部40dとの
境界部、小径部42aと傾斜部42dとの境界部が、そ
れぞれアール形状をなすよう形成されている場合には、
感光体ドラム4によるサイドシール部材44及び46に
対する応力集中が回避され、サイドシール部材44及び
46の損傷及び感光体ドラム4の感光体の剥離のおそれ
もない。
【0030】なお、図1〜図8を参照して説明した現像
装置2の実施形態は、サイドシール部材44及び46の
各々に形成される小径部44a及び46aの表面に感光
体ドラム4の周表面が圧接されるよう構成されている。
しかしながら厳密には、小径部44aと中間部44cと
の間及び小径部46aと中間部46cとの間のそれぞれ
の段差の程度、サイドシール部材44及び46の材料、
小径部44a及び46aの表面と感光体ドラム4の周表
面との間の圧接力等の如何によっては、感光体ドラム4
の周表面は、小径部44a及び46aの表面のみなら
ず、中間部44c及び46cの表面における、小径部4
4a及び46aの表面との境界近傍の領域にも若干跨が
って圧接される場合もある。このような場合においても
本発明の作用効果は実質上変わるものではなく、したが
って本発明の上記構成の範囲に含まれるものである。ま
た、図9を参照して説明した本発明の要部の他の実施形
態は、サイドシール部材44及び46の各々に形成され
る小径部44a及び46aの表面に感光体ドラム4の両
端部における周表面が圧接されるよう構成されている。
しかしながら上記と同様に厳密には、小径部44aと傾
斜部44dとの間及び小径部46aと傾斜部46dとの
間の段差の程度、サイドシール部材44及び46の材
料、小径部44a及び46aの表面と感光体ドラム4の
周表面との間の圧接力等の如何によっては、感光体ドラ
ム4の周表面は、小径部44a及び46aの表面のみな
らず、傾斜部44d及び46dの表面における、小径部
44a及び46aの表面との境界近傍の領域にも若干跨
がって圧接される場合もある。このような場合において
も本発明の作用効果は実質上変わるものではなく、した
がって本発明の上記構成の範囲に含まれるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明による画像形成機の現像装置によ
れば、感光体ドラムの周表面に配設されている感光体の
一部が削られて剥離することなく、また感光体ドラムの
駆動トルクを上昇させることなく、現像ハウジングの前
側壁及び後側壁の最前端部における上端と感光体ドラム
の軸方向両端部における周表面との間のシールを十分に
確保することを可能にする。また、現像ハウジングの前
側壁及び後側壁の最前端部における上端に貼着されたサ
イドシール部材の各々が剥離することなく、サイドシー
ル部材の各々と感光体ドラムの軸方向両端部における周
表面との間のシールを十分に確保することを可能にす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された現像装置の実施形態
を備えた画像形成ユニットを示す横断面概略図。
【図2】図1に示す画像形成ユニットに備えられた現像
装置の現像ハウジングを、ある角度から見た斜視図。
【図3】図2に示す現像ハウジングを、図2とは別の角
度から見た斜視図。
【図4】図1に示す画像形成ユニットに備えられた現像
装置の前端部の要部を部分的に示す斜視概略図。
【図5】図4に示す現像装置の現像ハウジングの前側壁
及び後側壁の最前端部における上端にサイドシール部材
を装着した状態を部分的に示す斜視概略図。
【図6】図1の一部を概略的に示す拡大横断面図。
【図7】図6の要部を概略的に示す拡大縦断面図。
【図8】図1に示す画像形成ユニットの詳細な斜視図で
あって、その一部を分解して示す斜視図。
【図9】前側壁及び後側壁の最前端部に形成される円弧
形状部及び該円弧形状部の各々に貼着されるサイドシー
ル部材の他の実施形態を示す縦断面図であって、図7と
同様な図。
【符号の説明】
2 現像装置 4 感光体ドラム 10 現像ハウジング 14 前側壁 14A 前端部 16 後側壁 16A 前端部 22 円筒状スリーブ 40、42 円弧形状面 40a、42a 小径部 40b、42b 大径部 40c、42c 中間部 40d、42d 傾斜部 44、46 サイドシール部材 44a、46a 小径部 44b、46b 大径部 44c、46c 中間部 60 上シール体 61 支持板部材 62 上シール部材 100 画像形成ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田名辺 謙一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セ ラミタ株式会社内 (72)発明者 中植 隆久 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セ ラミタ株式会社内 (72)発明者 菊田 あかね 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セ ラミタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−20665(JP,A) 実開 平4−22747(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 505

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の長手方向前側縁から上方に延びる
    前側壁及び底壁の長手方向後側縁から上方に延びる後側
    と、底壁の幅方向前端から上方に延びて前側壁及び後
    側壁の前端に接続されている前端壁と、底壁の幅方向後
    端から上方に延びて前側壁及び後側壁の後端に接続され
    ている後端壁とを備えた現像ハウジングと、該ハウジン
    グ内において前側壁及び後側壁の、該幅方向における
    端部間に支持されて感光体ドラムの周表面に現像剤を適
    用するための現像剤適用手段とを備え、前側壁及び後側
    壁の、該幅方向の最前端部における上端には円弧形状面
    が形成され、円弧形状面の各々には感光体ドラムの軸方
    向両端部における周表面が圧接されるサイドシール部材
    が貼着されている画像形成機の現像装置において、 円弧形状面の各々は、該軸方向に一定の幅を有しかつ一
    定の半径を有するよう形成された小径部と、小径部に対
    し感光体ドラムの軸方向に間隔をおいて配置されると共
    に該軸方向に一定の幅を有しかつ一定の半径を有するよ
    う形成された大径部と、小径部及び大径部間に延在する
    中間部とを備え、円弧形状面の各々において、小径部は
    該軸方向外側に配置され、大径部は該軸方向内側に配置
    され、サイドシール部材の各々は、対応する円弧形状面
    の小径部、中間部及び大径部に跨がってかつ円弧形状面
    に沿って周方向に延在するよう貼着され、サイドシール
    部材の各々に形成される小径部の表面に感光体ドラムの
    周表面が圧接される、 ことを特徴とする画像形成機の現像装置。
  2. 【請求項2】 円弧形状面の各々の中間部は傾斜面をな
    すよう形成されている、請求項1記載の画像形成機の現
    像装置。
  3. 【請求項3】 底壁の長手方向前側縁から上方に延びる
    前側壁及び底壁の長手方向後側縁から上方に延びる後側
    と、底壁の幅方向前端から上方に延びて前側壁及び後
    側壁の前端に接続されている前端壁と、底壁の幅方向後
    端から上方に延びて前側壁及び後側壁の後端に接続され
    ている後端壁とを備えた現像ハウジングと、該ハウジン
    グ内において前側壁及び後側壁の、該幅方向における
    端部間に支持されて感光体ドラムの周表面に現像剤を適
    用するための現像剤適用手段とを備え、前側壁及び後側
    壁の、該幅方向の最前端部における上端には円弧形状面
    が形成され、円弧形状面の各々には感光体ドラムの軸方
    向両端部における周表面が圧接されるサイドシール部材
    が貼着されている画像形成機の現像装置において、 円弧形状面の各々は、該軸方向に一定の幅を有しかつ一
    定の半径を有するよう形成された小径部と、傾斜部とを
    備え、円弧形状面の各々において、小径部は該軸方向外
    側に配置され、傾斜部は該軸方向内側に配置され、傾斜
    部は、小径部の側縁であって該軸方向内側の側縁から該
    傾斜部を含む円弧形状面の側縁であって該軸方向内側の
    側縁まで連続して延在しかつ該傾斜部を含む円弧形状面
    の該側縁に向かうに従って拡径され、サイドシール部材
    の各々は、対応する円弧形状面の小径部及び傾斜部に跨
    がってかつ円弧形状面に沿って周方向に延在するよう貼
    着され、サイドシール部材の各々に形成される小径部の
    表面に感光体ドラムの周表面が圧接される、 ことを特徴とする画像形成機の現像装置。
  4. 【請求項4】 円弧形状面の各々における、小径部と中
    間部との境界部又は小径部と傾斜部との境界部はアール
    形状に形成されている、請求項1又は請求項3記載の画
    像形成機の現像装置。
  5. 【請求項5】 前側壁及び後側壁の、円弧形状面よりも
    後方位置における上端部間には上シール体が配設され、
    上シール体は、前側壁及び後側壁間を該長手方向に延在
    する支持板部材と、支持板部材の幅方向先端部であって
    円弧形状面側の先端部に該先端部に沿って該長手方向に
    延在するよう配設されたシート状の上シール部材とを備
    え、上シール部材の幅方向先端部であって円弧形状面側
    の先端部における長手方向両端部は、対応するサイド
    シール部材の小径部と感光体ドラムの周表面との間に挿
    入される、請求項1又は請求項3記載の画像形成機の現
    像装置。
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