JP3537107B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3537107B2
JP3537107B2 JP25243696A JP25243696A JP3537107B2 JP 3537107 B2 JP3537107 B2 JP 3537107B2 JP 25243696 A JP25243696 A JP 25243696A JP 25243696 A JP25243696 A JP 25243696A JP 3537107 B2 JP3537107 B2 JP 3537107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置
あるいはそれらの複合機等の画像形成装置に関し、特に
静電潜像担持体と現像スリーブとの間に形成される現像
領域に、磁石を内蔵した現像スリーブの外周面にて現像
剤を担持しつつ搬送して、静電潜像担持体上の静電潜像
を可視像化して画像を形成する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置として、現像装置か
ら感光体へ供給されるトナーが周囲へ飛散することを防
止するために、現像スリーブと対向する面に同心状の円
弧部を有し、且つドクタから感光体までの現像剤搬送経
路を覆うカバー部材を設け、更に、ドクタ側でこのカバ
ー部材の内面に一端を固定し他端を自由状態で感光体側
まで延設させた可撓性シートを設けたものが公知である
(特開昭64−000584号の公報を参照)。図11
は従来の他の画像形成装置の現像装置の要部構成図であ
り、静電潜像担持体(感光体ドラム)101と現像スリ
ーブ102との間に形成される現像領域dに現像剤を搬
送する現像スリーブ102上の現像剤の供給量を規制す
るドクタ103から静電潜像担持体101までの現像剤
搬送路から、トナーが周囲へ飛散することを防止するた
めに、カバー部材104が、ドクタ103から静電潜像
担持体101までの現像剤が搬送される搬送路を覆うよ
うに、ドクタ103に複数の螺子105で固定されてい
る。また、現像スリーブ102の長手方向両端からトナ
ーが周囲へ飛散することを防止するために、現像スリー
ブ102の両端側には、現像スリーブ102の回転軸1
02aを挿通して軸支する複数のサイドシール部材10
6aとサイドシール部材106bがドクタ103の両端
部にそれぞれ螺子109で固定されている。更に、シー
ル部材107が、カバー部材104の上部からサイドシ
ール部材106a、106bの現像領域側の下端部にか
けて覆うように貼り付けられている。然し、これらの画
像形成装置は、トナーの周囲への飛散を防止するための
カバー部材等の部品数が多くコスト高となるだけでな
く、組立作業が煩雑で組立性も悪いと言う不具合があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の画像形
成装置は、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバ
ー部材等の部品数が多くコスト高となるだけでなく、組
立作業が煩雑で組立性も悪いと言う問題があった。そこ
で本発明の課題は、このような問題点を解決するもので
ある。即ち、トナーの周囲への飛散を防止するためのカ
バー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業
が簡単で組立性も良い画像形成装置を提供することを目
的にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、静電潜像担持体と現像スリーブ
との間に形成される現像領域に、磁石を内蔵した現像ス
リーブの外周面で担持した現像剤を搬送することにより
静電潜像担持体上の静電潜像を可視像化してから、該可
視像を転写紙上に転写、定着させることにより画像を形
成する画像形成装置であって、上記現像領域に現像剤を
搬送する上記現像スリーブ上の現像剤の供給量を規制す
るドクタと、該ドクタを保持するドクタホルダとを有し
たものにおいて、上記ドクタホルダは、上記ドクタから
上記静電潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を
覆うカバー部と、上記ドクタを保持することにより上記
現像スリーブと上記ドクタとの間隙を所定に保持する保
持部と、上記現像スリーブの回転軸を挿通支持する貫通
孔と、を一体的に有した構成を備え、更に、上記カバー
部の上部から上記保持部の現像領域側の両下端部までを
覆うシート状のシール部材を固定するシール部材固定面
備え、更に、上記ドクタホルダは、長手方向に2分割
されたドクタホルダ前と、ドクタホルダ後と、からなる
ことを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、上記ドクタホルダに対して、上
記カバー部の上部から上記保持部の現像領域側の両下端
部までを覆うようにシート状のシール部材を設けたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、請求項1又は2記載
の画像形成装置において、上記ドクタホルダは、上記ド
クタホルダ前と上記ドクタホルダ後が対向し合う内側端
縁に、互いに嵌合する嵌合部を有することを特徴とす
る。請求項4の発明は、 請求項1、2、又は3記載の
画像形成装置において、上記ドクタと上記ドクタホルダ
とが接触する接触面にひっかけ手段を有することを特徴
とする。請求項5の発明は、請求項4記載の画像形成装
置において、上記ひっかけ手段は、ひっかけ用突起と、
上記ひっかけ用突起がひっかけられるひっかけ用穴とか
らなることを特徴とする。請求項6の発明は、請求項5
記載の画像形成装置において、上記ひっかけ用突起を上
記ドクタに設け、上記ひっかけ用穴を上記ドクタホルダ
に設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項1においては、ドクタから静電潜像担持体までの現像
剤が搬送される搬送路を覆うカバー部と現像スリーブと
ドクタとの所定の間隙を保持する保持部とが一体成形さ
れたドクタホルダを現像スリーブの回転軸で支持するよ
うにしたので、トナーの周囲への飛散を防止するための
カバー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作
業が簡単で組立性も良い画像形成装置を提供することが
出来る。更に、ドクタから静電潜像担持体までの現像剤
が搬送される搬送路を覆うカバー部と現像スリーブとド
クタとの所定の間隙を保持する保持部とが一体成形され
たドクタホルダを前後両端部側に分割されたドクタホル
ダ前とドクタホルダ後の2部品から構成し、これらを現
像スリーブの回転軸で支持するようにしたので、トナー
の周囲への飛散を防止するためのカバー部材等の部品数
を少なくしてコスト安で、組立作業が簡単で組立性も良
い画像形成装置を提供することが出来る。
【0006】請求項においては、ドクタから静電潜像
担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部
と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する保持
部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブの回
転軸で支持すると共にカバー部の上部から保持部の現像
領域側の両下端部までをシート状のシール部材で覆うよ
うにしたので、トナーの周囲への飛散を防止するための
カバー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作
業が簡単で組立性も良く、トナーの周囲への飛散を確実
に防止された画像形成装置を提供することが出来る。
【0007】請求項においては、ドクタから静電潜像
担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部
と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する保持
部とが一体成形されたドクタホルダ前とドクタホルダ後
が、互いの対向し合う内側端縁に設けた嵌合部で嵌合し
て現像スリーブの回転軸で支持するようにしたので、ト
ナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部材等の部
品数を少なくしてコスト安で、組立作業が簡単で組立性
も良く、トナーの周囲への飛散を確実に防止された画像
形成装置を提供することが出来る。
【0008】請求項においては、ドクタから静電潜像
担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部
と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する保持
部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブの回
転軸で支持すると共にひっかけ手段によってドクタとド
クタホルダとが接触する接触面でひっかかるようにした
ので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部
材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が更に
簡単で組立性も良い画像形成装置を提供することが出来
る。
【0009】請求項においては、ドクタから静電潜像
担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部
と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する保持
部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブの回
転軸で支持すると共にひっかけ用突起とひっかけ用突起
がひっかけられるひっかけ用穴によってドクタとドクタ
ホルダとが接触する接触面でひっかかるようにしたの
で、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部材
等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が更に簡
単で組立性も良い画像形成装置を提供することが出来
る。
【0010】請求項においては、ドクタから静電潜像
担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部
と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する保持
部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブの回
転軸で支持すると共にドクタに設けたひっかけ用突起と
ドクタホルダに設けられたひっかけ用穴によってドクタ
とドクタホルダとが接触する接触面でひっかかるように
したので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバ
ー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が
更に簡単で組立性も良く、ひっかけ用穴によるトナーの
搬送むらや漏洩による飛散等を防止する画像形成装置を
提供することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の画像形成装
置の現像装置周辺の構成を示す縦断面略図、図2はその
要部構成図であり、同図に示した本発明の画像形成装置
において、静電潜像担持体1は感光体ドラムであり、静
電潜像を可視像化したトナー画像が表面1aに形成され
るようになっている。静電潜像担持体1(感光体ドラ
ム)は、矢印A方向に回転可能に支持され、且つ図示し
ない駆動源によって回転駆動し、帯電器10により均一
に帯電された表面1aに、露光手段11からの露光によ
り静電潜像を形成された後に、現像スリーブ2との間に
形成される現像領域(d)において、静電潜像を現像し
て可視像化したトナー画像を形成する。現像スリーブ2
は、例えばケース12に固定される回転軸2aに固定さ
れた磁石2bを内蔵し、磁石に対して現像スリーブ2が
相対回転する構成であるから、スリーブ2が矢印B方向
に回転することによって、外周面に担持した現像剤
(D)はドクタ3によって供給量を規制され、静電潜像
担持体1との間に形成される現像領域(d)に現像剤
(D)を搬送するようになっている。ドクタホルダ6に
は、ドクタ3から静電潜像担持体1までの現像剤(D)
が搬送される搬送路を覆うカバー部4と、現像スリーブ
2とドクタ3との所定の間隙を保持する保持部5とが一
体成形されており、ドクタホルダ6の貫通孔6Aは現像
スリーブ2の回転軸2aに支持されている。即ち、ドク
タホルダ6に一体形成された貫通孔6Aは、現像スリー
ブ2の回転軸2aを挿通支持している。
【0012】ケース12内に収容されている現像剤
(D)は、キャリアとトナーを混合した2成分現像剤で
あって、現像剤(D)のトナー濃度が低下すると、トナ
ーが収容されているホッパー13内のアジテータ14が
矢印C方向に回転することによって、トナーがトナー補
給ローラ15に搬送される。上記トナー補給ローラ15
は、前後の長手方向に溝15aが複数個形成されてお
り、回転時間によって、適正量のトナーがケース12に
供給されるようになっている。ケース12に収容された
現像剤(D)は、撹拌パドル16が矢印E方向に回転す
ることによって混合撹拌されて汲み上げられ、現像スリ
ーブ2に内蔵された磁石2bの磁力により、現像剤
(D)は現像スリーブ2に搬送される。上記磁石2bの
磁力と現像スリーブ2の矢印B方向の回転により、現像
剤(D)は、現像スリーブ2の外周面に担持されつつ、
静電潜像担持体1と現像スリーブ2の間に形成される現
像領域(d)に搬送される。
【0013】現像スリーブ2の外周面に担持された現像
剤(D)は、現像スリーブ2の外周面に先端縁を対向設
置したドクタ3によって、静電潜像担持体1へ供給され
る供給量を所定量に規制されて、静電潜像担持体1と現
像スリーブ2との間に形成される現像領域(d)に搬送
され、搬送された現像剤(D)のトナーによって静電潜
像担持体1の表面1aに形成された静電潜像は現像され
て可視像のトナー画像が形成される。ドクタ3によって
規制された余りの現像剤(D)は、セパレータ17の上
面に搬送され、上記撹拌パドル16の後側に落されるよ
うになっている。この時、上記セパレータ17に前後の
長手方向に対して、斜めに固定されているフイン17a
によって、現像剤(D)は一方向に寄るように搬送され
る。これと逆方向に現像剤(D)を搬送するようにスク
リュー17bが回転し、前後の長手方向に対する現像剤
(D)の循環と撹拌が行われるようになっている。図示
しない給紙手段から搬送されて来て、トナー画像が転写
される転写紙(P)は、転写器18でトナー画像が転写
され、搬送案内板19上を定着器20まで搬送され、定
着器20で転写紙(P)上に転写されたトナー画像を加
圧と加熱により定着した後に、トナー画像が転写された
転写紙(P)は、更に、矢印F方向に搬送されて、排紙
ローラ21によって排紙されて排紙トレイ等に収納され
る。他方、転写紙(P)に転写されずに、感光体ドラム
の静電潜像担持体1の表面1aに付着して残留した残留
トナー等は、クリーニング手段22によって除去され
て、次の画像形成に備えられるようになっている。
【0014】図3は本発明の一形態例の現像装置の要部
構成を示す斜視図であり、この形態例では、ドクタ3を
保持する為のドクタホルダ6は、現像スリーブ2の前後
両端部側(長手方向)に2分割されたドクタホルダ前6
aと、ドクタホルダ後6bとからなる。各ドクタホルダ
6a,6bは、ドクタ3から静電潜像担持体1までの現
像剤(D)が搬送される搬送路を覆うカバー部4(カバ
ー部前4a、カバー部後4b)と、現像スリーブ2とド
クタ3との間の所定の間隙を保持する保持部5(保持部
前5a、保持部後5b)とから成る。各カバー部4a,
4bは、ドクタホルダ前6aとドクタホルダ後6bのそ
れぞれ内側に、現像スリーブ2との対向面が現像スリー
ブ2と略同心状又は略直線状の形状になるように延びて
おり、図示のように、ドクタホルダ前6aとドクタホル
ダ後6bが中央付近で当接して対向するようになってい
る。従って、カバー部4のカバー部前4aとカバー部後
4bは、ドクタ3を通過後の現像領域(d)に搬送され
る現像剤(D)の飛散を防止する。他方、ドクタホルダ
前6aとドクタホルダ後6bにおける、保持部前5aと
保持部後5bが、現像スリーブ2の回転軸2aに支持さ
れる前後両端部側の静電潜像担持体1の表面1aと対向
する面5A、5Bは、静電潜像担持体1の表面1aと同
心状の面形状になっているから、現像領域(d)の端部
から現像剤(D)が飛散することを防止するようになっ
ている。従って、現像スリーブ2、ドクタ3、ドクタホ
ルダ6の組立作業にあたっては、現像スリーブ2の回転
軸2aのジャーナルに、ドクタホルダ前6aとドクタホ
ルダ後6bを前後から差し込んだ上で螺子8cと螺子9
cによってドクタ3にドクタホルダ6a,6bを締め付
ける組立作業が行えるようになっているから、トナーの
周囲への飛散を防止するための部品数を少なくしてコス
ト安で、組立作業が簡単で組立性も良い画像形成装置を
提供することが出来るようになった。なお、符号30
は、図4に示すシート状のシール部材7を貼り付け固定
するシール部材固定面を示しており、このシール部材固
定面30は、カバー部4の上部から保持部5の現像領域
側の両下端部(周面5A,5B)まで延在している。
【0015】図4は図3の構成にシール部材を追加した
構成を示す図であり、図1及び図4において、シール部
材7は、ポリエステフィルやポリウレタン等の可塑性の
シートをコ字状に形成したものであって、その中央部は
ドクタホルダ6のカバー部4のカバー部前4aとカバー
部後4bの上部に貼り付けられ、両端部は保持部前5
a、保持部後5bの下端部までの周面5A、5Bに沿っ
て貼り付けられ、点線Lで示す領域よりも現像スリーブ
2側は自由端状になっていて、静電潜像担持体1の表面
1aと接触(或は近接)し、静電潜像担持体1とドクタ
ホルダ6との隙間、ドクタホルダ前6aとドクタホルダ
後6bが当接して合う中央付近等を密閉するようにし
て、ドクタ3を通過後の現像領域(d)に搬送される現
像剤(D)の飛散を防止するようになっている。なお、
必要に応じてシートの細長い中央部と両端の突出部との
境目に切り込みをいれて、両端の突出部の変形をより自
由にしてもよい。
【0016】図5は本発明の要部構成を示す図であり、
上記形態例ではドクタホルダ6が、ドクタホルダ前6a
とドクタホルダ後6bのように前後両端部側に分割され
ている場合について説明したが、ドクタホルダ6が前後
両端部側に分割されていない場合には、少なくともドク
タホルダの前端部或は後端部側から現像スリーブ2が挿
入可能になるように、現像スリーブ2の直径(X)より
も、回転軸2aの直径と軸受2cの内径(Y)を大きく
(X<Y)するだけで、ドクタホルダ前6aから差し込
んで組立作業が行えるようになっているから、トナーの
周囲への飛散を防止するための部品数を更に少なくして
コスト安で、組立作業が更に簡単で組立性も良い画像形
成装置を提供することが出来るようになった。
【0017】次に、図6と図7は、本発明の他の形態例
の要部斜視図、及びその要部拡大図であり、この形態例
では、ドクタホルダ前6aとドクタホルダ後6bが中央
付近の嵌合部8で、当接して嵌合するようになっている
点が特徴的である。上記嵌合部8は、ドクタホルダ前6
aの内側端縁に設けられた凸形状の突起部8aを、ドク
タホルダ後6bの内側端縁に設けられた凹形状の溝部8
bに嵌め込むようになっているから、ドクタホルダ前6
aとドクタホルダ後6bの対向し合う内側端縁間を、シ
ール部材7を使用して密閉しなくても、ドクタ3を通過
した後で現像領域(d)に搬送される現像剤(D)の飛
散を防止することができる。
【0018】図8は本発明の他の形態例の現像装置の要
部構成を示す分解斜視図であり、この形態例では、ドク
タホルダ前6aとドクタホルダ後6bが、ドクタ3の接
触面3aと接する面の適所に鉤状(L字状)に突出した
ひっかけ用突起9aが設けてあり、更にこのひっかけ用
突起9aと対応するドクタ3の面にはひかっけ穴9bが
貫通形成されている。ひかっけ用突起9aとひっかけ穴
9bとは、ひっかけ手段9を構成している。即ち、ひっ
かけ手段9においては、ドクタホルダ前6aとドクタホ
ルダ後6bに突設したひっかけ用突起9aが、ひっかけ
用穴9bに係合することにより、ドクタホルダ6とドク
タ3との間の位置決めが確実に行われることとなる。即
ち、現像スリーブ2、ドクタ3、ドクタホルダ6を組み
付ける時に、上記ひっかけ用突起9aをドクタ3のひっ
かけ用穴9bに差し込んでひっかけてから、現像スリー
ブ2とドクタ3との間が所定の間隙になるような位置に
調整してから、回転軸2aの軸受の近傍の位置で螺子9
cによって締め付けて固定される。従って、トナーの周
囲への飛散を防止するための部品数を更に少なくしてコ
スト安で、組立作業が更に簡単で組立性も良く、現像ス
リーブ2とドクタ3との間が所定の間隙になるような位
置精度が確実に維持される画像形成装置を提供すること
が出来るようになった。
【0019】図9は本発明の他の形態例の分解斜視図で
あり、この形態例のひっかけ手段9は、ひっかけ用突起
9aと、ひっかけ用穴9bが図8の形態例とは逆になっ
ている。即ち、この形態例では、ドクタ3の接触面3a
にひっかけ用突起9aを設けると共に、ひっかけ用穴9
bをドクタホルダ6側に設けている。従って、ドクタ3
に上記ひっかけ用穴9bを設けてないから、上記ひっか
け用穴9bにより漏洩したり堆積して落下するトナーの
搬送むらや飛散等を防止することができる。他の位置決
め上の効果は、図8の場合と同様である。
【0020】図10は更に本発明の他の形態例であり、
この形態例のひっかけ手段9は、ドクタホルダ前6aと
ドクタホルダ後6bが中央部付近において段差部8dの
嵌合部8で嵌合するように構成すると共に、ドクタホル
ダ前6a又はドクタホルダ後6bの一方だけ、例えば、
図示のようにドクタホルダ後6bだけに、ひっかけ用突
起9aを設け、ドクタ3の上触面3aにはひっかけ用突
起9aがひっかけられる位置にひっかけ用穴9bを設け
ている。従って、トナーの周囲への飛散を防止するため
の部品数を更に少なくしてコスト安で、組立作業が更に
簡単で組立性も良い画像形成装置を提供することが出来
るようになった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ドクタから静電潜像担持体までの現像剤が搬送
される搬送路を覆うカバー部と現像スリーブとドクタと
の所定の間隙を保持する保持部とが一体成形されたドク
タホルダを現像スリーブの回転軸で支持するようにした
ので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部
材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が簡単
で組立性も良い画像形成装置を提供することが出来るよ
うになった。また、ドクタから静電潜像担持体までの現
像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部と現像スリーブ
とドクタとの所定の間隙を保持する保持部とが一体成形
されたドクタホルダを、前後両端部側に分割したドクタ
ホルダ前とドクタホルダ後とから構成し、これらに現像
スリーブの回転軸を挿通して支持するようにしたので、
トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部材等の
部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が簡単で組立
性も良い画像形成装置を提供することが出来るようにな
った。
【0022】請求項2の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダを、前後両端部
側に分割したドクタホルダ前とドクタホルダ後とから構
成し、これらに現像スリーブの回転軸を挿通して支持す
るようにしたので、トナーの周囲への飛散を防止するた
めのカバー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組
立作業が簡単で組立性も良い画像形成装置を提供するこ
とが出来るようになった。
【0023】請求項の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブ
の回転軸で支持すると共に、カバー部の上部から保持部
の現像領域側の両下端部までをシート状のシール部材で
覆うようにしたので、トナーの周囲への飛散を防止する
ためのカバー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、
組立作業が簡単で組立性も良く、トナーの周囲への飛散
を確実に防止された画像形成装置を提供することが出来
るようになった。
【0024】請求項の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダ前とドクタホル
ダ後が、ドクタホルダ前・後の内側端縁に設けた嵌合部
で嵌合して現像スリーブの回転軸で支持するようにした
ので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部
材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が簡単
で組立性も良く、トナーの周囲への飛散を確実に防止さ
れた画像形成装置を提供することが出来るようになっ
た。
【0025】請求項の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブ
の回転軸で支持すると共に、ひっかけ手段によってドク
タとドクタホルダとが接触する接触面でひっかかるよう
にしたので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカ
バー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業
が更に簡単で組立性も良い画像形成装置を提供すること
が出来るようになった。
【0026】請求項の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブ
の回転軸で支持すると共にひっかけ用突起とひっかけ用
突起がひっかけられるひっかけ用穴によってドクタとド
クタホルダとが接触する接触面でひっかかるようにした
ので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバー部
材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が更に
簡単で組立性も良い画像形成装置を提供することが出来
るようになった。
【0027】請求項の発明によれば、ドクタから静電
潜像担持体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバ
ー部と現像スリーブとドクタとの所定の間隙を保持する
保持部とが一体成形されたドクタホルダを現像スリーブ
の回転軸で支持すると共に、ドクタに設けたひっかけ手
段のひっかけ用突起とひっかけ用突起がひっかけられる
ドクタホルダに設けられたひっかけ用穴によってドクタ
とドクタホルダとが接触する接触面でひっかかるように
したので、トナーの周囲への飛散を防止するためのカバ
ー部材等の部品数を少なくしてコスト安で、組立作業が
更に簡単で組立性も良く、ひっかけ用穴によるトナーの
搬送むらや漏洩による飛散等を防止する画像形成装置を
提供することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の概略の
説明図。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の要部の
説明図。
【図3】本発明の一形態例の画像形成装置の要部を説明
する斜視図。
【図4】図3にシール部材を付加した例を示す展開斜視
図。
【図5】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の要
部を説明する斜視図。
【図6】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の要
部を説明する斜視図。
【図7】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の要
部を説明する拡大斜視図。
【図8】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の要
部を説明する展開斜視図。
【図9】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の要
部を説明する展開斜視図。
【図10】本発明の他の実施の形態例の画像形成装置の
要部を説明する展開斜視図。
【図11】従来の画像形成装置の要部を説明する斜視
図。
【符号の説明】
1 静電潜像担持体、1a 表面、2 現像スリーブ、
2a 回転軸、2b 磁石、2c 軸受、3 ドクタ、
3a 接触面、4 カバー部、4a カバー部前、4b
カバー部後、5 保持部、5a 保持部前、5b 保
持部後、6 ドクタホルダ、6a ドクタホルダ前、6
a ドクタホルダ後、7 シール部材、8嵌合部、8a
突起部、8b 溝部、8c 螺子、8d 段差部、9
ひっかけ手段、9a ひっかけ用突起、9b ひっか
け用穴、9 螺子、10 帯電器、11 露光手段、1
2 ケース、13 ホッパー、14 アジテータ、15
トナー補給ローラ、15a 溝、16 撹拌パドル、1
7 セパレータ、17aフイン、17b スクリュー、
18 転写器、19 搬送案内板、20 定着器、21
排紙ローラ、22 クリーニング手段、101 静電
潜像担持体、102 現像スリーブ、102a 回転
軸、103 ドクタ、104 カバー部材、105 螺
子、106a サイドシール部材前、106b サイド
シール部材後、107 シール部材、109 螺子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体と現像スリーブとの間に
    形成される現像領域に、磁石を内蔵した現像スリーブの
    外周面で担持した現像剤を搬送することにより静電潜像
    担持体上の静電潜像を可視像化してから、該可視像を転
    写紙上に転写、定着させることにより画像を形成する画
    像形成装置であって、上記現像領域に現像剤を搬送する
    上記現像スリーブ上の現像剤の供給量を規制するドクタ
    と、該ドクタを保持するドクタホルダとを有したものに
    おいて、 上記ドクタホルダは、上記ドクタから上記静電潜像担持
    体までの現像剤が搬送される搬送路を覆うカバー部と、
    上記ドクタを保持することにより上記現像スリーブと上
    記ドクタとの間隙を所定に保持する保持部と、上記現像
    スリーブの回転軸を挿通支持する貫通孔と、を一体的に
    有した構成を備え、更に、上記カバー部の上部から上記
    保持部の現像領域側の両下端部までを覆うシート状のシ
    ール部材を固定するシール部材固定面を備え、更に、上記ドクタホルダは、長手方向に2分割されたド
    クタホルダ前と、ドクタホルダ後と、からなる ことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記ドクタホルダに対して、上記カバー部の上部から上
    記保持部の現像領域側の両下端部までを覆うようにシー
    ト状のシール部材を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置にお
    いて、上記ドクタホルダは、上記ドクタホルダ前と上記
    ドクタホルダ後が対向し合う内側端縁に、互いに嵌合す
    る嵌合部を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の画像形成装
    置において、上記ドクタと上記ドクタホルダとが接触す
    る接触面にひっかけ手段を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、
    上記ひっかけ手段は、ひっかけ用突起と、上記ひっかけ
    用突起がひっかけられるひっかけ用穴とからなることを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記ひっかけ用突起を上記ドクタに設け、上記ひっかけ
    用穴を上記ドクタホルダに設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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