JP2809911B2 - クリーナ・トナー・マガジン - Google Patents
クリーナ・トナー・マガジンInfo
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Description
置、プリンタ、複写機等に搭載される電子写真式記録装
置のクリーナ・トナー・マガジンに関し、特に、交換部
品として廃トナータンクとトナー補給タンクとを一体形
成し、ユーザーにとって廃トナーの廃棄およびトナー補
給を容易化できるクリーナ・トナー・マガジンに関す
る。
を示す内部構成図である。図において、感光体ベルト1
1は、駆動ローラ12により矢示方向に循環駆動され
る。この循環駆動に伴い、感光体ベルト11は、プリチ
ャージャ13によって均一に帯電される。露光装置14
は、図示していないレーザ出射装置から画像信号に応じ
て出射されたレーザ光をポリゴンミラー15で走査し、
シリンドリカルレンズ16およびミラー17等を介して
前記感光体ベルト11上に照射し、静電潜像を形成す
る。現像ローラ18は、現像ユニット19のホッパー2
0内にあるトナーを感光体ベルト11上の潜像に付着さ
せ、現像する。なお、現像ユニット19において、アジ
テータ21はホッパー20内のトナーを攪拌し、パドル
22は現像ローラ18に一定量のトナーを付着させる。
また、ホッパー20内のトナーの量は、センサ23によ
って検知される。
にカットされた記録紙(普通紙)25がセットされてい
る。記録紙25は、ピックアップコロ26により記録紙
カセット24から1枚ずつ分離給紙される。給紙された
記録紙25は、搬送ローラ対27およびレジストローラ
対28により機内を搬送される。ここで、レジストロー
ラ対28は、感光体ベルト11上に形成されたトナー像
とタイミングを合わせて記録紙25を転写位置に送り込
む。
れており、この転写チャージャ29によって、感光体ベ
ルト11上に形成されたトナー像が記録紙25に転写さ
れる。定着装置30は、ヒータ内蔵の定着ローラと、こ
の定着ローラに圧接する加圧ローラとで構成されてお
り、トナー像が転写された記録紙25をそのローラ間に
通して加熱、定着する。定着後の記録紙25は、排紙ロ
ーラ31によりトレー32に排出される。なお、この従
来例では、定着装置30、排紙ローラ31等を備えた排
紙ユニット33が、支点34を中心に回動可能であり、
感光体ベルト11、現像ユニット19等を備えた装置本
体に対し開閉できる構造となっている。
配置されたクリーニングブレード35により表面上に残
留したトナーを掻き落され、落されたトナーは廃トナー
タンク36内に回収される。ここで、クリーニングブレ
ード35および廃トナータンク36等をまとめてクリー
ニングユニットという。クリーニングされた感光体ベル
ト11は、除電部(ランプ)37により残留電荷が除去
され、次のプロセスに備えられる。
び廃トナータンク36等をまとめたクリーニングユニッ
トは、この従来例において、現像ユニット19に補給す
る未使用トナーを充填したトナー補給タンク38と一体
化され、クリーナ・トナー・マガジン(以下、CTMと
もいう)39として形成される。このCTM39は、前
記排紙ユニット33を開くことにより、装置本体に着脱
可能に構成される。なお、トナー補給タンク38内の未
使用トナーは、トナー搬送スクリュー40によって補給
ダクト41に搬送され、補給ダクト41からは自然落下
によって現像ユニット19のスクリュー42に補給され
る。
補給タンク38のトナーがなくなれば、廃トナータンク
36に予定された量の廃トナーが回収されることにな
り、感光体ベルト11等の高額部品と別個に、必要最小
限のCTM39のみを交換することができ、ランニング
コストを低減することができる。図5はCTM39の分
解斜視図であり、図4と同一の構成については、同一符
号を付してその具体的な説明を省略する。図において、
廃トナータンク36の上にトナー補給タンク38を接合
することにより、CTM39が構成される。廃トナータ
ンク36のケースには、トナー掻き込みブラシ43が軸
支され、外部駆動により回転する。この回転によりトナ
ー掻き込みブラシ43は、図4に示したクリーニングブ
レード35によって回収された廃トナーをタンク内奥部
に掻き込むようになっている。
のケースにはトナー搬送スクリュー40とアジテータ4
4が軸支されている。トナー搬送スクリュー40および
アジテータ44は、外部駆動により回転し、タンク内の
未使用トナーの搬送および攪拌を行なう。なお、トナー
補給タンク38は、未使用トナー充填後、蓋45によっ
て封止される。
うな従来の電子写真式記録装置のクリーナ・トナー・マ
ガジンにあっては、クリーナ・トナー・マガジン39を
構成する廃トナータンク36およびトナー補給タンク3
8に、トナー掻き込みブラシ43、トナー搬送スクリュ
ー40およびアジテータ44を軸支する際、まず一方の
軸穴に斜め方向から回転軸を通し、次いで他方の軸穴に
回転軸を戻しながら挿入する作業が必要となるため、組
立作業性が悪く自動化により組立コストを低減しようと
するときの弊害となっている上に、組立後の形状が複雑
化してクリーナ・トナー・マガジン39が大型化してし
まい、組立コストが増大してしまった。
タンクとトナー補給タンクを一体化するに際し、第1ケ
ース、中間ケースおよび第2ケースの3つのケースで構
成することにより、小型化することができるとともに、
自動化ラインによる製造に適用することができ、組立コ
ストを低減することができるクリーナ・トナー・マガジ
ンを提供することを目的としている。
タンクケースをリブによる位置合わせによって接合する
ことにより、自動組み立てによる精度を向上するクリー
ナ・トナー・マガジンを提供することを目的としてい
る。
各ケースの軸受嵌合部に軸受部材を嵌合することによ
り、組み立て自動化を容易にするクリーナ・トナー・マ
ガジンを提供することを目的としている。また、請求項
4記載の発明は、トナー補給タンクをアジテータおよび
トナー搬送部材の回転軸が通る平面で分割して中間ケー
スと第2ケースで構成することにより、アジテータおよ
びトナー搬送部材をトナー補給タンクに容易に組み付け
ることができるクリーナ・トナー・マガジンを提供する
ことを目的としている。
上記目的を達成するために、感光体に残留したトナーを
回収する廃トナータンクと、現像器に補給する未使用ト
ナーを充填したトナー補給タンクと、を隔壁を介して一
体化し装置本体に着脱するクリーナ・トナー・マガジン
であって、前記廃トナータンクのケースに軸支され、外
部駆動によりタンク内奥部に廃トナーを掻き込む回転体
と、前記トナー補給タンクのケースに軸支され、外部駆
動によりタンク内部の未使用トナーを攪拌するアジテー
タと、を備え、前記廃トナータンクを前記回転体の回転
軸が通る平面で分割して第1ケースと中間ケースで構成
するとともに、前記トナー補給タンクを前記アジテータ
の回転軸が通る平面で分割して前記中間ケースと第2ケ
ースで構成し、前記中間ケースに前記隔壁を一体的に形
成したことを特徴とするものである。
達成するために、ケースの分割平面の一方にリブを形成
し、他方にリブ受けを形成したことを特徴とする。ま
た、請求項3記載の発明は、上記目的を達成するため
に、分割された各ケースの軸支部分に、軸受部材を保持
する軸受嵌合部を形成したことを特徴とする。また、請
求項4記載の発明は、上記目的を達成するために、前記
トナー補給タンクのケースに軸支され、外部駆動により
タンク内部の未使用トナーを前記現像器への補給ダクト
に搬送するトナー搬送部材を備え、前記トナー補給タン
クを前 記アジテータおよびトナー搬送部材の回転軸が通
る平面で分割して前記中間ケースと第2ケースで構成し
たことを特徴とする。
は、廃トナータンクが回転体の回転軸が通る平面で分割
され第1ケースと中間ケースで構成されるとともに、ト
ナー補給タンクがアジテータの回転軸が通る平面で分割
されて中間ケースと第2ケースで構成され、中間ケース
に隔壁が一体的に形成される。
明においては、ケースの分割平面の一方にリブを形成
し、他方にリブ受けを形成する。
明においては、分割された各ケースの軸支部分に、軸受
部材を保持する軸受嵌合部を形成する。また、上記構成
を有する請求項4記載の発明においては、トナー補給タ
ンクがアジテータおよびトナー搬送部材の回転軸が通る
平面で分割されて中間ケースと第2ケースで構成され
る。
図1は請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実施
例に係る電子写真式記録装置のクリーナ・トナー・マガ
ジンを示す分解斜視図である。なお、本実施例において
前述した従来例と同一の構成については、同一符号を付
してその具体的な説明を省略する。
ーナ・トナー・マガジン39は、前ケース(第1ケー
ス)51、中間ケース52、および後ケース(第2ケー
ス)53を接合することにより構成される。前ケース5
1は、トナー書き込みブラシ43の回転軸を通る平面で
廃トナータンク36のケースを分割したもので、タンク
の片割れ部分は、中間ケース52の下部として形成され
る。
トナー搬送スクリュー(トナー搬送部材)40の回転軸
を通る平面でトナー補給タンク38のケースを分割した
もので、タンクの片割れ部分は、中間ケース52の上部
として形成される。すなわち、本実施例では、中間ケー
ス52に隔壁が設けられている。ここで、中間ケース5
2には位置合わせ用のリブ54が形成され、後ケース5
3に形成されたリブ受け(図示していない)に嵌合させ
て、両ケースを接合する。
送スクリュー40は、その軸両端部に軸受55が装着さ
れ、この軸受55が中間ケース52および後ケース53
の軸受嵌合部56に保持される。なお、トナー搬送スク
リュー40の回転軸の一端には、装置本体駆動ギヤ(図
示していない)と噛み合うスクリューギヤ57が取り付
けられる。
支ピン58を介して軸受59が装着され、この軸受59
が中間ケース52および後ケース53の軸受嵌合部60
に保持される。なお、前記トナー搬送スクリュー40と
同様にアジテータ44の回転軸の一端には、アジテータ
ギヤが取り付けられるが、図では省略する。そして、ト
ナー掻き込みブラシ(回転体)43の両軸端部には、軸
支ピン61を介して軸受62が装着され、この軸受62
が中間ケース52および前ケース51の軸受嵌合部63
に保持される。なお、前記トナー搬送スクリュー40、
アジテータ44と同様に、トナー掻き込みブラシ43の
回転軸の一端には、ブラシギヤが取り付けられるが、図
では省略する。
例を組み立てる際は、まずトナー搬送スクリュー40と
アジテータ44の両軸端に軸受55、59を通し、例え
ば中間ケース52の軸受嵌合部56、60に上から落し
込む。次いで、後ケース53を上から被せて、接着また
は超音波溶着等で両ケースを接合する。このとき、中間
ケース52と後ケース53に形成されたリブ54を、自
動機での嵌合時の案内とする。
部に軸受62を通す。ここで、中間ケース52をひっく
り返し、その軸受嵌合部63に上からブラシの軸受62
を落し込む。次いで、中間ケース52に上から前ケース
51を被せ、前述したように両ケースを接合する。ここ
で、ケース接合面の断面図を図2に示す。
(接合面)71の全周、およびこれと接合する中間ケー
ス52の接合面72の全周にはリブおよびリブ受けが形
成され、このリブを嵌合することにより両ケースの接合
時の位置合わせが容易化される。 また、中間ケース5
2の分割平面(接合面)73の全周、およびこれと接合
する前ケース51の接合面74の全周にはリブおよびリ
ブ受けが形成され、このリブを嵌合することにより両ケ
ースの接合時の位置合わせが容易化される。
ータンク36とトナー補給タンク38を一体化するに際
し、前ケース51、中間ケース52および後ケース53
の3つのケースで構成することにより、クリーナ・トナ
ー・マガジン39を小型化することができるとともに、
自動化ラインによる製造に適用することができ、組立コ
ストを低減することができる。
ンクケースをリブによる位置合わせによって接合するこ
とにより、自動組み立てによるクリーナ・トナー・マガ
ジン39の精度を向上でき、安定した完成品を作成する
ことができる。
に軸受部材を嵌合することにより、回転軸取り付け精度
を向上できると共に、クリーナ・トナー・マガジン39
の組み立て自動化を一層容易にできる。さらに、トナー
補給タンク38をアジテータ44およびトナー搬送スク
リュー40が通る平面で分割して中間ケース52と後ケ
ース53で構成することにより、アジテータ44および
トナー搬送スクリュー40をトナー補給タンク38に容
易に組み付けることができる。
・トナー・マガジンの要部を示す図である。なお、図3
において上述例と同一の構成については、同一符号を付
してその具体的な説明を省略する。
トナータンク36の開口部一端側にはクリーニングブレ
ード35が設けられ、感光体ベルト11に接して廃トナ
ー81を回収する。開口部一端側付近に回収された廃ト
ナー81は、トナー掻き込みブラシ43の回転によりタ
ンク内奥部に掻き込まれる。一方、開口部他端側にはマ
イラ(逆流防止部材)82が備えられ、感光体ベルト1
1とわずかに接触している。なお、接触している長さt
は、0.5ミリメートル程度とされる。
に、クリーニングブレード35によって回収された廃ト
ナー81が廃トナータンク36の開口部に順次堆積す
る。ほとんどの堆積トナーは、トナー掻き込みブラシ4
3によってタンク内部に掻き込まれるが、一部のトナー
は、開口部と感光体ベルト11との隙間部分に移動す
る。そこで、この隙間部分にマイラ82を配し、感光体
ベルト11に接触させることで、廃トナータンク36内
部の廃トナー81の逆流を防止する。
口部他端側にマイラ82を備えることにより、廃トナー
81の逆流を防止し、クリーナ・トナー・マガジン39
から機内への廃トナー拡散を防止できる。
明によれば、廃トナータンクとトナー補給タンクを一体
化するに際し、第1ケース、中間ケースおよび第2ケー
スの3つのケースで構成することにより、クリーナ・ト
ナー・マガジンを小型化することができるとともに、自
動化ラインによる製造に適用することができ、組立コス
トを低減することができる。
スの分割平面の一方にリブを形成し、他方にリブ受けを
形成したので、分割されたタンクケースをリブによる位
置合わせによって接合することができ、自動組み立てに
よるクリーナ・トナー・マガジンの精度を向上でき、安
定した完成品を作成することができる。
された各ケースの軸支部分に、軸受部材を保持する軸受
嵌合部を形成したので、軸受嵌合部に軸受部材を嵌合す
ることにより、回転軸取り付け精度を向上できると共
に、クリーナ・トナー・マガジンの組み立て自動化を一
層容易にできる。また、請求項4記載の発明によれば、
トナー補給タンクをアジテータおよびトナー搬送部材の
回転軸が通る平面で分割して中間ケースと第2ケースで
構成することにより、アジテータおよびトナー搬送部材
をトナー補給タンクに容易に組み付けることができる。
施例に係る電子写真式記録装置のクリーナ・トナー・マ
ガジンを示す分解斜視図である。
面図である。
・トナー・マガジンの要部を示す図である。
成図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】感光体に残留したトナーを回収する廃トナ
ータンクと、現像器に補給する未使用トナーを充填した
トナー補給タンクと、を隔壁を介して一体化し装置本体
に着脱するクリーナ・トナー・マガジンであって、 前記廃トナータンクのケースに軸支され、外部駆動によ
りタンク内奥部に廃トナーを掻き込む回転体と、 前記トナー補給タンクのケースに軸支され、外部駆動に
よりタンク内部の未使用トナーを攪拌するアジテータ
と、を備え、前記廃トナータンクを前記回転体の回転軸が通る平面で
分割して第1ケースと中間ケースで構成するとともに、
前記トナー補給タンクを前記アジテータの回転軸が通る
平面で分割して前記中間ケースと第2ケースで構成し、
前記中間ケースに前記隔壁を一体的に形成したことを 特
徴とするクリーナ・トナー・マガジン。 - 【請求項2】ケースの分割平面の一方にリブを形成し、
他方にリブ受けを形成したことを特徴とする請求項1記
載のクリーナ・トナー・マガジン。 - 【請求項3】分割された各ケースの軸支部分に、軸受部
材を保持する軸受嵌合部を形成したことを特徴とする請
求項1記載のクリーナ・トナー・マガジン。 - 【請求項4】前記トナー補給タンクのケースに軸支さ
れ、外部駆動によりタンク内部の未使用トナーを前記現
像器への補給ダクトに搬送するトナー搬送部材を備え、 前記トナー補給タンクを前記アジテータおよびトナー搬
送部材の回転軸が通る平面で分割して前記中間ケースと
第2ケースで構成したことを特徴とする請求項1記載 の
クリーナ・トナー・マガジン。
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- 1991-11-25 JP JP3308876A patent/JP2809911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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