JP3522646B2 - 画像形成装置の現像装置 - Google Patents

画像形成装置の現像装置

Info

Publication number
JP3522646B2
JP3522646B2 JP2000134298A JP2000134298A JP3522646B2 JP 3522646 B2 JP3522646 B2 JP 3522646B2 JP 2000134298 A JP2000134298 A JP 2000134298A JP 2000134298 A JP2000134298 A JP 2000134298A JP 3522646 B2 JP3522646 B2 JP 3522646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stirring
image forming
developing
spiral
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000134298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001312128A (ja
Inventor
謙一 田名辺
茂雄 蔵人
孝和 森田
浩隆 川北
隆志 古谷
進 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2000134298A priority Critical patent/JP3522646B2/ja
Publication of JP2001312128A publication Critical patent/JP2001312128A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3522646B2 publication Critical patent/JP3522646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPPC、プリンタ
ー、FAX等の電子複写装置における現像装置の構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置の現像装置として、トナー
とキャリアを混合した現像剤を用いる2成分現像方式が
一般的に知られている。2成分現像装置の一般的な構成
は、現像ハウジング内に現像剤と、現像剤を磁力で表面
に保持して回転しながら感光体ドラム表面に接触させる
現像スリーブと、その現像スリーブの軸方向に隣接して
配置され回転しながら現像スリーブに現像剤を供給する
パドル手段と、更にパドル手段に隣接して配設され、ト
ナーの消費に応じて新たに現像装置に補給されるトナー
と現像剤を撹拌しながら循環搬送してトナーとキャリヤ
を摩擦帯電させる撹拌部が設けられたものである。
【0003】パドル部材は一般的に、軸から放射状に複
数の羽根板が現像スリーブとほぼ同一の長さに渡って形
成された形状をしている。
【0004】また、撹拌部においては一般的に、現像装
置の筐体である現像ハウジング内において仕切壁により
二つの搬送路が形成され、その各搬送路の中には現像剤
を撹拌しながら各搬送路中を一方向に搬送させる撹拌ス
パイラルが配置されている。この撹拌スパイラルは各搬
送路において現像剤を互いに逆方向に搬送するように設
定されている。また、各搬送路の両端付近では仕切壁が
取り去られて合流しており、その部分において撹拌スパ
イラルにより各搬送路を搬送されてきた現像剤は隣の搬
送路に流れ込む現像剤の受け渡し部になっている。よっ
て、現像装置内の現像剤は、補給されるトナーと共に撹
拌部を循環しながら、その一部はパドル部材により現像
スリーブ側のものと入れ替えられ、回転する現像スリー
ブ表面に保持されて移動するという動きをしている。
【0005】ここで、撹拌部の搬送路の両端部に形成さ
れる受け渡し部は、図8(a)のように現像スリーブの
画像形成領域内に設けると現像装置の小型化が図れる
が、その受け渡し部において現像剤の流動性が悪くなる
等の影響から、現像スリーブの軸方向において受け渡し
部に対応した位置で現像装置からのトナーの飛散が増大
したり、画像以外の不要なトナーが感光体ドラムに付着
するかぶり現象が増大する等の不具合が発生しやすくな
る傾向が見られる。また、それらの不具合は撹拌部の受
け渡し部を現像スリーブの画像形成領域の外側に設ける
ことで改善できることが分かっている。
【0006】そこで上記のような構成の現像装置におい
て、図8(b)に示すような、撹拌部の現像剤の受け渡
し部が現像スリーブの画像形成領域の外側になるよう
に、撹拌部の幅を現像スリーブの軸方向に広くした形状
のものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8(b)に示す従来
の現像装置において、現像スリーブとパドル部材は同等
な長さに構成されており、撹拌部に配置された撹拌スパ
イラルは現像スリーブよりも長くなっている。また、現
像ハウジングは、現像スリーブとパドル部材が配置され
た部分の幅に対して、撹拌スパイラルが配置される撹拌
部の幅は両側で広くなっている。これにより現像ハウジ
ングの外形形状には、側面部に段差が形成されていた。
そのため、組立時において、段差の直ぐ近くに配置され
るパドル部材を現像ハウジングに保持するために外から
止め輪を装着する場合、一般的な装着用工具の使用が困
難であり、特殊な道具や難しい作業を必要とするものと
なっていた。
【0008】また、現像装置などを含む画像形成部にお
いては、感光体ドラムと現像スリーブの位置関係の精度
等を高くし画像品質を向上させるためや、画像形成部の
取り扱いを容易にするために、感光体ドラム、クリーニ
ング装置、現像装置、帯電装置などを一体化してユニッ
トにする要求がある。画像形成部をユニット化する場合
には、構成する各装置の形状はできるだけ単純な矩形で
あるほうが、連結する部材の形状や構成が簡単になり、
コストや位置精度やユニットの強度等の点で有利であ
る。しかし、図8(b)に示す現像装置のハウジング形
状は、画像形成部としてユニットに構成する上で不利な
ものである。
【0009】本発明は、上述の課題を解決して、コンパ
クトで組み立てやすく性能の優れた現像装置を提供する
ものである。
【0010】
【問題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、請求項1、2の現像装置は現像スリーブとパド
ル部材と撹拌部から構成され、撹拌部に配置される撹拌
スパイラルとパドル部材は同等の長さに構成されてい
る。また、現像ハウジングのパドル部材が配置される部
分の幅は、撹拌スパイラルが配置されている部分の幅と
同等に構成されている。そのためにパドル部材の配置さ
れる部分と撹拌部の段差は解消され、パドル部材を現像
ハウジングに固定するために外部から止め輪を装着する
作業は、一般的な工具を用いて行なえる容易な作業とな
る。また、現像ハウジングの側面の大部分が平行な平面
で形成され、外形がより単純な矩形形状に近づき、金型
作成や成形が容易になりコストの低減と精度の向上が得
られる。更に、この現像装置は感光体ドラムやクリーニ
ング装置と一体化されて画像形成部としてユニット化す
る場合に、連結する部材の形状を簡略化し、加工精度の
向上とコストの低減を可能にするとともに、組立てられ
た画像形成部のユニット強度を向上させる。また パド
ル部の両端側にスパイラル部を形成することによって、
撹拌スパイラルと同等の長さに構成しても最小限の駆動
負荷で現像剤を循環させ滞留を防止することが出来る。
【0011】請求項3、4の現像装置の撹拌部は画像形
成装置本体のスペースに対して可能な限り幅を広く設定
し、撹拌部においてその内部に形成された搬送路を搬送
されてくる現像剤を隣の搬送路に送り込むための受け渡
し部は、現像スリーブの画像形成領域外に設けられてい
る。これにより、上記の優れた特性に加えて、高い画像
品質を長期に渡り安定して達成し不具合の発生率の少な
い現像装置が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。尚、以下の実施の形態及び
実施例は本発明を具体化した一例であって、本発明の技
術的範囲を限定する性格のものではない。図1は本発明
の現像装置が装着される画像形成装置1の主要な構成を
断面図で示している。画像形成装置1は、上部に原稿搬
送手段2と原稿読取部4、最下方に転写紙が格納される
転写紙トレイ6、それらの中間部分において画像形成部
8、定着部10、転写紙を転写紙トレイから一枚ずつ送
り出し画像形成部から定着部へと搬送する給紙搬送手段
12、定着部から排出される転写紙を受ける排出部1
4、書き込み光学ユニット16等が配置されて構成され
ている。画像形成部8は、現像装置18、感光体ドラム
20、クリーニング装置22、帯電装置21などから構
成されており、画面の垂直方向において一体的に装脱着
可能になっている。画像形成部8を画像形成装置1に装
着すると、後部において現像装置18、感光ドラム20
及びクリーニング装置22に回転駆動を伝達する駆動手
段(図示せず)と自動的に係合する。また同時に、コネ
クタ(図示せず)が自動的に係合して電気的に連結さ
れ、帯電装置21及び現像装置18に電圧を付与したり
検知手段の信号を本体に伝えることが可能になる。
【0013】図2は、図1の画像形成装置1を前方より
見た斜視図を示している。画像形成装置1の外装カバー
の前面には作像部扉29が設けられている。作像部扉2
9を開いた状態にて画像形成部8は画像形成装置1に対
して装脱着できる。装着された画像形成部8の前方には
トナーカートリッジ19とトナー回収タンク23がセッ
トされる。先にトナーカートリッジ19が前方より本体
のリブ126に合わせて矢印Xの方向に挿入され、既定
位置の当りに達すると矢印Yの方向に少しスライドさせ
てセットされる。この時、トナーカートリッジ19の側
面に突出している突起122が画像形成装置1の本体に
設けられたトナー補給駆動28と係合する。また同時
に、トナーカートリッジ19の開口部118の蓋が画像
形成部8の突起124に係合して開き、現像装置18の
開口部116の上方に位置する。トナー補給駆動28が
適宜作動するとトナーカートリッジ19内のトナーのく
み上げ部材と搬送部材(図示せず)が回転して、開口部
118に上方から現像装置内にトナーが補給される。ト
ナー回収タンク23は、トナーカートリッジ19を装着
後、前方より画像形成装置1の位置決め突起114に低
部を係合して画像形成部8のクリーニング装置22から
突出したトナー回収路120の下にセットされる。な
お、トナー回収タンク23とトナーカートリッジ19と
のセットされた状態における隙間は微少であり、トナー
回収タンク23を取り外さないとトナーカートリッジ1
9が外せない構造になっている。
【0014】次に、画像形成装置1の基本動作を簡単に
説明する。原稿読取部4で原稿を走査して読み取られた
画像情報が信号化されて書き込み光学ユニット16に送
られ、帯電手段21により帯電された感光ドラム20上
に、その信号に基づいた画像が露光されて潜像が形成さ
れる。それが現像ユニット18においてトナー画像に変
換され、次にそれは転写ローラ24と感光体ドラム20
が接触する部分に転写紙トレー6から搬送されてきた転
写紙の上に転写される。転写紙は更に搬送されて、定着
部10において熱ローラ対を通過し転写されたトナー画
像が転写紙に溶融定着されて排出トレイ上26に排出さ
れる。一方、感光体ドラム20の表面は転写部を通過し
たあとクリーニング装置22において、転写紙に転写後
に表面に一部残留したトナーが回収され、回収されたト
ナーはスパイラル部材で画像形成装置前方に送られトナ
ー回収タンク23の中に排出される。また、現像装置1
8で潜像画像をトナー画像に変換して消費されたトナー
は、トナー濃度検知手段により信号が本体の制御回路に
送信され、規定値範囲外になるとトナー補給駆動19が
作動し、トナーカートリッジ19内のトナーが現像装置
に補給される。
【0015】更に図3、4、5において画像形成部8の
構成について説明する。画像形成部8は、感光体ドラム
20を中心にクリーニング装置22、現像装置18、帯
電手段21が配置され、作像側板前・後34,36によ
り位置決めしてビスなどで固定し、一体のユニットに構
成されている。感光ドラム20はアルミ円筒の表面に感
光性材料が塗布されており、両端部には回転支持するた
めにドラムフランジ前・後40,42が圧入されてい
る。クリーニング装置22の内部には感光体ドラム20
の表面に接してトナーを掻き落とすクリーニングブレー
ドと、クリーニングブレードで掻き落とされたトナーを
回収タンク19に搬送するスパイラル等が配置されてい
る。
【0016】次に、現像装置18の構成について説明す
る。現像装置18内に充填され2成分の現像剤はトナー
と磁性粉のキャリヤの混合であり、撹拌されて摩擦帯電
したトナー粒子がキャリアの表面に多数付着している。
現像剤68は、画像形成装置1が工場から出荷される時
には現像剤収納タンク69内に収納されている。現像剤
収納タンク69は下面部が開口しており、出荷時におい
ては現像剤68が収納され開口部にシール部材が貼られ
て、現像装置18に嵌合取り付けされている。このシー
ル部剤の一端部は取り付け状態において前方に出てお
り、その部分を引っ張れば開口部のシール部材が取り除
かれ中に収納されているの現像剤が全量現像装置18の
中に落ち込む。空になった現像剤収納タンク69は、現
像装置18のフタにもなっている。
【0017】利用者が新品の画像形成装置1を最初に使
用する際に、まず現像剤収納タンク69のシール部材を
取り去る作業を行う。その後初めて電源を投入すると、
出荷時に画像形成装置1の制御回路に入力された記録デ
ータから装置が新品であることが検知され、自動的に初
期セットアップ動作が行われる。初期セットアップ終了
後にその記録データは自動的にを書き換えられ、以後の
使用においてはセットアップ動作は行われないようにプ
ログラムされている。また、画像形成装置1の使用期間
を通じて、感光体ドラムや現像剤の交換は不要であり、
利用者は途中でトナーカートリッジ19とトナー回収タ
ンク23を交換するだけでよい。
【0018】現像スリーブ52はアルミ円筒(スリー
ブ)の中にマグネットが設けられており、磁力によって
スリーブの表面にキャリヤを吸着する。中のマグネット
は固定されており外側のスリーブのみが回転する構造に
なっている。外からの駆動により現像スリーブを回転さ
せると回転方向の上流部ではキャリヤが現像スリーブ5
2表面に吸着され、現像スリーブ52表面に追随して移
動していき、下流部において再び合流する。この途中に
感光体ドラム20が現像スリーブ52表面との隙間が
0.5mm程度に配置されており、現像スリーブ52表
面のキャリヤが感光体ドラム20に接触する。この時、
キャリヤ表面に付着している摩擦帯電されたトナーは、
感光体ドラム20表面に形成されたトナーと逆極性の画
像電荷に吸着されてトナー画像を形成する。現像スリー
ブ52に吸着されて移動し感光体ドラム20表面に接触
するキャリヤは、現像スリーブ52回転方向の上流側か
ら穂切り板70で通過量が規制されて供給され下流部に
流れ込むことで循環している。現像スリーブ52に隣接
する部分にはパドル部材54が配置される。パドル部材
54は回転軸に複数の羽根板が放射状に設けられた形状
であり、図4で矢印で示す方向に回転している。更に、
パドル部材54に隣接する部分には撹拌部100が設け
られる。撹拌部100には撹拌スパイラル右56と撹拌
スパイラル左58が仕切り壁102を挟んで配置され、
互いに逆方向で矢印に示す方向に回転する。パドル部材
54は回転することにより、羽根部が現像スリーブ52
の回転方向下流部に溜まった現像剤を反対側の撹拌部1
00に掻き出すとともに撹拌部100の現像剤を上流部
に送り込む。パドル部材54は現像剤を効率よく供給す
るために現像スリーブに隣接してやや下方に設置されて
いる。
【0019】図5は現像装置内に配置される部材の中心
を結んだ線を平面状に展開して示した図面である。撹拌
部100では撹拌スパイラル右・左56、58が回転す
ると、その周辺の現像剤は撹拌されながら仕切り壁10
2を挟んで逆方向にそれぞれ矢印の方向に搬送される。
撹拌部100の両端部では仕切り壁102は切り欠かれ
ており、搬送された現像剤を隣の搬送路に流しこむ受け
渡し部104が形成されており、現像剤は撹拌部内を循
環する。現像剤を撹拌部100において循環しながら撹
拌することで、内部のトナーが摩擦帯電される。また、
新たに補給されるトナーは撹拌部100の右下の位置に
て、トナーカートリッジ19から落下される。ここで、
受け渡し部104は現像スリーブの画像形成領域よりも
外側に設けられており、撹拌部100の幅は現像スリー
ブ52が設けられる部分よりも広くなっている。
【0020】パドル部材54は図5,6に示すように、
全長は撹拌スパイラル右・左56,58とほぼ同じにな
っており、現像スリーブ52の画像形成領域に対向する
部分は羽根部110になっており、羽根部の両端側には
スパイラル部112が形成されている。羽根部110は
回転軸から放射状に複数の羽根板が設けられた形状であ
り、スパイラル部112は両端側から内側に向かって螺
旋部が形成され途中から一枚の羽根板状になり羽根部1
10に連接する形状である。パドル部材54が回転する
と、羽根部110により現像スリーブ52部の現像剤は
撹拌部側の剤と入れ替えられ、両スパイラル部112周
辺の現像剤は矢印で示すように両端側から内側に移動さ
れ一枚の羽根板で撹拌部に戻され、滞留することなく循
環し有効に活用される。パドル部材54の回転に伴う駆
動負荷は、羽根部110では多数の羽根板により多量の
現像剤を掻き上げて移動させるため大きなものである
が、両端部のスパイラル部112は最小限の駆動負荷で
現像剤を循環させ滞留を防止する形状に工夫されてい
る。
【0021】更に、現像装置18の組立て構成について
説明する。現像スリーブ52、パドル54、撹拌スパイ
ラル左56と撹拌スパイラル右58は現像装置18の筐
体である現像ハウジング50に配置されている。現像ハ
ウジング50は樹脂材料で成形されており、三方におい
て直立する側壁で囲まれ、対向する側壁106には軸受
が挿入される穴等が形成されている。また、現像スリー
ブ52が配置される部分の対向する側壁106の幅は他
の部分よりも狭くなっている。現像ハウジング50の内
部には仕切り壁102が形成されている。仕切り壁10
2は対向する側壁106から一定範囲は切り欠かれてい
る。現像スリーブ52は両端に軸部を有し、現像ハウジ
ング50への装着に際し、図5においてB面側(画像形
成部8を画像形成装置1に装着する際の後ろ側)におい
てベアリング64、A面側においてスリーブ軸受62が
挿入されて回転支持される。B面側の軸部はスリーブ円
筒と連結しており、駆動回転される。一方、A面側の軸
はスリーブ内部のマグネットと連結しており回転方向の
位置が既定されて固定されている。
【0022】現像スリーブ52の隣にはパドル部材54
が配置され、それに隣接して撹拌スパイラル右56と撹
拌スパイラル左58が仕切り壁を挟んで配置される。パ
ドル部材54、撹拌スパイラル右・左56、58もそれ
ぞれ両端に軸部を有し、それらの軸部には現像剤の漏れ
を防ぐ機能を持つ現像軸受60が挿入され、現像ハウジ
ング50の対向する側壁106に形成された穴に嵌入さ
れる。前記穴部には段差があり現像軸受60の鍔部がそ
の段差に当たり既定位置から内側には入らない構造にな
っている。各軸は軸受60が既定の位置に挿入された状
態にて突出し、A面側では軸受60の端面付近にて溝が
形成されており、そこに止め輪66が嵌められる。この
とき、各溝はほぼ同じ水平面内に位置しているので止め
輪66の装着作業は非常に容易なものとなる。B面側に
おいて各軸は、やや長く突出しており、その先端付近に
溝が形成されている。作像側板後36の取り付け後、駆
動させるギア80、82、84が軸に挿入され、ギアの
端面部付近において軸の溝に止め輪66が嵌められる。
【0023】内部に部材が配置された現像装置8に対し
て、現像ハウジング50の対向する側壁106に作像側
板前・後34,36が取り付けられる。作像側板前・後
34,36は平面部分において、現像スリーブ52の軸
部を受ける現像駆動軸受72と感光体ドラム20を支持
するドラム軸30を受けるドラム軸受38が取り付けら
れる穴をはじめ、複数の位置決め穴が設けられている。
そして、現像スリーブの軸を受ける現像駆動軸受前・後
72、74と、感光体ドラム20を回転支持するドラム
軸30を受けるドラム軸受前・後38、39が取り付け
られている。その他に、現像装置18から外に伸びてい
るパドル部材54や撹拌スパイラル右・左56,58の
軸等を回避する穴等も形成されている。これらの穴は金
型による打ち抜き加工で形成することが可能であるため
に、高い寸法精度を安価な方法で得ることができる。ま
た、作像側板後36には、本体のギヤーに噛み合い現像
装置18の各部材に駆動を伝える連結ギア76が回転自
在に取りつけられている。ここで、作像側板前・後3
6、38は固定された現像駆動軸受け72を現像スリー
ブ52の軸部に挿入して現像装置18に位置決めし、現
像ハウジング50の対向する側壁106の外面に当接さ
せて、数ヵ所で外側からビス締めして固定される。
【0024】現像装置18への作像側板前・後34、3
6の取り付け作業に合わせてクリーニング装置22が取
り付けられる。クリーニング装置22はドラム軸受前・
後38、39の外形部とクリーニングハウジングに形成
された穴部が係合し、回動可能に位置決めされ、外側か
ら数ヵ所ビス止めされて固定される。さらに、帯電装置
21が同様に作像側板前・後34,36に位置決めされ
ネジ止めされる。画像形成部8に対して感光体ドラム2
0を装脱着する場合には、帯電装置21を取り去り、ク
リーニング装置22のビス止めを外してドラム軸受けを
支点に回転させて開口部を広げた状態で行う。感光体ド
ラム20はドラム軸30をB面側から挿入し、ドラムフ
ランジ前・後40,42を貫通させて連結し、ドラム軸
受前・後38、39によりドラム軸30を回転自在に支
持する。
【0025】以上、現像装置として撹拌部に撹拌スパイ
ラルが2本設けられたものについて説明したが、本発明
の有効性はこれに限定されるものではない。例えば、現
像ハウジングにおいて仕切り壁が二ヵ所に設けられて搬
送路が3本形成された、3本の撹拌スパイラルを有する
現像装置においても、上述した本発明の効果は得られる
ことは明らかである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による現像
装置は、撹拌部における現像材の受け渡し部が現像スリ
ーブの画像形成領域の外側に設ける構造において、パド
ル部材と撹拌スパイラルの長さを同等とし、現像ハウジ
ングのパドル部材が配置される部分と撹拌スパイラルが
配置される撹拌部の幅を同等に形成したことにより、パ
ドル部材を現像ハウジングに保持するの軸に止め輪を装
着する作業が容易になった。また、現像ハウジングの側
面部が概ね平行な平面で形成される簡略な形状となるた
めに、部材のコストを低く抑え精度を向上させることが
可能になる。また、画像形成部をユニット化するにおい
て、側板部材などの形状が簡単になり組立て精度を向上
させ、ユニット強度を高めるのに適した形状である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパドル部材が用いられた現像装置を備
えた画像形成装置の概略断面図。
【図2】図1に示す画像形成装置の斜視図。
【図3】図1に装着される本発明のパドル部材が用いら
れた現像装置などで構成される画像形成部の組立てを簡
略に説明する構成斜視図。
【図4】本発明のパドル部材が用いられた現像装置を含
む画像形成部の主要構成部材を説明するための簡略な断
面図。
【図5】本発明のパドル部材が用いられた現像装置を含
む画像形成部の主要構成部材を説明するために、各部材
を平面上に並べて配置して描いた平面説明図。
【図6】本発明の現像装置のパドル部材の外観形状を示
す図。
【図7】本発明の現像装置の現像ハウジングの外観形状
を示す図。
【図8】(a),(b)従来の現像装置の形状を説明す
るための簡略な図面。
【符号の説明】
18 現像装置 20 感光体ドラム 21 帯電装置 22 クリーニング装置 34 作像側板前 36 作像側板後 50 現像ハウジング 52 現像スリーブ 54 パドル 56 撹拌スパイラル右 58 撹拌スパイラル左 66 止め輪 100 撹拌部 102 仕切り壁 104 受け渡し部 106 側壁 110 羽根部部 112 スパイラル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古谷 隆志 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (72)発明者 谷口 進 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラミタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−39594(JP,A) 特開2000−98715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像ハウジングに回転自在に支持された現
    像スリーブと、それに隣接して回転自在に支持されたパ
    ドル部材と、前記パドル部材に隣接して設けられた撹拌
    スパイラルとから構成される現像装置において、回転軸
    方向の長さが、パドル部材及び撹拌スパイラルは現像ス
    リーブのスリーブ円筒部よりも長く、パドル部材と撹拌
    スパイラルは同等の長さに構成されており、パドル部材
    は回転軸から放射状に伸びる複数の羽根板が形成された
    羽根部を有し、さらに前記羽根部の両端側には、螺旋形
    状が一部に形成されたスパイラル部が延接されており、
    かつ、前記隣接したパドル部材及び撹拌スパイラルを保
    持する前記側壁は概ね平行な平面であることを特徴とす
    る画像形成装置の現像装置。
  2. 【請求項2】前記パドル部材は、上記現像スリーブの画
    像形成領域に対向する部分に羽根部が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1の画像形成装置の現像装置。
  3. 【請求項3】前記撹拌スパイラルを2本有する請求項1
    又は2の画像形成装置の現像装置。
  4. 【請求項4】前記パドル部材及び前記2本の撹拌スパイ
    ラルは、平行に位置づけられ現像装置の撹拌部を構成す
    るとともに、前記2本の撹拌スパイラル間に撹拌スパイ
    ラルの両端部付近が開放された仕切り壁を設けること
    で、前記撹拌部に各撹拌スパイラルにより現像剤を撹拌
    しつつ搬送するための搬送路が形成され、前記仕切り壁
    の開放部は現像スリーブの画像形成領域よりも外側に位
    置付けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の
    像形成装置の現像装置。
JP2000134298A 2000-04-28 2000-04-28 画像形成装置の現像装置 Expired - Fee Related JP3522646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134298A JP3522646B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 画像形成装置の現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134298A JP3522646B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 画像形成装置の現像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001312128A JP2001312128A (ja) 2001-11-09
JP3522646B2 true JP3522646B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=18642605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000134298A Expired - Fee Related JP3522646B2 (ja) 2000-04-28 2000-04-28 画像形成装置の現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3522646B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4900424B2 (ja) * 2009-06-12 2012-03-21 ブラザー工業株式会社 現像装置および画像形成装置
US8385789B2 (en) 2009-06-12 2013-02-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Development device and image forming device
JP5707851B2 (ja) * 2010-10-25 2015-04-30 富士ゼロックス株式会社 現像器および画像形成装置
JP5957427B2 (ja) 2013-09-18 2016-07-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001312128A (ja) 2001-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4710760B2 (ja) 現像剤搬送装置および画像形成装置
JPH1069155A (ja) 画像形成装置
JP4344756B2 (ja) 現像装置、および画像形成装置
JP4462780B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP7413677B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3522646B2 (ja) 画像形成装置の現像装置
US6339690B1 (en) Electrophotographic apparatus having screening member for recycling toner
CN113960903B (zh) 显影装置以及具备该显影装置的图像形成装置
JP2809911B2 (ja) クリーナ・トナー・マガジン
JP2000137383A (ja) 現像装置
JP2005258300A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2006119549A (ja) トナー搬送スクリューと該このトナー搬送スクリューを備えた画像形成装置
JP2001312127A (ja) 画像形成装置の現像装置
JPH11219089A (ja) バンディングを防ぐ不要トナー搬送オーガーを含むプロセスカートリッジ
JP2004272295A (ja) 画像形成装置
JP2000098715A (ja) 現像装置
JP4432555B2 (ja) トナー補給装置及び画像形成装置
JP2014123065A (ja) 粉体収容容器および画像形成装置
JP3987167B2 (ja) 画像形成装置
JP3079888B2 (ja) 現像装置
JP2013148723A (ja) トナー収容容器およびそれを備える画像形成装置
US11281123B2 (en) Rotator, developer container, developing device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2864182B2 (ja) 現像装置
JP5536532B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP3667941B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090220

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100220

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees