JP4344756B2 - 現像装置、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を採用する画像形成装置に搭載される現像装置に関し、特に、現像装置に備わる現像槽内のトナーとキャリアを攪拌しながら現像領域に搬送する攪拌搬送部材に関する。
電子写真方式を採用する複写機、ファクシミリ、プリンタ、およびこれらの各種機能を備えるいわゆる複合機等の画像形成装置においては、感光体の表面に形成される静電潜像に対して、現像装置から現像剤の成分であるトナーを供給して現像することによって可視像であるトナー像を形成し、さらにトナー像を転写媒体である記録紙等に転写し、記録紙上に転写されたトナー像を定着して堅牢な記録画像を形成する。
近年、画像形成装置である例えば複写機、プリンタ等が使用されるオフィス業務の効率化が一段と促進されるのに伴い、画像形成装置には、画像処理能力の向上、例えば単位時間あたりに画像形成することができる記録紙の枚数で表される画像形成処理速度の向上が望まれている。
画像形成処理速度が速い画像形成装置(高速機)においては、画像形成処理速度が中程度の画像形成装置(中低速機)に比べて現像剤が長寿命であることが要求される。高速機では、単位時間あたりに形成される画像枚数が多いので、単位時間あたりに消費される現像剤量、より厳密には、トナー量が多く、また攪拌搬送のストレスにさらされる頻度が高いので、中低速機に使用される現像剤と同程度の寿命では、短期の間に寿命が尽き、現像剤に関するメンテナンス頻度が増大することになるからである。
このような問題に対する一つの解決手段として、現像装置を大きくすることが考えられる。現像装置を大きくし、収容できる現像剤の量を多くすることによって、高速機の現像剤の大量消費に対応し、また、攪拌搬送にストレスにさらされる頻度を軽減し、寿命延長も図れるからである。しかしながら、装置の構造上の制約から現像装置を大きくすることができない場合が多く、かつ現像装置をわずかに大きくした程度では、トナーを現像剤担持体に臨む現像槽へ補給するような方式の場合、高速機では、充分に攪拌して均一な現像剤を現像剤担持体へ供給するための時間的余裕を確保することができないので、現像剤のトナー濃度を制御することが難しい。
そこで、一つの対応策として、現像装置の現像槽の長さを、現像剤担持体の長手方向の長さを超えて延長し、現像剤担持体に臨む部分である現像領域と、現像領域外の長手方向に延長された部分との間に仕切壁部材を設け、延長された部分に攪拌領域を形成することによって、攪拌領域で均一攪拌を確保することが提案される。しかしながら、攪拌領域を設ける場合でも、攪拌時間の余裕を確保することができないような位置からトナー補給が行われると、現像装置の長手方向でトナー濃度に不均一が生じやすく、トナー濃度を精度よくコントロールすることができないという問題がある。
また、攪拌不良における濃度ムラを解決する方法として、特許文献1では、現像剤担持体とスクリュー状攪拌部材の間に磁性体からなる汲み上げ補助部材を配置することが開示されている。
特開2005−292301号公報
しかしながら、十分に均一な画像を確保するためには、現像剤担持体に現像剤を汲み上げるまでにトナーとキャリアを十分攪拌をしておく必要がある。攪拌が不十分な状態のままで現像剤担持体への現像剤の汲み上性を向上させても、現像剤担持体上では、攪拌の能力は殆どなく、均一な現像剤を得ることは難しい。特に、補給された現像剤の現像槽内での滞留時間が短い高速機では、その傾向が顕著であった。
そこで、本発明は、従来の現像装置が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、現像槽内の現像剤のトナー濃度を高精度に安定制御するために、補給されたトナーを短時間で均一に攪拌することの可能な、新規かつ改良された現像装置、および画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の構成は、トナーと磁性キャリアの2成分を混合攪拌して帯電された現像剤によって、像担持体が担持する静電潜像を現像する現像装置であって、
前記現像剤を収容する現像槽と、
前記現像槽内で混合攪拌された前記現像剤を担持して前記像担持体の対向位置に有する現像領域に供給する現像剤担持体と、
前記現像槽内で回転駆動することにより前記現像剤を攪拌しながら搬送する少なくとも一対の攪拌搬送部材と、
を備え、
前記攪拌搬送部材は、前記現像剤担持体に対して略平行に設けられ、前記攪拌搬送部材の回転軸には、前記攪拌搬送部材の外周の一定方向に磁界を発生する磁気発生部材が内包され、
前記一対の攪拌搬送部材の対向位置の上方には、前記現像槽内に前記トナーを補給するためのトナー補給口が設けられ、
前記回転軸に内包された前記磁気発生部材は、それぞれの前記回転軸の軸表面側に有する磁極面が共に同極であることを特徴とする現像装置である。
このような構成とすることにより、攪拌搬送部材の回転軸に内包した磁気発生部材によって形成される磁気ブラシによって、磁性キャリアが回転軸側に寄せられるので、双方の攪拌搬送部材の間に補給トナーが現像槽中に入り易くなる。このため、従来のような磁性キャリアを含む現像剤によって形成される現像剤表面による補給トナーの投入の妨害が回避されるので、補給トナーが磁性キャリアと短時間で均一に混合攪拌されるようになり、現像槽内の現像剤のトナー濃度を高精度に安定して制御可能となる。
このとき、上記本発明において、回転軸に内包された磁気発生部材は、それぞれの回転軸の軸表面側に有する磁極面が共に同極である
このような構成とすることにより、向かい合う双方の攪拌搬送部材の回転軸内に内包された磁気発生部材の磁極面が互いに対向した際に、両回転軸間に反発磁界が発生するので、当該反発磁界が形成する現像剤の穂立ちによって、補給されたトナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになるので、トナーと磁性キャリアとの混合攪拌が効率良く実行されるようになる。
なお、本発明において、攪拌搬送部材の下方側に有する現像槽の底面には、磁気発生部材の磁極面の磁極と反対の磁極を有する磁性部材が設けられていることとしてもよい。
このような構成とすることにより、攪拌搬送部材の回転軸に内包した磁気発生部材によって形成される磁気ブラシによって、回転軸側に引き寄せられて収縮した磁性キャリアを含む現像剤の穂が底面に有する磁性部材によって伸張される。このため、投入されたトナーの凝集が破砕され、磁性キャリアとの混合攪拌が効率良く実行されるようになる。
また、本発明において、一対の攪拌搬送部材は、回転軸に内包された磁気発生部材の磁極面が同じタイミングで互いに対向するように回転駆動が設定されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、向かい合う双方の攪拌搬送部材の回転軸内に内包された磁気発生部材の磁極面が常に同じタイミングで対向するように設定されることによって、両回転軸間に最も強い状態で反発磁界が発生する。このため、当該反発磁界によって形成される現像剤の穂立ちによって補給されたトナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになる。
また、本発明において、双方の磁極面が互いに対向した際にのみ、トナー補給口からトナーが現像槽内に落下するように設定されることとしてもよい。
このような構成とすることにより、補給されたトナー塊が落下した直後に、常に回転軸間で発生する反発磁界によって形成される現像剤の穂立ちの間に来るようになるので、トナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになる。
また、本発明において、一対の攪拌搬送部材の回転軸に内包された磁気発生部材の磁束密度は、同一であることとしてもよい。
このような構成とすることにより、双方の回転軸には、同一の強度の反発磁界が発生するので、落下トナー塊は、両軸間のほぼ中央に来るようになり、両回転軸間で均等な現像剤穂立ちによる均等な攪拌力でトナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになる。
また、本発明において、一対の攪拌搬送部材の現像剤を搬送する搬送能力(g/min)は、同一であることとしてもよい。
このような構成とすることにより、両回転軸間で均等な現像剤穂立ちが形成されるので、均等な攪拌力でトナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになる。
また、本発明において、磁気発生部材の長手方向の長さは、トナー補給口の長手方向の長さよりも大きいこととしてもよい。
このような構成とすることにより、磁性キャリアを含む現像剤による補給トナーの投入の妨害を確実に回避した上で、トナー補給口から補給されたトナー塊の落下領域を確保できるので、当該トナー塊が漏れなく十分に破砕され、攪拌されるようになる。
上記課題を解決するために、本発明の構成は、トナーを含む現像剤によって像担持体が担持する静電潜像を現像する現像手段と、像担持体上の現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形成する転写手段と、を有する画像形成装置であって、現像手段は、上記の何れかの現像装置であることを特徴とする画像形成装置である
このような構成とすることにより、投入された補給トナーが短時間で十分に破砕され、均一に混合攪拌されるようになるので、用紙等の記録媒体上に形成される画像の攪拌不良による濃度ムラを解決されるようになる。このため、補給された現像剤の現像槽内での滞留時間が短い高速機にも適応可能な画像形成が実現される。
以上説明したように本発明によれば、現像剤表面による補給トナーの投入の妨害が回避されて、双方の攪拌搬送部材の間に補給トナーが現像槽中に入り易くなるので、補給トナーが磁性キャリアと短時間で均一に混合攪拌されるようになる。このため、現像槽内の現像剤のトナー濃度を高精度に安定して制御されるようになるので、用紙等の記録媒体上に形成される画像の攪拌不良による濃度ムラが防止される。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明に係る現像装置が使用される画像形成装置の第1の実施の形態の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明に係る現像装置が使用される画像形成装置の第1の実施の形態の全体の要部構成を概略的に示す縦断面図であり、図2は、本実施の形態に係る画像形成装置に備わる現像装置と、この現像装置に設置されたトナー補給装置の要部構成を示す縦断面図である。なお、これらの図では、本実施の形態の画像形成装置の主な構成要素を中心に簡略化して記載されており、不図示の構成要素も含まれ得ることは、言うまでもない。
本実施の形態の画像形成装置100は、図1に示すように、装置本体101の上面側に原稿載置台1が設けられ、この原稿載置台1の下には、静電潜像が形成される感光層を有することにより像担持体となる略円筒形状の感光体ドラム4と、この感光体ドラム4の外周面に不図示の画像処理部から出力された画像データに応じた光を走査させて静電潜像を書込み形成する露光光学系2が配設されている。
この露光光学系2は、原稿載置台1上に載置された原稿(図示せず)に光を照射しながら走査する光源ランプ3、原稿からの反射光を感光体ドラム4に導く複数の反射鏡5…、および反射光の光路中に配されたレンズユニット6から構成されている。なお、本実施の形態では、露光光学系2としてアナログ光学系を備えたアナログ式の画像形成装置が例示されているが、CCDセンサを具備してなるデジタル光学系を備えたデジタル式の画像形成装置であってもよい。
感光体ドラム4の外周には、当該感光体ドラム4の外周面を所定電位に一様に帯電させる帯電チャージャ7、感光体ドラム4の外周面に現像剤を供給して当該外周面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置20、感光体ドラム4の表面に形成されたトナー像を用紙(記録媒体)に転写し易くするために感光体ドラム4の表面電位を低下させる除電装置8、感光体ドラム4の表面に形成されたトナー像を転写媒体である例えば記録紙(用紙)に転写する転写チャージャ9、および当該記録紙に転写後に感光体ドラム4の表面の残留トナーを除去・回収するクリーニング装置10等が設けられている。
また、感光体ドラム4に対して給紙する側には、用紙を所定のタイミングで供給するタイミングローラ11、用紙を搬送する搬送ローラ12、および給紙トレイ13から用紙を給紙する給紙ローラ14が設けられる。一方、感光体ドラム4に対して排紙する側には、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる定着装置15、およびトナー像が転写された用紙が排紙される排紙トレイ16が設けられている。なお、給紙トレイ13として、装置本体101の内部に備わる給紙カセットや、装置本体101の外部側から所望の用紙を給紙するための手差し給紙トレイの双方が含まれるものとする。
現像装置20は、図2に示すように、現像剤を収容する収容容器を構成する樹脂等で成型された現像槽24を有しており、該現像槽24内には、現像剤の搬送および撹拌を行う攪拌搬送部材となる第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26と、これら撹拌搬送スクリュー25、26によって供給される現像剤を磁気的に吸着して感光体ドラム4に搬送する現像剤担持体となる現像ローラ22が回転可能に設けられている。
この現像槽24内には、所定収容量(例えば、400g)の現像剤が収容されるようになっている。当該現像剤は、キャリアとトナーとを含み、磁性体からなるキャリアは、表面にトナーの粘着を抑制する樹脂コート層を有している。これらキャリアとトナーが撹拌搬送スクリュー25、26によって撹拌されると、トナーは、摩擦帯電する。
現像ローラ22は、図2に示すように、感光体ドラム4との間に現像ギャップ(0.5〜1.5mm程度)を設けて配置され、例えば、断面形状が略矩形の棒磁石等からなる複数の磁極部材を含むマグネットローラ21と、マグネットローラ21に一定方向(図2におけるP方向)に回転自在に外嵌された略円筒形状のアルミニウム合金および黄銅等で形成された非磁性のスリーブ23とを備える。
マグネットローラ21は、周方向位置にN極の磁性を有する磁極部材N1、N2、N3、N4およびS極の磁性を有する磁極部材S1、S2、S3が略交互に離隔して放射状に配設され、全体で円柱形状を成す。マグネットローラ21は、両端部が現像槽24の両側壁に非回転に固定・支持されており、磁極部材N1が感光体ドラム4の周面と対向する位置に配置されている。このように構成された磁極部材N1、N2、N3、N4およびS1、S2、S3による磁界によって、スリーブ23の外周に沿って、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を吸着する磁気ブラシを形成する。
現像ローラ22は、現像槽24の開放された開口部24dより一部が露出するように設けられており、その現像ローラ22の露出部分において、一方向(図2におけるQ方向)に回転される感光体ドラム4と対向する。この対向位置が現像位置となり、感光体ドラム4の外周表面に形成された静電潜像に、現像ローラ22の回転により搬送される現像剤を摺擦させることによって、磁気ブラシを形成しているキャリアに付着したトナーが静電潜像の静電気力より吸引されて、静電潜像の現像が行われる。なお、本実施の形態の現像装置20の詳細については、後述する。
一方、現像槽24の上壁部には、図2に示すように、現像剤を補給するためのトナー補給口24cが形成され、このトナー補給口24cにトナー補給装置30が上方から嵌着されている。トナー補給装置30は、トナーが充填された不図示のトナー容器から排出されるトナーを一時的に中間ホッパ部31に貯留・撹拌してから現像装置20に供給する。トナー補給装置30の底部には、画像形成装置100の制御部80(図8参照)により駆動制御されるトナー補給ローラ32が設けられている。トナー補給ローラ32が回転駆動されることによって、トナー補給装置30からトナー補給ローラ32の駆動時間に応じた量の分だけ、トナーが流下して現像槽24内へと供給され、攪拌搬送スクリュー25、26により攪拌搬送される。
また、本実施の形態では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aに当該撹拌搬送スクリュー25、26の外周の一定方向に磁界を発生する磁気発生部材m25、m26が内包され、これら撹拌搬送スクリュー25、26の下方側の現像槽24の底面24eには、当該回転軸25a、25bに内包させた磁気発生部材m25、m26の磁極とは、反対の磁極を有する磁性部材M25、M26がそれぞれ設けられている。なお、これら磁気発生部材m25、m26および磁性部材M25、M26に関する詳細な説明は、後述する。
次に、本実施の形態の現像装置20の構成について、図面を使用しながら説明する。図3は、本実施の形態の現像装置の上壁部を除去して見た状態を簡略化して示す平面図である。
現像装置20は、大略、現像剤を担持する現像ローラ22と、現像剤を収容する現像槽24と、現像槽24の中で現像剤を攪拌搬送する第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26と、現像槽24内の現像剤量を検出するトナー濃度検出センサ27を含む。
現像ローラ22は、前述したように、複数の磁極部材N1、N2、N3、N4、S1、S2、S3が配設されたマグネットローラ21に、非磁性のスリーブ23を回転自在に外嵌することにより構成される。当該現像ローラ22は、感光体ドラム4を臨み、その軸線が感光体ドラム4の回転軸線と平行になるように配置され、現像装置20の装置本体のフレーム部に支持される。
現像ローラ22に担持される現像剤としては、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が用いられる。現像ローラ22は、トナーを担持するキャリアを磁極部材N1、N2、N3、N4、S1、S2、S3を内包するマグネットローラ21の磁力で吸着し、スリーブ23の表面に現像剤が穂状に連なった磁気ブラシを形成する。このように、現像剤は、磁気ブラシの形で現像ローラ22に担持される。磁気ブラシを形成する現像剤中の電荷を有するトナーが現像ローラ22と感光体ドラム4との電位差に応じて、現像ローラ22から感光体ドラム4に供給されて静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
現像槽24は、例えば、硬質の合成樹脂等からなり、外観が略直方体形状を有する容器部材である。現像槽24は、現像ローラ22の軸線方向の長さL1を超える長さを有するように形成される。現像槽24は、現像ローラ22の軸線方向の長さL1に略対応する長さ部分に設けられて、現像剤を攪拌搬送して現像ローラ22に現像剤を供給する現像領域槽24aと、現像領域槽24aに連接すると共に現像ローラ22の軸線方向の長さL1を超える位置に設けられ、トナー補給装置30から補給されるトナーを現像剤と攪拌し、かつ搬送して現像領域槽24aへ供給すると共に、現像ローラ22に供給された残部の現像剤の一部が回収される攪拌領域槽24bとを有するように形成される。
現像槽24には、現像ローラ22の軸線に対して垂直な方向に延びるように配されて、現像領域槽24aと攪拌領域槽24bとを仕切る仕切壁部材28が設けられている。仕切壁部材28は、現像領域槽24aと攪拌領域槽24bとを仕切るが、現像領域槽24aと攪拌領域槽24bとをそれぞれ完全に封じきるように仕切るのではなく、現像槽24の短手方向における両側部の2箇所において、現像領域槽24aと攪拌領域槽24bとを連通させる第1間隙28aと第2間隙28bとが形成される。従って、仕切壁部材28は、現像槽24を現像領域槽24aと攪拌領域槽24bに仕切るが、第1および第2間隙28a、28bが形成されるので、現像槽24内に収容される現像剤は、その一部が現像領域槽24aから攪拌領域槽24bへ移動することが可能となり、また、逆に攪拌領域槽24bから現像領域槽24aへ移動可能となる。
現像槽24には、現像槽24の長手方向に対して平行に、攪拌領域槽24bから現像領域槽24aに渡って、現像剤を現像ローラ22へ向かう方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送スクリュー25が回転自在に設けられる。第1攪拌搬送スクリュー25は、いわゆるスクリュー部材であり、回転動作することによって、現像槽24内の現像剤を攪拌し、搬送する。
第1攪拌搬送スクリュー25は、現像剤を現像ローラ22の軸線方向の長さL1を超える延長方向であって、図3に示すように、現像槽24の長手方向において、現像ローラ22から遠い一端部24b1付近から、仕切壁部材28に向かう矢印F1方向に搬送すると共に、仕切壁部材28に当たった現像剤については、攪拌領域槽24b内で仕切壁部材28に沿って矢印F2方向へ搬送し、第1間隙28aを通り抜けた現像剤については、現像領域槽24a内でさらに現像ローラ22に向かう矢印F5方向へ搬送する。この現像槽24の一端部24b1付近から現像ローラ22へ向かう現像剤の搬送方向を便宜上「送り方向」と呼ぶ。
また、現像槽24には、現像ローラ22と第1攪拌搬送スクリュー25との間、すなわち第1攪拌搬送スクリュー25よりも現像ローラ22寄りに現像槽24の長手方向に対して略平行に、現像領域槽24aから攪拌領域槽24bに亘って、現像剤を現像ローラ22から遠ざかる方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送スクリュー26が回転自在に設けられる。第2攪拌搬送スクリュー26も、いわゆるスクリュー部材であり、回転動作することによって、現像槽24内の現像剤を攪拌し、一定方向に搬送する。
第2攪拌搬送スクリュー26は、第1攪拌搬送スクリュー25が現像槽24の長手方向他端部24a1付近に搬送した現像剤を現像ローラ22に沿って仕切壁部材28に向かう矢印F7方向に搬送すると共に、仕切壁部材28に当たった現像剤については、現像領域槽24a内で仕切壁部材28に沿って第1攪拌搬送スクリュー25へ向かう矢印F8方向へ搬送し、第2間隙28bを通りぬけた現像剤については、攪拌領域槽24b内でさらに一端部24b1付近へ向かう矢印F3方向へ搬送する。この現像槽24の他端部24a1付近から現像ローラ22に沿って一端部24b1付近へ向かう現像剤の搬送方向を便宜上「帰り方向」と呼ぶ。
現像領域槽24a内において、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26との間には、攪拌中間壁部材29が設けられる。攪拌中間壁部材29は、例えば、合成樹脂等からなる平板状の部材であり、現像槽24の長手方向に延びて現像槽24の底部から直立するようにして設けられる。ただし、攪拌中間壁部材29は、現像領域槽24aの長手方向の長さよりも短い長さになるように形成されるので、現像領域槽24a内において、他端部24a1付近では、第1攪拌搬送スクリュー25から第2攪拌搬送スクリュー26へ向かう矢印F6方向の現像剤の流れが形成され、仕切壁部材28付近では、第2攪拌搬送スクリュー26から第1攪拌搬送スクリュー25へ向かう矢印F8方向の現像剤の流れが形成される。
従って、現像領域槽24a内では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26と、仕切壁部材28と、および攪拌中間壁部材29によって、送り方向から帰り方向に連なる現像剤の循環流、図3中では、矢印F5、F6、F7、F8で示される現像剤の循環流が形成される。
一方、トナー補給装置30から攪拌領域槽24bの上壁部に形成されたトナー補給口24cを介してトナーが補給される攪拌領域槽24b内においては、仕切壁部材28付近では、第1攪拌搬送スクリュー25から第2攪拌搬送スクリュー26へ向かう矢印F2方向の現像剤の流れが形成される。また、一端部24b1付近では、第2攪拌搬送スクリュー26から第1攪拌搬送スクリュー25へ向かう矢印F4方向の現像剤の流れが形成される。
従って、攪拌領域槽24b内では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26と、仕切壁部材28によって、送り方向から帰り方向に連なる現像剤の循環流、図3中では、矢印F1、F2、F3、F4で示される現像剤の循環流が形成される。このような現像剤の循環流が攪拌領域槽24b内に形成されることにより、トナー補給装置30からトナー補給口24cを介して補給されたトナーが現像剤と混合攪拌されるようになる。
ここで、本実施の形態に係る現像装置20にトナー補給装置30からトナー補給する動作機構について、図面を使用しながら説明する。図4は、本実施の形態に係る現像装置に備わる攪拌領域槽とトナー補給装置との要部構成を示す縦断面図である。
本実施の形態では、図4に示すように、現像槽24の攪拌領域槽24b側の上部にトナー補給装置30が設けられている。攪拌領域槽24bとトナー補給装置30は、攪拌領域槽24bの上壁側に形成されたトナー補給口24cを介して、連通される。トナー補給装置30に備わる不図示のトナー容器から排出されるトナーを一時的に貯留・撹拌するトナーホッパとなる中間ホッパ部31は、例えば、硬質合成樹脂等からなる容器部材であり、その内部空間にトナーを収容する。
トナー補給装置30は、制御部80(図8参照)からの動作指令に応じて、トナー補給ローラ32を回転駆動させて、現像槽24の攪拌領域槽24b側に対してトナーを補給する。図4に示すように、トナー補給ローラ32は、その外周面がトナー補給口24cに摺接しながら回転可能となるように、攪拌領域槽24bの略直上に設けられている。本実施の形態では、トナー補給ローラ32は、芯金の周りに略円筒状の例えば発泡ウレタン等の多孔性弾性部材から形成されたものであり、中間ホッパ部31内でトナー補給ローラ32の多孔性弾性部材に保持されるトナーがトナー補給口24cとトナー補給ローラ32との摺擦動作によってトナー補給ローラ32から脱落し、現像槽24の攪拌領域槽24b側に補給される。
前述したように、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aには、磁気発生部材m25、m26が内包されているが、本実施の形態では、トナー補給装置30は、これらの磁気発生部材m25、m26が対向した際に、トナー補給を実行する。このとき、トナー補給装置30から補給されたトナー50が第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の間に落下して補給されるように、トナー補給口24cが攪拌領域槽24bの第1攪拌搬送スクリュー25および第2攪拌搬送スクリュー26の対向位置の上方に配置される。
本実施の形態では、回転軸25a、26aに内包された磁気発生部材m25、m26が対向した際に、トナー補給装置30からのトナー補給が確実に実行可能とするために、図3および図4に示すように、現像槽24の攪拌領域槽24bの側壁部には、磁気発生部材m25、m26が発した磁気を検知する磁力センサ83が設けられる。当該磁力センサ83は、攪拌スクリュー25、26の回転を同期させていれば、どちらか一方の攪拌スクリュー25、26の磁気のみをセンシングすれば良いので、本実施の形態では、図3および図4に示す攪拌領域槽24bの右側側壁部に設けられている。なお、双方の磁気発生部材m25、m26が対向した旨を検知する手段は、本実施の形態の磁力センサ83に限定されず、例えば、各攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aの先端を延長させ、当該延長部分の回転位置に磁力センサを設けたものや、光センサ等を用いて検出するものであってもよい。
また、攪拌領域槽24bにおいて、トナー50が補給された現像剤は、その一部が第1攪拌搬送スクリュー25によって第1間隙28aを通り、攪拌領域槽24bから現像領域槽24aへ搬送されるが、当該現像剤の残部が仕切壁部材28に当たって、仕切壁部材28に沿って搬送されて、前述の攪拌領域槽24b内の循環流(矢印F1、F2、F3、F4で示す流れ)を形成し、かかる循環の過程で第1および第2攪拌搬送スクリュー26、26によって混合攪拌される。
さらに、攪拌領域槽24bでは、トナー補給装置30からトナーが補給されて、トナー濃度が高い現像剤の循環流が形成され、現像領域槽24aでは、現像に供された後のトナー濃度の低い現像剤の循環流が形成される。そして、攪拌領域槽24bと現像領域槽24aとを連通する仕切壁部材28の第1および第2間隙28a、28bを通じて、これらの領域槽24a、24bで形成される循環流が混合される。
また、本実施の形態では、図3に示すように、現像装置20は、現像槽24内の現像剤量を検出するトナー濃度検出センサ27が設けられている。当該トナー濃度検出センサ27として、透磁率センサ、または圧電検知式センサが使用される。このようなトナー濃度検出センサ27を現像槽24内に設けることによって、現像剤量として、現像剤中のトナー量、換言すると、キャリアとトナーとの配合比であるトナー濃度が検出される。
トナー濃度検出センサ27は、現像領域槽24a内で、現像ローラ22よりも現像剤の攪拌搬送方向上流側、すなわち現像槽24の他端部24a1付近で第1攪拌搬送スクリュー25を臨んで現像領域槽24aの壁部に装着されて、現像槽24内の現像剤のトナー濃度を検出する。
上述したように、トナー濃度検出センサ27を現像槽24の他端部24a1の近傍に設けることによって、トナー濃度検出センサ27は、現像剤が現像ローラ22に供給される前、すなわち現像に供せられる前の現像剤のトナー濃度を測定することができる。
現像装置20では、トナー濃度検出センサ27によるトナー濃度の検出出力に応じて、画像形成装置100の制御部80(図8参照)がトナー補給装置30のトナー補給ローラ32を回転駆動させて、攪拌領域槽24bへトナーを補給する。
このように、本実施の形態では、現像装置20は、現像に供せられる前段階の現像剤のトナー濃度を検出して、好適な使用トナー濃度になるように、現像剤のトナー濃度を高い精度で制御することが可能になる。なお、本実施の形態の現像装置20にトナーを補給する動作制御に関しては、後述する。
次に、本実施の形態の現像装置の現像槽内にトナーが補給された際の状態について、図面を使用しながら説明する。図5は、本実施の形態の現像装置の現像槽内にトナーが補給された状態を説明するための現像槽内の断面図であり、(a)は、現像槽内にトナーが補給された直後の状態を示し、(b)は、現像槽内にトナーが補給されてから補給トナーが現像槽内で破砕される状態を示す。また、図6は、比較例となる従来の現像装置の現像槽内にトナーが補給された状態を説明するための現像槽内の断面図である。
本実施の形態では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aにフェライト、アルニコ、希土類等の永久磁石からなる磁気発生部材が内包されるようにして設けられている。すなわち、第1攪拌搬送スクリュー25の回転軸25aの内部には、第1攪拌搬送スクリュー25の外周に向けて一定方向に磁界を発生する磁気発生部材となる軸部側磁石m25が設けられている。同様に、第2攪拌搬送スクリュー26の回転軸26aの内部には、第2攪拌搬送スクリュー26の外周に向けて一定方向に磁界を発生する磁気発生部材となる軸部側磁石m26が設けられている。
これらの軸部側磁石m25、m26は、図5に示すように、回転軸25a、26aの回転中心25a1、26a1から片方に寄った位置に内包されている。従って、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転に合わせて、これらの軸部側磁石m25、m26もその位置が変わり、それに伴って磁界を発生させる方向も変わることになる。本実施の形態では、これらの軸部側磁石m25、m26の磁界を発生させる磁極面が例えば、軸部側磁石m25が時計の9時位置にある時に、他方の軸部側磁石m26は、時計の3時位置に来るような同じタイミングで互いに対向するように、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転駆動を設定している。
また、軸部側磁石m25、m26の軸表面に近い方の磁極面の磁極は、共に同極であって、例えばN極としている。ここで、本実施の形態では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転数は、同一に設定されるので、これらの軸部側磁石m25、m26の磁極面は、常に同じ位置で向き合うことになる。
このため、双方の軸部側磁石m25、m26の磁極面が互いに対向する水平位置では、これらの軸部側磁石m25、m26の磁力反発によって、現像剤による磁気ブラシB1が発生する。このとき、落下したトナー塊T5を回転軸25a、26aの両軸間の反発磁力による磁気ブラシB1が形成する現像剤穂立ちによって均等な攪拌力で攪拌するように、本実施の形態では、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の回転軸25a、26aの内部に設けられた磁気発生部材となる軸部側磁石m25、m26の磁力(磁束密度)、および第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の搬送能力を下記に記載の実施例1のように、同一に設定している。
なお、下記に記載の実施例2のように、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の内部に設けられた軸部側磁石m25、m26の磁力が異なっても、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の搬送能力を異なるようにして、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の攪拌力が同じようになるように構成しても良い。このとき、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の搬送能力は、回転数等によって可変できる。
<磁束密度と搬送能力の例>
○実施例1 磁束密度 m25:70mT、 m26:70mT
搬送能力 m25:1500g/min m26:1500g/min
○実施例2 磁束密度 m25:60mT、 m26:80mT
搬送能力 m25:1700g/min m26:1300g/min
以上の説明は、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の攪拌力が均等であれば、より好ましいという意味であって、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の攪拌力が異なった場合でも、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の回転軸25a、26aに磁気発生部材m25、m26を内包することによる本発明の効果を奏する。換言すると、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26の磁力を略同一とすると、双方の回転軸25a、26aには、略同一の強度の反発磁界が発生するので、落下トナー塊T5が両軸間の略中央に来るようになり、両回転軸間で均等な現像剤穂立ちによる均等な攪拌力でトナー塊T5が十分に破砕され、攪拌されるようになる。また、同様にして、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の搬送能力を略同一とすることにより、両回転軸間で均等な現像剤穂立ちが形成されるので、均等な攪拌力でトナー塊が十分に破砕され、攪拌されるようになる。
一方、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の下方側となる現像槽24の底面24eには、回転軸25a、26aに内包させた磁気発生部材m25、m26の磁極面とは、反対の磁極の磁界を発する磁性部材M25、M26が当該攪拌搬送スクリュー25、26に対応するように、それぞれ設けられている。これらの磁性部材M25、M26は、磁性を有する金属板等であり、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体や、フェライト、アルニコ、希土類等の永久磁石から構成される。従って、回転軸25a、26aに内包される磁気発生部材m25、m26が垂直方向6時位置、すなわち当該磁気発生部材m25、m26の磁極面が略鉛直下方向に向いた場合では、当該磁気発生部材m25、m26の磁極とは、反対の磁極を有するこれらの磁性部材M25、M26によって、引張磁気ブラシB2が形成される。
従来の現像装置では、図6に示すように、補給トナーを現像槽内の攪拌搬送部625、626に投下させた場合、磁性キャリアを含む現像剤D6とトナーT6の比重差が大きいために、当該現像剤D6によって形成される現像剤表面によって、補給トナーT6の投入が妨害され、現像剤D6の中に補給トナーT6が入り難く、均一に混ざり難かった。
一方、本実施の形態では、図5(a)に示すように、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26が回転駆動して回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26が対向すると、これらの軸部側磁石m25、m26同士の磁力反発によって磁気ブラシB1が形成され、回転軸間に有する現像剤D5が回転軸25a、26aに寄せられることによって、これら回転軸25a、26aの間の現像剤D5の密度が疎になる。このため、当該回転軸間の現像剤密度疎部分S5に補給トナーT5を落下させることにより、補給されたトナーT5が現像剤中に入り易くなる。
その後、回転軸25a、26aの回転により、図5(b)に示すように、回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26が磁性部材M25、M26に接近するにつれて、軸部側磁石m25、m26と磁性部材M25、M26との間に、引張磁気ブラシB2が形成される。この引張磁気ブラシB2の引力は、軸部側磁石m25、m26が磁性部材M25、M26に接近するにつれて、次第に大きくなる。このため、磁気ブラシB1によって形成された一端収縮した現像剤D5の穂立ちが引張磁気ブラシB2の引力によって伸張されて、投入されたトナー塊T5を破砕し、磁気ブラシB1中に含まれた新規トナー塊T5の凝集が解かれるので、現像剤D5中へのトナーT5の混合がより促進される。
ここで、本実施の形態において、トナー補給装置30から現像装置20の現像槽24にトナー補給するタイミングについて、図面を使用しながら説明する。図7は、本実施の形態でトナー補給のタイミングをグラフ化したものであり、第1および第2攪拌搬送スクリューの回転軸に発生する磁力と時間との関係を示す。
前述したように、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aに軸部側磁石m25、m26が回転軸25a、26aの回転中心25a1、26a1から片方に寄った位置に内包される。このため、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転に合わせて、これらの軸部側磁石m25、m26も位置が変わり、それに伴って磁界を発生させる方向も変わる。従って、両回転軸間に発生する磁力も第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転に伴って、変化する。また、双方の軸部側磁石m25、m26の回転軸外周面側の磁極面が同極となっているので、これらの軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向する時は、お互いの磁力を反発し合う斥力となる反発磁力が発生する。その後、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転に伴って、これらの磁極面が離れて、現像槽24の底面24eに設けられた磁性部材M25、M26に近づくと、引張力が発生する。
トナー補給装置30から現像槽24の攪拌領域槽24b側への新規トナーの補給は、前述したように、双方の攪拌搬送スクリュー25、26の上方に設けられたトナー補給口24cから実行されるが、本実施の形態では、双方の軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向することによって、磁気ブラシB1が形成されたタイミング時(図7に示す時間T1、T2)のみに当該トナー補給が実行される。また、トナーの投下位置は、トナーが現像剤と混合し易いように、双方の軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向した際に、磁性キャリアの密度が疎になる部分、すなわち双方の回転軸25a、26aのそれぞれの対向面に形成された磁気ブラシB1同士の略中央部となる。
このように、本実施の形態の現像装置20を上述したような構成および動作制御条件とすることによって、現像装置20が搭載される画像形成装置100が高速機であっても、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転速度を高速化させることなく低速のままで、補給されたトナーと現像剤とを充分に混合攪拌して均一化してから、現像ローラ22に供給することができる。このため、現像剤に与えるストレスの低減が図れ、現像剤の寿命を延長することができる。
ところで、上述した本実施の形態では、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の形状、軸部側磁石m25、m26の磁力等は、同一のものとして説明したが、同等の磁気ブラシチェーンが発生可能であり、かつ攪拌搬送部材の現像剤搬送能力が同等であれば、必ずしも同一である必要はない。
例えば、軸部側磁石m25、m26の磁力は、第1攪拌搬送スクリュー25と第2攪拌搬送スクリュー26の水平距離が離れている場合には、当該距離に応じて、これら軸部側磁石m25、m26の磁力が強くなるように設定されれば、同様の効果が得られる。すなわち、当該水平距離が離れるに伴って、軸部側磁石m25、m26の磁力を大きくすることによって、両回転軸間の距離に応じた好適な反発磁界が発生するようになるので、両回転軸間で最適な現像剤穂立ちが形成され、均等な攪拌力でトナー塊が十分に破砕されて攪拌されるようになる。
また、本実施の形態では、トナー補給ローラ32の長手方向の長さは、攪拌領域槽24bの長手方向の長さよりも小さい。何故なら現像容器の側壁までトナーを補給してしまうと、攪拌搬送部材の構成上、側壁近傍のトナーが十分搬送されずに滞留し、最悪の場合、攪拌搬送部材を支持する軸受がロックしてしまうからである。
さらに、補給されたトナーが余すことなく十分に磁気ブラシB1によって混合させるために、軸部側磁石m25、m26の長手方向の長さは、トナー補給ローラ32の長手方向の長さよりも大きくなるように設定される。このようにして、従来問題となっていた磁性キャリアを含む現像剤による補給トナーの投入の妨害を確実に回避した上で、トナー補給口から補給されたトナー塊T5の落下領域となる現像剤密度疎部分S5が確保されるので、当該トナー塊T5が漏れなく十分に破砕され、攪拌されるようになる。
一方、補給されたトナーが余すことなく十分に磁気ブラシB2によって混合させるために、磁性部材M25、M26の長手方向の長さは、軸部側磁石m25、m26の長さと略同一か、それ以上であることが好ましい。磁性部材M25、M26の長手方向の幅に関しても同様である。
なお、参考までに、本実施の形態の現像装置20の一実施例での各仕様を以下に記載するが、当該仕様は、特に、下記数値に限定されるものではない。
・攪拌搬送部材直径=20mm
・攪拌羽根のピッチ=25mm
・攪拌搬送部材回転数=150rpm
・攪拌領域槽長=50〜80mm
・第1および第2攪拌搬送スクリュー間の水平距離=25mm
・磁気発生部材の磁界強度=50〜100mT
・キャリア粒径=40μm
・トナー粒径=7μm
・攪拌搬送スクリューの搬送量=1400〜2000g/min
次に、本実施の形態の現像装置を備える画像形成装置100の制御系について、図面を使用しながら説明する。図8は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御部の構成を示すブロック図である。
本実施の形態の現像装置20を備える画像形成装置100で実行される各種一連の動作は、当該画像形成装置100の各部を不図示のCPU、ROM、およびRAMを含む制御部80によって制御される。
制御部80には、上記スタートスイッチ81のON操作信号が入力されるようになっている。また、本実施の形態の画像形成装置100には、画像形成動作の累積回数をカウントする作像カウンタ(計測手段)82が設けられており、当該カウント値も制御部80に入力されるようになっている。
制御部80にスタートスイッチ81のON操作信号が入力されると、露光光学系2を始めとする用紙に形成する所望の画像データの読取の画像処理を実行するために駆動する読取駆動部84が作動する。
また、制御部80にスタートスイッチ81のON操作信号が入力されると、タイミングローラ11、搬送ローラ12、および給紙ローラ14等の用紙の搬送処理を実行するために駆動する用紙搬送駆動部85や、現像装置20やトナー補給装置30等の画像形成処理を実行するために駆動する画像形成駆動部86、定着装置15等の定着処理を実行するために駆動する定着駆動部89がそれぞれ作動するようになる。
画像形成駆動部86には、現像装置20の攪拌搬送スクリュー25、26を回転駆動させるための攪拌搬送駆動部87、トナー補給装置30のトナー補給ローラ32を回転駆動させるためのトナー補給ローラ駆動部88が含まれている。
トナー濃度検出センサ27は、現像槽24内のトナー濃度を検出する機能を有する。前述したような画像形成動作が繰り返し実行されると、現像装置20の現像槽24内に収納されている現像剤中のトナーが徐々に消費され、キャリアに対するトナーの比率、すなわちトナー濃度が低下していく。このような現像槽24内におけるトナー濃度の変化をトナー濃度検出センサ27が検出し、制御部80は、当該トナー濃度検出センサ27の検出信号を基に、トナー補給ローラ32を回転駆動させるために、トナー補給ローラ駆動部88の駆動制御を実行する。
磁力センサ83は、前述したように、第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26a間に発生する磁気の磁力強度を検出するための磁気センサである。当該磁力センサ83によって、回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向したか否かが検出される。本実施の形態では、磁力センサ83で軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向した旨を検出すると、トナー補給ローラ駆動部88が作動して、トナー補給ローラ32を回転駆動させて、トナー補給装置30から現像槽24にトナーが補給される。
すなわち、制御部80は、トナー濃度検出センサ27の検出信号よってトナー濃度が現像に必要な適正範囲の下限値まで下がった旨が検出され、かつ第1および第2攪拌搬送スクリュー25、26の回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向した旨が検出されると、トナー補給装置30に備わるトナー補給ローラ32の回転駆動を開始させる。これにより、トナー補給装置30の中間ホッパ部31内のトナーが現像槽24内に補給され、現像槽24内のトナー濃度が上昇する。
そして、制御部80は、トナー濃度検出センサ27の検出信号よって、トナー濃度が上記の適正範囲の上限値に達したことが検知されると、トナー補給ローラ32の回転駆動を開始することなく停止したままとする。このような制御によって、現像槽24内のトナー濃度は、上記適正範囲内で維持される。現像槽24内へ補給されたトナーは、現像槽24内に既に有する現像剤と撹拌されることによって、一定の帯電量に制御されて、現像ローラ22を介して、感光体ドラム4へ供給され、現像に使用される。
上述したような制御部80を備えることによって、本実施の形態の画像形成装置100で画像形成として、例えば、コピー動作を実行する場合、電源スイッチ(図示せず)がONされると、まず、画像形成装置100のウォーミングアップ処理が行われる。このウォーミングアップ処理が完了した後に、スタートスイッチ81がONされると、露光光学系2の光源ランプ3によって、原稿載置台1上に載置された原稿が走査される。このときの原稿からの反射光が反射鏡5…およびレンズユニット6を介して感光体4に照射され、帯電チャージャ7にて所定電位に帯電されている感光体ドラム4の外周表面に静電潜像が形成される。
当該静電潜像の形成後、この静電潜像は、現像装置20から供給されるトナーを含む現像剤によって現像される。感光体ドラム4の外周面の表面のトナー像は、転写チャージャ9によって給紙カセット13から供給される用紙に転写され、定着装置15によって用紙上に熱定着される。以上のプロセスを経て、用紙上に原稿画像に対応したコピー画像が形成されるようになる。
次に、本実施の形態の現像装置にトナー補給装置からトナーを補給する動作について図面を使用しながら説明する。図9は、本実施の形態の現像装置にトナー補給をする動作を説明するフローチャートである。
前述したように、本実施の形態の現像装置20は、現像槽24の現像領域槽24a側には、トナー濃度検出センサ27が設けられ、このトナー濃度検出センサ27によって、現像領域槽24a内のトナー濃度を監視する(工程S91)。
トナー濃度検出センサ27が現像槽24の現像領域槽24a内のトナー濃度が現像に必要な適正範囲の下限値となる所定濃度以下となったか否かを検出し(工程S92)、この工程S92でトナー濃度が当該所定濃度以下と判定されたら、磁力センサ83による回転軸25a、26a間の磁力監視をチェックする(工程S93)。
磁力センサ83によって、回転軸25a、26aに内包された軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向したか否かを検出して(工程S94)、軸部側磁石m25、m26の磁極面が対向したと判定されると、トナー補給ローラ駆動部88が作動して、トナー補給ローラ32を回転駆動させて、トナー補給装置30から現像槽24へのトナー補給が開始される(工程S95)。
このような工程S91から工程S95までのサイクルを繰り返すことにより、トナー補給装置30から現像装置20の現像槽24(現像領域槽24a)のトナー濃度を高めることができる。なお、トナー濃度検出センサ27の検出信号よって、トナー濃度が現像に必要な適正範囲の上限値に達したことが検知されると、その後は、トナー補給ローラ32の回転駆動を開始させずに、停止したままとして、現像槽24内のトナー濃度を所望の適正範囲内に維持される状態とする。
以上説明したように、本発明では、現像装置の現像槽内で現像ローラに対して略平行に設けられた攪拌搬送部材の回転軸に、攪拌搬送部材の外周の一定方向に磁界を発生する磁気発生部材を内包させ、かつ回転軸の軸表面側に有する磁極面が共に同極にすると、攪拌搬送部材が回転駆動した際に、当該磁極面が対向して発生する反発磁力によって、双方の回転軸の略中央付近の磁性キャリアを含む現像剤が疎になるので、かかる疎になる部分にトナーを補給することにより、補給トナーが現像槽中に入り易くなる。このため、攪拌搬送部材を高速回転駆動させなくても、補給トナーが磁性キャリアと短時間で均一に混合攪拌されるようになり、現像槽内の現像剤のトナー濃度を高精度に安定して制御できる。
また、攪拌搬送部材の下方側に有する現像槽の底面に磁性部材を設けることによって、攪拌搬送部材の回転軸に内包した磁気発生部材によって形成される磁気ブラシによって、回転軸側に引き寄せられて収縮した磁性キャリアを含む現像剤の穂が底面に有する磁性部材によって伸張されるので、投入されたトナーの凝集が破砕され、磁性キャリアとの混合攪拌が効率良く実行されるようになる。
さらに、本発明の現像装置を画像形成装置に備えることによって、画像形成装置が高速機の場合でも、攪拌搬送スクリュー等の攪拌搬送部材の回転速度を高速化させることなく低速のままで、投入された補給トナーが短時間で十分に破砕され、均一に混合攪拌されるようになる。このため、用紙等の記録媒体上に形成される画像の攪拌不良による濃度ムラを未然に防いで、補給された現像剤の現像槽内での滞留時間が短い高速機にも適応可能な画像形成が実現される。また、攪拌搬送部材の回転速度を高速化させることなく低速のままで回転駆動させるので、現像剤に与えるストレスの低減が図れ、現像剤の寿命を延長することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1の実施の形態では、一つのトナー容器を設置するモノクロ用の画像形成装置に設置される現像装置に本発明が適用されているが、複数のトナー容器を設置するカラー用の画像形成装置に設置される現像装置にも適用可能である。
また、上記第1の実施の形態では、現像剤攪拌搬送部材として、第1および第2攪拌搬送スクリューが一対設けられているが、現像槽内に少なくとも一対の現像剤攪拌搬送部材が設けられ、かつこれらの現像剤攪拌搬送部材の回転軸に上記の第1の実施の形態と同様に、軸部側磁石が設けられ、かつこれらの現像剤攪拌搬送部材の回転軸間にトナー補給する構成となっていれば、現像剤攪拌搬送部材の個数が3つ以上の場合でも、本発明を適用可能とする。
本発明に係る現像装置が使用される画像形成装置の第1の実施の形態の全体の要部構成を概略的に示す縦断面図である。 同実施の形態に係る画像形成装置に備わる現像装置と、この現像装置に設置されたトナー補給装置の要部構成を示す縦断面図である。 同実施の形態の現像装置の上壁部を除去して見た状態を簡略化して示す平面図である。 同実施の形態に係る現像装置に備わる攪拌領域槽とトナー補給装置との要部構成を示す縦断面図である。 同実施の形態の現像装置の現像槽内にトナーが補給された状態を説明するための現像槽内の断面図であり、(a)は、現像槽内にトナーが補給された直後の状態を示し、(b)は、現像槽内にトナーが補給されてから補給トナーが現像槽内で破砕される状態を示す。 比較例となる従来の現像装置の現像槽内にトナーが補給された状態を説明するための現像槽内の断面図である。 同実施の形態の現像装置へのトナー補給のタイミングを示す図である。 同実施の形態に係る画像形成装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。 同実施の形態の現像装置にトナー補給をする動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
4 像担持体(感光体ドラム)
20 現像装置
22 現像剤担持体(現像ローラ)
24 現像槽
24a 現像領域槽
24b 攪拌領域槽
24c トナー補給口
24e 底面
25 攪拌搬送部材(第1攪拌搬送スクリュー)
25a 回転軸
26 攪拌搬送部材(第2攪拌搬送スクリュー)
26a 回転軸
27 トナー濃度検出センサ
30 トナー補給装置
31 中間ホッパ部
32 トナー補給ローラ
80 制御部
83 磁力センサ
84 読取駆動部
85 用紙搬送駆動部
86 画像形成駆動部
87 攪拌搬送駆動部
88 トナー補給ローラ駆動部
89 定着駆動部
100 画像形成装置
D5 現像剤
M25 磁性部材
M26 磁性部材
m25 磁気発生部材(軸部側磁石)
m26 磁気発生部材(軸部側磁石)
S5 現像剤密度疎部分
T5 トナー(トナー塊)

Claims (8)

  1. トナーと磁性キャリアの2成分を混合攪拌して帯電された現像剤によって、像担持体が担持する静電潜像を現像する現像装置であって、
    前記現像剤を収容する現像槽と、
    前記現像槽内で混合攪拌された前記現像剤を担持して前記像担持体の対向位置に有する現像領域に供給する現像剤担持体と、
    前記現像槽内で回転駆動することにより前記現像剤を攪拌しながら搬送する少なくとも一対の攪拌搬送部材と、
    を備え、
    前記攪拌搬送部材は、前記現像剤担持体に対して略平行に設けられ、前記攪拌搬送部材の回転軸には、前記攪拌搬送部材の外周の一定方向に磁界を発生する磁気発生部材が内包され、
    前記一対の攪拌搬送部材の対向位置の上方には、前記現像槽内に前記トナーを補給するためのトナー補給口が設けられ、
    前記回転軸に内包された前記磁気発生部材は、それぞれの前記回転軸の軸表面側に有する磁極面が共に同極であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記攪拌搬送部材の下方側に有する前記現像槽の底面には、前記磁気発生部材の前記磁極面の磁極と反対の磁極を有する磁性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記一対の攪拌搬送部材は、前記回転軸に内包された前記磁気発生部材の前記磁極面が同じタイミングで互いに対向するように回転駆動が設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 双方の前記磁極面が互いに対向した際にのみ、前記トナー補給口から前記トナーが前記現像槽内に落下するように設定されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装置。
  5. 前記一対の攪拌搬送部材の前記回転軸に内包された前記磁気発生部材の磁束密度は、同一であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の現像装置。
  6. 前記一対の攪拌搬送部材の前記現像剤を搬送する搬送能力(g/min)は、同一であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の現像装置。
  7. 前記磁気発生部材の長手方向の長さは、前記トナー補給口の長手方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の現像装置。
  8. トナーを含む現像剤によって像担持体が担持する静電潜像を現像する現像手段と、前記像担持体上の現像されたトナー像を記録媒体に転写して画像を形成する転写手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記現像手段は、請求項1〜7の何れか1項に記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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