JP5422434B2 - トナー補給装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に備えられる現像器にトナーを補給するトナー補給装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、トナーを貯留するトナーコンテナから現像器にトナーを安定して補給する必要がある。近年、大量の印刷を迅速に行なうために、画像形成装置は高速化し、トナー消費量が増えている。トナーが消費されて、現像器のトナーを収容する現像容器内からトナーがなくなると、トナーが充満された新たなトナーコンテナに交換することになるが、高速の画像形成装置では、印字中にトナーコンテナを交換する場合もある。印字中にトナーコンテナを交換しても、画像形成を中断することがないようにしなくては、装置の操作性や印字効率が低下する。
そこで、特許文献1では、トナーコンテナと現像器との間に中間ホッパーを設けている。トナーが無くなったトナーコンテナを中間ホッパーから取り外し、新たなトナーコンテナを中間ホッパーに装着して、トナーコンテナの交換中でも、中間ホッパーから現像器にトナーを補給することができるようにしている。
特開2005−114798号公報(段落[0042]〜[0047]、第3図)
通常、トナーは中間ホッパー内で撹拌部材によって撹拌され、トナーを収容する現像容器の容量に対応した量のトナーが中間ホッパーから現像容器に補給される。画像形成が繰り返され、再度、現像容器内のトナーがなくなると、前回と同様に、撹拌されたトナーが中間ホッパーから現像容器に所定量だけ補給される。この補給を行なう毎に中間ホッパー内でトナーの撹拌を繰り返すと、トナー間で激しく擦れ、トナー表面の外添剤がトナー内に埋没し、または、外添剤がトナー表面から剥がれてしまうことになる。このように劣化したトナーを用いて現像を行なうと、画像濃度の低下や画像欠損等の画像不良が発生するという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、トナーの劣化を抑え、流動性の高いトナーを現像器に補給するトナー補給装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナーを貯留する貯留容器と、該貯留容器内で回転してトナーを撹拌する複数の撹拌部材と、該撹拌部材により撹拌されたトナーを現像器に搬送する搬送部材とを備えるトナー補給装置において、前記複数の撹拌部材は、前記搬送部材の直近に対向して配設される第1撹拌部材と、前記貯留容器内のトナー移動方向に対して前記第1撹拌部材の上流側に配設される第2撹拌部材とを有し、前記第1撹拌部材の単位時間当たりの回転数は、前記第2撹拌部材の単位時間当たりの回転数より大きく、且つ、前記第1撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積は、前記第2撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積より小さいことを特徴としている。
この構成によれば、第2撹拌部材が回転すると、貯留容器内で比較的に多量のトナーが緩やかに撹拌される。一方、搬送部材の近傍では、第1撹拌部材の回転によって、比較的に少量のトナーが迅速に撹拌され、このトナーは搬送部材によって現像器に補給される。
また、請求項2に記載の発明では、前記第1撹拌部材の単位時間当たりの回転数は、前記第2撹拌部材の単位時間当たりの回転数に対して3〜5倍であることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、前記第1撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積は、前記第2撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積の1/3〜1/5であることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、トナー補給装置は、前記現像器に対して着脱自在であり、貯留したトナーを前記現像器に補給することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明では、トナー補給装置は、トナーを貯留する着脱自在のトナーコンテナと前記現像器との間に配設され、前記トナーコンテナから供給されたトナーを貯留、撹拌して、撹拌したトナーを前記現像器に補給することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、上記の構成のトナー補給装置が搭載された画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、第2撹拌部材が回転すると、貯留容器内で比較的に多量のトナーが緩やかに撹拌される。一方、搬送部材の近傍では、第1撹拌部材の回転によって、比較的に少量のトナーが迅速に撹拌され、このトナーは搬送部材によって現像器に補給される。従って、現像器に補給されるトナーは、現像器の収容容量に応じた量とすることが可能であり、また、流動性が高くなっている。現像器に補給されずに貯留容器内に残るトナーは劣化することがなく、また凝集することがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1撹拌部材の単位時間当たりの回転数は第2撹拌部材の単位時間当たりの回転数に対して3〜5倍である。従って、第1撹拌部材の撹拌によって、現像器に補給されるトナーの流動性が高くなっている。一方、貯留容器内に残るトナーは、第2撹拌部材によって比較的に低速で撹拌され、劣化することなく、また凝集することがない。
また、請求項3に記載の発明によれば、第1撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積は、第2撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積の1/3〜1/5である。従って、現像器の収容容量に応じたトナー量を現像器へ迅速に補給することができるとともに、貯留容器内に多量のトナーを凝集させることなく貯留することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、トナーの劣化を抑え、流動性の高いトナーを現像器に補給する、交換可能なトナー補給装置にすることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、トナーコンテナから供給されるトナーの劣化を抑え、流動性の高いトナーを現像器に補給するトナー補給装置にすることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、トナーの劣化を抑え、流動性の高いトナーを現像器に補給するトナー補給装置を備える画像形成装置にすることができる。
本発明の実施形態に係るトナー補給装置が搭載された画像形成装置の概略構成を示す図 実施形態に係るトナー補給装置からトナーが補給される現像器の概略構成を示す側面断面図 実施形態に係るトナー補給装置を示す側面断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るトナー補給装置を搭載した画像形成装置の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、その下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、画像形成部4及び定着部5の上方に配設された画像読取部6と、トナーコンテナ110及び中間ホッパー120とを備えている。
給紙部2は、用紙9を収容する複数の給紙カセット7を備えており、給紙ローラ8の回転動作により、複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9を1枚ずつ確実に用紙搬送部3に送り出す。
用紙搬送部3に送られた用紙9は、用紙供給経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9にトナー像を形成するものであり、図1の矢印方向に回転可能に軸支された感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像器14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備えている。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11表面に所定電位を与えると、感光体11表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13により感光体11に照射されると、感光体11の表面電位が選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像器14が感光体11表面の静電潜像を現像し、感光体11表面にトナー像が形成される。このトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置された定着部5に向けて搬送される。定着部5では、加熱部材18及び加圧ローラ19によって、用紙9が加熱加圧され、用紙9上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。
転写部15による転写後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は除電部17により除去される。そして、感光体11は帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
画像形成が繰り返し行われると、トナーが消費される。現像器14にトナーを補給するために、現像器14の上方には、トナーコンテナ110及びトナー補給装置である中間ホッパー120が配設されている。トナーコンテナ110は未使用のトナーを貯留するものであり、中間ホッパー120は、トナーコンテナ110からトナーを受け取り、トナーを解して現像器14に補給する。
次に、現像器について図2に基づいて説明する。図2は画像形成装置1に用いられる現像器の概略構成を示す断面側面図である。
現像器14は、一成分磁性トナーを収容する現像容器22と、このトナーを撹拌する撹拌スクリュー23、24と、現像ローラ27、及び規制部材28とを備えている。
撹拌スクリュー23、24は、現像容器22内に回転可能に配設され、トナーを撹拌、循環させて、現像ローラ27に供給する。
現像ローラ27は、固定磁石体25と現像スリーブ26とを備える。現像スリーブ26は、円筒状の非磁性材からなり、撹拌スクリュー24に隣接する位置で現像容器22に回転可能に支持される。固定磁石体25は、現像スリーブ26内に固設される永久磁石からなり、現像スリーブ26に向けて磁界を発生する。また、現像ローラ27は、現像容器22の開口から露出し、像担持体である感光体11に一定の間隔を隔てて対向している。この対向する領域は、現像スリーブ26上に担持されているトナーを感光体11に向けて供給するための現像領域Dとなっている。更に、現像スリーブ26には、トナーを感光体11に供給するために、直流に交流を重畳した現像バイアス29が印加される。
規制部材28は、現像スリーブ26表面に担持されるトナーを所定の層厚に規制するものであり、現像スリーブ26の略上方で現像スリーブ26表面との間に所定間隔を隔てて、現像容器22に取り付けられる。
現像スリーブ26内の固定磁石体25の磁力により、撹拌部材24から供給されたトナーが現像スリーブ26表面に担持される。担持されたトナーは、規制部材28により所定の層厚に規制され、現像スリーブ26の回転(図2の矢印方向の回転)により、現像領域Dに向けて搬送される。現像スリーブ26に現像バイアス29が印加されることにより、現像領域Dにおいて現像スリーブ26と感光体11との間に電位差が発生し、現像スリーブ26上のトナーは感光体11に供給され、感光体11上の静電潜像はトナー像に現像される。
現像容器22の上部には、トナー補給口95が設けられる。現像容器22内のトナーが消費され少なくなると、新しいトナーが中間ホッパー120(図1参照)からトナー補給口95を介して現像容器22内に補給される。
次に、中間ホッパーについて図3に基づいて説明する。図3は現像器14にトナーを補給する中間ホッパーとトナーコンテナの概略構成を示す断面側面図である。
トナーコンテナ110は、未使用のトナーを貯留するコンテナ容器111と、補給口111aと、補給口111aの開閉状態を切り替えるシャッター部材114と、コンテナスクリュー112と、撹拌パドル113とを備える。また、トナーコンテナ110は中間ホッパー120に対して着脱自在に取り付けられる。
補給口111aは、コンテナ容器111の底部で軸方向の一端部に形成され、トナーを中間ホッパー120に供給する。
撹拌パドル113は、回転軸から径方向の両側に延び、且つ軸方向に展開されるパドル状の羽根であり、パドル状の羽根の回転によって、コンテナ容器111内のトナーを撹拌する。
コンテナスクリュー112は、コンテナ容器111内の底部に設けられ、軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成され、補給口111aに対向している。コンテナスクリュー112が軸周りに回転すると、撹拌されたトナーが補給口111aに向かって搬送される。そして、補給口111aを塞いでいるシャッター部材114が補給口111aを開放すると、コンテナ容器111内のトナーは補給口111aを介して中間ホッパー120に供給されることになる。
トナーコンテナ110から中間ホッパー120にトナーが供給され、コンテナ容器111内のトナーを使い切ると、そのトナーコンテナ110は中間ホッパー120から取り外され、トナーが充満した新たなトナーコンテナ110が中間ホッパー120に装着される。
中間ホッパー120は、トナーを貯留するホッパー容器121と、受け入れ口121aと、送出口121bと、送出口121bの開閉状態を切り替えるシャッター部材127と、搬送部材122と、第1及び第2撹拌部材123、124、及びトナーセンサ128とを備える。
受け入れ口121aは、ホッパー容器121の上部で、トナーコンテナ110の補給口111aに対向する位置に形成される。
送出口121bは、ホッパー容器121の底部で軸方向の一端部に形成され、現像器14のトナー補給口95(図2参照)に対向する。
搬送部材122は、ホッパー容器121内の底部に設けられ、軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成され、送出口121bに対向している。搬送部材122が軸周りに回転すると、撹拌されたトナーは送出口121bに向かって搬送される。
第1及び第2撹拌部材123、124は、回転軸から径方向の片側に延び、且つ軸方向に展開し、その先端部が屈曲した羽根である。第1及び第2撹拌部材123、124の先端部は回転方向に対して互いに逆方向に屈曲している。
第2撹拌部材124はホッパー容器121内で受け入れ口121aの略下側に配設されて、受け入れ口121aから第2撹拌部材124にトナーが落下することになる。また、第2撹拌部材124は、ホッパー容器121に回転自在に保持され、図3の反時計回りに回転して、トナーを撹拌する。
第2撹拌部材124の羽根外径は比較的に大きく、第2撹拌部材124が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S2(図3の破線内の範囲)も比較的に大きくなり、ホッパー容器121内の多量のトナーが撹拌されることになる。そして、第2撹拌部材124は撹拌したトナーを第1撹拌部材123側に搬送する。
第1撹拌部材123は、第2撹拌部材124の右下側に配設され、第2撹拌部材124に対向し、更に、搬送部材122の略上側に配設され、搬送部材122に対向している。また、第1撹拌部材123は、ホッパー容器121に回転自在に保持され、図3の時計回りに回転して、第2撹拌部材124から搬送されたトナーを撹拌する。
第1撹拌部材123の羽根外径は比較的に小さく、第1撹拌部材123が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S1(図3の破線内の範囲)も比較的に小さくなり、現像器14に1回当たり補給するトナー量が撹拌されることになる。そして、第1撹拌部材123は撹拌したトナーを搬送部材122側に搬送する。第1撹拌部材123が回転したときに羽根部分が通過する領域の面積S1は、第2撹拌部材124が回転したときに羽根部分が通過する領域の面積S2に対して1/3〜1/5である。
トナーセンサ128はホッパー容器121内のトナー量を検知するものであり、この検知結果に応じて、トナーコンテナ110から中間ホッパー120にトナーが供給される。トナーセンサ128はセンサ室121cに収納される。センサ室121cはホッパー容器121の、第1撹拌部材123の上側と第2撹拌部材124の右側との空間に形成され、ホッパー容器121から突出することなく配置される。
搬送部材122と第1及び第2撹拌部材123、124は、図示しないモータ等の駆動部材によって、回転駆動される。駆動部材が回転駆動すると、第1撹拌部材123と搬送部材122は単位時間当たりの回転数が同じになるように連動されている。尚、搬送部材122は、第1撹拌部材123より単位時間当たり大きな回転数で回転するように、第1撹拌部材123に連動してもよい。
一方、第1撹拌部材123と第2撹拌部材124との間には、図示しない減速歯車列が噛合し、第2撹拌部材124が単位時間当たり所定の回転数で回転すると、第1撹拌部材123は第2撹拌部材124より単位時間当たり大きい回転数で回転する。第1撹拌部材123の単位時間当たりの回転数は第2撹拌部材124の単位時間当たりの回転数に対して3〜5倍である。
従って、駆動部材の回転駆動によって、第2撹拌部材124は比較的に低速で回転し、ホッパー容器121内の多量のトナーが緩やかに撹拌され、一方、第1撹拌部材123は比較的に高速で回転し、現像器14へ補給するのに必要な量のトナーが迅速に撹拌される。第1撹拌部材123によって撹拌されたトナーは搬送部材122側に搬送される。
更に、駆動部材の回転駆動によって、搬送部材122が回転すると、撹拌されたトナーが送出口121bに向かって搬送される。そして、送出口121bを塞いでいるシャッター部材127が送出口121bを開放すると、ホッパー容器121内のトナーは送出口121bを介してトナー補給口95(図2参照)から現像器14に補給される。
上記実施形態によれば、中間ホッパー120は、トナーを貯留するホッパー容器121と、ホッパー容器121内で回転してトナーを撹拌する第1及び第2撹拌部材123、124と、撹拌されたトナーを現像器14に搬送する搬送部材122とを備える。第1撹拌部材123は搬送部材122の直近に対向して配設され、第2撹拌部材124はトナー移動方向に対して第1撹拌部材123の上流側に配設され、第1撹拌部材123の単位時間当たりの回転数は、第2撹拌部材124の単位時間当たりの回転数より大きく、且つ、第1撹拌部材123が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S1は、第2撹拌部材124が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S2より小さい。
この構成によると、第2撹拌部材124が回転すると、中間ホッパー120内で比較的に多量のトナーが緩やかに撹拌される。従って、中間ホッパー120内に長期間貯留したトナーは解されて凝集するおそれがない。一方、搬送部材122の近傍では、第1撹拌部材123の回転によって、比較的に少量のトナーが迅速に撹拌され、このトナーは搬送部材122によって現像器14に補給される。従って、現像器14の収容容量に応じた量のトナーを中間ホッパー120から補給することが可能であり、そして、補給されるトナーは流動性が高くなっており、良好な現像画像が得られる。また、補給されるトナーは流動性が高くなっているので、中間ホッパー120から現像器14内に滑らかに搬送され、現像器14に補給されるトナー量を正確に検知、算出することができる。
また、上記実施形態によれば、第1撹拌部材123の単位時間当たりの回転数は、第2撹拌部材124の単位時間当たりの回転数に対して3〜5倍である。これによって、第1撹拌部材123の撹拌によって、現像器14に補給されるトナーの流動性が高くなっている。一方、現像器14にトナーを補給する毎に第2撹拌部材124によって撹拌されても、中間ホッパー120内に残るトナーは、過度に撹拌されないので、劣化することがなく、また凝集することがない。
また、上記実施形態によれば、第1撹拌部材123が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S1は、第2撹拌部材124が回転したときに羽根部分が通過する領域の回転軸と直交する方向の面積S2に対して1/3〜1/5である。これによって、現像器14の収容容量に応じたトナー量を現像器14へ迅速に補給することができるとともに、中間ホッパー120内に多量のトナーを凝集させることなく貯留することができる。
尚、上記実施形態では、モノクロ複写機に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、カラー複写機、またはカラープリンタの各色のトナー補給装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、中間ホッパー120に適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、現像器14に対して着脱自在であり、貯留した新たなトナーを現像器14に直接補給するトナーコンテナ等のトナー補給装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2撹拌部材123、124はパドル状の羽根で形成される構成を示したが、本発明はこれに限らず、第1及び第2撹拌部材123、124は軸方向に螺旋状に延びる羽根で形成してもよい。この場合も上記と同様の効果を奏する。
また、上記実施形態では、第1及び第2撹拌部材123、124と搬送部材122は、互いに連動して回転する構成を示したが、本発明はこれに限らず、第1撹拌部材123と搬送部材122は連動して回転するが、第1撹拌部材123と第2撹拌部材124は夫々独自に回転する構成にしてもよい。この場合には、現像器14にトナーを補給するときに、第1撹拌部材123は所定の回転数で回転し、一方、第2撹拌部材124は、トナーの凝集を起こさない適宜のタイミングで所定の回転数で回転することになる。
また、上記実施形態では、第1及び第2撹拌部材123、124を上下方向に対して傾斜するように配置する構成を示したが、本発明はこれに限らず、第1及び第2撹拌部材123、124を水平方向、または上下方向に並列するように配置してもよい。この場合も上記と同様の効果を奏する。
また、上記実施形態では、複数の撹拌部材が第1及び第2撹拌部材123、124からなる構成を示したが、本発明はこれに限らず、撹拌部材は3つ以上で構成してもよい。この場合には、搬送部材122に対向する撹拌部材の単位時間当たりの回転数、及び該撹拌部材が回転したときの回転軸と直交する方向の面積Sが、他の撹拌部材の単位時間当たりで最も小さい回転数より大きく、且つ、他の撹拌部材の最も大きい面積Sより小さい構成であるのならば、上記実施形態と同様の効果を奏する。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に備えられる現像器にトナーを補給するトナー補給装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
14 現像器
95 トナー補給口
110 トナーコンテナ
111 コンテナ容器
111a 補給口
112 コンテナスクリュー
113 撹拌パドル
114、127 シャッター部材
120 中間ホッパー(トナー補給装置)
121 ホッパー容器(貯留容器)
121a 受け入れ口
121b 送出口
121c センサ室
122 搬送部材
123 第1撹拌部材
124 第2撹拌部材
128 トナーセンサ

Claims (6)

  1. トナーを貯留する貯留容器と、
    該貯留容器内で回転してトナーを撹拌する複数の撹拌部材と、
    該撹拌部材により撹拌されたトナーを現像器に搬送する搬送部材と
    を備え、
    前記複数の撹拌部材は、
    前記搬送部材の直近に対向して配設される第1撹拌部材と、
    前記貯留容器内のトナー移動方向に対して前記第1撹拌部材の上流側に配設される第2撹拌部材と
    を有し、
    前記第1撹拌部材の単位時間当たりの回転数は、前記第2撹拌部材の単位時間当たりの回転数より大きく
    前記第1撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積は、前記第2撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積より小さく
    前記第1撹拌部材の回転方向と前記第2撹拌部材の回転方向とは互いに逆である
    ことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記第1撹拌部材の単位時間当たりの回転数は、前記第2撹拌部材の単位時間当たりの回転数に対して3〜5倍であることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記第1撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積は、前記第2撹拌部材が回転したときに通過する領域の回転軸と直交する方向の面積の1/3〜1/5であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記現像器に対して着脱自在であり、貯留したトナーを前記現像器に補給することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー補給装置。
  5. トナーを貯留する着脱自在のトナーコンテナと前記現像器との間に配設され、前記トナーコンテナから供給されたトナーを貯留、撹拌して、撹拌したトナーを前記現像器に補給することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー補給装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のトナー補給装置が搭載された画像形成装置。
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