JP2005010636A - 現像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤が撹拌によって劣化することを防ぐことができ、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になって後に、利用者が現像剤を補給する時期を長時間確保できる現像装置を提供する。
【解決手段】中間ホッパ21は、現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給されるトナーを、現像部画像形成領域の全体に拡散するための案内部31を有する。これによって補給されるトナーが補給位置で留まるのを防ぐことができる。中間ホッパ21は、トナーを一時的に貯留して、貯留したトナーを現像部22に供給する。したがって現像剤収容容器23に収容されるトナーが、中間ホッパ21に供給されて空になったとしても、現像部22は、中間ホッパ21に貯留されるトナーを用いて現像することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】中間ホッパ21は、現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給されるトナーを、現像部画像形成領域の全体に拡散するための案内部31を有する。これによって補給されるトナーが補給位置で留まるのを防ぐことができる。中間ホッパ21は、トナーを一時的に貯留して、貯留したトナーを現像部22に供給する。したがって現像剤収容容器23に収容されるトナーが、中間ホッパ21に供給されて空になったとしても、現像部22は、中間ホッパ21に貯留されるトナーを用いて現像することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成に用いられる現像剤を、現像剤収容容器から供給手段を介して、現像部に供給する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、第1の従来技術である現像装置1を示す断面図である。図7では、理解を容易にするために、厚みを省略している。トナーカートリッジ2は、収容空間7が互いに形状の異なる第1収容領域7aおよび第2収容領域7bの2つの収容領域7a,7bから成る構成となっている。このようにトナーカートリッジ2は、収容領域7a,7bが複数形成されるので、トナーの収容容量を多くすることができる。第1攪拌部材4は、第1収容領域7aに配置され、第2攪拌部材5は、第2収容領域7bに配置される。第1攪拌部材4は、その軸線まわりの矢符U1の方向に回転して、第1収容領域7aに収容されるトナーを攪拌するとともに、第2収容領域7bにトナーを与える。また第2攪拌部材5は、その軸線まわりの矢符U2の方向に回転して、第2収容領域7bに収容されるトナーを攪拌するとともに、供給ローラ6にトナーを与える。
【0003】
供給ローラ6は、その軸線まわりに回転して、第2攪拌部材5によって与えられるトナーを、現像部3に供給する。現像部3は、トナーカートリッジ2から供給されるトナーと、予め用意されている磁性を有する粒子であるキャリアを含む現像剤とを攪拌する。
【0004】
現像部3は、2成分現像剤を攪拌するとともに、静電潜像が形成された感光体ドラム9に2成分現像剤を供給して、静電潜像に対応するトナー像が形成される。感光体ドラム9は、記録紙に、感光体ドラム9上のトナー像を転写する。
【0005】
図8は、第2の従来技術の現像装置10を示す断面図である。図8では、理解を容易にするために、厚みを省略している。トナーが収容されるケーシング11は、下部に現像部3にトナーを供給する供給ローラ12を有する。供給ローラ12は、その軸線まわりに回転することによって、その軸線方向中間部にトナーが搬送される。ケーシング11の下部には、供給ローラ12の軸線方向中間部の臨んで厚み方向に貫通する供給孔が形成される。供給ローラ12によって搬送されたトナーは、供給孔を通過し現像部3に供給される。現像部3に供給されたトナーは、複数の撹拌ローラ13によってキャリアと撹拌される。複数の撹拌ローラ13によって撹拌するので、トナーとキャリアの混合比を、より均一な状態にすることができる(たとえば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−162858号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来技術のトナーカートリッジ2は、収容領域7a,7bが複数形成されるので、非常に大型となり、利用者にとって、トナーカートリッジ1を装置本体2aに対して着脱する作業が困難になる。また前記トナーカートリッジ1は、その内部に第1攪拌部材4、第2攪拌部材5および供給ローラ6を有しており、これらの機構は複雑であるだけでなく重量も大きいものである。したがって前記トナーカートリッジ1は、重くなるとともに、製造コストが高くなり、これにともなってトナーの消費コストも高くなる。
【0008】
第2の従来技術の現像装置10では、トナーが現像ローラの軸線方向の一カ所から供給される。トナーが一カ所から供給されるので、トナーの濃度は、現像ローラの軸線方向にばらつきができる。そこでトナーは、現像部において、トナーの濃度の均一化をするために複数の撹拌ローラ13によって撹拌される。しかし現像剤は、過度に撹拌されると不具合が生じる。現像剤を過度に撹拌すると、キャリア表面にトナーが強固に付着して現像剤劣化を生じ、トナーの帯電量が変化し、実用に耐えない程度の画像に濃度低下やかぶりが発生する。この結果、現像剤の交換サイクルが短くなり、1コピー当たりのコストが高くなっている。
【0009】
また第1および第2の従来の技術では、トナーカートリッジ2およびケーシング11に収容されるトナーがすべて現像部3に供給されると、利用者にトナーの補充を促している。したがってトナーが無くなったことを表す報知が突然行われるために、利用者はトナーカートリッジ2およびケーシング11を交換したりするための準備などに時間がかかり、この補充作業中は画像形成装置を長時間利用できないことが生じる。
【0010】
したがって本発明の目的は、現像剤が撹拌によって劣化することを防いで現像剤のコストを低減し、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になって後に、利用者が現像剤を補給する時期を長時間確保できる現像装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、感光体上の静電潜像を現像するための現像部と、
現像剤収容容器から現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給される現像剤を、一時的に貯留し、現像部に供給する供給手段とを含み、
前記供給手段には、前記補給される現像剤を、前記現像部画像形成領域全体に拡散するための案内部を、前記補給位置付近に有することを特徴とする現像装置である。
【0012】
本発明に従えば、現像剤収容容器から現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給される現像剤を、前記現像部画像形成領域全体に拡散して案内する。これによって供給手段は、補給される現像剤が補給位置で留まることを防ぐことができる。供給手段は、現像剤が現像部画像形成領域全体に拡散されるので、現像部画像形成領域全体に、均一に現像剤を供給することができる。
【0013】
また供給手段は、現像剤を現像部画像形成領域全体に拡散させて現像部に供給する。これによって現像部は、感光体上の静電潜像を現像部画像形成領域全体にわたって均一な濃度で容易に現像することができる。また現像部では供給される現像剤を像部画像形成領域全体にわたるように拡散させる必要がないので、現像部における、現像剤の過度の撹拌を防ぐことができる。これによって現像剤が、過度の撹拌によって劣化する可能性を小さくすることができる。したがって現像剤の劣化を確実に防止した状態で、現像をすることができる。現像剤のコストを低減することができる。
【0014】
また供給手段は、現像剤収容容器からの補給される現像剤を、一時的に貯留して、貯留した現像剤を現像部に供給する。現像剤収容容器に収容される現像剤が、供給手段に供給されて空になったとしても、現像部は、供給手段に貯留される現像剤を用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になったことを認識した後、直ちに現像剤を現像装置に補給しなくても、現像を行うことができ、利便性を向上することができる。
【0015】
また本発明は、供給手段は、供給手段に一時的に貯留される現像剤を撹拌する撹拌部を有し、
案内部と撹拌部とは一体に形成されることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、供給手段は撹拌部を有し、案内部と撹拌部とは一体に形成される。これによって供給手段の構成を複雑にすることなく、撹拌部を設けることができる。案内部と撹拌部とは一体に形成されるので、撹拌部を案内部と別の部材で設ける場合より、撹拌部の製造コストを低減することができる。
【0017】
また本発明は、供給手段は、現像剤を一時的に貯留する貯留空間を規定するハウジングを有し、
案内部は、貯留空間に、ハウジングの内周面から離間して設けられることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、案内部は、貯留空間にハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部とハウジングの内周面との間を現像剤が円滑に移動することができる。また案内部は、ハウジングの内周面から離間して設けられるので、円滑に変位することができる。
【0019】
また本発明は、案内部は、回転可能に設けられ、回転することによって、補給される現像剤の案内方向が変位することを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、案内部は、回転可能に設けられ、回転することによって、補給される現像剤の案内方向が変位する。これによって案内部は、現像剤を現像範囲の全体にわたって拡散するように案内することができる。
【0021】
また本発明は、現像部は、予め定める現像基準方向に関して現像部画像形成領域にわたって感光体上の静電潜像を現像し、
供給手段には、現像部画像形成領域における現像基準方向略中間部の補給位置で現像剤が補給され、
案内部は、補給位置に関して現像基準方向両側に振り分けるように、現像剤を案内することを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、現像基準方向略中間部の補給位置で補給される現像剤を、案内部は補給位置に関して現像基準方向両側に振り分ける。現像剤は、現像基準方向略中間部の補給位置で補給されるので、たとえば現像基準方向両端部の補給位置で補給されるよりも、補給位置から拡散させる距離を小さくすることができる。したがって案内部は、現像剤を容易に現像範囲の全体にわたって均一に分布するように拡散させて案内することができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間で現像剤を拡散させることができる。
【0023】
また本発明は、撹拌部は、現像基準方向に関して補給位置から離反するように現像剤を送る送り動作部分と、現像基準方向に平行な軸線まわりの周方向に現像剤を周回させる周回動作部分とを有することを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、撹拌部は、送り動作部分と周回動作部分とを有する。送り動作部分は、現像剤を補給位置から離反するように送るので、案内部から案内された現像剤が案内部付近に留まるのを防ぐことができる。これによって現像基準方向に現像剤を分布させることができる。周回動作部分は、現像剤を周方向に周回させるので、送り動作部分によって送られた現像剤が、現像基準方向に関して偏って分布しても、より均一に分布させることができる。したがって送り動作部分と周回動作部分とが動作することによって、案内部によって案内される現像剤を、現像剤基準方向に関してより均一に分布させることができる。
【0025】
また本発明は、前記現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。本発明に従えば、画像形成装置は、前記現像装置を備えるので、前記現像装置の作用を達成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の現像装置20を構成する中間ホッパ21を示す斜視図である。図2は、現像装置20、現像剤収容容器23および感光体ドラム29を示す断面図である。図3は、現像装置20および現像剤収容容器23を示す平面図である。現像装置20は、中間ホッパ21および現像部22を含んで構成される。中間ホッパ21は、供給手段であって、現像剤収容容器23が着脱自在に設けられる。
【0027】
現像剤収容容器23は、容器本体24および支持部材25を含んで構成される。容器本体24は、略円筒状に形成され、電子写真方式の画像形成に用いるトナーなどの現像剤が収容される。支持部材25は、容器本体24を、その軸線L24まわりに回転自在にして支持する。現像剤収容容器23は、たとえば1400グラムのトナーを収容可能である。以後、容器本体24の軸線L24を、回転軸線L24と表記することがある。
【0028】
支持部材25は、容器本体24に収容されるトナーを、予め定める現像基準方向に関して、現像部画像形成領域内の一部で排出する排出部26が形成される。現像剤収容容器23は、回転軸線L24まわりに回転駆動されることによって、1回転毎に一定量のトナーを排出部26から排出する。排出されたトナーは、現像装置20に補給される。現像基準方向は、たとえば現像装置20における現像ローラ27の軸線方向と平行に設定される。現像部画像形成領域は、感光体上に静電潜像が同時に現像される領域である。具体的には現像部画像形成領域は、現像ローラ27と感光体ドラム29とが当接する範囲である。
【0029】
中間ホッパ21は、ハウジング30、撹拌機構体34および供給ローラ35を含んで構成される。中間ホッパ21は、現像剤収容容器23から前記現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給されるトナーを、一時的に貯留し、前記現像部画像形成領域の全体に拡散させて現像部に供給する。
【0030】
ハウジング30は、トナーを一時的に貯留する貯留空間30aを規定する。ハウジング30の下部30bの内周面は、下方に凸に曲面状に形成される。ハウジング30の下部30bは、円筒をその軸線(以下、「ハウジング軸線」ということがある)L30に平行な仮想平面で2分割した一方の半円筒形状に形成される。換言すると、ハウジング30は、ハウジング軸線L30に垂直な断面形状が、略U字状に形成される。ハウジング軸線L30は、現像基準方向に平行に配置される。ハウジング30には、トナーが現像剤収容容器23から補給される現像剤補給部33が形成される。現像剤補給部33は、予め定める補給位置に形成される。補給位置は、たとえば現像部画像形成領域における現像基準方向略中間部に設定される。現像剤補給部33は、ハウジング30の厚み方向に貫通し、ハウジング軸線方向に延びる長方形状に形成される。現像剤補給部33は、現像剤収容容器23の排出部26に連結され、排出部26からのトナーが貯留空間30aに補給される。
【0031】
撹拌機構体34は、案内部31、撹拌部32および撹拌軸体36を含んで構成され、本実施の形態では案内部31と撹拌部32と撹拌軸体36とは一体に形成される。このように一体に形成されるので、中間ホッパ21の構成を複雑にすることなく、撹拌部32を設けることができる。
【0032】
撹拌機構体34は、ハウジング30の貯留空間30aに、ハウジング軸線L30まわりに回転自在に設けられる。撹拌軸体36は、ハウジング軸線L30と同軸にして配置され、攪拌軸線L36を中心にして回転自在に設けられる。
【0033】
案内部31は、現像剤収容容器23から現像基準方向に関して前記現像部画像形成領域内の一部で補給されるトナーを、前記現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内する。案内部31は、たとえば略楕円板状に形成される。案内部31は、現像剤補給部33に臨んで設けられる。換言すると、案内部31は、撹拌軸体36の撹拌軸線方向略中間部に設けられる。案内部31は、その長軸L31aが、撹拌軸線L36を含む仮想平面内であって、撹拌軸線L36に対して傾斜するように配置される。また案内部31は、その短軸L31bが、長軸L31aおよび撹拌軸線L36を含む仮想平面に略垂直になるように配置される。また案内部31は、その中心点が撹拌軸線L36を通過するように配置される。
【0034】
案内部31の長軸L31aの撹拌軸線L36に対する角度の内、小さい方の角度(以下、単に「案内部31の傾斜角度」ということがある)は、補給されるトナーの流動性、たとえばトナーの安息角、およびトナーの補給速度に基づいて設定される。案内部31の傾斜角度は、たとえば30度以上、90度以下に設定され、本実施の形態では約45度に設定される。このように案内部31の傾斜角度が設定されることによって、案内部31は、撹拌軸線L36方向の一方から見て、円形状に見えるよう配置される。また案内部31は、ハウジング30の内周面から離間して設けられる。具体的には案内部31は、撹拌軸線L36まわりに回転しても、その周縁部がハウジング30の内周面に当接しないように設けられる。案内部31の周縁部は、撹拌軸体36の半径方向に関して、ハウジング30の内周面から距離が、たとえば1mm以上、2mm以下であってもよい。
【0035】
このように案内部31の周縁部は、貯留空間にハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部31とハウジング30の内周面との間をトナーが円滑に移動することができる。これによって低い温度で定着が可能なトナーおよび顔料部数を増加させたストレスに弱いトナーなどの使用が可能となる。また案内部31は、ハウジング30の内周面から離間して設けられるので、円滑に変位することができる。
【0036】
撹拌部32は、周回動作部分37および送り動作部分38を有する。周回動作部分37は、第1周回動作部分39および第2周回動作部分40を含んで構成される。送り動作部分38は、第1送り動作部分41および第2送り動作部分42を含んで構成される。第1送り動作部分41は、第1周回動作部分39に設けられ、第2送り動作部分42は、第2周回動作部分40に設けられる。
【0037】
第1周回動作部分39は、撹拌軸体36に設けられる案内部31を除く撹拌軸体36の残余の部分であって、案内部31から撹拌軸線L36方向一方に設けられる。また第2周回動作部分40は、撹拌軸体36に設けられる案内部31を除く撹拌軸体36の残余の部分であって、案内部31から撹拌軸線L36方向他方に設けられる。
【0038】
第1周回動作部分39は、大略的には、格子戸状に形成される。第1周回動作部分30は、第1外周部43、第2外周部44、第1連結部45および第2連結部46を含み、これら各部43,44,45,46は、平板状に形成される。第1外周部43は、撹拌軸体36よりも半径方向外方に配置され、その厚み方向が、撹拌軸線L36を含む仮想平面に平行、かつ第1外周部43の厚み方向一端面が前記仮想平面に垂直に交差し、撹拌軸線L36方向に延びて配置される。第2外周部44は、第1外周部43と同様に構成され、第1外周部43とは撹拌軸線L36に対して反対側であって、対向する厚み方向一端面が互いに平行となるように配置される。攪拌軸線L36から第1外周部43までの距離と、攪拌軸線L15から第2外周部44までの距離とは、互いに等しく設定され、ハウジング軸線L30からハウジング30の下部30bまでの曲率半径よりも小さく設定される。
【0039】
第1連結部45は、複数、本実施の形態では6個設けられ、攪拌軸体36と第1外周部43とに連結される。各第1連結部45は、攪拌軸線L36方向に大略的に等間隔に並んで配置され、第1連結部45の厚み方向が攪拌軸線L36に平行にして配置される。第2連結部46は、複数、本実施の形態では6個設けられ、攪拌軸体36と第2外周部44とに連結される。各第2連結部46は、攪拌軸線L36方向に大略的に等間隔に並んで配置され、第2連結部46の厚み方向が攪拌軸線L36に平行にして配置される。したがって第1周回動作部分39は、隣接する第1および第2連結部45,46と、第1および第2外周部43,44とによって囲まれる略長方形状の撹拌領域が、5個形成される。
【0040】
第2周回動作部分40は、第1周回動作部分39と類似しており、第1周回動作部分39と同様の構成については、対応する構成と同一の参照符号に添え字gを付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。第2周回動作部分40は、第1および第2外周部43g,44gが、第1周回動作部分39の第1および第2外周部43,44に対して、撹拌軸線L36方向の長さがそれぞれ小さく形成される。また第2周回動作部分40は、第1および第2連結部材45g,46gが、複数、本実施の形態では4個設けられる。
【0041】
周回動作部分37は、撹拌軸体36が、図示しない駆動源からの駆動力によって攪拌軸線L36まわりの回転方向Dに回転すると、撹拌軸線L36まわりに回転する。周回動作部分37は、回転することによって、トナーを現像基準方向に平行な軸線まわりの周方向にハウジング30に貯留されるトナーを周回させる。
【0042】
第1送り動作部分41は、複数、本実施の形態では5個の送り片47を有する。各送り片47は、平板状に形成され、本実施の形態では楕円板の長軸L47aを含む仮想平面で2分割した一方の半楕円板状に形成される。各送り片47は、その長軸L47aが、撹拌軸線L36を含む仮想平面内であって、撹拌軸線L36に対して傾斜するように配置される。また各送り片47は、その短軸L47bが、その長軸L47aおよび撹拌軸線L36を含む仮想平面に略垂直になるように配置される。各送り片47は、長軸L47aの中心点が撹拌軸線L36を通過するように配置される。
【0043】
各送り片47の長軸L47aの撹拌軸線L36に対する角度の内、小さい方の角度(以下、単に「各送り片47の傾斜角度」ということがある)は、補給されるトナーの流動性、たとえばトナーの安息角、およびトナーの補給速度に基づいて設定される。各送り片47の傾斜角度は、本実施の形態では互いに等しく設定される。各送り片47の傾斜角度は、たとえば30度以上、90度以下に設定され、本実施の形態では約45度に設定される。このように各送り片47の傾斜角度が設定されることによって、各送り片47は、撹拌軸線L36方向の一方から見て、半円形状に見えるよう配置される。各送り片47は、撹拌軸線L36まわりに回転しても、その周縁部がハウジング30の内周面に当接しないように設けられる。
【0044】
各送り片47は、各撹拌領域にそれぞれ一つずつ設けられ、各送り片の長軸L47aが各撹拌領域の対角線に平行に配置される。また各送り片47は、第1外周部43および第2外周部44を連結するように設けられる。各送り片47は、撹拌軸線L36まわりに回転方向Dに回転すると、ハウジング30に貯留されるトナーを、撹拌軸線L36方向に関して、補給位置から離反する方向である撹拌軸線L36方向一方に送るように設けられる。
【0045】
各送り片47は、隣接する撹拌領域において、互いに撹拌軸体36から突出する方向が異なる。換言すると、幅方向一方に突出する送り片47が設けられる撹拌領域に隣接する撹拌領域では、幅方向他方に突出するように送り片47が設けられる。幅方向は、各外周部43,44の厚み方向および撹拌軸線L36方向に垂直な幅方向に設定される。
【0046】
第2送り動作部分42は、第1送り動作部分41と類似しており、第1送り動作部分41と同様の構成については、対応する構成と同一の参照符号に添え字gを付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。第2送り動作部分42は、複数、本実施の形態では3個の送り片47gを有する。各送り片47gは、撹拌軸線L36まわりに回転方向Dに回転すると、ハウジング30に貯留されるトナーを、撹拌軸線L36方向に関して、補給位置から離反する方向である撹拌軸線L36方向他方に送るように設けられる。換言すると、第2送り動作部分42は、第1送り動作部分41とは、トナーを送る方向が反対方向となるように構成される。
【0047】
送り動作部分38は、回転することによって、トナーを補給位置から離反するように送るので、案内部31から案内されたトナーが案内部31付近に留まるのを防ぐことができる。これによって現像基準方向にトナーを分布させることができる。周回動作部分37は、トナーを周方向に周回させるので、送り動作部分38によって送られたトナーが、現像基準方向に関して偏って分布していも、均一に分布させることができる。したがって送り動作部分37と周回動作部分38とが動作することによって、案内部31によって案内されるトナーを、現像剤基準方向に関して均一に分布させることができる。
【0048】
撹拌機構体34は、回転することによって、トナーを供給ローラ35に与える。供給ローラ35は、現像部22側のハウジング30の収容空間30aであって、ハウジング軸線L30よりも上方に配置される。また供給ローラ35は、ハウジング軸線L30に平行に延びるローラ軸線L35まわりに回転自在に設けられる。この供給ローラ35の下方のハウジング30には、スリット状に貫通する現像剤供給孔50が形成される。撹拌機構体34によって供給ローラ35に与えられたトナーは、供給ローラ35に付着する。供給ローラ35がローラ軸線L35まわりに回転すると、供給ローラ35の表面部に付着しているトナーが掻き取られる。掻き取られたトナーは、現像剤供給孔50を通過し、現像部22の現像槽48に形成される連結孔49を介して、現像部画像形成領域の全体にわたって拡散させて現像部22に供給する。供給ローラ35は、その外周部がスポンジで形成されており、さらにその回転が制御されている。これによって供給ローラ35は、適量なトナーを微粉末の状態で現像部22に供給する。
【0049】
現像部22は、現像槽48、補助ローラ51、撹拌ローラ52および現像ローラ27を含んで構成される。現像部22は、感光体ドラム29に形成されている静電潜像を現像し、静電潜像に対応するトナー像が形成される。本実施の形態の現像部22は、乾式2成分磁気ブラシ現像方式を用いている。現像槽48には、磁性を有するキャリアとトナーとを混合した2成分現像剤が予め収容される。現像剤供給孔50からのトナーは、現像槽48に形成される連結孔49を介して、現像槽48に供給される。現像槽48に供給されたトナーは、補助ローラ51によって、撹拌ローラ52に供給される。撹拌ローラ52に供給されたトナーは、撹拌ローラ52によって、現像槽48に収容されている2成分現像剤と、混合される。2成分現像剤は、撹拌ローラ52に撹拌され、摩擦帯電する。2成分現像剤は、さらに撹拌ローラ52によって現像ローラ27付近まで案内される。
【0050】
現像ローラ27は、非磁性金属材料から成り、たとえば日本工業規格(略称:JIS)で定められるSUS304などのオーステナイト系ステンレス鋼ならびにアルミニウム合金および黄銅などであり、略円筒状に形成される。現像ローラ27は、内部に永久磁石を含んで構成される。現像ローラ27は、内部に永久磁石を有するために、現像ローラ27付近に案内された2成分現像剤は、現像ローラ27に付着する。現像ローラ27は、感光体ドラム29と近接しており、感光体ドラム29に形成される静電潜像に現像ローラ27に付着したトナーが移動することによって、現像部画像形成領域にわたってトナー像を形成する。
【0051】
図4は、案内部31を簡略化して示す平面図である。図1を参照して、案内部31は、初期状態では、図4にて実線で示すように、その厚み方向一端面部31aが、現像剤補給部33に臨む位置に配置される。具体的には案内部31は、その長軸L31aと撹拌軸線L36とを含む仮想平面が、補給されるトナーの移動方向である補給方向Aと略平行になるように配置される。したがって案内部31が初期状態に配置され、トナーが補給されると、補給されたトナーは、案内部31の厚み方向一端面部31aに衝突する。衝突したトナーは、案内部31の厚み方向一端面部31aによって、トナーが案内される方向が変位する。変位後の補給方向は、案内部31の傾斜角度に基づいて決定され、本実施の形態では、撹拌軸方向の一方である第1案内方向Bとなる。これによって補給されたトナーは、現像剤補給部33付近に偏って分布するのが防がれる。
【0052】
図5は、撹拌構成体34が初期状態から、撹拌軸線L36まわりに約180度回転した状態の中間ホッパ21を示す斜視図である。図4を参照して、案内部31は、破線で示すように、その厚み方向他端面部31bが、現像剤補給部33に臨む位置に配置される。具体的には案内部31は、その長軸L31aと撹拌軸線L36とを含む仮想平面が、補給されるトナーの移動方向である補給方向Aと略平行になるように配置される。したがって案内部31がこのような状態に配置され、トナーが補給されると、補給されたトナーは、案内部31の厚み方向他端面部31bに衝突する。衝突したトナーは、案内部31の厚み方向他端面部31bによって、トナーが案内される方向が変位する。変位後の補給方向は、案内部31の傾斜角度に基づいて決定され、本実施の形態では、撹拌軸方向の他方である第2案内方向Cとなる。これによって補給されたトナーは、現像剤補給部33付近に偏って分布するのが防がれる。また案内部31は、補給位置に関して現像基準方向両側に振り分けるように、トナーを案内する。
【0053】
撹拌機構体34は、回転することによって、案内部31も回転するので、案内部31によって案内されるトナーの案内方向が、第1案内方向Bと第2案内方向Cとに変位する。これによって案内部31は、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。また案内方向の変位は、撹拌機構体34の回転速度に基づいて制御することができる。したがって少なくともトナーが補給されている期間、撹拌機構体34を回転させることによって、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散させることができる。また撹拌機構体34の回転速度を、補給されるトナーの量に基づいて制御することによって、より短時間で拡散させることができる。また撹拌機構体34は、回転することによって、貯留されるトナーを拡散させる。
【0054】
案内部31の補給方向Aに投影する領域の面積は、現像剤補給部33の補給方向Aに垂直な領域の面積に対して、大きくなるように構成してもよい。これによって現像剤補給部33から補給されるトナーが、案内部31に衝突する可能性を大きくすることができ、より確実にトナーを案内することができる。また案内部31は、現像剤補給部33に対して、撹拌軸線L36方向にずれて設けられてもよい。これによって案内部31が、第1案内方向Bに案内するトナーの量と、第2案内方向Cに案内するトナーの量を調節することができる。したがって現像剤補給部33が、中間ホッパ21におけるハウジング軸線L30方向中間部からずれた位置にあったとしても、案内部31の位置を調節することによって、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。また案内部31は、撹拌部32と、たとえば一体成形によって一体に形成されるので、撹拌部32を案内部31と別の部材で設ける場合より、撹拌部32の製造コストを低減することができる。
【0055】
トナーは、現像基準方向略中間部の補給位置で補給されるので、現像基準方向両端部の補給位置で補給されるよりも、補給位置から拡散させる距離を小さくすることができる。したがって案内部31は、トナーを容易に現像部画像形成領域の全体に拡散させることができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間でトナーを均一に分布するように拡散させることができる。したがって単位時間当たりに大量のトナーが、補給されても、短時間でトナーを均一に分布するように拡散させることができる。
【0056】
このような構成の中間ホッパ21では、トナーを現像部画像形成領域の全体に拡散させて現像部22に供給する。これによって現像部22は、現像基準方向に関して、現像部画像形成領域にわたって同一の濃度にすべき領域は同一の濃度で容易に現像することができる。また現像部22では供給されるトナーを現像部画像形成領域の全体にわたるように拡散させる必要がないので、現像部22においてトナーの過度の撹拌を防ぐことができる。これによってトナーが、過度の撹拌によって、現像部22におけるトナーが劣化する可能性を小さくすることができる。したがってトナーの劣化を確実に防止した状態で、現像することができる。トナーのランニングコストを低減することができる。
【0057】
また中間ホッパ21は、現像剤収容容器23からの補給されるトナーを、一時的に貯留して、貯留したトナーを現像部22に供給する。現像剤収容容器23に収容されるトナーが、中間ホッパ21に供給されて空になったとしても、現像部22は、中間ホッパ21に貯留されるトナーを用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器23に収容されるトナーが空になったことを認識した後、直ちにトナーを現像装置20に補給しなくても、現像することができ、利便性を向上することができる。
【0058】
図6は、現像装置20を備える画像形成装置53を示す断面図である。図6では、理解を容易にするため、厚みを省略して示す。プリンタ装置および複写装置などの電子写真記録方式の画像形成装置53は、現像装置20、現像剤収容容器23および画像形成装置本体(以後、単に「装置本体」と表記することがある)53aを含む。装置本体53aは、感光体ドラム29、記録紙カセット54、帯電部55、レーザ露光部56、定着部57および排紙トレイ58をさらに含む。
【0059】
記録紙カセット54は、画像を形成すべき記録紙を保持する。感光体ドラム29は、外周部に感光体が設けられる円筒状のドラムであり、図示しない駆動部からの駆動力によって、その軸線まわりに回転する。帯電部55は、感光体ドラム29の感光体を帯電させて感光性を与える。レーザ露光部56は、帯電している感光体ドラム29の感光体をレーザ光像で露光して、感光体に静電潜像を形成する。
【0060】
前述のように現像装置20によって静電潜像が形成された感光体ドラム29の感光体に2成分現像剤を供給して現像して、静電潜像に対応するトナー像が形成される。感光体ドラム29は、記録紙カセット54からの給紙される記録紙に、感光体ドラム29のトナー像を転写する。定着部57は、トナー像が転写された記録紙のトナー像を記録紙に定着する。トナー像が定着されて画像が形成された記録紙は、排紙トレイ58に排出される。このように画像形成装置53は、前述のような現像装置20を備えるので、前述の現像装置20の作用を達成することができる。
【0061】
本実施の形態を構成する案内部31は、回転することによって、補給されるトナーの案内方向が変位するように構成されているが、これにかぎることはない。たとえば案内部を、断面形状がV字状になるように形成し、案内部を補給方向Aに対して撹拌軸線L36方向に沿ってスライド変位させることによって、案内方向を変位させてもよい。
【0062】
前述の実施の形態の現像装置20において、2成分現像剤の場合として扱ったけれども、1成分現像剤のみの現像装置でも適用可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、補給される現像剤が補給位置で留まることを防ぐことができる。また現像部において現像剤の過度の撹拌を防ぐことができる。これによって現像剤が、過度の撹拌によって劣化する可能性を小さくすることができる。したがって現像剤の劣化を確実に防止した状態で、現像をすることができる。現像剤のコストを低減することができる。また現像剤収容容器に収容される現像剤が、供給手段に供給されて空になったとしても、現像部は、供給手段に貯留される現像剤を用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になったことを認識した後、直ちに現像剤を現像装置に補給しなくても、現像を行うことができ、利便性を向上することができる。
【0064】
また本発明によれば、供給手段の構成を複雑にすることなく、撹拌部を設けることができる。案内部と撹拌部とは一体に形成されるので、撹拌部を案内部と別の部材で設ける場合より、撹拌部の製造コストを低減することができる。
【0065】
また本発明によれば、現像剤が案内部とハウジングとに挟まれて劣化させるのを防ぐことができる。また案内部は、ハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部の変位を阻止することなく、円滑に変位させることができる。
【0066】
また本発明によれば、案内部は、現像剤を現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。
【0067】
また本発明によれば、案内部は、現像剤を容易に現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間で現像剤を拡散させることができる。
【0068】
また本発明によれば、送り動作部分と周回動作部分とが動作することによって、案内部によって案内される現像剤を、現像剤基準方向に関して均一に分布させることができる。
【0069】
また本発明によれば、画像形成装置は、前記現像装置を備えるので、前記現像装置の作用を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である現像装置20を構成する中間ホッパ21を示す斜視図である。
【図2】現像装置20、現像剤収容容器23および感光体ドラム29を示す断面図である。
【図3】現像装置20および現像剤収容容器23を示す平面図である。
【図4】案内部31を簡略化して示す平面図である。
【図5】撹拌構成体34が初期状態から、撹拌軸線L36まわりに約180度回転した状態の中間ホッパ21を示す斜視図である。
【図6】現像設備28を備える画像形成装置53を示す断面図である。
【図7】第1の従来技術である現像装置1を示す断面図である。
【図8】第2の従来技術の現像装置10を示す断面図である。
【符号の説明】
20 現像装置
21 中間ホッパ
22 現像部
23 現像剤収容容器
30 ハウジング
31 案内部
32 撹拌部
37 周回動作部
38 送り動作部
53 画像形成装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の画像形成に用いられる現像剤を、現像剤収容容器から供給手段を介して、現像部に供給する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、第1の従来技術である現像装置1を示す断面図である。図7では、理解を容易にするために、厚みを省略している。トナーカートリッジ2は、収容空間7が互いに形状の異なる第1収容領域7aおよび第2収容領域7bの2つの収容領域7a,7bから成る構成となっている。このようにトナーカートリッジ2は、収容領域7a,7bが複数形成されるので、トナーの収容容量を多くすることができる。第1攪拌部材4は、第1収容領域7aに配置され、第2攪拌部材5は、第2収容領域7bに配置される。第1攪拌部材4は、その軸線まわりの矢符U1の方向に回転して、第1収容領域7aに収容されるトナーを攪拌するとともに、第2収容領域7bにトナーを与える。また第2攪拌部材5は、その軸線まわりの矢符U2の方向に回転して、第2収容領域7bに収容されるトナーを攪拌するとともに、供給ローラ6にトナーを与える。
【0003】
供給ローラ6は、その軸線まわりに回転して、第2攪拌部材5によって与えられるトナーを、現像部3に供給する。現像部3は、トナーカートリッジ2から供給されるトナーと、予め用意されている磁性を有する粒子であるキャリアを含む現像剤とを攪拌する。
【0004】
現像部3は、2成分現像剤を攪拌するとともに、静電潜像が形成された感光体ドラム9に2成分現像剤を供給して、静電潜像に対応するトナー像が形成される。感光体ドラム9は、記録紙に、感光体ドラム9上のトナー像を転写する。
【0005】
図8は、第2の従来技術の現像装置10を示す断面図である。図8では、理解を容易にするために、厚みを省略している。トナーが収容されるケーシング11は、下部に現像部3にトナーを供給する供給ローラ12を有する。供給ローラ12は、その軸線まわりに回転することによって、その軸線方向中間部にトナーが搬送される。ケーシング11の下部には、供給ローラ12の軸線方向中間部の臨んで厚み方向に貫通する供給孔が形成される。供給ローラ12によって搬送されたトナーは、供給孔を通過し現像部3に供給される。現像部3に供給されたトナーは、複数の撹拌ローラ13によってキャリアと撹拌される。複数の撹拌ローラ13によって撹拌するので、トナーとキャリアの混合比を、より均一な状態にすることができる(たとえば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−162858号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来技術のトナーカートリッジ2は、収容領域7a,7bが複数形成されるので、非常に大型となり、利用者にとって、トナーカートリッジ1を装置本体2aに対して着脱する作業が困難になる。また前記トナーカートリッジ1は、その内部に第1攪拌部材4、第2攪拌部材5および供給ローラ6を有しており、これらの機構は複雑であるだけでなく重量も大きいものである。したがって前記トナーカートリッジ1は、重くなるとともに、製造コストが高くなり、これにともなってトナーの消費コストも高くなる。
【0008】
第2の従来技術の現像装置10では、トナーが現像ローラの軸線方向の一カ所から供給される。トナーが一カ所から供給されるので、トナーの濃度は、現像ローラの軸線方向にばらつきができる。そこでトナーは、現像部において、トナーの濃度の均一化をするために複数の撹拌ローラ13によって撹拌される。しかし現像剤は、過度に撹拌されると不具合が生じる。現像剤を過度に撹拌すると、キャリア表面にトナーが強固に付着して現像剤劣化を生じ、トナーの帯電量が変化し、実用に耐えない程度の画像に濃度低下やかぶりが発生する。この結果、現像剤の交換サイクルが短くなり、1コピー当たりのコストが高くなっている。
【0009】
また第1および第2の従来の技術では、トナーカートリッジ2およびケーシング11に収容されるトナーがすべて現像部3に供給されると、利用者にトナーの補充を促している。したがってトナーが無くなったことを表す報知が突然行われるために、利用者はトナーカートリッジ2およびケーシング11を交換したりするための準備などに時間がかかり、この補充作業中は画像形成装置を長時間利用できないことが生じる。
【0010】
したがって本発明の目的は、現像剤が撹拌によって劣化することを防いで現像剤のコストを低減し、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になって後に、利用者が現像剤を補給する時期を長時間確保できる現像装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、感光体上の静電潜像を現像するための現像部と、
現像剤収容容器から現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給される現像剤を、一時的に貯留し、現像部に供給する供給手段とを含み、
前記供給手段には、前記補給される現像剤を、前記現像部画像形成領域全体に拡散するための案内部を、前記補給位置付近に有することを特徴とする現像装置である。
【0012】
本発明に従えば、現像剤収容容器から現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給される現像剤を、前記現像部画像形成領域全体に拡散して案内する。これによって供給手段は、補給される現像剤が補給位置で留まることを防ぐことができる。供給手段は、現像剤が現像部画像形成領域全体に拡散されるので、現像部画像形成領域全体に、均一に現像剤を供給することができる。
【0013】
また供給手段は、現像剤を現像部画像形成領域全体に拡散させて現像部に供給する。これによって現像部は、感光体上の静電潜像を現像部画像形成領域全体にわたって均一な濃度で容易に現像することができる。また現像部では供給される現像剤を像部画像形成領域全体にわたるように拡散させる必要がないので、現像部における、現像剤の過度の撹拌を防ぐことができる。これによって現像剤が、過度の撹拌によって劣化する可能性を小さくすることができる。したがって現像剤の劣化を確実に防止した状態で、現像をすることができる。現像剤のコストを低減することができる。
【0014】
また供給手段は、現像剤収容容器からの補給される現像剤を、一時的に貯留して、貯留した現像剤を現像部に供給する。現像剤収容容器に収容される現像剤が、供給手段に供給されて空になったとしても、現像部は、供給手段に貯留される現像剤を用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になったことを認識した後、直ちに現像剤を現像装置に補給しなくても、現像を行うことができ、利便性を向上することができる。
【0015】
また本発明は、供給手段は、供給手段に一時的に貯留される現像剤を撹拌する撹拌部を有し、
案内部と撹拌部とは一体に形成されることを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、供給手段は撹拌部を有し、案内部と撹拌部とは一体に形成される。これによって供給手段の構成を複雑にすることなく、撹拌部を設けることができる。案内部と撹拌部とは一体に形成されるので、撹拌部を案内部と別の部材で設ける場合より、撹拌部の製造コストを低減することができる。
【0017】
また本発明は、供給手段は、現像剤を一時的に貯留する貯留空間を規定するハウジングを有し、
案内部は、貯留空間に、ハウジングの内周面から離間して設けられることを特徴とする。
【0018】
本発明に従えば、案内部は、貯留空間にハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部とハウジングの内周面との間を現像剤が円滑に移動することができる。また案内部は、ハウジングの内周面から離間して設けられるので、円滑に変位することができる。
【0019】
また本発明は、案内部は、回転可能に設けられ、回転することによって、補給される現像剤の案内方向が変位することを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、案内部は、回転可能に設けられ、回転することによって、補給される現像剤の案内方向が変位する。これによって案内部は、現像剤を現像範囲の全体にわたって拡散するように案内することができる。
【0021】
また本発明は、現像部は、予め定める現像基準方向に関して現像部画像形成領域にわたって感光体上の静電潜像を現像し、
供給手段には、現像部画像形成領域における現像基準方向略中間部の補給位置で現像剤が補給され、
案内部は、補給位置に関して現像基準方向両側に振り分けるように、現像剤を案内することを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、現像基準方向略中間部の補給位置で補給される現像剤を、案内部は補給位置に関して現像基準方向両側に振り分ける。現像剤は、現像基準方向略中間部の補給位置で補給されるので、たとえば現像基準方向両端部の補給位置で補給されるよりも、補給位置から拡散させる距離を小さくすることができる。したがって案内部は、現像剤を容易に現像範囲の全体にわたって均一に分布するように拡散させて案内することができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間で現像剤を拡散させることができる。
【0023】
また本発明は、撹拌部は、現像基準方向に関して補給位置から離反するように現像剤を送る送り動作部分と、現像基準方向に平行な軸線まわりの周方向に現像剤を周回させる周回動作部分とを有することを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、撹拌部は、送り動作部分と周回動作部分とを有する。送り動作部分は、現像剤を補給位置から離反するように送るので、案内部から案内された現像剤が案内部付近に留まるのを防ぐことができる。これによって現像基準方向に現像剤を分布させることができる。周回動作部分は、現像剤を周方向に周回させるので、送り動作部分によって送られた現像剤が、現像基準方向に関して偏って分布しても、より均一に分布させることができる。したがって送り動作部分と周回動作部分とが動作することによって、案内部によって案内される現像剤を、現像剤基準方向に関してより均一に分布させることができる。
【0025】
また本発明は、前記現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。本発明に従えば、画像形成装置は、前記現像装置を備えるので、前記現像装置の作用を達成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態の現像装置20を構成する中間ホッパ21を示す斜視図である。図2は、現像装置20、現像剤収容容器23および感光体ドラム29を示す断面図である。図3は、現像装置20および現像剤収容容器23を示す平面図である。現像装置20は、中間ホッパ21および現像部22を含んで構成される。中間ホッパ21は、供給手段であって、現像剤収容容器23が着脱自在に設けられる。
【0027】
現像剤収容容器23は、容器本体24および支持部材25を含んで構成される。容器本体24は、略円筒状に形成され、電子写真方式の画像形成に用いるトナーなどの現像剤が収容される。支持部材25は、容器本体24を、その軸線L24まわりに回転自在にして支持する。現像剤収容容器23は、たとえば1400グラムのトナーを収容可能である。以後、容器本体24の軸線L24を、回転軸線L24と表記することがある。
【0028】
支持部材25は、容器本体24に収容されるトナーを、予め定める現像基準方向に関して、現像部画像形成領域内の一部で排出する排出部26が形成される。現像剤収容容器23は、回転軸線L24まわりに回転駆動されることによって、1回転毎に一定量のトナーを排出部26から排出する。排出されたトナーは、現像装置20に補給される。現像基準方向は、たとえば現像装置20における現像ローラ27の軸線方向と平行に設定される。現像部画像形成領域は、感光体上に静電潜像が同時に現像される領域である。具体的には現像部画像形成領域は、現像ローラ27と感光体ドラム29とが当接する範囲である。
【0029】
中間ホッパ21は、ハウジング30、撹拌機構体34および供給ローラ35を含んで構成される。中間ホッパ21は、現像剤収容容器23から前記現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給されるトナーを、一時的に貯留し、前記現像部画像形成領域の全体に拡散させて現像部に供給する。
【0030】
ハウジング30は、トナーを一時的に貯留する貯留空間30aを規定する。ハウジング30の下部30bの内周面は、下方に凸に曲面状に形成される。ハウジング30の下部30bは、円筒をその軸線(以下、「ハウジング軸線」ということがある)L30に平行な仮想平面で2分割した一方の半円筒形状に形成される。換言すると、ハウジング30は、ハウジング軸線L30に垂直な断面形状が、略U字状に形成される。ハウジング軸線L30は、現像基準方向に平行に配置される。ハウジング30には、トナーが現像剤収容容器23から補給される現像剤補給部33が形成される。現像剤補給部33は、予め定める補給位置に形成される。補給位置は、たとえば現像部画像形成領域における現像基準方向略中間部に設定される。現像剤補給部33は、ハウジング30の厚み方向に貫通し、ハウジング軸線方向に延びる長方形状に形成される。現像剤補給部33は、現像剤収容容器23の排出部26に連結され、排出部26からのトナーが貯留空間30aに補給される。
【0031】
撹拌機構体34は、案内部31、撹拌部32および撹拌軸体36を含んで構成され、本実施の形態では案内部31と撹拌部32と撹拌軸体36とは一体に形成される。このように一体に形成されるので、中間ホッパ21の構成を複雑にすることなく、撹拌部32を設けることができる。
【0032】
撹拌機構体34は、ハウジング30の貯留空間30aに、ハウジング軸線L30まわりに回転自在に設けられる。撹拌軸体36は、ハウジング軸線L30と同軸にして配置され、攪拌軸線L36を中心にして回転自在に設けられる。
【0033】
案内部31は、現像剤収容容器23から現像基準方向に関して前記現像部画像形成領域内の一部で補給されるトナーを、前記現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内する。案内部31は、たとえば略楕円板状に形成される。案内部31は、現像剤補給部33に臨んで設けられる。換言すると、案内部31は、撹拌軸体36の撹拌軸線方向略中間部に設けられる。案内部31は、その長軸L31aが、撹拌軸線L36を含む仮想平面内であって、撹拌軸線L36に対して傾斜するように配置される。また案内部31は、その短軸L31bが、長軸L31aおよび撹拌軸線L36を含む仮想平面に略垂直になるように配置される。また案内部31は、その中心点が撹拌軸線L36を通過するように配置される。
【0034】
案内部31の長軸L31aの撹拌軸線L36に対する角度の内、小さい方の角度(以下、単に「案内部31の傾斜角度」ということがある)は、補給されるトナーの流動性、たとえばトナーの安息角、およびトナーの補給速度に基づいて設定される。案内部31の傾斜角度は、たとえば30度以上、90度以下に設定され、本実施の形態では約45度に設定される。このように案内部31の傾斜角度が設定されることによって、案内部31は、撹拌軸線L36方向の一方から見て、円形状に見えるよう配置される。また案内部31は、ハウジング30の内周面から離間して設けられる。具体的には案内部31は、撹拌軸線L36まわりに回転しても、その周縁部がハウジング30の内周面に当接しないように設けられる。案内部31の周縁部は、撹拌軸体36の半径方向に関して、ハウジング30の内周面から距離が、たとえば1mm以上、2mm以下であってもよい。
【0035】
このように案内部31の周縁部は、貯留空間にハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部31とハウジング30の内周面との間をトナーが円滑に移動することができる。これによって低い温度で定着が可能なトナーおよび顔料部数を増加させたストレスに弱いトナーなどの使用が可能となる。また案内部31は、ハウジング30の内周面から離間して設けられるので、円滑に変位することができる。
【0036】
撹拌部32は、周回動作部分37および送り動作部分38を有する。周回動作部分37は、第1周回動作部分39および第2周回動作部分40を含んで構成される。送り動作部分38は、第1送り動作部分41および第2送り動作部分42を含んで構成される。第1送り動作部分41は、第1周回動作部分39に設けられ、第2送り動作部分42は、第2周回動作部分40に設けられる。
【0037】
第1周回動作部分39は、撹拌軸体36に設けられる案内部31を除く撹拌軸体36の残余の部分であって、案内部31から撹拌軸線L36方向一方に設けられる。また第2周回動作部分40は、撹拌軸体36に設けられる案内部31を除く撹拌軸体36の残余の部分であって、案内部31から撹拌軸線L36方向他方に設けられる。
【0038】
第1周回動作部分39は、大略的には、格子戸状に形成される。第1周回動作部分30は、第1外周部43、第2外周部44、第1連結部45および第2連結部46を含み、これら各部43,44,45,46は、平板状に形成される。第1外周部43は、撹拌軸体36よりも半径方向外方に配置され、その厚み方向が、撹拌軸線L36を含む仮想平面に平行、かつ第1外周部43の厚み方向一端面が前記仮想平面に垂直に交差し、撹拌軸線L36方向に延びて配置される。第2外周部44は、第1外周部43と同様に構成され、第1外周部43とは撹拌軸線L36に対して反対側であって、対向する厚み方向一端面が互いに平行となるように配置される。攪拌軸線L36から第1外周部43までの距離と、攪拌軸線L15から第2外周部44までの距離とは、互いに等しく設定され、ハウジング軸線L30からハウジング30の下部30bまでの曲率半径よりも小さく設定される。
【0039】
第1連結部45は、複数、本実施の形態では6個設けられ、攪拌軸体36と第1外周部43とに連結される。各第1連結部45は、攪拌軸線L36方向に大略的に等間隔に並んで配置され、第1連結部45の厚み方向が攪拌軸線L36に平行にして配置される。第2連結部46は、複数、本実施の形態では6個設けられ、攪拌軸体36と第2外周部44とに連結される。各第2連結部46は、攪拌軸線L36方向に大略的に等間隔に並んで配置され、第2連結部46の厚み方向が攪拌軸線L36に平行にして配置される。したがって第1周回動作部分39は、隣接する第1および第2連結部45,46と、第1および第2外周部43,44とによって囲まれる略長方形状の撹拌領域が、5個形成される。
【0040】
第2周回動作部分40は、第1周回動作部分39と類似しており、第1周回動作部分39と同様の構成については、対応する構成と同一の参照符号に添え字gを付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。第2周回動作部分40は、第1および第2外周部43g,44gが、第1周回動作部分39の第1および第2外周部43,44に対して、撹拌軸線L36方向の長さがそれぞれ小さく形成される。また第2周回動作部分40は、第1および第2連結部材45g,46gが、複数、本実施の形態では4個設けられる。
【0041】
周回動作部分37は、撹拌軸体36が、図示しない駆動源からの駆動力によって攪拌軸線L36まわりの回転方向Dに回転すると、撹拌軸線L36まわりに回転する。周回動作部分37は、回転することによって、トナーを現像基準方向に平行な軸線まわりの周方向にハウジング30に貯留されるトナーを周回させる。
【0042】
第1送り動作部分41は、複数、本実施の形態では5個の送り片47を有する。各送り片47は、平板状に形成され、本実施の形態では楕円板の長軸L47aを含む仮想平面で2分割した一方の半楕円板状に形成される。各送り片47は、その長軸L47aが、撹拌軸線L36を含む仮想平面内であって、撹拌軸線L36に対して傾斜するように配置される。また各送り片47は、その短軸L47bが、その長軸L47aおよび撹拌軸線L36を含む仮想平面に略垂直になるように配置される。各送り片47は、長軸L47aの中心点が撹拌軸線L36を通過するように配置される。
【0043】
各送り片47の長軸L47aの撹拌軸線L36に対する角度の内、小さい方の角度(以下、単に「各送り片47の傾斜角度」ということがある)は、補給されるトナーの流動性、たとえばトナーの安息角、およびトナーの補給速度に基づいて設定される。各送り片47の傾斜角度は、本実施の形態では互いに等しく設定される。各送り片47の傾斜角度は、たとえば30度以上、90度以下に設定され、本実施の形態では約45度に設定される。このように各送り片47の傾斜角度が設定されることによって、各送り片47は、撹拌軸線L36方向の一方から見て、半円形状に見えるよう配置される。各送り片47は、撹拌軸線L36まわりに回転しても、その周縁部がハウジング30の内周面に当接しないように設けられる。
【0044】
各送り片47は、各撹拌領域にそれぞれ一つずつ設けられ、各送り片の長軸L47aが各撹拌領域の対角線に平行に配置される。また各送り片47は、第1外周部43および第2外周部44を連結するように設けられる。各送り片47は、撹拌軸線L36まわりに回転方向Dに回転すると、ハウジング30に貯留されるトナーを、撹拌軸線L36方向に関して、補給位置から離反する方向である撹拌軸線L36方向一方に送るように設けられる。
【0045】
各送り片47は、隣接する撹拌領域において、互いに撹拌軸体36から突出する方向が異なる。換言すると、幅方向一方に突出する送り片47が設けられる撹拌領域に隣接する撹拌領域では、幅方向他方に突出するように送り片47が設けられる。幅方向は、各外周部43,44の厚み方向および撹拌軸線L36方向に垂直な幅方向に設定される。
【0046】
第2送り動作部分42は、第1送り動作部分41と類似しており、第1送り動作部分41と同様の構成については、対応する構成と同一の参照符号に添え字gを付し、異なる構成についてだけ説明し、同様の構成については説明を省略する。第2送り動作部分42は、複数、本実施の形態では3個の送り片47gを有する。各送り片47gは、撹拌軸線L36まわりに回転方向Dに回転すると、ハウジング30に貯留されるトナーを、撹拌軸線L36方向に関して、補給位置から離反する方向である撹拌軸線L36方向他方に送るように設けられる。換言すると、第2送り動作部分42は、第1送り動作部分41とは、トナーを送る方向が反対方向となるように構成される。
【0047】
送り動作部分38は、回転することによって、トナーを補給位置から離反するように送るので、案内部31から案内されたトナーが案内部31付近に留まるのを防ぐことができる。これによって現像基準方向にトナーを分布させることができる。周回動作部分37は、トナーを周方向に周回させるので、送り動作部分38によって送られたトナーが、現像基準方向に関して偏って分布していも、均一に分布させることができる。したがって送り動作部分37と周回動作部分38とが動作することによって、案内部31によって案内されるトナーを、現像剤基準方向に関して均一に分布させることができる。
【0048】
撹拌機構体34は、回転することによって、トナーを供給ローラ35に与える。供給ローラ35は、現像部22側のハウジング30の収容空間30aであって、ハウジング軸線L30よりも上方に配置される。また供給ローラ35は、ハウジング軸線L30に平行に延びるローラ軸線L35まわりに回転自在に設けられる。この供給ローラ35の下方のハウジング30には、スリット状に貫通する現像剤供給孔50が形成される。撹拌機構体34によって供給ローラ35に与えられたトナーは、供給ローラ35に付着する。供給ローラ35がローラ軸線L35まわりに回転すると、供給ローラ35の表面部に付着しているトナーが掻き取られる。掻き取られたトナーは、現像剤供給孔50を通過し、現像部22の現像槽48に形成される連結孔49を介して、現像部画像形成領域の全体にわたって拡散させて現像部22に供給する。供給ローラ35は、その外周部がスポンジで形成されており、さらにその回転が制御されている。これによって供給ローラ35は、適量なトナーを微粉末の状態で現像部22に供給する。
【0049】
現像部22は、現像槽48、補助ローラ51、撹拌ローラ52および現像ローラ27を含んで構成される。現像部22は、感光体ドラム29に形成されている静電潜像を現像し、静電潜像に対応するトナー像が形成される。本実施の形態の現像部22は、乾式2成分磁気ブラシ現像方式を用いている。現像槽48には、磁性を有するキャリアとトナーとを混合した2成分現像剤が予め収容される。現像剤供給孔50からのトナーは、現像槽48に形成される連結孔49を介して、現像槽48に供給される。現像槽48に供給されたトナーは、補助ローラ51によって、撹拌ローラ52に供給される。撹拌ローラ52に供給されたトナーは、撹拌ローラ52によって、現像槽48に収容されている2成分現像剤と、混合される。2成分現像剤は、撹拌ローラ52に撹拌され、摩擦帯電する。2成分現像剤は、さらに撹拌ローラ52によって現像ローラ27付近まで案内される。
【0050】
現像ローラ27は、非磁性金属材料から成り、たとえば日本工業規格(略称:JIS)で定められるSUS304などのオーステナイト系ステンレス鋼ならびにアルミニウム合金および黄銅などであり、略円筒状に形成される。現像ローラ27は、内部に永久磁石を含んで構成される。現像ローラ27は、内部に永久磁石を有するために、現像ローラ27付近に案内された2成分現像剤は、現像ローラ27に付着する。現像ローラ27は、感光体ドラム29と近接しており、感光体ドラム29に形成される静電潜像に現像ローラ27に付着したトナーが移動することによって、現像部画像形成領域にわたってトナー像を形成する。
【0051】
図4は、案内部31を簡略化して示す平面図である。図1を参照して、案内部31は、初期状態では、図4にて実線で示すように、その厚み方向一端面部31aが、現像剤補給部33に臨む位置に配置される。具体的には案内部31は、その長軸L31aと撹拌軸線L36とを含む仮想平面が、補給されるトナーの移動方向である補給方向Aと略平行になるように配置される。したがって案内部31が初期状態に配置され、トナーが補給されると、補給されたトナーは、案内部31の厚み方向一端面部31aに衝突する。衝突したトナーは、案内部31の厚み方向一端面部31aによって、トナーが案内される方向が変位する。変位後の補給方向は、案内部31の傾斜角度に基づいて決定され、本実施の形態では、撹拌軸方向の一方である第1案内方向Bとなる。これによって補給されたトナーは、現像剤補給部33付近に偏って分布するのが防がれる。
【0052】
図5は、撹拌構成体34が初期状態から、撹拌軸線L36まわりに約180度回転した状態の中間ホッパ21を示す斜視図である。図4を参照して、案内部31は、破線で示すように、その厚み方向他端面部31bが、現像剤補給部33に臨む位置に配置される。具体的には案内部31は、その長軸L31aと撹拌軸線L36とを含む仮想平面が、補給されるトナーの移動方向である補給方向Aと略平行になるように配置される。したがって案内部31がこのような状態に配置され、トナーが補給されると、補給されたトナーは、案内部31の厚み方向他端面部31bに衝突する。衝突したトナーは、案内部31の厚み方向他端面部31bによって、トナーが案内される方向が変位する。変位後の補給方向は、案内部31の傾斜角度に基づいて決定され、本実施の形態では、撹拌軸方向の他方である第2案内方向Cとなる。これによって補給されたトナーは、現像剤補給部33付近に偏って分布するのが防がれる。また案内部31は、補給位置に関して現像基準方向両側に振り分けるように、トナーを案内する。
【0053】
撹拌機構体34は、回転することによって、案内部31も回転するので、案内部31によって案内されるトナーの案内方向が、第1案内方向Bと第2案内方向Cとに変位する。これによって案内部31は、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。また案内方向の変位は、撹拌機構体34の回転速度に基づいて制御することができる。したがって少なくともトナーが補給されている期間、撹拌機構体34を回転させることによって、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散させることができる。また撹拌機構体34の回転速度を、補給されるトナーの量に基づいて制御することによって、より短時間で拡散させることができる。また撹拌機構体34は、回転することによって、貯留されるトナーを拡散させる。
【0054】
案内部31の補給方向Aに投影する領域の面積は、現像剤補給部33の補給方向Aに垂直な領域の面積に対して、大きくなるように構成してもよい。これによって現像剤補給部33から補給されるトナーが、案内部31に衝突する可能性を大きくすることができ、より確実にトナーを案内することができる。また案内部31は、現像剤補給部33に対して、撹拌軸線L36方向にずれて設けられてもよい。これによって案内部31が、第1案内方向Bに案内するトナーの量と、第2案内方向Cに案内するトナーの量を調節することができる。したがって現像剤補給部33が、中間ホッパ21におけるハウジング軸線L30方向中間部からずれた位置にあったとしても、案内部31の位置を調節することによって、トナーを現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。また案内部31は、撹拌部32と、たとえば一体成形によって一体に形成されるので、撹拌部32を案内部31と別の部材で設ける場合より、撹拌部32の製造コストを低減することができる。
【0055】
トナーは、現像基準方向略中間部の補給位置で補給されるので、現像基準方向両端部の補給位置で補給されるよりも、補給位置から拡散させる距離を小さくすることができる。したがって案内部31は、トナーを容易に現像部画像形成領域の全体に拡散させることができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間でトナーを均一に分布するように拡散させることができる。したがって単位時間当たりに大量のトナーが、補給されても、短時間でトナーを均一に分布するように拡散させることができる。
【0056】
このような構成の中間ホッパ21では、トナーを現像部画像形成領域の全体に拡散させて現像部22に供給する。これによって現像部22は、現像基準方向に関して、現像部画像形成領域にわたって同一の濃度にすべき領域は同一の濃度で容易に現像することができる。また現像部22では供給されるトナーを現像部画像形成領域の全体にわたるように拡散させる必要がないので、現像部22においてトナーの過度の撹拌を防ぐことができる。これによってトナーが、過度の撹拌によって、現像部22におけるトナーが劣化する可能性を小さくすることができる。したがってトナーの劣化を確実に防止した状態で、現像することができる。トナーのランニングコストを低減することができる。
【0057】
また中間ホッパ21は、現像剤収容容器23からの補給されるトナーを、一時的に貯留して、貯留したトナーを現像部22に供給する。現像剤収容容器23に収容されるトナーが、中間ホッパ21に供給されて空になったとしても、現像部22は、中間ホッパ21に貯留されるトナーを用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器23に収容されるトナーが空になったことを認識した後、直ちにトナーを現像装置20に補給しなくても、現像することができ、利便性を向上することができる。
【0058】
図6は、現像装置20を備える画像形成装置53を示す断面図である。図6では、理解を容易にするため、厚みを省略して示す。プリンタ装置および複写装置などの電子写真記録方式の画像形成装置53は、現像装置20、現像剤収容容器23および画像形成装置本体(以後、単に「装置本体」と表記することがある)53aを含む。装置本体53aは、感光体ドラム29、記録紙カセット54、帯電部55、レーザ露光部56、定着部57および排紙トレイ58をさらに含む。
【0059】
記録紙カセット54は、画像を形成すべき記録紙を保持する。感光体ドラム29は、外周部に感光体が設けられる円筒状のドラムであり、図示しない駆動部からの駆動力によって、その軸線まわりに回転する。帯電部55は、感光体ドラム29の感光体を帯電させて感光性を与える。レーザ露光部56は、帯電している感光体ドラム29の感光体をレーザ光像で露光して、感光体に静電潜像を形成する。
【0060】
前述のように現像装置20によって静電潜像が形成された感光体ドラム29の感光体に2成分現像剤を供給して現像して、静電潜像に対応するトナー像が形成される。感光体ドラム29は、記録紙カセット54からの給紙される記録紙に、感光体ドラム29のトナー像を転写する。定着部57は、トナー像が転写された記録紙のトナー像を記録紙に定着する。トナー像が定着されて画像が形成された記録紙は、排紙トレイ58に排出される。このように画像形成装置53は、前述のような現像装置20を備えるので、前述の現像装置20の作用を達成することができる。
【0061】
本実施の形態を構成する案内部31は、回転することによって、補給されるトナーの案内方向が変位するように構成されているが、これにかぎることはない。たとえば案内部を、断面形状がV字状になるように形成し、案内部を補給方向Aに対して撹拌軸線L36方向に沿ってスライド変位させることによって、案内方向を変位させてもよい。
【0062】
前述の実施の形態の現像装置20において、2成分現像剤の場合として扱ったけれども、1成分現像剤のみの現像装置でも適用可能である。
【0063】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、補給される現像剤が補給位置で留まることを防ぐことができる。また現像部において現像剤の過度の撹拌を防ぐことができる。これによって現像剤が、過度の撹拌によって劣化する可能性を小さくすることができる。したがって現像剤の劣化を確実に防止した状態で、現像をすることができる。現像剤のコストを低減することができる。また現像剤収容容器に収容される現像剤が、供給手段に供給されて空になったとしても、現像部は、供給手段に貯留される現像剤を用いて現像することができる。したがって利用者は、現像剤収容容器に収容される現像剤が空になったことを認識した後、直ちに現像剤を現像装置に補給しなくても、現像を行うことができ、利便性を向上することができる。
【0064】
また本発明によれば、供給手段の構成を複雑にすることなく、撹拌部を設けることができる。案内部と撹拌部とは一体に形成されるので、撹拌部を案内部と別の部材で設ける場合より、撹拌部の製造コストを低減することができる。
【0065】
また本発明によれば、現像剤が案内部とハウジングとに挟まれて劣化させるのを防ぐことができる。また案内部は、ハウジングの内周面から離間して設けられるので、案内部の変位を阻止することなく、円滑に変位させることができる。
【0066】
また本発明によれば、案内部は、現像剤を現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。
【0067】
また本発明によれば、案内部は、現像剤を容易に現像部画像形成領域の全体にわたって拡散するように案内することができる。拡散させる距離が小さいので、現像基準方向に可及的に短時間で現像剤を拡散させることができる。
【0068】
また本発明によれば、送り動作部分と周回動作部分とが動作することによって、案内部によって案内される現像剤を、現像剤基準方向に関して均一に分布させることができる。
【0069】
また本発明によれば、画像形成装置は、前記現像装置を備えるので、前記現像装置の作用を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である現像装置20を構成する中間ホッパ21を示す斜視図である。
【図2】現像装置20、現像剤収容容器23および感光体ドラム29を示す断面図である。
【図3】現像装置20および現像剤収容容器23を示す平面図である。
【図4】案内部31を簡略化して示す平面図である。
【図5】撹拌構成体34が初期状態から、撹拌軸線L36まわりに約180度回転した状態の中間ホッパ21を示す斜視図である。
【図6】現像設備28を備える画像形成装置53を示す断面図である。
【図7】第1の従来技術である現像装置1を示す断面図である。
【図8】第2の従来技術の現像装置10を示す断面図である。
【符号の説明】
20 現像装置
21 中間ホッパ
22 現像部
23 現像剤収容容器
30 ハウジング
31 案内部
32 撹拌部
37 周回動作部
38 送り動作部
53 画像形成装置
Claims (7)
- 感光体上の静電潜像を現像するための現像部と、
現像剤収容容器から現像部画像形成領域内の一部に設けられる補給位置で補給される現像剤を、一時的に貯留し、現像部に供給する供給手段とを含み、
前記供給手段には、前記補給される現像剤を、前記現像部画像形成領域全体に拡散するための案内部を、前記補給位置付近に有することを特徴とする現像装置。 - 供給手段は、供給手段に一時的に貯留される現像剤を撹拌する撹拌部を有し、
案内部と撹拌部とは一体に形成されることを特徴とする請求項1記載の現像装置。 - 供給手段は、現像剤を一時的に貯留する貯留空間を規定するハウジングを有し、
案内部は、貯留空間に、ハウジングの内周面から離間して設けられることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。 - 案内部は、回転可能に設けられ、回転することによって、補給される現像剤の案内方向が変位することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置。
- 現像部は、予め定める現像基準方向に関して現像部画像形成領域にわたって感光体上の静電潜像を現像し、
供給手段には、現像部画像形成領域における現像基準方向略中間部の補給位置で現像剤が補給され、
案内部は、補給位置に関して現像基準方向両側に振り分けるように、現像剤を案内することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置。 - 撹拌部は、現像基準方向に関して補給位置から離反するように現像剤を送る送り動作部分と、現像基準方向に平行な軸線まわりの周方向に現像剤を周回させる周回動作部分とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の現像装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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