JP2001331025A - 現像剤撹拌装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像剤撹拌装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2001331025A
JP2001331025A JP2000148315A JP2000148315A JP2001331025A JP 2001331025 A JP2001331025 A JP 2001331025A JP 2000148315 A JP2000148315 A JP 2000148315A JP 2000148315 A JP2000148315 A JP 2000148315A JP 2001331025 A JP2001331025 A JP 2001331025A
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Yoshiyuki Matori
至之 馬鳥
Takashi Akutsu
隆 阿久津
Masaya Morioka
昌也 森岡
Etsuichi Sasako
悦一 笹子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤撹拌部材の回転軸方向の撹拌能力を維
持しつつ回転接線方向の搬送力を可変とした現像剤撹拌
装置等を提供する。 【解決手段】 撹拌部材105は回転軸の回転方向へずれ
た位置に第1撹拌部101Eと第2撹拌部101Fとを有し、
前記第1撹拌部101E及び第2撹拌部101Fはそれぞれ回
転中に現像剤を通過させる通過部101Bと通過させない
非通過部101Aとが回転軸方向へ交互に配置され、且つ
回転方向において前記第1撹拌部101Eの通過部101Bと
前記第2撹拌部101Fの非通過部101Aが対応位置に配置
されるとともに、前記第1撹拌部101Eの非通過部101A
と前記第2撹拌部101Fの通過部101Bが対応位置に配置
され、前記通過部101Bと非通過部101Aの割合を前記撹
拌部材の回転中に変化させて現像剤の撹拌状態を調整可
能に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像剤撹拌装置、現
像装置、プロセスカートリッジ及び前記プロセスカート
リッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置は、電子写真
画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するも
ので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電
子写真ファクシミリ装置及び電子写真ワードプロセッサ
等が含まれる。
【0003】またプロセスカートリッジとしては、帯電
手設、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
電子写真画像形成装置に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、クリーニング手段の少なくとも1つ
と電子写真感光体及び現像手段とを一体的にカートリッ
ジ化して電子写真画像形成装置に着脱可能とするもので
ある。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置に着
脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】今日、電子写真記録方式を用いた画像形
成装置が複写機やプリンタ等として広く使用されている
が、近年では現像剤の補給やメンテナンスを容易にする
ために感光体ドラムや現像装置等を一体的にカートリッ
ジ化し、これを画像形成装置本体に着脱可能としたプロ
セスカートリッジが用いられるようになっている。
【0005】このプロセスカートリッジを用いた画像形
成プロセスを説明すると、図32に示すようなプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体に装着し、像担持体とし
て回転ドラム型を一般的とする、セレン、硫化カドミウ
ム酸化亜鉛、アモルファスシリコン、有機光導電体など
の電子写真感光体500を回転させるとともに、該感光体
表面を帯電手段501で所定の電位に一様に帯電させ、帯
電後の感光体表面を像露光手段で像露光して露光像に対
応した静電潜像を形成させ、この静電潜像を現像装置と
しての現像手段502によってトナー現像して可視像化
し、そのトナー像を記録媒体に転写して画像記録するも
のである。なお、トナー像転写後に電子写真感光体500
に残留したトナーはクリーニングブレード503によって
除去される。
【0006】前記現像手段502は容器内502aに収納した
現像剤を撹拌手段によって撹拌し、マグネットローラ50
2cを内蔵した現像剤担持体としての現像ローラ502dへ
送り出す。そのために、現像剤収納容器内と現像ローラ
502dの近傍では、現像手段502へ供給する現像剤を撹拌
するための現像剤撹拌部材502b1,502b2が回転してい
る。そして、この現像剤撹拌部材502b1,502b2の回転
と現像ローラ502dの回転により容器内に現像剤の循環
が生じている。
【0007】前記現像剤撹拌部材502b1,502b2の形状
として、棒状や板状のものが採用されている。板状、棒
状の撹拌に寄与する部分の形状は回転軸方向に同一の断
面形状を有している。このため、現像剤撹拌部材502b
1,502b2により発生する現像剤の循環は、現像ローラ5
02dの回転軸に垂直な平面内での移動が主になる。ま
た、この現像剤撹拌部材502b1,502b2は、電子写真感
光体500の回転に同期して回転、停止を繰り返す方式が
とられている。
【0008】また、電子写真感光体500の表面を帯電さ
せる帯電手段としては、従来より一般にコロナ放電器を
使用した「コロナ帯電方式」の帯電手段が用いられてき
たが、近時は、コロナ帯電方式よりも低オゾン、低電力
等の利点を有することから「接触帯電方式(直接帯電方
式)」が使用されている。
【0009】接触帯電方式は、コロナ帯電を使用しない
で、抵抗値調整した導電性部材を帯電用部材(帯電部
材)として被帯電体としての感光体に接触させて配設
し、該帯電部材に電圧(帯電バイアス)を印加すること
で感光体表面を所定の極性、電位に帯電させるものであ
る。
【0010】帯電部材としては、図32に示すような導電
性弾性ローラタイプ(帯電ローラ)の他、導電性弾性ブ
レードタイプ(帯電ブレード)、磁気ブラシタイプ(磁
気ブラシ部材)、ファーブラシタィプ(ファーブラシ部
材)等の各種形態のものが用いられているが接触帯電方
式はコロナ帯電方式と比較して、印加電圧の低圧化がで
き、オゾン等のコロナ生成物の発生量が大幅に低減さ
れ、電力効率がよい等の利点がある。
【0011】また近年では、接触帯電部材から被帯電体
へ電荷を直接注入することで、被帯電体表面を帯電する
機構である直接注入帯電機構が特開平11−072991号公報
等で提案されている。この直接注入帯電機構は、接触帯
電部材から被帯電体に直接に電荷が注入されることで被
帯電体表面が帯電する系であり、直接帯電、あるいは注
入帯電、あるいは電荷注入帯電とも称される。
【0012】より詳しくは、中抵抗の接触帯電部材が被
帯電体表面に接触して、放電現象を介さずに、つまり放
電を基本的に用いないで被帯電体表面に直接電荷注入を
行うものである。よって、接触帯電部材への印加電圧が
放電しきい値以下の印加電圧であっても、被帯電体を印
加電圧相当の電位に帯電することができる。この直接帯
電系はイオンの発生を伴わないため放電生成物による弊
害は生じない。
【0013】しかし、直接帯電であるため、接触帯電部
材の被帯電体への接触性が帯電性に大きく効いてくる。
そこで接触帯電部材をより密に構成し、接触帯電部材と
被帯電部材の間に帯電促進粒子を介在させ、また被帯電
体との速度差を設け、より高い頻度で被帯電体に接触す
る構成が提案されている。なおかつこの構成でクリーナ
ーレスシステムが実現可能である。
【0014】ここで、前記帯電促進粒子とは、粒径0.1
〜5μmかつ体積抵抗が1012Ω・cm以下の金属酸化物微粉
体が用いられる。そして、帯電促進粒子の供給方法とし
ては、帯電部材への直接供給と間接供給が提案されてい
る。なお、間接供給とは、例えば現像手段で現像される
現像剤と帯電促進粒子を混合した状態で現像剤収納容器
内に収容し、現像剤と共に現像ローラに供給し、さらに
は静電潜像担持体上に移動、その後、転写部においては
帯電促進粒子が現像剤と逆極性を帯びるため転写されず
に転写残現像剤と共に接触帯電部材部材へ供給する方法
がある。
【0015】この供給方法(クリーナーレスシステム)
を用いると、前述したクリーニングブレード503は不要
となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記電子写真記録にあ
って、現像を繰り返すうちに、現像ローラ502dに搬送
される現像剤の状態は長手方向で不均一になる場合があ
る。現像剤の状態とは、例えば付与されるトリボの大き
さ等である。現像剤の状態が回転軸方向(長手方向)で
不均一になる理由について簡単に説明する。
【0017】第1に、現像ローラ502dに当接している
現像剤層厚規制手段しての現像ブレード502eとの接触
部の状態である。現像ブレード502eと現像ローラ502d
の当接状態(当接圧、現像剤取り込み長さ)が長手上で
均一でないと現像剤に付与するトリボの量が均一ではな
くなる。更に、ここでトリボを与えられた現像剤すべて
が現像されるわけではなく、非印字部は再び容器に回収
される。
【0018】第2に現像剤撹拌の影響である。現像刑は
撹拌や循環が行われたときにもトリボが与えられる。撹
拌される現像剤の状態は現像ローラ502dの長手方向で
異なる。というのは現像剤を収納している容器の壁近傍
では現像剤と壁との摩擦力の影響が大きく、撹拌される
現像剤の量は少なく、またその循環が小さくなるのでト
リボの発生が少なくなる。逆に長手方向の容器中央部
(長手方向)では壁部との距離が離れているので壁近傍
に比べて撹拌される現像剤の量は多く、またその循環が
大きくなるのでトリボの発生が多くなる。
【0019】このような原因で現像剤の状態が長手方向
で不均一(ムラ)になったとき、従来の現像剤撹拌部材
では、現像剤撹拌手段の回転中心線に垂直な平面内で、
撹拌、循環を行うだけであるため、長手の不均一状態を
解消することは難しい。
【0020】また、長手方向で現像剤の状態が不均一で
あると、つまりは現像性も長手方向で異なることにな
り、その結果画像上に濃淡のムラが現れてしまう。
【0021】次に、直接帯電注入機構を採用した場合の
課題について説明する。前述したように、現像剤と帯電
促進粒子を混合して間接的に帯電ローラに帯電促進粒子
を供給しながら、帯電促進粒子を用いて注入帯電を行う
帯電方式において、上記と同様に現像性のムラが帯電促
進粒子の帯電部材の長手上の供給ムラになる。そして、
帯電促進粒子の供給ムラは画像長手上の帯電ムラとな
り、画像上に濃淡のムラが現れる。
【0022】現在の画像形成装置にあっては、前記長手
方向の現像ムラ、帯電ムラによる画像への影響は軽微で
あるが、更なる高画質化、高速化を実現する場合には画
像への影響が大きくなる傾向にある。
【0023】さらに、前述したように、現像剤を撹拌す
る現像剤撹拌部材の形状として、棒状や板状のものが採
用されている。この板状、棒状の撹拌に寄与する部分の
形状は回転軸方向に同一の断面形状であり、現像剤撹拌
部材の持つ撹拌能力は常に一定である。しかし、前記撹
拌能力は、時に応じて変化させる方が良い場合がある。
例えば、図32に示すように、現像剤収納容器内の撹拌手
段の近傍にはトナー溜まり510が生ずる。これはトナー
撹拌部材502b2の回転によって、現像剤が圧縮、密度が
上昇し容器底面に密着した状態で消費されずに残ったも
のである。またその後方にはトナー溜まり510が有るた
めにせき止められたトナー残留511が生ずる。従来はこ
のトナー溜まり510、トナー残留511を消費するためにプ
ロセスカートリッジを数回振る作業を必要としていた。
【0024】しかしながら、トナー撹拌部材502b2の回
転中において、トナー撹拌部材502b2が範囲Jにある場
合は回転接点方向の搬送力はそれほど必要ではないの
で、搬送力を弱めるほうが良い。
【0025】また、現像剤担持体である現像ローラ502
dにトナーを供給しているのがトナー撹拌部材502b1で
あるが、現像中と非現像中では現像剤の消費量が違うた
めトナー撹拌部材5021b1の回転接線方向への供給を変
化させるほうが良い。
【0026】また、画像印字率によって現像剤の消費量
が違うためトナー撹拌部材502b1の回転接線方向への供
給を変化させるほうが良い。
【0027】さらに、プロセスカートリッジ使用初期で
は現像剤収納容器502a内のトナーを撹拌部材502b2に
よって現像ローラ502dに対して搬送しなくとも、トナ
ーの自重により供給されるため回転接線方向への搬送力
はあまり必要がない。その反面、現像剤収納容器502a
内のトナーが少なくなってくるとトナー撹拌部材502b2
で供する必要がある。
【0028】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、現像剤撹拌部材の回転軸方向の撹
拌能力を維持しつつ回転接線方向の搬送力を可変とし、
長手ムラの緩和を行いつつ、各々の状況で最適な現像剤
撹拌をすることが可能となる現像剤撹拌装置これを備え
た現像装置及び該現像装置を有するプロセスカートリッ
ジ、画像形成装置を提供するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、容器内の現像剤を回転
する撹拌部材によって撹拌して送り出す現像剤撹拌装置
において、前記撹拌部材は回転軸の回転方向へずれた位
置に第1撹拌部と第2撹拌部とを有し、前記第1撹拌部
及び第2撹拌部はそれぞれ回転中に現像剤を通過させる
通過部と通過させない非通過部とが回転軸方向へ交互に
配置され、且つ回転方向において前記第1撹拌部の通過
部と前記第2撹拌部の非通過部が対応位置に配置される
とともに、前記第1撹拌部の非通過部と前記第2撹拌部
の通過部が対応位置に配置され、前記通過部と非通過部
の割合を前記撹拌部材の回転中に変化させて現像剤の撹
拌状態を調整可能に構成したことを特徴とする。
【0030】上記構成にあっては、撹拌部材の回転位置
に応じて回転方向の現像剤搬送力を調節することができ
る。従って、上記撹拌装置を現像装置に用いることによ
り、現像剤溜まりの発生を防止しつつ、現像剤担持体の
回転軸方向の現像ムラや帯電ムラを解消することができ
る。
【0031】更に、現像中と非現像中の現像剤搬送力を
調節することや容器内の現像剤量の応じて現像剤搬送力
を調節することが容易になし得る。
【0032】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係る現
像剤撹拌装置を有する現像装置を備えたプロセスカート
リッジを例示し、このプロセスカートリッジを装着して
画像を形成する電子写真画像形成装置について説明す
る。
【0033】〔第1実施形態〕プロセスカートリッジ及
びこれを装着可能な画像形成装置について、図1乃至図
12を参照して具体的に説明する。なお、図11はプロセス
カートリッジBを装着した画像形成装置Aの構成模式断
面説明図、図12はプロセスカートリッジの摸式断面説明
図である。
【0034】{画像形成装置}この電子写真画像形成装
置(レーザービームプリンタ)Aは、図11に示すよう
に、光学系1から画像情報に基づいた情報光をドラム形
状の電子写真感光体である感光体ドラム7へ照射して該
感光体ドラム7に潜像を形成し、この潜像を現像剤(以
下「トナー」という)で現像してトナー像を形成する。
そして前記トナー像の形成と同期して、記録媒体2を収
容した給紙カセット3aからピックアップローラ3b及
びこれに圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送する
と共に、搬送ローラ対3d、レジストローラ対3e等か
らなる搬送手段3で搬送し、且つプロセスカートリッジ
Bとしてカートリッジ化された前記電子写真感光体に形
成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧
印加することによって記録媒体2に転写し、その記録媒
体2を搬送ベルト3fによって定着手段5へと搬送す
る。この定着手段5は駆動ローラ5aと、ヒータ5bを
内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持され
た筒状シートで構成した定着回転体5dからなり、通過
する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を
定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,
3hで搬送し、反転搬送経路を通して排出部6へと排出
する如く構成している。なお、この画像形成装置Aは、
手差しトレイ3i及びローラ3j、によって手差し給送
も可能となっている。
【0035】{プロセスカートリッジ}一方、前記プロ
セスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも
1つのプロセス手段として現像手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光
体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された
潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に残留す
るトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等
がある。
【0036】本実施の形態のプロセスカートリッジB
は、図12に示すように、感光層を有する電子写真感光体
である感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ロ
ーラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様
に帯電し、この帯電した感光体ドラム7に対して前記光
学系1からの光像を露光開口部9を介して露光して潜像
を形成し、該潜像を現像装置である現像手段10によって
現像するように構成している。
【0037】前記現像手段10は、トナー収納部を構成す
るトナー収納枠体10a内にトナー撹拌装置を構成する回
転可能なトナー撹拌部材としてのトナー送り部材10b2
でトナー収納枠体開口部10g、トナー現像枠体10fの開
口部10hを通じてトナー現像枠体10f内へ送り出し、こ
のトナーをトナー撹拌部材10b1で撹拌し、固定磁石10
cを内蔵したトナー担持体である現像ローラ10dを回転
させると共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷
を付与したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、
そのトナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移さ
せることによってトナー像を形成して可視像化するもの
である。
【0038】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写する、
感光体ドラム7上に残留した転写残トナーは次工程以降
の現像時、即ち引き続き感光体ドラム7を帯電ローラ8
によって帯電し、これに露光して潜像を形成し、潜像の
現像時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流
電圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電
位差Vback)によって回収するよう構成されている。
【0039】クリーニングブレード11aによって感光体
ドラム7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイ
シート11bによってすくい取り、廃トナー収納部11cへ
集めるクリー二ング手段11によって感光体ドラム7上の
残留トナーを除去するように構成している。
【0040】なお、前記感光体ドラム7等の各部材は、
トナー送り部材10b2が回転駆動されるように支持する
トナー収納枠体10aとトナー撹拌部材10b1、現像ロー
ラ10d、現像ブレード10e等の現像部材を内蔵するトナ
ー現像枠体10b及び蓋部材10iを溶着して一体化した現
像ユニット12と、廃トナー収納部11cを構成し、感光体
ドラム7、クリーニングブレード11a、スクイシート11
b及び帯電ローラ8を有するドラムクリーニング枠体13
とを結合して構成したカートリッジ枠体に収納してカー
トリッジ化され、画像形成装置Aに設けたカートリッジ
装着手段に対して着脱可能に装着される。
【0041】{トナー撹拌装置}上記プロセスカートリ
ッジBに設けられたトナー撹拌部材10b1、或いはトナ
ー送り部材10b2は現像手段内のトナーを撹拌しながら
送り出すトナー撹拌装置を構成するものであるが、次に
トナー撹拌装置の構成及び組立て方法について説明し、
これによるトナーの撹拌、循環の様子を説明する。
【0042】(撹拌装置の構成、組立て方法)前記トナ
ー撹拌部材10b1及びトナー送り部材10b2は、図1に示
すように、第1トナー撹拌部材101と第2トナー撹拌部
材102の2部品を係合することによって構成される。
【0043】(第1のトナー撹拌部材101)第1のトナ
ー撹拌部材101は、図2に示すように、トナー撹拌に供
する2つの部分である、トナーを通さない部分101A
(非通過部)とトナーを通す部分101B(通過部)を有
している。
【0044】本実施形態ではトナーを通さない部分101
Aを突起形状とし、この突起を回転軸101Dに平行に間
隔をあけて配置している。この突起を間隔を空けて配置
することで突起と突起の間に空間を設けトナーを通す部
分101Bを形成しており、トナーを通さない部分101Aと
同様にトナーを通す部分101Bも間隔を空けて配置され
ている。その結果、トナーを通さない部分101Aとトナ
ーを通す部分101Bは交互に列をなして配置されてい
る。
【0045】さらにトナーを通さない部分101Aとトナ
ーを通す部分101Bの列は第1の列101E(第1撹拌部)
と第2の列101F(第2撹拌部)の2つ設けられてい
て、この2列は同一面上の回転軸101Dを隔てた位置、
すなわち回転軸の回転方向へずれた位置(本実施形態で
は180°ずれた位置)に設けられている。さらに前記第
1の列101Eのトナーを通さない部分101Aと第2の列10
1Fのトナーを通す部分101Bは回転軸101Dの長手位置
上のほぼ同一の位置にある。また、第1の列101Eのト
ナーを通す部分101Bと第2の列101Fのトナーを通さな
い部分101Aも同様に回転軸101Dの長手位置上のほぼ同
一の位置にあるこのように第1の列101Eと第2の列101
Fを配置することで、第1のトナー撹拌部材101を回転
軸101D中心に回転すると、実質的にトナーを通す部分1
01Bを通り抜けたトナーの領域に、トナーを実質的にト
ナーを通さない部分101Aが回転してくる。
【0046】さらに、回転軸101Dの所定箇所には2つ
の突起部101Cが設けられている。この突起部101Cの先
端近くに後述するEリング104をはめる溝形状を施して
いる。
【0047】(第2のトナー撹拌部材102)図1に第1
のトナー撹拌部材101、第2のトナー撹拌部材102、と圧
縮コイルばね103を示す。
【0048】第2のトナー撹拌部材102は第1のトナー
撹拌部材101と同様に、トナー撹拌に供する2つの部分
であるトナーを通さない部分101Aとトナーを通す部分1
01Bを有している。
【0049】本実施形態では第1のトナー撹拌部材101
と同様に、トナーを通さない部分102A(非通過部)と
トナーを通す部分102B(通過部)を交互に列をなして
配置している、またさらにトナーを通さない部分102A
とトナーを通す部分102Bの列は第1の列102E(第1撹
拌部)と第2の列102F(第2撹拌部)の2つ設けられ
ていて、この2列は同一面上にあり、なおかつ回転軸10
2Dを隔てた位置に設けられている。さらに第1の列102
Eのトナーを通さない部分102Aと第2の列102Fのトナ
ーを通す部分102Bは回転軸102Dの長手位置上のほぼ同
一の位置にある。また第1の列102Eのトナーを通す部
分102Bと第2の列102Fのトナーを通さない部分102A
も同様に回転軸102Dの長手位置上のほぼ同一の位置に
ある。
【0050】このように第1の列102Eと第2の列102F
を配置することで、第2のトナー撹拌部材102を回転軸1
02D中心に回転すると、実質的にトナーを通す部分102
Bを通り抜けたトナーの領域に、実質的にトナーを通さ
ない部分102Aが回転してくる。
【0051】さらに、回転軸102Dの所定箇所には前述
した突起部101Cが挿入される2つの長穴102Cが設けら
れている。
【0052】(撹拌部材の組立て)前記第1のトナー撹
拌部材101と第2のトナー撹拌部材102を組み立てる場合
には、圧縮コイルばね103を第2のトナー撹拌部材102の
空間102Gへ入れて、突起部101Cを長穴102Cへ挿入し
ながら第1のトナー撹拌部材101と第2のトナー撹拌部
材102を合わせる。
【0053】次に第1のトナー撹拌部材101の2箇所の
突起部101Cの溝にEリング104をはめて第1のトナー撹
拌部材101と第2のトナー撹拌部材102を分離不能にす
る。
【0054】このとき突起部101Cと長穴102Cの組み合
わせによって第1のトナー撹拌部材101と第2のトナー
撹拌部材102が回転軸101D(回転軸102D)の軸方向に
相対的に移動可能となっている。
【0055】なお、本実施形態では第1のトナー撹拌部
材101と第2のトナー撹拌部材102の分離不能とするため
Eリング104と溝の組み合わせを用いたが、突起部101C
とプッシュナットの組み合わせ、スナップフイットを用
いた係合方法(不図示)等の手段であっても良い。
【0056】第2のトナー撹拌部材102の空間102Gに配
設された圧縮コイルばね103によって第2のトナー撹拌
部材102は第1のトナー撹拌部材101に対して図3のX方
向に付勢される。
【0057】この状態での第1のトナー撹拌部材101と
第2のトナー撹拌部材102を2方向からみた外観図を図
3(a)(b)示す。
【0058】図3(b)に示すように、トナー撹拌部材の
回転軸に垂直で、かつ突起部が真正面に見える方向から
見ると、第1のトナー撹拌部材101と第2のトナー撹拌
部材102のトナーを通さない部分101A(102A)とトナ
ーを通す部分101B(102B)とが重なっている。
【0059】次に、圧縮コイルばね103の付勢に抗して
第2のトナー撹拌部材102をX方向と反対のY方向へ移
動させた状態の2方向から見た外観図を図4(a)(b)に示
す。
【0060】第2のトナー撹拌部材102をY方向ヘ移動
したした際には、図4(b)に示すように、トナー撹拌部
材の回転軸に垂直で、かつ突起部を真正面に見える方向
からみると、第2のトナー撹拌部材102のトナーを通さ
ない部分102Aの一部が第1のトナー撹拌部材101のトナ
ーを通さない部分101Aから出てきて(斜線部)、第1
のトナー撹拌部材101と第2のトナー撹拌部材102を合わ
せた撹拌部材105としてのトナーを通さない部分105Aの
面積が増え、逆にトナーを通す部分105Bが減る。
【0061】ここで、図3(a)(b)の状態のようにトナー
を通さない部分105Aを最小限にした状態を「状態A」
とし、図4(a)(b)の状態のようにトナーを通さない部分
105Aを増やした状態を「状態B」と定義する。
【0062】次に撹拌部材105を現像装置に組み付ける
場合には、撹拌部材105を枠体内に図5(b)のZ方向から
挿入する。
【0063】枠体の第1の内壁106には、撹拌部材105を
回動可能に支持するための袋穴106Aがある。また袋穴1
06Aの周囲には、面カム106Bが配置されている。枠体
の第2の内壁107には第1の内壁106の袋穴106Aの対向
位置に貫通穴107Aがある。また、この貫通穴107Aから
のトナーの流出を防ぐために、トナー封止部材であるオ
イルシール108が装着されている。なお、本実施形態で
はトナー封止部材としてオイルシールを採用している
が、フェルトを使用しても良い。
【0064】図5(c)に示すように、第1のトナー撹拌
部材101の軸部101Gを袋穴106Aに挿入する。次に貫通
穴107Aを通じて撹拌ギヤ109を枠体に装着する、撹拌ギ
ヤ109の先端の嵌合部109Bを第2のトナー撹拌部材102
の嵌合穴101H(図1参照)に嵌合させる。
【0065】嵌合穴101Hは2つの穴からできており、
撹拌ギヤ109の先端にある嵌合部109Bは2つの突起から
なり互いに枢着している。また図示せざる駆動手段によ
ってギヤ部109Aに駆動力が伝わると嵌合部109Bと嵌合
穴101Hで駆動力を伝達し、撹拌部材105が回転すること
となる。
【0066】第1のトナー撹拌部材101の矢印X方向ヘ
の移動規制は第1のトナー撹拌部材101の規制部101Jに
よって行う、本実施形態では規制部101Jを袋穴106Aの
内径より大きいフランジ形状とした。
【0067】一方、第1のトナー撹拌部材101の矢印Y
方向への移動規制については、撹拌ギヤ109のギヤ部109
Aはハス歯ギヤでできており、なおかつ駆動力が伝わる
と矢印X方向へ付勢されるようなねじり角方向になって
いる。このため、第1のトナー撹拌部材101がY方向に
移動する際には嵌合部109Bと嵌合穴101Hの部分で当接
することにより移動が規制される。
【0068】(第2のトナー撹拌部材102の往復運動)
次に第2のトナー撹拌部材102を第1のトナー撹拌部材1
01に対して往復運動させる構成について、図5(d)を参
照して説明する。
【0069】図5(c)に示す状態Aから撹拌ギヤ109が半
回転すると、撹拌部材105も同様に半回転する。半回転
後の状態を図5(d)に示す。第2のトナー撹拌部材102の
係合部102Hが面カム106Bに係合しながら回転すること
で面カム106Bの高低差に応じて第2のトナー撹拌部材1
02が矢印Y方向に移動する。移動時には圧縮コイルばね
103を縮めていくことになる、その弾性力によって第1
のトナー撹拌部材101をY方向に移動しようとするが、
前述したようにY方向の移動規制がなされているので、
第2のトナー撹拌部材102のみY方向に移動し、図4(a)
(b)で説明した状態Bに変化する。
【0070】さらに、撹拌ギヤ109が半回転すると第2
のトナー撹拌部材102は面カム106Bの高さに応じて矢印
X方向に移動して図5(c)に示す状態(状態A)に戻
る。
【0071】従って、撹拌ギヤ109の回転中、第2のト
ナー撹拌部材102はA状態とB状態の変化を繰り返すこ
とになるので、第2のトナー撹拌部材102が第1のトナ
ー撹拌部材101に対して往復運動を繰り返すことにな
る。
【0072】(回転軸方向の撹拌)次に本実施形態の撹
拌装置において長手方向(回転軸方向)の撹拌の状態に
ついて説明する。
【0073】図6にはトナーが撹拌される様子を回転半
径方向から示し、半回転後に現れる形状も同一平面に示
している。
【0074】図6の矢印はトナーの動きを表す。撹拌部
材105が回転すると、トナーを通さない部分101A(102
A)には回転によってトナーが押し付けらた凸形状114
ができる。この凸形状114を避けるようにして(図6中
N部)トナーの流れができる。トナーを通す部分101B
(102B)を通過する際にトナーを通す部分101B(102
B)近傍のトナーが混合される。
【0075】さらにこのトナーの流れは、撹拌部材105
が半回転して現れるトナーを通さない部分102Aにより
分割される(図6中P部)。またトナーを通す部分102
B(101B)を通過する際にトナーを通す部分101B(10
2B)近傍のトナーが混合される。
【0076】このように撹拌部材105が回転すると、ト
ナーの流れを分割、混合する作用を繰り返すので、長手
方向のトナー撹拌が達成される。この長手撹拌によって
トナーの長手の状態の均一性を保つことができる。
【0077】(トナーの接線方向搬送)次に撹拌部材10
5によるトナー送りについて説明する。図7に回転中の
撹拌部材105の縦断面図を示す。図7の矢印の方向へ撹
拌部材105が回転すると、前述の長手撹拌の他に従来の
撹拌部材と同様に回転接線方向(図7のS方向)にトナ
ーの搬送を行う。
【0078】この接線方向のトナー搬送により、トナー
撹拌部材10b1では現像ローラ10dの近傍でトナーの循
環が発生し、またトナー送り部材10b2ではトナー収納
枠体10aからトナー現像枠体10f側への搬送が行われ
る。
【0079】(長手撹拌と接線方向搬送の調整)前述し
た接線方向の搬送力はトナー撹拌部材の回転軸に垂直
で、かつ突起部を真正面に見える方向(図7のT方向)
から見た、撹拌部材105のトナーを通さない部分101Aと
トナーを通さない部分102Aの投影面積に依存する。よ
り具体的には、図3に示す状態Aから図4に示す状態B
へと変化させることで接線方向搬送力を増加させること
ができる。
【0080】一方、長手撹拌力は、トナー撹拌部材の回
転軸に垂直で、かつ突起部を真正面に見える方向(図7
のT方向)から見た、撹拌部材105の回転中にトナーを
通す部分101B(102B)の投影面積に依存する(この部
分がないと従来と同様に長手撹拌ができなくなる)。よ
り具体的には、図4に示す状態Bから図3に示す状態A
へと変化させることで長手撹拌力を増加させることがで
きる。
【0081】つまりは、状態Aから状態Bへ変化させる
ことで接線方向搬送力を増加(長手撹拌力は減少)し、
状態Bから状態Aへ変化させることで接線方向搬送力を
減少(長手撹拌力を増加)することができる。
【0082】図8に撹拌部材105をトナー送り部材10b2
に採用したプロセスカートリッジの断面図を示す。トナ
ー送り部材にあっては、トナー撹拌部材105の回動軌跡
の中で撹拌部材105が範囲J1にある場合は接線方向のト
ナー搬送力を弱め、J1領域の180°反対方向のJ2領域
にはある場合は接線方向のトナー搬送積極的に行う必要
がある。
【0083】本実施形態においては前述したように、第
1の列101E(102E)と第2の列101F(102F)は回転
軸の反対側にあるために第1の列101E(102E)がJ1
領域にいるときは第2の列101F(102F)はJ2領域に
ある。そこで、第1の列101E(102E)がA状態の時は
第2の列101F(102F)がB状態となるようにする。
【0084】逆に第1の列101E(102E)がB状態の時
は第2の列101F(102F)がA状態となるようにする。
【0085】図9(a)(b)、図10(a)(b)はこれを実現する
トナーを通さない部分101A(102A)とトナーを通す部
分101B(102B)の構成である。
【0086】第2のトナー撹拌部材102がX方向に移動
している状態を図9(a)(b)に示す。この状態では第1の
列101E(102E)はトナーを通さない部分101A(102
A)の投影面積を最小限にしたA状態となり、接線方向
搬送力を弱め長手撹拌を積極的に行う。一方、第2の列
101F(102F)はトナーを通さない部分101A(102A)
の投影面積を最大としたB状態で、接線方向搬送力を最
大限に発揮する。この図9の状態は第1の列101E(102
E)がJ1領域にあり、同時に第2の列101F(102F)
がJ2領域に存在する状態である。
【0087】次に第2のトナー撹拌部材102がY方向に
移動している状態を図10(a)(b)に示す。この状態では第
1の列101E(102E)はトナーを通さない部分101A(1
02A)の投影面積を最大としたB状態で、接線方向搬送
力を最大限に発揮する。一方、第2の列101F(102F)
はトナーを通さない部分101A(102A)の投影面積を最
小限にしたA状態となり、接線方向搬送力を弱め長手撹
拌を積極的に行う。この図10の状態は第1の列101E(1
02E)がJ2領域にあり、同時に第2の列101F(102
F)がJ1領域に存在する状態である。
【0088】第1の内壁106に設けた面カム106Bの形状
でもって、第1の列101Eと第1の列102EがJ1領域に
来るときに第2のトナー撹拌部材102がX方向へ移動す
るように、J2領域に来るときに第2のトナー撹拌部材1
02がY方向へ移動するようにする。
【0089】これで撹拌部材105が回転中、第2のトナ
ー撹拌部材102のX方向とY方向への往復運動を繰り返
し、図8におけるトナー溜まり120及びトナー残留121の
発生を防ぎつつ長手方向の撹拌を積極的に行う。そし
て、J2領域での必要な接線方向搬送力を発揮できる。
【0090】〔第2実施形態〕次に前記現像手段に設け
られる撹拌装置の第2実施形態について説明する。な
お、本実施形態は前述した第1実施形態と撹拌部材の構
成が異なり、他の構成は同一であるため、ここでは撹拌
装置の構成についてのみ説明し、また第1実施形態で説
明した部材と同様の機能を有する部材には同一符号を付
す。
【0091】(撹拌装置の構成、組立て)第2実施形態
にあっては、前記トナー撹拌部材10b1及びトナー送り
部材10b2が、図13に示すように、支持部材としての撹
拌支持部材201と角度変更部材202の2部品を係合するこ
とによって構成される。
【0092】(撹拌支持部材201)撹拌支持部材201は、
図14に示すように、トナー撹拌に供する2つの部分であ
る、トナーを通さない部分201A(非通過部)とトナー
を通す部分201B(通過部)を有している。
【0093】本実施形態ではトナーを通さない部分201
A(非通過部)を突起形状の非通過部材で構成し、この
非通過部材を図15に示すようにトナー撹拌部材の回転方
向に対する角度を変えられるようにピン201Gで支持部
材201Hに回動可能に取り付けてあり、また支持部材201
Hには非通過部材の回動を規制する回動規制部201Jが
設けられている。また、図14に示すように、前記非通過
部材は、該部材と部材の間に空間を設けトナーを通す部
分201B(通過部)を形成し、トナーを通さない部分201
Aとトナーを通す部分201Bが交互に列をなして配置さ
れるように間隔をあけて配置している。
【0094】さらに、支持回転軸の軸方向所定位置には
2つの突起部201Cが設けられている。この突起部201C
先端近くに後述するEリング204をはめる溝形状を施し
ている。
【0095】(角度変更部材202)図13に撹拌支持部材2
01、角度変更部材202、と圧縮コイルばね203を示す。角
度変更部材202は撹拌支持部材201が有するトナーを通さ
ない部分201Aの現像剤撹拌部材の回転方向に対する角
度を変更する変更溝202Aを有しており、変更溝202Aの
列は回転軸202Dを隔てて第1の列202E(第1撹拌部)
と第2の列202F(第2撹拌部)の2つ設けられてい
る。さらに、2つの長穴202Cが設けられている。
【0096】(撹拌部材の組立て方法)圧縮コイルばね
203を角度変更部材202の空間202Gヘ入れて、突起部201
Cを長穴202Cへ挿入しながら撹拌支持部材201と角度変
更部材202を合わせる。
【0097】次に撹拌支持部材201の2箇所の突起部201
Cの溝にEリング204をはめて撹拌支持部材201と角度変
更部材202が分離しないように係合する。このとき突起
部201Cと長穴202Cの組み合わせによって撹拌支持部材
201と角度変更部材202が回転軸201D(回転軸202D)の
軸方向に移動可能となっている。
【0098】なお、本実施形態ではEリング204と溝の
組み合わせを用いたが、突起部201Cとプッシュナット
の組み合わせ、スナップフィットを用いた係合方法(不
図示)等の手段であってもよいことは前述した実施形態
と同様である。
【0099】角度変更部材202の空間202Gに配設された
圧縮コイルばね203によって角度変更部材202は撹拌支持
部材201に対して図16の矢印X方向に付勢される。
【0100】この状態での撹拌支持部材201と角度変更
部材202を2方向からみた外観図を図16(a)(b)示す。
【0101】図16(a)に示すように、トナーを通さない
部分201Aは回転方向Zに対し斜面となっている。また
図16(b)に示すように、トナーを通さない部分201Aとト
ナーを通す部分201Bの列は第1の列201Eと第2の列20
1Fの2つ設けられていて、この2列は回転軸201Dを隔
てた位置に設けられている。さらに第1の列201Eのト
ナーを通さない部分201Aと第2の列201Fのトナーを通
す部分201Bは回転軸201Dの長手位置上のほば同一の位
置にある。また、第1の列201Eのトナーを通す部分201
Bと第2の列201Fのトナーを通さない部分201Aも同様
に回転軸201Dの長手位置上のほぼ同一の位置にある。
【0102】次に、圧縮コイルばね203の付勢に抗して
角度変更部材202をX方向と反対方向の矢印Y方向へ移
動させた状態の2方向から見た外観図を図17(a)(b)に示
す。
【0103】角度変更部材202をY方向へ移動した際に
は、図17(a)に示すように、トナーを通さない部分201A
は回転方向Zに対し略垂直面となっている。
【0104】また図17(b)に示すように、トナー撹拌部
材205の回転方向であるZ方向からみると、撹拌支持部
材201のトナーを通さない部分201Aが回転方向に対し斜
面から平行面となったことでトナーを通さない部分201
Aの面積が増え、逆にトナーを通す部分201Bが減る。
【0105】図17(a)(b)のようにトナーを通さない部分
が回転方向に対して垂直面となった状態を「状態A」と
し、図16(a)(b)のようにトナーを通さない部分が回転方
向Zに対し斜面となった状態を「状態B」と定義する。
【0106】なお、本実施形態においては溝形状により
トナーを通さない部分の角度を変更する構成としたが、
角度変更部材202が撹拌支持部材201に対し移動すること
でトナーを通さない部分の角度を変更できればよいの
で、例えばリンク機構などを用いても良い。
【0107】次に撹拌部材205を撹拌装置に組立てる方
法を説明する。図18(b)に示すように、撹拌部材205を枠
体内にS方向から挿入する。第1実施形態で説明したよ
うに、枠体の第1の内壁106には、撹拌部材205を回動可
能に支持するための袋穴106Aがある、また袋穴106Aの
周囲には、面カム106Bが配置されている。
【0108】次に撹拌部材205を装着した状態を図18(c)
に示す。撹拌支持部材201の軸部201Nを袋穴106Aに挿
入する。貫通穴107Aを通じて撹拌ギヤ109を枠体に装着
する。撹拌ギヤ109の先端の嵌合部109Bを撹拌支持部材
201の嵌合穴201Kに嵌合させる。
【0109】嵌合穴201Kは2つの穴からできており、
撹拌ギヤ109の先端に有る嵌合部109Bは2つの突起から
なり互いに枢着している。また図示せざる駆動手段によ
ってギヤ部109Aに駆動力が伝わると嵌合部109Bと嵌合
穴201Kで駆動力を伝達し、撹拌部材205が回転すること
となる。
【0110】撹拌支持部材201のX方向への移動規制は
撹拌支持部材201の規制部201Mによって行うものであ
り、本実施形態では規制部201Mを袋穴106Aの内径より
大きいフランジ形状としているのは前述した第1実施形
態の場合と同様である。
【0111】また、撹拌支持部材201のY方向への移動
規制についても前述した第1実施形態と同様であり、撹
拌ギヤ109のギヤ部109Aはハス歯ギヤでできており、な
おかつ駆動力が伝わるとX方向へ付勢されるようなねじ
り角方向になっているため、撹拌支持部材201がY方向
に移動する際には嵌合部109Bと嵌合穴201Kの部分で当
接することにより移動が規制される。
【0112】(角度変更部材202の往復運動)角度変更
部材202を撹拌支持部材201に対して往復運動させる構造
は前述した第1実施形態と同様である。
【0113】すなわち、図18(c)の状態Bから撹拌ギヤ1
09が半回転すると、撹拌部材205も同様に半回転する。
半回転後の状態を図18(d)に示す。角度変更部材202の係
合部202Hが面カム106Bに係合しながら回転することで
面カム106Bの高低差に応じて角度変更部材202がY方向
に移動する。移動時には圧縮コイルばね203を縮めてい
くことになる、その弾性力によって撹拌支持部材201を
Y方向に移動しようとするが、前述したようにY方向の
移動規制がなされ、撹拌支持部材201は角度変更部材202
に対してY方向に移動するので図17に示した状態(状態
A)に変化する。
【0114】さらに、撹拌ギヤ109が半回転すると角度
変更部材202は面カム106Bの高さに応じてX方向に移動
して図16の状態(状態B)に戻る。
【0115】撹拌ギヤ109の回転中、角度変更部材202の
A状態とB状態を繰り返すことになるので、角度変更部
材202が撹拌支持部材201に対して往復運動を繰り返すこ
とになる。
【0116】(トナーの撹拌、搬送)次に本実施形態の
撹拌装置においてトナーを撹拌、搬送する作用について
説明する。
【0117】まず、撹拌部材205の回転方向Zに対しト
ナーを通さない部分201Aの面がほぼ垂直になっている
場合のトナーの撹拌、搬送について説明する。
【0118】トナーを通さない部分201Aには回転によ
ってトナーが押し付けられ、図19(a)に示すように、凸
形状214ができる。さらに回転しこの凸形状214にトナー
が当たると、図19(a)に示すように、当接する長手位置
により受ける力Fの向きが異なる。トナーを通さない部
分201Aの長手方向中央付近で凸形状214に当接したトナ
ーは撹拌部材の回転方向(矢印Z方向)により多く動か
され、端部付近で当接したトナーは長手方向(矢印T
R、TL方向)により多く動かされる。
【0119】図20はトナーが撹拌される状態を撹拌部材
の回転半径方向から示したものであり、半回転後に現れ
る形状も同一平面に示したものである。前述したように
トナーは回転方向に搬送されながらトナーを通さない部
分の両サイドにも動かされ、また長手方向の一地点にお
いてはトナーを通す部分とトナーを通さない部分は交互
にやってくるため、撹拌部材に対する相対的なトナーの
動きは図20に示すようなものとなる。これは前述した第
1実施形態における図21の場合と同様である。
【0120】次に回転方向Zに対してトナーを通さない
部分の面が斜面になっている場合のトナーの撹拌、搬送
について説明する。
【0121】トナーを通さない部分201Aを回転方向に
対し前述の凸形状ができる範囲の角度の斜面とすると、
トナーの動きは前述したようなものとなるが、トナーを
通さない部分の長手方向の幅が減るためトナーを動かす
能力は小さくなる。ただし傾く角度が微小となるため大
きな変化はない。
【0122】トナーを通さない部分201Aを回転方向に
対し、前述の凸形状ができない角度以上の斜面とする
と、図19(b)に示すように、トナーは当接する長手位置
によらず矢印FS方向に力を受ける。トナーは受ける力
の方向に動かされるため回転方向(矢印Z方向)へ動か
されつつ、長手方向の矢印TR方向へ動かされる。この
とき斜面の角度θを大きくすればするほど長手方向の幅
Lが減るため、トナーを動かす全体の能力Wは落ちる。
一方でトナーを動かす能力Wの回転方向への相対成分W
Vは小さくなり、長手方向への相対成分WHが大きくな
る。このため角度を大きくすることで長手方向へトナー
を動かす能力をそれほど変えずに回転方向にトナーを動
かす能力を小さくできる。ただし、前記角度θが大きす
ぎるとトナーを動かす能力が小さくなりすぎ、長手方向
にトナーを動かす能力も小さくなってしまうため本実施
形態においては斜面の角度が最も大きくなった場合で45
度としている。
【0123】このとき撹拌部材205に対するトナーの動
きはトナーを通さない部分を傾けない場合と比べて回転
方向(矢印Z方向)への搬送力は小さくなっているた
め、図21に示すようなものとなる。また斜面の傾き方向
は図21に示すように交互になっているためトナーが片側
に偏ってしまうことはない。
【0124】このようにすることで長手方向のトナー撹
拌能力を維持しながら撹拌部材205の軌跡の接線方向へ
の搬送力を変化させることができる。
【0125】(トナーを通さない部分の形状を多角柱状
とした場合)また前記トナーを通さない部分の形状を多
角柱状にしても同様の効果を得られる。ただし角数が多
すぎると回転方向に対して傾けられる角度が小さくなっ
てしまう。ここでは撹拌支持部材に取り付けたトナーを
通さない部分201′Aを略正三角柱状とし、角度変更部
材202′の角度変更溝202′Aを図22に示すような形状と
する。そして点O′を中心に回動可能に取り付け角度変
更部材202′を矢印U方向に往復させることで撹拌部材
の回転方向(矢印Z方向)に対するトナーを通さない部
分201′Aの面の角度を変化させる。ここでは回転方向
に対しトナーを通さない部分201′Aの面が垂直となっ
ている場合(図22(a))を0度とし、そこからの角度
θ′が60度(図22(c))となるまで回動可能な構成とし
ている。
【0126】この場合のトナーに対する撹拌、搬送能力
についてはトナーを通さない部分を平板状とした場合と
同様である。しかしトナーを通さない部分が略正三角柱
状であるため、回転方向に対するトナーを通さない部分
の面の角度を垂直から変えていった場合、角度θ′が30
度(図22(b))までは回転方向に対するトナーを通さな
い部分の幅L′が小さくなっていくが、30度から60度の
間は逆に大きくなっていき、角度を変える前の幅にほぼ
戻る。このため回転方向にトナーを動かす能力を変化さ
せたときに、トナーを動かす能力全体が小さくなってし
まうことを緩和できる。
【0127】ここで角度θ′が60度となるまで回したと
きのトナ―を通さない部分201′Aに対するトナーの動
きを図23に示す。トナーを回転方向に動かす力はあまり
かからないためトナーを通さない部分201′Aによりト
ナーは主に長手方向に撹拌される。そして、トナーを通
さない部分の面の角度を回転方向に対して垂直とした場
合はトナーを通さない部分を平板状とし、面の角度を垂
直にした場合(図20の状態)と同様である。このように
することで長手方向のトナー撹拌能力を維持しながら撹
拌部材の軌跡の接線方向ヘの搬送力を変化させることが
可能となる。
【0128】(撹拌部材の回転位置と接線方向搬送力)
次に前記撹拌部材205の回転位置に応じて接線方向搬送
力を調節する構成を説明する。
【0129】図24に本実施形態の撹拌部材205をトナー
送り部材10b2に採用したプロセスカートリッジの断面
図を示す。
【0130】前述したように、トナー撹拌部材205の回
動軌跡の中で撹拌部材205が範囲J1にある場合はトナー
を接線方向搬送力を弱め、J1領域の180°反対方向のJ
2領域にはある場合は接線方向の搬送積極的に行う必要
がある。
【0131】本実施形態においては第1の列201Eと第
2の列201Fは回転軸の反対側にあるために第1の列201
EがJ1領域にいるときは第2の列201FはJ2領域にあ
る。
【0132】そこで、第1の列201EをA状態とし、第
2の列201FをB状態とする。逆に第1の列201EがB状
態の時は第2の列201FがA状態とする。図25及び図26
はこれを実現するトナーを通さない部分201A、トナー
を通す部分201Bの構成である。
【0133】角度変更部材202がX方向に移動している
状態を図25(a)(b)(c)に示す。第1の列201Eはトナーを
通さない部分201Aの回転方向Zの垂直面に対する角度
を最大としたB状態となり、接線方向搬送力を弱め、第
2の列201Fはトナーを通さない部分201Aの回転方向Z
の垂直面に対する角度を最小としたA状態で接線方向搬
送力を最大限に発揮する。この図25(a)〜(c)の状態は第
1の列201EがJ1領域にあり、と同時に第2の列201F
がJ2領域に存在する状態を示す。
【0134】一方、角度変更部材202がY方向に移動し
ている状態を図26(a)(b)(c)に示す。第1の列201Eはト
ナーを通さない部分201Aの回転方向Zの垂直面に対す
る角度をを最小としたA状態で、接線方向搬送力を最大
限に発揮する。第2の列201Fはトナーを通さない部分2
01Aの回転方向Zの垂直面に対する角度をを最大にした
B状態となり、接線方向搬送力を弱める。この図26(a)
〜(c)の状態は第1の列201EがJ2領域にあると同時に
第2の列201FがJ1領域に存在する状態を示す。
【0135】従って、前述した第1実施形態と同様に、
第1の内壁106に設けた面カム106Bの形状でもって、第
1の列201EがJ1領域に来るときに角度変更部材202が
X方向へ移動するように、J2領域に来るときに角度変
更部材202がY方向へ移動するようにすれば良い。
【0136】これで撹拌部材205が回転中、長手方向の
撹拌を行いつつも、角度変更部材202のX方向とY方向
への往復運動を繰り返し、図24におけるトナー溜まり12
0の発生を防ぎつつ、12領域での必要な接線方向搬送力
を発揮できる。また、本実施形態においては撹拌部材20
5の回転中の往復運動を面カム106Bによって行った例を
示したが、外部入力手段で達成しても良い。
【0137】〔第3実施形態〕前述した第1実施形態及
び第2実施形態においては撹拌部材105,205の回転中の
往復運動を面カム106Bによって行った例を示したが、
次に説明する外部入力手段で達成しても良い。
【0138】なお、ここでは第1実施形態で説明した撹
拌部材105を例示して説明するが、第2実施形態の撹拌
部材205の場合も同様に適用できる。
【0139】図27(a)は第2のトナー撹拌部材102を任意
のタイミングで往復させる機構を説明する模式断面図で
ある。ここでは前述の機構に対して異なる点についてだ
け述べる。
【0140】第1の内壁106には貫通穴106Cが設けられ
ており、ここで第1のトナー撹拌部材101の軸部101Gを
回転自在に支持する、軸部101Gの外周面にはオイルシ
ール108が当接しており、トナーを封止している。
【0141】第1のトナー撹拌部材101の軸部101Gは中
空になっており、その中空部を第2のトナー撹拌部材10
2の軸102Jが通っている。そして、軸部101Gの中空部
と軸102Jの隙間を埋めるためのフェルトシール110が配
設されている。
【0142】図27(a)は図9(a)(b)の状態にある、次に
図10(a)(b)の状態に変化させるためには後述する外部入
力手段により、図27(b)に示すように、軸102JをY方向
に移動する(移動量L)。これにより、第2のトナー撹
拌部材102全体がY方向に移動する。
【0143】撹拌部材105(第1のトナー撹拌部材101と
第2のトナー撹拌部材102)の回転中、非回転中にかか
わらずこの移動は可能である。
【0144】外部入力手段により軸102JをX方向に移
動させるか、外部入力手段の作用を取り去れば圧縮コイ
ルばね103の付勢力によって第2のトナー撹拌部材102は
X方向に戻る。
【0145】(外部人力手段)任意のタイミングで軸10
2Jを移動させるために外部入力手段は電気エネルギー
を動力源として用いる方法がある。
【0146】例えば、図28に示すように、モータ111を
動力源にして先端に面カム112を取り付けて、面カム112
と軸102Jは互いに当接する位置関係に配置し、モータ1
11の回転を制御して面カム112の位相を変えることによ
って軸102Jの移動をおこない、任意のタイミングで状
態Aと状態Bの状態変化を行うようにすればよい。
【0147】また、前記面カム112はモーター111からの
駆動力を駆動伝達ギヤ(不図示)を介して駆動するよう
にしてもよい。
【0148】また、ソレノイドとソレノイドに対する通
電によって伸縮するプランジャを用いてプランジャの先
端をこの軸102Jに連結、もしくは当接し、任意のタイ
ミングで通電することにより状態Aと状態Bの状態変化
を行うことも考えられる。
【0149】〔第4実施形態〕次に第4実施形態とし
て、現像中と非現像中で接線方向搬送力(長手撹拌力)
を調節する例を示す。なお、ここでも第1実施形態で説
明した撹拌部材105を例示して説明するが、第2実施形
態の撹拌部材205の場合も同様に適用できる。
【0150】図12において、現像剤担持体である現像ロ
ーラ10b1にトナーを供給しているのがトナー撹拌部材1
0b1(撹拌部材105)である。
【0151】非現像中はトナーをほとんど消費しないた
めトナー撹拌部材10b1(撹拌部材105)による接線方向
搬送力はほとんど必要ない。逆に必要以上にトナーの搬
送を行うと、トナーの劣化やトナーの凝集が発生する可
能性がある。
【0152】そこで、図3、図4における撹拌部材105
を使用し、現像中は図3に示すように、トナーを通さな
い部分101A(102A)の投影面積を大きくとり、接線方
向搬送力を確保するA状態にする。
【0153】一方、非現像中は、図4に示すように、ト
ナーを通さない部分101A(102A)の投影面積を最小限
として接線方向搬送力を弱め、長手撹拌を積極的に行う
B状態とする。
【0154】A状態、B状態ヘの調整は、前述したよう
にカムやモータ、ソレノイドを利用する方法が考えられ
る。
【0155】そして、画像形成装置AのCPUで現像中
であるか否かにより第2のトナー撹拌部材102の移動を
決定し最適な状態になるよう制御する。
【0156】〔第5実施形態〕次に第5実施形態とし
て、画像印字率によって接線方向搬送力(長手撹拌力)
を調節する例を示す。なお、ここでも第1実施形態で説
明した撹拌部材105を例示して説明するが、第2実施形
態の撹拌部材205の場合も同様に適用できる。
【0157】画像印字率によって現像剤の消費量が違う
ためトナー撹拌部材101b1の回転接線方向への供給を変
化させるほうがよい。
【0158】よって、図3、図4における撹拌部材105
をトナー撹拌部材101b1として使用した場合において、
高印字率の画像を現像するときにはトナーの消費が多い
ため、図3に示すように、トナーを通さない部分101A
(102A)の投影面積を大きくとり、接線方向搬送力を
確保するA状態する。
【0159】また、低印字率の画像を現像する際には、
図4に示すように、トナーを通さない部分101A(102
A)の投影面積を最小限として接線方向搬送力を弱め長
手撹拌を積極的に行うB状態とする。
【0160】なお、A状態、B状態への調整は、前述し
た実施形態で述べた方法と同様に、モータやソレノイド
を利用する方法が考えられる。また、画像形成装置Aの
CPUで印字率を計算し、第2のトナー撹拌部材102の
移動を決定し、最適な状態になるよう制御する。
【0161】〔第6実施形態〕次に第6実施形態とし
て、トナー残量によって接線方向搬送力(長手撹拌力)
を調節する例を示す。なお、ここでも第1実施形態で説
明した撹拌部材105を例示して説明するが、第2実施形
態の撹拌部材205の場合も同様に適用できる。
【0162】図29にトナー送り部材10b2に本発明の撹
拌部材105を採用したプロセスカートリッジの断面図を
示す。
【0163】プロセスカートリッジの使用初期では図29
(a)のトナー収納部を構成するトナー収納枠体10a内の
トナーを撹拌部材10b2によって現像ローラ10dに対し
て搬送しなくともトナーの自重により供給されるため、
回転接線方向への搬送力はあまり必要がない。
【0164】一方、図29(b)に示すように、トナー収納
枠体10aの残トナーが少なくなってくると、現像ローラ
10d近傍のトナーが消費された場合、トナー送り部材10
b2で供給しないと現像ローラ10d上のトナーが不足し
てしまう。
【0165】そこで、トナーの残量が多いときには、図
4に示すように、トナーを通さない部分101A(102A)
の投影面積を最小限として接線方向搬送力を弱め長手撹
拌を積極的に行うB状態とし、トナー残量が少ないとき
には図3のトナーを通さない部分101A(102A)の投影
面積を大きくとり、接線方向搬送力を確保するA状態す
る。また、A状態、B状態への調整は、前述した実施形
態と同様の構成で実現できる。
【0166】そして、画像形成装置AのCPUでトナー
残量センサの値から第2のトナー撹拌部材102の移動を
決定し最適な状態になるよう制御する。
【0167】なお、本実施形態においてはトナー残量を
検知してA状態、B状態の調整を行う例を示したが、ト
ナー残量を検知する代わりに、以下のように使用時間を
目安にするようにしてもよい。
【0168】撹拌装置を使用時間に応じて状態Aから状
態Bへ変化させるには、例えば、図30に示すような減速
機113を用いる。この減速機113はプロセスカートリッジ
に設けられた駆動歯車列(不図示)と噛み合う減速機で
ある。そして、減速機113の減速機軸113Aに一体に取付
けた面カム112をごく遅い速度で回転させるように構成
されている。
【0169】これによってプロセスカートリッジの総使
用時間に応じて面カム112が少しずつ回転することで、
状態Aから状態Bへ変化させることができる。
【0170】〔第7実施形態〕図31は第1実施形態の撹
拌部材105の変形例として、板状部にトナーを通す部分1
01B(102B)を間隔を置いて配置した例を示す。な
お、第1実施形態と同一機能を有する部分には同一符号
を付す。
【0171】トナーを通す部分101B(102B)の形状は
四角としたが、丸形状(不図示)でもよい。材質として
は、板金、ゴムなどの弾性部材やメッシュ(不図示)な
どが上げられるが、実質的にトナーを通す部分と通さな
い部分を配設すれば前述した実施形態と同様の効果が得
られる。
【0172】〔他の実施形態〕前述した実施形態では帯
電促進粒子の有無について言及しなかったが、帯電促進
粒子を現像剤と混合した構成において前述した各実施形
態に係る撹拌装置を適用でき、これにより帯電促進粒子
の供給ムラに起因する帯電ムラが防止できる。
【0173】また現像方式としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0174】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る、まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)
等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状として
は、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート状
等が含まれる。なお、一般的にはドラム状またはベルト
状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光
体にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体
を蒸着または塗工等を行ったものである。
【0175】また帯電手段の構成も、前述した第1実施
形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正また
は負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラ
ムの表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当
然である。
【0176】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブ
ロック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0177】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、前記クリーニングブレード以外
にも、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いてクリーニン
グ手段を構成しても良い。
【0178】トナー収納枠体、トナー現像枠体を形成す
る材質としては、プラスチック、例えばポリスチレン、
ABS樹脂(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共
重合体)、変性PPE樹脂(ポリフェニレンエーテ
ル)、変性PPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)、
ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン等で
ある。
【0179】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体及び現像手段と、少なくともプロ
セス手段の1つを備えたものである。従って、そのプロ
セスカートリッジの態様としては、前述した実施形態の
もの以外にも、例えば電子写真感光体及び現像手段と帯
電手段とを一体的にカートリッジ化し、装置に着脱可能
にするもの。電子写真感光体と現像手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置に着脱可能にするもの。電子写真
感光体及び現像手段とクリーニング手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置に着脱可能にするもの等がある。
【0180】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、またはクリーニング手段と現像手段及び
電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカ
ートリッジを画像形成装置に対して着脱可能とするもの
である。及び帯電手段、クリーニング手段の少なくとも
1つと現像手段及び電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置に着脱可能とするものであ
る。
【0181】更に前述した実施の形態では画像形成装置
としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明は
これに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、フ
ァクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像
形成装置に使用することも当然可能である。
【0182】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
撹拌部材の回転位置に応じて回転方向の現像剤搬送力を
調節することができる。従って、上記撹拌装置を現像装
置に用いることにより、現像剤溜まりの発生を防止しつ
つ、現像剤担持体の回転軸方向の現像ムラや帯電ムラを
解消することができる。
【0183】更に、現像中と非現像中の現像剤搬送力を
調節することや容器内の現像剤量の応じて現像剤搬送力
を調節することが容易になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る第1のトナー撹拌部材と第
2のトナー撹拌部材と圧縮コイルばねを示す斜視説明図
である。
【図2】第1のトナー撹拌部材の斜視説明図である。
【図3】A状態のときの第1のトナー撹拌部材と第2の
トナー撹拌部材を正面、平面方向からみた外観図であ
る。
【図4】B状態のときの第1のトナー撹拌部材と第2の
トナー撹拌部材を正面、平面方向からみた外観図であ
る。
【図5】撹拌部材の組立説明図である。
【図6】トナーが撹拌される様子を回転半径方向から示
し、半回転後に現れる形状も同一平面に示した説明図で
ある。
【図7】回転中の撹拌部材の縦断面図である。
【図8】撹拌部材をトナー送り部材に採用したプロセス
カートリッジの断面図である。
【図9】第2のトナー撹拌部材がX方向に移動している
状態説明図である。
【図10】第2のトナー撹拌部材がY方向に移動してい
る状態説明図である。
【図11】プロセスカートリッジを装着した画像形成装
置の構成模式断面説明図である。
【図12】プロセスカートリッジの摸式断面説明図であ
る。
【図13】第2実施形態に係る撹拌支持部材と角度変更
部材と圧縮コイルばねを示す斜視説明図である。
【図14】撹拌支持部材の斜視説明図である。
【図15】支持部材への非通過部材の組み付け説明図で
ある。
【図16】A状態のときの撹拌支持部材と角度変更部材
を正面、平面方向からみた外観図である
【図17】B状態のときの撹拌支持部材と角度変更部材
を正面、平面方向からみた外観図である
【図18】第2実施形態に係る撹拌部材の組み付け説明
図である。
【図19】トナーの送り力の方向を示す説明図である。
【図20】非通過部材に傾きがないときのトナーが撹拌
される様子を回転半径方向から示し、半回転後に現れる
形状も同一平面に示した説明図である。
【図21】非通過部材に傾きがあるときのトナーが撹拌
される様子を回転半径方向から示し、半回転後に現れる
形状も同一平面に示した説明図である。
【図22】非通過部材として三角柱部材を用いた実施形
態の説明図である。
【図23】非通過部材として三角柱部材を用いた実施形
態でのトナーが撹拌される様子を回転半径方向から示
し、半回転後に現れる形状も同一平面に示した説明図で
ある。
【図24】撹拌部材をトナー送り部材に採用したプロセ
スカートリッジの断面図である。
【図25】角度変更部材がX方向に移動している状態説
明図である。
【図26】角度変更部材がY方向に移動している状態説
明図である。
【図27】外部入力手段によって第2の撹拌部材を移動
させる実施形態の説明図である。
【図28】外部入力手段としてモータを用いた例を示す
説明図である。
【図29】トナー残量が多いときと少ないときのトナー
送り部材の作用説明図である。
【図30】減速機を用いる実施形態の説明図である。
【図31】第1実施形態の変形例を示す説明図である。
【図32】従来技術に係るプロセスカートリッジの説明
図である。
【符号の説明】
A …画像形成装置 B …プロセスカートリッジ 1 …光学系 2 …記録媒体 3 …搬送手段 3a …給紙カセット 3b …ピックアップローラ 3c …圧接部材 3d …搬送ローラ対 3e …レジストローラ対 3f …搬送ベルト 3g,3h …排出ローラ対 3i …トレイ 3j …ローラ 4 …転写ローラ 5 …定着手段 5a …駆動ローラ 5b …ヒータ 5c …支持体 5d …定着回転体 6 …排出部 7 …感光体ドラム 8 …帯電ローラ 9 …露光開口部 10 …現像手段 10a …トナー収納枠体 10b …トナー現像枠体 10b1 …トナー撹拌部材 10b2 …トナー送り部材 10c …固定磁石 10d …現像ローラ 10e …現像ブレード 10f …トナー現像枠体 10g …トナー収納枠体開口部 10h …開口部 10i …蓋部材 11 …クリー二ング手段 11a …クリーニングブレード 11b …スクイシート 11c …廃トナー収納部12 …現像ユニット 13 …ドラムクリーニング枠体 101 …第1のトナー撹拌部材 101A …トナーを通さない部分 101B …トナーを通す部分 101C …突起部 101D …回転軸 101E …第1の列 101F …第2の列 101G …軸部 101H …嵌合穴 101J …規制部 102 …第2のトナー撹拌部材 102A …トナーを通さない部分 102B …トナーを通す部分 102C …長穴 102D …回転軸 102E …第1の列 102F …第2の列 102G …空間 102H …係合部 102J …軸 103 …圧縮コイルばね 104 …Eリング 105 …撹拌部材 105A …トナーを通さない部分 105B …トナーを通す部分 106 …第1の内壁 106A …袋穴 106B …面カム 106C …貫通穴 107 …第2の内壁 107A …貫通穴 108 …オイルシール 109 …撹拌ギヤ 109A …ギヤ部 109B …嵌合部 110 …フェルトシール 111 …モータ 112 …面カム 113 …減速機 113A …減速機軸 114 …凸形状 120 …トナー溜まり 121 …トナー残留 201 …撹拌支持部材 201′A …トナーを通さない部分 201A …トナーを通さない部分 201B …トナーを通す部分 201C …突起部 201D …回転軸 201G …ピン 201H …支持部材 201J …回動規制部 201M …規制部 201N …軸部 202 …角度変更部材 202′ …角度変更部材202′A …角度変更溝 202A …変更溝 202C …長穴 202D …回転軸 202E …第1の列 202F …第2の列 202G …空間 203 …圧縮コイルばね 204 …Eリング 205 …撹拌部材 214 …凸形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹子 悦一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 DA09 EA05 2H077 AB03 AB14 AB15 AB18 AC03 EA14 EA15 GA02 GA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部内の現像剤を回転する撹拌部材に
    よって撹拌して送り出す現像剤撹拌装置において、 前記撹拌部材は回転軸の回転方向へずれた位置に第1撹
    拌部と第2撹拌部とを有し、 前記第1撹拌部及び第2撹拌部はそれぞれ回転中に現像
    剤を通過させる通過部と通過させない非通過部とが回転
    軸方向へ交互に配置され、且つ回転方向において前記第
    1撹拌部の通過部と前記第2撹拌部の非通過部が対応位
    置に配置されるとともに、前記第1撹拌部の非通過部と
    前記第2撹拌部の通過部が対応位置に配置され、 前記通過部と非通過部の割合を前記撹拌部材の回転中に
    変化させて現像剤の撹拌状態を調整可能に構成したこと
    を特徴とする現像剤撹拌装置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌部材をそれぞれ前記第1撹拌部
    と第2撹拌部とを有する複数の部材で構成し、それぞれ
    の部材を回転軸方向に相対的に移動させることによって
    前記通過部と非通過部の割合を変化可能に構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の現像剤撹拌装置。
  3. 【請求項3】 収納部内の現像剤を回転する撹拌部材に
    よって撹拌して送り出す現像剤撹拌装置において、 前記撹拌部材は回転軸の回転方向へずれた位置に第1撹
    拌部と第2撹拌部とを有し、 前記第1撹拌部及び第2撹拌部はそれぞれ回転中に現像
    剤を通過させる通過部と通過させない非通過部とが回転
    軸方向へ交互に配置され、且つ回転方向において前記第
    1撹拌部の通過部と前記第2撹拌部の非通過部が対応位
    置に配置されるとともに、前記第1撹拌部の非通過部と
    前記第2撹拌部の通過部が対応位置に配置され、 前記非通過部の回転方向に対する角度を前記撹拌部材の
    回転中に変化させて現像剤の撹拌状態を調整可能に構成
    したことを特徴とする現像剤撹拌装置。
  4. 【請求項4】 前記撹拌部材は、非通過部を形成する非
    通過部材を回動可能に取り付けた支持部材と、前記非通
    過部材の角度を調整可能な角度変更部材とが係合して構
    成され、前記支持部材と角度変更部材とを相対的に移動
    させることで前記非通過部材の角度を変化させるよう構
    成したことを特徴とする請求項3記載の現像剤撹拌装
    置。
  5. 【請求項5】 前記非通過部材の角度変化は、前記撹拌
    部材の回転に連動して行われることを特徴とする請求項
    3記載の現像剤撹拌装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤の撹拌状態の調整は、前記撹
    拌部材の回転に連動して行われることを特徴とする請求
    項1又は請求項3記載の現像剤撹拌装置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤の撹拌状態の調整は、前記撹
    拌部材の1回転に連動して行われることを特徴とする請
    求項6記載の現像剤撹拌装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤の撹拌状態の調整は、前記撹
    拌部材の積算回転数に連動して行われることを特徴とす
    る請求項1又は請求項3記載の現像剤撹拌装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤の撹拌状態の調整は、収納部
    内の現像剤の量に応じて行われることを特徴とする請求
    項1又は請求項3記載の現像剤撹拌装置。
  10. 【請求項10】 電子写真感光体に形成された像を現像
    剤によって現像する現像装置において、 現像剤を収納する収納部と、 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の現像剤撹
    拌装置と、 現像剤を前記電子写真感光体に供給する現像剤担持体
    と、 を有することを特徴とする現像装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤撹拌装置による現像剤の撹
    拌状態の調整は、現像時と非現像時とで切り換えること
    を特徴とする請求項10記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 前記現像剤撹拌装置による現像剤の撹
    拌状態の調整は、電子写真感光体への現像剤の供給率に
    応じて行われることを特徴とする請求項10記載の現像装
    置。
  13. 【請求項13】 前記現像剤はトナー及び導電性を有す
    る帯電促進粒子を含むことを特徴とする請求項10記載の
    現像装置。
  14. 【請求項14】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された像を現像剤によって現
    像する請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の現
    像装置と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 プロセスカートリッジを装着して記録
    媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 請求項14記載のプロセスカートリッジを着脱可能な装着
    部と、 記録媒体を搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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Cited By (2)

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