JP3011601B2 - クリーニングローラ用軸受及びこれを含むクリーニング装置 - Google Patents

クリーニングローラ用軸受及びこれを含むクリーニング装置

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JP3011601B2
JP3011601B2 JP6044225A JP4422594A JP3011601B2 JP 3011601 B2 JP3011601 B2 JP 3011601B2 JP 6044225 A JP6044225 A JP 6044225A JP 4422594 A JP4422594 A JP 4422594A JP 3011601 B2 JP3011601 B2 JP 3011601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、転写後の感光体ドラ
ムの表面からトナーをクリーニング除去するクリーニン
グ装置において、感光体ドラムに摺接されるクリーニン
グローラを支持するためのクリーニングローラ用軸受に
関し、またこの軸受を含むクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリーニング装置においては、
板状のブレードを感光体ドラムの周面に摺接させて、感
光体ドラムの周面に付着したトナーや紙粉を掻き落とす
ようにしている。しかしながら、上記のブレードだけで
は、感光体ドラムの表面からトナー等を確実に除去する
ことができなかった。
【0003】そこで、ブレードによるトナー掻き落とし
を補助するために、感光体ドラムの周面に摺接すると共
に、感光体ドラムの回転に伴って回転されるクリーニン
グローラを設けたものが提供されている。このクリーニ
ングローラは、感光体ドラムの周面に付着したトナー等
を周面上でずらすことにより、ブレードがトナー等を掻
き落としやすくする。
【0004】ところで、従来、上記のクリーニング装置
をユニット化し、寿命に達した場合にユニット毎交換し
てしまうようなことが行われていた。この場合には、コ
ストが高くつくものの、ユニット内の各部品をユニット
から容易に着脱できるか否かについては、それほど考慮
する必要がなかった。しかしながら、近年、各種産業に
おいてリサイクル等、省資源の要請が高まった結果、上
記のクリーニング装置においても、クリーニングローラ
等の消耗品のみを適宜に交換するようにし、ユニット中
の残りの部品に関してはできるだけ長期に使用すること
が要望されてきている。このようにすることにより、コ
ストを安くすることができる一方、上記クリーニングロ
ーラ等については、交換等のメンテナンスを容易に行え
ることが要求されることになる。
【0005】従来、上記のクリーニングローラはその両
端からローラ軸を突出させており、図9(a)に示すよ
うに、このローラ軸901は軸受902の支持孔に挿通
された状態で、軸受902を介してクリーニングハウジ
ング903に形成した凹部904によって保持されてい
た。また、クリーニングローラの両端部の周面と感光体
ドラムの周面との間の隙間から、トナーがクリーニング
ローラの軸方向に沿ってクリーニング装置の外方へ吹き
出されることを防止するために、上記隙間を埋めるシー
ル部材が設けられている。図9(a)を参照して、この
シール部材905はフェルト等の植毛部材からなり、ク
リーニングハウジング903の端面及び軸受902の周
面の一部に跨がって貼り付けられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、クリーニ
ングローラの交換時には、シール部材905を図9
(b)に示すようにクリーニングハウジング903及び
軸受902から剥がした後に、図9(c)に示すように
軸受902を外して古いクリーニングローラを取り外
し、そして、新品のクリーニングローラを軸受と共にク
リーニングハウジングに装着した後に、再びシール部材
905をクリーニングハウジング903及び軸受902
に貼り付けていた。このため、クリーニングローラのメ
ンテナンスに手間と時間がかかるという問題があった。
【0007】ところで、通常、クリーニングハウジング
の下部には、受けブレードが設けられている。この受け
ブレードは、クリーニングローラの感光体ドラムに対す
る摺接部位の近傍下方において、感光体ドラムの周面に
摺接し、トナーが感光体ドラムの周面に沿ってクリーニ
ング装置の外方へ飛び出すことを防止している。この受
けブレードを取り外さなければ、上記クリーニングロー
ラを取り外すことができないので、通常、受けブレード
を取り付けたクリーニングハウジングの下部は、クリー
ニングハウジングの残りの部分から着脱自在な板部材に
より構成されている。
【0008】また、通常、クリーニング装置において
は、クリーニングローラの周面に付着したトナーを掻き
落とすために、クリーニングローラの周面にスクレーパ
が摺接されている。このスクレーパは上記着脱自在な板
部材に位置決めされていた。したがって、スクレーパの
クリーニングローラに対する位置決め精度は、板部材の
クリーニングハウジングに対する取付精度の影響を受け
るために悪くなる。このため、スクレーパがクリーニン
グローラのトナーを十分に掻き落とせなくなり、その結
果、クリーニングローラにトナーが残留して、早期にク
リーニング性能が劣化していた。
【0009】本発明の第1の目的は、クリーニングロー
ラの交換等のメンテナンスを容易に行わせることのでき
るクリーニングローラ用軸受を提供することである。ま
た、本発明の第2の目的は、クリーニングローラの交換
時のメンテナンスを容易に行うことができるクリーニン
グ装置を提供することである。さらに、本発明の第3の
目的は、スクレーパへのメンナナンスが容易に行え、且
つスクレーパのクリーニングローラへの位置決め精度が
高いクリーニング装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に係る発明は、感光体ドラムの周面に
所定の押圧力で摺接され且つ両端からローラ軸を突出さ
せたクリーニングローラの、上記ローラ軸を、クリーニ
ングハウジングによって保持された状態で回転自在に支
持するクリーニングローラ用軸受において、上記ローラ
軸を貫通させると共にローラ軸を回転自在に支持する支
持面を有する支持孔と、感光体ドラムの周面に対向する
部位に形成され、感光体ドラムの周面に略沿った凹面部
と、この凹面部に接着された、凹面部と感光体ドラムの
周面との間の隙間を埋めるシール部材と、クリーニング
ハウジングと対向する部位に形成され、上記クリーニン
グハウジングの保持凹部によって保持される被保持凸部
とを含むことを特徴とするものである。
【0011】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項2に係る発明は、請求項1記載のクリーニングロー
ラ用軸受のクリーニングハウジングへの取り付け構造で
あって、上記クリーニングローラのローラ軸が上記軸受
の支持孔に貫通された状態で、上記軸受の被保持凸部が
クリーニングハウジングの保持凹部に嵌め合わされてお
り、上記軸受が、クリーニングローラが感光体ドラムの
周面から受ける押圧力をローラ軸を介して受けることに
より、被保持凸部がクリーニングハウジングの上記保持
凹部に押し付けられていることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、上記第3の目的を達成するため、請
求項3に係る発明によれば、請求項2記載のクリーニン
グ装置において、クリーニングローラの周面に当接して
クリーニングローラの周面のトナーを掻き落とすスクレ
ーパを取り付けた取付部材が、クリーニングハウジング
から着脱自在に設けられており、上記取付部材の長手方
向の両端部には、上記軸受の所定部に係脱自在に係合さ
れた係合部が形成されており、上記係合によって取付部
材のクリーニングハウジングからの離脱が規制されてい
ることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明の構成によれば、上記軸受
は、その被保持凸部をクリーニングハウジングの保持凹
部に嵌め合わせた状態でクリーニングハウジングに保持
されている。一方、メンテナンスのためにクリーニング
ローラをクリーニングハウジングから取り外す場合に
は、上記軸受の被保持凸部を上記保持凹部から離脱させ
ることになるが、この離脱は、軸受の支持孔にローラ軸
を貫通させたままの状態で行われる。すなわち、軸受及
びクリーニングローラをクリーニングハウジングから一
体的に取り外すことになる。しかも、軸受の凹面部にシ
ール部材が接着されているので、シール部材も軸受と一
体で取り外すことができる。
【0014】請求項2に係る発明の構成によれば、上記
クリーニングローラのローラ軸が上記軸受の支持孔に貫
通された状態で、上記軸受の被保持凸部がクリーニング
ハウジングの保持凹部に嵌め合わされている。一方、ク
リーニングローラは感光体ドラムの周面に所定の押圧力
で摺接されているので、感光体ドラムの周面から押圧反
力を受けている。この押圧反力は、クリーニングローラ
及びローラ軸を介して軸受に与えられ、軸受の被保持凸
部をクリーニングハウジングの保持凹部に押し付けるよ
うに働く。
【0015】請求項3に係る発明によれば、取付部材の
長手方向の両端面に形成した係合部が、軸受の所定部に
係合されるので、取付部材を軸受に対して正確に位置決
めすることができる。その結果、スクレーパをクリーニ
ングローラに対して正確に位置決めすることができる。
また、軸受を取り外せば取付部材をクリーニングハウジ
ングから取り外すことができる。
【0016】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。本発明の一実施例としてのクリーニングローラ
軸受を含むクリーニング装置は、例えば図2に示す画像
形成装置としての複写機に用いられる。同図を参照し
て、複写機本体1の内部に、原稿載置板2上に載置さ
れた原稿を照明走査し、原稿からの反射光を感光体ドラ
ム42に導くための光学系3と、感光体ドラム42に
形成された静電潜像を現像装置41により顕像化した
後、用紙に転写する作像部4と、上記用紙を、用紙収
容部6内の給紙トレイ61から断面半月形形状の給紙こ
ろ51によって引き出し、作像部4を通して、複写機本
体内の排出トレイ56に排出する用紙搬送部5とを備え
ている。
【0017】複写機本体1は、下ケーシング71によっ
て区画される下部ユニット7と、この下部ユニット7に
対して端部に設けた所定の回動軸線mの回りに相対回動
自在に支持され、上ケーシング81によって区画された
上部ユニット8とを備えており、上部ユニット8が下部
ユニット7に対して回動開閉される、いわゆるクラムシ
ェル型のものからなる。
【0018】光学系3は、第1の移動枠3Aに固定され
た、反射板38付きの蛍光ランプ39によって原稿を照
明し、原稿からの反射光を、第1の移動枠3Aに固定さ
れた第1ミラー31、第2の移動枠3Bに固定された第
2ミラー32および第3ミラー33、レンズ37、第3
の移動枠3Cに固定された第4ミラー34および第5ミ
ラー35、並びに第6ミラー36を順次に介して、感光
体ドラム42に導く。
【0019】作像部4としては、感光体ドラム42の周
囲に、帯電チャージャ43、現像装置41、転写チャー
ジャ44およびクリーニング装置45を、この順に配置
したものである。この作像部4は、帯電チャージャ43
によって均一に帯電した感光体ドラム42の外周面に、
原稿像を結像させて静電潜像を形成した後、当該静電潜
像を現像装置41によってトナー像に顕像化し、転写チ
ャージャ44によってトナー像を用紙に転写し、残留ト
ナーをクリーニング装置45によって回収するようにし
たものである。
【0020】用紙搬送部5は、給紙トレイ61から1枚
ずつ用紙を引き出す上記給紙ころ51と、手差し給紙部
60或いは給紙トレイ61からの用紙を送る搬送ローラ
52と、搬送ローラ52によって搬送された用紙の先端
を突き当てて、当該用紙を一時的に待機させるレジスト
手段53を構成する主動ローラ手段53aおよび従動ロ
ーラ手段53bと、用紙に転写されたトナー像を定着す
る定着部54と、一対の排出ローラ手段55とを備えて
いる。
【0021】図1(a)を参照して、本実施例の特徴と
するところは、後述する、クリーニングローラ107を
支持した軸受113が、クリーニングローラ107と感
光体ドラム42の端部周面同士の間を密封するシール部
材114を接着するための凹面部113cを有してお
り、一体となった軸受113とシール部材114を同時
に着脱できるようになっている点である。
【0022】図3を参照して、上記のクリーニング装置
45は、感光体ドラム42に対向する開口部101aが
形成されたクリーニングハウジング101を持つ。この
クリーニングハウジング101内の空間は、断面L字形
形状の仕切り板102によって、感光体ドラム42の表
面からトナーを掻き落とすためのクリーニング室103
と、掻き落とされたトナーを溜める貯蔵室104とに区
画されている。
【0023】上記開口部101aの上部には、その下端
部が感光体ドラム42の周面に当接する主ブレード10
5が配置されている。この主ブレード105は取付部材
110を介してクリーニングハウジング101に取り付
けられており、感光体ドラム42の回転に伴って、上記
下端部によって感光体ドラム42の表面に残留するトナ
ー等を掻き落とす。他方、開口部101aの下部には、
この下部を覆う、ゴム製或いはプラスチックフィルム製
等の受けブレード106が配置されている。この受けブ
レード106の上端は感光体ドラム42の周面に近接さ
れ、クリーニングハウジング101内に掻き落とされた
トナー等がクリーニングハウジング101の外方へ飛散
することを防止している。
【0024】上記主ブレード105の下方には、大部分
がクリーニング室103に配置された状態で一部を貯蔵
室104に突出させたクリーニングローラ107が設け
られている。このクリーニングローラ107は、クリー
ニングハウジング101によって回転自在に支持されて
おり、上記開口部101aを通して感光体ドラム42の
周面に当接され、感光体ドラム42の回転に伴って回転
される。図において、感光体ドラム42が時計回りに回
転されるので、クリーニングローラ107は反時計回り
に回転されることになる。このクリーニングローラ10
7は、感光体ドラム42の周面に付着したトナーや紙粉
を感光体ドラム42の周面上で位置ずれさせ、これによ
り、主ブレード105によって、感光体ドラム42の周
面のトナー等を掻き落としやすくする。
【0025】上記仕切り板102の上部102aは、ク
リーニングハウジング101の上部に固定されており、
下端縁102bは、クリーニングローラ107の周面に
近接されている。上記仕切り板102の下端縁102b
とクリーニングローラ107の周面との間の隙間Sは、
クリーニングローラ107によるトナーの搬送力を高め
るうえで、1mm〜2mmに設定することが好ましく、
特に1.3mm〜1.5mmに設定することがより好ま
しい。隙間Sを狭くすることにより、隙間Sを通して搬
送されるトナーの搬送圧力を高めることができる。した
がって、貯蔵室104に溜められたトナーの高さが、仕
切り板102の下端縁102bよりも高くなった場合に
も、クリーニングローラ107はクリーニング室103
のトナーを、隙間Sを通して貯蔵室104側へスムーズ
に搬送することができる。したがって、クリーニング室
103にトナーが不要に溜まってしまうようなことがな
い結果、長期にわたって優れたクリーニング性能を維持
することができる。また、クリーニングローラ107自
体が十分な搬送力を持った搬送ローラとして働くので、
別途に搬送部材を設ける場合と比較して、構造が簡単で
あり小型で製造コストを安くすることができる。
【0026】上記のクリーニングローラ107が仕切り
板102の下端縁102bと近接する位置の下方で、ク
リーニングローラ107の周面には、傾斜状のスクレー
パ108の上端縁が当接されている。このスクレーパ1
08は、クリーニングローラ107に当接することによ
り、クリーニング室103と貯蔵室104とを仕切って
いる。
【0027】上記スクレーパ108は、図3及び図4に
示すように取付部材109に固定されている。図3を参
照して、この取付部材109は、上記クリーニングロー
ラ107のローラ軸107aを支持した軸受113に係
合した状態で、クリーニングローラ107の径方向に位
置決めされており、且つ、クリーニングハウジング10
1の下部の一部を構成する着脱自在な蓋部材111(図
6も参照)により支持されている。図5を参照して、上
記のクリーニングローラ107、軸受113及び取付部
材108はクリーニングハウジング101に一体的に着
脱できるようになっている。図5に示すように、クリー
ニングハウジング101を含むクリーニング装置45
は、感光体ドラム42等を含む一体的なユニットUを構
成しており、ユニットUには、感光体ドラム42の両端
部をそれぞれ保持する一対の保持部U1,U2を有して
いる。また、クリーニングハウジング101は、上記一
対の軸受113をそれぞれ保持するための一対の保持凹
部101bを有している。
【0028】また、図3及び図6を参照して、上記蓋部
材111は、矩形板状の主体部111aと、この主
体部111aの先端縁に形成された前壁部111bと、
主体部111aの後部に段部を有して後方へ延びる板
状のガイド部111cとを有している。上記の前壁部1
11bの前面には、上記の受けブレード106が固定さ
れている。上記主体部111aの両側後縁部には、それ
ぞれ延設片111dが連続されており、各延設片111
dには、この蓋部材111をクリーニングハウジング1
01に取り付けるためのビス115用の挿通孔111d
が形成されている。上記のガイド部111cは、クリー
ニングハウジング101の下面部101cの上面に沿っ
て取付けられる。
【0029】上記貯蔵室104内のクリーニング室10
3に近接した部位には、クリーニング室103から貯蔵
室104へ送られたトナーを貯蔵室104の奥へ(図に
おいて左方へ)送る、断面L字形形状の搬送パドル11
2が設けられている。この搬送パドル112が、図にお
いて時計回り方向に回転駆動されることにより、トナー
を搬送する。
【0030】このクリーニング装置45では、主ブレー
ド105によってクリーニング室103内に掻き落とさ
れたトナーは、クリーニングローラ107の上部に落下
し、このクリーニングローラ107の回転に伴って、上
記隙間Sを通して貯蔵室104へ運ばれ、スクレーパ1
08の上面に移動する。スクレーパ108上のトナーは
搬送パドル112によって貯蔵室104のさらに奥側へ
運ばれる。
【0031】次に、クリーニングローラのクリーニング
ハウジングへの取付け構造について説明する。図4を参
照して、上述したように、クリーニングローラ107は
その両端から突出するローラ軸107aを有している。
図1(a)を参照して、上記クリーニングローラ107
は、ローラ軸107aを挿通させた軸受113を介し
て、クリーニングハウジング101の保持凹部101b
に保持されている。クリーニングローラ107は、感光
体ドラム42の周面から押圧反力を受けているが、この
押圧反力が、ローラ軸107aを介して軸受113を上
記保持凹部101bに押し付けるように働く。その結
果、軸受113は、感光体ドラム42からの上記押圧反
力によってクリーニングハウジング101に保持される
ことになる。一方、感光体ドラム42を取り外すことに
より〔図1(b)参照〕、図1(c)に示すように、ク
リーニングローラ107、軸受113及びシール部材1
14を一体的に取り外すことができる。なお、図1
(a)〜(c)においては、理解しやすくするために、
前述したスクレーパ108を取り付けた取付部材109
の図示を省略してあるが、実際には、図5及び図8に示
すように、スクレーパ108を取り付けた取付部材10
9も、上記クリーニングローラ107と一体的に着脱さ
れる。
【0032】図7を参照して、上記軸受113は、上
記ローラ軸107aを貫通させると共にローラ軸107
aを回転自在に支持する支持面113bを有する支持孔
113aと、感光体ドラム42の周面に対向する部位
に形成され、感光体ドラム42の周面に略沿わされる凹
面部113cと、この凹面部113cに予め接着され
凹面部113cと感光体ドラム42の周面との間の隙間
を埋めるシール部材114と、クリーニングハウジン
グ101と対向する部位に形成され、上記クリーニング
ハウジング101の保持凹部101bによって保持され
る半円柱状の被保持凸部113dと、上記支持孔11
3aの開口周縁部に突出形成された環状凸部113eと
を有している。
【0033】上記シール部材114は、直方体状をして
おり、フェルト等の植毛部材からなる。このシール部材
114は、主ブレード105の下端及び受けブレード1
06の上端の側方を塞げるようになっており、シール性
を高めている。なお、図3ではシール部材114の上下
端の一部を切り欠いて示してある。図4に示すように、
上記軸受113は、一対が設けられており、クリーニン
グローラ107の両端にそれぞれ配置される。各軸受1
13は、上記の環状凸部113e側をクリーニングロー
ラ107の端面に対向させて配置される。
【0034】また、図3及び図4を参照して、スクレー
パ108用の取付部材109は、断面略くの字形形状
の板状の主体部109aと、主体部109aの前側部
の両端部から上方に立設された一対の側板部109b
と、側板部109bに形成され、上記軸受113の環
状凸部113eの外周面113fに嵌め合わされるべく
前側が開放された嵌合凹部109cとを有している。こ
のように取付部材109の嵌合凹部109cが軸受11
3の環状凸部113eの外周面113fに嵌め合わさ
れ、これにより、取付部材109が、軸受113に対し
て位置決めされると共に、取付部材109のクリーニン
グハウジング101からの離脱が規制される。
【0035】このように、スクレーパ108を固定した
取付部材109が、クリーニングローラ107を支持し
た軸受113に対して位置決めされるので、スクレーパ
108をクリーニングローラ107に対して正確に位置
決めすることができる。本実施例によれば、メンテナン
スのためにクリーニングローラ107をクリーニングハ
ウジング101から取り外す場合は、感光体ドラム42
及び蓋部材111を取り外した後、軸受113、シール
部材114、クリーニングローラ107、スクレーパ1
08及び取付部材109を、クリーニングハウジング1
01から一体的に取り外すことができる。シール部材が
クリーニングハウジングに貼り付けられていた従来の場
合には、クリーニングローラの交換等のメンテナンス時
に、軸受を取り外す前にシール部材をクリーニングハウ
ジングから剥ぎ取る必要があると共に、軸受の装着後に
再びシール部材をクリーニングハウジングに貼り付ける
必要があり、その結果、クリーニングローラのメンテナ
ンスに手間と時間がかかっていた。これに対して、本実
施例では、シール部材113と軸受114とが一体化さ
れているので、クリーニングローラ107の交換等のメ
ンテナンスを、容易に且つ短時間で行うことができる。
【0036】また、クリーニングローラ107が感光体
ドラム42の周面から受ける押圧反力が、クリーニング
ローラ107及びローラ軸107aを介して軸受113
に与えられ、この押圧反力によって軸受113の被保持
凸部113dがクリーニングハウジング101の保持凹
部101bに押し付けている。その結果、凹凸嵌合で軸
受113がクリーニングハウジング101から取り外し
やすい構造で有りながら、軸受113をクリーニングハ
ウジング101に確実に保持させることができる。
【0037】さらに、スクレーパ108を固定した取付
部材109が、軸受113の環状凸部113eに嵌合さ
れるので、取付部材109を軸受113に対して正確に
位置決めすることができる結果、スクレーパ108をク
リーニングローラ107に対して正確に位置決めするこ
とができ、ひいては長期にわたってクリーニングローラ
107のクリーニング性能を維持することができる。ま
た、軸受113の着脱と同時にスクレーパ108及び取
付部材109をクリーニングハウジング101から取り
外すことができるので、スクレーパ108に対するメン
テナンスも容易に行える。
【0038】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
変更を施すことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に係る発明の構成によれば、メ
ンテナンスのためにクリーニングローラをクリーニング
ハウジングから取り外す場合には、軸受の支持孔にロー
ラ軸を貫通させたままの状態で上記軸受の被保持凸部を
クリーニングハウジングの保持凹部から離脱させ、これ
により、軸受及びクリーニングローラを、クリーニング
ハウジングから一体的に取り外す。この取り外しに際
し、軸受の凹面部に接着されたシール部材も軸受と一体
で取り外すことができる。シール部材がクリーニングハ
ウジングに貼り付けられていた従来の場合には、クリー
ニングローラの交換等のメンテナンス時に、軸受を取り
外す前にシール部材をクリーニングハウジングから剥ぎ
取る必要があると共に、軸受の装着後に再びシール部材
をクリーニングハウジングに貼り付ける必要があり、そ
の結果、クリーニングローラのメンテナンスに手間と時
間がかかっていた。これに対して、本発明では、シール
部材と軸受とが一体化されているので、クリーニングロ
ーラの交換等のメンテナンスを、容易に且つ短時間で行
うことができる。
【0040】請求項2に係る発明の構成によれば、クリ
ーニングローラが感光体ドラムの周面から受ける押圧反
力が、クリーニングローラ及びローラ軸を介して軸受に
与えられ、この押圧反力によって軸受の被保持凸部がク
リーニングハウジングの保持凹部に押し付けている。そ
の結果、凹凸嵌合で軸受がクリーニングハウジングから
取り外しやすい構造で有りながら、軸受をクリーニング
ハウジングに確実に保持させることができる。
【0041】請求項3に係る発明によれば、取付部材の
長手方向の両端面に形成した係合部が、軸受の所定部に
係合されるので、取付部材を軸受に対して正確に位置決
めすることができる。その結果、スクレーパをクリーニ
ングローラに対して正確に位置決めすることができ、ひ
いては長期にわたってクリーニングローラのクリーニン
グ性能を維持することができる。また、軸受を取り外せ
ば取付部材をクリーニングハウジングから取り外すこと
ができるので、スクレーパに対するメンテナンスも容易
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクリーニングローラ用
軸受を含むクリーニング装置の要部の概略側面図であ
り、(a)は装着状態を示し、(b)及び(c)は取り
外し手順を示している。
【図2】上記クリーニング装置を含む複写機の模式的断
面図である。
【図3】上記クリーニング装置の要部の概略断面図であ
る。
【図4】クリーニングローラ、軸受、スクレーパ及びそ
の取付部材の分解斜視図である。
【図5】図4の各部品がユニットに一体的に着脱される
状態を示す概略分解斜視図である。
【図6】蓋部材及び受けブレードの分解斜視図である。
【図7】軸受及びシール部材の分解斜視図である。
【図8】クリーニングローラ、軸受、スクレーパ及びそ
の取付部材が保持凹部から一体的に着脱される状態を示
す拡大斜視図である。
【図9】従来のクリーニングローラ用軸受の取り外し過
程を順次に示す概略図である。
【符号の説明】
42 感光体ドラム 45 クリーニング装置 101 クリーニングハウジング 101b 保持凹部 107 クリーニングローラ 107a ローラ軸 108 スクレーパ 109 取付部材 109c 嵌合凹部 113 軸受 113a 支持孔 113b 支持面 113c 凹面部 113d 被保持凸部 113e 環状凸部 114 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−61392(JP,A) 特開 平4−56984(JP,A) 特開 平4−234074(JP,A) 特開 平4−25877(JP,A) 実開 昭60−193569(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 21/00 G03G 13/08 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体ドラムの周面に所定の押圧力で摺接
    されると共に両端からローラ軸を突出させたクリーニン
    グローラの、上記ローラ軸を、クリーニングハウジング
    によって保持された状態で回転自在に支持するクリーニ
    ングローラ用軸受において、 上記ローラ軸を貫通させると共にローラ軸を回転自在に
    支持する支持面を有する支持孔と、 感光体ドラムの周面に対向する部位に形成され、感光体
    ドラムの周面に略沿わされる凹面部と、 この凹面部に接着された、凹面部と感光体ドラムの周面
    との間の隙間を埋めるためのシール部材と、 クリーニングハウジングと対向する部位に形成され、上
    記クリーニングハウジングの保持凹部によって保持され
    る被保持凸部とを含むことを特徴とするクリーニングロ
    ーラ用軸受。
  2. 【請求項2】上記クリーニングローラのローラ軸が請求
    項1記載の軸受の支持孔に貫通された状態で、上記軸受
    の被保持凸部がクリーニングハウジングの保持凹部に嵌
    め合わされており、 上記軸受が、クリーニングローラが感光体ドラムの周面
    から受ける押圧反力をローラ軸を介して受けることによ
    り、被保持凸部がクリーニングハウジングの上記保持凹
    部に押し付けられていることを特徴とするクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のクリーニング装置におい
    て、 クリーニングローラの周面に当接してクリーニングロー
    ラの周面のトナーを掻き落とすスクレーパを取り付けた
    取付部材が、クリーニングハウジングから着脱自在に設
    けられており、 上記取付部材の長手方向の両端部には、上記軸受の所定
    部に係脱自在に係合された係合部が形成されており、 上記係合によって取付部材のクリーニングハウジングか
    らの離脱が規制されていることを特徴とするクリーニン
    グ装置。
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