JP3466425B2 - ステータ - Google Patents
ステータInfo
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- JP3466425B2 JP3466425B2 JP17829997A JP17829997A JP3466425B2 JP 3466425 B2 JP3466425 B2 JP 3466425B2 JP 17829997 A JP17829997 A JP 17829997A JP 17829997 A JP17829997 A JP 17829997A JP 3466425 B2 JP3466425 B2 JP 3466425B2
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- Japan
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- stator
- magnetic pole
- insulating bobbin
- stator core
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁極テイースに
樹脂ボビンを介してコイルを直巻した後、各ヨークを環
状に配置して構成されるインナロータ型モータのステー
タに係り、樹脂ボビンの機械的強度を向上させるための
構造に関するものである。
樹脂ボビンを介してコイルを直巻した後、各ヨークを環
状に配置して構成されるインナロータ型モータのステー
タに係り、樹脂ボビンの機械的強度を向上させるための
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来のインナロータ型モータの
ステータは、一体型であるために巻線が困難であり限ら
れたスペースに多くのコイルを配置することができなか
った。このため、図示はしないが例えば特開平８−１９
１９６号公報では、ヨーク部を薄肉部で繋いで直線状の
ステータコアとし、各ヨーク部に突設される磁極テイー
スにコイルを巻回した後、薄肉部を折り曲げて環状に配
置しステータを構成することにより巻線を容易にし、
又、実開平２−７７４９号公報では、磁極テイースをヨ
ーク部から着脱可能とし、磁極テイースにコイルを巻回
した後、磁極テイースをヨーク部に固着一体化しステー
タを構成することにより巻線を容易にし、限られたスペ
ースに多くのコイルを配置することがそれぞれ提案され
ている。
ステータは、一体型であるために巻線が困難であり限ら
れたスペースに多くのコイルを配置することができなか
った。このため、図示はしないが例えば特開平８−１９
１９６号公報では、ヨーク部を薄肉部で繋いで直線状の
ステータコアとし、各ヨーク部に突設される磁極テイー
スにコイルを巻回した後、薄肉部を折り曲げて環状に配
置しステータを構成することにより巻線を容易にし、
又、実開平２−７７４９号公報では、磁極テイースをヨ
ーク部から着脱可能とし、磁極テイースにコイルを巻回
した後、磁極テイースをヨーク部に固着一体化しステー
タを構成することにより巻線を容易にし、限られたスペ
ースに多くのコイルを配置することがそれぞれ提案され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のステータは以上
のように構成され巻線を容易にしているが、コイルをさ
らに高密度に巻回するためには、直巻で且つ整列巻また
はそれに近い状態にする必要があるため、ステータコア
とコイルとの間に介在される絶縁ボビンが頑丈でない
と、コイルの巻線中に変形して巻乱れの原因となった
り、さらにコイルの線径が太くなると巻線に要する張力
が増えるため、絶縁ボビンをさらに頑丈にしなければな
らず、構造上および材質の点でこのように頑丈な絶縁ボ
ビンを得ることは困難であるという問題点があった。
のように構成され巻線を容易にしているが、コイルをさ
らに高密度に巻回するためには、直巻で且つ整列巻また
はそれに近い状態にする必要があるため、ステータコア
とコイルとの間に介在される絶縁ボビンが頑丈でない
と、コイルの巻線中に変形して巻乱れの原因となった
り、さらにコイルの線径が太くなると巻線に要する張力
が増えるため、絶縁ボビンをさらに頑丈にしなければな
らず、構造上および材質の点でこのように頑丈な絶縁ボ
ビンを得ることは困難であるという問題点があった。
【０００４】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、絶縁ボビンをさらに頑丈にする
ことなくコイルを高密度に巻回することが可能なステー
タを提供することを目的とするものである。
ためになされたもので、絶縁ボビンをさらに頑丈にする
ことなくコイルを高密度に巻回することが可能なステー
タを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
るステータは、磁性材料で積層され磁極ティース毎にヨ
ーク部で分割またはティース毎にヨーク部が薄肉部を介
して繋がった状態のステータコアの各磁極ティースに絶
縁ボビンを介してコイルを直巻した後各ヨーク部の隣接
部分を密着させて環状に形成してなるステータにおい
て、ステータコアの両端面に穴が穿設され、 穴に係合し
た切り起し部と、切り起し部と反対方向にコの字状に形
成された部分とを有する補強部材が設けられ、補強部材
で絶縁ボビンを保持するようにしたものである。
るステータは、磁性材料で積層され磁極ティース毎にヨ
ーク部で分割またはティース毎にヨーク部が薄肉部を介
して繋がった状態のステータコアの各磁極ティースに絶
縁ボビンを介してコイルを直巻した後各ヨーク部の隣接
部分を密着させて環状に形成してなるステータにおい
て、ステータコアの両端面に穴が穿設され、 穴に係合し
た切り起し部と、切り起し部と反対方向にコの字状に形
成された部分とを有する補強部材が設けられ、補強部材
で絶縁ボビンを保持するようにしたものである。
【０００６】又、この発明の請求項２に係るステータ
は、請求項１において、絶縁ボビンをステータコアに樹
脂で一体成形したものである。
は、請求項１において、絶縁ボビンをステータコアに樹
脂で一体成形したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】実施の形態１．
図１はこの発明の実施の形態１におけるステータの構成
を示す正面図、図２は図１におけるステータコアに絶縁
ボビンを樹脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図、図３はステータコアに絶縁ボビン
を介してコイルを巻回する工程を示す図である。
を示す正面図、図２は図１におけるステータコアに絶縁
ボビンを樹脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図、図３はステータコアに絶縁ボビン
を介してコイルを巻回する工程を示す図である。
【０００８】図において、１はヨーク部２と、このヨー
ク部２の中央部から突出して形成され先端に磁極部３ａ
を有する磁極テイース３とでなる磁性材料を所定の枚数
積重してなる一対の第１のステータコア、４は磁性材料
を所定の枚数積重してなり、両端部が両第１のステータ
コア１の各端部に密着されることにより、両第１のステ
ータコア１と共に環状を形成する一対の第２のステータ
コア、５は両第１のステータコア１の磁極テイース３の
側面から両側に、ヨーク部２の内面と平行に突出して形
成される補強部、６はヨーク部２の内面、磁極テイース
３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応する側の
面に、樹脂で一体成形された絶縁ボビン、７はこのボビ
ン６内に巻線装置８によって巻回されるコイルである。
そして、これら１ないし７でステータ９が構成され、両
磁極部３ａ間に配置されるロータ１０と共にインナロー
タ型モータ１１が構成される。
ク部２の中央部から突出して形成され先端に磁極部３ａ
を有する磁極テイース３とでなる磁性材料を所定の枚数
積重してなる一対の第１のステータコア、４は磁性材料
を所定の枚数積重してなり、両端部が両第１のステータ
コア１の各端部に密着されることにより、両第１のステ
ータコア１と共に環状を形成する一対の第２のステータ
コア、５は両第１のステータコア１の磁極テイース３の
側面から両側に、ヨーク部２の内面と平行に突出して形
成される補強部、６はヨーク部２の内面、磁極テイース
３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応する側の
面に、樹脂で一体成形された絶縁ボビン、７はこのボビ
ン６内に巻線装置８によって巻回されるコイルである。
そして、これら１ないし７でステータ９が構成され、両
磁極部３ａ間に配置されるロータ１０と共にインナロー
タ型モータ１１が構成される。
【０００９】このように上記実施の形態１におけるステ
ータ９は、第１のステータコア１の磁極テイース３の側
面から両側に、ヨーク部２の内面に平行に補強部５を突
出させて形成するとともに、ヨーク部２の内面、磁極テ
イース３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応す
る側の面に、絶縁ボビン６を樹脂で一体成形することに
より、絶縁ボビン６を補強部５で保持するようにしてい
るため、絶縁ボビン６をそれほど頑丈にしなくとも、コ
イル７の線径が太い場合にもその張力に十分耐えること
ができ、コイルを高密度に巻回することが可能になる。
ータ９は、第１のステータコア１の磁極テイース３の側
面から両側に、ヨーク部２の内面に平行に補強部５を突
出させて形成するとともに、ヨーク部２の内面、磁極テ
イース３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応す
る側の面に、絶縁ボビン６を樹脂で一体成形することに
より、絶縁ボビン６を補強部５で保持するようにしてい
るため、絶縁ボビン６をそれほど頑丈にしなくとも、コ
イル７の線径が太い場合にもその張力に十分耐えること
ができ、コイルを高密度に巻回することが可能になる。
【００１０】実施の形態２．
図４はこの発明の実施の形態２におけるステータの要部
の構成を示す斜視図、図５は図４におけるステータコア
に絶縁ボビンを樹脂で一体成形した構成を示す正面図で
ある。図において、上記実施の形態１におけると同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。１２は第１の
ステータコア１の両端部から補強部５の内の所定の枚数
（図示は一枚）をそれぞれ外方に折曲して形成される第
２の補強部である。そして、絶縁ボビン６は上記実施の
形態１の場合と同様に、ヨーク部２の内面、磁極テイー
ス３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応する側
の面は勿論のこと、第２の補強部１２の外周面も一緒
に、樹脂一体成形により形成されている。
の構成を示す斜視図、図５は図４におけるステータコア
に絶縁ボビンを樹脂で一体成形した構成を示す正面図で
ある。図において、上記実施の形態１におけると同様な
部分は同一符号を付して説明を省略する。１２は第１の
ステータコア１の両端部から補強部５の内の所定の枚数
（図示は一枚）をそれぞれ外方に折曲して形成される第
２の補強部である。そして、絶縁ボビン６は上記実施の
形態１の場合と同様に、ヨーク部２の内面、磁極テイー
ス３の外周面および補強部５のヨーク部２と対応する側
の面は勿論のこと、第２の補強部１２の外周面も一緒
に、樹脂一体成形により形成されている。
【００１１】このように上記実施の形態２におけるステ
ータ９は、第１のステータコア１の磁極テイース３の側
面から両側に、ヨーク部２の内面に平行に補強部５を突
出させて形成するとともに、第１のステータコア１の両
端部から補強部５の内の所定の枚数をそれぞれ外方に折
曲して第２の補強部１２を形成し、ヨーク部２の内面、
磁極テイース３の外周面、補強部５のヨーク部２と対応
する側の面および第２の補強部１２の外周面に、絶縁ボ
ビン６を樹脂で一体成形することにより、絶縁ボビン６
を補強部５および第２の補強部１２で保持するようにし
ているため、第２の補強部１２を折曲させただけ、第１
のステータコア１の長手方向の保持が強化され、絶縁ボ
ビン６をそれほど頑丈にしなくとも、更にコイル７の線
径が太い場合にもその張力に十分耐えることができ、コ
イルを高密度に巻回することが可能になる。
ータ９は、第１のステータコア１の磁極テイース３の側
面から両側に、ヨーク部２の内面に平行に補強部５を突
出させて形成するとともに、第１のステータコア１の両
端部から補強部５の内の所定の枚数をそれぞれ外方に折
曲して第２の補強部１２を形成し、ヨーク部２の内面、
磁極テイース３の外周面、補強部５のヨーク部２と対応
する側の面および第２の補強部１２の外周面に、絶縁ボ
ビン６を樹脂で一体成形することにより、絶縁ボビン６
を補強部５および第２の補強部１２で保持するようにし
ているため、第２の補強部１２を折曲させただけ、第１
のステータコア１の長手方向の保持が強化され、絶縁ボ
ビン６をそれほど頑丈にしなくとも、更にコイル７の線
径が太い場合にもその張力に十分耐えることができ、コ
イルを高密度に巻回することが可能になる。
【００１２】実施の形態３．
図６はこの発明の実施の形態３におけるステータの構成
を示す正面図、図７は図６におけるステータの各製造工
程を示す図である。図において、１３は薄肉部１４を介
して繋がった状態のヨーク部１５と、このヨーク部１５
の中央部から突出して形成され、先端に磁極部１６ａを
有する磁極テイース１６とでなる磁性材料を積重してな
るステータコアである。
を示す正面図、図７は図６におけるステータの各製造工
程を示す図である。図において、１３は薄肉部１４を介
して繋がった状態のヨーク部１５と、このヨーク部１５
の中央部から突出して形成され、先端に磁極部１６ａを
有する磁極テイース１６とでなる磁性材料を積重してな
るステータコアである。
【００１３】１７はこのステータコア１３の各ヨーク部
１５の両端部に位置する所定の枚数（図示は一枚）の磁
性材料の一部を切り欠いて形成されそれぞれ外方に折曲
された舌部、１８はヨーク部１５の内面、磁極テイース
１６の外周面、磁極部１６ａの裏面および舌部１７に、
樹脂一体成形により形成された絶縁ボビン、１９はこの
ボビン１８内に巻線装置２０によって巻回されるコイル
で、これら１３ないし１９でステータ２１が構成され、
両磁極部１６ａ間に配置されるロータ２２と共にインナ
ロータ型モータ２４が構成される。
１５の両端部に位置する所定の枚数（図示は一枚）の磁
性材料の一部を切り欠いて形成されそれぞれ外方に折曲
された舌部、１８はヨーク部１５の内面、磁極テイース
１６の外周面、磁極部１６ａの裏面および舌部１７に、
樹脂一体成形により形成された絶縁ボビン、１９はこの
ボビン１８内に巻線装置２０によって巻回されるコイル
で、これら１３ないし１９でステータ２１が構成され、
両磁極部１６ａ間に配置されるロータ２２と共にインナ
ロータ型モータ２４が構成される。
【００１４】次に、上記のように構成される実施の形態
３におけるステータ２１の製造方法を図７に基づいて説
明する。まず、磁性部材を積層して形成されたステータ
コア１３の各ヨーク部１５の両端部に位置する一枚の磁
性部材の一部を、図７（ａ）、（ｂ）に示すように切り
欠いて舌部１７を形成するとともに、図７（ｃ）、
（ｄ）に示すようにそれぞれ外方に折曲させる。次い
で、図７（ｅ）、（ｆ）に示すようにヨーク部１５の内
面、磁極テイース１６の外周面、磁極部１６ａの裏面お
よび舌部１７に、樹脂を一体成形することにより絶縁ボ
ビン１８を形成する。最後に、図７（ｇ）に示すように
絶縁ボビン１８内に巻線装置２０によってコイル１９を
巻回することによりステータ２１を完成する。そして、
このようにして完成されたステータ２１は、図６に示す
ようにその薄肉部１４を折り曲げることによって環状と
し、各磁極部１６ａと対向した中央にロータ２２を配置
することによりインナロータ型モータ２４が構成され
る。
３におけるステータ２１の製造方法を図７に基づいて説
明する。まず、磁性部材を積層して形成されたステータ
コア１３の各ヨーク部１５の両端部に位置する一枚の磁
性部材の一部を、図７（ａ）、（ｂ）に示すように切り
欠いて舌部１７を形成するとともに、図７（ｃ）、
（ｄ）に示すようにそれぞれ外方に折曲させる。次い
で、図７（ｅ）、（ｆ）に示すようにヨーク部１５の内
面、磁極テイース１６の外周面、磁極部１６ａの裏面お
よび舌部１７に、樹脂を一体成形することにより絶縁ボ
ビン１８を形成する。最後に、図７（ｇ）に示すように
絶縁ボビン１８内に巻線装置２０によってコイル１９を
巻回することによりステータ２１を完成する。そして、
このようにして完成されたステータ２１は、図６に示す
ようにその薄肉部１４を折り曲げることによって環状と
し、各磁極部１６ａと対向した中央にロータ２２を配置
することによりインナロータ型モータ２４が構成され
る。
【００１５】このように上記実施の形態３におけるステ
ータ２１は、各ヨーク部１５の両端部に位置する所定の
枚数の磁性材料の一部を切り欠いて舌部１７を形成して
外方にそれぞれ折曲させるとともに、ヨーク部１５の内
面、磁極テイース１６の外周面、磁極部１６ａの裏面お
よび舌部１７に、絶縁ボビン１８を樹脂で一体成形する
ことにより、絶縁ボビン１８を舌部１７で保持するよう
にしているため、絶縁ボビン１８をそれほど頑丈にしな
くとも、コイル７の線径が太い場合にもその張力に十分
耐えることができ、コイルを高密度に巻回することが可
能になる。
ータ２１は、各ヨーク部１５の両端部に位置する所定の
枚数の磁性材料の一部を切り欠いて舌部１７を形成して
外方にそれぞれ折曲させるとともに、ヨーク部１５の内
面、磁極テイース１６の外周面、磁極部１６ａの裏面お
よび舌部１７に、絶縁ボビン１８を樹脂で一体成形する
ことにより、絶縁ボビン１８を舌部１７で保持するよう
にしているため、絶縁ボビン１８をそれほど頑丈にしな
くとも、コイル７の線径が太い場合にもその張力に十分
耐えることができ、コイルを高密度に巻回することが可
能になる。
【００１６】実施の形態４．
図８はこの発明の実施の形態４におけるステータの要部
の構成を示す斜視図、図９は図８におけるステータコア
に絶縁ボビンを樹脂で一体成形した構成を示し、（ａ）
は正面図、（ｂ）は側面図である。図において、２５は
ヨーク部２６と、このヨーク部２６の中央部から突出し
て形成され先端に磁極部２７ａを有する磁極テイース２
７とでなる磁性部材を所定の枚数積重してなるステータ
コア、２８はこのステータコア２５の両端面にそれぞれ
穿設された角状の一対の孔、２９は板材をコ字状に折曲
して形成された補強部材で、背面側にはステータコア２
５の一対の孔２８、２８と係合可能な切り起し部２９ａ
が形成されている。３０はヨーク部２６の内面、磁極テ
イース２７の外周面、磁極部２７ａのヨーク部２６と対
応する側の面および補強部材２９に、樹脂を一体成形す
ることにより形成される絶縁ボビンである。そして、図
示はしないが絶縁ボビン３０内にコイルを巻回すること
によりステータが構成される。
の構成を示す斜視図、図９は図８におけるステータコア
に絶縁ボビンを樹脂で一体成形した構成を示し、（ａ）
は正面図、（ｂ）は側面図である。図において、２５は
ヨーク部２６と、このヨーク部２６の中央部から突出し
て形成され先端に磁極部２７ａを有する磁極テイース２
７とでなる磁性部材を所定の枚数積重してなるステータ
コア、２８はこのステータコア２５の両端面にそれぞれ
穿設された角状の一対の孔、２９は板材をコ字状に折曲
して形成された補強部材で、背面側にはステータコア２
５の一対の孔２８、２８と係合可能な切り起し部２９ａ
が形成されている。３０はヨーク部２６の内面、磁極テ
イース２７の外周面、磁極部２７ａのヨーク部２６と対
応する側の面および補強部材２９に、樹脂を一体成形す
ることにより形成される絶縁ボビンである。そして、図
示はしないが絶縁ボビン３０内にコイルを巻回すること
によりステータが構成される。
【００１７】このように上記実施の形態４におけるステ
ータは、ステータコア２５の両端面に孔２８を穿設し、
この孔２８に補強部材２９を係合してステータコア２５
の両端面から外方に突出させるとともに、ヨーク部２６
の内面、磁極テイース２７の外周面、磁極部２７ａのヨ
ーク部２６と対応する側の面および補強部材２９に絶縁
ボビン３０を樹脂で一体成形することにより、絶縁ボビ
ン３０を補強部材２９で保持するようにしているため、
絶縁ボビンをそれほど頑丈にしなくとも、コイル７の線
径が太い場合にもその張力に十分耐えることができ、コ
イルを高密度に巻回することが可能になる。
ータは、ステータコア２５の両端面に孔２８を穿設し、
この孔２８に補強部材２９を係合してステータコア２５
の両端面から外方に突出させるとともに、ヨーク部２６
の内面、磁極テイース２７の外周面、磁極部２７ａのヨ
ーク部２６と対応する側の面および補強部材２９に絶縁
ボビン３０を樹脂で一体成形することにより、絶縁ボビ
ン３０を補強部材２９で保持するようにしているため、
絶縁ボビンをそれほど頑丈にしなくとも、コイル７の線
径が太い場合にもその張力に十分耐えることができ、コ
イルを高密度に巻回することが可能になる。
【００１８】尚、上記各実施の形態１ないし４において
は、絶縁ボビンを樹脂で一体成形する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく単独に構成され
た絶縁ボビンを磁極テイースに嵌め込んで用いる場合に
適用しても良いことは言うまでもないが、樹脂で一体成
形する場合は、絶縁ボビンがステータコアに一体に固定
されており変形したりすることがなくなるため、コイル
の巻乱れが防止され更に高密度に整列巻が可能になる。
は、絶縁ボビンを樹脂で一体成形する場合について説明
したが、これに限定されるものではなく単独に構成され
た絶縁ボビンを磁極テイースに嵌め込んで用いる場合に
適用しても良いことは言うまでもないが、樹脂で一体成
形する場合は、絶縁ボビンがステータコアに一体に固定
されており変形したりすることがなくなるため、コイル
の巻乱れが防止され更に高密度に整列巻が可能になる。
【００１９】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項１によ
れば、磁性材料で積層され磁極ティース毎にヨーク部で
分割またはティース毎にヨーク部が薄肉部を介して繋が
った状態のステータコアの各磁極ティースに絶縁ボビン
を介してコイルを直巻した後各ヨーク部の隣接部分を密
着させて環状に形成してなるステータにおいて、ステー
タコアの両端面に穴が穿設され、 穴に係合した切り起し
部と、切り起し部と反対方向にコの字状に形成された部
分とを有する補強部材が設けられ、補強部材で絶縁ボビ
ンを保持するようにしたものであるので、絶縁ボビンを
それほど頑丈にしなくとも、更にコイルの線径が太い場
合にもその張力に十分耐えることができ、コイルを高密
度に巻回することが可能になる。
れば、磁性材料で積層され磁極ティース毎にヨーク部で
分割またはティース毎にヨーク部が薄肉部を介して繋が
った状態のステータコアの各磁極ティースに絶縁ボビン
を介してコイルを直巻した後各ヨーク部の隣接部分を密
着させて環状に形成してなるステータにおいて、ステー
タコアの両端面に穴が穿設され、 穴に係合した切り起し
部と、切り起し部と反対方向にコの字状に形成された部
分とを有する補強部材が設けられ、補強部材で絶縁ボビ
ンを保持するようにしたものであるので、絶縁ボビンを
それほど頑丈にしなくとも、更にコイルの線径が太い場
合にもその張力に十分耐えることができ、コイルを高密
度に巻回することが可能になる。
【００２０】又、この発明の請求項２によれば、請求項
１において、絶縁ボビンをステータコアに樹脂で一体成
形したので、コイルの線径が太い場合にもその張力に十
分耐えることができることは勿論のこと、コイルを更に
高密度に巻回することが可能になる。
１において、絶縁ボビンをステータコアに樹脂で一体成
形したので、コイルの線径が太い場合にもその張力に十
分耐えることができることは勿論のこと、コイルを更に
高密度に巻回することが可能になる。
【図１】 この発明の実施の形態１におけるステータの
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図２】 図１におけるステータコアに絶縁ボビンを樹
脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は側面図である。
脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は側面図である。
【図３】 ステータコアに絶縁ボビンを介してコイルを
巻回する工程を示す図である。
巻回する工程を示す図である。
【図４】 この発明の実施の形態２におけるステータの
要部の構成を示す斜視図である。
要部の構成を示す斜視図である。
【図５】 図４におけるステータコアに絶縁ボビンを樹
脂で一体成形した構成を示す正面図である。
脂で一体成形した構成を示す正面図である。
【図６】 この発明の実施の形態３におけるステータの
構成を示す正面図である。
構成を示す正面図である。
【図７】 図６におけるステータの各製造工程を示す図
である。
である。
【図８】 この発明の実施の形態４におけるステータの
要部の構成を示す斜視図である。
要部の構成を示す斜視図である。
【図９】 図８におけるステータコアに絶縁ボビンを樹
脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は側面図である。
脂で一体成形した構成を示し、（ａ）は正面図、（ｂ）
は側面図である。
１ 第１のステータコア、２，１５，２６ ヨーク部、
３，１６，２７ 磁極テイース、４ 第２のステータコ
ア、５ 補強部、６，１８，３０ 絶縁ボビン、７，１
９ コイル、８，２０ 巻線装置、９，２１ ステー
タ、１０，２２ ロータ、１１，２４ インナロータ型
モータ、１２ 第２の補強部、１３，２５ ステータコ
ア、１４ 薄肉部、１６ａ，２７ａ 磁極部、１７ 舌
部、２８ 孔、２９ 補強部材、２９ａ 切り起し部。
３，１６，２７ 磁極テイース、４ 第２のステータコ
ア、５ 補強部、６，１８，３０ 絶縁ボビン、７，１
９ コイル、８，２０ 巻線装置、９，２１ ステー
タ、１０，２２ ロータ、１１，２４ インナロータ型
モータ、１２ 第２の補強部、１３，２５ ステータコ
ア、１４ 薄肉部、１６ａ，２７ａ 磁極部、１７ 舌
部、２８ 孔、２９ 補強部材、２９ａ 切り起し部。
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(56)参考文献 特開 平９−98545（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−111747（ＪＰ，Ａ)
特開 昭53−109104（ＪＰ，Ａ)
実開 昭58−9050（ＪＰ，Ｕ)
実開 平７−20053（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H02K 1/00 - 1/34
H02K 3/30 - 3/52
H02K 15/00 - 15/16
Claims (2)
- 【請求項１】 磁性材料で積層され磁極ティース毎にヨ
ーク部で分割または上記ティース毎に上記ヨーク部が薄
肉部を介して繋がった状態のステータコアの上記各磁極
ティースに絶縁ボビンを介してコイルを直巻した後上記
各ヨーク部の隣接部分を密着させて環状に形成してなる
ステータにおいて、 上記ステータコアの両端面に穴が穿設され、 上記穴に係合した切り起し部と、上記切り起し部と反対
方向にコの字状に形成された部分とを有する補強部材が
設けられ、 上記補強部材で上記絶縁ボビンを保持するようにしたこ
とを特徴とするステータ。 - 【請求項２】 絶縁ボビンはステータコアに樹脂で一体
に成型されていることを特徴とする請求項１に記載のス
テータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17829997A JP3466425B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ステータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17829997A JP3466425B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ステータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127880A JPH1127880A (ja) | 1999-01-29 |
| JP3466425B2 true JP3466425B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=16046053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17829997A Expired - Fee Related JP3466425B2 (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ステータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3466425B2 (ja) |
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| JP2001352733A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-21 | Tamagawa Seiki Co Ltd | レゾルバ用ステータの絶縁構造 |
| JP4100193B2 (ja) * | 2003-02-25 | 2008-06-11 | 日産自動車株式会社 | 回転電機 |
| JP4021433B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2007-12-12 | 松下エコシステムズ株式会社 | 内転型電動機の固定子 |
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| JP5779515B2 (ja) * | 2012-02-03 | 2015-09-16 | ミツミ電機株式会社 | アクチュエータ機構、カメラモジュール、およびカメラ |
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-
1997
- 1997-07-03 JP JP17829997A patent/JP3466425B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1127880A (ja) | 1999-01-29 |
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