JP3457996B2 - 自転車用フロントディレーラ - Google Patents
自転車用フロントディレーラInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車のチェーンをフ
ロントチェーンホイールの大径スプロケットから小径ス
プロケットへ、あるいは、小径スプロケットから大径ス
プロケットへと掛け換えて変速するために用いる自転車
用のフロントディレーラに関する。より詳しくは、ほぼ
平行な四連リンク機構を介して左右方向に揺動自在な一
対の変速用プレートを備え、この変速用プレートの左右
揺動によってチェーンを大径スプロケットと小径スプロ
ケットとに掛け換え操作すべく構成されるとともに、前
記変速用プレートが四連リンク機構に作用するリターン
スプリングによって小径スプロケット側に揺動付勢さ
れ、前記四連リンク機構のいずれかひとつのリンクにワ
イヤを固定し、このワイヤ固定リンクを前記ワイヤを引
いて揺動することにより前記変速用プレートが前記リタ
ーンスプリングに抗して大径スプロケット側に揺動され
るべく構成された自転車用フロントディレーラに関す
る。
ロントチェーンホイールの大径スプロケットから小径ス
プロケットへ、あるいは、小径スプロケットから大径ス
プロケットへと掛け換えて変速するために用いる自転車
用のフロントディレーラに関する。より詳しくは、ほぼ
平行な四連リンク機構を介して左右方向に揺動自在な一
対の変速用プレートを備え、この変速用プレートの左右
揺動によってチェーンを大径スプロケットと小径スプロ
ケットとに掛け換え操作すべく構成されるとともに、前
記変速用プレートが四連リンク機構に作用するリターン
スプリングによって小径スプロケット側に揺動付勢さ
れ、前記四連リンク機構のいずれかひとつのリンクにワ
イヤを固定し、このワイヤ固定リンクを前記ワイヤを引
いて揺動することにより前記変速用プレートが前記リタ
ーンスプリングに抗して大径スプロケット側に揺動され
るべく構成された自転車用フロントディレーラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のフロントディレーラとしては、
従来より色々な構造のものが知られており、現実に実施
もされている。ところが、従来公知のフロントディレー
ラは、ワイヤを固定するワイヤ固定リンクに予めワイヤ
固定用の固定具が取り付けられていて、この固定具にワ
イヤの一端を固定し、そのままワイヤの他端を変速操作
装置の方へ延設する構造であり、当然のことながら、前
記固定具は、四連リンク機構を作動させるのに適した位
置に取り付けられていた。
従来より色々な構造のものが知られており、現実に実施
もされている。ところが、従来公知のフロントディレー
ラは、ワイヤを固定するワイヤ固定リンクに予めワイヤ
固定用の固定具が取り付けられていて、この固定具にワ
イヤの一端を固定し、そのままワイヤの他端を変速操作
装置の方へ延設する構造であり、当然のことながら、前
記固定具は、四連リンク機構を作動させるのに適した位
置に取り付けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、四連リ
ンク機構を作動させるのに適したワイヤ固定位置が、必
ずしもワイヤを固定しやすい位置とは限らず、ワイヤの
固定作業が煩わしいものとなる問題があった。つまり、
四連リンク機構そのものがあまり大きなものではなく、
かつ、この四連リンク機構に変速用プレートが連結され
ているため、ワイヤ固定リンクの固定具にワイヤを固定
する際、思うように手を入れたり、工具を使うことがむ
ずかしく、また、作業しやすい位置に固定具を移動させ
るべく四連リンク機構を動かそうとしても、この四連リ
ンク機構に作用しているリターンスプリングの力がかな
り強力なものであるため、容易に移動させることもでき
ず、従来よりワイヤ固定作業についての改善が望まれて
いた。殊に、四連リンク機構の下方を固定リンクに、上
方を可動リンクに構成するものにあっては、この四連リ
ンク機構を作動させるに適したワイヤ固定点が、ちょう
ど固定作業しにくい位置になるため、特に問題となって
いた。本発明は、このような従来からの要望に答えるも
ので、下方を固定リンクに上方を可動リンクに構成した
四連リンク機構を有するものにおいても、ワイヤの固定
作業を比較的容易、迅速に行うことのできる新規で有用
なフロントディレーラを提供しようとするものである。
ンク機構を作動させるのに適したワイヤ固定位置が、必
ずしもワイヤを固定しやすい位置とは限らず、ワイヤの
固定作業が煩わしいものとなる問題があった。つまり、
四連リンク機構そのものがあまり大きなものではなく、
かつ、この四連リンク機構に変速用プレートが連結され
ているため、ワイヤ固定リンクの固定具にワイヤを固定
する際、思うように手を入れたり、工具を使うことがむ
ずかしく、また、作業しやすい位置に固定具を移動させ
るべく四連リンク機構を動かそうとしても、この四連リ
ンク機構に作用しているリターンスプリングの力がかな
り強力なものであるため、容易に移動させることもでき
ず、従来よりワイヤ固定作業についての改善が望まれて
いた。殊に、四連リンク機構の下方を固定リンクに、上
方を可動リンクに構成するものにあっては、この四連リ
ンク機構を作動させるに適したワイヤ固定点が、ちょう
ど固定作業しにくい位置になるため、特に問題となって
いた。本発明は、このような従来からの要望に答えるも
ので、下方を固定リンクに上方を可動リンクに構成した
四連リンク機構を有するものにおいても、ワイヤの固定
作業を比較的容易、迅速に行うことのできる新規で有用
なフロントディレーラを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明による自転車用フロントディレーラは、変速
用プレートを揺動させる四連リンク機構の下方を固定リ
ンクに、上方を可動リンクに構成し、ワイヤを固定する
ためのワイヤ固定リンクのワイヤ固定点とは異なる位置
でワイヤを前記ワイヤ固定リンクに接触させてあること
を特徴とする。具体的には、ほぼ平行な四連リンク機構
を介して左右方向に揺動自在な一対の変速用プレートを
備え、この変速用プレートの左右揺動によってチェーン
を大径スプロケットと小径スプロケットとに掛け換え操
作すべく構成されるとともに、前記変速用プレートが四
連リンク機構に作用するリターンスプリングによって小
径スプロケット側に揺動付勢され、前記四連リンク機構
のいずれかひとつのリンクにワイヤを固定し、このワイ
ヤ固定リンクを前記ワイヤを引いて揺動することにより
前記変速用プレートが前記リターンスプリングに抗して
大径スプロケット側に揺動される自転車用フロントディ
レーラにおいて、前記ワイヤ固定リンクが、前記ワイヤ
を下方へも上方へも延出可能な構成を有すべく、前記ワ
イヤ固定リンクの揺動支点となる貫通孔の周りに180
度以上にわたって膨出部が形成されており、前記四連リ
ンク機構の下方を固定リンクに、上方を可動リンクに構
成し、かつ、前記ワイヤ固定リンクのワイヤ固定点とは
異なる位置である接触点で前記ワイヤを前記ワイヤ固定
リンクに接触させ得る構成を有し、前記ワイヤの延出方
向に応じて、前記ワイヤ固定リンクの膨出部の所定箇所
が前記接触点として機能することを特徴としている。 ま
た、本発明にかかる自転車用フロントディレーラは、記
ワイヤ固定点が前記ワイヤ固定リンクの揺動支点より上
方に位置する状態で、前記ワイヤを下方へ延出する場合
には、前記ワイヤ固定リンクに対する前記ワイヤの接触
点が、前記揺動支点と前記変速用プレートとの間に位置
し、前記ワイヤを上方へ延出する場合には、前記ワイヤ
固定リンクに対する前記ワイヤの接触点が、前記揺動支
点を中心として前記変速用プレートと逆の方向に位置す
るように構成されている。
め、本発明による自転車用フロントディレーラは、変速
用プレートを揺動させる四連リンク機構の下方を固定リ
ンクに、上方を可動リンクに構成し、ワイヤを固定する
ためのワイヤ固定リンクのワイヤ固定点とは異なる位置
でワイヤを前記ワイヤ固定リンクに接触させてあること
を特徴とする。具体的には、ほぼ平行な四連リンク機構
を介して左右方向に揺動自在な一対の変速用プレートを
備え、この変速用プレートの左右揺動によってチェーン
を大径スプロケットと小径スプロケットとに掛け換え操
作すべく構成されるとともに、前記変速用プレートが四
連リンク機構に作用するリターンスプリングによって小
径スプロケット側に揺動付勢され、前記四連リンク機構
のいずれかひとつのリンクにワイヤを固定し、このワイ
ヤ固定リンクを前記ワイヤを引いて揺動することにより
前記変速用プレートが前記リターンスプリングに抗して
大径スプロケット側に揺動される自転車用フロントディ
レーラにおいて、前記ワイヤ固定リンクが、前記ワイヤ
を下方へも上方へも延出可能な構成を有すべく、前記ワ
イヤ固定リンクの揺動支点となる貫通孔の周りに180
度以上にわたって膨出部が形成されており、前記四連リ
ンク機構の下方を固定リンクに、上方を可動リンクに構
成し、かつ、前記ワイヤ固定リンクのワイヤ固定点とは
異なる位置である接触点で前記ワイヤを前記ワイヤ固定
リンクに接触させ得る構成を有し、前記ワイヤの延出方
向に応じて、前記ワイヤ固定リンクの膨出部の所定箇所
が前記接触点として機能することを特徴としている。 ま
た、本発明にかかる自転車用フロントディレーラは、記
ワイヤ固定点が前記ワイヤ固定リンクの揺動支点より上
方に位置する状態で、前記ワイヤを下方へ延出する場合
には、前記ワイヤ固定リンクに対する前記ワイヤの接触
点が、前記揺動支点と前記変速用プレートとの間に位置
し、前記ワイヤを上方へ延出する場合には、前記ワイヤ
固定リンクに対する前記ワイヤの接触点が、前記揺動支
点を中心として前記変速用プレートと逆の方向に位置す
るように構成されている。
【0005】
【作用】このように、ワイヤをワイヤ固定点とは異なる
位置でワイヤ固定リンクに接触させるものであるから、
この接触点を四連リンク機構の作動に適した位置に設定
することにより、ワイヤを引いた際、前記接触点から四
連リンク機構に作動力を伝達することができ、四連リン
ク機構を所望通りに作動させて変速操作することができ
る。それでいて、ワイヤ固定点は、前記接触点とは異な
る位置に位置するものであるから、このワイヤ固定点を
ワイヤ固定作業に適した位置に自由に設定することが可
能となる。
位置でワイヤ固定リンクに接触させるものであるから、
この接触点を四連リンク機構の作動に適した位置に設定
することにより、ワイヤを引いた際、前記接触点から四
連リンク機構に作動力を伝達することができ、四連リン
ク機構を所望通りに作動させて変速操作することができ
る。それでいて、ワイヤ固定点は、前記接触点とは異な
る位置に位置するものであるから、このワイヤ固定点を
ワイヤ固定作業に適した位置に自由に設定することが可
能となる。
【0006】
【発明の効果】したがって、四連リンク機構を所望通り
に作動させて、変速用プレートによる変速操作を円滑に
行えるにもかかわらず、ワイヤの固定作業を容易、迅速
に行うことができるのである。
に作動させて、変速用プレートによる変速操作を円滑に
行えるにもかかわらず、ワイヤの固定作業を容易、迅速
に行うことができるのである。
【0007】
【実施例】本発明の実施の態様を図に基づいて説明する
と、図1と図2は共にフロントディレーラを自転車に取
り付けたところを示す背面図で、このフロントディレー
ラ1は、ほぼ平行な四連リンク機構2と左右一対の変速
用プレート3とを有し、取り付け用のブラケット4によ
って自転車のボトムブラケットBに取り付けられてい
る。前記四連リンク機構2は、取り付け用ブラケット4
によって形成される下方の固定リンク5と、この固定リ
ンク5の両端に回動自在に枢支連結された左右一対の連
結リンク6,7、ならびに、両連結リンク6,7の上端
に枢支連結されて前記固定リンク5の上方に位置する可
動リンク8とからなる。この可動リンク8に前記変速用
プレート3が固着されるとともに、前記固定リンク5と
一方の連結リンク6との間にコイル状のリターンスプリ
ング9が介装され、このリターンスプリング9の作用
で、図1に示すように、四連リンク機構2の可動リンク
8がシートチューブST側に揺動するように付勢されて
いる。換言すると、シートチューブST側から、小径ス
プロケットSS、中径スプロケットMS、大径スプロケ
ットLSの順で配設されたフロントスプロケットの小径
スプロケットSS側に、前記変速用プレート3がリター
ンスプリング9によって揺動付勢されている。
と、図1と図2は共にフロントディレーラを自転車に取
り付けたところを示す背面図で、このフロントディレー
ラ1は、ほぼ平行な四連リンク機構2と左右一対の変速
用プレート3とを有し、取り付け用のブラケット4によ
って自転車のボトムブラケットBに取り付けられてい
る。前記四連リンク機構2は、取り付け用ブラケット4
によって形成される下方の固定リンク5と、この固定リ
ンク5の両端に回動自在に枢支連結された左右一対の連
結リンク6,7、ならびに、両連結リンク6,7の上端
に枢支連結されて前記固定リンク5の上方に位置する可
動リンク8とからなる。この可動リンク8に前記変速用
プレート3が固着されるとともに、前記固定リンク5と
一方の連結リンク6との間にコイル状のリターンスプリ
ング9が介装され、このリターンスプリング9の作用
で、図1に示すように、四連リンク機構2の可動リンク
8がシートチューブST側に揺動するように付勢されて
いる。換言すると、シートチューブST側から、小径ス
プロケットSS、中径スプロケットMS、大径スプロケ
ットLSの順で配設されたフロントスプロケットの小径
スプロケットSS側に、前記変速用プレート3がリター
ンスプリング9によって揺動付勢されている。
【0008】前記両連結リンク6,7のうち、シートチ
ューブST側に位置する連結リンク6には、変速用のワ
イヤWを固定するめの固定具10が取り付けられ、この
連結リンク6がワイヤ固定リンクとして機能するように
構成されている。このワイヤ固定リンク6に取り付けら
れた固定具10は、前記リターンスプリング9の作用で
変速用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動され
た状態で、このワイヤ固定リンク6の揺動支点Qより上
方に位置し、かつ、この固定具10へのワイヤWの固定
作業のしやすい位置に設定されている。このワイヤ固定
リンク6は、図5に詳細を示したように、シートチュー
ブSTから離れる方向に膨出する膨出部6aを一体的に
有し、かつ、この膨出部6aの端面が滑らかな湾曲面6
bに形成され、この湾曲面6bの下端部近くにワイヤW
を係止する係止具11が一体的に形成されている。この
係止具11は、前記固定具10よりも下方で、かつ、前
記リターンスプリング9の作用で図1に示すように変速
用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動された状
態で、この変速用プレート3の横側方、つまり、ワイヤ
固定リンク6の揺動支点Qと変速用プレート3との間に
位置し、固定具10にワイヤWを固定し、ワイヤWを前
記湾曲面6bに沿わせて、最終的に、このワイヤWがワ
イヤ固定リンク6に接触する接触点を確定させるための
もので、図5に明示のように、ワイヤWが挿通する貫通
孔からなっている。つまり、固定具10によってワイヤ
Wをワイヤ固定リンク6に固定した際のワイヤ固定点P
1とは異なる位置に、このワイヤ固定リンク6に対する
ワイヤWの接触点P2を前記係止具11によって設定す
るようにし、この係止具11を四連リンク機構2を作動
させるに適した位置に設けることにより、四連リンク機
構2を作動させての変速操作を所望通り円滑に行い得る
ようにし、しかも、ワイヤWの固定作業は、作業しやす
い箇所で容易に行い得るようにしてある。
ューブST側に位置する連結リンク6には、変速用のワ
イヤWを固定するめの固定具10が取り付けられ、この
連結リンク6がワイヤ固定リンクとして機能するように
構成されている。このワイヤ固定リンク6に取り付けら
れた固定具10は、前記リターンスプリング9の作用で
変速用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動され
た状態で、このワイヤ固定リンク6の揺動支点Qより上
方に位置し、かつ、この固定具10へのワイヤWの固定
作業のしやすい位置に設定されている。このワイヤ固定
リンク6は、図5に詳細を示したように、シートチュー
ブSTから離れる方向に膨出する膨出部6aを一体的に
有し、かつ、この膨出部6aの端面が滑らかな湾曲面6
bに形成され、この湾曲面6bの下端部近くにワイヤW
を係止する係止具11が一体的に形成されている。この
係止具11は、前記固定具10よりも下方で、かつ、前
記リターンスプリング9の作用で図1に示すように変速
用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動された状
態で、この変速用プレート3の横側方、つまり、ワイヤ
固定リンク6の揺動支点Qと変速用プレート3との間に
位置し、固定具10にワイヤWを固定し、ワイヤWを前
記湾曲面6bに沿わせて、最終的に、このワイヤWがワ
イヤ固定リンク6に接触する接触点を確定させるための
もので、図5に明示のように、ワイヤWが挿通する貫通
孔からなっている。つまり、固定具10によってワイヤ
Wをワイヤ固定リンク6に固定した際のワイヤ固定点P
1とは異なる位置に、このワイヤ固定リンク6に対する
ワイヤWの接触点P2を前記係止具11によって設定す
るようにし、この係止具11を四連リンク機構2を作動
させるに適した位置に設けることにより、四連リンク機
構2を作動させての変速操作を所望通り円滑に行い得る
ようにし、しかも、ワイヤWの固定作業は、作業しやす
い箇所で容易に行い得るようにしてある。
【0009】つぎに、本発明によるフロントディレーラ
1にワイヤWを固定する手順ならびに作用について説明
すると、まず取り付け用ブラケット4によってフロント
ディレーラ1をボトムブラケットBに取り付けるととも
に、フロントスプロケットに対して所定の位置にセット
して固定する。その後、変速用のワイヤWの一端をワイ
ヤ固定リンク6の係止具11に係止し、そのままワイヤ
固定リンク6の湾曲面6bに沿わせて引っ張り、ワイヤ
Wの端部を固定具10によってワイヤ固定リンク6に固
定するのである。このワイヤWの固定作業において、前
記固定具10が前もって固定作業しやすい位置に設けら
れているので、従来煩雑とされていたワイヤWの固定作
業を比較的容易に、かつ、迅速に行うことができる。こ
の場合、固定具10の位置を決定するにあたり、前記リ
ターンスプリング9によって、図1のように四連リンク
機構2がシートチューブST側に揺動された状態で固定
作業しやすい箇所を選択してもよいし、逆に、リターン
スプリング9に抗して、図2のように四連リンク機構2
がシートチューブSTから離れる方向に揺動された状態
で固定作業しやすい箇所を選択してもよい。ただし、シ
ートチューブSTから離れる方向において固定作業しや
すい箇所を選択した場合には、ワイヤWの固定作業時
に、何らかの手段を用いて四連リンク機構2をシートチ
ューブSTから離れる方向に揺動させたままに保持して
おく必要がある。
1にワイヤWを固定する手順ならびに作用について説明
すると、まず取り付け用ブラケット4によってフロント
ディレーラ1をボトムブラケットBに取り付けるととも
に、フロントスプロケットに対して所定の位置にセット
して固定する。その後、変速用のワイヤWの一端をワイ
ヤ固定リンク6の係止具11に係止し、そのままワイヤ
固定リンク6の湾曲面6bに沿わせて引っ張り、ワイヤ
Wの端部を固定具10によってワイヤ固定リンク6に固
定するのである。このワイヤWの固定作業において、前
記固定具10が前もって固定作業しやすい位置に設けら
れているので、従来煩雑とされていたワイヤWの固定作
業を比較的容易に、かつ、迅速に行うことができる。こ
の場合、固定具10の位置を決定するにあたり、前記リ
ターンスプリング9によって、図1のように四連リンク
機構2がシートチューブST側に揺動された状態で固定
作業しやすい箇所を選択してもよいし、逆に、リターン
スプリング9に抗して、図2のように四連リンク機構2
がシートチューブSTから離れる方向に揺動された状態
で固定作業しやすい箇所を選択してもよい。ただし、シ
ートチューブSTから離れる方向において固定作業しや
すい箇所を選択した場合には、ワイヤWの固定作業時
に、何らかの手段を用いて四連リンク機構2をシートチ
ューブSTから離れる方向に揺動させたままに保持して
おく必要がある。
【0010】このようにしてワイヤWをワイヤ固定リン
ク6に固定した後においては、従来のディレーラと何ら
変わることなく、同様の操作で変速することができる。
すなわち、リターンスプリング9によって通常小径スプ
ロケットSS側に揺動付勢されている変速用プレート3
を、このリターンスプリング9に抗して中径スプロケッ
トMSや大径スプロケットLS側に移動させるには、図
外の変速操作装置を操作してワイヤWを引っ張るのであ
る。すると、ワイヤWは、固定具10によってワイヤ固
定点P1に固定されてはいるものの、係止具11によっ
て接触点P2に接触されているので、この接触点P2に
おいてワイヤ固定リンク6を引っ張るのと同じことにな
り、かつ、この接触点P2が四連リンク機構2を揺動さ
せるに適した位置に設定されているところから、この四
連リンク機構2の揺動操作、換言すると、変速用プレー
ト3の移動によるチェーンの掛け換えで変速操作を円滑
に行うことができるのである。
ク6に固定した後においては、従来のディレーラと何ら
変わることなく、同様の操作で変速することができる。
すなわち、リターンスプリング9によって通常小径スプ
ロケットSS側に揺動付勢されている変速用プレート3
を、このリターンスプリング9に抗して中径スプロケッ
トMSや大径スプロケットLS側に移動させるには、図
外の変速操作装置を操作してワイヤWを引っ張るのであ
る。すると、ワイヤWは、固定具10によってワイヤ固
定点P1に固定されてはいるものの、係止具11によっ
て接触点P2に接触されているので、この接触点P2に
おいてワイヤ固定リンク6を引っ張るのと同じことにな
り、かつ、この接触点P2が四連リンク機構2を揺動さ
せるに適した位置に設定されているところから、この四
連リンク機構2の揺動操作、換言すると、変速用プレー
ト3の移動によるチェーンの掛け換えで変速操作を円滑
に行うことができるのである。
【0011】〔別実施例〕図6はワイヤ固定リンク6の
別の実施例を示し、このワイヤ固定リンク6は、先の実
施例のものとは異なり、変速用のワイヤWを固定する固
定具10の部分からこのワイヤ固定リンク6の揺動支点
Qとなる貫通孔の周りに180度以上にわたって膨出部
6cが一体的に形成され、この膨出部6cの端面にワイ
ヤWが嵌入する凹入溝6dが設けられている。
別の実施例を示し、このワイヤ固定リンク6は、先の実
施例のものとは異なり、変速用のワイヤWを固定する固
定具10の部分からこのワイヤ固定リンク6の揺動支点
Qとなる貫通孔の周りに180度以上にわたって膨出部
6cが一体的に形成され、この膨出部6cの端面にワイ
ヤWが嵌入する凹入溝6dが設けられている。
【0012】したがって、図7に示すように、ワイヤW
を下方へ延出する、いわゆる下引きタイプとして使用す
る場合においては、リターンスプリング9の作用で変速
用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動された状
態で、先の実施例と同様に、ワイヤ固定リンク6に対す
るワイヤWの接触点P2が、ワイヤ固定リンク6の揺動
支点Qと変速用プレート3との間に位置することにな
り、この場合においても、ワイヤWの固定作業は、作業
しやすい箇所で容易に行うことができる。それでいて、
図8に示すように、ワイヤWを上方へ延出する、いわゆ
る上引きタイプとしてもそのまま使用することができ、
この場合、ワイヤWの接触点P2は、揺動支点Qを中心
として変速用プレート3とは逆の方向に位置することに
なるが、やはりワイヤWの固定作業は容易に行うことが
できる。このように、図6に示したワイヤ固定リンク6
を採用する場合には、ひとつのフロントディレーラをそ
のまま下引きにも上引きにも自在に使い分けることがで
き、構造の共通化によるコストダウンを図り得るととも
に、ユーザーにとっても極めて便利に使用できる。
を下方へ延出する、いわゆる下引きタイプとして使用す
る場合においては、リターンスプリング9の作用で変速
用プレート3が小径スプロケットSS側に揺動された状
態で、先の実施例と同様に、ワイヤ固定リンク6に対す
るワイヤWの接触点P2が、ワイヤ固定リンク6の揺動
支点Qと変速用プレート3との間に位置することにな
り、この場合においても、ワイヤWの固定作業は、作業
しやすい箇所で容易に行うことができる。それでいて、
図8に示すように、ワイヤWを上方へ延出する、いわゆ
る上引きタイプとしてもそのまま使用することができ、
この場合、ワイヤWの接触点P2は、揺動支点Qを中心
として変速用プレート3とは逆の方向に位置することに
なるが、やはりワイヤWの固定作業は容易に行うことが
できる。このように、図6に示したワイヤ固定リンク6
を採用する場合には、ひとつのフロントディレーラをそ
のまま下引きにも上引きにも自在に使い分けることがで
き、構造の共通化によるコストダウンを図り得るととも
に、ユーザーにとっても極めて便利に使用できる。
【0013】これまで述べた実施例においては、四連リ
ンク機構2の連結リンク6,7のうち、シートチューブ
ST側に位置する連結リンク6をワイヤ固定リンクに構
成したものを示したが、逆に、シートチューブSTから
離れる側に位置する連結リンク7をワイヤ固定リンクと
することもでき、また、上方に位置する可動リンク8を
ワイヤ固定リンクとして実施することもできる。ワイヤ
固定リンク6に対するワイヤWの接触点P2を設定する
係止具11としては、これまでの実施例に示したもの以
外に種々の構造のものが考えられる。つまり、この係止
具11にワイヤWを係止するにあたり、あまりに煩雑な
作業を要する構造では意味がないが、少なくとも、従来
のワイヤ固定作業よりも容易に係止できるものであれ
ば、本発明の係止具11の範疇に入るものである。ま
た、フロントディレーラ1を自転車に取り付けるに際し
て、取り付け用ブラケット4によってボトムブラケット
Bに取り付ける以外に、バンド状などの取り付け具を介
してシートチューブSTに取り付けて実施することも、
シートチューブST以外のフレーム部分に取り付けて実
施することもできる。さらに、これまでの実施例では、
フロントスプロケットが小径スプロケットSS、中径ス
プロケットMS、大径スプロケットLSの3枚のスプロ
ケットからなるものを示したが、2枚のスプロケットか
らなるものにおいても、4枚以上のスプロケットからな
るものにおいても応用は可能である。
ンク機構2の連結リンク6,7のうち、シートチューブ
ST側に位置する連結リンク6をワイヤ固定リンクに構
成したものを示したが、逆に、シートチューブSTから
離れる側に位置する連結リンク7をワイヤ固定リンクと
することもでき、また、上方に位置する可動リンク8を
ワイヤ固定リンクとして実施することもできる。ワイヤ
固定リンク6に対するワイヤWの接触点P2を設定する
係止具11としては、これまでの実施例に示したもの以
外に種々の構造のものが考えられる。つまり、この係止
具11にワイヤWを係止するにあたり、あまりに煩雑な
作業を要する構造では意味がないが、少なくとも、従来
のワイヤ固定作業よりも容易に係止できるものであれ
ば、本発明の係止具11の範疇に入るものである。ま
た、フロントディレーラ1を自転車に取り付けるに際し
て、取り付け用ブラケット4によってボトムブラケット
Bに取り付ける以外に、バンド状などの取り付け具を介
してシートチューブSTに取り付けて実施することも、
シートチューブST以外のフレーム部分に取り付けて実
施することもできる。さらに、これまでの実施例では、
フロントスプロケットが小径スプロケットSS、中径ス
プロケットMS、大径スプロケットLSの3枚のスプロ
ケットからなるものを示したが、2枚のスプロケットか
らなるものにおいても、4枚以上のスプロケットからな
るものにおいても応用は可能である。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】フロントディレーラの背面図
【図2】フロントディレーラの背面図
【図3】フロントディレーラの側面図
【図4】フロントディレーラの上面図
【図5】ワイヤ固定リンクの詳細を示す要部の斜視図
【図6】ワイヤ固定リンクの別の実施例を示す斜視図
【図7】図6のワイヤ固定リンクを使用したフロントデ
ィレーラの背面図
ィレーラの背面図
【図8】図6のワイヤ固定リンクを使用したフロントデ
ィレーラの背面図
ィレーラの背面図
1 フロントディレーラ
2 四連リンク機構
3 変速用プレート
5 固定リンク
6 ワイヤ固定リンク
8 可動リンク
9 リターンスプリング
Q ワイヤ固定リンクの揺動支点
SS 小径スプロケット
MS 中径スプロケット
LS 大径スプロケット
W ワイヤ
P1 ワイヤ固定点
P2 ワイヤ接触点。
Claims (3)
- 【請求項1】 ほぼ平行な四連リンク機構(2)を介し
て左右方向に揺動自在な一対の変速用プレート(3)を
備え、この変速用プレート(3)の左右揺動によってチ
ェーンを大径スプロケット(LS)と小径スプロケット
(SS)とに掛け換え操作すべく構成されるとともに、
前記変速用プレート(3)が四連リンク機構(2)に作
用するリターンスプリング(9)によって小径スプロケ
ット(SS)側に揺動付勢され、前記四連リンク機構
(2)のいずれかひとつのリンク(6)にワイヤ(W)
を固定し、このワイヤ固定リンク(6)を前記ワイヤ
(W)を引いて揺動することにより前記変速用プレート
(3)が前記リターンスプリング(9)に抗して大径ス
プロケット(LS)側に揺動される自転車用フロントデ
ィレーラにおいて、前記ワイヤ固定リンク(6)が、前記ワイヤ(W)を下
方へも上方へも延出可能な構成を有すべく、前記ワイヤ
固定リンク(6)の揺動支点(Q)となる貫通孔の周り
に180度以上にわたって膨出部(6c)が形成されて
おり、 前記四連リンク機構(2)の下方を固定リンク(5)
に、上方を可動リンク(8)に構成し、かつ、前記ワイ
ヤ固定リンク(6)のワイヤ固定点(P1)とは異なる
位置である接触点(P2)で前記ワイヤ(W)を前記ワ
イヤ固定リンク(6)に接触させ得る構成を有し、 前記ワイヤ(W)の延出方向に応じて、前記ワイヤ固定
リンク(6)の膨出部(6c)の所定箇所が前記接触点
(P2)として機能することを特徴とする 自転車用フロ
ントディレーラ。 - 【請求項2】 前記変速用プレート(3)がリターンス
プリング(9)によって小径スプロケット(SS)側に
付勢位置された状態で、前記ワイヤ固定点(P1)が前
記ワイヤ固定リンク(6)の揺動支点(Q)より上方に
位置する請求項1記載の自転車用フロントディレーラ。 - 【請求項3】 前記ワイヤ固定点(P1)が前記ワイヤ
固定リンク(6)の揺動支点(Q)より上方に位置する
状態で、前記ワイヤ(W)を下方へ延出する場合には、前記ワイ
ヤ固定リンク(6)に対する前記ワイヤ(W)の接触点
(P2)が、前記揺動支点(Q)と前記変速用 プレート
(3)との間に位置し、 前記ワイヤ(W)を上方へ延出する場合には、前記ワイ
ヤ固定リンク(6)に対する前記ワイヤ(W)の接触点
(P2)が、前記揺動支点(Q)を中心として前記変速
用プレート(3)と逆の方向に位置する請求項1または
2に記載の 自転車用フロントディレーラ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08421894A JP3457996B2 (ja) | 1993-11-12 | 1994-04-22 | 自転車用フロントディレーラ |
DE69423175T DE69423175T2 (de) | 1993-11-12 | 1994-11-08 | Vorderer Umwerfer für ein Fahrrad |
EP94117621A EP0653347B1 (en) | 1993-11-12 | 1994-11-08 | Front gear for a bicycle |
DE9422411U DE9422411U1 (de) | 1993-11-12 | 1994-11-08 | Vordere Kettenschaltung für ein Fahrrad |
CN94119343A CN1053625C (zh) | 1993-11-12 | 1994-11-11 | 自行车的前拨链器 |
US08/337,861 US5496222A (en) | 1993-11-12 | 1994-11-14 | Front derailleur for a bicycle |
TW084202640U TW306451U (en) | 1994-04-22 | 1995-02-28 | Front derailer for bicycle |
US08/564,402 US5620384A (en) | 1993-11-12 | 1995-11-29 | Front derailleur for a bicycle |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-283359 | 1993-11-12 | ||
JP28335993 | 1993-11-12 | ||
JP08421894A JP3457996B2 (ja) | 1993-11-12 | 1994-04-22 | 自転車用フロントディレーラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07179192A JPH07179192A (ja) | 1995-07-18 |
JP3457996B2 true JP3457996B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=29404502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08421894A Expired - Fee Related JP3457996B2 (ja) | 1993-11-12 | 1994-04-22 | 自転車用フロントディレーラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3457996B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP08421894A patent/JP3457996B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07179192A (ja) | 1995-07-18 |
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