JPH0232559Y2

JPH0232559Y2 -

Info

Publication number: JPH0232559Y2
Application number: JP1983171426U
Authority: JP
Priority date: 1983-11-04
Filing date: 1983-11-04
Publication date: 1990-09-04
Also published as: JPS6078685U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は自転車用フロントデイレーラ、詳しく
は、径の異なる２枚以上のフロントチエンギヤの
一つにチエンを掛変えるごとくした自転車用フロ
ントデイレーラに関する。

一般に、此種デイレーラは、固定部材にアウタ
ーリンク部材及びインナーリンク部材を介してチ
エンガイドを支持し、このチエンガイドと前記固
定部材又はリンク部材との間に、前記チエンガイ
ドを一方向に付勢するコイル状のリターンばねを
介装すると共に、前記固定部材に、前記リンク部
材の移動範囲、ひいてはチエンガイドの移動範囲
を規制する１対の規制ねじを螺着する一方、前記
アウターリンク部材の一端を外方に延長して、該
延長端に操作ワイヤを取付け、この操作ワイヤの
牽引操作により、前記チエンガイドを、前記リタ
ーンばねの力に抗して高速側フロントチエンギヤ
と対応する高速側位置に往動させ、また前記操作
ワイヤの弛緩操作により、前記チエンガイドを、
前記リターンばねの復元力で低速側フロントチエ
ンギヤと対応する低速側位置に復動させるように
している。

所で、前記チエンガイドは、一般に、変速操作
装置側に設ける位置決め手段、例えば操作レバー
と該操作レバーに対し相対回転する部材との間に
設ける位置決め機構、又は、表示部と指示部とか
ら成る標識によりフロントチエンギヤに対する位
置を設定している。

所が、変速操作の繰返しにより、前記操作ワイ
ヤが伸びると、操作レバーの操作が正確であつて
も、フロントデイレーラにおけるチエンガイドの
動きは狂い、即ち、操作レバーの操作ストローク
量に対しチエンガイドの移動量が不足し、正確な
変速操作が行なえないことになる問題がある。

本考案は以上の点に鑑み考案したもので、目的
は、前記チエンガイドと該チエンガイドをフロン
トチエンギヤの軸方向に移動させる移動手段とは
別に、独立して揺動する揺動部材と、前記チエン
ガイドの移動範囲を規制する規制ねじとは無関係
の調整ねじなどの調整体とを用いて、前記調整体
による前記揺動部材の位置調整により、前記操作
ワイヤの伸び量を吸収矯正できるようにするもの
である。

しかして本考案の構成は、チエンガイドと、該
チエンガイドを支持し、かつ、多段フロントチエ
ンギヤの軸方向に移動させる前記チエンガイドを
低速側と高速側とに変位させる移動手段であつ
て、固定部材と１対のリンク部材とを有し、前記
チエンガイドとによりリンク機構を構成する移動
手段及び前記チエンガイドを前記フロントチエン
ギヤの軸方向一側方に付勢するリターンばねを備
え、操作ワイヤの前記ばねに対抗する牽引操作で
前記リンク機構を変形させて、前記チエンガイド
を低速側と高速側との一方に位置させるようにし
たフロントデイレーラーであつて、前記リンク機
構とは独立した揺動部材を設けて、該揺動部材を
前記移動手段における一つの部材に対向させて、
これら対向部材の一方に、前記チエンガイドが位
置する低速側から高速側に至る全域において前記
リターンばねによる前記ワイヤの緊張力で他方に
常時弾接する調整体を設け、この調整体の調整に
より前記揺動部材の前記移動手段に対する位置を
調整して、前記リンク機構を変形させることなく
前記ワイヤの伸び量を吸収するごとくしたもので
ある。

以下本考案フロントデイレーラーの実施例を図
面に基づいて説明する。

図示したフロントデイレーラは、自転車のシー
トチユーブＳに締付バンド１を介して固定する固
定部材２に二つの枢支ピン３，４を介して上下方
向に指向する１対のインナーリンク部材５及びア
ウターリンク部材６の上端を枢支し、これらリン
ク部材５，６と前記固定部材２とにより、チエン
ガイド９を多段フロントチエンギヤの軸方向に移
動させて低速側と高速側とに変位させる移動手段
を構成し、前記リンク部材５，６の下端に二つの
枢支ピン７，８を介して相対向するインナープレ
ート９１とアウタープレート９２とをもつチエン
ガイド９を揺動自由に支持して、このチエンガイ
ド９と前記移動手段とによりリンク機構を構成す
ると共に、前記チエンガイド９のインナープレー
ト９１と前記リンク部材５との間にリターンばね
１０を介装して、前記チエンガイド９を低速側フ
ロントチエンギヤ側に付勢する一方、前記固定部
材２に１対の規制ねじ１１，１２を螺着すると共
に、前記インナーリンク部材５の固定部材２への
枢支側端縁に、前記規制ねじ１１，１２と対向す
る１対の第１及び第２当り部５ａ，５ｂをインナ
ーリンク部材５の揺動方向に所定間隔を置いて設
け、前記規制ねじ１１，１２の調節により、前記
インナーリンク部材５の揺動範囲、ひいては前記
チエンガイド９の移動範囲を規制し、チエンガイ
ド９の低速側フロントチエンギヤFG₁と高速側フ
ロントチエンギヤFG₂とに対応する位置に停止さ
せるように成し、操作ワイヤＷの牽引操作により
後記する揺動部材を介して前記リンク部材５，６
を前記リターンばね１０の力に抗して揺動させ
て、前記チエンガイド９をフロントチエンギヤの
軸方向で、高速側フロントチエンギヤFG₂側に往
動させ、また、前記操作ワイヤの弛緩操作によ
り、前記チエンガイド９を、前記リターンばね１
０の復元力で低速側フロントチエンギヤFG₁側に
復動させる如く成したものである。

この考案に係るフロントデイレーラは、一端に
操作ワイヤＷと該ワイヤＷを案内するアウター筒
Ｏとの一方を支持する支持部１３ａをもつた揺動
部材１３を前記リンク機構とは独立して形成し
て、この揺動部材１３の中間を前記移動手段を構
成する一つの部材、例えば、固定部材２に枢支す
ると共に、前記揺動部材１３の他端を前記揺動部
材１３を枢支する部材に対し相対運動する前記移
動手段における他の部材、例えば前記リンク機構
５，６の何れか一方に対向させて、これら対向部
材の一方（図面ではアウターリンク部材６に、前
記チエンガイド９が位置する低速側から高速側に
至る全域において前記リターンばね１０による前
記ワイヤＷの緊張力で他方の揺動部材１３に常時
弾接する調整ねじから成る調整体１５を設け、こ
の調整体１５の調整により前記揺動部材１３の前
記移動手段に対する位置を調整して、前記リンク
機構を変形させることなく前記ワイヤＷの伸び量
を吸収するごとくしたのである。

しかして、図面に示したものは、前記揺動部材
１３をベルクランク形状に形成して、その中間屈
曲部を、前記枢支ピン４を介して固定部材２に枢
支すると共に、この揺動部材１３の一端側支持部
１３ａに固定具１４を設け、該固定具１４により
操作ワイヤＷを固定し、又、揺動部材１３の他端
を前記アウターリンク部材６の裏面に対向させ
て、このアウターリンク部材６の前記揺動部材１
３他端との対向部位に、前記チエンガイド９が位
置する低速側から高速側に至る全域において前記
リターンばね１０による前記ワイヤＷの緊張力で
前記揺動部材１３に常時弾接する前記調整体（以
下調整ねじと云う）を、その頭部を表面側に位置
させて螺着し、この調整ねじ１５のアウターリン
ク部材６表面側からの回転操作により揺動部材１
３のアウターリンク部材６に対する位置を調整
し、揺動部材１３に支持した操作ワイヤＷの伸び
量を吸収矯正するごとく成し、又、前記固定部材
２にアウター受け部２ａを設けて、このアウター
受け部２ａに前記アウター筒Ｏを支持している。

以上の構成において、前記アウターリンク部材
６は、前記固定部材２への枢支側端部をホーク状
に形成して、そのホーク部片６ａ，６ｂ間に前記
固定部材２の一部と前記揺動部材１３の中間屈曲
部とを介在して、前記枢支ピン４により前記ホー
ク部片６ａ，６ｂ及び揺動部材１３を固定部材２
に支持すると共に、前記アウターリンク部材６の
前記揺動部材１３側一端面を裏面側に延長して、
この延長部６ｃ内側に前記揺動部材１３のガイド
面を設け、前記延長部６ｃにより揺動部材１３を
安定性よく揺動させると共に、この揺動部材１３
を保護し、またアウターリンク部材６の表面で、
かつ前記調整ねじ取付部位に、前記調整ねじ１５
の頭部１５ａを受入れる凹入部６ｄを設けて、該
調整ねじ１５をアウターリンク部材６の表面側か
らアウターリンク部材６に螺着すると共に、この
凹入部６ｄから前記アウターリンク部材６の長さ
方向両端に亘つて延びる保持凹部６ｅを設け、こ
の保持凹部６ｅ内に、前記凹入部６ｄに嵌合する
有底筒部１６ａをもつた合成樹脂から成るカバー
体１６を嵌合し、該カバー体１６における前記筒
部１６ａの底面に、前記調整ねじ１５と螺合する
ねじ孔１６ｂを設けて、前記調整ねじ１５の頭部
１５ａを前記筒部１６ａ内に嵌め込み可能にする
と共に、合成樹脂による弾性を利用して前記ねじ
孔１６ｂに螺合した調整ねじ１５の緩みを防ぐよ
うにしている。尚、前記揺動部材１３は、固定部
材２に枢支ピン４を介して枢支する他、例えば枢
支ピン３又は７に枢支し、該揺動部材１３の他端
をアウターリンク部材６と対向する側に延長して
もよい。しかし前記枢支ピン４を中心に枢支する
ことにより揺動部材１３の他端とアウターリンク
部材６に設ける調整ねじ１５とが同心円状に揺動
するから、揺動部材１３と調整ねじ１５との接当
部が相対運動するのを防止でき、従つて、前記揺
動部材１３と調整ねじ１５とに無理な力が作用す
るのを防ぐことができ、それだけこれら揺動部材
１３及び調整ねじ１５を耐強度構造にする必要が
なく、コストを安くできるのである。

又、前記カバー体１６には、前記保持凹部６ｅ
の両端縁と係合する係合部１６ｃ，１６ｄを設け
て、カバー体１６が不用意に脱落しないようにし
ている。尚、このカバー体１６の脱落を防ぐ手段
として、例えば、チエンガイド９における橋絡片
と前記カバー体１６との間の隙間を、前記係合部
１６ｄの保持凹部６ｅ端縁との係合量より小さく
形成して、前記係合部１６ｃの保持凹部６ｅ端縁
との係合が外れても、カバー体１６が脱落しない
ようにしてもよい。

又、前記調整ねじ１５は、その頭部１５ａをア
ウターリンク部材６の表面に対し外方に露出させ
方が、調整ねじ１５を操作し易いのである。

又、前記アウターリンク部材６は軽合金などの
金属で形成し、又、カバー体１６は黒色の合成樹
脂により形成して、アウターリンク部材６の表面
側をツートンとし、外観を良好にしている。

しかして以上の如く構成したデイレーラは、締
付バンド１を介して自転車のシートチユーブＳに
固定し、ロー側規制ねじ１１によりインナーリン
ク部材５を介してチエンガイド９の低速側フロン
トチエンギヤFG₁側への移動範囲を規制し、この
状態で操作ワイヤＷを揺動部材１３の支持部１３
ａに固定具１４により取付けると共に、アウター
筒Ｏを固定部材２のアウター受け部２ａに支持
し、次に操作レバー（図示せず）により前記操作
ワイヤＷを前記リターンばね１０に抗して牽引
し、前記チエンガイド９を高速側フロントチエン
ギヤFG₂側に移動させると共に、トツプ側規制ね
じ１２によりインナーリンク部材５を介して前記
チエンガイド９を作動し、このチエンガイド９の
高速側フロントチエンギヤFG₂側への移動範囲を
規制するのである。そして、操作レバーの操作に
より、操作ワイヤＷを介して前記チエンガイド９
を移動させて所定の変速段位に切換えるのであ
る。

又、変速操作の繰返しにより、前記操作ワイヤ
Ｗが伸びた場合は、変速操作位置における操作レ
バーを位置決め手段の中速段位に操作し、前記チ
エンガイド９を中速側フロントチエンギヤFG₃と
対向する位置に停止させた状態で調整ねじ１５を
回転操作して、揺動部材１３のアウターリンク部
材６に対する位置を調整し、前記操作ワイヤＷの
伸び量を吸収して、チエンガイド９を、操作ワイ
ヤＷの操作ストローク量に対応して移動させるよ
うにするのである。具体的には、操作レバーを操
作すると共に、フロント及びリヤチエンギヤを駆
動して、低速側フロントチエンギヤFG₁から中速
側フロントチエンギヤFG₃にチエンを掛換えたと
き及び中速側フロントチエンギヤFG₃から高速側
フロントチエンギヤFG₂にチエンを掛換えたと
き、チエンのフロントチエンギヤとの接触による
音鳴りが発生しないように前記揺動部材１３の位
置を調整するのである。尚、チエンガイド９を中
速側フロントチエンギヤFG₃と対応する位置に停
止させて、前記揺動部材１３の位置を調整する理
由は、３段構成以上のフロントチエンギヤの場
合、低速側フロントチエンギヤFG₁から中速側フ
ロントチエンギヤFG₃へのチエン掛換時は、前記
チエンガイド９を中速側フロントチエンギヤFG₃
に対し高速側フロントチエンギヤFG₂側にオーバ
ーシフトさせないとチエンを確実に掛換えること
ができず、又、中速側フロントチエンギヤFG₃か
ら高速側フロントチエンギヤFG₂へのチエン掛換
時は、前記チエンガイド９をオーバーシフトさせ
なくても、チエンを確実に掛換えることができる
ようになつており、チエンガイド９を中速側フロ
ントチエンギヤFG₃と対応する位置に停止させて
調整することにより、チエンガイド９の各フロン
トチエンギヤに対する位置の誤差を少なくできる
ようにするためである。

尚、以上説明した実施例では、揺動部材１３
を、枢支ピン４を介して固定部材２に枢支した
が、その他、枢支ピン３又はこれら枢支ピン３，
４とは別に設けるピンなどの枢支手段を介して枢
支してもよいし、又、前記リンク部材５，６の何
れか一方或いは枢支ピン７，８の何れか一方に枢
支してもよいし、又、前記リンク部材５，６とチ
エンガイド９との間に連結部材を設けて、この連
結部材に枢支してもよいのである。

又、揺動部材１３に操作ワイヤＷを支持した
が、その他例えば前記支持部１３ａにアウター筒
Ｏを支持し、操作ワイヤＷを例えば固定部材部の
アウター受け部２ａに取付けて、前記操作ワイヤ
Ｗ及びアウター筒Ｏを、前記支持部１３ａに対し
前記アウター受け部２ａと反対方向に引出すよう
にしてもよい。この場合、前記操作ワイヤＷの他
端は変速操作装置の固定部材に取付け、又、アウ
ター筒Ｏの他端は変速操作装置のレバー体に支持
するのであつて、このレバー体の操作で前記アウ
ター筒を押圧することにより、前記揺動部材１３
を第２図反時計方向に揺動させる如く成すのであ
る。

又、揺動部材１３をアウターリンク部材６に対
向させて、該アウターリンク部材６に調整ねじ１
５を取付けたが、その他インナーリンク部材５、
又は、リンク部材５，６とチエンガイド９との間
に設ける連結部材に対向させて、これらインナー
リンク部材５と連結部材との一方に調整ねじ１５
を取付けてもよい。

又、調整体１５として、調整ねじを用いたが、
その他カムなどを用いてもよいのであつて、その
構成は特に限定されるものでない。

又、以上の説明では、変速操作の繰り返しによ
り操作ワイヤＷが伸びた場合、調整体１５を操作
して、前記ワイヤの伸び量を吸収するごとくした
が、その他、例えば前記操作ワイヤＷを前記揺動
部材１３に取付けるとき、前記調整体１５を操作
すれば、前記ワイヤの長さを調整することもでき
るのである。

チエンガイドと、該チエンガイドを支持し、か
つ、多段フロントチエンギヤの軸方向に移動させ
る前記チエンガイドを低速側と高速側とに変位さ
せる移動手段であつて、固定部材と１対のリンク
部材とを有し、前記チエンガイドとによりリンク
機構を構成する移動手段及び前記チエンガイドを
前記フロントチエンギヤの軸方向一側方に付勢す
るリターンばねを備え、操作ワイヤの前記ばねに
対抗する牽引操作で前記リンク機構を変形させ
て、前記チエンガイドを低速側と高速側との一方
に位置させるようにしたフロントデイレーラーで
あつて、前記リンク機構とは独立した揺動部材を
設けて、該揺動部材を前記移動手段における一つ
の部材に対向させて、これら対向部材の一方に、
前記チエンガイドが位置する低速側から高速側に
至る全域において前記リターンばねによる前記ワ
イヤの緊張力で他方に常時弾接する調整体を設
け、この調整体の調整により前記揺動部材の前記
移動手段に対する位置を調整して、前記リンク機
構を変形させることなく前記ワイヤの伸び量を吸
収するごとくしたから、操作ワイヤが伸びた場
合、前記調整体を操作するだけの非常に簡単な操
作で、操作ワイヤの伸び量を吸収することができ
ながら、しかも、前記調整体を調整してもリンク
機構は変形しないため、調整体の調整によりチエ
ンガイドの低速側位置と高速側位置とが変わるこ
とはないのである。この結果、前記チエンガイド
を、操作ワイヤの操作ストローク量に対応して多
段フロントチエンギヤに対応した位置に移動させ
ることができ、正確に変速できるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案フロントデイレーラの一実施例
を示す正面図、第２図は一部切欠側面図、第３図
は平面図、第４図は要部のみの拡大断面図、第５
図は同じく分解斜視図である。２……固定部材、５，６……リンク部材、９…
…チエンガイド、１３……揺動部材、１３ａ……
支持部、１５……調整ねじ、Ｗ……操作ワイヤ、
Ｏ……アウター筒。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

チエンガイドと、該チエンガイドを支持し、か
つ、多段フロントチエンギヤの軸方向に移動させ
る前記チエンガイドを低速側と高速側とに変位さ
せる移動手段であつて、固定部材と１対のリンク
部材とを有し、前記チエンガイドとによりリンク
機構を構成する移動手段及び前記チエンガイドを
前記フロントチエンギヤの軸方向一側方に付勢す
るリターンばねを備え、操作ワイヤの前記ばねに
対抗する牽引操作で前記リンク機構を変形させ
て、前記チエンガイドを低速側と高速側との一方
に位置させるようにしたフロントデイレーラーで
あつて、前記リンク機構とは独立した揺動部材を
設けて、該揺動部材を前記移動手段における一つ
の部材に対向させて、これら対向部材の一方に、
前記チエンガイドが位置する低速側から高速側に
至る全域において前記リターンばねによる前記ワ
イヤの緊張力で他方に常時弾接する調整体を設
け、この調整体の調整により前記揺動部材の前記
移動手段に対する位置を調整して、前記リンク機
構を変形させることなく前記ワイヤの伸び量を吸
収するごとくしたことを特徴とする自転車用フロ
ントデイレーラー。