JPH08169386A - 自転車用変速操作装置 - Google Patents

自転車用変速操作装置

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JPH08169386A
JPH08169386A JP31623294A JP31623294A JPH08169386A JP H08169386 A JPH08169386 A JP H08169386A JP 31623294 A JP31623294 A JP 31623294A JP 31623294 A JP31623294 A JP 31623294A JP H08169386 A JPH08169386 A JP H08169386A
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bicycle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作力変化が少ない状態で、かつ、軽く変速
操作できる自転車用変速装置を提供する。 【構成】 変速操作具21を低速側に揺動付勢するアシ
ストばねASを備え、リターンばねRSによって高速側
に付勢されているディレーラ10を減速側に操作する
際、アシストばねASによって操作力付与の補助を行わ
せながら操作できる。操作ケーブル3のインナーケーブ
ル3bにアシストばねASによって発生する張力CT1
が変速操作具21の操作位置変化にかかわらず一定また
はほぼ一定であり、リターンばねRSによるケーブル張
力CT2が変速操作に伴って変化するディレーラでも、
変化しないディレーラでも、低速側で減速操作するのに
必要な操作力と高速側で減速操作するのに必要な操作力
との差が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リターンばねが備えら
れた自転車用ディレーラを操作ケーブルを介して操作す
る自転車用変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記変速操作装置において、従来、変速
操作具をリターンばねによって付勢される方向とは反対
方向に移動付勢するアシストばねを備え、リターンばね
がディレーラを操作する方向とは反対方向の変速を行う
際、アシストばねが変速操作の補助をすることによって
軽く変速操作できるようになったものがあった。ところ
が、たとえば変速操作具にこれの揺動軸芯を中心とする
円形のドラム部を備え、変速操作具を操作すると、ドラ
ム部が回動して操作ケーブルを巻き取り操作したり、巻
き戻し操作するようになるとともに、アシストばねが変
速操作具とこれの支持部材とにわたって取り付けられて
変速操作具を低速側に揺動付勢するようになっており、
アシストばねによって操作ケーブルに発生する張力が高
速側に変速操作するほど強くなっていた。つまり、図1
3に示すように、アシストばねによって操作ケーブルに
発生する張力CT1が変速操作具の移動に伴って比較的
大きく変化するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、たとえばチェン
掛け換え用のガイドプーリをリターンばねによって高速
側に操作するようになっているとともに、リターンばね
によって操作ケーブルに発生する張力がガイドプーリの
移動に伴って比較的大きく変化するようになったリアデ
ィレーラを連結して操作する場合、図13に示すよう
に、アシストばねによるケーブル張力CT1とリターン
ばねによるケーブル張力CT2との差が高速側では小に
なっても、低速側では大になる。この種変速操作装置に
あっては、減速側に変速する際、リターンばねによるケ
ーブル張力からアシストばねによるケーブル張力を差し
引いた力が変速操作力として必要になることから、低速
側で減速側に変速する際の操作力と、高速側で減速側に
変速する際の操作力との差が大になっていた。また、デ
ィレーラを作成するに当たり、リターンばねによって操
作ケーブルに発生する張力がガイドプーリの移動にかか
わらず一定またはほぼ一定になるように構成し、このデ
ィレーラを連結して操作するとしても、図15に示すよ
うに、アシストばねによるケーブル張力CT1とリター
ンばねによるケーブル張力CT2との差が低速側で比較
的大になり、低速側で減速側に変速する際の操作力と、
高速側で減速側に変速する際の操作力との差が図13の
場合に比して小にはなるが、依然として存在することに
なる。本発明の目的は、リターンばねによるケーブル張
力が変化するタイプ、一定またはほぼ一定であるタイプ
のいずれのディレーラを連結して操作する場合でも、軽
く、しかも、高速側と低速側とでの操作力差がないとか
少ない状態で変速操作できる変速操作装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による自転車用変
速操作装置は、目的達成のために、リターンばねが備え
られた自転車用ディレーラを操作ケーブルを介して操作
する自転車用変速操作装置であって、変速操作具を前記
リターンばねによって移動付勢される方向とは反対方向
に移動付勢するアシストばねを備え、操作ケーブルに支
持作用するケーブル支持部を、前記アシストばねによっ
て操作ケーブルに発生する張力を前記変速操作具の操作
位置変化にかかわらず一定またはほぼ一定にする状態で
備えてあることを特徴とする。
【0005】請求項1による変速装置を実施するに当た
り、変速操作具を四連リンク機構によって平行移動自在
に支持されるように構成するとともに、このリンク機構
の固定リンクと揺動リンクとにわたって取り付けた引っ
張りコイルばねをアシストばねとする構成などを採用し
てもよいが、請求項2による構成を採用すると、つぎの
ように有利である。
【0006】請求項2による変速操作装置を実施するに
当たり、操作ケーブルを巻き取り操作したり、繰り出し
操作するドラム部を備えるとともに、このドラム部の非
円形に形成する構成を採用して実施してもよいが、請求
項3による構成を採用すると、つぎにように有利であ
る。
【0007】
【作用】ディレーラをリターンばねに抗して操作する方
向に変速する際、アシストばねによって操作力付与の補
助が行われ、人為的に加える必要がある操作力としては
アシストばねによる補助分だけ少なく済ませながら変速
操作できる。この時、変速操作具をいずれの操作位置に
しても、アシストばねによるケーブル張力が一定または
ほぼ一定になるようにケーブル支持部が操作ケーブルを
支持していることにより、リターンばねによるケーブル
張力が変化するタイプのディレーラを操作する場合に
は、図14に示す張力関係にアシストばねによるケーブ
ル張力CT1と、リターンばねによるケーブル張力CT
2とがなり、図13で示す従来に比し、低速側で必要に
なる人為操作力と、高速側で必要になる人為操作力との
差を従来より少なくしながら変速操作できる。また、リ
ターンばねによるケーブル張力が一定またはほぼ一定で
あるタイプのディレーラを操作する場合には、図16に
示す張力関係にアシストばねによるケーブル張力CT1
と、リターンばねによるケーブル張力CT2とがなり、
図15で示す従来に比し、低速側で必要になる人為操作
力と、高速側で必要になる人為操作力との差を従来より
少なくしながら変速操作できる。このタイプのディレー
ラを採用する場合、リターンばねによるケーブル張力が
アシストばねによるケーブル張力と同じで両張力が釣り
合うディレーラを採用すると、低速側で必要になる人為
操作力と、高速側で必要になる人為操作力との差が無い
状態、あるいは、ほとんど無い状態で変速操作できるよ
うになる。
【0008】請求項2による構成を採用すると、コンパ
クトで操作しやすくなる。すなわち、変速操作具を四連
リンク機構を介して取り付けると、変速操作具が全体に
わたって車体から離れるように動いて手が比較的届きに
くくなるとか、変速操作装置全体が比較的大型になる。
これに対し、変速操作具を揺動式にするとともに、アシ
ストばねとしてねじりコイルばねを採用すると、たとえ
ばハンドルバーを握ったままの手の指を延ばすだけで変
速操作具を操作できるとか、変速操作装置全体が比較的
コンパクトになる。
【0009】請求項3による構成を採用すると、ケーブ
ル支持部と、アウターケーブルの保持部とを適切な位置
関係に配置設定することにより、アシストばねによるケ
ーブル張力が一定またはほぼ一定になる。
【0010】請求項4による構成を採用すると、ハンド
ルバーを握りながら変速操作具を操作することが可能に
なる。しかも、アシストばねのために変速操作具を軽く
操作できる割りには、変速操作具が操作目標位置を越え
て動き過ぎないように位置決め機構によって所定の操作
位置に適切に位置決めしながら変速操作できる。さら
に、2個の指当て操作部を一方が親指での操作がしやす
い箇所、たとえばハンドルバーの手前側でハンドルバー
の下側に位置し、他方が人指し指での操作がしやすい箇
所、たとえばハンドルバーの向こう側でハンドルバーの
下側に位置するように配置し、変速段数が多くて変速操
作具の作動ストロークが比較的大きくなる場合でも、変
速操作具を向こう側に揺動操作する際には、全ストロー
クにわたって一方のみの指当て操作部を親指で楽に操作
し、手前側に揺動操作する際には、全ストロークにわた
って他方の指当て操作部のみを人指し指で楽に操作する
ことが可能になる。
【0011】請求項5による構成を採用すると、ブレー
キレバーとは別々にハンドルバーに取り付ける構成を採
用するに比し、変速操作装置全体をコンパクトに作成し
ながらも変速操作具がハンドルバーの握り部に接近して
ハンドルバーを支持する手での操作がしやすいものにで
きる。
【0012】
【発明の効果】リターンばねによるケーブル張力が変化
するタイプのディレーラを操作する場合でも、リターン
ばねによるケーブル張力が一定またはほぼ一定のタイプ
のディレーラを操作する場合でも、アシストばねによる
補助を得ながら操作できるのみならず、低速側と高速側
とでの必要操作力の差を従来ほど感じることなく、ディ
レーラによっては差を全く感じることなく操作できるこ
とにより、操作力の面からも操作感覚の面からも軽快に
変速操作できるようになった。
【0013】請求項2による構成を採用すると、変速操
作具が操作し易くなるとともにコンパクトになることか
ら、ハンドルバーに体裁よく取り付けて容易に操作でき
るとともに商品価値の高い自転車が構成できるようにな
る。
【0014】請求項3による構成を採用すると、ケーブ
ル支持部と、アウターケーブルの保持部との配置設定に
よってケーブル張力を一定またはほぼ一定にできること
から、操作ケーブルの取り付け構造を適切に設定するだ
けの比較的簡単な構造にでき、この面からもコンパクト
化できるようになる。
【0015】請求項4による構成を採用すると、変速操
作具を操作目標位置に適切に操作できることにより、さ
らには、親指と人指し指とを使い分けて操作できること
により、アシストばねの作用で有利に変速操作できるも
のが、ハンドルバーを支持しながら有利に変速操作でき
るようになるばかりではなく、変速段数の多い場合で
も、変速操作具を操作目標位置に位置合わせする面から
も、変速操作具の取扱い面からも、さらには、操作力の
出しやすさの面からも、軽快に変速操作できるようにな
る。
【0016】請求項5による構成を採用すると、ハンド
ルバーを支持しながらの変速操作がしやすくできる割り
には、ハンドルバーにコンパクトに組み付けられるよう
になる。
【0017】
【実施例】図4に示すように、ハンドルバー2の握り部
の近くにブレーキレバー5を取り付けるように構成した
レバーブラケット22に、1本の変速レバー21などを
取り付けて、自転車用変速操作装置20を構成してあ
る。この変速操作装置20は、図1に示すようにアウタ
ーケーブル3aとインナーケーブル3bとからなる操作
ケーブル3により、ガイドプーリ11およびリターンば
ねRSなどを備える自転車用リアディレーラ10に連結
し、変速レバー21により操作ケーブル3を介してリア
ディレーラ10を操作することにより、自転車後輪駆動
用の7枚のリアギヤにチェン4を掛け換えるものであ
り、詳しくはつぎのように構成してある。
【0018】すなわち、図4、図5および図6に示すよ
うに、前記レバーブラケット22はブレーキレバー5が
位置する側とは反対側に備えてあるバンド部22aをハ
ンドルバー2に外嵌して取り付けねじ22bで締め付け
ることにより、ハンドルバー2に取り付けるように構成
してある。このレバーブラケット22に、取り付けねじ
23によって締め付け固定するように構成した支軸部材
24、および、この支軸部材24によってレバーブラケ
ット22に締め付け固定するように構成した爪ホルダー
25を取り付け、前記支軸部材24に前記変速レバー2
1を支軸部材24の軸芯24aまわりで回動自在に支持
させるとともに、変速レバー21の基部21aなどを覆
うカバー体26を支軸部材24の端部にスプライン係合
によって回動不能に係止するように構成して取り付けね
じ27によって固定してある。変速レバー21の基部2
1aにねじりコイルばねでなるアシストばねASを内装
し、前記カバー体26に操作ケーブル3のアウターケー
ブル3aを支持するためのアウターホルダー28を備え
るとともに、前記変速レバー21にケーブルニップル3
cを受け止め支持することによって操作ケーブル3のイ
ンナーケーブル3bを連結するように構成したケーブル
支持部21bを備え、もって、前記変速操作装置20を
構成してある。
【0019】つまり、変速レバー21は支軸部材24と
レバーブラケット22とを取り付け部材として、ハンド
ルバー2に軸芯24aまわりで往復揺動自在に取り付
け、変速レバー21のカバー体26から突出する部分に
変速レバー21の移動方向に分散するとともにハンドル
バー2よりも下側に位置するようにして備えてある二つ
の指当て操作部21A,21Bのいずれかによって操作
する。すなわち、変速レバー21を図5に示す揺動方向
Dに操作する場合には、指当て操作部21Aに親指を当
ててこの指当て操作部21Aのみを使用して全ストロー
クにわたって操作し、変速レバー21を図5に示す揺動
方向Uに操作する場合には、指当て操作部21Bに人指
し指を当ててこの指当て操作部21Bのみを使用して全
ストロークにわたって操作する。変速レバー21の位置
決め部21cに備えてある7個の位置決め凹入部21e
と、前記爪ホルダー25に取り付けた樹脂製の位置決め
爪29とにより、変速レバー21を所定の7箇所の操作
位置に位置決めする位置決め機構を構成してある。位置
決め爪29に替えて位置決めボールなどを採用してもよ
い、したがってこれらを位置決め体29と総称する。す
なわち、変速レバー21を揺動操作すると、この操作力
によって位置決め爪29の作用部29aが位置決め凹入
部21eに係脱し、位置決め爪29の作用部29aが位
置決め凹入部21eに入り込むと、この入り込みによる
係合によって変速レバー21を所定の操作位置に位置決
めする。つまり、変速レバー21は、7個の位置決め凹
入部21eのうちの最も一端側に位置する位置決め凹入
部21eが位置決め爪29の作用部29aに合致する最
低速の1速位置と、7個の位置決め凹入部21eのうち
の最も他端側に位置する位置決め凹入部21eが位置決
め爪29の作用部29aに合致する最高速の7速位置と
にわたって移動する。ケーブル支持部21bは変速レバ
ー21が低速側に移動するに伴ってインナーケーブル3
bをアウターケーブル3aから引き出し操作し、変速レ
バー21が高速側に移動するに伴ってインナーケーブル
3bをディレーラ側に繰り出し操作するように、かつ、
アウターケーブル3aから引き出したインナーケーブル
3bを巻き取らないで直線状に引っ張り操作するように
形成してある。アシストばねASは一端側が爪ホルダー
25のレバーブラケット22への取り付け座部25aに
係止することによってレバーブラケット22に係止し、
他端側が変速レバー21の基部21aに係止して変速レ
バー21を前記1速位置に付勢している。すなわち、変
速レバー21をディレーラ10のリターンばねRSによ
って操作ケーブル3を介して付勢される方向とは反対方
向に付勢している。
【0020】図8に示すように、変速レバー21が1速
位置から7速位置の操作領域を移動する際、インナーケ
ーブル3bの支持点としてのケーブル支持部21bは、
変速レバー21の揺動軸芯24aを中心とする円弧軌跡
Tに沿って移動する。この軌跡T上にアシストばねAS
のために変速レバー21を揺動操作するアシスト操作力
AFが発生するとすると、このアシスト操作力AFのた
めにケーブル支持点21bとアウターホルダー28とに
わたるインナーケーブル3bにケーブル張力CT1が発
生する。このケーブル張力CT1のアシスト操作力AF
に対する張力値の割合は、揺動軸芯24aとケーブル支
持点21bとを通る直線Lに対するインナーケーブル3
bの傾斜角Aによって変化することにより、ケーブル支
持点21bが移動し、アシストばねASのねじり変化の
ためにアシスト操作力AFが変化しても、前記傾斜角A
が適切に変化する場合には、ケーブル張力CT1は変化
しないとか、変化してもアシスト操作力AFほど大きく
は変化しなくなる。そして、前記傾斜角Aは変速レバー
21のケーブル支持部21bと、カバー体26のアウタ
ーホルダー28との位置関係の設定によって決まる。し
たがって、ケーブル支持部21bとアウターホルダー2
8とを適切な位置関係に配置設定すると、アシストばね
ASによってインナーケーブル3bに発生するケーブル
張力CT1は、変速レバー21を1速位置から7速位置
のいずれの速度位置、および、1速位置と2速位置の間
や4速位置と5速位置の間など1速位置から7速位置ま
でのいずれの速度位置間、すなわち、操作領域全体にお
けるいずれの操作位置に操作してもほぼ一定になる。こ
れに基づいて、アシストばねASとして図9に示すねじ
りコイルばねを採用し、ケーブル支持部21bとアウタ
ーホルダー28とを図8に示す位置関係に配置設定し、
図10に示すほぼ一定のケーブル張力CT1−1,CT
1−2が発生するようにしてある。
【0021】すなわち、変速レバー21を1速位置に操
作すると、アウターホルダー28とケーブル支持部21
bとにわたるインナーケーブル3bの軸芯が変速レバー
21の揺動軸芯24aから距離D1=約25.9mmの
箇所に位置し、変速レバー21を7速位置に操作する
と、アウターホルダー28とケーブル支持部21bとに
わたるインナーケーブル3bの軸芯が前記揺動軸芯24
aから距離D7=約29mmの箇所に位置するように、
ケーブル支持部21bとアウターホルダー28とを配置
設定してある。そして、位置決め爪29を取り外すなど
によって変速レバー21に作用しないようにしながら変
速レバー21を操作する際に、アウターホルダー28で
インナーケーブル3bに発生する張力を測定すると、図
10に示すケーブル張力CT1−1,CT1−2が測定
された。すなわち、ケーブル張力CT1−1は、変速レ
バー21を1速位置から7速位置に増速操作する場合の
ケーブル張力で3.35〜3.4kgfの値であった。
ケーブル張力CT1−2は、変速レバー21を7速位置
から1速位置に減速操作する場合のケーブル張力で2.
72〜2.68kgfの値であった。変速レバー21を
増速操作する際のケーブル張力CT1−1と、減速操作
する際のケーブル張力CT1−2とは摩擦などに起因し
て若干相違する。つまり、変速レバー21をこれの操作
領域全体にわたるいずれの操作位置に操作してもインナ
ーケーブル3bには2.68〜3.4kgfのほぼ一定
の張力CT1がアシストばねASによって発生してい
る。
【0022】リアディレーラ10は図1および図3に示
すように構成してある。すなわち、ガイドプーリ11お
よびテンションプーリ12をチェンガイド13を介して
取り付けた支持体14と、後輪用フォーク1に連結プレ
ート部15aによってボルト連結するように構成したブ
ラケット体15とを、左右一対の揺動リンク16,17
によって連結するとともに、支持体14と揺動リンク1
6,17およびブラケット体15が平行四連リンク機構
R1を形成するように構成してある。左右一対の揺動リ
ンク16,17のうちの右側の揺動リンク16から左側
の揺動リンク17の方に向かって延出している操作アー
ム部16aと、支持体14とにわたって引っ張りコイル
ばねでなるリターンばねRSを取り付け、ブラケット体
15の連結プレート部15aが軸芯Bまわりで回動自在
に連結している部分にねじりコイルばねでなる第1テン
ションばねS1を内装し、支持体14のチェンガイド1
3が軸芯Pまわりで回動自在に連結している部分にねじ
りコイルばねでなる第2テンションばねS2を内装して
ある。ブラケット体15に操作ケーブル3のアウターケ
ーブル3aを支持するためのアウターホルダー18を備
えるとともに、前記操作アーム部16aに操作ケーブル
3のインナーケーブル3bをワイヤ固定ねじ19によっ
て締め付け連結するように構成したケーブル支持部を備
えてある。
【0023】つまり、ガイドプーリ11は平行四連リン
ク機構R1により、後輪用フォーク1のフォークエンド
部から延出するディレーラ取り付け部1aに車体横方向
に往復移動するように取り付ける。すると、ガイドプー
リ11は、図2に示すように7枚のリアギアのうちの最
も車体内側に位置する最大外径のローギアにチェン4を
掛ける最低速の1速位置と、図1に示すように最も車体
外側に位置する最小外径のトップギアにチェン4を掛け
る最高速の7速位置とにわたって車体横方向に往復移動
するようになり、インナーケーブル3aによる引っ張り
力によって7枚のリアギヤの小径側から大径側に移動操
作されて高速側から低速側へのチェン掛け換えを行い、
リターンばねRSの弾性復元力によって7枚のリアギヤ
の大径側から小径側に移動操作されて低速側から高速側
へのチェン掛け換えを行う。第1テンションばねB1は
一端側が連結プレート部15aに係止し、他端側がブラ
ケット体15に係止してブラケット体15を後輪用フォ
ーク1に対して軸芯Bまわりで揺動方向BFに付勢する
ことにより、ガイドプーリ11およびテンションプーリ
12を介してチェン4に張力を付与する。第2テンショ
ンばねB2は一端側が支持体14に係止し、他端側がチ
ェンガイド13に係止してチェンガイド13を支持体1
4に対して軸芯Pまわりで揺動方向PFに付勢すること
により、ガイドプーリ11およびテンションプーリ12
を介してチェン4に張力を付与する。
【0024】リアディレーラ10において、図8に示す
ように、ガイドプーリ11が1速位置から7速位置の移
動範囲を移動する際、インナーケーブル3bの連結点と
してのケーブル固定ねじ19は、右揺動リンク16とブ
ラケット体15の連結中心としての連結ピン軸芯Xを中
心とする円弧軌跡Tに沿って移動する。この軌跡T上に
リターンばねRSのために右揺動リンク16を揺動操作
するリターン操作力RFが発生するとすると、このリタ
ーン操作力RFのために連結点19とアウターホルダー
18とにわたるインナーケーブル3bにケーブル張力C
T2が発生する。このケーブル張力CT2のリターン操
作力RTに対する張力値の割合は、連結ピン軸芯Xと連
結点19とを通る直線Lに対するインナーケーブル3b
の傾斜角Aによって変化することにより、連結点19が
移動し、リターンばねRSの長さ変化のためにリターン
操作力RFが変化しても、前記傾斜角Aが適切に変化す
る場合には、ケーブル張力CT2は変化しないとか、変
化してもリターン操作力RFほど大きくは変化しなくな
る。そして、前記傾斜角Aは右揺動リンク16のケーブ
ル連結点19と、ブラケット体15のアウターホルダー
18との位置関係の設定によって決まる。したがって、
ケーブル連結点19とアウターホルダー18との位置関
係を適切に設定することにより、ガイドプーリ11およ
びテンションプーリ12にチェン4を巻き掛けないでガ
イドプーリ11にチェン4から掛け換え反力が作用しな
い状態にすると、リターンばねRSによってインナーケ
ーブル3bに発生する張力CT2は、ガイドプーリ11
が1速位置から7速位置のいずれの速度位置や、1速位
置と2速位置の間や4速位置と5速位置の間など1速位
置から7速位置までのいずれの速度位置間、すなわち、
移動領域全体にわたるいずれの位置に移動しても一定ま
たはほぼ一定になる。これに基づいて右揺動リンク16
のケーブル連結点19と、アウターホルダー18とを配
置設定することにより、ガイドプーリ11およびテンシ
ョンプーリ12にチェン4を掛けないでガイドプーリ1
1にチェン4から掛け換え反力が作用しないようにした
状態では、インナーケーブル3bにはガイドプーリ11
の位置如何にかかわらず2.68〜3.4kgfのケー
ブル張力CT2がリターンばねRSによって発生するよ
うに構成してある。
【0025】つまり、リアディレーラ10と変速操作装
置20を操作ケーブル3で連結しただけで車体に取り付
けないとか、車体に取り付けてもガイドプーリ11およ
びテンションプーリ12にチェン4を巻き掛けないでガ
イドプーリ11にチェン4から掛け換え反力が作用しな
い状態にして、かつ、位置決め爪29が変速レバー21
に作用しない状態にして変速レバー21を操作すると、
変速レバー21が1速位置から7速位置のいずれの速度
位置、1速位置と2速位置の間や4速位置と5速位置の
間など1速位置から7速位置までのいずれの速度位置
間、すなわち、操作領域全体にわたるいずれの位置に位
置する場合でも、リターンばねRSによってインナーケ
ーブル3bに発生しているケーブル張力CT2と、アシ
ストばねASによってインナーケーブル3bに発生して
いるケーブル張力CT1とが釣り合っているように構成
してある。
【0026】要するに、減速側に変速する場合、変速レ
バー21を図1および図5に示す揺動方向Dに操作す
る。すると、変速レバー21がインナーケーブル3bを
引っ張り操作し、インナーケーブル3bがリターンばね
RSを弾性変形させながらガイドプーリ11をテンショ
ンプーリ12と共に車体内側に移動操作する。これによ
り、ガイドプーリ11がチェン4をリアギヤの小径側か
ら大径側に掛け換え、変速段が高速側から低速側に切り
換わる。この時、1速から7速のいずれの変速段に切り
換える場合でも、インナーケーブル3bのリターンばね
RSによる張力CT2とアシストばねASによる張力C
T1とが釣り合っていて、リターンばねRSを弾性変形
させるのに必要な強さの操作力をアシストばねASが補
助する。このため、ガイドプーリ11に作用するチェン
掛け換え抵抗、操作ケーブル3のアウターケーブル3a
とインナーケーブル3bの摩擦、位置決め爪29による
操作抵抗に抗して変速レバー21を人為操作力によって
操作することになる。増速側に変速する場合、変速レバ
ー21を図2および図5に示す揺動方向Uに操作する。
すると、変速レバー21がインナーケーブル3bを繰り
出し操作し、このケーブル繰り出しのためにリターンば
ねRSが弾性復元作動してガイドプーリ11をテンショ
ンプーリ12と共に両プーリ11,12に作用している
チェン掛け換え反力に抗して車体外側に移動操作する。
これにより、ガイドプーリ11がチェン4をリアギヤの
大径側から小径側に掛け換え、変速段が低速側から高速
側に切り換わる。この時、1速から7速のいずれの変速
段に切り換える場合でも、インナーケーブル3bのリタ
ーンばねRSによる張力CT2とアシストばねASによ
る張力CT1とが釣り合っていて、アシストばねASを
弾性変形させるのに必要な強さの操作力をリターンばね
RSが補助する。このため、操作ケーブル3のアウター
ケーブル3aとインナーケーブル3bの摩擦、位置決め
爪29による操作抵抗に抗して変速レバー21を人為操
作力によって操作することになる。
【0027】図7に示すように、変速レバー21のカバ
ー体26から露出しているとともに車体後向きになって
いる周面部分21dに矢印式の指針マーク31を備える
とともに、カバー体26の前記周面部分21dに対応す
るとともに車体後向きになっている壁部分26aに7個
の数字式変速段表示32・・を備え、前記周面部分21
dと壁部分26aとにより、変速段表示のためのインジ
ケータ30を構成してある。すなわち、変速レバー21
を揺動操作すると、周面部分21dが壁部分26a対し
て移動し、変速レバー21が1速位置から7速位置のう
ちの所望の操作位置になると、指針マーク31が7個の
変速段表示32・・のうちの変速レバー21の操作位置
に対応するものを指示するのであり、指針マーク31が
いずれの変速段表示32を指示しているかを知ることに
より、第1速から第7速のいずれの変速段に切り換え操
作したかを判断できる。そして、変速レバー21を指針
部材に、カバー体26を表示盤部材にそれぞれ利用して
構造の簡単化を図りながらインジケータを作成してあ
る。
【0028】図5および図6に示すセットねじ33は、
セットねじ33の先端部が変速レバー21の凹入部に入
り込んで変速レバー21に係止作用するようにしてカバ
ー体26に取り付けたものである。セットねじ33は、
変速レバー21に係止作用すると、変速レバー21を第
7速位置に固定する。つまり、リヤディレーラ10と変
速操作装置20とを車体に組み付けて操作ケーブル3で
連結する際、ディレーラ10はリターンばねRSによっ
て7速位置に付勢されていることから、変速レバー21
をばね力が最も強くなった変形状態にあるアシストばね
ASに抗して7速位置に維持しながら行えば、連結作業
が行い易くなる。このため、操作ケーブル3の連結を行
う際、セットねじ33を作用位置にしておき、変速レバ
ー21をアシストばねASに抗して7速位置に維持する
人為操作を不要にしながら、楽に連結作業できるのであ
る。そして、この連結作業が完了すると、セットねじ3
3を取り外すか、先端部が変速レバー21から抜け出て
係止作用を解除する取り付け位置に切り換えて、変速レ
バー21の使用を可能にするのである。このように、セ
ットねじ33を採用して変速レバー21を7速位置に維
持するようにすると、位置決め機構によって変速レバー
21を7速位置に維持する場合に比べ、位置決め機構の
変速レバー21を所定の操作位置に位置決めするための
係合力を弱く設定することが可能になる。すなわち、ア
シストばねASの張力と、リターンばねRSの張力とに
差がある場合には、その張力差に抗して変速レバー21
を操作位置に維持できる程度の係合力に設定すれば位置
決め機構が所定どおり作用するのであり、アシストばね
ASの張力と、リターンばねRSの張力とが釣り合う場
合には、位置決め用係合力を変速レバー21が振動など
で動くことを防止できるとともに変速レバー21が所定
の操作位置になったことを認識できる程度のさらに弱い
係合力に設定すれば、位置決め機構が所定どおり作用す
るのである。この結果、位置決め機構による変速操作抵
抗を極力小に押さえて軽く変速操作できるようにでき
る。尚、セットねじ33に替え、ピン、キー、あるい
は、変速レバーとカバー体との間などの所定箇所に詰め
込むように構成した詰め体などを採用しても同様の効果
が得られる。作用状態と作用解除状態とに切り換えられ
るように構成した各種ストッパーを採用するとよいので
ある。
【0029】〔別実施例〕図11は、別の実施構造を備
える変速操作装置40を示す。すなわち、ハンドルバー
2に固定するように構成したベース部材41と、操作ア
ーム部42aを備える変速レバー42とを、一対の揺動
リンク43,44によって連結するとともに、ベース部
材41と揺動リンク43,44および変速レバー42が
平行四連リンク機構R2を形成するように構成してあ
る。一対の揺動リンク43,44のうちの一方の揺動リ
ンク44から延出するアーム部44aと、ベース部材4
1とにわたって引っ張りコイルばねでなるアシストばね
ASを取り付け、変速レバー42に操作ケーブル3のア
ウターケーブル3aを支持するためのアウターホルダー
18を備え、前記アーム部44aに操作ケーブル3のイ
ンナーケーブル3bをケーブル固定ねじ19によって連
結するように構成したケーブル支持部44bを備えてあ
る。ベース部材41が平行四連リンク機構R2の固定リ
ンクで、変速レバー42が平行四連リンク機構R2の可
動リンクになり、変速レバー42がハンドルバー2に対
して移動操作することを可能にしている。つまり、平行
四連リンク機構R2が変速レバー取り付け機構となり、
変速レバー42をハンドルバー2に移動操作自在に連結
する。そして、変速レバー42を移動操作すると、揺動
リンク44と変速レバー42とが相対揺動することによ
り、操作ケーブル3のインナーケーブル3bを繰り出し
あるいは引っ張り操作することを可能にしている。さら
に、変速レバー42が移動すると、揺動リンク44とベ
ース部材41とが相対揺動して揺動リンク44のアシス
トばね連結箇所と、ベース部材41のアシストばね連結
箇所との間隔が変化することにより、アシストばねAS
の変速操作に伴う変形を可能にしている。
【0030】このリンク式変速操作装置40の場合、図
12に示すように、インナーケーブル3bの連結点とし
てのケーブル固定ねじ19が、揺動リンク44と取り付
け部材41との連結中心としての連結ピン軸芯Xを中心
とする円弧軌跡Tに沿って移動する。この軌跡T上にア
シストばねASのために揺動リンク44を揺動操作する
アシスト操作力AFが発生するとすると、このアシスト
操作力AFのためにケーブル連結点19とアウターホル
ダー18とにわたるインナーケーブル3bにケーブル張
力CT1が発生する。このケーブル張力CT1のアシス
ト操作力AFに対する張力値の割合は、連結ピン軸芯X
とケーブル連結点19とを通る直線Lに対するインナー
ケーブル3bの傾斜角Aによって変化することにより、
ケーブル連結点19が移動し、アシストばねASの長さ
変化のためにアシスト操作力AFが変化しても、前記傾
斜角Aが適切に変化する場合には、ケーブル張力CT1
は変化しないとか、変化してもアシスト操作力AFほど
大きくは変化しなくなる。そして、前記傾斜角Aは揺動
リンク44のケーブル連結点19と、変速レバー42の
アウターホルダー18との位置関係の設定によって決ま
る。このことから、ケーブル支持部44bとアウターホ
ルダー18との位置関係を適切に設定することにより、
アシストばねASによるケーブル張力CT1が変速レバ
ー42の操作位置変化にかかわらず一定またはほぼ一定
になる。さらに、この変速操作装置の場合、平行四連リ
ンク機構R2の仕様をディレーラ10の平行四連リンク
機構R1の仕様と同一に形成し、変速操作装置40での
アシストばねASによるインナーケーブル3bの張力C
T1と、ディレーラ10でのリターンばねRSによるイ
ンナーケーブル3bの張力CT2とが同一になって釣り
合うようにできる。
【0031】本発明は、リアディレーラ用の他、フロン
トディレーラ用の変速操作装置にも適用できる。
【0032】ハンドルバーに取り付ける型式の変速操作
装置としては、レバーブラケット22に支持させてブレ
ーキレバー5と共にハンドルバー2に取り付けるように
構成する他、レバーブラケット22とは異なる専用の取
り付け部材を備え、ブレーキレバー5とは別に単独でハ
ンドルバー2に取り付けるように構成して実施してもよ
い。前記変速レバー21,42に替え、ハンドルバーに
回動操作自在に套嵌してハンドルバーの握り部を形成す
るとともに操作ケーブルを介してデイレーラを操作する
回転式の操作体を採用して変速操作装置を構成する場合
にも本発明は適用できる。したがって、これら変速レバ
ーや回転式操作体を変速操作具21,42と総称し、レ
バーブラケット22をベース部材22と呼称する。
【0033】リターンばねがチェン掛け換え部材を高速
側に操作するように構成されたディレーラの他、リター
ンばねがチェン掛け換え部材を低速側に操作するように
構成するディレーラを操作する際に使用するように構成
する変速操作装置の場合にも本発明は提供できる。この
場合、アシストばねは変速操作具を高速側に付勢するよ
うに構成する。
【0034】リターンばねによるケーブル張力が一定ま
たはほぼ一定の値を維持し、かつ、アシストばねによる
ケーブル張力と釣り合うようになったディレーラを操作
するために本発明による変速操作装置を使用する他、リ
ターンばねによるケーブル張力が一定またはほぼ一定で
あるがアシストばねによるケーブル張力とは釣り合わな
いディレーラとか、リターンばねによるケーブル張力が
変速に伴って変化するディレーラを操作するためにも、
本発明による変速操作装置を使用してもよいのである。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速レバーのリアディレーラ操作状態を示す説
明図
【図2】変速レバーのリアディレーラ操作状態を示す説
明図
【図3】リアディレーラ全体の側面図
【図4】変速操作装置全体の平面図
【図5】変速操作装置の断面図
【図6】変速操作装置の変速レバー取り付け部の断面図
【図7】変速操作装置のインジケータの説明図
【図8】ケーブル張力の説明図
【図9】アシストばねの説明図
【図10】ケーブル張力の説明図
【図11】別実施例の変速操作装置の概略図
【図12】ケーブル張力の説明図
【図13】従来のケーブル張力関係の説明図
【図14】本発明による変速操作装置を使用した場合の
ケーブル張力関係の説明図
【図15】従来のケーブル張力関係の説明図
【図16】本発明による変速操作装置を使用した場合の
ケーブル張力関係の説明図
【符号の説明】
2 ハンドルバー 3 操作ケーブル 5 ブレーキレバー 10 ディレーラ 21,42 変速操作具 21b,44b ケーブル支持部 21e 位置決め凹入部 22 ベース部材 29 位置決め体 RS リターンばね AS アシストばね CT1 ケーブル張力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リターンばね(RS)が備えられた自転
    車用ディレーラ(10)を操作ケーブル(3)を介して
    操作する自転車用変速操作装置であって、 変速操作具(21,42)を前記リターンばね(RS)
    によって移動付勢される方向とは反対方向に移動付勢す
    るアシストばね(AS)を備え、 操作ケーブル(3)に支持作用するケーブル支持部(2
    1b,44b)を、前記アシストばね(AS)によって
    操作ケーブル(3)に発生する張力が前記変速操作具
    (21,42)の操作位置変化にかかわらず一定または
    ほぼ一定になる状態で備えてある自転車用変速操作装
    置。
  2. 【請求項2】 前記変速操作具(21)がベース部材
    (22)によって揺動操作自在に支持されているととも
    に、前記アシストばね(AS)が前記ベース部材(2
    2)と前記変速操作具(21)とにわたって取り付けた
    ねじりコイルばねである請求項1記載の自転車用変速操
    作装置。
  3. 【請求項3】 前記ケーブル支持部(21b)が操作ケ
    ーブル(3)を前記変速操作具(21)に連結して、操
    作ケーブル(3)を直線状に引っ張り操作させるケーブ
    ル支持部である請求項2記載の自転車用変速操作装置。
  4. 【請求項4】 前記変速操作具(21)が前記ベース部
    材(22)によって自転車用ハンドルバー(2)に揺動
    操作自在に取り付けられる変速レバーであるとともに、
    前記変速操作具の移動方向に分散して位置する2個の指
    当て操作部(21A),(21B)を備えており、位置
    決め体(29)と、この位置決め体(29)が係脱する
    複数個の位置決め用凹入部(21e)とによって前記変
    速操作具(21)を操作位置に位置決めする位置決め機
    構を備えている請求項3記載の自転車用変速操作装置。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材(22)がブレーキレバ
    ー(5)を自転車用ハンドルバー(2)に取り付けるレ
    バーブラケットである請求項4記載の自転車用変速操作
    装置。
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