JP3457025B2 - ゴムホース成形用マンドレル - Google Patents

ゴムホース成形用マンドレル

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JP3457025B2
JP3457025B2 JP11993193A JP11993193A JP3457025B2 JP 3457025 B2 JP3457025 B2 JP 3457025B2 JP 11993193 A JP11993193 A JP 11993193A JP 11993193 A JP11993193 A JP 11993193A JP 3457025 B2 JP3457025 B2 JP 3457025B2
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JP
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mandrel
molding
vulcanization
rubber
resin
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孝志 佐藤
吉信 渡辺
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴムホース成形用マ
ンドレルに係わり、更に詳しくはゴムホース製造時に、
ホース本体に挿入されて使用されるゴムまたは樹脂材料
から成るマンドレル(芯体)に、熱伝導性の良い金属材
料を混入させて構成したゴムホース成形用マンドレルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴムホースの加硫成形時には、マ
ンドレルが挿入されたホース本体の外周面に、鉛,樹
脂,布等の外面成形用被覆材を被覆し、そして外面成形
用被覆材が被覆されたホース本体をドラムに巻取った状
態で加硫機内に挿入して加硫成形を行っている。
【0003】前記マンドレルとしては、鉄,ゴム及びナ
イロン等の樹脂材料が用いられているが、このうち、長
尺ホースの製造時に使用されるマンドレルは、可撓性を
必要とするため、ゴムまたはナイロン等の樹脂材料が一
般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】然しながら、ゴムま
たはナイロン等の樹脂材料を用いたマンドレルは、鉄マ
ンドレルに比べて熱伝導率が極めて悪く、加硫温度を高
くしたり、加硫時間を延長させる等の調整作業が必要
で、加硫効率が悪い上に、加硫度に差が生じて、品質を
低下させると言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、従来の樹脂マンドレルを改良して熱
伝導率を良くし、加硫温度を低下させることが出来ると
共に、加硫時間の短縮化を図ることが出来、品質の安定
及び生産性を向上させることが出来るゴムホース成形用
マンドレルを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、成形用マンドレルを、ゴムまたは樹脂材料
に、熱伝導性の良い金属粉粒体を混入させて構成したこ
とを要旨とするものである。また、前記金属粉粒体は、
成形用マンドレルに対する体積比で、30〜50%混入
するものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、樹脂
マンドレルの熱伝導率を良くすることにより、ホースの
加硫成形時における加硫温度を高くしたり、加硫時間を
延長させる必要がなく、品質のバラツキを少なくして、
品質の安定及び生産性を向上させ、加硫成形を効率良く
行うことができるようにするものである。
【0008】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、ホース本体1にこの発明に
かかる樹脂マンドレル2を挿入した斜視図、図2は図1
のAーA矢視断面図であって、3はホース本体1の加硫
成形時にホース本体1の外周面に被覆する成形被覆材を
示している。
【0009】前記ホース本体1は、内層ゴム5と外層ゴ
ム6との間に補強層7を介在させて一体的に構成されて
いる。前記樹脂マンドレル2は、樹脂材料としてポリメ
チルペンテン(TPX:4−メチルペンテン−1をベー
スとするポリオレフィン・・・三井石油化学(株)製)
を使用し、このポリメチルペンテンに、鉄,アルミ,銅
等の熱伝導率の高い金属粉粒体4または金属線材を埋設
して構成するものである。
【0010】このように、樹脂マンドレル2として、従
来のようにポリメチルペンテン樹脂のみを使用したマン
ドレル比べて、熱伝導率の優れた金属粉粒体4を混入さ
せて構成することで、熱伝導率は著しく向上し、加硫温
度を高くしたり、加硫時間を延長させることなくホース
の加硫成形を行うことが出来るものである。図3は、こ
の発明の実施例と、従来例とにおけるモジュラスと加硫
時間との関係を示すグラフであって、加硫温度160℃
における加硫時間は、従来例と比較すると、約20%短
縮できたことが判る。
【0011】次に、従来の樹脂材と、この発明の実施例
とにおける熱伝導率を比較した実験結果を、以下の表ー
1に示す。 以上の表ー1に示す実験結果からも明らかなように、樹
脂マンドレル2をポリメチルペンテン樹脂に熱伝導率の
優れた金属粉粒体4を混入させて構成することで、実施
例1では、熱伝導率が約60倍,実施例2では約150
倍程度高くなり、この結果、加硫温度も従来のように高
める必要はなく、また加硫時間を延ばす必要もなくなる
ものである。
【0012】なお、ポリメチルペンテン樹脂に金属粉粒
体4を混入させる割合としては、体積比で、50%以
下、好ましくは30%が良く、50%以上金属粉粒体4
を混入させると、樹脂の押出精度が悪くなり、また30
%以下だと、熱伝導率が悪くなると言う問題がある。
【0013】
【発明の効果】この発明は、上記のように成形用マンド
レルを、ゴムまたは樹脂材料に、熱伝導性の良い金属粉
粒体を混入させて構成し、特に金属粉粒体は、成形用マ
ンドレルに対する体積比で、30〜50%混入する
で、従来の樹脂マンドレルに比べて、加硫温度を低減す
ることが出来ると共に、加硫時間を短縮させることが出
来、従って、省エネルギー化を図ることが出来る上に、
生産性の向上も図ることが出来、また加硫成形時のドラ
ム巻取り位置による加硫度のバラツキを低減して、品質
の向上を図ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホース本体にこの発明にかかる樹脂マンドレル
を挿入した斜視図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】この発明の実施例と、従来例とにおけるモジュ
ラスと加硫時間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ホース本体 2 樹脂マンドレ
ル 3 成形被覆材 4 金属粉粒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 35/00 - 35/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムホース製造時に、ホース本体に挿入
    されて使用されるゴムまたは樹脂材料から成るゴムホー
    ス成形用マンドレルにおいて、 前記成形用マンドレルを、ゴムまたは樹脂材料に、熱伝
    導性の良い金属粉粒体を混入させて構成したことを特徴
    とするゴムホース成形用マンドレル。
  2. 【請求項2】 前記金属粉粒体は、成形用マンドレルに
    対する体積比で、30〜50%混入する請求項1に記載
    のゴムホース成形用マンドレル。
JP11993193A 1993-05-21 1993-05-21 ゴムホース成形用マンドレル Expired - Fee Related JP3457025B2 (ja)

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