JP3494450B2 - ゴムホース外面成形用被覆材 - Google Patents

ゴムホース外面成形用被覆材

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JP3494450B2 JP11994193A JP11994193A JP3494450B2 JP 3494450 B2 JP3494450 B2 JP 3494450B2 JP 11994193 A JP11994193 A JP 11994193A JP 11994193 A JP11994193 A JP 11994193A JP 3494450 B2 JP3494450 B2 JP 3494450B2
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resin
vulcanization
rubber hose
hose
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吉信 渡辺
孝志 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ゴムホース外面成形
用被覆材に係わり、更に詳しくはゴムホースの加硫時
に、ホース本体の外周面を被覆して外面成形を行う樹脂
材料から成る外面成形用被覆材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ゴムホースの加硫成形時には、マ
ンドレルが挿入されたホース本体の外周面に、鉛,樹
脂,布等の外面成形用被覆材を被覆し、そして外面成形
用被覆材が被覆されたホース本体をドラムに巻取った状
態で加硫機内に挿入して加硫成形を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】前記外面成形用被覆
材として樹脂を使用した場合には、鉛に比べて材料費自
体が安く、また大掛かりな設備も必要としない上に、ホ
ースのサイズ変更等によるピン,ダイス等の段取り替え
作業も非常に簡便であると言う利点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする問題点】然しながら、通常の
長尺製造方法では、上記のようにホース本体をドラムに
巻取った状態で加硫するが、外面成形用被覆材として樹
脂を使用した場合、鉛に比べて熱伝導が悪く、樹脂被覆
の内側と外側とでは、昇温状態の差が大きく、加硫温度
を高くしたり、加硫時間を延長させる等の調整作業が必
要で、また加硫度に差が生じて、品質を低下させると言
う問題があった。 【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、従来の樹脂被覆材に比較して熱伝導
率を良くし、加硫温度を低下させることが出来ると共
に、加硫時間の短縮化を図ることが出来、品質の安定及
び生産性を向上させることが出来るゴムホース外面成形
用被覆材を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、外面成形用のポリメチルペンテン樹脂材料
に金属粉粒体を混入させ、ポリメチルペンテン樹脂に金
属粉粒体を混入させる割合は、体積比で、30%以上、
50%以下に設定したことを要旨とするものである。 【0007】 【発明の作用】この発明は上記のように構成され、外面
成形用被覆材を、外面成形用のポリメチルペンテン樹脂
材料に金属粉粒体を混入させ、ポリメチルペンテン樹脂
に金属粉粒体を混入させる割合は、体積比で、30%以
上、50%以下に設定したので、樹脂被覆材の熱伝導率
を改善し、ホースの加硫成形時において、樹脂被覆材の
内側の昇温も早く、加硫温度を高くしたり、加硫時間を
延長させる必要がなく、品質のバラツキを少なくして、
ホースの加硫成形を効率良く行うことができるものであ
る。 【0008】 【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、ホース本体1の外周面にこ
の発明にかかる樹脂被覆材2を被覆した一部斜視図、図
2は図1のAーA矢視断面図を示し、3はホース本体1
に挿入されたマンドレルを示している。 【0009】前記ホース本体1は、内層ゴム5と外層ゴ
ム6との間に補強層7を介在させて一体的に構成されて
いる。前記樹脂被覆材2は、樹脂材料としてポリメチル
ペンテン(TPX:4−メチルペンテン−1をベースと
するポリオレフィン・・・三井石油化学(株)製)を使
用し、このポリメチルペンテンに、アルミ,銅等の熱伝
導率の高い金属粉粒体4を配合して構成したものであ
る。 【0010】このように、樹脂被覆材2として、従来の
ようにポリメチルペンテン樹脂のみを使用してたものに
比べて、熱伝導率の優れた金属粉粒体4を混入させて構
成することで、熱伝導率は著しく向上し、加硫温度を高
くしたり、加硫時間を延長させることなくホースの加硫
成形を行うことが出来るものである。図3は、この発明
の実施例と、従来例とにおけるモジュラスと加硫時間と
の関係を示すグラフであって、加硫温度160℃におけ
る加硫時間は、従来例と比較すると、特に実施例2では
約20%短縮できたことが判る。 【0011】次に、従来の樹脂被覆材と、この発明の実
施例とにおける熱伝導率を比較した実験結果を、以下の
表ー1に示す。 以上の表ー1に示す 験結果からも明らかなように、樹
脂被覆材4をポリメチルペンテン樹脂に熱伝導率の優れ
た金属粉粒体4を混入させて構成することで、実施例1
では、熱伝導率が約60倍,実施例2では約150倍程
度高くなり、この結果、加硫温度も従来のように高める
必要はなく、また加硫時間を延ばす必要もなくなるもの
である。 【0012】なお、ポリメチルペンテン樹脂に金属粉粒
体4を混入させる割合としては、体積比で、50%以
下、好ましくは30%が良く、50%以上金属粉粒体4
を混入させると、樹脂の押出精度が悪くなり、また30
%以下だと、熱伝導率が悪くなると言う問題がある。 【0013】 【発明の効果】この発明は、上記のように外面成形用被
覆材を、外面成形用のポリメチルペンテン樹脂材料に金
属粉粒体を混入させ、ポリメチルペンテン樹脂に金属粉
粒体を混入させる割合は、体積比で、30%以上、50
%以下に設定したので、従来の樹脂被覆材に比べて、加
硫温度を低減することが出来ると共に、加硫時間を短縮
させることが出来、従って、省エネルギー化を図ること
が出来る上に、生産性の向上も図ることが出来、また加
硫成形時のドラム巻取り位置による加硫度のバラツキを
低減して、品質の向上を図ることが出来る効果がある。
また、鉛の被覆材に比べて設備投資費用が安く、ピン,
ダイス等の段取り替えや、スクリュー交換等のメンテナ
ンスも容易である。
【図面の簡単な説明】 【図1】ホース本体の外周面にこの発明にかかる樹脂被
覆材を被覆したホース本体の一部斜視図である。 【図2】図1のAーA矢視断面図である。 【図3】この発明の実施例と、従来例とにおけるモジュ
ラスと加硫時間との関係を示すグラフである。 【符号の説明】 1 ホース本体 2 樹脂被覆材 3 マンドレル 4 金属粉粒体

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ゴムホースの加硫時に、ホース本体の外
    周面に樹脂材料を被覆して外面形成を行うゴムホース外
    面成形用被覆材において、前記樹脂材料としてポリメチルペンテン樹脂を使用する
    と共に、該ポリメチルペンテン樹脂に熱伝導性の良い金
    属粉粒体を体積比で30〜50%混入させたことを特徴
    とするゴムホース外面成形用被覆材。
JP11994193A 1993-05-21 1993-05-21 ゴムホース外面成形用被覆材 Expired - Fee Related JP3494450B2 (ja)

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