JPS582956Y2 - 管受口の構造 - Google Patents

管受口の構造

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JPS582956Y2
JPS582956Y2 JP16196176U JP16196176U JPS582956Y2 JP S582956 Y2 JPS582956 Y2 JP S582956Y2 JP 16196176 U JP16196176 U JP 16196176U JP 16196176 U JP16196176 U JP 16196176U JP S582956 Y2 JPS582956 Y2 JP S582956Y2
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JP
Japan
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headless
tube
bell
frp
socket
Prior art date
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Application number
JP16196176U
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English (en)
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JPS5378617U (ja
Inventor
三浦敏
木村哲二
Original Assignee
株式会社クボタ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は無頭管の端部にFRP製ベル部を形成してなる
管受口に関し、殊に受口部における可撓性を高めてなる
管受口の構造に関するものである。
2次加工によって受口状に成形し得ない様な管例えば熱
硬化性樹脂管やFRP管或はFRP材と樹脂モルタル材
とを組合せてなる複合管等を管受口として使用したい場
合、無頭管の端部に受口を構成するベル部を形成する方
法が採用される。
そしてベル部を形成する際は、無頭管の端部に受口成形
用芯金型を装着し、無頭管の端部外周から芯金型の外周
に亘ってFRP材を被装した後硬化せしめ、ベル部の成
形と該ベル部の無頭管端部への接合を一気に行なう方法
が有利であるとされている。
またこの様にして形成されたFRP製ベル部はそれ自体
相当の可撓性を有してkす、埋設管路等に適用した場合
に地盤の不等法下等によって受口部に曲げ力がかかつて
も、受口部即ちベル部の可撓性によって曲げ力を吸収す
る機能を有しているから、継手部の耐久性を高めるうえ
でも好ましいものとされている。
しかしながら、無頭管の端部にFRP製ベル部を形成す
る場合は、以下に示す様な難点があり、FRP製ベル部
の有する可撓性が十分に発揮されないことが多い。
即ち第1図は公知の管受口を例示する要部縦断面図であ
り、無頭管1の端部にFRP製ベル部2を形成したもの
であるが、無頭管1の先端外周部に相当厚内hOFRP
材層が形成されている。
その結果無頭管1の先端部においてはベル部の肉厚りと
無頭管1の肉厚hoが加わって一段と厚内になり、それ
に伴なってこの部分の剛性が高められると共にその可撓
性は著しく低下してくる。
その結果FRP製ベル部の特性である曲げ力に対する自
在性が低下し、受口根元部2aから損傷することがあっ
た。
殊に例えばモルタル層を内蔵する複合管の様に比較的剛
性の高い無頭管を使用する場合は、無頭管1自体の剛性
も加わって受口奥部における剛性は急激に高するから、
受口根元部2aの損傷は一層著しくなる。
従ってFRP製ベル部を無頭管の端部に形成して管受口
を形成する場合には、接合部における局部的な厚肉化傾
向を可及的に抑制すると共に急激な剛性のアップを防止
し、FRP製ベル部の具備する可撓性を最大限に発揮さ
せる様な工夫をする必要がある。
本考案は以上の様な事情に着目してなされたものであっ
て、その目的は、FRP製ベル部の有する可撓性を最大
限に発揮し卓越した耐久性を発揮し得る様な管受口を提
供しようとするものである。
この様な目的を達成し得た本考案の構成とは、無頭管の
先端部外周に、先端部に無頭管の内径より大きい内径の
大径部を有するFRP製ベル部を巻装して受口を形成し
てなる管受口において、該FRP製ベル部が巻装される
無頭管の先端部外周に緩い角度の先細状テーパ面が形成
され、FRP製ベル部は、無頭管最先端位置から大径部
へ至る外径面及び無頭管最先端位置から大径部へ至る内
径面が夫々テーパ面とされると共に、FRP製ベル部に
おける前記テーパ形成部の肉厚を、無頭管最先端位置か
ら大径部にかけて順次薄くしてなることを要旨とするも
のであり、無頭管の端部外周角部をテーパ状に切削して
おくことによって無頭管自体の端部の剛性を徐々に低下
せしめ、且つこの切削面に沿ってFRP材を巻装するこ
とによって局部的な厚内化傾向を可及的に抑制し、もっ
て管受口における急激な可撓性の低下を防止することに
よってその曲げ力に対する自在性を著しく高め得たもの
である。
以下実施例たる図面によりながら本考案の構成及び作用
効果を説明するが、本考案はもとより下記に限定される
訳ではなく、前記並びに後記説明の趣旨に徴して適宜に
変更して実施することは何れも本考案の技術的範囲に含
まれるものである。
第2図は本考案に係る管受口を例示する要部縦断面図で
、無頭管1の先端部外周角部を切削して緩い傾斜面3を
形成し、この傾斜面3にFRP製ベル部2を被装形成し
たものを示している。
ここで傾斜面3の長さLは無頭管1とベル部2との接合
面を構成するものであり、あまり短かくなると接合力が
弱くなるので、相当の長さを確保する必要がある。
しかるに本考案者等が実験したところでは、無頭管1の
内径dに対して15%以上のL長さを確保しておけば、
実用上十分な接合力を発揮することがわかった。
また図例に釦いて無頭管1の先端部外周面は厚さaを残
してテーパ加工されているが、このa値は無頭管1の強
度と接合部における剛性の程度との関連において設定さ
れるもので特に限定的ではないが、これら両者の関連を
加味すればa値を無頭管1の肉厚tの約1/3程度(a
中1/3)とするのが最も実用的であった。
かくして無頭管1の先端部は、テーパ部3を形成するこ
とによって一定の強度を保持しつつ徐々にその剛性が弱
められることになる。
そしてこの無頭管1の端部に形成されるベル部2にむい
ても、急激な可撓性の低下を弁止する為に急激な肉厚変
化を生じない様に形成されている。
即ちテーパ面3に沿って巻装形成されるベル部2の肉厚
は、無頭管1の先端部にいくに従って徐々に厚肉になる
様にし、昔たベル部2の内面奥部には比較的緩い傾斜角
度θのテーパ部4を設けて肉厚が徐々に変化する様にす
る。
こうしてかけば、無頭管1の先端部において全体の肉厚
が最大にはなるが、その前後(図面の左右)において徐
々に肉厚が薄くなっているから、第1図の様にベル部2
の受口奥部2a部分でその可撓性が急激に低下し曲げ力
をうけて2a部分で損傷する様なことはなくなる。
しかも本考案では無頭管1の先端部外周にテーパ面3を
設けて徐々に薄肉化する様に形成されているから、複合
管の如き剛性の高い無頭管を用いた場合でも接合部にお
ける可撓性を適度に発揮し、FRP製ベル部2の有する
機能を最大限に発揮し得るものである。
ところで、ベル部2の内面奥部に形成されるテーパ部4
の傾斜角度θは、後述する様にしてベル部2を巻装成形
する際の便宜をふ筐えて決定するのがよく、またベル部
2の大径部の肉厚Tは使用する無頭管1の材質や肉厚に
応じて適宜に設定するのがよい。
しかるに本考案者等が実験したところでは、巻装過程で
FRP材が受口成形用芯金型からずれ落ちない様にする
為に、D−d−2a (但しtはテーパ部4 θ≦tan l 2 t の長さ、Dはベル部2の大径部の内径)に設定するのが
よく、殊にt町θ≦115・D−d−2at ≦115の関係となる様に各位を設定した場合に好結果
を得た。
またベル部2の大径部の肉厚TはT中dx2/100x
O,70に設定した場合に最も好結果を得た。
ちなみにt=1’2闘、d=600mmφのベル部を形
成する場合に、T=8.4 mm 、L=90rran
90212度、a =4mm 、 t=95Mとする
ことにより、極めて好性能の管受口を得ることができた
次に本考案に係る管受口の成形法の一例を図面によりな
がら簡単に説明する。
第3図は管受口成形法を例示する要部縦断面図で、受口
成形用芯金型5を用いて無頭管1の先端部外周にベル部
2を形成して管受口を製造する場合を示している。
芯金型5には嵌合部5a、テーパ成形部5b、大径部成
形部5c等が設けられており、この芯金型5は適宜の駆
動源によって回転し得る様に構成されている。
そして嵌合部5aには先端部外周にテーパ部3を形成し
た無頭管1を嵌合し、芯金型5の回転に伴なって回転す
る様に固定する。
次いで芯金型5を回転しながらベル部2のワインディン
グ作業に入るのであるが、その前に芯金型5の脱型を容
易にする為にその外周に離型剤を塗布(又は巻装)シ、
更にベル部2の内周面を平滑に仕上げる為に不織布を被
装しておくのがよい。
この場合、無頭管1とベル部とを強固に接合する為に、
テーパ部3には離型剤はもとより不織布も被装しない方
がよく、必要によっては凹凸部を設けて表面積を拡大す
ることも推奨される。
その後テーパ部3外周からテーパ成形部5b及び大径部
成形部5Cに亘ってFRP材をワインディングして行く
のであるが、FRP材の形態はどの様なものであっても
よく、樹脂を含浸した長繊維或は帯状のガラス布、チョ
ツプドストランドマット等公知の種々のFRP材を単層
若しくは複層にワインディングすることができる。
尚第3図の例ではフープワインディング層(円周方向)
2bと縦方向ワインディング層(軸心と平行方向)2c
とを組合せて複層に形威し、一段と強力なベル部2を形
成し得る様にしている。
この場合第1層にはフープワインディング層2bを形成
しテーパ部3とベル部2との接着力及び水密性を高度に
維持するのがよい。
またフープワインディング層2bと縦方向ワインディン
グ層2cとは、物理強度を最大限有効に発揮させるうえ
で前者対後者の比が重量比で約3対1付近に設定するの
が好ましい。
しかも縦方向ワインディング層2cは28以下の厚さに
押えるのがよく、2閣を越える厚内にすると層間剥離を
生じることがあるので好ましくない。
この様にしてベル部2が所定の厚みになるまでワインデ
ィング作業を繰り返した後、最外周に不織布を被装して
美麗に仕上げ、これを熱処理等によって硬化させれば管
受口が形成されることになる。
本考案の管受口は例えが前述の様にして製造されるが、
その製造法は特に本考案を限定する性質のものではなく
、公知の種々のFRP製ベル部成形法或はその改善法を
自由に適用し得るものである。
本考案は以上の様に構成されるが、要は無頭管の先端外
周角部を切削して緩いテーパ状に加工した後、このテー
パ面を接合面としてベル部を形成することにより、ベル
部と無頭管との接合部における急激な可撓性の低下傾向
を防止したから、受口郡全体の可撓性を著しく向上し得
ることになり、もって管受口の曲げ力に対する耐力及び
耐久性を大巾に向上し得ることになったものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の管受口を例示する要部縦断面図、第2図
は本考案に係る管受口を例示する要部縦断面図、第3図
は本考案に係る管受口の製造法を例示する要部縦断面図
である。 1・・・・・・無頭管、2・・・・・・ベル部、3・・
・・・・テーパ部、4・・・・・・テーパ部、5・・・
・・・受口成形用芯金型、2b・・・・・・フープワイ
ンディング層、2C・・・・・・縦方向ワインディング
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無頭管の先端部外周に、先端部に無頭管の内径より大き
    い内径の大径部を有するFRP製ベル部を巻装して受口
    を形成してなる管受口において、該FRP製ベル部が巻
    装される無頭管の先端部外周に緩い角度の先細状テーパ
    面が形成され、FRP製ベル部は、無頭管先端部外周面
    から大径部へ至る外径面及び無頭管最先端位置から大径
    部へ至る内径面が夫々テーバ面とされると共に、FRP
    製ベル部における前記テーパ形成部の肉厚を、無頭管最
    先端位置から大径部にかけて順次薄くしてなることを特
    徴とする管受口の構造。
JP16196176U 1976-12-02 1976-12-02 管受口の構造 Expired JPS582956Y2 (ja)

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JPS5378617U JPS5378617U (ja) 1978-06-30
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