JPH0620960Y2 - 自動車の燃料用ホース - Google Patents

自動車の燃料用ホース

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JPH0620960Y2
JPH0620960Y2 JP1988117945U JP11794588U JPH0620960Y2 JP H0620960 Y2 JPH0620960 Y2 JP H0620960Y2 JP 1988117945 U JP1988117945 U JP 1988117945U JP 11794588 U JP11794588 U JP 11794588U JP H0620960 Y2 JPH0620960 Y2 JP H0620960Y2
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JP
Japan
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protector
weight
fuel hose
hose
vinyl chloride
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JP1988117945U
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浩一 北村
美幸 西
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Sumitomo Riko Co Ltd
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、塩化ビニル系樹脂製網状管からなるプロテク
ターにて保護した自動車の燃料用ホースに関するもので
ある。
《従来の技術》 従来より自動車の燃料用ホースとしては、ビニロンなど
の繊維補強層を有し、内層が弗素ゴムで外層がエピクロ
ルヒドリンゴムよりなるようなものが使用されていた
が、自動車のエンジンなどが設置されている狭い場所で
苛酷な条件で使用されているのが常であった。又該ホー
スは曲げられて使用されることが多く、その曲げた部分
等が他の器物と接触し、また熱により傷が付いたりして
損傷することがあった。そこでプロテクターとして通常
の塩化ビニル樹脂製などのチューブを使用したが、燃料
用ホースはバリア性が完全ではないため、該ホースと該
チューブの間に該ホースから染みでたガソリンが過熱に
より膨れたりしてホース及びプロテクターが劣化してし
まう欠点があった。更にまたその改良として該ホースに
多数穴を明けて通気性を良くしたが、未だプロテクター
の機能としては不完全なものであった。
《考案が解決しようとする課題》 本考案はこれらの欠点を解消したものであり、部分的に
ゲル分を有する塩化ビニル系樹脂組成物からなる網状管
をプロテクターに使用することにより、チューブに穴明
け加工も不必要であり、耐熱性、耐寒性、柔軟性、耐屈
曲疲労性のバランスの優れたホース用プロテクターを提
供するものである。
《課題が解決するための手段》 本考案は、燃料用ホース本体があり、該ホース本体をテ
トラヒドロフランに不溶なゲル分5〜90重量%含有する
塩化ビニル系樹脂100重量部と可塑剤25〜200重量部とか
らなる組成物で成形したものであって、螺旋状に形成し
た横線部とその外周又は内周に配した複数本の縦線部と
を立体的に交差し一体に形成してなる塩化ビニル系樹脂
製網状管からなるプロテクターにて保護した構成とした
ことを特徴とする自動車の燃料用ホースである。
本考案に使用する塩化ビニル系樹脂組成物は特公昭62-1
1022号公報に記載の組成物であって、必要により他の熱
可塑性樹脂、ゴム、熱安定剤、充填剤、顔料、及び加工
助剤等を配合して利用される。
本考案の自動車の燃料用ホースに使用するプロテクター
は、押出用パイプ形状ダイスのアウトダイ内周又はイン
ダイ外周に、縦線部を形成するための溝部を複数個配置
し、該ダイスの前面に回転するカッターを用いて押出成
形により、塩化ビニル系樹脂組成物を押出し、該カッタ
ーを用いて該溝部の反対側に切り込みを入れ、押出物を
引張ることにより螺旋状の横線部とし、網目を形成する
ことによって連続的に製造される。
《実施例》 テトラヒドロフランに不溶なゲル分31重量%含有し、テ
トラヒドロフランに可溶分の平均重合度2550の塩化ビニ
ル系樹脂100重量部対して、ジオクチルフタレート10
0重量部及び三塩基性硫酸鉛5重量部添加した組成物を
使用して、第1図に示したような縦線部(1)、横線部(2)
及び網目(3)を有し、内径15mm×外径21mmの円筒状の網
状物のプロテクター(4)を作成した。このプロテクター
(4)を第3図に示すように通常使用されている内径7.5mm
×外径13.5mmの自動車の燃料用ホース本体(5)に被覆し
た。
また比較例としてゲル分のない平均重合度1300の塩化ビ
ニル樹脂100重量部対して、ジオクチルフタレート100重
量部及び三塩基性硫酸鉛5重量部添加した組成物を使用
して、内径が上記のものと同じもので、内径15mm×外径
19mmのホースを押出成形により作成し、第2図に示した
ように穴(6)を明けたプロテクター(7)を同様に自動車燃
料用ホースに本体被覆した。
ホース本体の長さ300mmで、プロテクター長さとして200
mm、100mmの2種についてそれぞれのプロテクターの柔軟
性をテストした。更にプロテクター長さ100mmのものに
ついては120℃×72Hの熱処理を行ったものについてもテ
ストした。ホース本体とプロテクターとが第4図及び第
5図に示すように長さの中心部が合うように被覆し、中
心から90°、135°、180°にそれぞれ折り曲げその変化
を観察した。第4図は長さ200mmのプロテクターを使用
したものを135°に折り曲げた図であり、第5図は長さ1
00mmのプロテクターを使用したものを180°に折り曲げ
が図であり、図中実線が実施例、点線が比較例である。
その結果熱処理をしない場合は従来品の比較例のもの
は、プロテクターの長さが長いとややホース本体の自然
な曲がりの形状に逆らう程度であるが、長さが短いとか
なり逆らい、熱処理をすると熱劣化が生じ中心部が真っ
すぐになり形状が変化する。これに対し、実施例のもの
は熱処理をしても熱劣化が起きず自然な曲がり形状に逆
らわない。
次にプロテクターの第1表に示す特性について測定し、
その結果を第1表に示す。
その結果、比較例の従来品のものに比べ実施例のものは
総ての点で満足する結果が得られた。
《考案の効果》 本考案は、プロテクターとして網目状構造に加え、その
材質を特殊な塩化ビニル系樹脂組成物を使用することに
より相乗効果が生じ、ガソリン或いは熱による劣化もな
く、耐熱性、耐寒性、柔軟性及び耐屈曲疲労性に優れた
バランスの取れた自動車の燃料用ホースとして有用なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の網目状プロテクターの斜視図、第2図
は従来品の穴明き品のプロテクターの斜視図、第3図は
本考案に使用するプロテクターをホース本体に被覆した
自動車の燃料用ホースを示す斜視図、第4図及び第5図
はプロテクターの柔軟性のテストをした場合の状態を示
す概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−52022(JP,U) 特公 昭62−11022(JP,B2) 実公 昭51−40081(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料用ホース本体があり、該ホース本体を
    テトラヒドロフランに不溶なゲル分5〜90重量%含有す
    る塩化ビニル系樹脂100重量部と可塑剤25〜200重量部と
    からなる組成物で成形したものであって、螺旋状に形成
    した横線部とその外周又は内周に配した複数本の縦線部
    とを立体的に交差し一体に形成してなる塩化ビニル系樹
    脂製網状管からなるプロテクターにて保護した構成とし
    たことを特徴とする自動車の燃料用ホース。
JP1988117945U 1988-09-09 1988-09-09 自動車の燃料用ホース Expired - Fee Related JPH0620960Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018194065A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 三和技研株式会社 ホース用補助具

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