JP3454918B2 - 記録紙排紙装置 - Google Patents

記録紙排紙装置

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JP3454918B2
JP3454918B2 JP12843494A JP12843494A JP3454918B2 JP 3454918 B2 JP3454918 B2 JP 3454918B2 JP 12843494 A JP12843494 A JP 12843494A JP 12843494 A JP12843494 A JP 12843494A JP 3454918 B2 JP3454918 B2 JP 3454918B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録紙排出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来紙葉類記録装置における記録紙排出
装置としては、水平トレイ方式、上面排紙方式、ドロッ
プトレイ方式又はキャッチトレイ方式というように各種
の形式のものがあった。その中でキャッチトレイ方式の
記録紙排出装置が、水平トレイ方式の装置に比べて設置
スペースを小さくすることができるのに加えて、記録紙
が散乱するのを防止することができ、上面排紙方式の装
置に比べてオプションとしての設置の汎用性があり、ド
ロップトレイ方式の装置に比べて記録紙の順序を正確に
保つことができる等の利点をもつことから、最近ユーザ
に好まれるようになっている。その典型的なものが特公
昭63-2862号、同63-6118号、同63-218463号公報等に開
示されていて公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記のような
従来のキャッチトレイ方式の記録紙排出装置は、大きな
サイズの紙の場合には、格別の不便がないのであるが、
記録紙のこしが強くて小さいサイズの紙の場合には、先
端部が保持部によって保持された排紙が縦向きとなっ
て、その後端部がループ作成用の開口部を閉鎖して、後
続の排紙の先端部がこれに当接して干渉してジャムを発
生し、又は排紙の順序の正確性が満足に保持されにくい
というような問題がある。
【0004】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の記録紙排出装置のもつ問題を解消し、こしが強くて
小さいサイズの紙の場合でも、先端部が保持部によって
保持された排紙が縦向きとなって、その後端部がループ
作成用の開口部を閉鎖することがなくて、後続の排紙の
先端部がこれに当接して干渉するようなことがなくてジ
ャムを発生することがなく、また紙質や紙のサイズのい
かんに関わらず、排紙の順序の正確性が満足できるよう
に保持される記録紙排出装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1の発明は、上部に横向
きの記録紙排紙搬入口を有し、下部に横向きの記録紙の
先端を保持する保持手段を有する横U字形の搬送路と、
この搬送路に設けられて記録紙を放出する放出手段と、
この放出手段の下流側であって、保持手段の手前におい
て搬送路に形成された開口部と、この開口部を開閉する
開閉手段と、前記放出手段と開閉手段とを駆動する駆動
手段と、前記排紙搬入口に排出される記録紙の排紙を検
知する排紙検知手段と、この排紙検知手段からの検知信
号を入力して駆動手段の作動を制御する制御手段とを具
え、前記放出手段は放出ローラとこれに対向して配置さ
れた対向ローラとを有し、前記開閉手段は搬送路の曲率
とほぼ同一の曲率を有する移動ガイド板とその回転軸と
を有し、前記駆動手段は前記回転軸に連結されたクラッ
チと、同回転軸を回転するモータと、同回転軸を復帰す
る復帰部材とを有し、前記制御手段は排紙検知手段から
の検知信号を入力してクラッチをオン、オフし、このク
ラッチのオン又はオフによって開閉手段が開口又は閉鎖
するとともに、復帰部材によって閉鎖又は開口すること
を特徴とする。請求項2の発明は、請求項1において
制御手段は保持手段に保持された記録紙が所定枚数に達
すると、開閉手段を開口位置に保持するように駆動手段
の作動を制御し、それ以後の記録紙を保持手段に保持す
ることなくオーバーフローさせることを特徴とする。請
求項3の発明は、請求項1において、保持手段は第1保
持部と、それと対向して配置されてそれらの間に記録紙
を保持するための空間を形成する第2保持部とを有し、
前記空間に記録紙を順次挿入して保持することを特徴と
する。請求項4の発明は、請求項3において、両保持部
の少なくとも一方が押圧力を有していていることを特徴
とする。請求項5の発明は、請求項3において、第1保
持部は回転駆動する保持ローラを有し、この保持ローラ
と第2保持部とが形成する空間に記録紙を順次保持する
ことを特徴とする。請求項6の発明は、請求項5におい
、第2保持部はこれとは別体の弾性部材によって保持
ローラの方向に常時押圧されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5において、第2保持部自体
を板ばね等の弾性部材で形成し、その弾性によって第2
保持部は保持ローラの方向に常時押圧されていることを
特徴とする。請求項8の発明は、請求項6又は7におい
、第2保持部に保持ローラと対向して対向ローラを配
置していることを特徴とする。請求項9の発明は、請求
項5,6,7又は8において、記録紙を保持しておく保
持ローラの回転軸にワンウェイクラッチを設けたことを
特徴とする。請求項10の発明は、請求項5,6,7又
は8において、記録紙を保持しておく保持ローラの回転
軸にトルクリミッタを設け、保持手段に保持された記録
紙が所定枚数に達するとそれ以後の記録紙を保持手段に
保持することなく、オーバーフローさせることを特徴と
する。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1,
3,4,5の発明においては、記録装置本体の排紙孔か
ら排出された記録紙を排紙検知手段が検知してその信号
を制御手段に送信し、この信号を受けた制御手段が駆動
手段を作動して放出手段によって、搬送路中を記録紙を
搬送するとともに、設定時間後にクラッチをオン又はオ
フし、開閉手段を移動して搬送路の開口部を閉鎖し、搬
送されてくる記録紙を開閉手段に沿ってターンして、そ
の先端が保持手段の第1保持部と第2保持部との間の保
持空間に保持されるとクラッチをオフ又はオンして開閉
手段が移動して開口部を開口し、このようにして先端が
保持手段に保持された記録紙の後端部分が、開口部から
ループ状に湾曲した上、順次外部に排出されて記録紙は
先端が保持されて後端が垂れ下がった状態となり、次に
前記と同様の要領で記録紙を逐次重積してスタックす
る。
【0007】このようにしてスタックされた記録紙の枚
数が所定数以上となると、請求項2の発明においては、
制御手段がそれをカウントして駆動手段を作動して開閉
手段を開口した状態に保持して、放出手段で搬送された
記録紙が保持手段に向けて搬送されることなくオーバー
フローしてそのまま開口部から外部に落下し、請求項1
0の発明においては、記録紙の枚数の増加によって保持
ローラに対する負荷が増大すると、保持ローラが回転す
ることができなくなって、記録紙の先端が内側ガイド板
と台座部とで保持されないまま、オーバーフローして記
録紙が自重によって外部に落下し、これらのことにより
ジャムの発生を避けることができるとともに、その取り
扱いが容易である。
【0008】請求項5〜8の発明は、第1保持部が保持
ローラを有し、第2保持部が別体の弾性部材の弾性又は
それ自体が形成されている弾性部材の弾性によって、保
持ローラの方向に常時押圧されており、また第2保持部
が保持ローラに対向する対向ローラを有していることか
ら、これらの第1,2保持部により、それらの中間の保
持空間に挿入された記録紙の先端を保持する。請求項9
の発明は、記録紙を保持しておく保持ローラの回転軸に
設けられたワンウェイクラッチによって、スタックされ
た記録紙がずり落ちるのが防止される。請求項10の発
明は、記録紙を保持しておく保持ローラの回転軸に設け
たトルクリミッタにより、保持手段に保持された記録紙
が所定枚数に達すると、それ以後の記録紙を保持手段に
保持することなくオーバーフローさせる。
【0009】
【実施例】図面において1は記録装置本体を示し、この
記録装置本体1にこの発明にかかる記録紙排紙装置が装
着されており、図1〜7にはこの発明の第1実施例が示
されており、この実施例において、上部に記録装置本体
1の排紙孔12に連通する横向きの記録紙4が搬入される
搬入口11を有し、下部に横向きの記録紙4の先端を保持
する保持手段7に連通する搬送路8が設けられており、
この搬送路8は搬入口11の方向に対して保持手段7の方
向が約150〜210°となっている反転路を形成する横U字
形となっていて、先端が下向きに湾曲した外側ガイド板
13と、その下方に配置されて記録装置本体1に向って内
向きに湾曲した内側ガイド板14とによって構成されてお
り、外側ガイド板13に排紙検知手段3が設けられてい
る。搬送路9には放出手段6が設けられていて、この放
出手段6はこの実施例では内側ガイド板14の窓孔から一
部が突出している放出ローラ16と、外側ガイド板13に回
転可能に設けられていて、放出ローラ16に当接する対向
ローラ18とを有し、放出ローラ16の回転軸17は記録装置
本体1の図示しない機枠に回転可能に設けられている。
【0010】保持手段7には内側ガイド板14の延長部に
よって形成されている第1保持部15と、これとほぼ平行
であって上下動可能に配置され、それらの中間に保持空
間10が形成される第2保持部24が設けられていて、第1
保持部15にこれに設けられた窓孔から一部が突出してい
る保持ローラ19が配置されていて、その回転軸21が前記
機枠に回転可能に設けられている。第2保持部24の下方
において記録装置本体1に支持台板27を取付け、第2保
持部24と支持台板27との間にばね26を設けて、このばね
26によって第2保持部24を常時上方に付勢している。
【0011】搬送路8には放出手段6の下流側に開口部
22が形成され、搬送路8に沿って移動して開口部22を開
閉する開閉手段9が設けられ、開閉手段9は図3に示す
ように搬送路8の曲率とほぼ同一の曲率を有する移動ガ
イド板23と両側板30とを有し、この両側板30に取付けら
れた回転軸31は機枠に回転可能に設けられている。放
出手段6の放出ローラ16及び保持手段7の保持ローラ19
を回転させ、開閉手段9の移動ガイド板23を移動させる
ために駆動手段2が設けられている。図3,4に示すよ
うに放出ローラ16の回転軸43に歯車部44が、また保持ロ
ーラ19の回転軸21に第2トルクリミッタ36がそれぞれ取
付けられ、第2トルクリミッタ36の外周には歯車部37が
形成され、移動ガイド板23の回転軸31は第1トルクリミ
ッタ32を介してクラッチ33に連結され、クラッチ33の外
周には歯車部34が形成されている。そして第1トルクリ
ミッタ32に復帰部材42を形成するばねが巻装され、この
復帰部材42の両端が側板30及び前記機枠に止着されてい
る。そして図4に示すように前記機枠にモータ29が設置
され、その駆動軸39に取付けられた駆動歯車38が中間歯
車46,47を介して歯車部37,44に運動を伝達し、歯車44
が歯車部34に運動を伝達するようになっている。駆動手
段2はこの実施例においてそのモータ29は図示のように
1台のものからなっていて、歯車機構によって放出ロー
ラ16、開閉手段9及び保持ローラ19を駆動するようにな
っているが、これとは別に別個の複数のものによってそ
れらを駆動するようにしてもよい。
【0012】図7には前記のものの作動系統のブロック
図が示されており、排紙検知手段3に制御手段5が連結
され、この制御手段5にモータ29とクラッチ33とが連結
され、モータ29にはクラッチ33、放出ローラ16、保持ロ
ーラ19が連結されている。制御手段5は排紙検知手段3
からの検知信号を入力してクラッチ33をオン、オフし、
このクラッチ33のオン又はオフによって開閉手段9が閉
鎖(図5)又は開口する(図6)とともに、復帰部材42
によって閉鎖又は開口する。さらにこの制御手段5は、
排紙される記録紙4の所定枚数を設定するとともに排紙
枚数をカウントし、それが設定枚数となった場合には開
閉手段9を開口させるような機能のものとなっている。
【0013】前記のものの作用について、図8,9の作
動フロー図をも参照して説明する。まず図8に示す第1
パターンについて説明する。図1に示すように記録装置
本体1の排紙孔12から排出された記録紙4を排紙検知手
段3が検知してその信号を制御手段5に送信し、この信
号を受けた制御手段5は駆動手段2のモータ29を回転す
ると同時に、設定された一定時間後にクラッチ33をオン
する。これによって放出ローラ16、対向ローラ18、保持
ローラ19を回転すると同時に、第1トルクリミッタ32を
介して開閉手段4の移動ガイド板23を移動して開口部22
を図5に示すように閉鎖する。そして放出ローラ16、対
向ローラ18によって搬送された記録紙4は、移動ガイド
板23に沿ってほぼ180°ターンして、その先端が第1,
2保持部15,24間の保持空間10に搬入され、第1保持部
15の突当部25に突き当って保持手段7によって保持さ
れ、設定された一定時間後に制御手段5によってクラッ
チ33をオフする。これによって復帰部材42の反発力によ
って開閉手段9の移動ガイド板23が、図6に示す上方位
置に移動して開口部22を開口する。そして先端が保持手
段7で保持された記録紙4の後端部分が、開口部22から
ループ状に湾曲した上、順次外部に垂れ下がった状態と
なり、次に前記と同様のことが繰り返されて記録紙4が
逐次重積してスタックされることとなる。
【0014】前記のようにしてスタックされた記録紙4
は、制御手段5がその枚数をカウントしその枚数が設定
した所定枚数以上となると、駆動手段2のクラッチ33を
作動して開閉手段9を開口した状態に保持して、放出手
段6で放出された記録紙4が保持手段7に向けて搬送さ
れることなくオーバーフローしてそのまま開口部22から
外部に落下し、この際記録紙4がカールを付与されてま
るまった状態となることなく外部に落下するので、ジャ
ムを発生することがなく、また落下したものの取り扱い
が容易となる。また前記のようにスタックされた記録紙
4が所定枚数以上となると、それによる保持ローラ19に
対する負荷の増大によって、保持ローラ19の回転軸21に
第2トルクリミッタ36が取付けられていることから、保
持ローラ19が回転することができなくなって、記録紙4
の先端が第1保持部15と第2保持部24とで保持されない
まま、記録紙4が前記と同様にして開口部22から自重に
よって外部に落下する。
【0015】前記の際クラッチ33がオンとなってからオ
フとなるまでの間は、駆動手段2のモータ29の回転力は
開閉手段9に伝達されることとなるが、開閉手段9は36
0°は回転できないので、この間駆動手段2は移動ガイ
ド板8に過負荷をかけ続けることとなる。それを開閉手
段9の移動ガイド板23の回転軸21に設けられた第1トル
クリミッタ32によって必要な回転力だけを移動ガイド板
8に伝達することとなる。また復帰部材42としては、板
ばね、コイルばね、ねじりばね等があるが、移動ガイド
板23の回転軸31の中心を中心としたねじりばねが好まし
い。クラッチ33をオン、オフするタイミングとしては、
前記の外にクラッチ33をオンさせてから所定時間後とす
る方法や、保持手段7の付近に第2排紙検知手段を設け
てそれによりの通過を確認することによる方法等が考え
られる。またクラッチ33をオン、オフ制御により駆動電
力を最小にすることができる。
【0016】さらに保持ローラ19の線速は、記録紙4の
先端が他の記録紙4に引っかかったりすることがあるの
を考慮すると、放出ローラ16の線速と同等か、又はそれ
より若干速めに設定するのがよく、また保持ローラ19の
表面はゴムローラ又は摩擦係数の大きいモールドローラ
等によって構成することが考えられ、EPDM,CR等
のゴムローラが一般的であるが、記録紙4の表面をする
ことになるものであることから、記録紙4の表面を汚さ
ないゴム、例えばノンカーボン系のゴム等が好ましい。
また開閉手段9への伝達トルクと、開閉手段9の重量と
回転角度とを考慮して、復帰部材42の反力と第1トルク
リミッタ32のトルクとを設定することが重要である。
【0017】次に図9に示す第2パターンは、クラッチ
33がオフのときに復帰部材42の反発力によって開閉手段
9が開口部22を閉鎖し、クラッチ33がオンのときに開閉
手段9が開口部22を開口するようになっている点で、第
1パターンと相違するだけでその他の点では第1パター
ンと同様であるので、これ以上の説明を省略する。
【0018】図10〜12に示す第2実施例は第1実施例と
多くの部分が同様となっているので、このような部分に
は同じ符号を付して説明を省略し、主として異なる部分
について説明する。この実施例においては放出手段6の
放出ローラ16は回転軸43に取付けられ、この回転軸43に
取付けられた歯車44が駆動歯車38と噛合して回転される
ようになっており、開閉手段9の移動ガイド板23の回転
軸31に歯車49が取付けられていて、この歯車49に駆動歯
車38が噛合している。3対の搬送ローラ60及びそれの対
向ローラ61が設けられ、最上流の搬送ローラ60はその回
転軸58に取付けられたプーリ50と、駆動歯車38と噛合す
る歯車55の回転軸58に取付けられたプーリ51とに巻着さ
れたベルト52によって回転され、中間の搬送ローラ60は
移動ガイド板23の回転軸31に取付けられており、最下流
の搬送ローラ60は回転軸45に取付けられて、それと同軸
の歯車47が駆動歯車38と噛合することによって回転され
るようになっており、その対向ローラ61は移動ガイド板
23の先端の近傍に設けられている。保持ローラ19は同軸
のプーリ53と、プーリ51とに巻着されたベルト54によっ
て回転するようになっており、プーリ51と同軸の歯車55
が駆動歯車38と噛合している点で第1実施例と相違する
だけであり、その作用は第1実施例と同様であるので説
明を省略する。
【0019】図13〜22には前記各実施例の保持手段7が
変形した第3〜12実施例の保持手段7が示されており、
この保持手段7以外の部分は前記各実施例と異なるとこ
ろがないので、その相違点だけを説明することとする。
図13,14の第3,4実施例は第2保持部24及び突当部25
の形状が相互に相違し、弾性部材を有していない点で他
の実施例と相違するだけであり、図15の第5実施例は第
2保持部24の一端が機枠に枢支されている点で相違する
だけであり、図16,17の第6,7実施例は第2保持部24
がそれぞれ異なる形状の弾性部材で形成されている点で
相違するだけであり、図18,19の第8,9実施例は第2
保持部24に対向ローラ20がそれぞれ異なる形状の第2保
持部24に設けられている点で相違するだけであり、図20
の第10実施例は保持ローラ19が取り外され、その代わり
に第1保持部15の一部が膨出している点で相違するだけ
であり、図21の第11実施例は保持ローラ19の回転軸21に
ワンウェイクラッチ28が取付けられていて、保持された
記録紙4がずり落ちるのが防止される点で相違するだけ
であり、図22の第12実施例は第12実施例の第2保持部24
の一端を機枠に枢支して蝶番式ばね35で支持し、回転軸
21に第2トルクリミッタ36が取付けられている点で相違
するだけである。
【0020】図23〜29には第13実施例が示されており、
この実施例は前記の各実施例における放出ローラ16及び
内側ガイド板14の代わりに、駆動回転する大ローラ41を
設け、制御手段5が第1,2実施例と同様にして保持手
段7に保持された記録紙4の数をカウントして、それが
図28に示すように所定枚数に到達すると、図29に示すよ
うに開口部22を開口した上、そのままとして記録紙4の
先端が保持手段7に向って搬入されることなく、自重に
よってオーバーフローして外部に落下してジャムの発生
を避けることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1,3,4の発明は、上部に横向きの記録紙排紙搬入口
を有し、下部に横向きの記録紙の先端を保持する保持手
段を有する横U字形の搬送路と、この搬送路に設けられ
て記録紙を放出する放出手段と、この放出手段の下流側
であって、保持手段の手前において搬送路に形成された
開口部と、この開口部を開閉する開閉手段と、前記放出
手段と開閉手段とを駆動する駆動手段と、前記排紙搬入
口に排出される記録紙の排紙を検知する排紙検知手段
と、この排紙検知手段からの検知信号を入力して駆動手
段の作動を制御する制御手段とを具え、前記放出手段は
放出ローラとこれに対向して配置された対向ローラとを
有し、前記開閉手段は搬送路の曲率とほぼ同一の曲率を
有する移動ガイド板とその回転軸とを有し、前記駆動手
段は前記回転軸に連結されたクラッチと、同回転軸を回
転するモータと、同回転軸を復帰する復帰部材とを有
し、前記制御手段は排紙検知手段からの検知信号を入力
してクラッチをオン、オフし、このクラッチのオン又は
オフによって開閉手段が開口又は閉鎖するとともに、復
帰部材によって閉鎖又は開口するようになっており、
持手段の第1保持部とこれに向けて常時押圧されている
第2保持部との間の空間に、記録紙を順次挿入して保持
するするので、こしが強くて小さいサイズの紙の場合で
も、先端部が保持部によって保持された排紙が縦向きと
なって、その後端部がループ作成用の開口部を閉鎖し
て、後続の排紙の先端部がこれに当接して干渉するよう
なことがなくてジャムを発生することがなく、また紙質
や紙のサイズのいかんに関わらず、排紙の順序の正確性
が満足できるように保持することができる効果がある。
また、開閉手段の開閉が正確なタイミングをもって自動
的に行われ、しかも駆動手段における駆動電力を最小限
とすることができるという効果がある。請求項2の発明
は、請求項1において、制御手段は保持手段に保持され
た記録紙が所定枚数に達すると、開閉手段を開口位置に
保持するように駆動手段の作動を制御し、それ以後の記
録紙を保持手段に保持することなくオーバーフローさせ
るので、所定枚数以上の記録紙は自動的に装置外に落下
し、ジャムを発生することがなく、またその取り扱いが
容易であるという効果がある。請求項5,6,7,8
発明は、第1保持部は回転駆動する保持ローラを有し、
第2保持部はこれとは別体の弾性部材又はそれ自体が弾
性部材で形成されていて、その弾性によって保持ローラ
の方向に常時押圧されており、また第2保持部に保持ロ
ーラと対向して対向ローラを配置しているので、記録紙
の先端が正確に保持されるという効果がある。請求項9
の発明は、請求項5,6,7又は8において、記録紙を
保持しておく保持ローラの回転軸にワンウェイクラッチ
を設けたので、スタックされた記録紙が自重によって外
部に滑り落ちることが防止されるという効果がある。
求項10の発明は、請求項5,6,7又は8において、
記録紙を保持しておく保持ローラの回転軸にトルクリミ
ッタを設けたので、スタックされた記録紙が所定枚数以
上となって、保持手段に対する負荷が増大すると、送り
込まれた記録紙の先端が保持手段によって保持されない
でオーバーフローされるので、所定枚数以上の記録紙は
自動的に装置外に落下し、ジャムを発生することがな
く、またその取り扱いが容易であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の開閉手段が閉鎖した状
態を示す要部の斜面図である。
【図2】同上の開閉手段が開口した状態を示す要部の斜
面図である。
【図3】同上の開閉手段と駆動手段との連動状態の概略
説明図である。
【図4】同上の駆動系統の正面図である。
【図5】同上の開閉手段が閉鎖した状態を示す一部の正
面図である。
【図6】同上の開閉手段が開口した状態を示す一部の正
面図である。
【図7】同上の発明の駆動系のブロック図である。
【図8】同上の作動パターン1のフロー図である。
【図9】同上の作動パターン2のフロー図である。
【図10】この発明の第2実施例の保持部の概略図であ
る。
【図11】同上の開閉手段が閉鎖した状態を示す一部の
正面図である。
【図12】同上の開閉手段が開口した状態を示す一部の
正面図である。
【図13】同第3実施例の保持手段の概略図である。
【図14】同第4実施例の保持手段の概略図である。
【図15】同第5実施例の保持手段の概略図である。
【図16】同第6実施例の保持手段の概略図である。
【図17】同第7実施例の保持手段の概略図である。
【図18】同第8実施例の保持手段の概略図である。
【図19】同第9実施例の保持手段の概略図である。
【図20】同第10実施例の保持手段の概略図である。
【図21】同第11実施例の初期の概略作動状態図であ
る。
【図22】同第12実施例の保持手段の概略図である。
【図23】同第13実施例の保持手段の概略図である。
【図24】同上の通常作動時の初期の概略作動状態図で
ある。
【図25】同次の概略作動状態図である。
【図26】同次の概略作動状態図である。
【図27】同次の概略作動状態図である。
【図28】同オーバーフロー時の初期の概略作動状態図
である。
【図29】同オーバーフロー時の終期の概略作動状態図
である。
【符号の説明】
1 記録装置本体 2 駆動手段 3 排紙検知手段 4 記録紙 5 制御手段 6 放出手段 7 保持手段 8 搬送路 9 開閉手段 11 搬入口 13 外側ガイド板 14 内側ガイド板 15 第1保持部 16 放出ローラ 17 回転軸 19 保持ローラ 21 回転軸 22 開口部 23 移動ガイド板 24 第2保持部 26 ばね 27 支持台板 28 ワンウェイクラッチ 29 モータ 30 側板 31 回転軸 32 第1トルクリミッタ 33 クラッチ 34 歯車部 35 蝶番式ばね 36 第2トルクリミッタ 37 歯車部 38 駆動歯車 40 ばね 41 大ローラ 42 復帰部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/26

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に横向きの記録紙排紙搬入口を有
    し、下部に横向きの記録紙の先端を保持する保持手段を
    有する横U字形の搬送路と、この搬送路に設けられて記
    録紙を放出する放出手段と、この放出手段の下流側であ
    って、保持手段の手前において搬送路に形成された開口
    部と、この開口部を開閉する開閉手段と、前記放出手段
    と開閉手段とを駆動する駆動手段と、前記排紙搬入口に
    排出される記録紙の排紙を検知する排紙検知手段と、
    排紙検知手段からの検知信号を入力して駆動手段の作
    動を制御する制御手段とを具え、前記放出手段は放出ローラとこれに対向して配置された
    対向ローラとを有し、前記開閉手段は搬送路の曲率とほ
    ぼ同一の曲率を有する移動ガイド板とその回転軸とを有
    し、前記駆動手段は前記回転軸に連結されたクラッチ
    と、同回転軸を回転するモータと、同回転軸を復帰する
    復帰部材とを有し、前記制御手段は排紙検知手段からの
    検知信号を入力してクラッチをオン、オフし、このクラ
    ッチのオン又はオフによって開閉手段が開口又は閉鎖す
    るとともに、復帰部材によって閉鎖又は開口すること
    特徴とする記録紙排紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、制御手段は保持手段
    に保持された記録紙が所定枚数に達すると、開閉手段を
    開口位置に保持するように駆動手段の作動を制御し、そ
    れ以後の記録紙を保持手段に保持することなくオーバー
    フローさせることを特徴とする記録紙排紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、保持手段は第1保持
    部と、それと対向して配置されてそれらの間に記録紙を
    保持するための空間を形成する第2保持部とを有し、前
    記空間に記録紙を順次挿入して保持することを特徴とす
    る記録紙排紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、両保持部の少なくと
    も一方が押圧力を有していていることを特徴とする記録
    紙排紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、第1保持部は回転駆
    動する保持ローラを有し、この保持ローラと第2保持部
    とが形成する空間に記録紙を順次保持することを特徴と
    する記録紙排紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、第2保持部はこれと
    は別体の弾性部材によって保持ローラの方向に常時押圧
    されていることを特徴とする記録紙排紙装置。
  7. 【請求項7】 請求項5において、第2保持部自体を板
    ばね等の弾性部材で形成し、その弾性によって第2保持
    部は保持ローラの方向に常時押圧されていることを特徴
    とする記録紙排紙装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において、第2保持部に
    保持ローラと対向して対向ローラを配置していることを
    特徴とする記録紙排紙装置。
  9. 【請求項9】 請求項5,6,7又は8において、記録
    紙を保持しておく保持ローラの回転軸にワンウェイクラ
    ッチを設けたことを特徴とする記録紙排紙装置。
  10. 【請求項10】 請求項5,6,7又は8において、記
    録紙を保持しておく保持ローラの回転軸にトルクリミッ
    タを設け、保持手段に保持された記録紙が所定枚数に達
    するとそれ以後の記録紙を保持手段に保持することな
    く、オーバーフローさせることを特徴とするの記録紙排
    紙装置。
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