JP3448391B2 - 屋根用雪止め金具 - Google Patents

屋根用雪止め金具

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JP3448391B2
JP3448391B2 JP11005795A JP11005795A JP3448391B2 JP 3448391 B2 JP3448391 B2 JP 3448391B2 JP 11005795 A JP11005795 A JP 11005795A JP 11005795 A JP11005795 A JP 11005795A JP 3448391 B2 JP3448391 B2 JP 3448391B2
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良雄 遠藤
威 毛馬内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根の軒先部に設置す
る雪止め金具に関している。
【0002】
【従来の技術】屋根の軒先部近傍に棒状の資材を設け、
屋根に積った雪を当該棒状資材に支持させて軒下に落さ
ないようにした雪止め金具は知られている。
【0003】従来から、この種の雪止め金具は屋根の構
造に合わせたものであったので、屋根の構造が異なると
他の屋根には適合できないといった問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、屋根板が金属板であるものにおいて、屋根
板の側縁部を直角上方に折り曲げ、立ち上がらせた部分
を互いに結合する構造の屋根に最適な雪止め金具を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において課題を解
決するための手段は、基板と該基板に垂直方向に設けら
れた芯板とを有するベース金具と、中空頭部と該中空頭
部の下方に設けられた挟持板とを有するホルダ金具と、
該ホルダ金具の中空頭部の端壁部に開口させたアングル
挿入溝とを具備し、上記ベース金具の芯板を屋根板の側
端部に形成されたはぜ部の間から突出させて該ベース金
具を屋根用パネルに固定し、当該ベース金具の芯板に前
記ホルダ金具の挟持板を固定し、前記中空頭部のアング
ル挿入溝に雪止めアングルを挿入固定することを特徴と
するものであり、又、ホルダ金具は、板材を2つ折りに
曲げた折り曲げ部を上方に向けて中空頭部を形成し、該
中空頭部の下方に2枚の挟持板を形成したものであり、
さらにベース金具の芯板及びホルダ金具の挟持板には、
ボルトを通すボルト穴が設けられており、該芯板及び挟
持板はボルト締め結合されることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【実施例】図1から図3において、1はベース金具で板
材を直角に折り曲げて基板2及び垂直方向に向けた芯板
3を形成しており、芯板3の頂部3aは中央部が高くな
る三角形状を呈している。4は基板2にあけた取付穴、
5は芯板3にあけたボルト穴であり、取付穴4及びボル
ト穴5は何れも各2個ずつ設けられている。なお、上記
ボルト穴5は、芯板3の上方部に設けられており、又、
該芯板3には基板2との折れ線付近に横向き長方形の窓
穴6が設けられている。
【0007】7はホルダ金具で、板材を2つ折りに曲げ
た折り曲げ部を上方に向けかつ折り曲げ部を断面方形に
形成した中空頭部8と、該中空頭部8に連続させて下方
に延びる挟持板9を形成し、さらに該挟持板9の下端部
を外側に拡げて拡張部10を形成している。
【0008】11は上記中空頭部8の端壁部から長手方
向に沿って切り込み形成したアングル挿入溝であり、
又、上記中空頭部8には当該アングル挿入溝11に対応
する位置にねじ穴12を設けている。前記の挟持板9は
上記ベース金具1の芯板3を挟み込むものであり、この
ためボルト穴5に対応して2個のボルト穴13を設けて
いる。この他、アングル挿入溝11には溝の下辺に相当
する中空頭部8から挟持板9にかけて補強突条11aが
形成されている。
【0009】14は挟持板9及び芯板3を連結するため
のボルト、15はワッシャ、16はナットであって共に
ボルト14に嵌めるものである。又、17は中空頭部8
のアングル挿入溝11に挿入した雪止めアングル、18
は中空頭部8のねじ穴12内にねじ込んで雪止めアング
ル17を固定するための止ねじである(図2)。
【0010】19は断面U字状に折り曲げた結合金具で
あり、芯板3の窓穴6に嵌合して屋根板のはぜ(馳)部
を結合するためのものである。そして、該結合金具19
は、U字状に折り曲げた上端部を外側に折り返して押え
片20を設けている。
【0011】図4において、30は吊り子であり、薄板
材を折り曲げかつ下端部を左右方向に折り曲げた底板3
1と該底板31と連続して設けた立上り板32を有し、
立上り板32の頂部を複数に分割しかつ左右方向に折り
曲げて結合片33を形成している。なお、34は底板3
1に設けた取付孔である。
【0012】又、図5において、35は屋根板のはぜ部
を結合する被覆材で、断面U字状に形成した底部を上方
に向け、外側に金属板36、内側にゴム又は軟質プラス
チックのパッキン37を設けたものである。
【0013】実施例においては、ベース金具1、ホルダ
金具7、雪止めアングル17をはじめ他の部材は全てス
テンレス鋼を使用している。
【0014】次に、図6から図11により雪止め金具を
屋根に設置する手順を説明する。屋根構造は、C型チャ
ンネルなどによる母屋50に屋根用パネル51を取り付
けたものであり、又、屋根板52は鋼板製で両端部を折
り曲げてはぜ(馳)部53を形成したものである。
【0015】組み立て作業は、図6に示すように、屋根
板のうち左側の屋根板52Lは既に屋根用パネル51に
固定されているものとする。まず初めに、屋根板52L
の側端部にベース金具1を固定する。ベース金具1は屋
根板52Lのはぜ部53に芯板3を接合させて、かつ基
板2の取付穴4にタッピングねじ54により屋根用パネ
ル51に固定する。次に吊り子30をベース金具1の前
後に取り付ける。2つ取り付ける吊り子のうち、一方の
吊り子30は底板31を屋根板52Lの外側に向け、も
う一方の吊り子30は底板31を屋根板52Lの内側に
差し込む。なお、これらの吊り子30は固定用の取付穴
34を有しているが、ここでは何れもビス止めをしない
で装着する。
【0016】左側の屋根板52Lにベース金具1及び吊
り子30が取り付けられたら、図7に示すように、右側
の屋根板52Rをベース金具1に向って接近させる。こ
れにより左右の屋根板52L,52Rのはぜ部53が接
合するので、ベース金具1に設けた結合金具19の押え
片20を各はぜ部53に向って折り曲げ、又、吊り子3
0の結合片33もはぜ部53に向って折り曲げ2つの屋
根板52L,52Rを結合する。次いで、被覆材35を
はぜ部53に軒先部を一致させて沿わせ、ベース金具1
の芯板3の位置を当該被覆材35にマーキングする。
【0017】被覆材35は、図8に示すように、マーキ
ングした範囲を回転工具にセットしたサンダーによって
金属板36の部分を削り取り、又、パッキン37は内側
からサンダーによる削り取り部に対応する部分のみを切
断する。これにより、被覆材35には芯板3が突出する
長さの開口部38が形成される。
【0018】上記した作業を経た後に、図9に示すよう
に、被覆材35をはぜ部53に被せ開口部38からベー
ス金具1の芯板3を突出する。なお、前記開口部38と
芯板3の隙間には防水のためのシール材39を塗布す
る。続いて被覆材35から突出している芯板3にホルダ
金具7を装着する。
【0019】図10に示すように、ホルダ金具7は、挟
持板9内に芯板3を挿入し、拡張部10を被覆材35に
重合して取り付け姿勢を安定させる。なお、ホルダ金具
7は、アングル挿入溝11を軒先部の反対側、すなわち
屋根の傾斜の上方に向けてセットする。この状態で挟持
板9のボルト穴13と芯板3のボルト穴5が一致してい
るので、これらのボルト穴13,5にボルト14を挿入
し、ワッシャ15を介してナット16を締め付けて両者
を固定する。
【0020】ホルダ金具7には、図11に示すように、
中空頭部8のアングル挿入溝11内に雪止めアングル1
7を挿入し、ねじ穴12から止ねじ18をねじ込んで両
者を固定し、これにより組み立て作業は完了する。
【0021】図12は屋根の全体図を示しており、雪止
め金具は並列する屋根板のはぜ部に対し、1つ置きに設
置されているが、これを2つ置きにすることも可能であ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の雪止め金具は、金属屋根板の側
縁部を直角上方に折り曲げてはぜ部を形成し、該はぜ部
を結合する屋根構造に最適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベース金具とホルダ金具を示す斜視図。
【図2】組み立てた状態を示す正面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】吊り子の斜視図。
【図5】被覆材の斜視図。
【図6】組み立て作業の第1工程を示す斜視図。
【図7】組み立て作業の第2工程を示す斜視図。
【図8】組み立て作業の第3工程を示す斜視図。
【図9】組み立て作業の第4工程を示す斜視図。
【図10】組み立て作業の第5工程を示す斜視図。
【図11】組み立て作業の最終工程を示す斜視図。
【図12】雪止め金具を設置した屋根を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ベース金具 2 基板 3 芯板 4 取付穴 5 ボルト穴 6 窓穴 7 ホルダ金具 8 中空頭部 9 挟持板 10 拡張部 11 アングル挿入溝 12 ねじ穴 13 ボルト穴 14 ボルト 15 ワッシャ 16 ナット 17 雪止めアングル 18 止ねじ 19 結合金具 20 押え片 30 吊り子 31 底板 32 立上り板 33 結合片 34 取付穴 35 被覆材 36 金属板 37 パッキン 38 開口部 39 シール材 50 母屋 51 屋根用パネル 52 屋根板 53 はぜ(馳)部 54 タッピングねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/00 E04D 13/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(2)と該基板(2)に垂直方向に
    設けられた芯板(3)とを有するベース金具(1)と、
    中空頭部(8)と該中空頭部(8)の下方に設けられた
    挟持板(9)とを有するホルダ金具(7)と、該ホルダ
    金具(7)の中空頭部(8)の端壁部に開口させたアン
    グル挿入溝(11)とを具備し、上記ベース金具(1)
    の芯板(3)を屋根板の側端部に形成されたはぜ部の間
    から突出させて該ベース金具(1)を屋根用パネル(5
    1)に固定し、当該ベース金具(1)の芯板(3)に前
    記ホルダ金具(7)の挟持板(9)を固定し、前記中空
    頭部(8)のアングル挿入溝(11)に雪止めアングル
    (17)を挿入固定することを特徴とする屋根用雪止め
    金具。
  2. 【請求項2】 ホルダ金具(1)が、板材を2つ折りに
    曲げた折り曲げ部を上方に向けて中空頭部(8)を形成
    し、該中空頭部(8)の下方に2枚の挟持板(9)を形
    成したものであることを特徴とする請求項1に記載の屋
    根用雪止め金具。
  3. 【請求項3】 ベース金具(1)の芯板(3)及びホル
    ダ金具(7)の挟持板(9)にはボルトを通すボルト穴
    (5,13)が設けられており、該芯板(3)及び挟持
    板(9)はボルト締め結合されることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の屋根用雪止め金具。
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