JP3446388B2 - 情報センタにおける情報変換装置 - Google Patents
情報センタにおける情報変換装置Info
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Description
まちまちのワープロ文書形式の形式変換を行うための情
報センタにおける情報変換装置に係り、特に、変換元文
書を指定された文書形式へ変換する機能をパソコン通信
の利用者にオンラインで提供する情報変換装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図6は、従来の文書形式変換装置を説明
する図であり、図6(a),(b),〜は、例えば、各メーカで
のワードプロセッサ (以下、ワープロということがあ
る) での文書変換装置を示している。 【0003】現状のワープロは、文書の情報形式が標準
化されていないことや、各メーカの製品差別化のための
付加機能戦略によって、図6(a),(b),〜に示されている
ように、文字情報や図形、イメージ情報の形式がメーカ
間でまちまちであり、入手しても使用できない文書媒体
がある。 【0004】そのため、図6(a),(b),〜に示されている
ように、各メーカ毎のワープロで、形式変換ツール{図
示の形式A,B,〜変換装置}が用意されているが、フ
ロッピーディスクの形式変換であり、電子メールでは、
形式変換ができないことがある。特に、文書形式 (即
ち、文字, イメージ, 線画等が混在しているもの) の電
子メールの形式変換は困難であることが多い。 【0005】また、該形式変換ツールA,B,〜は、上
記図6(a),(b),〜に示されているように、利用者が所有
する機器 (ワープロ) 内で動作するものであり、変換後
の文書形式は利用者が所有する機器の文書形式、例え
ば、図示の形式A,B,〜に固定されている。 【0006】さらに、同一メーカのワープロであって
も、機器の世代交代などによって、文書形式が異なるた
め、利用者は文書形式変換だけのために旧機種を保管し
ておく必要があることがある。 【0007】又、既存の変換機能はハードウェア(機器
または磁気媒体)で配付され、利用者サイドで動作する
機能であったため、新製品の出現にともなう新形式の文
書変換機能、即ち、上記機器または磁気媒体のタイムリ
な提供(配付)が不可能なのが現状である。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従って、現状のワープ
ロ等での文書形式の変換には、以下の問題がある。 1)変換元、および変換先の文書形式の選択肢が少ない:
利用者がワープロ文書の形式変換をする場合、まず媒体
サイズ、記録密度、情報形式(例えば、ゴシック文字,
斜体文字, 網掛け文字, 拡大, 縮小文字等を表現するの
に必要な属性等の制御コードのデータ形式)が問題にな
る。例え同一メーカのワープロ文書であっても、3.5
インチと5インチのプロッピディスクが存在し、更に同
じ3.5インチでも書き込み密度が異なり、利用者の所
有する機器では読み取ることが出来ないことがある。 【0009】更に、メーカが異なれば、上記情報形式が
異なるため、たとえ読めたとしても、意味不明の内容
(ゴミ)となってしまう。又、形式変換ツールの製品性
格上、変換先の情報形式はツールである動作マシンの文
書形式への変換(取り込み)が一般的であり、取り込み
は出来るが指定された文書形式で外部に出すことについ
ては考慮に欠ける。 【0010】2)電子メール(文書)の変換不能:変換ツ
ールの基本機能がフロッピ媒体変換というオフライン機
能のため、他社機で作られた文書の電子メールを受信し
た場合には、ワープロ利用者は、該電子メールを読むこ
とも変換することもできないか、パソコンの場合は若干
のツールが存在するが、ワープロ通信利用者にはツール
が存在しないのが一般的である。 【0011】3)文書変換作業の無用なハンドリング時間 パソコン通信を活用した情報提供を行っている場合、情
報は情報センター内のライブラリとして登録されてい
る。利用者はダウンロードした後、1文書毎に情報形式
の変換を行っているが、ダウンロード時間も含めハンド
リングの工数は膨大である。ダウンロードした後で変換
不能な形式 (即ち、ダウンロードは、単なる2進データ
として認識しているだけであり、文字コードのデータ形
式を認識することができない場合がある)であることが
分かる場合もあり生産性が低い。 【0012】4)文書変換ツールの早期陳腐化:ワープ
ロ、パソコン製品はライフサイクルが短く、新機能を搭
載した機器がつぎつぎと登場してくる。そのたびに情報
形式に追加が起こり、最新の文書形式には対応できない
等、利用者が持っている文書変換ツールがすぐに陳腐化
してしまうことがある。 【0013】本発明は上記従来の欠点に鑑み、複数の端
末装置が接続されている情報センタにおける情報変換装
置において、該情報変換装置で、ある端末装置から入力
された任意の文書形式の文書をオンラインで任意の文書
形式の文書に変換して出力することができる情報変換装
置を提供することを目的とするものである。 【0014】 【課題を解決するための手段】図1, 図 2は、本発明の
原理構成図であり、図3〜図5は、本発明の一実施例を
示した図であって、図1,図2では、本発明の基本原理
の動作を示しており、変換元文書から情報形式を解析し
て情報を抽出し、変換先文書形式の文書を出力する変換
部、および各文書形式にあわせて変換部を選択する変換
手順作成部が示されている。又、図3,図4では、図
1,図2の基本機能に基づいた電子メールのリアルタイ
ム変換での情報変換部の活用例、および、突き放し変
換、即ち、複数の文書に対して、一括して情報変換部を
指定して、電子メールのバッチ処理を可能にするための
該変換部の活用例を示し、図5では、新文書形式へのタ
イムリな対応のための手法が示されている。上記の問題
点は下記の如くに構成した情報センタにおける情報変換
装置によって解決される。 【0015】(1) 複数個の端末装置 1が接続されている
情報センタ 2に、入力された文書から複数個の所定の
文書形式の文書を抽出する複数個の抽出変換部 200a,〜
と、入力された中間形式の文書を複数個の所定の文書
形式に変換して出力する複数個の出力変換部 201a,〜と
からなる情報変換装置 20 を設け、上記所定の抽出変換
部 200a,〜によって、入力された変換元文書を、予
め、端末装置 1より入力された変換文書形式情報の内
の第1の指定の変換文書形式情報が指示する中間形式の
文書に変換し、該変換された中間形式の文書を、上
記所定の出力変換部 201a,〜によって、上記変換文書形
式情報の内の第2の指定の変換文書形式情報が指示す
る変換先の出力形式の文書に変換するように構成す
る。 【0016】(2)(1)項の上記中間形式の文書は、ハイ
パーテキスト形式の文書であるように構成する。 (3)(2)項の上記ハイパーテキスト形式の文書は、少なく
とも、文字、イメージ,線画,音声,動画,及びその属
性情報であるように構成する。 【0017】(4)(1)項の上記抽出変換部 200a,〜,及び
出力変換部 201a,〜は、入力された文書を、少なくと
も、文字、イメージ,線画,音声,動画,及びその属性
情報に変換する複数個の変換ユニット、例えば、文字情
報変換部a,A,イメージ情報変換部b,B,線画情報
変換部c,C,メーカ・機器固有の情報変換部d,D,
〜から構成されている。 【0018】(5)(1)項の上記抽出変換部 200a,〜と出力
変換部 201a,〜を、同じ構成の変換ユニットで構成す
る。 (6) 上記抽出変換部 200a,〜の所定の抽出変換部と上記
出力変換部 201a,〜の所定の出力変換部とを一組とした
複数個の入出力変換部 202a,〜で構成するとともに、該
入出力変換部 202a,〜からの出力文書を各々の入出力
変換部 202a,〜の入力側に帰還する帰還部 205を設け
て、選択された上記入出力変換部 202a,〜の抽出変換部
によって、端末装置 1より入力された変換元文書を予
め、端末装置 1より入力された第1の指定の変換文書形
式情報が指示する中間形式の文書に変換し、該変換さ
れた中間形式の文書を、前記選択された該入出力変換
部 202a,〜の出力変換部によって、端末装置 1より入力
された第2の指定の変換文書形式情報が指示する出力形
式の文書に変換して出力するとともに、該出力文書
を上記帰還部 205を介して各々の入出力変換部 202a,〜
の入力側に帰還させ、改めて選択し入力された前記第1
および第2或いはいずれか一方の指定の変換文書形式情
報に従って変換することを繰り返して、前記入力された
変換元文書を変換して所定の出力文書を得るように
構成する。 【0019】(7)(4)項の上記抽出変換部 200a,〜,及び
出力変換部 201a,〜は、入力された文書を、予め、入
力された指定の変換文書形式情報が指示する任意の変
換ユニットa,b,c,d,〜, 及び変換ユニットA,
B,C,D,〜で変換して出力するように構成する。 【0020】(8)(1)項〜(7) 項に記載の情報センタにお
ける情報変換装置 20 であって、情報センタ 2に入力さ
れた所定の文書の電子メールを、上記抽出変換部 200
a,〜,及び出力変換部 201a,〜,又は、入出力変換部 2
02a,〜で所定の文書の電子メールに変換して出力する
ように構成する。 【0021】(9)(8)項に記載の情報センタにおける情報
変換装置 20 であって、入力された同一文書からなる複
数個の各電子メールに対して、一括して変換ユニット
a,b,c,d,〜,及び変換ユニットA,B,C,
D, 〜を指定する手段を備えるように構成する。 【0022】(10)(1) 項〜(9) 項に記載の情報センタに
おける情報変換装置 20 であって、新規な抽出変換部 2
00a,〜,出力変換部 201a,〜,又は入出力変換部 202a,
〜を、該抽出変換部 200n,出力変換部 201n,又は入出力
変換部 202n,を単位として追加し、既存の抽出変換部 2
00a,〜,出力変換部 201a,〜,又は入出力変換部 202a,
〜と、該追加した変換部 200n,201n,202n とを用いて、
入力された文書,又は、変換して入力された中間形式
の文書を、指示された変換文書形式情報に基づいて
選択された各変換部の変換ユニットa,b,c,d,
〜,及び変換ユニットA,B,C,D,〜で変換して出
力するように構成する。 【0023】 【作用】即ち、本発明においては、複数個の端末装置 1
が接続されている情報センタ 2に、入力された文書か
ら複数個の所定の文書形式の文書を抽出する複数個の抽
出変換部 200a,〜と、入力された中間形式の文書を複
数個の所定の文書形式に変換して出力する複数個の出力
変換部 201a,〜とからなる情報変換装置 20 を設け、上
記所定の抽出変換部 200a,〜によって、入力された変換
元文書を、予め、入力された指定の変換文書形式情報
が指示する中間形式の文書に変換し、該変換された
中間形式の文書を、上記所定の出力変換部 201a,〜に
よって、上記変換文書形式情報が指示する変換先の出
力形式の文書に変換するように構成したものである。
そして、上記中間形式の文書は、少なくとも、文字、
イメージ,線画,音声,動画,及びその属性情報である
ようなハイパーテキスト文書としたものである。 【0024】又、上記抽出変換部 200a,〜,及び出力変
換部 201a,〜は、入力された文書を、少なくとも、文
字、イメージ,線画,音声,動画,及びその属性情報に
変換する変換ユニット、例えば、文字情報変換部a,
A,イメージ情報変換部b,B,線画情報変換部c,
C,メーカ・機器固有の情報変換部d,D,〜から構成
されている。 【0025】従って、利用者が入力した変換元の文書
は、該利用者が別途指定する変換文書形式情報に従っ
て、例えば、各メーカに対応した上記抽出変換部 200a,
〜の任意の文字情報変換部a,イメージ情報変換部b,
線画情報変換部c,メーカ・機器固有の情報変換部d,
〜が選択され、該選択された変換ユニットによって、対
応するハイパーテキスト文書である中間形式の文書に
変換される。 【0026】該ハイパーテキスト文書は、世界共通の文
書形式であるので、この中間形式の文書を直接利用す
ることもできるし、該変換されたハイパーテキスト文書
を利用者が別途指定する変換文書形式情報に従って、
利用者の希望する任意の文書に変換して出力すること
ができる。{図1参照}又、上記抽出変換部 200a,〜,
及び出力変換部 201a,〜を同じ変換ユニットで構成して
も良いし、更に、上記抽出変換部 200a,〜,及び出力変
換部 201a,〜を同じ変換ユニットで構成したとき、図2
に示されているように、1組みの入出力変換部 202a,〜
で構成することができるので、この場合には、入力され
た文書は、上記別途指定する変換文書形式情報に従
って、例えば、各メーカに対応した上記入出力変換部 2
02a,〜の任意の文字情報変換部a,イメージ情報変換部
b,線画情報変換部c,メーカ・機器固有の情報変換部
d,〜の何れかが選択され、該選択された変換ユニット
によって、対応するハイパーテキスト文書である中間形
式の文書に変換される。 【0027】この変換された中間形式の文書を、帰還
部 205を介して、該入出力変換部 202a,〜の入力側に帰
還して、再度、該利用者の改めて指定する変換文書形式
情報に従って、該入出力変換部 202a,〜の所定の変換
ユニットを選択することを繰り返して、上記入出力変換
部 202a,〜で、上記入力された文書 (例えば、A社の文
書)を、利用者の希望する文書(例えば、B社の文
書)に自由に変換することができる。なお、上記入出
力変換部 202a,〜から出力された出力文書を上記帰還
部 205を介して各々の入出力変換部 202a,〜の入力側に
帰還して文書変換を繰り返す際の上記出力文書は、文
書変換途中の中間的な出力文書であるため、任意の中間
形式の文書とすることができる。{図2参照}又、利用
者が情報センタ 2内の電子メールを利用する場合には、
上記情報センタ 2の情報変換装置 20 内の複数個の抽出
変換部 200a,〜と出力変換部 201a,〜と、上記利用者が
指定する変換文書形式情報とをリンクさせることで、
該利用者が指定する変換文書形式情報に従って、入力
した電子メールの文書を、上記複数個の抽出変換部 2
00a,〜の任意の変換ユニットa,b,c,d,〜,及び
出力変換部 201a,〜の変換ユニットA,B,C,D,〜
を選択して、任意な文書の電子メールに変換して取り
出すことができる。{図3参照}このとき、入力される
文書が、複数個の文書であるとき、それぞれの文書に
対して、上記各抽出変換部 200a,〜, 及び出力変換部 2
01a,〜の変換ユニットを一括して指示することにより、
文書変換作業を、所謂、突き放し処理で変換して取り出
すことができる。{図4参照}又、本発明の文書の形式
変換は、中間形式の文書を間に置いた、所謂、2パス
方式であるため、抽出変換部 200a,〜と、出力変換部 2
01a,〜が、空間的に、或いは、時間的に分離されている
ため、各変換部の開発を独立して行うことができる。従
って、新規に、例えば、抽出変換部 200n を1つ開発し
たとすると、既存の出力変換部 201a,〜との組み合わせ
で、新たな多くの文書の形式変換ができるようになる。
同様に、出力変換部 201n を1つ開発したとすると、既
存の入力変換部 200a,〜との組み合わせで、更に多くの
文書の形式変換が容易となる。 【0028】上記の文書変換手段は、情報センタ 2に設
置したものであるので、配付や販売といった物流が存在
しない為、開発の完了と同時に、利用者からの使用が可
能となる。{図5参照} 【0029】 【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1,図2が、本発明の原理構成図であり、
図3〜図5が本発明の一実施例を示した図である。 【0030】本発明においては、複数個の端末装置 1が
接続されている情報センタ 2に、入力された文書から
複数個の所定の文書形式の文書を抽出する複数個の抽出
変換部 200a,〜と、入力された中間形式の文書を複数
個の所定の文書形式に変換して出力する複数個の出力変
換部 201a,〜とからなる情報変換装置 20 を設け、上記
所定の抽出変換部 200a,〜によって、入力された変換元
文書を、予め、端末装置 1より入力された変換文書形
式情報の内の第1の指定の変換文書形式情報が指示す
る中間形式の文書に変換し、該変換された中間形式の
文書を、上記所定の出力変換部 201a,〜によって、上
記変換文書形式情報の内の第2の指定の変換文書形式
情報が指示する変換先の出力形式の文書に変換する手
段等が、本発明を実施するのに必要な手段である。尚、
全図を通して同じ符号は同じ対象物を示している。 【0031】以下、図1,図2及び、図3〜図5によっ
て、本発明の情報センタにおける情報変換装置の構成と
動作を説明する。 (1) 変換元、および変換先の文書形式の自由な選択(図
1,図2参照):図1の実施例では、文書変換部は、入
力された文書から複数個の所定の文書形式の文書を抽
出する複数個の抽出変換部 200a,〜と、入力された中間
形式の文書を複数個の所定の文書形式に変換して出力
する複数個の出力変換部 201a,〜とからなっている。上
記抽出変換部 200a,〜, 及び出力変換部 201a,〜が、例
えば、各メーカ毎の文書に対応した変換手段を提供す
る。 【0032】本発明の情報センタ 2における情報変換装
置 20 の文書変換機能の利用する場合は、利用者が、文
書変換に先立ち、変換文書形式aを入力する。この変
換文書形式aは、変換手順作成部 203で、抽出変換部
200a,及び、出力変換部 201a,〜と、各変換部を構成し
ている変換ユニット、例えば、図1に示されている文字
情報変換部a,B,イメージ情報変換部b,B,線画情
報変換部c,C,メーカ・機器固有情報(属性)変換部
d,D等を選択する変換文書形式情報を出力する。 【0033】上記変換文書形式情報を基に抽出変換部
200a,〜、および出力変換部 201a,〜と各変換ユニット
a,A,〜が、各メーカ毎の文書変換のために選択され
る。本発明による文書の形式変換では、中間形式の採用
により、変換元文書形式と出力文書形式を自由に組み合
わせることができる。 【0034】即ち、抽出変換部 200a,〜に入力される変
換元文書は、抽出変換部 200a,〜で、該文書内の文
字情報は文字情報変換部aによって、中間形式の文書
に変換される。 【0035】同様に、イメージ情報変換部bによって文
書内のイメージ情報が、又、線画情報変換部cによっ
て罫線、線画、グラフ情報が、それぞれ中間形式の文書
に変換される。 【0036】又、同様に、メーカ・機器固有情報変換部
dによって、文字修飾情報や、印刷形式情報などが、中
間形式の文書に変換される。中間形式の文書に変換
されたものは、指定された文書形式として出力すべく、
出力変換部 201a,〜にそれぞれ送られる。各中間形式の
文書に対応した出力変換部 201a,〜の変換ユニットA
〜Dによって、指定の文書形式の文書に変換される。 【0037】抽出変換部 200a,〜内の上記変換ユニット
a〜dまでの各変換部では、メーカ毎に異なる文書、情
報の位置情報、文字コード、制御コードを、それぞれ中
間形式の文書への変換を行っている。 【0038】また、出力変換部 201a,〜内の上記変換ユ
ニットA〜Dまでの各変換部では、中間形式の文書か
ら各メーカ毎の、情報の位置変換、文字コード変換、制
御コード変換を行っている。 【0039】上記中間形式の文書は、現在世界共通の
文書形式である、例えば、文字, イメージ, 音声, 動画
等からなるハイパーテキスト形式とすることで、本発明
の各変換ユニットa〜dで変換されたハイパーテキスト
形式の文書を、情報センタ2で自由に利用することが
できると共に、該ハイパーテキスト形式の文書を出力
変換部 201a,〜内の上記変換ユニットA〜Dまでの各変
換部では、該世界共通の文書として利用し、利用者の
指示する出力文書に変換する構成とすることで、上記
抽出変換部 200a,〜, 及び出力変換部 201a,〜を、世界
に共通な文書形式にリンクさせることができる。上記の
実施例では、抽出変換部 200a,〜, 及び出力変換部 201
a,〜の各変換ユニットa〜d,及びA〜Dを独立に構成
した例で説明したが、同じ構成にしても良いことは言う
迄もないことである。又、上記のように、抽出変換部 2
00a,〜, 及び出力変換部 201a,〜の各変換ユニットa〜
d,及びA〜Dを同じ構成としたとき、該抽出変換部 2
00a,〜, 及び出力変換部 201a,〜を、図2に示されてい
るように、1組の入出力変換部 202a,〜で構成し、各入
出力変換部 202a,〜で出力された文書 (例えば、上記中
間形式の文書) を、各入出力変換部 202a,〜の入力側
に帰還するルートを形成(帰還部 205参照) し、該帰還
ルートを、上記利用者の指示する変換文書形式情報に
基づいて、繰り返して使用するようにスケジュールする
ことで、少ない変換部で、任意の文書から任意の文書へ
の変換を行うことができるようになる。{図2参照}
{請求項1に対応する実施例} (2) 電子メールのリアルタイム変換(図3参照) 電子メールのリアルタイム変換では、本発明の場合、パ
ソコン通信センタ(情報センタ)2 の電子メール処理部
204と、変換手順作成部 203と、抽出変換部 200a,〜お
よび出力変換部 201a,〜がリンクして動作する。 【0040】利用者の端末装置 1とパソコン通信センタ
(情報センタ) 2 の電子メール処理部 204との情報交換
により、電子メールの検索、抽出変換部 200a,〜と出力
変換部 201a,〜の指定を行う。 【0041】電子メール処理部 204は、抽出変換部 200
a,〜と、出力変換部 201a,〜に、端末装置 1からの利用
者のメール検索, 変換手順指定時に入力された変換文書
形式情報を変換手順作成部 203を介して送り、同時に
抽出変換部 200a,〜に対して、変換元文書として電子メ
ールを送る。 【0042】上記変換文書形式情報で指定された抽出
変換部 200a,〜は、電子メールを中間形式の文書に
変換し、中間形式の文書は出力変換部 201a,〜によっ
て指定された文書形式の変換済み電子メールとなっ
て、電子メール処理部 204に戻される。その後、利用者
によって取り出される。 (3) 文書変換作業の突き放し処理(図4参照) 図4は電子メールのリアルタイム変換(上記図3参照)
において、バッチ処理を可能にすべく、電子メール処理
部 204に複数一括指定部 2040 を付加したものである。 【0043】利用者の端末装置 1とパソコン通信センタ
(情報センタ) 2 の電子メール処理部 204との情報交換
の間に、複数一括指定部 2040 が介在し、変換部指定情
報{具体的には、抽出変換部 200a,〜と、それぞれの変
換ユニットa,〜, 及び、出力変換部 201a,〜と、それ
ぞれの変換ユニットA,〜}と、対応する変換すべき複
数の電子メールの組み合わせ情報を蓄積している。 【0044】利用者の端末装置 1からの一括指定が完了
した後、複数一括指定部 2040 は、変換手順作成部 203
を介して、上記変換文書形式情報を、抽出変換部 200
a,〜と出力変換部 201a,〜に情報を送り、同時に抽出変
換部 200a,〜に対して、変換元文書として電子メール
を送る。 【0045】指定された抽出変換部 200a,〜は、電子メ
ールを中間形式の文書に変換し、中間形式の文書
は出力変換部 201a,〜によって指定された文書形式の変
換済み電子メールとなって、電子メール処理部 204に
戻される。その後、上記の変換動作が一括指定の最後ま
で繰り返される。 (4) 新文書形式へのタイムリな対応(図5参照) 本発明の文書形式変換部 200a,〜,201a,〜での変換動作
は、中間形式の文書を間に置いた2パス方式であるた
め、抽出変換部 200a,〜と出力変換部 201a,〜が分離さ
れている。そのため、各変換部の開発が容易であり、新
規に抽出変換部 200n を1つ開発すると、既存の出力変
換部 201a,〜との組み合わせで、多くの文書形式変換が
容易になる。 【0046】同様に出力変換部 201n を1つ開発する
と、既存の入力変換部 200a,〜との組み合わせで、さら
に多くの文書形式変換が容易になる。これらの機能はパ
ソコン通信センタ (情報センタ) 2 に取り付けたもので
あるため、配付や販売といった物流が存在しないため、
開発完了と同時に、利用者からの使用が可能となる。こ
のように、本発明は、複数個の端末装置 1が接続されて
いる情報センタ 2に、入力された文書から各メーカに
対応した複数個の所定の文書形式の文書を抽出する抽出
変換部 200a,〜と、該抽出変換部 200a,〜から入力され
た中間形式の文書を複数個の所定の文書形式に変換し
て出力する出力変換部 201a,〜とを有して、上記抽出変
換部 200a,〜の所定の抽出変換部と上記出力変換部 201
a,〜の所定の出力変換部とを一組とした複数個の入出力
変換部 202a,〜で構成するとともに、該入出力変換部 2
02a,〜からの出力文書を各々の入出力変換部 202a,〜
の入力側に帰還する帰還部 205を設けてなる情報変換装
置 20 を設け、選択された上記入出力変換部 202a,〜の
抽出変換部によって、端末装置 1より入力された変換元
文書を予め、端末装置 1より入力された第1の指定の
変換文書形式情報が指示する中間形式の文書に変換
し、該変換された中間形式の文書を、前記選択された
該入出力変換部 202a,〜の出力変換部によって、端末装
置 1より入力された第2の指定の変換文書形式情報が指
示する出力形式の文書に変換して出力するとともに、
該出力文書を上記帰還部 205を介して各々の入出力変
換部 202a,〜の入力側に帰還させ、改めて選択し入力さ
れた前記第1および第2或いはいずれか一方の指定の変
換文書形式情報に従って変換することを繰り返して、前
記入力された変換元文書を所定の出力形式の文書に
変換することで、一度だけの文書変換ではなくて、変換
されたその変換文書を変換途中の中間的な文書として用
いて一度以上文書変換を繰り返させて利用者の希望する
形式の文書を得るようにしたところに特徴がある。 【0047】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
情報センタにおける情報変換装置によれば、利用者が入
力した変換元の文書は、該利用者が別途指定する変換
文書形式情報に従って、例えば、各メーカに対応した
上記抽出変換部 200a,〜の任意の文字情報変換部a,イ
メージ情報変換部b,線画情報変換部c,メーカ・機器
固有の情報変換部d,〜が選択され、該選択された変換
ユニットによって、対応するハイパーテキスト文書であ
る中間形式の文書に変換される。 【0048】該ハイパーテキスト文書は、世界共通の文
書形式であるので、この中間形式の文書を直接利用す
ることもできるし、該変換されたハイパーテキスト文書
を利用者が別途指定する変換文書形式情報に従って、
利用者の希望する任意の文書に変換して出力すること
ができる。 【0049】又、上記抽出変換部 200a,〜, 及び出力変
換部 201a,〜を同じ変換ユニットで構成しても良いし、
更に、上記抽出変換部 200a,〜,及び出力変換部 201a,
〜を同じ変換ユニットで構成したとき、図2に示されて
いるように、1組みの入出力変換部 202a,〜で構成する
ことができるので、この場合には、入力された文書は、
上記別途指定する変換文書形式情報に従って、例え
ば、各メーカに対応した上記入出力変換部 202a,〜の任
意の文字情報変換部a,イメージ情報変換部b,線画情
報変換部c,メーカ・機器固有の情報変換部d,〜の何
れかが選択され、該選択された変換ユニットによって、
対応するハイパーテキスト文書である中間形式の文書
に変換される。 【0050】この変換された中間形式の文書を、該入
出力変換部 202a,〜の入力側に帰還して、再度、該利用
者の改めて指定する変換文書形式情報に従って、該入
出力変換部 202a,〜の所定の変換ユニットを選択するこ
とを繰り返して、上記入出力変換部 202a,〜で、上記入
力された文書 (例えば、A社の文書)を、利用者の希
望する文書(例えば、B社の文書)に自由に変換する
ことができる。 【0051】又、利用者が情報センタ 2内の電子メール
を利用する場合には、上記情報センタ 2の情報変換装置
20 内の複数個の抽出変換部 200a,〜と出力変換部 201
a,〜と、上記利用者が指定する変換文書形式情報とを
リンクさせることで、該利用者が指定する変換文書形式
情報に従って、入力した電子メールの文書を、上記
複数個の抽出変換部 200a,〜の任意の変換ユニットa,
b,c,d,〜,及び出力変換部 201a,〜の変換ユニッ
トA,B,C,D,〜を選択して、任意な文書の電子メ
ールに変換して取り出すことができる。 【0052】このとき、入力される文書が、複数個の
文書であるとき、それぞれの文書に対して、上記各抽出
変換部 200a,〜, 及び出力変換部 201a,〜の変換ユニッ
トを一括して指示することにより、文書変換作業を、所
謂、突き放し処理で変換して取り出すことができる。 【0053】又、本発明の文書の形式変換は、中間形式
の文書を間に置いた、所謂、2パス方式であるため、
抽出変換部 200a,〜と、出力変換部 201a,〜が、空間的
に、或いは、時間的に分離されているため、各変換部の
開発を独立して行うことができる。従って、新規に、例
えば、抽出変換部 200n を1つ開発したとすると、既存
の出力変換部 201a,〜との組み合わせで、新たな多くの
文書の形式変換ができるようになる。同様に、出力変換
部 201n を1つ開発したとすると、既存の入力変換部 2
00a,〜との組み合わせで、更に多くの文書の形式変換が
容易となる。 【0054】上記の文書変換手段は、情報センタ 2に設
置したものであるので、配付や販売といった物流が存在
しない為、開発の完了と同時に、利用者からの使用が可
能となる。
信センタ (情報センタ) 20 情報変換装置 200a, 〜 抽出変換部 201a, 〜 出力変換部 202a, 〜 入出力変換部 203 変換手順作成部 204 電子メー
ル処理部 2040 複数一括指定部 205 帰還部 入力文書, 変換元文書 変換文書形式情報 中間形式の文書 出力文書 電子メールの入力文書,電子メール 電子メールの出力文書,電子メール
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】複数個の端末装置が接続されている情報セ
ンタに、入力された文書から複数個の所定の文書形式の
文書を抽出する複数個の抽出変換部と、入力された文書
を複数個の所定の文書形式に変換して出力する複数個の
出力変換部とを有して、 前記抽出変換部の所定の抽出変換部と前記出力変換部の
所定の出力変換部とを一組とした複数個の入出力変換部
で構成するとともに、該入出力変換部からの出力文書を
各々の入出力変換部の入力側に帰還する帰還部を設けて
なる情報変換装置を設け、選択された前記入出力変換部 の抽出変換部によって、端
末装置より入力された変換元文書を予め、端末装置より
入力された第1の指定の変換文書形式情報が指示する中
間形式の文書に変換し、 該変換された中間形式の文書を、前記選択された該入出
力変換部の出力変換部によって、端末装置より入力され
た第2の指定の変換文書形式情報が指示する出力形式の
文書に変換して出力するとともに、該出力文書を前記帰
還部を介して各々の入出力変換部の入力側に帰還させ、
改めて選択し入力された前記第1および第2或いはいず
れか一方の指定の変換文書形式情報に従って変換するこ
とを繰り返して、前記入力された変換元文書を変換して
所定の出力文書を得るように構成したことを特徴とする
情報センタにおける情報変換装置。
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JP10348795A JP3446388B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 情報センタにおける情報変換装置 |
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JPH08297565A JPH08297565A (ja) | 1996-11-12 |
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Family
ID=14355371
Family Applications (1)
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JP10348795A Expired - Lifetime JP3446388B2 (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 情報センタにおける情報変換装置 |
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-
1995
- 1995-04-27 JP JP10348795A patent/JP3446388B2/ja not_active Expired - Lifetime
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