JP3444937B2 - インクジェットプリント方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットプリント方法及びインクジェット記録装置

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JP3444937B2
JP3444937B2 JP23332693A JP23332693A JP3444937B2 JP 3444937 B2 JP3444937 B2 JP 3444937B2 JP 23332693 A JP23332693 A JP 23332693A JP 23332693 A JP23332693 A JP 23332693A JP 3444937 B2 JP3444937 B2 JP 3444937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、普通紙、加工紙、OH
P用媒体、布等の記録媒体等に対してプリントを行うこ
とのできるプリンターや情報処理機器の出力部に適用で
きる、接触型サーマルプリンタ、非接触型インクジェッ
トプリンタ等の走査タイミング補正に関し、具体的には
インクジェットプリント方法及びインクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)装置の一つとし
て、インクジェット方式による記録ヘッドを用いてデジ
タル画像記録を行うものが急速に普及している。このよ
うな記録装置においては、記録速度の向上のため、複数
の記録素子を集積配列してなる記録ヘッド(以下この項
においてマルチヘッドという)として、インク吐出口お
よび液路を複数集積したものを用い、さらに近年ではカ
ラー対応化が進むにつれ、複数個の上記マルチヘッドを
同時に備えたものも多く見られる。
【0003】従来の記録方法において、各ノズルから連
続してインクを吐出するタイミング(周波数)は、記録
画像の画素密度及びキャリッジのスピードによって決ま
ってくる。もしこのタイミングが十分な精度で制御でき
ないと、記録媒体紙面上の記録用ドットはキャリッジ及
びマルチヘッドの走査方向に関して不整列なものとな
り、濃度ムラのある画像として記録され、画質の悪いも
のとなってしまう。従って、なるべくスループットを上
げようとしながらも、ヘッドの周波数の限界及び与えら
れた画素密度を、精度良く満足させ得る範囲で駆動した
時のみ、ヘッドによる記録ドットは良好な画像配列とな
り得るのである。
【0004】ところが従来のテストプリントでは、この
最適条件を選定するためのテストプリントパターン自体
を含め操作者に決定させるものとしては、走査方向に対
して垂直な縦ラインパターンを数mm以上の間隔を介し
て印字するものが一般的である。これを示したものが図
4である。
【0005】図4に従来の往復レジスト調整方法の一例
を示す。図4の(A),(B)は、夫々、両方向の間に
記録媒体の送りが介在するタイプの両方向印字を行う場
合の往路と復路の往路印字データ(A)と復路印字デー
タ(B)である。このデータによって正常なレジスト調
整ができている記録パターンが、図4(c)の往復走査
方向に関して垂直な縦直線である。つまり、縦8ドット
の直線を横4ドットおきに、往復交互に印字すること
で、1つの縦直線テストパターンを形成させている。従
来では両方向の印字タイミングが縦直線テストパターン
の直線性で1pixel以上ずれていると、縦直線テス
トパターンの直線性が崩れた罫線であるか否かが判断で
き操作者がこれを判定して、印字終了後、この複数パタ
ーンの内最も直線性に優れたものを選択し、何らかの方
法により本体にその選択値を入力する。
【0006】更に、従来では、ヘッドの状態によっては
その前後に移動することもあり、この時にはその値を本
体に入力することで、その後の両方向印字時の印字タイ
ミングを補正値に合わせるようにしたものがある。
【0007】
【背景技術】しかしながら、上記縦直線テストパターン
の直線性は1pixel以上ずれている場合は目視で判
定できるものの、1pixelより小さいずれは目視し
にくいものとなる。これを示すものが、図4(a)、
(b)、(d)、(e)で、夫々、位置ズレの補正適正
値を確認するための記録パターンを図4(c)を中心に
して復路印字のタイミングを0.25pixelづつ順
次変化させながら複数のパターンを記録したものであ
る。従来ではこれらの図4(a)、(b)、(d)、
(e)は実質的に、図4(c)と同等に判定されてしま
っていた。そのため、従来のテストプリントを目視して
判定し、調整するためのレンジは1pixel以上の単
位を最小とするものでしかなかった。
【0008】特に、記録媒体を停止した状態にある時の
記録ヘッドの記録幅に対して記録ヘッドを往復走査して
双方向印字を行った場合や、複数のカラーヘッドを並列
駆動させた場合には、プリンタの使用環境の変化等によ
り最適な画質を維持し続けるためには常に一定の駆動パ
ラメーターでは制御できなくなってくる。
【0009】具体的に、図9、13を用いて簡単に説明
する。図9は、スピードSで走査するキャリッジ706
に固定されたヘッド901が吐出角度θ、吐出速度V
で、距離Pだけ離れた紙面上にインクドロップを吐出し
たときの様子を、往路の場合(図9−a)と復路の場合
(図9−b)で比較して示してある。キャリッジスピー
ドは、往路でS、復路で−Sと逆方向に切り替えられる
が、ヘッドの吐出角度は常に一定方向θに固定されてい
る。この時、走査方向に対しヘッドが吐出した位置と実
際に紙面にインクが着弾される位置との距離は、往路で
△F、復路で△Bとすると、 △F=P×(Vsinθ+S)/Vcosθ △B=P×(Vsinθ−S)/Vcosθ となりそれぞれ、目的画素に対する吐出タイミングが距
離にして (△F−△B)=P×2S/Vcosθ だけ異なっている。
【0010】この値がどの記録装置、記録ヘッドにおい
ても常に一定であれば、ヘッドを適切な吐出タイミング
で一定駆動させることにより、両方向のドット位置を適
正化できる。しかし、実際には記録用紙の厚さはPを変
動させ、キャリッジのスピードムラはSを変動させ、記
録ヘッドのバラツキは吐出速度Vを変動させる。また、
同じヘッドでも吐出スピードが温度や走査方向によって
変化したり、更には吐出を重ねていくうちに徐々に変化
していったりもする。
【0011】図13は、図9における紙間P、キャリッ
ジスピードS、吐出速度V、吐出角度θをそれぞれ往路
走査時と復路走査時で変化させた時の、△Fと△B、
(△F−△B)、及びドット位置ズレ量を示したもので
ある。
【0012】図13の最上段では、紙間P=1.2m
m、キャリッジスピードS=4.318m/sec(往
復同速度)、吐出速度V=12.5/sec(往復同速
度)、吐出角度θ=10゜(往復同角度)を条件とし、
この数値もとでの△F、△Bおよび最適補正量(△F−
△B)=84.18μmとなる様にヘッドが駆動された
として、両方向ドット位置ズレ量を「0」としている。
【0013】これに対し、第2段以下では種々のファク
ターの値が少しづつ変化している為、それぞれの場合の
適切な補正量(△F−△B)が異なっている。しかし、
この時も最上段と等しいタイミングでヘッドを駆動して
いるので、両方向のドット位置ズレ量が生じてしまい、
この時このズレ量の値は、最適補正量(△F−△B)の
最上段との差となっている。
【0014】この図13の表においては、通常変化しう
る値の範囲で個々のファクター値を振っているが、ここ
で判るように、最も両方向ドットズレに影響を与え得る
要因は紙間Pである。この表によれば紙間1.2mmで
適正化された補正量で紙間が±0.2mm変化するだけ
で42.29μm(360dpiの画素密度で半画素以
上)のズレが生じてしまうことになる。通常の紙の厚み
自体は100μm程に安定しているが、この程度の厚み
の変化は、記録装置本体の紙間バラツキや記録ヘッドの
バラツキによって容易に動き得る範囲であるので、記録
装置条件に応じて補正が必要となってくるのである。
【0015】この様な紙間の変化は記録装置自体のバラ
ツキのみでなく印字中にも起こり得る。記録紙上の印字
中部分は印時前と印字後の紙抑え機構によって平滑に保
たれているのが理想的である。しかし、印字デューティ
ーが高い場合、また同一記録走査を数回の記録走査に分
けて印字を完成させる分割記録法を用いた場合には、印
字後の紙面がインクを吸収することで紙の繊維に収縮を
生じさせ、印字中部分のみ浮き上がった状態となり易
い。この場合には記録走査毎に往路と復路で紙間Pが異
なってくることがあり、この紙浮き(以下コックリング
と称す)によって最適補正量が変化して両方向印字時の
ドット位置ズレが生じさせてしまう。
【0016】この様に、様々な要因により補正量は一定
には保たれ得ない。従って、両方向印字を行う場合或い
は複数色のヘッドで記録する場合には、これらのドット
位置を適正化することが好ましいこととして確認でき
た。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】いずれにしても、
以上説明してきたように、両方向印字、或いは複数色の
ヘッドで記録する場合には、これらのドット位置を特定
パターンの縦罫線の直線性より判断し、補正しているた
めに、判定精度には限界が生じ、画像を良好に保つこと
にも限界があった。つまり、これまで説明してきた縦罫
線でドット位置を確認する方法は、数μm単位のような
1画素以下の微調整には判断が難しい。
【0018】しかも、近年の様に高画質化、高速化が進
んでくると、この様な少量単位での補正もできる新しい
ドット位置補正方法が必要となってくる。更に、従来で
は、プリンタにとって記録媒体の材質や厚みが変化する
と、異なる対処が必要となる上に、良好な画像状態を得
ることは難しく、記録媒体の材質や厚みに左右されずに
記録特性を良好に、且つ精度良く達成できることは重要
であり、本発明はこの要望にも対処できるテストプリン
ト方法及び装置を提供するものである。
【0019】いずれにしても、操作者が容易に且つ精度
良く、テストプリント画像を判定できる方式は、従来に
はない。
【0020】
【発明の概要】本発明は、操作者或は自動読み取り手段
によっても、容易に且つ精度良く、テストプリント画像
を判定できる新規なテストプリント方法及び装置を提供
するものである。
【0021】更に、本発明は、記録媒体の材質や厚みに
左右されずに記録特性を良好に、且つ精度良く達成でき
るテストプリント方法及び装置を提供するものである。
【0022】本発明は、直線性ではなく、画像の有無や
色合いの変化といった、テストプリント画像の一様性を
判定基準に採用することで、判定の精度を格段に向上で
き、数μm単位のような1画素以下の微調整をも達成で
きるテストプリント方法及び装置を提供するものであ
る。
【0023】本発明の基本的な特徴は、往復工程の間に
記録媒体の搬送を行わずに、記録媒体の停止状態におけ
る記録媒体の所定幅範囲内(以下、「同一領域」と呼
ぶ)にプリントすべきテストパターンを構成するデータ
の分割データが夫々与えられた往走査工程と復走査工程
とのプリントにより、同一領域にテストパターンを形成
するテストパターンプリントモードを有することを特徴
とする。これによれば、記録媒体が搬送されずにいるた
めに、記録媒体搬送によるテストプリントの画質低下を
抑制し、テストパターンを構成するデータの分割データ
の相互の位置ずれをより明確に判定できる利点がある。
【0024】一方、本発明は、テストパターン自体を画
像の有無や色合いの変化といった、テストプリント画像
の一様性を判定基準に採用することで、従来よりも安定
した精度の向上ができるものである。具体的には、往走
査工程と復走査工程とのプリントの分割データによるテ
ストパターンを、上記往復走査方向のライン状パター
ン、好ましくは上記往復走査方向のライン状パターンを
上記往復走査方向に対して垂直な方向に関して微小間隙
を介して複数本並べたパターン、さらには、上記往復走
査方向の実質的な帯状ラインパターンとすることで、画
像の有無での判定が達成される。
【0025】ここで「ライン状パターン」とは、分割デ
ータ自体が往復走査方向に関してのドット間隔が300
μm以下、或は、実際の正常なレジストが満足されてい
る状態でこのドット間隔が300μm以下であるよう
に、目視で実質的なラインプリントを目標の正常レジス
トプリントが判定できるものを意味する。又、往復走査
方向に対して交差する方向の「微小間隙」とは、1mm
以下、好ましくは500μm以下という水準で、ライン
状パターンの複数によって目視による判定をより判定し
やすくできることを意味する。更に、「ラインパター
ン」とは、一般的な目視解像度が画像上で25cmの距
離をおいている場合約150μmであるから、分割デー
タ夫々で最終的に形成される正常レジストのドット間距
離が150μm以下であるように、実質的に正常ドット
が横直線を形成するものを意味する。加えて「実質的な
帯状ラインパターン」は、横方向に関して分割データ夫
々で最終的に形成される正常レジストのドット間距離が
150μm以下(最適はドットが連続状態)で、縦方向
に関しては実際の正常なレジストが満足されている状態
でこのドット間隔が300μm以下(好ましくは150
μm以下)であるように、目視状態で一様な濃度分布と
なる「ベタ」画像とみなせるものすべてを含むものであ
る。
【0026】特に、インクジェット記録方式による場合
は、このような「一様性のパターン」としては、インク
滴のばらつきや記録媒体上でのインクのにじみを考慮す
ると条件が変化するので、具体的には、一定面積の一様
なパターンをテストプリントして、このパターン中に生
じる濃度ムラやテクスチャーの有無により1画素より小
さいドット位置ずれを容易に判定できるものであれば良
い。より詳細には、テストパターンを構成する往復によ
る分割データのパターンが隣接するドットに対して縦方
向且つ横方向に夫々数画素以内のピッチで規則的に一定
距離に渡って連続して配列されることが好ましい。「数
画素以内のピッチ」は、400μm以下とすることがで
きる。
【0027】本発明にとって、上記往走査工程と上記復
走査工程とのプリントが少なくとも一方の工程によるプ
リントの間に他の工程によるプリントが介在する上記往
復走査方向のライン状パターンのように、上記往走査工
程によるプリントと上記復走査工程によるプリントとが
順番になるということは、いずれか一方の「レジずれ」
の現象がより明確な画像なし領域の増加や濃度分布の変
化割合の増加としてより明確に判定しやすいテストプリ
ントを提供できる利点がある。更に、ライン状パターン
の長さとしては、5mmよりは、1cm以上が好ましい
様に長ければ長い程よいが、実施に当たっては、2cm
以上8cm以下の範囲が好ましい。
【0028】本発明にとってより好ましい条件を挙げる
と、テストパターンとして、所定の面積をなす面積パタ
ーン内に、往路走査で記録されたドットと復路走査で記
録されたドットの隣接箇所が2箇所以上含まれる条件下
で、往路走査で記録されたドットの右側に復路走査で記
録されたドットが存在する箇所及び左側に復路走査で記
録されたドットが存在する箇所が存在することである。
この好ましい条件は、往復走査のドットずれが生じた時
に、必要以上に2ドットが重なった部分と、必要以上に
2つのドットが離れた部分と、の両方が面積パターン内
に存在せしめることができるからで、これらの濃淡変化
が、目視状態或は自動濃度判定にとって、濃度むらの明
確化やテクスチャーとして認知される単位となるのであ
る。加えて、往路走査で記録されたドットと復路走査で
記録されたドットとは夫々、複数ドット以上連続してい
る方が濃淡変化を一層判定しやすいので好ましい(実施
例参照)。
【0029】濃度むらやテクスチャーの判定のより容易
性を向上するものとしては、上記ドットの隣接箇所の繰
り返し回数を増加させることであり、間引きパターンを
複雑にするか走査方向のテストプリント領域を増加する
こと、又、走査方向に交差する方向の長さを記録ヘッド
の記録ドットすべてを用いる範囲まで増加することが挙
げられる。この面積パターンが占める面積を増加するこ
とは、濃度むらやテクスチャーの感知性を向上させるだ
けでなく、キャリッジの走査むらや記録媒体の搬送むら
(本発明のテストパターンの繰り返しの場合)、記録媒
体のコックリング等の各種の不安定要因を含めたドット
位置調整を可能にできるので好ましいものである。
【0030】本発明の、分割データを記録媒体に対して
確実なドット画像として形成するためには、特に、イン
クジェットの場合には、上記データの分割データは夫々
異なる4種類以上の分割データとして上記往路走査工程
と上記復路走査工程の夫々に複数種類与えられて複数往
復走査で上記ラインパターンを形成することが好まし
い。これは、インク滴の定着性を向上するとともに、精
度向上を達成できるからである。
【0031】上記分割データの往復走査レジストタイミ
ングを1.00pixelよりも小さい範囲で異ならせ
た上記テストパターンを複数形成することは、上述の判
定をより簡単におこなえ、所望のレジスト調整を実行し
やすくできる。この往復走査レジストタイミングを1.
00pixelよりも小さい範囲で変更できる修正工程
或は修正手段を有することは、好ましい修正を確実に達
成できる。更に、上記往走査、復走査夫々の実行データ
が上記走査方向に連続する少なくとも複数ドットである
ように分割されていることは、本発明の特徴を一層明確
にするものである。
【0032】本発明にとって、上記テストパターンプリ
ントモードとして、異なる複数の上記同一領域テストパ
ターンを有し、該複数の同一領域テストパターンの夫々
を指定することでテストパターンプリントモードでのテ
ストパターンを指定することができることによって、装
置の精度要求に従った調整が可能となり、例えば、装置
出荷時に高精度判定を行い、その後の操作者の判定には
通常レベルの判定ができるようにするなどすれば良い。
この高精度判定としては、記録媒体の中央部領域と該中
央部領域の左右夫々の領域とをテストプリント領域とし
て含む第1テストパターンを挙げることができ、通常レ
ベルの判定としては、該第1テストパターンよりも少な
い領域をテストプリント領域として含む第2テストパタ
ーンとすれば良い。この高精度判定の例は、記録媒体の
幅方向の全体状態をも考慮に入れることができるので、
好ましい例である。
【0033】本発明のカラーテストプリントは、上記発
明でも可能であるが、より発展させた画像色の変化を判
定基準に採用したことによる特徴であり、具体的には、
同一領域に対する複数色マルチドットヘッドの往復走査
の両方でプリントを行う双方向モードを実行できるイン
クテストプリント方法において、同一領域に対しプリン
トすべき複数色の重ねテストパターンを構成するデータ
の色別分割データが夫々与えられた往走査工程と復走査
工程とのプリントにより、同一領域に複数色の重ねテス
トパターンを形成するテストパターンプリントモードを
有することを特徴とするインクテストプリント方法であ
る。
【0034】本発明の装置発明としては、マルチインク
ジェットヘッドを搭載して往復走査を行うキャリッジ
と、記録媒体を走査方向と交差する方向に搬送するため
の搬送手段と、同一領域に対するマルチドットヘッドの
往復走査の両方でプリントを行う双方向モードと、往復
レジストを表示するためのテストパターン記憶するメモ
リー手段と、を備えたインクジェット記録装置におい
て、上記メモリー手段は、上記テストパターンとして上
記記録媒体の停止状態における同一領域に対しプリント
すべきテストパターンを構成するデータの分割データで
ある往走査工程用データと復走査工程データを記憶して
いることを特徴とするインクジェット記録装置を代表に
挙げることができる。
【0035】本発明インクジェット記録装置によれば、
複数のインク吐出口を配列したマルチヘッドを用いて、
双方向記録走査を行うとともに相対的に順次紙送りする
ことにより記録を完成させていくインクジェット記録方
法において、同印字領域に対し往路走査と復路走査の分
割記録(或いは複数色のマルチヘッド)により一様なパ
ターンを記録完成させ、前記パターンの一様性の優良度
(或いは色味の差)により双方向記録タイミングの適正
値(或いは各色マルチヘッドの記録タイミングの適正
値)を判断、記憶することにより、これまでより更に高
精度なドット位置補正を可能とし、高画質な画像を得ら
れるようになった。
【0036】本発明は、以下の実施例の説明によってよ
り明確に理解されるものである。
【0037】
【実施例】図7は本発明の装置構成の代表的な概略を示
すもので、上記マルチヘッドで紙面上を印字していく際
のカラープリンタ部の構成を示したものである。この図
において、701はインクカートリッジである。これら
は、4色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、
702のマルチヘッドより構成されている。このマルチ
ヘッド上に配列するマルチノズルの様子をz方向から示
したものが図8であり、81はマルチヘッド702上に
配列するマルチノズルである。本図ではマルチノズル8
01がY軸に沿って平行に配列されているが、例えば図
のXY平面上多少の傾きを持っていても良い。この場合
には、ヘッドが進行方向Xに進んで行くのに対し、各ノ
ズルはそれぞれタイミングをずらしながら印字を行って
いくことになる。再び図7に戻る。703は紙送りロー
ラで704の補助ローラとともに印字紙707を抑えな
がら図の矢印の方向に回転し、印字紙707をy方向に
随時送っていく。また705は給紙ローラーであり印字
紙の給紙を行うとともに、703、704と同様、印字
紙707を抑える役割も果たす。706は4つのインク
カートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動させ
るキャリッジである。これは印字を行っていないとき、
あるいはマルチヘッドの回復作業などを行うときには図
の点線で示した位置のホームポジション(h)に待機す
るようになっている。
【0038】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)にあるキャリッジ(706)は、印字開始命令がく
ると、x方向に移動しながら、マルチヘッド(702)
上のn個のマルチノズル(81)により、紙面上に幅D
だけの印字を行う。紙面端部までデータの印字が終了す
るとキャリッジは元のホームポジションに戻り、再びx
方向への印字を行う。この装置において、往復印字モー
ドでは、記録媒体を停止した状態で−x方向に移動する
段階で次の印字を行うことで、上記幅Dのプリントを完
成する。
【0039】この最初の印字(幅Dのプリント)が終了
してから2回目の印字が始まる前までに、紙送りローラ
(703)が矢印方向へ回転することにより幅Dだけの
y方向への紙送りを行う。この様にしてキャリッジ1ス
キャンごとにマルチヘッド幅Dだけの印字と紙送りを行
う繰り返しにより、一紙面上のデータ印字が完成する。
【0040】以下に、図1を用いて第1実施例を説明す
る。図1は、テストパターンとして完全な帯状面積パタ
ーン(実質的な帯状ラインパターンの面積パターン化も
実質的に同等に目視される)を形成するもので、上部に
往復走査の分割データの間引きパターンを示し、±0.
00pixelを中心に双方向印字で吐出駆動タイミン
グを1/4画素づつ振ったパターン(±0.25pix
el,±0.50pixel)を並記したものである。
【0041】本実施例では縦ヘッドのノズル数×横4画
素のブロックを往路記録走査と復路記録走査でそれぞれ
補完の関係になるように50%づつ印字して100%ベ
タ画像を形成している。本実施例では16画素のノズル
を縦方向にもつマルチヘッドを想定しているので図1で
は縦方向16画素のパターンで示しているが、例えばこ
れ以上のノズルを持つヘッドに於いても、全ノズルを用
いず連続したノズルを部分的に用いれば、本実施例の効
果は得られるものである。
【0042】従来例では縦罫線の直線性から適正値を判
断したが、本実施例では画像全体の一様性から判断す
る。図1で判るように、ドット補正が十分でないときに
は往路印字と復路印字の補完が十分でなく、各ブロック
間に隙間が細い白筋となって現れる。実際に目視したと
きにこれは縦方向に細かいテクスチャーとなり、一様性
の損なわれた画像となる。
【0043】以下に、実際にユーザーが往復レジ調整を
行う場合の行程を図6を用いて説明する。
【0044】まずユーザーが両方向レジ調整モードを本
体のSWによって指定し、これによって本体はユーザー
レジ調整モードに入る。そして、このモードに入ったこ
とをLED等を用いてユーザーに知らせる。
【0045】ユーザーは調整モードに入ったことを確認
し、レジパターン印字をスタートさせる。これによって
記録されるパターンの配置例を図5に示す。この図は往
復ドット位置を10μmづつ変化させながら紙送り方向
に15段階に渡って記録したパターンを示し、ユーザー
はこのパターン群の中から最も一様性に優れたものを選
択する。各段階に対し紙面の3箇所にパターンを印字し
ているので、紙面の左右で起こる多少のキャリッジスピ
ードムラや紙浮きも、全体的に考慮した状態で判断する
ことが出来る。
【0046】左端と中央のパターンの間には4つLED
の点灯状態を示したモデル図が同時に印字され、これは
ユーザーが選択したレジ調整パターンを本体に入力する
時に用いる。ユーザーは入力用SWによって、最も一様
であるパターンの横に示してあるLEDの点灯状態に本
体のLEDをあわせる。例えば図5に於いて●○○○の
横のパターンが最も一様性が良好であると判断したなら
ば、入力用SWによってLEDが●○○○の状態になる
まで数回押し続け、この状態のままで記憶用SWを押
す。これによって本体は、一様な100%画像を得られ
た時の両方向の吐出タイミングを記憶し、これ以降の印
字では上記タイミングで常にヘッドに吐出させるように
する。
【0047】新しい補正値がROM等に記憶完了後、ユ
ーザーレジ調整モードは終了し、本体は再び通常の印字
モードに戻る。
【0048】図5では、10μm毎15段階に渡って両
方向のインク吐出タイミングを変化させていっている
が、このピッチ及び段階数は印字画像の各画素の距離の
2倍以上が同一紙面で得られる様にすることが望まし
い。本実施例では、360dpiつまり各画素間が70
μm程度の状態を想定しているので、中心値より前後2
画素140μmに渡ったドットのずらし状態が得られる
ことになる。
【0049】また、ここでは−70μmから+70μm
まで常に10μmの等間隔で全パターンを印字している
が、次のように両端部でずらし量を多くすることで、一
様性が明らかに悪化した状態を必ず全パターンの両側に
形成させるのも良い。
【0050】図5において、中心の○●●●から両側3
パターンは±20μmづつずらす。その後2パターンは
±30μmづつずらし、最後の2パターンは±40μm
づつずらすとする。すると、この補正パターンは全15
パターンでありながらも、中心値に対し±200μmの
範囲を制御できることになる。この様にすると、全15
パターンの中には完全に両方向ドットがずれ、一様性が
明らかに悪化した状態を両側に必ず生じることになるの
で、適正値付近の一様性の判断が難しい場合にも、完全
に白筋がはっきり確認できる両側のパターンからの距離
(段階数)によって適正値を判断しやすく出来るのであ
る。
【0051】なお、本実施例では印字パターンを横4の
ブロック単位で説明してきたが、このブロックの形及び
大きさはこれに限ったものではない。更に横方向に長い
ブロックを用いれば白筋の現れる周期が長くなり、荒い
目のテクスチャーが見られるようになる。また、縦方向
数何画素おきに往路と復路の印字パターンを逆転させれ
ば、短い白筋が所々に細かく現れる様になる。いずれに
しても一様性の良、不良の差ががはっきり現れるような
テクスチャーにするブロック単位を適用するのがよい。
【0052】以上説明してきた様に本実施例によれば、
往路記録走査と復路記録走査で補完の関係になるように
ブロック単位を記録するパターンによって、その一様性
から印字タイミングの適正値を判断し、本体に入力する
ことによって、両方向印字時の着弾位置ズレを高精度に
補正することが可能となる。
【0053】以下に第2実施例を示す。図2は実質的な
帯状ラインパターンをテストパターンとして形成する実
施例で、且つ夫々異なる4種類以上の分割データとして
上記往路走査工程と上記復路走査工程の夫々に複数種類
与えられて複数の往復走査で上記ラインパターンを形成
する実施例でもある。本例も、図1と同様、図4と比較
することで本実施例の効果を示している。ここでは1つ
のパターンを印字する際に同一画像領域に対し、4回の
記録走査とヘッド長1/4(4画素)づつの紙送り走査
を行い、分割記録している。
【0054】第1記録走査から第4記録走査で印字され
るパターンは図2の上部に示している。本実施例で最終
的に形成されるパターンは縦方向に1画素おきの周期を
持って配列させた横罫線の集まりであり、図にみるよう
な50%デューティー画像となる。第1実施例と同様に
縦方向の白筋から一様性を判断するようなパターン構成
になっている。
【0055】本実施例では、第1記録走査と第3記録走
査は往方向印字、第2記録走査と第4記録走査は復方向
印字である。この様に2回づつの記録走査で片方の画像
を形成すると、各記録走査毎に起こる多少のドット位置
ズレが1/2に緩和される。また、各記録走査間に1/
4ヘッド幅毎の紙送りを行いながら分割記録を行うの
で、主走査方向に延びる横罫線は4種類のノズルによっ
て記録され、ノズル特有のヨレや、吐出量ばらつきも緩
和される。よって、本実施例では以上の様な要因から起
こる数々のムラも、予め目立たなくさせているので、往
路印字と復路印字とのドットズレのみがテクスチャーと
してはっきり現れる一方、ドットズレが起こらない場合
での一様性が更に高くなるので、図5の様なパターン配
列から良好なものを選択し易くなっているのである。
【0056】更に本実施例の各記録走査毎の印字パター
ンのバリエーションとして図11の2つの例(a),
(b)を示す。(a)によれば、両方向印字ドットずれ
によるテクスチャーは図2と同様であるが、第1記録走
査と3記録走査、また第2記録走査と第4記録走査がそ
れぞれ1画素毎に互い違いにインクを着弾させて行くの
で、先に説明したノズル特有のヨレや吐出量ばらつきを
更に目立たなくすることが出来る。又、(b)は図2の
印字方法の第2記録走査と第3記録走査を逆転させたも
のであり、この様にすると両方向ドットずれによる白線
が横方向4画素おきにあらわれる様になり、更にずれた
ときのテクスチャーを目立たせることが出来る。これら
の実施例においても、ユーザーが往復レジ調整を行う場
合の行程は図6の通りであり、調整終了後は入力された
データによってその後の吐出タイミングを制御していく
ものである。
【0057】以上説明したように本実施例によれば、2
回の往路記録走査と2回の復路記録走査で分割記録を行
いながら、吐出タイミングを段階的に変化させた複数の
パターンを形成することによって、その一様性から吐出
タイミングの適正値を判断し、本体に入力することによ
って、両方向印字時の着弾位置ズレを高精度に補正する
ことが可能となる。
【0058】なお、以上の第1、第2実施例では常に単
色(1つのヘッド)での両方向印字のドットズレ補正に
ついて述べてきたが、両実施例はカラーインクに関して
も勿論有効である。この場合、図5のパターン中に各色
のパターンを同時に参考値として印字しても良いし、
又、各色毎に独立に補正値を入力させるようにしても良
い。但し後者の場合、各色間のドットズレも同時に保証
しなければならない。
【0059】以下に第3実施例として図7に示した構成
の4色カラーインクジェット記録装置における各色のド
ットズレの補正法を示す。ここではマゼンタとブラック
を例に挙げてまず説明する。
【0060】図3は本実施例に用いる4回の記録走査の
印字パターン、及びマゼンタの吐出タイミングをブラッ
クに対し、1/4画素単位でずらして行ったときの画像
状態を示したものである。本実施例も第2実施例と同
様、4回の分割記録走査でパターンを形成して行くもの
とする。よって本実施例においても、各ノズルばらつき
によるドットヨレや吐出量ばらつきの要因は予め除いて
おくことが出来る。
【0061】本実施例はこれまでの実施例と異なり、図
1、2の様なテクスチャーは現れない。本実施例の場合
は色味の差として現れる。通常同一画素にブラックドッ
トとマゼンタドットが重なって着弾された場合、マゼン
タはブラックの色味に消され、殆ど発色されない。この
状態の画素を図3ではグレーで表している。 しかし、
マゼンタドットをブラックドットに対し、少しづつズラ
していった場合には、ズレた分の領域だけマゼンタの色
味が強くなり、ズレ量に応じて全体的には赤身を帯びた
画像となっていく。図3ではこのはみ出し部分をブラッ
クで表している。
【0062】マイナス方向にずれた領域から、徐々にプ
ラス方向にずれた領域へパターンを追って行くと、パタ
ーン全体の赤身が徐々に減少して行き、最もブラックの
色味の強いパターンを堺に再び赤身を帯びたものとなっ
ていく。
【0063】ユーザーはこの最も赤身の少ない部分を選
び、これまでの実施例と同様に本体に入力する。
【0064】以上、マゼンタとブラックの補正方法とし
て説明してきたが、先にも述べた様にこの様な補正は、
全色、全ヘッドについて行われなければならない。従っ
て、本実施例では、ブラックとシアン、ブラックとマゼ
ンタ、ブラックとイエローの3つのパターンを出力し、
シアン、マゼンタ、イエローの3色それぞれのデータを
ブラックに合わせる形で本体に入力する。
【0065】また、本実施例で用いるインクジェットは
カラーヘッドも両方向印字を行うものとし、以下の要領
でユーザーは各色間のドットズレ補正と、各色毎の両方
向印字時のドットズレ補正の両方を行うものとする。図
12にこれら補正行程のフローチャートを示した。
【0066】ユーザーがレジ調整モードを指定すると、
本体はまず各色ドットズレ補正モードに入る。
【0067】ユーザーがLEDの点灯状態などで補正モ
ードに入っていることを確認し、スタートSWを押すこ
とにより、本体は4色ヘッドを用いて各色ドットズレ補
正パターンの印字を開始する。この時に出力されるサン
プルは、図3に示したパターンを図5の様に配列させた
ものであるが、ブラックとシアン、ブラックとマゼン
タ、ブラックとイエローの3つの組み合わせについてパ
ターンを印字するものとする。また、この場合において
も吐出タイミングは10μm毎に15段階に変化させ、
図5と同様にそれぞれに応じたLEDモデルも同時に印
字する。
【0068】出力されたサンプルから、3色それぞれに
ついて最もブラックに近いパターンをユーザーが選択
し、まずシアンについて選択した位置のLED状態を設
定し、記憶SWでシアン往方向の吐出タイミングを記憶
させる。
【0069】同様に、マゼンタ、イエローについての入
力、記憶操作を行う。
【0070】イエローのドット位置補正の記憶が完了し
た段階で、本体は両方向ドット位置補正モードに入る。
ユーザーがサンプルの印字が再び可能なことを確認し、
スタートSWを押す。これにより、両方向ドット位置補
正用パターンの印字が4色ヘッドを用いて開始される。
ここで印字されるパターンは図2に示したものであり、
吐出タイミングはやはり10μm毎に15段階に変化さ
せ、それぞれに応じたLEDモデルも同時に印字する。
【0071】ユーザーは、各色について最も良好な一様
性をもつパターンを選び、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローの順にLEDを用いて補正値を入力する。
【0072】最後のイエロー補正値の記憶が終了した段
階で、ドット位置補正モードは全て終了し、本体は通常
の印字モードに戻る。
【0073】本実施例では、まず片方行印字において各
色をブラックヘッドの吐出タイミングに合わせ、その
後、各色毎に復路方向の吐出タイミングを往路方向の吐
出タイミングに合わせている。従って、各色の往路印
字、復路印字が全て独立に補正可能であるような構成を
予め持っている必要がある。
【0074】しかしこの様な構成を持っていなくとも、
各色をブラックに合わせて補正した後は、ブラックのみ
両方向ドット位置補正することで、各色もブラックと同
じだけの補正がかかるような構成を持っていれば、カラ
ー両方向印字のドットズレは十分に補正できるであろ
う。
【0075】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば図3に示すようなパターンを、4回の片方向走査で分
割記録する際に、吐出タイミングを段階的に変化させた
複数のパターンを形成することによって、その一様性か
ら各色ヘッドの吐出タイミングの適正値を判断し、本体
に入力することによって、両方向印字時の着弾位置ズレ
を高精度に補正することが可能となる。
【0076】なお、以上はユーザー自身が補正する場合
として説明してきたが、本体出荷時にこれらの補正を行
い、ここでの補正値をユーザーレジ調整パターンの中心
値としておけば、その後の調整幅を予め絞っておくこと
が出来る。実際にこれらのドットズレが起こる要因は、
先にも説明したように記録装置本体に固有なものが多い
のであるから、この様な絶対的な補正は着荷時前に行っ
ておく方が好ましい。
【0077】図10は本発明のプリント装置例のブロッ
ク図を示すもので、1はテストプリントモードを指定す
る手段で、通常記録モードに対してテストプリントモー
ドを実行するための操作機構として機能するものであれ
ば良いが、本実施例では、異なる複数の上記同一領域テ
ストパターンのいずれかを指定することでテストパター
ンプリントモードでのテストパターンを指定する機能
と、記録媒体の中央部領域と該中央部領域の左右夫々の
領域とをテストプリント領域として含む第1テストパタ
ーンと該第1テストパターンよりも少ない領域をテスト
プリント領域として含む第2テストパターンとの選択が
可能な機能と、を兼ね備えている。2はプリントの往復
走査における往復レジスト補正手段で、新たな補正指令
がない時は機能せずに、往復走査における往復レジスト
を含む所定の書き換え可能な印字タイミングを記憶する
メモリー手段3を機能させる。メモリー手段3は、記憶
されている往復走査における往復レジストを通常記録モ
ードにおける往復記録走査における往復レジストに兼用
させる。8は、往復レジストを補正すべく、記録媒体1
0上のテストパターンの状態を判別する手段(後述、自
動判定手段等)或は操作者が操作する手段としての印字
判別手段で、往復レジスト補正手段2を作動させ、印字
判別手段8に入力された補正を実行させ、メモリー手段
3の往復レジストを書き換える。
【0078】一方、5は、テストプリントデータ及びプ
リント領域を決定する領域データを記憶するデータメモ
リー手段で、往走査データ51と復走査データ52及び
他のデータや領域データ格納手段6を有する。本実施例
では、装置の精度要求に従った調整が可能となり、例え
ば、装置出荷時に高精度判定を行い、その後の操作者の
判定には通常レベルの判定ができるようように、高精度
判定としては、記録媒体の中央部領域と該中央部領域の
左右夫々の領域とをテストプリント領域として含む第1
テストパターンを挙げることができ、通常レベルの判定
としては、該第1テストパターンよりも少ない領域をテ
ストプリント領域として含む第2テストパターンとして
いる。更に、データメモリー手段5に記憶されているデ
ータは1つのみでも良いが、本実施例では、記憶データ
X(=往走査データX1+復走査データX2),Y,Z
が図の数式で示すように往復走査夫々に分割されており
(先に示した実施例及び発明の概要で説明した内容がす
べて適用可能である)、それらの分割データの往走査用
データに「1」を、復走査用データに「2」を付記して
ある。特に、本実施例は、インクジェット記録方式を採
用しているので、記憶データZが通常、或は固定として
用いられることが良い。記憶データZは、夫々異なる4
種類以上の分割データ(A1,B1,A2,B2)とし
て上記往路走査工程(A1,B1)と上記復路走査工程
(A2,B2)の夫々に複数種類与えられて複数往復走
査で前記実施例のごとく上記テストパターンをプリント
せしめるものである。
【0079】4は、公知のキャリッジ用往復手段で、往
復駆動切替手段41としてのモータやエンコーダ等の位
置検出機構が備えられている。7は、公知のヘッド駆動
手段で、本実施例では、膜沸騰を用いたキヤノン(株)
が提唱するバブルジェット方式のインクジェットヘッド
駆動手段で、上記往復レジストに応じたタイミングで往
復印字切替を行う手段71を具備している。又、ヘッド
駆動手段7は、テストプリントモードでは、図5の如
く、上記分割データの往復走査レジストタイミングを
1.00pixelよりも小さい範囲で異ならせた上記
テストパターンを気泡形成用の発熱体を多数備えたマル
チノズルインクジェットヘッド9を用いて、複数形成す
る。
【0080】このような図10の装置構成によって、上
記各実施例を実行することができることはもちろんの
事、本発明の概要で説明した発明が実行可能となる。特
に、インクジェットヘッドが図7、14のごとく複数カ
ラーヘッドで予め相互の位置調整を完了した上で一体化
されたヘッド構造である時は、各ヘッド部のレジ調整を
その内の1ヘッド部のインクテストによって決定するこ
とが可能であり、本実施例でのブロック図を、単色、或
は、複数カラー一体ヘッドのいずれにも使用できる事が
理解できよう。
【0081】次に第4実施例を説明する。本実施例で
は、印字後のパターンを本体付随の読みとり装置で読み
込み、一様性の判断及び適正値入力まで全て自動で行う
ものとする。
【0082】図14は本実施例で用いるインクジェット
記録装置本体の斜視図であり、図7にのキャリッジ脇
に、読みとり装置としてCCDカメラを取り付けてあ
る。図15−aはCCDカメラの読みとり部を紙面側か
ら見たものであり、各CCDはノズルピッチと等しい画
素密度でノズル並び方向に一列に配置されている。
【0083】前記実施例と同様にして、記録装置が1つ
のパターンの記録を完成させると、キャリッジは更なる
1走査をし、この時CCDからは走査方向の濃度分布が
読み込まれる。
【0084】今、図5と同様のパターンを用いた時の各
パターンとその濃度分布データを図16とする。図の左
に示す複数パターンに対し、キャリッジが1回づつ走査
することにより、各パターン走査方向の濃度分布が右図
のように得られる。ここで横軸は走査方向のアドレス、
縦軸は濃度を表す。図でも判るように、双方向印字時の
ドットずれが大きいところは大きな濃度振幅になり、ド
ットずれが起こらない時には振幅はほぼ0となる。
【0085】本実施例では複数のCCDカメラを用い、
読みとった各データの平均値を濃度分布としているの
で、CCDカメラ個々の特性バラツキや走査中の特性バ
ラツキも補正されている。従って、濃度分布の一様性を
高解像度に判別でき、複数パターン中からより正確に適
正値を判別することが可能となる。その後、判別した適
正値を本体が自動的に記憶して、その後の記録にはその
値を用いていく。
【0086】以上の様に本実施例では、読みとり、判
別、記憶を全て本体が自動で行ってしまうので、ユーザ
ーは1度調整モードを指定するのみで他の複雑な操作は
必要ない。また、高解像度なCCDカメラを用いいるの
で補正自体も正確である。
【0087】また、以上では双方向ドットずれの補正つ
いて述べたが、本実施例では第3実施例で示した各色マ
ルチヘッドのドットズレ補正を行うこともできる。この
場合、各パターンの差は振幅の差によって現れるのでは
なく、色味の差によって現れるので、CCDカメラはパ
ターン毎の色味の差を検知する必要がある。
【0088】図16−bではレッド(R)、グリーン
(G),イエロー(Y)の各色フィルターつきのCCD
カメラを交互に配置させている。ここでも各パターン毎
に読みとり走査を行い、個々のCCDカメラがそれぞれ
の濃度分布を読みとる。今の場合、濃度分布は必要ない
ので走査方向の平均値を求め、更に同色フィルター同士
の平均値を求めてこれを各色濃度とする。即ち、レッド
フィルターの平均値はシアンの濃度、グリーンフィルタ
ーはマゼンタ濃度、ブルーフィルターはイエロー濃度で
ある。
【0089】第3実施例で用いた図3で説明するなら
ば、各パターンの読みとりデータの内、マゼンタ濃度の
最も弱く、ブラック濃度の最も強いパターンを判別すれ
ば、それがマゼンタ、ブラックヘッドの適正値となる。
【0090】以上説明してきた様に本実施例によれば、
前記実施例で用いた複数パターンを本体の読みとり装置
で読みとり、その一様性から双方向或いは各色ヘッドの
吐出タイミングの適正値を判断し、本体に自動入力、記
憶することによって、着弾位置ズレを高精度に補正する
ことが可能となる。
【0091】本発明実施例は、本発明の理解を助けるた
めの実施例に抑えて列挙したが、本発明は、上記説明の
発明概要及び実施例のいずれの組み合わせも可能であ
り、熱転写式サーマルプリンタを用いた場合にも適用可
能な発明である。
【0092】本発明によれば、特に複数のインク吐出口
を配列したマルチヘッドを用い場合でさえも、双方向記
録走査を行うとともに相対的に順次紙送りすることによ
り記録を完成させていくインクジェット記録方法におい
て、同印字領域に対し往路走査と復路走査の分割記録
(或いは複数色のマルチヘッド)により一様なパターン
を記録完成させ、前記パターンの一様性の優良度(或い
は色味の差)により双方向記録タイミングの適正値(或
いは各色マルチヘッドの記録タイミングの適正値)を判
断、記憶することにより、これまでより更に高精度なド
ット位置補正を可能とし、高画質な画像を得られるよう
になった。
【0093】
【発明の効果】本発明は、上述したように、従来のよう
な縦罫線の直線性よる判断の判定限界を超越でき、画像
を良好に保つことができ、数μm単位のような1画素以
下の微調整をも可能にすることができた。更に、本発明
を用いる事によって、記録媒体の材質や厚みが変化して
も良好な画像状態を簡単に記録特性を良好に、且つ精度
良く達成できた。特に、両方向印字を行う場合或いは複
数色のヘッドで記録する場合には、これらのドット位置
を適正化する水準を格段に向上でき、カラープリントの
高速記録と高画質化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の補正パターンを示す図であ
る。
【図2】本発明第2実施例の補正パターンを示す図であ
る。
【図3】本発明第3実施例の補正パターンを示す図であ
る。
【図4】従来例の両方向ドット補正パターン例を示す図
である。
【図5】本発明の補正サンプルを示す図である。
【図6】第1、第2実施例の補正行程フローチャートで
ある。
【図7】本発明に用いるインクジェットプリンタの印字
部の図である。
【図8】本発明に用いたマルチヘッドの図である。
【図9】インクジェットプリンタの両方向印字時のドッ
トズレの説明図である。
【図10】本発明の概要を示すブロック図である。
【図11】本発明第2実施例のパターン印字のバリエー
ションを示す図である。
【図12】第3実施例の補正行程フローチャートであ
る。
【図13】ドットズレ要因とドットズレ量の関係を表す
一覧表を示す図である。
【図14】本発明第4実施例で用いる記録装置の印字部
と読みとり部を示す図である。
【図15】本発明第4実施例で用いる読みとり部拡大図
である。
【図16】本発明第4実施例の濃度分布データ図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名越 重泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−243373(JP,A) 特開 昭63−227368(JP,A) 特開 昭63−141780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/46 B41J 2/01 B41J 2/51

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチドットヘッドを往復走査して双方
    向でプリントを行う双方向モードを実行できるインクジ
    ェットプリント方法において、 上記マルチドットヘッドの往走査工程で所定領域内を往
    復走査方向に分割した一の分割領域に対し往路テストパ
    ターンを形成し、上記マルチドットヘッドの復走査工程
    で上記所定領域が一様性を有するように上記所定領域内
    を往復走査方向に分割した他の分割領域に対し復路テス
    トパターンを補完的に形成することにより上記所定領域
    に第1のテストパターンを形成し、 上記往路及び復路テストパターンの少なくとも一方を上
    記往復走査方向に段階的にずらすことにより、異なる複
    数の所定領域に第2のテストパターンを形成するテスト
    パターンプリントモードを有することを特徴とするイン
    クジェットプリント方法。
  2. 【請求項2】 上記往路及び復路テストパターンは、上
    記往復走査方向のライン状パターンである請求項1のイ
    ンクジェットプリント方法。
  3. 【請求項3】 上記往路及び復路テストパターンは、上
    記往復走査方向のライン状パターンを上記往復走査方向
    に対して垂直な方向に関して微小間隙を介して複数本並
    べたパターンである請求項2に記載のインクジェットプ
    リント方法。
  4. 【請求項4】 上記往路及び復路テストパターンは、上
    記往復走査方向の実質的な帯状ラインパターンである請
    求項1に記載のインクジェットプリント方法。
  5. 【請求項5】 上記往路及び復路テストパターンは、往
    走査工程と復走査工程とのプリントが少なくとも一方の
    工程によるプリントの間に他の工程によるプリントが介
    在する上記往復走査方向のラインパターンである請求項
    1乃至請求項4いずれか1項に記載のインクジェットプ
    リント方法。
  6. 【請求項6】 上記往路及び復路テストパターンを形成
    するために供給されるデータは夫々異なる4種類以上の
    分割データとして上記往走査工程と上記復走査工程の夫
    々に複数種類与えられて複数の往復走査で上記ラインパ
    ターンを形成する請求項1乃至請求項5いずれか1項に
    記載のインクジェットプリント方法。
  7. 【請求項7】 上記マルチドットヘッドは、複数のイン
    ク吐出口を上記往復走査方向に交差する方向に備えたイ
    ンクジェットヘッドである請求項1乃至請求項6のいず
    れか1項に記載のインクジェットプリント方法。
  8. 【請求項8】 上記マルチドットヘッドは、予め相互位
    置間隔が調整されて一体化された複数のヘッド部を有
    し、各ヘッド部が複数のインク吐出口を上記往復走査方
    向に交差する方向に備えたインクジェットヘッドで、各
    ヘッド部のレジ調整をその内の1ヘッド部のテストプリ
    ントによって決定することを特徴とする請求項1乃至請
    求項7いずれか1項に記載のインクジェットプリント方
    法。
  9. 【請求項9】 上記第2のテストパターンを1.00p
    ixelよりも小さい範囲で段階的に異ならせて形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれか1項
    に記載のインクジェットプリント方法。
  10. 【請求項10】 上記往復走査におけるレジストタイミ
    ングを1.00pixelよりも小さい範囲で変更でき
    る修正工程を有することを特徴とする請求項9に記載の
    インクジェットプリント方法。
  11. 【請求項11】 上記往路及び復路テストパターンは上
    記往復走査方向に連続する少なくとも複数ドットである
    ように分割されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項10いずれか1項に記載のインクジェットプリント
    方法。
  12. 【請求項12】 上記複数の所定領域には上記第1及び
    第2のテストパターンとともに、そのレジスト与える指
    示マークが形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項11いずれか1項に記載のインクジェットプリ
    ント方法。
  13. 【請求項13】 上記複数のヘッド部からは異なる色の
    インクを吐出することを特徴とする請求項8に記載のイ
    ンクジェットプリント方法。
  14. 【請求項14】 異なる色のインクを吐出するための複
    数のヘッド部を有するマルチドットヘッドを走査してプ
    リントを行うインクジェットプリント方法において、 上記マルチドットヘッドの第1のヘッド部により所定領
    域内を走査方向に分割した一の分割領域に対し第1色の
    テストパターンを形成し、上記マルチドットヘッドの第
    2のヘッド部により上記所定領域が一様性を有するよう
    に上記所定領域内を走査方向に分割した他の分割領域に
    対し第2色のテストパターンを補完的に形成することに
    より上記所定領域に第1のテストパターンを形成し、 上記第1色及び第2色テストパターンの少なくとも一方
    を上記走査方向に段階的にずらすことにより、異なる複
    数の所定領域に第2のテストパターンを形成するテスト
    パターンプリントモードを有することを特徴とするイン
    クジェットプリント方法。
  15. 【請求項15】 上記テストパターンプリントモード
    は、さらに、上記マルチドットヘッドの往走査工程で所
    定領域内を走査方向に分割した一の分割領域に対し往路
    テストパターンを形成し、上記マルチドットヘッドの復
    走査工程で上記所定領域が一様性を有するように上記所
    定領域内を走査方向に分割した他の分割領域に復路テス
    トパターンを補完的に形成することにより上記所定領域
    に第3のテストパターンを形成し、 上記往路及び復路テストパターンの少なくとも一方を上
    記往復走査方向に段階的にずらすことにより、異なる複
    数の所定領域に第4のテストパターンを形成するテスト
    パターンプリントモードを有することを特徴とする請求
    項14に記載のインクジェットプリント方法。
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