JP3435728B2 - カチオン系水溶性重合体の製造法 - Google Patents
カチオン系水溶性重合体の製造法Info
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Description
の製造法に関する。詳しくは、N−ビニルカルボン酸ア
ミドの重合体を酸加水分解することにより得られる粉末
状のカチオン系水溶性重合体の製造法に関するものであ
る。本発明方法により得られる重合体は高分子量であ
り、有機汚泥の脱水用凝集剤、製紙工業における濾水性
向上剤や填料歩留向上剤などとして利用することができ
る。
で重合し、これを酸加水分解する方法は多く知られてい
る(特公昭63−9523号公報等)。しかしながら、
より高分子量の重合体を製造しようとする場合、重合反
応液が極めて粘稠となり、場合によって含水の固塊状態
となり、効率よく酸加水分解することが難しくなる。
は、Nービニルホルムアミドの重合体を十分に乾燥し、
含水率を5%以下にしてガス状のハロゲン化水素酸と反
応させて加水分解する方法が提案されている。該方法に
よれば加水分解された重合体の粒子の固塊化が防止でき
る。しかしながら、重合体の乾燥に手間を要するうえ、
重合体中の含水率が低く、加水分解の効率が著しく低下
するという問題がある。
特開平3−195704号公報には、N−ビニルホルム
アミドとアクリロニトリルの共重合体を、通常15〜6
0重量%の含水固体状態で塩化水素ガスと接触させて加
水分解する際に、共重合体を加圧造粒しておくこと、及
び、ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコ
ールを存在させることにより、重合体同志の合着が抑制
でき、加水分解された重合体を粉体として取り出すこと
ができるとしている。しかしながら、これらの方法も、
加水分解前に、重合体の分離、乾燥、造粒等の煩雑な工
程が必要となる。
を、油溶性セルロースの存在下で、炭化水素分散媒に分
散させて油中水型で懸濁重合し、続いて、親水性の界面
活性剤またアルコール類を添加し、水中油型に分散させ
て酸加水分解する方法も知られている(特開昭61−1
41712号公報)。かかる方法は、重合と加水分解を
続けて行うことができる点において簡便であり、粒状の
水溶性重合体が得られる。
択が必ずしも容易ではなく、特に反応系において水分が
多い条件では粒子の固着傾向があり、更なる改良を必要
とする。
する課題は、N−ビニルカルボン酸アミドの重合体を酸
加水分解することにより得られるカチオン系水溶性重合
体の製造法を改良し、より効率よく、高品質の粉末状の
カチオン系水溶性重合体の製品を得ることにある。
オン系水溶性重合体の製造法は、一般式CH2 =CHN
HCOR(式中、Rは水素原子またはメチル基を表わ
す。)で示されるN−ビニルカルボン酸アミド単独、ま
たは共重合可能な他の水溶性ビニル化合物との混合物の
水溶液を、(1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル
系またはポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
系の界面活性剤、および(2)酸化エチレンの重合体ま
たは酸化エチレンと酸化プロピレンの共重合体、の存在
下、炭化水素系分散媒中に油中水型で懸濁重合し、次い
で、酸加水分解することを特徴とする。
性重合体の製造法は、一般式CH2=CHNHCOR
(式中、Rは水素原子またはメチル基を表わす。)で示
されるN−ビニルカルボン酸アミド単独、または共重合
可能な他の水溶性ビニル化合物との混合物の水溶液を、
(1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル系またはポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル系の界面活
性剤、の存在下、炭化水素系分散媒中に油中水型で懸濁
重合し、次いで、(2)酸化エチレンの重合体または酸
化エチレンと酸化プロピレンの共重合体、を添加して、
酸加水分解することを特徴とする。
用いられる一般式 CH2 =CHNHCOR (式中、Rは水素原子またはメチル基を表わす。)で示
されるN−ビニルカルボン酸アミドとしてはN−ビニル
ホルムアミドおよびN−ビニルアセトアミドが挙げられ
るがN−ビニルカルボン酸アミド重合体の変性物を得る
目的のためには重合体の加水分解性の良いことからN−
ビニルホルムアミドが好ましい。
ミド単独またはN−ビニルカルボン酸アミドと他の水溶
性ビニル化合物との混合物が用いられる。水溶性ビニル
化合物としてはN−ビニルカルボン酸アミドと共重合可
能であり、かつ、本発明に用いられる炭化水素系溶媒に
実質的に不溶性である化合物が用いられ、(メタ)アク
リロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−アルキル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(メタ)
アクリルアミド、N,N′−ジアルキルアミノアルキル
(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド−ア
ルキル−トリメチルアンモニウム塩、(メタ)アクリル
アミドアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩またはアン
モニウム塩、(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩また
はアンモニウム塩、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリロイルオキシアルキル−トリメチル
アンモニウム塩、(メタ)アクリロイルオキシアルカン
スルホン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、N
−ビニルピロリドン、N−アルキル−N−ビニルホルム
アミド、N−アルキル−N−ビニルアセトアミド、ジア
リル−ジアルキルアンモニウム塩、ビニルピリジン、ビ
ニルイミダゾール、ビニルペンジルトリアルキルアンモ
ニウム塩、ビニルスルホン酸のアルカリ金属塩またはア
ンモニウム塩、などの水溶性ビニル化合物が例示され
る。
の水溶性ビニル化合物(B)と共重合する場合は、
(A)と(B)の共重合モル比は、通常20:80〜9
5:5、好ましくは30:70〜90:10、更に好ま
しくは40:60〜80:20であるが、この範囲に特
に限定されるものではない。上記の原料ビニル化合物は
水溶液状で炭化水素系分散媒に分散して油中水型にて懸
濁重合される。原料モノマーの水溶液濃度は5〜95重
量%の範囲の任意の濃度で重合されるが、高分子量の重
合体を得るためには20〜80重量%が好ましい。
化水素が好ましい。例えばn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデ
カンなどの鎖状飽和炭化水素、沸点65〜250℃の石
油留分好ましくは沸点80℃〜180℃の石油留分、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂環族炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン
などの芳香族炭化水素が挙げられる。分散媒は原料ビニ
ル化合物の水溶液に対して通常0.5〜10重量倍、好
ましくは1〜5重量倍の範囲で用いられる。
定剤として特定の界面活性剤を使用する。本発明で使用
する界面活性剤はポリオキシエチレンアルキルエーテル
またはポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルで
ある。具体的にはポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンフェニルエーテル等の化合物が例示される。かかる
界面活性剤は、HLB値(Hydrophilic L
ipophilic Balance)が、通常、9以
上の水溶性のノニオン系界面活性剤である。以上の界面
活性剤の使用量は分散媒に対して0.01〜5重量%、
好ましくは0.05〜1重量%の範囲から適宜選択され
る。
的なラジカル重合開始剤を用いればよいが、アゾ化合物
が好ましい。特に好ましくは水溶性のアゾ化合物であ
り、2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパンの塩酸
塩、硫酸塩および酢酸塩、アゾビス−N,N′−ジメチ
レンイソブチルアミジンの塩酸塩、硫酸塩および酢酸
塩、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸のアルカリ
金属塩およびアンモニウム塩などが例示される。ラジカ
ル重合開始剤は原料ビニル化合物に対して重量基準で1
00〜10000ppm、好ましくは500〜5000
ppmの範囲で用いられる。ラジカル重合開始剤の添加
方法は特に限定されないが原料ビニル化合物を含有する
水溶液にラジカル重合開始剤を溶解したのちこれを炭化
水素系分散媒中に分散して重合することが好ましい。更
に、場合によっては、重合安定剤として塩化アンモニウ
ム、塩化カルシウム等の添加物が使用される。添加物
は、全モノマーに対して、通常0.1〜20重量%、好
ましくは1〜15重量%使用される。
くは50〜80℃である。また、重合時間は、通常0.
5〜10時間、好ましくは1〜8時間である。なお、重
合に際しては、重合熱が発生するので、通常、重合系を
冷却することにより、重合温度が上記範囲内に保持され
るように調節される。重合を実施するには、界面活性剤
を含有する分散媒を重合温度に保持し、窒素ガス気流
中、重合開始剤を含むモノマー水溶液を、攪拌下へ分散
媒中に添加することによる方法が例示されるが、特にモ
ノマー、溶媒、助剤の混合順序は限定されるものではな
い。
ニルカルボン酸アミド重合体を酸加水分解する。具体的
に加水分解変性される部分はN−ビニルカルボン酸アミ
ドの第2アミドの部分であって、加水分解の結果、1級
アミノ基が生成する。また、共重合体の場合は使用され
た水溶性ビニル化合物の構造の一部が変性することもあ
る。例えば、ニトリル基は、加水分解してアミド基、カ
ルボキシル基になる場合のほか、前述の第2アミドの加
水分解で生じた1級アミノ基と反応してアミジン環を形
成する場合がある。
使用できる。例えば塩化水素、臭化水素、フッ化水素、
硝酸、スルファミン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸などが例示されるが、塩化水素が特に好ましい。
この場合、塩化水素はガス状で反応系に導入してもよい
し、塩酸水溶液として添加してもよい。酸加水分解の場
合、反応時の重合体含水物中の重合体の濃度が高い程、
加水分解速度が速くなるので飽和の水溶液を用いること
が好ましい。また、必要に応じ含水N−ビニルカルボン
酸アミド重合体を分散媒の水の共沸蒸留により脱水した
のち酸を加えることもできる。酸の使用量は目的とする
加水分解率に応じ適宜使用されるが、通常、目的とする
加水分解率のアミド基の当量に対し1〜2倍である。酸
加水分解の温度はN−ビニルホルムアミド重合体の場
合、20〜130℃、好ましくは60〜120℃であ
り、N−ビニルアセトアミド重合体の場合、50〜15
0℃、好ましくは90〜130℃である。必要に応じ加
圧反応系で実施される。
おいて、本発明では、前述の特定の界面活性剤に加え
て、更に必須成分として酸化エチレンの重合体または酸
化エチレンと酸化プロピレンの共重合体を使用すること
を特徴とする。前述の特定の界面活性剤のみを使用して
懸濁重合を行うことは可能であり、また、酸加水分解の
際にも界面活性剤が重合体粒子の付着防止にある程度の
効果は認められるが、酸化エチレンの重合体または酸化
エチレンと酸化プロピレン共重合体を使用することによ
り、酸加水分解された重合体粒子の付着をほぼ完全に防
止することができる。
量が通常1000〜50000、好ましくは6000〜
30000程度のポリエチレングリコールが用いられ
る。また、共重合体の場合、平均分子量は前記のポリエ
チレングリコールと同様の範囲のものであって、酸化エ
チレンと酸化プロピレンの重合モル比が、通常90:1
0〜40:60である。以上のポリエチレングリコール
等の添加量は、モノマー原料あるいはN−ビニルカルボ
ン酸アミド重合体に対して、通常0.1〜10重量%、
好ましくは0.5〜5重量%用いられる。
都合上、懸濁重合の際に初めから反応系に添加しておけ
ばよいが、酸加水分解の前であれば、途中で反応系に加
えても何らさしつかえない。加水分解後の反応液は、常
法により精製を行い粉末状の重合体を容易に回収するこ
とができる。反応液中の水、ギ酸及び酢酸は、溶媒との
共沸により除去することができる。また、反応液にアル
コールを添加し、ギ酸をエステル化することにより、ギ
酸をより効率的に除去することができる。そして、水、
ギ酸、酢酸をある程度除去した後、ろ過、乾燥を行い、
最終製品としての粉末状の重合体を得る。
が本発明はその主旨を超えない限り以下の実施例に制約
されるものではない。
び窒素ガス導入管を備えた21の4ツ口フラスコに、シ
クロヘキサン400g、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル(第一工業製薬(株)製商品名「ノイゲンET1
40E」、HLB値14)2g、塩化アンモニウム7
g、水83gを入れ攪拌下50℃に昇温した。
ス−2−アミジノプロパン2塩酸塩10重量%水溶液
2.7gを添加後、N−ビニルホルムアミド(純度90
%)79g、アクリロニトリル(純度99.5%)65
gの混液を3時間かけて滴下した。その後、さらに55
℃で反応を3時間続けた。以上の反応液をそのまま攪拌
器、加熱ヒーター、油水分離機を備えた冷却管を備えた
オートクレーブに投入し、さらにポリエチレングリコー
ル(分子量20000)4gを投入した。
40.2gを吹き込み、内温が100℃になるまで加熱
した。その温度を保ったまま4時間反応を行った。続い
て圧力を大気圧まで放圧したあと、メタノール48.1
gを投入し1時間加熱し、続いて加熱還流させた。還流
ラインには油水分離器を装備してあり、水層を分離して
シクロヘキサン層を還流し、反応液の脱水を行った。
後、反応液を取り出し、濾過、通風乾燥して、粉末状の
カチオン系水溶性重合体を取得した。なお反応中、反応
液はスラリー状態を維持し、壁等への粒子付着、粒子の
固塊化は認められなかった。取得した重合体は良好な水
溶解性を示した。また、一部を水に溶解し、メタノール
を添加して再沈澱精製を行い、物性を測定したところ、
1規定の食塩水中の還元粘度3.7g/dl、ポリマー
1g当たりのカチオン当量7.7meqを示した。
一部が隣接ニトリル基と反応し、アミジン基に変換され
ていることが確認された。
オキシエチレンノニルフェニルエーテル(日本乳化剤
(株)製商品名「Newcol564H」、HLB値1
2.9)3.3g、塩化アンモニウム7g、水75gを
入れ攪拌下50℃に昇温した。
−2−アミジノプロパン2塩酸塩10重量%水溶液2.
7gを添加後、N−ビニルホルムアミド(純度90%)
79g、アクリロニトリル(純度99.9%)53gの
混液を3時間かけて滴下した。その後、さらに60℃で
反応を3時間続けた。以上の反応液をそのまま攪拌器、
加熱ヒーター、冷却管を備えたオートクレーブに投入
し、さらにポリエチレングリコール(分子量2000
0)4gを投入した。
gを吹き込み、その後内温92℃に加熱し、その温度を
保ったまま7時間反応を行った。続いて攪拌下メタノー
ル48.1gを投入し1時間加熱し、続いて加熱還流さ
せた。還流ラインには油水分離器を装備し、反応液の脱
水を行った。還流温度が110℃になるまで脱水を行っ
た後、反応液を取り出し、濾過、通風乾燥して、粉末状
のカチオン系水溶性重合体を取得した。なお、反応中、
反応液はスラリーを維持し、壁等への粒子付着、粒子の
固塊化は起こらなかった。
し、1規定の食塩水中の還元粘度2.7g/dl、カチ
オン当量7.5meq/gを示した。さらにC13NMR
による分析でアミノ基は一部がアミジン基に変換されて
いることが確認された。
エチレングリコール添加を行わなかったところ、反応中
に粒子は固塊化し、反応の継続が不可能になった。
gのエチルセルロースを添加して行った。重合反応は同
様に行うことが可能であったが、酸加水分解の段階にな
ると、ポリエチレングリコールを添加しても反応中に粒
子が固塊化し、反応の継続が不可能になった。
原料として、簡便に効率よくカチオン系水溶性重合体を
製造することができる。特に、重合、加水分解の際の重
合体粒子の付着、固塊化の問題がないので、粒子状の最
終製品を安定に得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式CH2 =CHNHCOR(式中、
Rは水素原子またはメチル基を表わす。)で示されるN
−ビニルカルボン酸アミド単独、または共重合可能な他
の水溶性ビニル化合物との混合物の水溶液を、(1)ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル系またはポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル系の界面活性剤、お
よび(2)酸化エチレンの重合体または酸化エチレンと
酸化プロピレンの共重合体、の存在下、炭化水素系分散
媒中に油中水型で懸濁重合し、次いで、酸加水分解する
ことを特徴とするカチオン系水溶性重合体の製造法。 - 【請求項2】 一般式CH2 =CHNHCOR(式中、
Rは水素原子またはメチル基を表わす。)で示されるN
−ビニルカルボン酸アミド単独、または共重合可能な他
の水溶性ビニル化合物との混合物の水溶液を、(1)ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル系またはポリオキシ
エチレンアルキルアリールエーテル系の界面活性剤、の
存在下、炭化水素系分散媒中に油中水型で懸濁重合し、
次いで、(2)酸化エチレンの重合体または酸化エチレ
ンと酸化プロピレンの共重合体、を添加して、酸加水分
解することを特徴とするカチオン系水溶性重合体の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11849293A JP3435728B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | カチオン系水溶性重合体の製造法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11849293A JP3435728B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | カチオン系水溶性重合体の製造法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06329718A JPH06329718A (ja) | 1994-11-29 |
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ID=14738014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11849293A Expired - Lifetime JP3435728B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | カチオン系水溶性重合体の製造法 |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-05-20 JP JP11849293A patent/JP3435728B2/ja not_active Expired - Lifetime
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