JPH0554482B2 - - Google Patents

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JPH0554482B2
JPH0554482B2 JP59262378A JP26237884A JPH0554482B2 JP H0554482 B2 JPH0554482 B2 JP H0554482B2 JP 59262378 A JP59262378 A JP 59262378A JP 26237884 A JP26237884 A JP 26237884A JP H0554482 B2 JPH0554482 B2 JP H0554482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式CH2=CHNHCOR(式中、Rは
水素原子またはメチル基を表わす。)で示される
N−ビニルカルボン酸アミドおよび場合により他
の水溶性ビニル化合物を含む水溶液を炭化水素系
分散媒中に分散させて重合することによりN−ビ
ニルカルボン酸アミド重合体を得る方法に関する
ものであり、また、該重合体をさらに加水分解し
てN−ビニルカルボン酸アミド重合体の変性物を
得る方法に関するものである。本発明方法により
得られる重合体は高分子量であり、有機汚泥の脱
水用凝集剤、製紙工業における水性向上剤や填
料歩留向上剤として利用することができる。 〔従来技術とその問題点〕 N−ビニルカルボン酸アミドを水溶液状で重合
すること、あるいはこれを変性することは
Journal of the American Chemical Society98
巻19号5996〜6000頁(1976年)、特開昭58−
23809、特開昭59−33312、および特開昭59−
39400等に記載されている。N−ビニルカルボン
酸アミドは水溶液状で重合する場合特に高分子量
の重合体を得ることができるが反面高分子量の重
合体を製造しようとする場合、溶液は極めて粘稠
となり濃度が高ければ含水状の固体となつてしま
うのでこれを使用することや変性工程に導くこと
が極めて困難となり、工業的に製造するための改
良法は未だ提案されていない。またN−ビニルカ
ルボン酸アミドの重合体の変性物の製造には低濃
度の水溶液状で加水分解する方法が知られている
にすぎない。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の目的は工業的有利にN−ビニルカルボ
ン酸アミド重合体またはその変性物を製造する方
法を提供することにあり、かかる目的は一般式
CH2=CHNHCOR(式中、Rは水素原子またはメ
チル基を表わす。)で示されるN−ビニルカルボ
ン酸アミドまたは該N−ビニルカルボン酸アミド
と他の水溶性ビニル化合物との混合物の水溶液を
油溶性高分子分散安定剤を用いて炭化水素系分散
媒中に油中水型に分散させてラジカル重合を行な
い、所望により引き続き前記炭化水素系分散媒を
水中油型に分散させ得る乳化剤または水溶性アル
コールを該重合体を含む分散媒中に添加したのち
加水分解することによつて達成される。 本発明に用いられる一般式 CH2=CHNHCOR (式中、Rは水素原子またはメチル基を表わ
す。)で示されるN−ビニルカルボン酸アミドと
してはN−ビニルホルムアミドおよびN−ビニル
アセトアミドが挙げられるがN−ビニルカルボン
酸アミド重合体の変性物を得る目的のためには重
合体の加水分解性の良いことからN−ビニルホル
ムアミドが好ましい。 本発明の重合にはN−ビニルカルボン酸アミド
単独またはN−ビニルカルボン酸アミドと他の水
溶性ビニル化合物との混合物が用いられる。水溶
性ビニル化合物としてはN−ビニルカルボン酸ア
ミドと共重合可能で本発明に用いられる炭化水素
系溶媒に実質的に不溶性である化合物が用いら
れ、(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジアルキルアミノ
アルキル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アク
リルアミド−アルキル−トリメチルアンモニウム
塩、(メタ)アクリルアミドアルカンスルホン酸
のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、(メタ)
アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸のアルカ
リ金属塩またはアンモニウム塩、ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロ
イルオキシアルキル−トリメチルアンモニウム
塩、(メタ)アクリロイルオキシアルカンスルホ
ン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、N
−ビニルピロリドン、N−アルキル−N−ビニル
ホルムアミド、N−アルキル−N−ビニルアセト
アミド、ジアリル−ジアルキルアンモニウム塩、
ビニルピリジン、ビニルイミダゾール、ビニルベ
ンジルトリアルキルアンモニウム塩、ビニルスル
ホン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、
などの水溶性ビニル化合物が例示される。 上記の原料ビニル化合物は水溶液状で炭化水素
系分散媒に分散して重合される。(原料モノマー
の水溶液濃度は5〜95重量%の範囲の任意の濃度
で重合されるが、高分子量の重合体を得るために
は20〜80重量%が好ましい。 重合開始剤には一般的なラジカル重合開始剤を
用いることができるがアゾ化合物が好ましい。特
に好ましくは水溶性のアゾ化合物であり、2,
2′−アゾビス−2−アミジノプロパンの塩酸塩、
硫酸塩および酢酸塩、アゾビス−N,N′−ジメ
チレンイソブチルアミジンの塩酸塩、硫酸塩およ
び酢酸塩、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸
のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩などが例
示される。ラジカル重合開始剤は原料ビニル化合
物に対して重量基準で100〜1000ppm、好ましく
は500〜5000ppmの範囲で用いられる。ラジカル
重合開始剤の添加方法は特に限定されないが原料
ビニル化合物を含有する水溶液にラジカル重合開
始剤を溶解したのちこれを炭化水素系分散媒中に
分散して重合することが好ましい。重合温度は30
℃〜100℃好ましくは50℃〜80℃である。 炭化水素系分散媒としては水と共沸する炭化水
素が好ましい。例えばn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−オクタン、ノナン、デカン、ウンデカ
ン、ドデカンなどの鎖状飽和炭化水素、沸点65〜
250℃の石油留分好ましくは沸点80℃〜180℃の石
油留分、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン
などの脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水素が
挙げられる。分散媒は原料ビニル化合物の水溶液
に対して0.5〜10重量倍、好ましくは1〜5重量
倍の範囲で用いられる。 分散安定剤としてはオレフインまたは不飽和ポ
リオレフインと無水マレイン酸との付加物、油溶
性のセルロースなどの種々の非乳化性油溶性高分
子が用いられるが特に油溶性セルロースが好まし
い。 非乳化性油溶性高分子は分散媒中でコロイド状
の分散体として溶解している時に最もその分散効
果が顕著であるので、分散媒に対し重合温度より
低い温度では難溶性であり、重合温度あるいはそ
れ以上の温度に加熱することによりコロイド状と
なる物質を選択することが好ましい。油溶性セル
ロースについて例示するならば鎖状飽和炭化水素
や石油留分を分散媒とする場合、エチルヒドロキ
シエチルセルロースが適している。脂環式炭化水
素を分散媒とする場合エトキシ基が47〜50重量%
のエチルセルロースが適している。芳香族炭化水
素を分散媒とする場合、エトキシ基が43〜47重量
%であるエチルセルロースやブチリル基の含量が
20重量%以上である置換度の高いセルロースアセ
テートブチレートが適している。 分散安定剤の使用量は分散媒に対して0.01〜5
重量%、好ましくは0.05〜1重量%の範囲から適
宜選択される。 本発明方法においては使用する原料、溶媒及び
助剤の混合順序に特別な制約はないが、一例とし
て下記の方法が挙げられる。 室温で難溶性の分散安定剤を炭化水素系分散媒
中に分散し40℃以上に加熱してコロイド状に溶解
して不活性ガス雰囲気下重合すべき所定温度に分
散媒を保持し、あらかじめ不活性ガスで置換した
原料ビニル化合物の水溶液とラジカル重合開始剤
の混合物を撹拌下分散媒中に添加することによ
り、原料ビニル化合物の水溶液は分散媒中に水滴
状に分散して重合し、N−ビニルカルボン酸アミ
ド重合体含水物の分散物が得られる。 かくして得られた含水N−ビニルカルボン酸ア
ミド重合体は分散媒として水と共沸する炭化水素
系化合物を用いることにより撹拌下加熱し、水と
炭化水素系分散媒の共沸蒸留により分散状態で水
を除去し、粉末状のN−ビニルカルボン酸アミド
重合体を製造することができる。 以上の方法で得られたN−ビニルカルボン酸ア
ミド重合体の分散物を酸性または塩基性で加水分
解することによりポリビニルアミンとなすことが
できる。しかし油溶性高分子分散安定剤は重合体
粒子を保護する作用が強く、酸または塩基の水溶
液を添加しても重合体と混合しないので変性剤の
添加前にあらかじめ重合体の表面を親水性の化合
物で改質しておく必要がある。 好ましい親水性物質としては水と炭化水素系分
散媒が水中油型の相をなす性質を有する界面活性
剤、例えばH.L.B.が8〜20好ましくはH.L.B.10
〜16のノニオン系界面活性剤であり、具体的には
ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポ
リオキシエチレンオクチルフエニルエーテル、ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン
トリデシルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンフエニルエーテル、ポリ
オキシエチレンラウレート、ポリオキシエチレン
オレエート、ポリオキシエチレンステアレート、
ポリオキシエチレンソルビタンラウレート、ポリ
オキシエチレンソルビタンオレエート、ポリオキ
シエチレンソルビタンステアレートなど及び水溶
性アルコール、好ましくは炭素原子数1〜15特に
好ましくは炭素原子数1〜8のアルコールが挙げ
られる。好ましい水溶性アルコールとしてはメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、n−ブタノール、n−ペンタノー
ル、n−オクタノール、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、ソルビトール、及び糖類が挙げられ
る。 界面活性剤の使用量は分散媒に対して0.5〜10
重量%、水溶性アルコールの使用量はN−ビニル
カルボン酸アミド含水重合体に対して5〜50重量
%とすることが好ましい。これらの添加剤は原料
ビニル化合物の水溶液を分散媒中で重合して重合
体粒子が形成された後、酸または塩基を添加し加
水分解反応を開始する前に添加するのが良い。 酸性加水分解には水溶性の一価の強酸のいずれ
もが使用できる。例えば塩酸、臭素酸、弗酸、硝
酸、スルフアミン酸、メタンスルホン酸、エタン
スルホン酸などが例示されるが、塩酸が特に好ま
しい。 塩基性加水分解には水溶性の強塩基のいずれも
が用いられるが、特に水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウムが好ましい。 酸及び塩基は水溶液状で使用するのが好ましく
その濃度は通常5重量%から酸または塩基の飽和
水溶液の濃度の範囲で任意に選択できる。 酸性加水分解の場合、反応時の重合体含水物中
の重合体の濃度が高い程変性速度が速くなるので
飽和の水溶液を用いることが好ましい。また必要
に応じ含水N−ビニルカルボン酸アミド重合体を
分散媒の水の共沸蒸留により脱水したのち酸を加
えることもできる。酸の使用量は目的とする加水
分解率に応じ適宜使用されるが、通常目的とする
加水分解率のアミド基の当量に対し1〜2倍であ
る。酸性加水分解の温度はN−ビニルホルムアミ
ド重合体の場合、20〜100℃、好ましくは50〜90
℃であり、N−ビニルアセトアミド重合体の場
合、50〜120℃、好ましくは90〜110℃である。必
要に応じ加圧反応系で実施される。 塩基性加水分解の場合は反応時の重合体含水物
中の重合体の濃度は10〜50重量%で実施するのが
良い。塩基の使用量は目的とする加水分解率に応
じ適宜使用されるが通常目的とする加水分解率に
応じ適宜使用されるが通常目的とする加水分解率
のアミド基の当量に対し1〜3倍である。塩基性
加水分解の温度はN−ビニルホルムアミド重合体
の場合、20℃〜100℃、好ましくは50℃〜80℃で
あり、N−ビニルアセトアミド重合体の場合、80
℃〜180℃である。必要に応じ加圧反応系で実施
される。塩基性加水分解は重合体中の不純物によ
り架橋し易いが必要に応じアンモニア、1級アミ
ン及び2級アミンから選ばれる1種または2種以
上の化合物を添加して加水分解することによりこ
れを防止できる。塩基性加水分解物は必要に応じ
これを中和してポリビニルアミン塩となすことが
できる。中和剤としては1価の酸のいずれもが用
いられるが、酸加水分解に用いるものと同様の1
価の強酸が好ましい。 酸性加水分解物及び塩基性加水分解物の中和物
は必要に応じ、溶媒脱水または分散媒〜水の共沸
蒸留により粉末とすることもできる。 〔発明の効果〕 以上の様に本発明によれば高濃度の条件でN−
ビニルカルボン酸アミドを重合して極めて高分子
量の重合体を得ることができ、またこれを粉末化
することができる。さらに分散状態でN−ビニル
カルボン酸アミド重合体を高濃度の条件下変性す
ることができる。 〔実施例〕 以下本発明を実施例によりさらに詳しく説明す
るが本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に制約されない。 実施例 1〜8 撹拌機、冷却管、滴下ロートおよび窒素ガス導
入管を備えた200mlの4ツ口フラスコにシクロヘ
キサン100gとエチルセルロース(ハーキユリー
ズ社製商標EC、T−100)0.5gを入れ撹拌下60
℃に昇温した。滴下ロートに第1表に示す種類と
濃度の単量体水溶液50gとモノマーの重量に対し
0.3gの2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパ
ン2塩酸塩を10%の水溶液状で入れた。4ツ口フ
ラスコ内と滴下ロート中に窒素ガスを通じて酸素
を除いたのち撹拌しつつ滴下ロート中のモノマー
水溶液を導入した。滴下ロートを外し温度計を付
したのち、窒素ガス気流下60℃にて4時間撹拌し
て重合した。次いで冷却管と4ツ口フラスコの間
にエステル化反応用共沸蒸留管を取り付け、浴温
を90℃に上げ、撹拌下水−シクロヘキサン系共沸
蒸留を行つて重合体中の水分を除いた。40℃まで
冷却後、生成物をヌツチエで過してシクロヘキ
サンを通風乾燥し、粒径約0.2mmの粉末状重合体
を得た。結果を第1表に示した。
【表】 実施例 9 シクロヘキサンの代りにn−ヘプタンを用い分
散安定剤としてエチルヒドロキシエチルセルロー
ス(ハーキユリーズ社製商標E.H.E.C−Low)を
用いたこと以外は実施例1と同様に重合と脱水を
行ない、還元粘度ηsp/C=5.1の粉末状重合体を
得た。 実施例 10 実施例2と同様の条件で重合と脱水を行なつた
のち室温まで冷却し得られた含水率10重量%N−
ビニルアセトアミド重合体の分散液にH.L.B10.9
のポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル3
gを加えて撹拌した。次いで濃塩酸31.3g(アミ
ド基に対し85モル%)を加え1時間撹拌した。塩
酸の含浸した重合体の分散物を500mlの耐圧ガラ
ス反応器に移し、撹拌下110℃にて5時間加水分
解したのち冷却した。生成物をメタノールで脱水
後、減圧下乾燥し、加水分解率79モル%、還元粘
度ηsp/C=3.5の粉末状重合体を得た。 実施例 11 ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテルの
代りにメタノール5gを添加した以外は実施例10
と同様に実施を行なつたところ、加水分解率77
%、還元粘度ηsp/C=3.6の粉末状重合体が得ら
れた。 実施例 12 実施例6と同様の条件で重合と脱水を行なつた
のち室温まで冷却し得られた含水率11%のN−ビ
ニルホルムアミド重合体の分散液にH.L.B.12.9の
ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル5g
を加え、次いで濃塩酸35.2g(アミド基に対し80
モル%)を加え30分撹拌した。浴温を80℃に昇温
し、撹拌下4時間加水分解を行なつた。次いで冷
却管と4ツ口フラスコの間にエステル化反応用の
共沸蒸留管を取り付け溶温90℃にて撹拌下水−シ
クロヘキサン系共沸蒸留により重合体の水分を除
いた。40℃にまで冷却後、生成物をヌツチエで
過し、シクロヘキサンを通風乾燥し、加水分解率
80%、還元粘度ηsp/C=4.1の粉末状重合体を得
た。 なお、還元粘度は0.1g/dlの重合体の1規定
食塩水溶液を用いてオストワルドの粘度計(t0
30.2秒)を用いて25℃で測定した値(t秒)より
次式によつて求めた。 ηsp/C=(t−t0/t0)/0.1(dl/g) 加水分解率は1/400規定のポリビニル硫酸カリ
ウム水溶液によりPH3の条件下トルイジンブルー
を指示薬として用いたコロイド適定値より求めた
カチオン基当量より算出した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式CH2=CHNHCOR(式中、Rは水素原
    子またはメチル基を表わす。)で示されるN−ビ
    ニルカルボン酸アミドまたは該N−ビニルカルボ
    ン酸アミドと他の水溶性ビニル化合物との混合物
    の水溶液を油溶性高分子分散安定剤を用いて炭化
    水素系分散媒中に油中水型に分散させてラジカル
    重合を行なうことを特徴とするN−ビニルカルボ
    ン酸アミド重合体の製造法。 2 原料ビニル化合物の水溶液の濃度が20〜80重
    量%である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 油溶性高分子分散安定剤が油溶性セルロース
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    方法。 4 炭化水素系分散媒が水と共沸する物質である
    特許請求の範囲第1項ないし第3項いずれかに記
    載の方法。 5 一般式CH2=CHNHCOR(式中、Rは水素原
    子またはメチル基を表わす。)で示されるN−ビ
    ニルカルボン酸アミドまたは該N−ビニルカルボ
    ン酸アミドと他の水溶性ビニル化合物との混合物
    の水溶液を油溶性高分子分散安定剤を用いて炭化
    水素系分散媒中に油中水型に分散させてラジカル
    重合を行なつてN−ビニルカルボン酸アミド重合
    体を得、次いで前記炭化水素系分散媒を水中油型
    に分散させ得る乳化剤または水溶性アルコールを
    該重合体を含む分散媒中に添加したのち加水分解
    することを特徴とするN−ビニルカルボン酸アミ
    ド重合体の変性物の製造法。 6 原料ビニル化合物の水溶液の濃度が20〜80重
    量%である特許請求の範囲第5項記載の方法。 7 油溶性高分子分散安定剤が油溶性セルロース
    である特許請求の範囲第5項または第6項記載の
    方法。 8 炭化水素系分散媒が水と共沸する物質である
    特許請求の範囲第5項ないし第7項いずれかに記
    載の方法。
JP26237884A 1984-12-12 1984-12-12 N−ビニルカルボン酸アミド重合体の製造法 Granted JPS61141712A (ja)

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