JP3434780B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3434780B2
JP3434780B2 JP2000124425A JP2000124425A JP3434780B2 JP 3434780 B2 JP3434780 B2 JP 3434780B2 JP 2000124425 A JP2000124425 A JP 2000124425A JP 2000124425 A JP2000124425 A JP 2000124425A JP 3434780 B2 JP3434780 B2 JP 3434780B2
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    • H01L22/34Circuits for electrically characterising or monitoring manufacturing processes, e. g. whole test die, wafers filled with test structures, on-board-devices incorporated on each die, process control monitors or pad structures thereof, devices in scribe line
    • HELECTRICITY
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    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせず
れ検出回路を備えた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を備えた半導体
装置では、半導体装置の製品検査のために半導体集積回
路の合わせずれを常に検査している。
【0003】そして、この合わせずれの検査に際して
は、例えば予め半導体装置の基板上に形成されたバーニ
アパターンが使用される。
【0004】このバーニアパターンによる合わせずれの
検査に際しては、光学顕微鏡等を用いてオペレータが合
わせずれを検査するようになっている。
【0005】又、特開平5−3237号公報では、各配
線層の合わせずれを検査するための手法として、半導体
装置の空領域に併設される下層パターンに交差する上層
パターンとで構成される検知パターンを用いることが開
示されている。この手法は、検知パターンの下層パター
ンにおける所定箇所の電気抵抗を測定し、この測定値に
基づいて半導体装置の合わせずれを検査するようにして
いる。
【0006】又、従来より一般的に使用されている検知
パターンの一例を図15に示す。
【0007】この図15に示す従来例では、検知パタ−
ンは、複数のスルーホール53と各上下層配線51,5
4との連結面の当該各上下層配線51,54側に、前述
した各スルーホール53の当接面を囲んでX方向および
Y方向に各合わせ余裕の幅D51,D54をそれぞれ備
えている。ここで、前述した合わせ余裕の幅D51は前
述した下層配線31側を,前述した合わせ余裕の幅D5
4は前述した上層配線54側の合わせ余裕の幅を、それ
ぞれ示す。また、前述した各あわせ余裕の幅D51,D
52はX方向およびY方向の両方向に同量の幅を示して
いる。なお、図15において、符号XはX方向であり、
符号YはY方向であり、符号50は回路基板であり、符
号52は絶縁層である。
【0008】この場合、例えば、下層配線51とスル−
ホ−ル53とに合わせずれが生じ、各スル−ホ−ル53
の電気抵抗がδ(デルタ)分増加すると、検知パターン
全体の電気抵抗の増加分は、例えばスル−ホ−ル総数N
を乗じたδ*Nとなる。そして、この電気抵抗の増加分
δ*Nに基づいて合わせずれが許容範囲か否かの判定を
行なっている。ここで、前述した符号Nは自然数を示
す。
【0009】このように、各スル−ホ−ル53の電気抵
抗の増加分は、通常、数オーム程度と微小であるため、
検知パタ−ン全体の電気抵抗を測定することによりスル
−ホ−ルの異常を検出している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記バ
ーニアパターンを用いた従来例では、合わせずれの検査
は可能であるものの、ホトリソグラフィ技術やエッチン
グ技術により生じる半導体装置の製造上の不具合、例え
ば下層配線の断線等が検査できず、また、光学顕微鏡等
の光学的検査によるため微細技術に対する検査精度に限
界があるという不都合があった。
【0011】又、特開平5−3237号公報に開示され
た検知パターンを用いる手法にあっては、下層配線の断
線等の検査に対応できるものの、検知パターンにおいて
スルーホール内の電気抵抗を測定するような構成を採り
得ないため、ホトリソグラフィ技術等により生じるスル
−ホ−ルの形成異常を正確に検出できないという不都合
が生じていた。
【0012】更に、上記図15に示す検知パターンを用
いた従来例では、半導体装置の合わせずれが検査される
ものの、検知パタ−ンにおける合わせ余裕の幅D51,
D52がX方向とY方向に対してそれぞれ同量に設定さ
れている。このため、合わせずれが生じると、X方向や
Y方向にかかわらず合わせ余裕の幅D51,D52を越
えてスルーホール53の当接面に隙間が生じ、検知パタ
ーン全体の電気抵抗が増加することとなる。よって、合
わせずれの方向が検出できないこととなるという不都合
が生じていた。
【0013】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に半導体集積回路の各配線層の合わせずれ
の方向を検出しつつ更に合わせずれ検出感度を高くし得
る半導体装置を提供することを、その目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至3記載の各発明では、半導体基板上に
設けられた一又は二以上の半導体集積回路と、同一半導
体基板上に設けられ前述した半導体集積回路の積層ずれ
を検出する合わせずれ検出回路とを備えた半導体装置に
おいて、前述した合わせずれ検出回路を半導体基板上に
設けられた複数の下層配線と、この各下層配線上に絶縁
層を介して積層された複数の上層配線と、この各上層配
線と前記下層配線上とを一定方向に個別に順次連結する
スルーホールと、このスルーホールを介して連結された
下層配線と上層配線から成る回路の両端部に設定された
電極端子面とを有し、且つ前記スルーホールと前記各配
線との連結面の当該各配線側に、前記スルーホールの当
接面を囲んで所定幅の合わせ余裕を備えた構成とし、前
述した合わせ余裕の幅については、所定の一の方向に位
置する幅を他の方向に位置する幅よりも小さく設定す
る、という構成を共通の基本的構成として備えている。
【0015】このため、この請求項1乃至3記載の各発
明では、一の方向側のスルーホール当接面に隙間が生じ
易くなり、他の方向に所定量の合わせずれが生じる場合
に比べて一の方向に所定量の合わせずれが生じる場合の
方が合わせ余裕の幅を超え易くなる。これによって、一
の方向に僅かに合わせずれが生じる場合でも合わせ余裕
の幅を越えることとなり、よって、一の方向側のスルー
ホール当接面に隙間が生じ、合わせずれ検出回路の電気
抵抗が増加し許容範囲を超えることとなる。このため、
特定の一の方向に生じる合わせずれの検出感度が向上す
ることとなる。
【0016】ここで、前述した複数のスルーホールを介
して連結された下層配線と上層配線から成る回路につい
ては、全体的に所定の一の方向へ所定長さに連続して延
設して成る連結回路とする
【0017】このようにすると、一の方向にごく僅かな
合わせずれが生じても連結回路の程度に応じて合わせず
れ検出回路の電気抵抗がより一層増加することとなる。
【0018】又、前述した連結回路については、少なく
とも2列設けると共にこの各連結回路を直列接続するよ
うに構成する
【0019】このようにすると、一の方向にごく僅かな
合わせずれが生じても直列接続した連結回路の増加分に
応じて合わせずれ検出回路の電気抵抗が大幅に増加する
こととなる。
【0020】更に、前述した下層配線と上層配線の連結
回路を、平面的に見て一方向に矩形波状に連続したパタ
ーンに形成すると共に当該矩形波状の連続パターンの各
曲折部に前述したスルーホールを配設するように構成し
てもよい。
【0021】このようにすると、一方の方向に僅かに合
わせずれが生じても確実に連続パターンの電気抵抗が増
加して許容範囲を超えることとなる。
【0022】又、前述した所定の一の方向をX方向とし
前述した他の方向をY方向としてもよい。
【0023】このようにすると、Y方向に直交するX方
向に僅かに合わせずれが生じると合わせずれ検出回路の
電気抵抗が増加することとなる。
【0024】請求項4乃至6記載の各発明では、半導体
基板上に設けられた一又は二以上の半導体集積回路と、
同一半導体基板上に設けられ前記半導体集積回路の積層
ずれを検出する合わせずれ検出回路とを備えた半導体装
置において、前述した合わせずれ検出回路を、半導体基
板上に設けられた複数の下層配線と、この各下層配線上
に絶縁層を介して積層された複数の上層配線と、この各
上層配線と前記下層配線上とを一定方向に個別に順次連
結するスルーホールと、このスルーホールを介して連結
された下層配線と上層配線から成る回路の両端部に設定
された電極端子面とを有し、且つ前記スルーホールと前
記各配線との連結面の当該各配線側に、前述したスルー
ホールの当接面を囲んで所定幅の合わせ余裕を備えた構
成とし、前述した複数のスルーホール部分で連結された
下層配線と上層配線とから成る回路を、全体的にX方向
とY方向とへそれぞれ所定長さに延設して成る二つの独
立した連結回路とすると共に、前述した合わせ余裕の幅
を、前記X方向連続回路についてはX方向に位置する幅
をY方向に位置する幅よりも小さく設定すると共に、前
述したY方向連結回路についてはY方向に位置する幅を
X方向に位置する幅よりも小さく設定する、という構成
を共通の基本的構成として備えている。
【0025】このため、この請求項4乃至6記載の各発
明では、X方向連結回路はX方向側のスルーホール当接
面に隙間が生じ易くなり、Y方向連結回路はY方向側の
スルーホール当接面に隙間が生じ易くなっている。これ
により、X方向連結回路ではY方向に所定量の合わせず
れが生じる場合に比べてX方向に所定量の合わせずれが
生じる場合の方が合わせ余裕の幅を超え易くなる。これ
に対して、Y方向連結回路ではX方向に所定量の合わせ
ずれが生じる場合に比べてY方向に所定量の合わせずれ
が生じる場合の方が合わせ余裕の幅を超え易くなる。こ
れによって、X方向に僅かに合わせずれが生じる場合に
はX方向連結回路の合わせ余裕の幅を超えることとな
り、よって、X方向連結回路のX方向側の合わせ余裕の
幅を超えてスルーホール当接面に隙間が生じX方向連結
回路の電気抵抗が増加し許容範囲を超えることとなる。
これに対して、Y方向に僅かに合わせずれが生じる場合
にはY方向連結回路の合わせ余裕の幅を超えることとな
り、よって、Y方向連結回路のY方向側の合わせ余裕の
幅を超えてスルーホール当接面に隙間が生じY方向連結
回路の電気抵抗が増加し許容範囲を超えることとなる。
これにより、両方向に生じる合わせずれの検出を同時に
行なうことが可能となる。
【0026】又、X方向あるいはY方向に合わせずれが
生じると、X方向連結回路およびY方向連結回路の連結
回路の程度に応じて、X方向連結回路およびY方向連結
回路の電気抵抗がより一層増加されることとなる。これ
により、両方向に生じる合わせずれの検出感度が向上さ
れることとなる。
【0027】ここで、前述したX方向連結回路とY方向
連結回路の各々については、それぞれ直列接続された複
数列の連結回路により構成してもよい。
【0028】このようにすると、X方向あるいはY方向
に合わせずれが生じると、直列接続した連結回路の増加
分に応じてX方向連結回路およびY方向連結回路の電気
抵抗が大幅に増加される。
【0029】又、前述したX方向連結回路とY方向連結
回路の各々については、平面的に見て一方向に矩形波状
の連続したパターンに形成すると共に当該矩形波状の連
続パターンの各曲折部に前記スルーホールを配設するよ
うに構成してもよい。
【0030】このようにすると、X方向あるいはY方向
に合わせずれが生じると、確実にX方向連結回路とY方
向連結回路の連続パターンの電気抵抗が増加して許容範
囲を超えることとなる。
【0031】請求項7記載の発明では、半導体基板上に
設けられた一又は二以上の半導体集積回路と、同一半導
体基板上に設けられ前記半導体集積回路の積層ずれを検
出する合わせずれ検出回路とを備えた半導体装置におい
て、前述した合わせずれ検出回路を、複数列の被測定回
路部と、この各被測定回路部を個別に選択して外部の測
定装置に連結するチャンネル切換え回路部とにより構成
し、前述した複数列の各被測定回路部を、半導体基板上
に設けられた複数の下層配線および複数の上層配線と、
これら上層配線と下層配線の各端部を一定方向に個別に
順次連結するスルーホールから成る連結回路により構成
すると共に、この各被測定回路部の電気抵抗値の内、中
央に位置する特定の被測定回路部の電気抵抗値に対して
その両側に位置する他の被測定回路部の電気抵抗値を外
側に向かって順次大きい値に設定すると共に、前述した
中央に位置する特定の被測定回路部の両側の対象位置に
位置する各被測定回路部の電気抵抗値については、一方
の側に位置する被測定回路部の前述した下層配線および
前記上層配線と前述したスルーホールとのずれ量を、全
体的に当該被測定回路部の延設方向に沿った一方の方向
に所定量ずらして得られる所定の値に設定すると共に、
他方の側に位置する被測定回路部の前記下層配線および
前記上層配線と前記スルーホールとのずれ量を、全体的
に当該被測定回路部の延設方向に沿った他方の方向に前
記一方の側に位置する被測定回路部のずれ量と同一の所
定量分ずらして得られる所定の値に設定している。
【0032】このため、この請求項7記載の発明では、
一定方向に合わせずれが生じると変化し易い各被測定回
路部の異なる電気抵抗値に関する情報が高速に順次に外
部出力される。これにより、特定の一定方向に生じる合
わせずれの検出が迅速に行なわれることとなる。
【0033】請求項8記載の発明では、半導体基板上に
設けられた一又は二以上の半導体集積回路と、同一半導
体基板上に設けられ前述した半導体集積回路の積層ずれ
を検出する合わせずれ検出回路とを備えた半導体装置に
おいて、前述した合わせずれ検出回路を、それぞれX方
向およびY方向にそれぞれ各別に設けられた二つのずれ
検出回路により構成すると共に、当該X方向およびY方
向の各ずれ検出回路を、複数列の被測定回路と、この各
被測定回路を個別に選択して外部の測定装置に連結する
チャンネル切換え回路部とにより構成し、前述した記複
数列の各被測定回路部を、半導体基板上に設けられた複
数の下層配線および複数の上層配線と、これら上層配線
と下層配線の各端部を一定方向に個別に順次連結するス
ルーホールから成る連結回路により構成し、この各被測
定回路部の電気抵抗値の内、中央に位置する特定の被測
定回路部の電気抵抗値に対してその両側に位置する他の
被測定回路部の電気抵抗値を外側に向かって順次大きい
値に設定すると共に、前述した特定の被測定回路部の両
側の対象位置に位置する各被測定回路部の電気抵抗値に
ついては、一方の側に位置する被測定回路部の前記下層
配線および上層配線とスルーホールとのずれ量を、全体
的に当該被測定回路部の延設方向に沿った一方の方向に
所定量ずらして得られる所定の値に設定すると共に、他
方の側に位置する被測定回路部の前記下層配線および前
記上層配線と前記スルーホールとのずれ量を、全体的に
当該被測定回路部の延設方向に沿った他方の方向に前記
一方の側に位置する被測定回路部のずれ量と同一の所定
量分ずらして得られる所定の値に設定している。
【0034】このため、この請求項8記載の発明では、
X方向およびY方向に合わせずれが生じると変化し易い
異なる各被測定回路部の電気抵抗値に関する情報が高速
に順次に外部出力される。これにより、両方向に生じる
合わせずれの検出が迅速に行なわれることとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】
【第1の実施形態】図1及至図6に本発明の第1の実施
形態を示す。
【0036】最初に全体的な構成を図3に示す。この図
3において、符号1は半導体装置を示す。この半導体装
置1には、半導体基板上に設けられた実回路である半導
体集積回路10と、同一半導体基板上に設けられた前述
した半導体集積回路10の積層ずれを検出する合わせず
れ検出回路11とが装備されている。
【0037】ここで、前述した半導体集積回路10と前
述した合わせずれ検出回路11とは、同一の製造工程に
よって同一基板上に装備されている。このため、積層ず
れは、前述した半導体集積回路10と前述した合わせず
れ検出回路11とに同時に生じることとなり、これによ
って前述した合わせずれ検出回路11の積層ずれを検出
することにより、間接的に半導体集積回路10の積層ず
れを検出することが可能となっている。
【0038】符号2は合わせずれ測定装置を示す。この
合わせずれ測定装置2は、前述した半導体装置1とは独
立して設けられ、前述した合わせずれ検出回路11の電
気抵抗を測定する測定部20と、この測定部20の測定
値に基づいて前述した合わせずれ検出回路11の積層ず
れの適否を判定する判定部21とを備えている。また、
この合わせずれ測定装置2は、前述した合わせずれ検出
回路11の予め定められた基準抵抗値を記憶する記憶部
22と、前述した判定部21での判定結果を表示する表
示部23とを備えている。
【0039】ここで、前述した基準抵抗値は、前述した
合わせずれ検出回路11における積層の形状(あるいは
合わせずれ)等から算出される抵抗値であり、前述した
半導体集積回路10の積層ずれの適否の判断材料として
用いられる。
【0040】このため、合わせずれ測定装置2が前述し
た合わせずれ検出回路11の電気抵抗を測定することに
よって、半導体集積回路10の合わせずれやスルーホー
ル形成の異常を間接的にしかも高感度に検出することが
可能となっている。
【0041】次に、前述した合わせずれ検出回路11に
ついて更に具体的に説明する。
【0042】図2に合わせずれ検出回路11の具体的な
構成を示す。
【0043】この図2における合わせずれ検出回路11
は、半導体基板上に設けられた複数の下層配線31と、
この各下層配線31上に絶縁層32を介して積層された
複数の上層配線34と、この各上層配線34と前述した
下層配線31上とをX方向およびY方向に個別に順次連
結するスルーホール33とを備えている。また、この合
わせずれ検出回路11は、前述したスルーホール33を
介して連結された下層配線31と上層配線34から成る
回路の両端部に設定された電極端子14,15,16も
備えている。
【0044】そして、この合わせずれ検出回路11は、
実際には図2に示すように、前述した複数のスルーホー
ル33部分で連結された下層配線31と上層配線34と
から成る回路を、全体的にX方向およびY方向へそれぞ
れ所定長さに延設して成る二つの独立した連結回路(X
方向連結回路12およびY方向連結回路13)により構
成されている。ここで、図2において符号XはX方向
を、符号YはY方向を、それぞれ示す。
【0045】次に、前述したX方向連結回路12および
前述したY方向連結回路13について更に具体的に説明
する。
【0046】この内、まず、X方向連結回路12につい
て説明する。このX方向連結回路12は、図1に示すよ
うに、スルーホール33と各上下層配線31,34との
連結面の当該各上下層配線31,34側に、前述したス
ルーホール33の当接面を囲んでX方向およびY方向に
合わせ余裕を備えている。そして、この合わせ余裕の幅
については、X方向に位置する各幅d1,d3がY方向
に位置する各幅d2,d4よりもそれぞれ小さく設定さ
れている。ここで、前述した符号d1はX方向の下層配
線31側,前述した符号d2はY方向の下層配線31
側,前述した符号d3はX方向の上層配線31側および
前述した符号d4はY方向の上層配線31側の合わせ余
裕の幅を、それぞれ示す。なお、図1において符号30
は半導体基板であり、符号32は絶縁層である。
【0047】このため、下層配線31あるいは上層配線
34とスルーホール33との合わせずれがX方向に生じ
ると、X方向連結回路12では、X方向の各合わせ余裕
の幅d1,d3がY方向の各合わせ余裕の幅d2,d4
よりもそれぞれ小さく設定されていることによって、下
層配線31あるいは上層配線34とスルーホール33と
の連結部のスルーホール当接面に隙間が生じ易くなる。
即ち、下層配線31あるいは上層配線34とスルーホー
ル33との連結部において、前述したスルーホール33
が下層配線31あるいは上層配線34に当接される当接
面の面積(以下、「連結断面積35」という。)が減少
し易くなる。
【0048】これに対して、前述した下層配線31ある
いは上層配線34とスルーホール33との合わせずれが
Y方向に生じても、X方向連結回路12では、Y方向の
各合わせ余裕の幅d2,d4がX方向の各合わせ余裕の
幅d1,d3よりもそれぞれ大きく設定されていること
によって、下層配線31あるいは上層配線34とスルー
ホール33との連結部のスルーホール当接面に隙間が生
じ難くなる。即ち、下層配線31あるいは上層配線34
とスルーホール33との連結断面積35が減少し難くな
る。よって、X方向連結回路12では合わせずれが僅か
にX方向に生じる場合でも合わせ余裕の幅d1,d3を
越えることとなり、このため、下層配線31あるいは上
層配線34とスルーホール33との連結断面積35が減
少してX方向連結回路12の電気抵抗が増加することと
なる。
【0049】また、X方向連結回路12は、前述した下
層配線31と上層配線33の連結回路を平面的に見て矩
形波状に連続したパターンに形成すると共に、当該矩形
波状の連続パターンの各曲折部に前述したスルーホール
33を配設している。
【0050】そして、前述したX方向連結回路12は、
図2に示すように前述した連結回路を3列設けると共
に、この各連結回路を直列に接続して構成するようにし
ている。
【0051】このため、X方向連結回路12では前述し
た下層配線31あるいは上層配線34とスルーホール3
3との合わせずれがX方向に生じると、直列接続された
3列の連結回路に設けられた下層配線31あるいは上層
配線34とスルーホール33との連結断面積35の減少
分によって、X方向連結回路12では下層配線31ある
いは上層配線34とスルーホール33との僅かな合わせ
ずれに対しても電気抵抗を一層増加することができる。
【0052】ここで、前述した図3に示すスルーホール
33と各上下層配線層31,34との連結面の断面を、
図4(A)(B)に示す。
【0053】この図4(A)に示すX方向の連結面で
は、前述した合わせ余裕の幅d1が前述した半導体基板
30上に設けられたスルーホール33と前述した下層配
線31との連結面の当該下層配線31側に、前述したス
ルーホール33の当接面を囲んで設定されている。ま
た、前述した合わせ余裕の幅d3は、前述した半導体基
板30上に設けられたスルーホール33と前述した上層
配線34との連結面の当該上層配線34側に、前述した
スルーホール33の当接面を囲んで設定されている。
【0054】また、この図4(B)に示すY方向の連結
面では、前述した各合わせ余裕の幅d2,d4は、前述
したX方向の連結面の場合と同様に、各下層配線31お
よび各上層配線34側に前述したスルーホール33の当
接面を囲んでそれぞれ設定されている。
【0055】この場合、前述したX方向の各合わせ余裕
の幅d1,d3は、前述したY方向の各合わせ余裕の幅
d2,d4よりもそれぞれ小さく設定されている。
【0056】このため、X方向連結回路12では前述し
た図4(A)の場合と同様の作用を有すると共に、スル
ーホール33内における形成異常、例えば、スルーホー
ル33内の亀裂等に対しても下層配線31あるいは上層
配線34とスルーホール33との連結断面積35が減少
し、これによってX方向連結回路12の電気抵抗を増加
することもできる。
【0057】次に、Y方向連結回路13について説明す
る。
【0058】このY方向連結回路13は、図5に示すよ
うに、前述したY方向に位置する各合わせ余裕の幅d
1,d3をX方向に位置する各合わせ余裕の幅d2,d
4よりもそれぞれ小さく設定した点に特徴を有する。こ
こで、前述した符号d1はY方向の下層配線31側,前
述した符号d2はX方向の下層配線31側,前述した符
号d3はY方向の上層配線31側および前述した符号d
4はX方向の上層配線31側の合わせ余裕の幅を、それ
ぞれ示す。
【0059】このため、Y方向連結回路13では前述し
た下層配線31あるいは上層配線34とスルーホール3
3との合わせずれがY方向に生じると、Y方向の各合わ
せ余裕の幅d1,d3がX方向の各合わせ余裕の幅d
1,d3よりもそれぞれ小さく設定されていることによ
って、下層配線31あるいは上層配線34とスルーホー
ル33との連結部のスルーホール当接面に隙間が生じ易
くなる。即ち、下層配線31あるいは上層配線34とス
ルーホール33との連結断面積35が減少し易くなる。
【0060】これに対して、前述した下層配線31ある
いは上層配線34とスルーホール33との合わせずれが
X方向に生じても、Y方向連結回路13では、X方向の
各合わせ余裕の幅d1,d3がX方向の各合わせ余裕の
幅d2,d4よりもそれぞれ大きく設定されていること
によって、下層配線31あるいは上層配線34とスルー
ホール33との連結部のスルーホール当接面に隙間が生
じ難くなる。即ち、下層配線31あるいは上層配線34
とスルーホール33との連結断面積35が減少し難くな
る。よって、Y方向連結回路13では合わせずれが僅か
にY方向に生じる場合でも合わせ余裕の幅d1,d3を
越えることとなり、このため、下層配線31あるいは上
層配線34とスルーホール33との連結断面積35が減
少してY方向連結回路13の電気抵抗が増加することと
なる。
【0061】更に、Y方向連結回路13では、前述した
図3に示すスルーホール33と各上下層配線層31,3
4との連結面の断面についても、図6(A)(B)に示
すように、前述したY方向の各合わせ余裕の幅d1,d
3は、前述したX方向の各合わせ余裕の幅d2,d4よ
りもそれぞれ小さく設定されている。
【0062】その他の構成は、前述したX方向連結回路
12の場合とほぼ同一となっている。
【0063】このため、Y方向連結回路13は、前述し
たX方向連結回路12の場合とほぼ同一の作用効果をY
方向に対して有することとなる。
【0064】その他、半導体装置として必要な公知の構
成およびその機能は、本実施形態でもそのまま備えたも
のとなっている。
【0065】ここで、前述したX方向連結回路12およ
びY方向連結回路13の合わせ余裕の幅の設定について
は、図3および図5に示すように、本実施形態ではX方
向およびY方向をそれぞれ均等に設定した場合を例示し
たが、特に均等に設定することなく、例えばX方向を大
きく設定するようにしてもよい。又、Y方向を大きく設
定するようにしてもよい。更に、本実施形態では半導体
装置1を3層構造の場合で例示したが、特に3層構造に
限ることなく、4層構造以上に積層したものであっても
よい。
【0066】このようにしても、前述した図3および図
5に示す実施形態とほぼ同等の作用効果を合わせ余裕の
幅の設定値に応じて得ることができる。
【0067】次に、以上のように構成された半導体装置
1の作用について、例えば、上層配線34とスルーホー
ル33との合わせずれがY方向に沿った負の方向にずれ
量d5分生じた場合について、図7(A)(B)に基づ
いて説明する。ここで、前述したずれ量d5は前述した
合わせ余裕の幅d2よりも大きい値とする。
【0068】この図7(A)におけるX方向連結回路1
2では、上層配線34とスルーホール33とに合わせず
れが生じるものの、Y方向の上層配線34側の合わせ余
裕の幅d4がX方向の合わせ余裕の幅d3よりも大きく
設定されていることによって、合わせ余裕の幅d2,d
4を超えることとならない。このため、上層配線34と
スルーホール33との連結断面積35が前述した図3に
示した場合と同一の大きさになり、X方向連結回路12
では上層配線34とスルーホール33とに合わせずれが
生じない場合とほぼ同一の電気抵抗を有することとな
る。
【0069】これに対して、この図7(B)におけるY
方向連結回路13では、Y方向の合わせ余裕の幅d3が
X方向の合わせ余裕の幅d4よりも小さく設定されてい
ることによって、合わせ余裕の幅d4を超えて上層配線
34とスルーホール33とのスルーホール当接面に隙間
部36が生じることとなる。このため、上層配線34と
スルーホール33との連結断面積35が前述した図5に
示した場合に比べて減少することとなり、Y方向連結回
路13では上層配線34とスルーホール33とに合わせ
ずれが生じない場合に比べて電気抵抗が増加することと
なる。
【0070】このため、上層配線34とスルーホール3
3との合わせずれが、X方向およびY方向の内、X方向
に生じた場合にのみ、X方向連結回路12の電気抵抗が
増加することとなり、かかる点において合わせずれの方
向にかかわらず一律に合わせずれ検出回路の電気抵抗が
増加するという従来例の不都合をほぼ確実に改善するこ
とができる。
【0071】ここで、上記合わせずれのずれ量d5につ
いては、図7に示すように、本実施形態では上層配線3
4とスルーホール33との場合を例示したが、特に上層
配線34とスルーホール33の場合に限らず、例えば下
層配線31とスルーホール33とで設定してもよい。
又、前述した合わせずれの方向はY方向に沿った正の方
向であってもよい。
【0072】このようにしても、前述した図7に示す実
施例形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
【0073】また、前述した上層配線34とスルーホー
ル33とに合わせずれがX方向にずれ量d5分生じる場
合には、前述したX方向連結回路12のX方向の合わせ
余裕の幅d3がY方向の合わせ余裕の幅d4よりも小さ
く設定されていることによって、前述した図7に示す実
施形態とほぼ同一の作用効果をX方向に対して得ること
ができる。即ち、X方向連結回路12およびY方向連結
回路13の内、X方向連結回路12の電気抵抗が増加す
ることとなる。
【0074】このように、合わせずれがX方向あるいは
Y方向に生じると、前述したX方向連結回路12および
Y方向連結回路13の各合わせ余裕の幅(d1,d2,
d3,d4)の設定によって、X方向連結回路12ある
いはY方向連結回路13の電気抵抗を増加するようにす
ることができる。これによって、合わせずれの方向に対
応してX方向連結回路12あるいはY方向連結回路13
が同時に電気抵抗を増加するようになり、かかる点にお
いて合わせずれの方向を検出し得ることが可能となる。
【0075】更に、前述した合わせずれについては、図
7に示すように、本実施形態では上層配線34とスルー
ホール33との連結部のスルーホール当接面に隙間部3
6が生じる場合を例示したが、特に前述した連結面に隙
間部36を生じることなく、例えばスルーホール33内
に亀裂等が生じる場合であっても、下層配線31あるい
は上層配線34とスルホール33との連結断面積35が
減少することとなる。よって、X方向連結回路12ある
いはY方向連結回路13の電気抵抗は図3および図5に
示す場合に比べて大きく設定されることとなる。
【0076】次に、以上のように構成された半導体装置
1における合わせずれを検出する合わせずれ検出装置2
の動作について、図8のフローチャートに基づいて説明
する。また、その際の半導体装置1における合わせずれ
を図7(A)(B)を用いて説明する。
【0077】まず、測定部20はX方向連結回路12の
電気抵抗を電極14と電極15とを介して測定する。ま
た、測定部20はY方向連結回路13の電気抵抗を電極
14と電極16とを介して測定する(ステップS1)。
ここで、前述した電気抵抗の測定については、前述した
測定部20が電極14,15,16に所定の電圧を印加
して流れる電流値に基づいて算出するものである。
【0078】この場合、X方向連結回路12は下層配線
31あるいは上層配線34とスルーホール33との連結
断面積35が変化しないため(図7(A)を参照)、測
定部20は、X方向連結回路12に対して合わせずれが
生じない場合の電気抵抗とほぼ同一の電気抵抗を測定す
る。これに対して、Y方向連結回路13ではスルーホー
ル33と上層配線34との連結断面積35が減少するた
め(図7(B)を参照)、測定部20は、Y方向連結回
路13に対して合わせずれが生じない場合の電気抵抗と
比較すると大きい電気抵抗を測定する。
【0079】次に、判定部21は、X方向連結回路12
の抵抗測定値およびY方向連結回路13の抵抗測定値と
記憶部22に記憶されている基準抵抗値とをそれぞれ比
較する(ステップS2)。
【0080】ここで、前述したX方向連結回路12の測
定抵抗値についてはX方向連結回路12の形状(あるい
は合わせずれ)等の基づいて算出される基準抵抗値と比
較され、前述したY方向連結回路13の測定抵抗値につ
いてはY方向連結回路13の形状(あるいは合わせず
れ)等の基づいて算出される基準抵抗値と比較される。
【0081】次に、判定部21はX方向連結回路12の
抵抗測定値およびY方向連結回路13の抵抗測定値がそ
れぞれ許容範囲であるかを判定する(ステップS3)。
【0082】ここで、前述したX方向連結回路12の抵
抗測定値およびY方向連結回路13の抵抗測定値の許容
範囲は、それぞれ下層配線31あるいは上層配線34と
スルーホール33との連結面のスルーホール当接面に隙
間が生じない場合の抵抗値である。なお、この許容範囲
は合わせずれの検出精度等に応じて適宜設定することが
可能であり、上記範囲に限定されない。
【0083】この場合、X方向連結回路12では抵抗測
定値が下層配線31あるいは上層配線34とスルーホー
ル33との連結面のスルーホール当接面に隙間が生じな
い場合の抵抗値となるため、判定部21は、X方向連結
回路12の抵抗測定値を許容範囲と判定する(ステップ
S3)。そして、判定部21はX方向連結回路12の抵
抗測定値が正常であることを表示部23に表示させる
(ステップS4)。
【0084】これに対して、Y方向連結回路13では抵
抗測定値がスルーホール33と上層配線34とのスルー
ホール当接面に隙間が生じる場合の抵抗値となるため、
判定部21は、Y方向連結回路13の抵抗測定値が許容
範囲を越えると判定する(ステップS3)。そして、判
定部21はY方向連結回路13の抵抗測定値が異常であ
ることを表示部23に表示させる(ステップS5)。
【0085】このように、スルーホール33と上層配線
34との合わせずれがY方向に生じると、X方向連結回
路12およびY方向連結回路13の合わせ余裕の幅(d
1,d2,d3,d4)の設定によって、Y方向連結回
路13での抵抗測定値のみが許容範囲を越えることとな
り、Y方向連結回路13の抵抗異常を検出することがで
きる。これによってY方向に合わせずれが生じたことを
検出することが可能となり、かかる点において従来例で
生じていた不都合(合わせずれの方向を検出できない)
を有効に回避することができる。又、X方向連結回路1
2およびY方向連結回路13を3列の連結回路で直列接
続して構成していることから、かかる点においても検出
感度を高く維持できるようになっている。
【0086】
【第2の実施形態】図9乃至図13に第2の実施形態を
示す。
【0087】この図9に示す第2の実施形態は、前述し
た第1の実施形態における合わせずれ検出回路11に代
えてずれ検出回路41を設けた点に特徴を有する。ま
た、この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態に
おける合わせずれ測定装置2の測定部20および表示部
21とで構成された測定装置5とした点にも特徴を備え
ている。
【0088】これを更に詳述する。
【0089】図10にずれ検出回路41の具体的な構成
を示す。
【0090】この図10におけるずれ検出回路41は、
X方向およびY方向にそれぞれ各別に独立して設けられ
たX方向ずれ検出回路42およびY方向ずれ検出回路4
3で構成されている。そして、この内、X方向ずれ検出
回路42は、電気抵抗値の異なる5列(複数列)の被測
定回路部(42a〜42e)とこの各被測定回路部(4
2a〜42e)を個別に選択して外部の測定装置5に連
結するチャンネル切換回路部44とにより構成されてい
る。そして、このチャンネル切換回路部44は、前述し
た各被測定回路部(42a〜42e)の位置および電気
抵抗値に関する情報を制御部46からの制御信号により
高速に順次に測定装置5に出力するように構成されてい
る。また、前述したY方向ずれ検出回路43は、電気抵
抗値の異なる5列(複数列)の被測定回路部(43a〜
43e)とこの各被測定回路部(43a〜43e)を個
別に選択して外部の測定装置5に連結するチャンネル切
換回路部45とにより構成されている。そして、このチ
ャンネル切換回路部45は、前述した各被測定回路部
(43a〜43e)の位置および電気抵抗値に関する情
報を制御部47からの制御信号により高速に順次に測定
装置5に出力するように構成されている。
【0091】このため、前述したX方向ずれ検出回路4
2およびY方向ずれ検出回路43の異なる各被測定回路
部(42a〜42e,43a〜43e)の電気抵抗値に
関する情報は、前述した各チャンネル切換回路部44,
45によって迅速にそれぞれ外部の測定装置5に出力さ
れることとなる。
【0092】又、前述したX方向ずれ検出回路42の各
被測定回路部(42a〜42e)は、半導体基板30上
に設けられた複数の下層配線31および複数の上層配線
34と、この各上層配線34と前述した各下層配線31
の各端部をX方向(一定方向)に個別に順次連結するス
ルーホール33から成る連結回路によりそれぞれ構成さ
れている。更に、前述したY方向ずれ検出回路43の各
被測定回路部(43a〜43e)は、前述した半導体基
板30上に設けられた複数の下層配線31および複数の
上層配線34とこの各上層配線34と前述した各下層配
線31の各端部をY方向(一定方向)に個別に順次連結
する前述したスルーホール33から成る連結回路により
それぞれ構成されている。
【0093】このため、前述したX方向ずれ検出回路4
2およびY方向ずれ検出回路43の各被測定回路部(4
2a〜42e,43a〜43e)は、前述した第1の実
施形態とほぼ同一の手法で電気抵抗値が特定される。
【0094】更に、前述したX方向ずれ検出回路42お
よびY方向ずれ検出回路43の各被測定回路部(42a
〜42e,43a〜43e)の電気抵抗値の内、中央に
位置する特定の各被測定回路部(42c,43c)の電
気抵抗値に対してその両側に位置する他の被測定回路部
(42a,42b,42d,42e,43a,43b,
43d,43e)の電気抵抗値は外側に向かって順次大
きい値にそれぞれ設定されている。
【0095】ここで、前述したX方向ずれ検出回路42
およびY方向ずれ検出回路43の各被測定回路部(42
a〜42e,43a〜43e)の電気抵抗値の設定につ
いて、図11,図12および図13に基づいて説明す
る。
【0096】図11に、X方向ずれ検出回路42および
Y方向ずれ検出回路43の各被測定回路部(42a〜4
2e,43a〜43e)における下層配線31とスルー
ホール33とのずれ量を示す。
【0097】この図11におけるY方向ずれ検出回路4
3の一方の側(X方向に沿った正の方向の側)に位置す
る各被測定回路部(43a,43b)の下層配線31と
スルーホール33とのずれ量は、全体的に当該各被測定
回路部(43a,43b)のY方向(延設方向)に沿っ
た負の方向に所定量ずらして得られる値(所定の値)d
8,d9にそれぞれ設定されている。ここで、前述した
ずれ量d9は被測定回路部43aの値を、前述したずれ
量d8は被測定回路部43bの値を、それぞれ示す。
【0098】又、図11におけるY方向ずれ検出回路4
3の他方の側(X方向に沿った負の方向の側)に位置す
る被測定回路部(43d,43e)の下層配線31とス
ルーホール33とのずれ量は、全体的に当該被測定回路
部(43d,43e)のY方向に沿った正の方向に前述
した一方の側に位置する被測定回路部(43a,43
b)のずれ量d8,d9と同一の所定量分ずらして得ら
れる正の値(所定の値)d8,d9にそれぞれ設定して
いる。ここで、前述した負のずれ量d9は被測定回路部
42eの値を、前述した正のずれ量d8は被測定回路部
42dの値を、それぞれ示す。また、図11において前
述したY方向ずれ検出回路43の特定の被測定回路部4
3cのずれ量は零を示す。また、前述したX方向ずれ検
出回路42の各被測定回路(42a〜42e)の電気抵
抗値についても、前述したY方向における各被測定回路
(43a〜43e)の場合と同量のずれ量をX方向にそ
れぞれずらして設定している。
【0099】図12(A)(B)(C)に、スルーホー
ル33と各上下層配線層31,34との連結面の断面に
おける前述した図11に示す被測定回路(43c,43
b,43a)のずれ量(0,d8、d9)を示す。
【0100】この図12(A)(B)(C)に示すずれ
量(0,d8,d9)は、前述した下層配線31とスル
ーホール33との連結面の当接面の中心線とスルーホー
ル33と前述した上層配線34との連結面の当接面の中
心線とのずれ幅でそれぞれ設定されている。また、前述
した被測定回路(43d,43e)のずれ量(d8,d
9)については、前述した図12(B)(C)のずれ幅
と異なる方向にそれぞれ設定される。
【0101】このため、X方向ずれ検出回路42および
Y方向ずれ検出回路43の各被測定回路部(42a〜4
2e,43a〜43e)では、前述したずれ量(0,d
8,d9)の設定によって、下層配線31とスルーホー
ル33との連結断面積35の大きさがそれそれ異なるよ
うに設定されることとなり、これによってX方向ずれ検
出回路42およびY方向ずれ検出回路43の各被測定回
路部(42a〜42e,43a〜43e)電気抵抗値も
それぞれ異なるように設定されることとなる。
【0102】図13(A)(B)に、前述したY方向ず
れ検出回路43の各被測定回路部(43b,43e)の
一部の概略平面図をそれぞれ示す。
【0103】この図13(A)(B)におけるY方向ず
れ検出回路43の各被測定回路部(43b,43e)で
は、スルーホール33に隙間部36が設定され前述した
連結断面積35が前述した被測定回路42cの場合に比
べて減少するように設定される。
【0104】この場合、前述したY方向ずれ検出回路4
3の各被測定回路部(43b,43e)における隙間部
36の面積は等しくなり、これによって両被測定回路部
(43b,43e)の電気抵抗値は同一に設定されるこ
ととなる。また、前述したY方向ずれ検出回路43の被
測定回路部(43a,43e)の電気抵抗値について
も、前述した図13の場合とほぼ同様の作用効果によっ
て同一の電気抵抗値に設定されることとなる。
【0105】これを更に詳述する。
【0106】図14(A)(B)に、前述したY方向ず
れ検出回路43の被測定回路部(43a〜43e)にお
けるずれ量と電気抵抗値との関係を示す。ここで、図1
4(A)(B)において横軸は下層配線31とスルーホ
ール33とのずれ量を示し、縦軸は被測定回路部(43
a〜43e)の電気抵抗値を示す。また、図14(A)
(B)において、破線の曲線は前述したY方向ずれ検出
回路43の形状等から算出されるずれ量と電気抵抗値と
の関係を示す。
【0107】この内、図14(A)における特定の被測
定回路部43cの電気抵抗値は最小値を示している。ま
た、前述した一方の側に位置する各被測定回路部(43
a,43b)の電気抵抗値と他方の側に位置する各被測
定回路部(43d,43e)の電気抵抗値とは、特定の
被測定回路部43cの電気抵抗値を対象軸としてそれぞ
れ同一値を示している。
【0108】又、図14(B)は、例えば、下層配線3
1の合わせずれがY方向に沿った正の方向に生じる場合
の被測定回路部(43a〜43e)の電気抵抗値を示す
ものである。
【0109】この図14(B)における被測定回路部
(43a,43b)では、電気抵抗値が図14(A)の
場合に比べて減少している。また、前述した被測定回路
部43bの電気抵抗値は被測定回路部(43a〜43
e)の内、最小値を示している。これは、前述した被測
定回路部(43a,43b)では、前述した隙間部36
の面積が図14(A)の場合に比べて小さくなり前述し
た連結断面積36が増加するからである。
【0110】これに対して、この図14(B)における
被測定回路部(43c,43d,43e)では、電気抵
抗値が図14(A)の場合に比べて増加している。これ
は、前述した被測定回路部(43c,43d,43e)
では、前述した隙間部36の面積が図14(A)の場合
に比べて大きくなり前述した連結断面積36も減少する
からである。
【0111】このため、下層配線31の合わせずれがY
方向に沿った正の方向に生じた場合、被測定回路部(4
3a,43b)の電気抵抗値は図14(A)の場合に比
べて減少するようになり、被測定回路部(43c,43
d,43e)の電気抵抗値は図14(A)の場合に比べ
て増加することとなる。
【0112】又、半導体集積回路10において前述した
合わせずれが生じる場合、中央に位置する特定の被測定
回路部43cの電気抵抗値は最小値にならないように設
定される。即ち、特定の被測定回路部43cの電気抵抗
値が最小値に設定されれば合わせずれは生じていないこ
ととなる。
【0113】尚、半導体集積回路10に下層配線31の
合わせずれがY方向に沿った負の方向に生じた場合、前
述した場合と同一の作用効果をY方向に沿った負の方向
に生じることとなる。即ち、被測定回路部(42d,4
2e)のいずれかの電気抵抗値が最小になるように設定
されることとなる。
【0114】ここで、上記被測定回路(43a〜43
e)のずれ量については、図11に示すように、本実施
形態では下層配線31とスルーホール33との場合を例
示したが、特に下層配線31で設定することなく、上層
配線34とスルーホール33とでずれ量を設定してもよ
い。又、被測定回路(43a〜43e)のずれ量の設定
については、Y方向に沿って正負の方向に同量として設
定した場合を例示したが、特に同量とすることなく、例
えば正の方向を大きく設定したものであってもよい。更
に、前述ずれ検出回路43については、例えば3列等の
被測定回路部で構成してもよい。
【0115】このようにしても、前述した図11に示す
実施例形態とほぼ同様の作用効果をずれ量の設定に応じ
て得ることができる。
【0116】又、前述した図10におけるX方向ずれ検
出回路42の被測定回路(42a〜42e)の構成およ
びその作用効果は、前述したY方向ずれ検出回路43の
被測定回路(43a〜43e)の場合とほぼ同一に得る
ことができる。
【0117】この場合、X方向ずれ検出回路42の被測
定回路(42a〜42e)では前述したY方向ずれ検出
回路43の被測定回路(43a〜43e)の作用効果を
X方向に合わせずれが生じる場合に得ることとなる。
【0118】このため、前述したX方向ずれ回路42お
よびY方向ずれ回路43における各被測定回路(42a
〜42e,43a〜43e)の異なる電気抵抗値に関す
る情報が、前述した各チャンネル切換え回路部44,4
5によって、外部の測定装置5に個別に順次に外部出力
されることとなる。即ち、合わせずれによって変化する
前述した図14(B)に示す異なる電気抵抗値に関する
情報が測定装置5にそれぞれ迅速に順次に外部出力され
ることとなる。よって、X方向およびY方向に生じる合
わせずれの検出を迅速に行なうことが可能となる。
【0119】次に、以上のように構成された半導体装置
4のずれ検出回路41に連結される測定装置5の動作に
ついて説明する。また、その際の半導体装置1における
合わせずれを図14(B)に示す場合で説明する。
【0120】まず、測定部20は、前述したX方向ずれ
回路42およびY方向ずれ回路43の被測定回路部(4
2a〜42e,43a〜43e)の異なる電気抵抗値に
関する情報を前述した各チャンネル切換回路部44,4
5を介してそれぞれ迅速に入力して、各被測定回路部
(42a〜42e,43a〜43e)の電気抵抗を測定
する。ここで、前述した電気抵抗の測定については、前
述した測定部20が電極14,15,16に所定の電圧
を印加して流れる電流値に基づいて算出するものであ
る。
【0121】そして、表示部24は、前述した測定部2
0からの各被測定回路部(42a〜42e,43a〜4
3e)の異なる電気抵抗値をそれぞれ表示する。また、
この表示部24は、前述したX方向ずれ回路42および
Y方向ずれ回路43の被測定回路部(42a〜42e,
43a〜43e)の形状(あるいは合わせずれ)等から
算出される基準抵抗値も表示するものとする。
【0122】この場合、X方向ずれ回路42の被測定回
路部(42a〜42e)の電気抵抗値について、前述し
た表示部20はずれ量の設定と同一の電気抵抗値を表示
する(図14(A)を参照)。これに対して、Y方向ず
れ回路42の被測定回路部(42a〜42e)の電気抵
抗値について、前述した表示部20は、被測定回路部
(43a,43b)の電気抵抗値を減少して表示し、被
測定回路部(43c,43d,43e)の電気抵抗値を
増加して表示する。また、前述した被測定回路部43b
の電気抵抗値を最小値として表示する(図14(B)を
参照)。
【0123】このため、特定の被測定回路43cの電気
抵抗値が最小値を表示していないことを迅速に特定で
き、これによって、半導体集積回路10においてY方向
に合わせずれが生じたことを簡易且つ迅速に検出するこ
とが可能となる。
【0124】更に、被測定回路部(43a,43b)の
電気抵抗値が減少および被測定回路部(43c,43
d,43e)の電気抵抗値が増加していることを迅速に
特定でき、これによって、半導体集積回路10において
Y方向に沿った正の方向に合わせずれが生じたというこ
とを評価することも可能となる。
【0125】ここで、上記半導体装置1における合わせ
ずれについては、図14(B)に示すように、本実施形
態ではY方向に沿った正の方向に下層配線31の合わせ
ずれが生じた場合を例示したが、特に下層配線31の合
わせずれがY方向に沿った正の方向に生じることなく、
例えばY方向に沿った負の方向に生じた場合であっても
よい。又、合わせずれは上層配線34側で生じてもよ
い。更に合わせずれはX方向に生じてもよい。
【0126】このようにしても前述した図14(B)示
す電気抵抗値を示した場合と同様の作用効果を、前述し
たずれ検出回路41によって得ることとなる。
【0127】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、一の方向に位
置する合わせ余裕の幅を他の方向に位置する合わせ余裕
の幅よりも小さく設定したので、一の方向側のスルーホ
ール当接面に隙間が生じ易くなっている。このため、他
の方向に所定量の合わせずれが生じる場合に比べて一の
方向に所定量の合わせずれが生じる場合の方が合わせ余
裕の幅を超え易くなる。これによって、一の方向に僅か
に合わせずれが生じる場合でも合わせ余裕の幅を越える
こととなり、よって、一の方向側のスルーホール当接面
に隙間が生じ、合わせずれ検出回路の電気抵抗が増加し
許容範囲を超えることとなる。このため、特定の一の方
向に生じる合わせずれの検出感度を向上させることが可
能となる。
【0128】しかも、合わせずれ検出回路を一の方向へ
連続して成る連結回路としたので、特定の一の方向に生
じる合わせずれの検出感度を大幅に向上させることがで
きる。例えば、3列の連結回路を直列接続して構成する
と特定の一の方向に生じる合わせずれの検出感度が更に
3倍向上する。
【0129】これに加え、少なくとも2列の連結回路を
直列接続にしたので、直列接続した連結回路の増加分に
応じて特定の一の方向に生じる合わせずれの検出感度を
より一層向上させることができる。
【0130】請求項2又は3記載の発明では、前述した
請求項1記載の発明の作用効果を奏するほか、連結回路
を矩形波状の連続パターンに形成したので、特定の一方
の方向に生じる合わせずれの検出感度を確実に向上させ
ると共に連結回路を製造し易くさせることが可能とな
る。
【0131】請求項4記載の発明では、X方向連結回路
のX方向に位置する合わせ余裕の幅をY方向に位置する
合わせ余裕の幅よりも小さく設定すると共にY方向連結
回路のY方向に位置する合わせ余裕の幅をX方向に位置
する合わせ余裕の幅よりも小さく設定したので、X方向
連結回路はX方向側のスルーホール当接面に隙間が生じ
易くなり、Y方向連結回路はY方向側のスルーホール当
接面に隙間が生じ易くなっている。このため、X方向連
結回路ではY方向に所定量の合わせずれが生じる場合に
比べてX方向に所定量の合わせずれが生じる場合の方が
合わせ余裕の幅を超え易くなる。これに対して、Y方向
連結回路ではX方向に所定量の合わせずれが生じる場合
に比べてY方向に所定量の合わせずれが生じる場合の方
が合わせ余裕の幅を超え易くなる。これによって、X方
向に僅かに合わせずれが生じる場合にはX方向連結回路
の合わせ余裕の幅を超えることとなり、よって、X方向
連結回路のX方向側の合わせ余裕の幅を超えてスルーホ
ール当接面に隙間が生じX方向連結回路の電気抵抗が増
加し許容範囲を超えることとなる。これに対して、Y方
向に僅かに合わせずれが生じる場合にはY方向連結回路
の合わせ余裕の幅を超えることとなり、よって、Y方向
連結回路のY方向側の合わせ余裕の幅を超えてスルーホ
ール当接面に隙間が生じY方向連結回路の電気抵抗が増
加し許容範囲を超えることとなる。このため、両方向に
生じる合わせずれの検出を同時に行なうことが可能とな
る。
【0132】また、X方向連結回路およびY方向連結回
路を連結回路としたので、両方向に生じる合わせずれの
検出感度を大幅に向上させることもできる。
【0133】しかも、X方向連結回路およびY方向連結
回路をそれぞれ複数列の連続回路で直列接続したので、
X方向およびY方向の検出感度を、連結回路の増加分に
応じてより一層向上させることができる。
【0134】請求項5又は6記載の発明では、前述した
請求項4記載の発明の作用効果を奏するほか、X方向連
結回路およびY方向連結回路の連続回路を矩形波状の連
続パターンで形成したので、両方向に生じる合わせずれ
の検出を確実に行なえると共に連続回路の製造をし易く
することが可能となる。
【0135】請求項7記載の発明では、合わせずれ検出
回路を複数列の被測定回路部とチャンネル切換え回路部
とで構成すると共に各被測定回路のずれ量を一定方向に
それぞれ設定して各被測定回路の電気抵抗値を異なるよ
うに設定したので、一定方向に合わせずれが生じると変
化し易い各被測定回路部の異なる電気抵抗値に関する情
報を高速に順次に外部出力させることができる。このた
め、特定の一定方向に生じる合わせずれの検出を迅速に
行なうことが可能となる。
【0136】なお、測定装置が前述した各被測定回路の
異なる電気抵抗値に関する情報を順次入力することによ
り、各被測定回路の異なる電気抵抗値の変化を迅速に特
定でき、これによって、特定の一定方向の合わせずれの
評価を行なうことが可能となる。
【0137】請求項8記載の発明では、合わせずれ検出
回路をX方向およびY方向の二つのずれ検出回路とチャ
ンネル切換え回路部とで構成すると共に各ずれ検出回路
の被測定回路のずれ量をX方向あるいはY方向にそれぞ
れ設定して各被測定回路の電気抵抗値を異なるように設
定したので、X方向およびY方向に合わせずれが生じる
と変化し易い異なる各被測定回路部の電気抵抗値に関す
る情報を高速に順次に外部出力させることができる。こ
のため、両方向に生じる合わせずれの検出を迅速に行な
うことが可能となる。
【0138】なお、測定装置が前述した各被測定回路の
異なる電気抵抗値に関する情報を順次入力することによ
り、各被測定回路の異なる電気抵抗値の変化を迅速に特
定でき、これによって、両方向の合わせずれの評価を行
なうことが可能となる。
【0139】本発明は、以上のように構成され機能する
ので、これによると、合わせずれ検出回路の各配線層の
合わせずれの方向を検出しつつ更に合わせずれ検出感度
を高くでき、これによって、間接的に半導体集積回路の
各配線層の合わせずれの方向を検出しつつ更に合わせず
れ検出感度を高くできるという従来にない優れた、半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のX方向連結回路部12のK部分を示す詳
細説明図である。
【図2】図1に開示した合わせずれ検出部11の概略構
成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の全体構成図である。
【図4】図3に開示したK部分の概略断面図で、図4
(A)は図3のX1−X2線における概略断面図、図4
(B)は図3のY1−Y2線における概略断面図であ
る。
【図5】図2のY方向連結回路部13のL部分を示す詳
細説明図である。
【図6】図5に開示したL部分の概略断面図で、図6
(A)は図5のX3−X4線における概略断面図、図6
(B)は図3のY3−Y4線における概略断面図であ
る。
【図7】上層配線層34がY方向にずれた場合の一例を
示す図で、図7(A)はX方向連結回路部12の概略平
面図、図7(B)はX方向連結回路部13の概略平面図
である。
【図8】合わせずれ測定装置2の動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す図である。
【図10】図9に開示したずれ検出回路41の概略構成
図である。
【図11】図10に開示したX方向ずれ検出回路42お
よびY方向ずれ検出回路43のずれ量を示す説明図であ
る。
【図12】図11に開示したY方向ずれ検出回路43の
被測定回路(43a,43b,43c)のずれ量を示す
説明図で、図12(A)は被測定回路43cのずれ量零
を示す説明図、図12(B)は被測定回路43bのずれ
量d8を示す説明図、図12(C)は被測定回路43a
のずれ量d9を示す説明図である。
【図13】図10に開示した被測定回路43b,43d
の概略平面図で、図13(A)は図10のM部分を示す
詳細説明図、図13(B)は図10のN部分を示す概略
断面図である。
【図14】図11に開示した被測定回路(43a〜43
e)の電気抵抗値を示す図で、図13(A)は図11に
開示したずれ量と電気抵抗値との関係を示す説明図、図
13(B)は下層配線31がY方向に沿った正の方向に
ずれる場合のずれ量と電気抵抗値との関係の一例を示す
説明図である。
【図15】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,4 半導体装置 2 合わせずれ測定装置 5 測定装置 10 半導体集積回路 11 合わせずれ検出回路 12 X方向連結回路 13 Y方向連結回路 14,15,16 電極端子 20 測定部 21 判定部 22 記憶部 23 表示部 30 半導体基板 31 下層配線 32 絶縁層 33 スルーホール 34 上層配線 35 連結断面部 36 隙間部 41 ずれ検出回路 42 X方向ずれ検出回路 43 Y方向ずれ検出回路 44,45 チャンネル切換え回路部 46,47 制御部 42a,42b,42c,42d,42e X方向の被
測定回路 43a,43b,43c,43d,43e Y方向の被
測定回路 d1,d2,d3,d4 合わせ余裕の幅 d8,d9 下層配線31とスルーホール33とのずれ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、半導体基板上に設けられた
    複数の下層配線と、この各下層配線上に絶縁層を介して
    積層された複数の上層配線と、この各上層配線と前記下
    層配線上とを一定方向に個別に順次連結するスルーホー
    ルと、このスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路の両端部に設定された電極端子面
    とを有し、且つ前記スルーホールと前記各配線との連結
    面の当該各配線側に、前記スルーホールの当接面を囲ん
    で所定幅の合わせ余裕を備えた構成とし、 前記複数のスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路を、全体的に所定の一の方向へ所
    定長さに連続して延設して成る連結回路とすると共に、 前記合わせ余裕の幅については、所定の一の方向に位置
    する幅を他の方向に位置する幅よりも小さく設定し、 前記連結回路を、少なくとも2列設けると共に、この各
    連結回路を直列接続したことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、半導体基板上に設けられた
    複数の下層配線と、この各下層配線上に絶縁層を介して
    積層された複数の上層配線と、この各上層配線と前記下
    層配線上とを一定方向に個別に順次連結するスルーホー
    ルと、このスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路の両端部に設定された電極端子面
    とを有し、且つ前記スルーホールと前記各配線との連結
    面の当該各配線側に、前記スルーホールの当接面を囲ん
    で所定幅の合わせ余裕を備えた構 成とし、 前記複数のスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路を、全体的に所定の一の方向へ所
    定長さに連続して延設して成る連結回路とすると共に、 前記合わせ余裕の幅については、所定の一の方向に位置
    する幅を他の方向に位置する幅よりも小さく設定し、 前記下層配線と上層配線の連結回路を、平面的に見て一
    方向に矩形波状に連続したパターンに形成すると共に、
    当該矩形波状の連続パターンの各曲折部に前記スルーホ
    ールを配設したことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記下層配線と上層配線の連結回路を、
    平面的に見て一方向に矩形波状に連続したパターンに形
    成すると共に、当該矩形波状の連続パターンの各曲折部
    に前記スルーホールを配設したことを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、半導体基板上に設けられた
    複数の下層配線と、この各下層配線上に絶縁層を介して
    積層された複数の上層配線と、この各上層配線と前記下
    層配線上とを一定方向に個別に順次連結するスルーホー
    ルと、このスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路の両端部に設定された電極端子面
    とを有し、且つ前記スルーホールと前記各配線との連結
    面の当該各配線側に、前記スルーホールの当接面を囲ん
    で所定幅の合わせ余裕を備えた構成とし、 前記複数のスルーホール部分で連結された下層配線と上
    層配線とから成る回路を、全体的にX方向とY方向とへ
    それぞれ所定長さに延設して成る二つの独立した連結回
    路とすると共に、 前記合わせ余裕の幅を、前記X方向連結回路については
    X方向に位置する幅をY方向に位置する幅よりも小さく
    設定すると共に、前記Y方向連結回路についてはY方向
    に位置する幅をX方向に位置する幅よりも小さく設定
    し、 前記X方向連結回路とY方向連結回路の各々を、それぞ
    れ直列接続された複数列の連結回路により構成したこと
    を特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、半導体基板上に設けられた
    複数の下層配線と、この各下層配線上に絶縁層を介して
    積層された複数の上層配線と、この各上層配線と前記下
    層配線上とを一定方向に個別に順次連結するスルーホー
    ルと、このスルーホールを介して連結された下層配線と
    上層配線から成る回路の両端部に設定された電極端子面
    とを有し、且つ前記スルーホールと前記各配線との連結
    面の当該各配線側に、前記スルーホールの当接面を囲ん
    で所定幅の合わせ余裕を備えた構成とし、 前記複数のスルーホール部分で連結された下層配線と上
    層配線とから成る回路を、全体的にX方向とY方向とへ
    それぞれ所定長さに延設して成る二つの独立した連結回
    路とすると共に、 前記合わせ余裕の幅を、前記X方向連結回路については
    X方向に位置する幅をY方向に位置する幅よりも小さく
    設定すると共に、前記Y方向連結回路についてはY方向
    に位置する幅をX方向に位置する幅よりも小さく設定
    し、 前記X方向連結回路とY方向連結回路の各々を、平面的
    に見て一方向に矩形波状の連続したパターンに形成する
    と共に、当該矩形波状の連続パターンの各曲折部に前記
    スルーホールを配設したことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記X方向連結回路とY方向連結回路の
    各々を、平面的に見て一方向に矩形波状の連続したパタ
    ーンに形成すると共に、当該矩形波状の連続パターンの
    各曲折部に前記スルーホールを配設したことを特徴とす
    る請求項4記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、複数列の被測定回路部と、
    この各被測定回路部を個別に選択して外部の測定装置に
    連結するチャンネル切換え回路部とにより構成し、 前記複数列の各被測定回路部を、半導体基板上に設けら
    れた複数の下層配線および複数の上層配線と、これら上
    層配線と下層配線の各端部を一定方向に個別に順次連結
    するスルーホールから成る連結回路により構成すると共
    に、 この各被測定回路部の電気抵抗値の内、中央に位置する
    特定の被測定回路部の電気抵抗値に対してその両側に位
    置する他の被測定回路部の電気抵抗値を外側に向かって
    順次大きい値に設定すると共に、 前記中央に位置する特定の被測定回路部の両側の対象位
    置に位置する各被測定回路部の電気抵抗値については、
    一方の側に位置する被測定回路部の前記下層配線および
    前記上層配線と前記スルーホールとのずれ量を、全体的
    に当該被測定回路部の延設方向に沿った一方の方向に所
    定量ずらして得られる所定の値に設定すると共に、 他方の側に位置する被測定回路部の前記下層配線および
    前記上層配線と前記スルーホールとのずれ量を、全体的
    に当該被測定回路部の延設方向に沿った他方の方向に前
    記一方の側に位置する被測定回路部のずれ量と同一の所
    定量分ずらして得られる所定の値に設定したことを特徴
    とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に設けられた一又は二以上
    の半導体集積回路と、同一半導体基板上に設けられ前記
    半導体集積回路の積層ずれを検出する合わせずれ検出回
    路とを備えた半導体装置において、 前記合わせずれ検出回路を、それぞれX方向およびY方
    向にそれぞれ各別に設けられた二つのずれ検出回路によ
    り構成すると共に、当該X方向およびY方向の各ずれ検
    出回路を、複数列の被測定回路と、この各被測定回路を
    個別に選択して外部の測定装置に連結するチャンネル切
    換え回路部とにより構成し、 前記複数列の各被測定回路部を、半導体基板上に設けら
    れた複数の下層配線および複数の上層配線と、これら上
    層配線と下層配線の各端部を一定方向に個別に順次連結
    するスルーホールから成る連結回路により構成し、 この各被測定回路部の電気抵抗値の内、中央に位置する
    特定の被測定回路部の電気抵抗値に対してその両側に位
    置する他の被測定回路部の電気抵抗値を外側に向かって
    順次大きい値に設定すると共に、 前記特定の被測定回路部の両側の対象位置に位置する各
    被測定回路部の電気抵抗値については、一方の側に位置
    する被測定回路部の前記下層配線および上層配線とスル
    ーホールとのずれ量を、全体的に当該被測定回路部の延
    設方向に沿った一方の方向に所定量ずらして得られる所
    定の値に設定すると共に、 他方の側に位置する被測定回路部の前記下層配線および
    前記上層配線と前記スルーホールとのずれ量を、全体的
    に当該被測定回路部の延設方向に沿った他方の方向に前
    記一方の側に位置する被測定回路部のずれ量と同一の所
    定量分ずらして得られる所定の値に設定したことを特徴
    とする半導体装置。
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