JP3433064B2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

自動車のフロア構造

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JP3433064B2
JP3433064B2 JP26833897A JP26833897A JP3433064B2 JP 3433064 B2 JP3433064 B2 JP 3433064B2 JP 26833897 A JP26833897 A JP 26833897A JP 26833897 A JP26833897 A JP 26833897A JP 3433064 B2 JP3433064 B2 JP 3433064B2
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lid
floor panel
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floor structure
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一彦 丸山
泰之 芝田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D43/00Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements
    • B62D43/06Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body
    • B62D43/10Spare wheel stowing, holding, or mounting arrangements within the vehicle body and arranged substantially horizontally

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアパネルの下
面にトランクルームを備えた自動車のフロア構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントシートの下方に位置す
るフロアパネルの下面にスペアタイヤを収納するトラン
クルームを設け、前記フロントシートを後方に倒すこと
によりトランクルームの上面を開放してスペアタイヤの
出し入れを行うものが、特開平6−179381号公報
により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、左右のサイドフレームがトランクルームの位置で
途切れているために車体の剛性が不足する可能性があ
り、これを補うために左右のサイドシルを太くすると車
体重量が増加する問題がある。またトランクルームにス
ペアタイヤを出し入れするのにシート全体を後方に倒す
必要があるため、その作業が面倒であるだけでなく、シ
ートの構造が複雑化する問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車体剛性を確保ながら物品の出し入れが容易なトラ
ンクルームをフロアパネルの下面に形成することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、フロアパネルの下面
にトランクルームを形成し、このトランクルームの開口
をフロアパネルに設けたリッドで開閉する自動車のフロ
ア構造において、フロアパネルの下面に沿って車体前後
方向に配置した左右一対のサイドフレーム間に前記トラ
ンクルームを形成するとともに、フロアパネルの上面に
支持した前側シートおよび後側シート間に前記リッドを
配置し、前記開口を避けて車体左右方向に延び前記左右
一対のサイドフレーム間を接続するクロスメンバが、前
記トランクルームの上壁の一部を構成することを特徴と
する。
【0006】上記構成によれば、フロアパネルの下面に
沿って車体前後方向に配置した左右一対のサイドフレー
ム間にトランクルームを形成したので、そのトランクル
ームによってサイドフレームが途切れることがなくなっ
て車体剛性が確保される。しかもトランクルームの開口
を開閉するリッドが前側シートおよび後側シート間に配
置されているので、シートを倒すことなく物品の出し入
れを行うことが可能になり、操作性が向上するとともに
シートの構造が簡略化される。また特に前記開口を避け
て左右一対のサイドフレーム間を接続するクロスメンバ
が、トランクルームの上壁の一部を構成することによ
り、サイドフレーム及びクロスメンバが相互に補強し合
って車体剛性および開口付きトランクルームの剛性
が更に向上する。
【0007】また請求項に記載された発明は、請求項
の構成に加えて、前記クロスメンバに前記リッドを枢
支したことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、クロスメンバをリッド
の支持に利用することにより、特別の支持部材が不要に
なって部品点数が削減される。
【0009】また請求項に記載された発明は、請求項
1又は2の構成に加えて、前記クロスメンバは、下面開
放のクロスメンバアッパーの前後のフランジと、上面開
放のクロスメンバロアの前後のフランジとを接合した閉
断面部材であって、前記クロスメンバアッパーおよびク
ロスメンバロアの前側のフランジに前部フロアパネルの
後縁を接合するとともに、後側のフランジの後部フロア
パネルに前縁を接合したことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、クロスメンバアッパー
のフランジおよびクロスメンバロアのフランジを接合し
て閉断面のクロスメンバを構成したので、クロスメンバ
の剛性が高まるだけでなく、前後のフロアパネルとの接
合強度も増加する。
【0011】また請求項に記載された発明は、請求項
の構成に加えて、前記トランクルームの開口を前記ク
ロスメンバの後部に形成するとともに、前記クロスメン
バロアに前記開口の前縁から前下方に斜する傾斜面を
設けたことを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、トランクルームの開口
から物品を出し入れする際に、クロスメンバロアに設け
られて開口の前縁から前下方に斜する傾斜面により、
物品とクロスメンバとの干渉が防止されて物品の出し入
れを容易に行うことができる。
【0013】また請求項に記載された発明は、請求項
3又は4の構成に加えて、前記前部フロアパネルに前記
クロスメンバアッパーの頂点に向かって後上方に斜す
る傾斜面を設けるとともに、前記前部フロアパネルおよ
びクロスメンバの上面をカーペットで覆ったことを特徴
とする。
【0014】上記構成によれば、クロスメンバアッパー
と前部フロアパネルとの間に発生する段差を、該前部フ
ロアパネルの傾斜面と、それらクロスメンバアッパーお
よび前部フロアパネルの上面を覆うカーペットとで緩や
かにし、乗員の足が前記段差に引っ掛かるのを防止する
ことができる。
【0015】また請求項6に記載された発明は、請求項
3,4又は5の構成に加えて、前記クロスメンバアッパ
ーが、前記開口の前縁から前上方に向けて傾斜する傾斜
面を備えることを特徴とする。
【0016】また請求項7に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、鋼板製のリッド本体部の周縁を折り
曲げて補強部を形成するとともに、この補強部に前記開
口の周縁に当接するゴムクッションを設けたことを特徴
とする。
【0017】上記構成によれば、周縁を折り曲げて形成
した補強部によりリッド本体部の剛性を高め、また補強
部に設けたゴムクッションによりリッドを閉める際の衝
撃を緩衝するとともに、リッド本体部および後部フロア
パネル間に隙間が発生するのを防止することができる。
【0018】また請求項8に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記リッドの上面およびフロアパネ
ルの上面をカーペットで覆うとともに、リッド本体部の
外周から外側にはみ出したカーペットの外周の下面をフ
ロアパネルのカーペットの上面に面ファスナーで固定す
ることを特徴とする。
【0019】上記構成によれば、リッドのカーペットと
フロアパネルのカーペットとを着脱自在に一体化して該
リッドの開閉を許容しながら、両カーペットの継ぎ目が
捲れ上がるのを防止して外観を向上させることができ
る。
【0020】また請求項9に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、一端を枢支された前記リッドの他端
にワイヤーを介してフックを取り付けるとともに、この
フックを係止する係止部を車室内に設けたことを特徴と
する。
【0021】上記構成によれば、フックを係止部に係止
することにより、リッドを開放状態に保持してトランク
ルームに物品を出し入れする作業を容易化することがで
きる。
【0022】また請求項10に記載された発明は、請求
項1の構成に加えて、前記リッドを開閉操作する把手を
該リッドに形成した凹部内に収納したことを特徴とす
る。
【0023】上記構成によれば、把手に手を掛けること
によりリッドの開閉を容易に行うことができるだけでな
く、不使用に把手を凹部内に収納して乗員の足の引っ掛
かりを防止するとともに外観を向上させることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0025】図1〜図5は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動車の全体側面図、図2は図1の2方向拡
大矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図3の
4部拡大図、図5は図3の5部拡大図である。
【0026】図1および図2に示すように、車両Vは前
列シート1,1、中央列シート2,2および後列シート
3を備えており、左右の前列シート1,1間および左右
の中央列シート2,2間に車体前後に延びるウオークス
ルー通路4が設けられる。前側シートを構成する前列シ
ート1,1および後側シートを構成する中央列シート
2,2間の床下にスペアタイヤTを収納するトランクル
ーム5が設けられる。
【0027】車両Vは、車体の左右両側部に前後方向に
配置された左右一対のサイドシル6L,6Rと、これら
サイドシル6L,6Rの左右方向内側に前後方向に配置
された左右一対のサイドフレーム7L,7Rとを備えて
おり、左右のサイドシル6L,6Rが左右方向に延びる
7本のクロスメンバ8〜14により接続される。これら
クロスメンバ8〜14は左右のサイドフレーム7L,7
Rを横切っており、その交点においてクロスメンバ8〜
14およびサイドフレーム7L,7Rが結合される。左
右のサイドシル6L,6Rおよび左右のサイドフレーム
7L,7Rを7本のクロスメンバ8〜14で接続したこ
とにより、車体の剛性が充分に高められる。
【0028】図3および図4を併せて参照すると明らか
なように、前列シート1,1の下部に配置されたクロス
メンバ10は、下面が開放する樋状のクロスメンバアッ
パー15のフランジ151 ,152 と、上面が開放する
樋状のクロスメンバロア16のフランジ161 ,162
とを相互に溶接してなり、重ね合わされた前側のフラン
ジ151 ,161 の下面に前部フロアパネル17の後縁
が重ね合わされて溶接されるとともに、重ね合わされた
後側のフランジ152 ,162 の下面に後部フロアパネ
ル18の前縁が重ね合わされて溶接される。他の6本の
クロスメンバ8,9,11〜14は上面が開放する樋状
に形成されており、そのうち2本のクロスメンバ8,9
が前部フロアパネル17の下面に溶接され、また残りの
4本のクロスメンバ11〜14が後部フロアパネル18
の下面に溶接される。前部フロアパネル17に溶接され
た2本のクロスメンバ8,9の上方に前列シート1,1
が支持され、後部フロアパネル18の下面に溶接された
2本のクロスメンバ9,10の上方に中央列シート2,
2が支持される。
【0029】クロスメンバ10をクロスメンバアッパー
15およびクロスメンバロア16を結合したボックス構
造とすることにより、該クロスメンバ10の剛性を高め
ることができる。
【0030】前列シート1,1の後部下方に位置する前
記トランクルーム5は、スペアタイヤTを収納し得るト
レー21の周縁部を前部フロアパネル17および後部フ
ロアパネル18の下面に溶接してなり、このトレー21
の後側の略3分の2を車室に連通させる開口181 が後
部フロアパネル18に形成される。トランクルーム5の
開口181 を開閉し得るリッド22の前縁がクロスメン
バ10の後縁にヒンジ23を介して枢支される。開口1
1 は中央列シート2,2の前側の空間24に臨んでい
るため、後部ドアを開けば前記空間24からトランクル
ーム5内にスペアタイヤTを容易に出し入れすることが
できる。リッド22をクロスメンバ10を利用して枢支
したので、特別の支持部材が不要になって部品点数が削
減される。またリッド22は前列シート1,1のシート
バックの後面に沿うように開かれるため、開口181
大きく露出させてスペアタイヤTの出し入れを一層容易
にすることができる。
【0031】リッド22の後端にはフック25を備えた
ワイヤー26が接続されており、リッド22を開いたと
きに前記フック25を前列シート1,1のシートバック
に設けた係止部27に係止することにより、リッド22
を開位置に保持してスペアタイヤTの出し入れの作業性
を高めることができる。尚、フック25およびワイヤー
26は不使用時にトランクルーム5の内部に収納され
る。
【0032】図5から明らかなように、前部フロアパネ
ル17および後部フロアパネル18の上面には、ウレタ
ン樹脂製のクッション材28とカーペット29とが2重
に積層される。リッド本体部30は前部フロアパネル1
7および後部フロアパネル18と同じ鋼板製であり、断
面J字状に折り曲げた補強部301 に設けたゴムクッシ
ョン31が後部フロアパネル18の開口181 の周縁に
形成した凹部182 の上面に支持される。リッド本体部
30の上面には前述と同様にウレタン樹脂製のクッショ
ン材32およびカーペット33が2重に積層される。リ
ッド22の前縁を除く両側縁および後縁においてカーペ
ット33の外周がリッド本体部30の外周から外側に突
出しており、この突出部の下面と後部フロアパネル18
のカーペット29の上面とが、面ファスナー34で着脱
自在に接続される。尚、図2において、カーペット2
9,33は一部切り欠いて示されている。
【0033】鋼板製のリッド本体部30の補強部301
を断面J字状に折り曲げたことにより、リッド22の剛
性を高めて荷重による変形を防止することができる。ま
たリッド本体部30の補強部301 に設けたゴムクッシ
ョン31により、リッド22を閉める際の衝撃を緩衝す
るとともに、リッド本体部30および後部フロアパネル
18間に隙間が発生するのを防止することができる。更
にリッド22のカーペット33と後部フロアパネル18
のカーペット29とを面ファスナー34で接続するの
で、両カーペット29,33の捲れを防止して外観を向
上させることができる。
【0034】リッド22の後部には把手35を有するロ
ック機構36が設けられる。ロック機構36は、リッド
本体部30に形成した凹部302 の底面に固定されたブ
ラケット37と、このブラケット37にピン38を介し
て枢支された前記把手35と、この把手35を矢印B方
向に付勢するスプリング39と、ブラケット37に前後
摺動自在に支持されてスプリング40で前方に付勢され
たロック爪41と、リッド本体部30に固定された門型
のストライカ42とから構成される。
【0035】リッド22が閉じられているとき、スプリ
ング40で前方に付勢されたロック爪41がストライカ
42の下面に進入するため、ロック爪41の上方への移
動が阻止されてリッド22が閉位置にロックされる。把
手35に手を掛けてスプリング39に抗して矢印A方向
に引くと、把手35の押圧部351 がロック爪41の非
押圧部411 を押圧するため、該ロック爪41がスプリ
ング40に抗して後方に移動する。その結果、ロック爪
41がストライカ42の下面から離脱し、ロック爪41
がストライカ42と係合しなくなってリッド22の開放
が可能になる。リッド22を閉じると、ロック爪41の
前端に設けた斜面412 がストライカ42の上面に当接
するため、ロック爪41がスプリング40に抗して後方
に移動してストライカ42を乗り越え、ロック機構36
は自動的にロック状態に復帰する。
【0036】ロック機構36はリッド本体部30の凹部
302 内に収納され、その把手35はリッド22のクッ
ション材32およびカーペット33に形成した切欠22
1 の内部に嵌合するため、その把手35がリッド22の
表面から突出して乗員の足に接触したり、外観を損ねた
りすることがない。
【0037】図3および図4から明らかなように、トラ
ンクルーム5の上壁を構成するクロスメンバロア16
は、後側のフランジ162 から前下方に向けて緩やかに
傾斜する傾斜面163 を備えており、開口181 からト
ランクルーム5内に挿入されるスペアタイヤTを前記傾
斜面163 でガイドすることにより、スペアタイヤTと
クロスメンバロア16との干渉を防止することができ
る。またクロスメンバアッパー15は前上方に向けて緩
やかに傾斜する傾斜面153 を備えるとともに、前部フ
ロアパネル17の後部は前記クロスメンバアッパー15
の傾斜面153 の頂点に向けて後上方に緩やかに傾斜す
る傾斜面171 を備える。従って、クロスメンバアッパ
ー15の傾斜面153 および前部フロアパネル17の傾
斜面171 は協働して緩やかな山形をなし、しかもその
上面をクッション材28およびカーペット29で覆うこ
とによりクロスメンバアッパー15および前部フロアパ
ネル17間の小さな隙間が消えるため、ウオークスルー
通路4を歩行する乗員の足に引っ掛かることが防止され
る。
【0038】以上のように、車体前後方向に延びる左右
一対のサイドフレーム7L,7Rに囲まれた位置にトラ
ンクルーム5を設けたので、そのトランクルーム5によ
って車体の剛性が低下することがないだけでなく、両サ
イドフレーム7L,7Rに左右両端を接続されたクロス
メンバ10がトランクルーム5の上壁を構成するので、
車体の剛性およびトランクルーム5の剛性を共に高める
ことができる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】例えば、トランクルーム5に収納する物品
はスペアタイヤTに限定されず、任意の物品を収納する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、フロアパネルの下面に沿って車体前後方向に
配置した左右一対のサイドフレーム間にトランクルーム
を形成したので、そのトランクルームによってサイドフ
レームが途切れることがなくなって車体剛性が確保さ
しかもトランクルームの開口を開閉するリッドが前
側シートおよび後側シート間に配置されているので、シ
ートを倒すことなく物品の出し入れを行うことが可能に
なり、操作性が向上するとともにシートの構造が簡略化
される。
【0042】また特に前記開口を避けて左右一対のサイ
ドフレーム間を接続するクロスメンバがトランクルーム
の上壁の一部を構成することにより、サイドフレーム及
びクロスメンバが相互に補強し合って車体剛性およ
開口付きトランクルームの剛性が更に向上する。
【0043】また請求項に記載された発明によれば、
クロスメンバをリッドの支持に利用することにより、特
別の支持部材が不要になって部品点数が削減される。
【0044】また請求項に記載された発明によれば、
クロスメンバアッパーのフランジおよびクロスメンバロ
アのフランジを接合して閉断面のクロスメンバを構成し
たので、クロスメンバの剛性が高まるだけでなく、前後
のフロアパネルとの接合強度も増加する。
【0045】また請求項に記載された発明によれば、
トランクルームの開口から物品を出し入れする際に、ク
ロスメンバロアに設けられて開口の前縁から前下方に
斜する傾斜面により、物品とクロスメンバとの干渉が防
止されて物品の出し入れを容易に行うことができる。
【0046】また請求項に記載された発明によれば、
クロスメンバアッパーと前部フロアパネルとの間に発生
する段差を、該前部フロアパネルの傾斜面と、それらク
ロスメンバアッパーおよび前部フロアパネルの上面を覆
うカーペットとで緩やかにし、乗員の足が前記段差に引
っ掛かるのを防止することができる。
【0047】また請求項7に記載された発明によれば、
周縁を折り曲げて形成した補強部によりリッド本体部の
剛性を高め、また補強部に設けたゴムクッションにより
リッドを閉める際の衝撃を緩衝するとともに、リッド本
体部および後部フロアパネル間に隙間が発生するのを防
止することができる。
【0048】また請求項8に記載された発明によれば、
リッドのカーペットとフロアパネルのカーペットとを着
脱自在に一体化して該リッドの開閉を許容しながら、両
カーペットの継ぎ目が捲れ上がるのを防止して外観を向
上させることができる。
【0049】また請求項9に記載された発明によれば、
フックを係止部に係止することにより、リッドを開放状
態に保持してトランクルームに物品を出し入れする作業
を容易化することができる。
【0050】また請求項10に記載された発明によれ
ば、把手に手を掛けることによりリッドの開閉を容易に
行うことができるだけでなく、不使用時に把手を凹部内
に収納して乗員の足の引っ掛かりを防止するとともに外
観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の全体側面図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4部拡大図
【図5】図3の5部拡大図
【符号の説明】
1 前列シート(前側シート) 2 中央列シート(後側シート) 5 トランクルーム 7L サイドフレーム 7R サイドフレーム 10 クロスメンバ 15 クロスメンバアッパー 151 フランジ 152 フランジ15 3 傾斜面 161 フランジ 162 フランジ 163 傾斜面 17 前部フロアパネル(フロアパネル) 171 傾斜面 18 後部フロアパネル(フロアパネル) 181 開口 22 リッド 25 フック 26 ワイヤー 27 係止部 29 カーペット 30 リッド本体 301 補強部 302 凹部 31 ゴムクッション 33 カーペット 34 面ファスナー 35 把手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−156833(JP,A) 実開 昭59−140941(JP,U) 実開 平2−291(JP,U) 実開 平1−158345(JP,U) 実開 昭61−152546(JP,U) 実開 昭63−176746(JP,U) 実開 平3−125679(JP,U) 実開 昭62−43977(JP,U) 実開 平4−122283(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20 B62D 43/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネル(17,18)の下面にト
    ランクルーム(5)を形成し、このトランクルーム
    (5)の開口(181 )をフロアパネル(18)に設
    けたリッド(22)で開閉する自動車のフロア構造にお
    いて、フロアパネル(17,18)の下面に沿って車体
    前後方向に配置した左右一対のサイドフレーム(7L,
    7R)間に前記トランクルーム(5)を形成するととも
    に、フロアパネル(17,18)の上面に支持した前側
    シート(1)および後側シート(2)間に前記リッド
    (22)を配置し、前記開口(18 1 )を避けて車体左
    右方向に延び前記左右一対のサイドフレーム(7L,7
    R)間を接続するクロスメンバ(10)が、前記トラン
    クルーム(5)の上壁の一部を構成することを特徴とす
    自動車のフロア構造。
  2. 【請求項2】 前記クロスメンバ(10)に前記リッド
    (22)を枢支したことを特徴とする、請求項に記載
    の自動車のフロア構造。
  3. 【請求項3】 前記クロスメンバ(10)は、下面開放
    のクロスメンバアッパー(15)の前後のフランジ(1
    1 ,152 )と、上面開放のクロスメンバロア(1
    6)の前後のフランジ(161 ,162 )とを接合した
    閉断面部材であって、前記クロスメンバアッパー(1
    5)およびクロスメンバロア(16)の前側のフランジ
    (151 ,161 )に前部フロアパネル(17)の後縁
    を接合するとともに、後側のフランジ(152 ,1
    2 )に後部フロアパネル(18)の前縁を接合したこ
    とを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動車のフロ
    ア構造。
  4. 【請求項4】 前記トランクルーム(5)の開口(18
    1 )を前記クロスメンバ(10)の後部に形成するとと
    もに、前記クロスメンバロア(16)に前記開口(18
    1 )の前縁から前下方に斜する傾斜面(163 )を設
    けたことを特徴とする、請求項に記載の自動車のフロ
    ア構造。
  5. 【請求項5】 前記前部フロアパネル(17)に前記ク
    ロスメンバアッパー(15)の頂点に向かって後上方に
    斜する傾斜面(171 )を設けるとともに、前記前部
    フロアパネル(17)およびクロスメンバ(10)を上
    面をカーペット(29)で覆ったことを特徴とする、請
    求項3又は4に記載の自動車のフロア構造。
  6. 【請求項6】 前記クロスメンバアッパー(15)は、
    前記開口(18 1 )の前縁から前上方に向けて傾斜する
    傾斜面(15 3 )を備えることを特徴とする、請求項
    3,4又は5に記載の自動車のフロア構造。
  7. 【請求項7】 鋼板製のリッド本体部(30)の周縁を
    折り曲げて補強部(301 )を形成するとともに、この
    補強部(301 )に前記開口(181 )の周縁に当接す
    るゴムクッション(31)を設けたことを特徴とする、
    請求項1に記載の自動車のフロア構造。
  8. 【請求項8】 前記リッド(22)の上面およびフロア
    パネル(17,18)の上面をカーペット(29,3
    3)で覆うとともに、リッド本体部(30)の外周から
    外側にはみ出したカーペット(33)の外周の下面をフ
    ロアパネル(18)のカーペット(29)の上面に面フ
    ァスナー(34)で固定することを特徴とする、請求項
    1に記載の自動車のフロア構造。
  9. 【請求項9】 一端を枢支された前記リッド(22)の
    他端にワイヤー(26)を介してフック(25)を取り
    付けるとともに、このフック(25)を係止する係止部
    (27)を車室内に設けたことを特徴とする、請求項1
    に記載の自動車のフロア構造。
  10. 【請求項10】 前記リッド(22)を開閉操作する把
    手(35)を該リッド(22)に形成した凹部(3
    2 )内に収納したことを特徴とする、請求項1に記載
    の自動車のフロア構造。
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