JP3425974B2 - チューブ容器胴部 - Google Patents

チューブ容器胴部

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は積層シートによって形成
されている筒状成形体からなるチューブ容器胴部に関す
る。 【0002】 【従来の技術】積層シートによるチューブ容器胴部は、
少なくとも表面樹脂層と裏面樹脂層とを有し、所望によ
ってこれらの両樹脂層の間に介装させた支持基材やバリ
ヤー材等との積層シートによる筒状成形体で形成されて
いる。そして、前記筒状成形体は、積層シートの1側辺
部上に他側辺部を重ね、1側辺部における表面樹脂層と
他側辺部における裏面樹脂層とを溶着してなる所謂封筒
貼りによる胴貼り部を形成することによって得られる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記積層シートによっ
て形成されているチューブ容器胴部を有するチューブ容
器は、積層シートにおける1側辺部上に他側辺部を重
ね、1側辺部の表面樹脂層と他側辺部の裏面樹脂層とを
溶着させてなる胴貼り部において、容器内面側に位置す
る積層シートの側辺部の端面が容器内に露出し、チュー
ブ容器内の内填物と接触する。 【0004】このため、積層シート中に例えばアルミニ
ウム箔やガスバリヤー層としてのエチレン−ビニルアル
コール共重合体樹脂層等が積層されている場合には、こ
れらの層が内填物と接触することにより、内填物の品質
を低下させたり、あるいは、積層シートのガスバリヤー
性を低下させる等の欠点を有する。 【0005】すなわち、チューブ容器胴部を形成してい
る積層シート中にアルミニウム箔が積層されている場合
には、チューブ容器内に酸またはアルカリ性物質が充填
されると、容器内面側に位置する積層シートの側辺部の
端面に露出しているアルミニウム箔がチューブ容器内の
内填物中に溶出して内填物の風味を損なわせる。 【0006】また、チューブ容器胴部を形成している積
層シート中にエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂
層が積層されている場合には、容器内面側に位置する積
層シートの側辺部の端面に露出しているエチレン−ビニ
ルアルコール共重合体樹脂層がチューブ容器内の水分を
吸収し、積層シートのガスバリヤー性の機能を損なわせ
る。 【0007】さらに、積層シート中にポリオレフィン樹
脂層が積層されている場合には、チューブ容器内に例え
ばフレーバー成分のような浸透性の高い物質を含有する
内填物が充填されると、この高浸透性物質がポリオレフ
ィン樹脂層に吸収,吸着され、内填物の品質を劣化させ
る等の欠点を有する。 【0008】このため、[図4]に示されるように、積
層シートによる筒状成形体の胴貼り部の形成の際に、積
層シートの1側辺部11における表面樹脂層12及び裏
面樹脂層13と、積層シートの他側辺部14における表
面樹脂層12及び裏面樹脂層13との流れにより、積層
シートの端面を被覆するようにしたり、あるいは、[図
5]に示されるように、積層シートの1側辺部15の表
面樹脂層16と他側辺部17における裏面樹脂層18と
を溶着して形成させた胴貼り部の少なくとも容器内周面
側に別製のシールテープ19を貼着させることによっ
て、積層シートの端面と容器内の内填物との接触を防ぐ
等の工夫がなされている。 【0009】しかるに、前者の積層シートの側辺部にお
ける表面樹脂層12と裏面樹脂層13との流れにより、
積層シートの端面を被覆するものは、特に、溶融温度が
高く熱溶融時の流動性の小さい樹脂を利用した場合に
は、積層シートの端面を完全に被覆し得ない場合がしば
しば発生する。また、このタイプの胴貼り部を形成する
際には、積層シートの側辺部の表面樹脂層と裏面樹脂層
との流れを利用するものであるから、積層シートの表面
樹脂層12と裏面樹脂層13とを同一の樹脂で形成しな
くてはならない等の制限がある。さらに、積層シートの
表面樹脂層12と裏面樹脂層13との厚さをそれぞれ5
0μ以上にすることが必要であり、チューブ容器という
観点からは熱可塑性樹脂の必要量が大きく不経済であ
る。 【0010】また、後者のシールテープを貼着させるも
のは、別製のシールテープを必要とする煩雑さがあり、
かつ、積層シートの1側辺部の表面樹脂層と他側辺部の
裏面樹脂層とを貼着させるものであることから、該シー
ルテープの貼着によっては積層シートの表面樹脂層と裏
面樹脂層とのそれぞれの厚さを低減させることができな
い。 【0011】これに対して本発明は、内填物中の揮発性
成分等の非吸着性に優れた作用を奏するアクリルニトリ
ル系樹脂層による内周面層を具備するチューブ容器胴部
であって、該チューブ容器胴部を形成している積層シー
トの端面がチューブ容器内に露出することが無く、しか
も、胴貼り部における層間強度が高く耐破袋性等が良好
で、かつ、積層シートの表面樹脂層と裏面樹脂層との厚
みを従来のものよりも低減させることができることと、
積層シートの表面樹脂層を廉価な低密度ポリエチレン樹
脂層からなるものにしていることとにより、材料費の節
減を図ることができるために、高価なアクリルニトリル
系樹脂層を内周面層として備えているにも拘らず、安価
に供給し得るチューブ容器胴部を提供することを目的と
するものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】前記課題は、以下に記載
する構成による本発明のチューブ容器胴部によって解決
することができる。すなわち、本発明のチューブ容器胴
部は、該容器胴部の一端にプラスチック製のチューブ容
器頭部を接合することによってチューブ容器に形成され
るもので、低密度ポリエチレン樹脂による表面樹脂層と
アクリルニトリル系樹脂による裏面樹脂層とを有する積
層シートを、該積層シートにおける裏面樹脂層が内周面
層をなすようにして成形した筒状成形体からなり、該筒
状成形体における胴貼り部が、積層シートの1側辺部の
裏面樹脂層と他側辺部の裏面樹脂層とを接当して合掌状
に熱溶着させた第1の熱シール部と、該第1の熱シール
部を一方に横倒させた状態にして表面樹脂層同士を接当
して熱溶着させた第2の熱シール部とで形成されている
ものである。 【0013】前記構成による本発明のチューブ容器胴部
をなす積層シートには、表面樹脂層と裏面樹脂層とこれ
らの両者の間に必要に応じて介装される支持基材やバリ
ヤー材等とによる積層構成のシートが利用される。 【0014】表面樹脂層又は裏面樹脂層は、低密度ポリ
エチレン樹脂又はポリアクリロニトリル樹脂を押出しコ
ートする、あるいはこれらの樹脂によるフィルムをドラ
イラミネート法によって積層する等して形成される。 【0015】支持基材には、例えば、飽和ポリエステ
ル,ナイロン,ポリプロピレン,高密度ポリエチレン等
による2軸延伸プラスチックフィルム、セロハン,紙等
が利用され、通常は印刷による化粧加工が付される。ま
た、バリヤー材としては、例えば、アルミニウム箔,各
種の金属蒸着フィルム等が利用される。 【0016】 【実施例】以下本発明のチューブ容器胴部の具体的な構
成を実施例に基づいて説明する。 【0017】「実施例1」[図1]において、厚さ30
μの低密度ポリエチレン樹脂フィルム「大日本樹脂
(株) :LP−5」からなる表面樹脂層2と、厚さ12
μの2軸延伸ポリエステルフィルム「東洋紡績 (株) :
E5200」3と、厚さ9μのアルミニウム箔「日本製
箔 (株) :一般軟質箔」4と、厚さ30μのポリアクリ
ロニトリルフィルム「タマポリ (株) :ハイトロンB
X」からなる裏面樹脂層5とを、それぞれドライラミネ
ート用接着剤「武田薬品工業 (株) :A515/A1
2」を利用して積層し、符号6で示されるチューブ容器
胴部用の積層シート(A)を得た。 【0018】積層シート(A)を幅109.6mmにス
リットした後に、この積層シートをローラーに巻き付け
て、表面樹脂層2が外周面層をなすようにして筒状に成
形すると共に、[図2]に示されるように、積層シート
の側辺部同士において、1側辺部7の裏面樹脂層5と他
側辺部8の裏面樹脂層5とを幅3mmの合掌状に接当し
て熱溶着させ、さらにローラーを脱抜することにより、
シール代3mmの第1の熱シール部9を形成し、直径3
3mmの円筒体を得た。 【0019】続いて、前記円筒体を所定の長さに裁断し
た後に熱シール用のマンドレルに挿入し、[図3]にお
いて、該第1の熱シール部9を一方に横倒させた状態に
して表面樹脂層2,2同士を接当して熱溶着することに
より、第2の熱シール部10を形成し、さらに熱シール
用のマンドレルから脱抜し、筒状成形体からなるチュー
ブ容器胴部1を得た。なお、第1の熱シール部9及び第
2の熱シール部10の形成は、180℃,2kg/cm
2 の熱圧条件で行なった。 【0020】「実施例2」厚さ50μの低密度ポリエチ
レン樹脂フィルムからなる表面樹脂層と、厚さ12μの
2軸延伸ポリエステルフィルム「東洋紡績 (株) :E5
200」と、厚さ9μのアルミニウム箔「日本製箔
(株) :一般軟質箔」と、厚さ50μのポリアクリロニ
トリルフィルムからなる裏面樹脂層とを、それぞれドラ
イラミネート用接着剤「武田薬品工業 (株) :A515
/A12」を利用して積層したチューブ容器胴部用の積
層シート(B)を利用し、以下の工程は実施例1の対応
する工程と同一の工程により、筒状成形体からなる別の
チューブ容器胴部を得た。 【0021】「比較例1」厚さ30μのポリアクリロニ
トリルフィルム「タマポリ (株) :ハイトロンBX」か
らなる表面樹脂層と、厚さ12μの2軸延伸ポリエステ
ルフィルム「東洋紡績 (株) :E5200」と、厚さ9
μのアルミニウム箔「日本製箔 (株) :一般軟質箔」
と、厚さ30μのポリアクリロニトリルフィルム「タマ
ポリ (株) :ハイトロンBX」からなる裏面樹脂層と
を、それぞれドライラミネート用接着剤「武田薬品工業
(株) :A515/A12」を利用して積層し、チュー
ブ容器胴部用の積層シート(C)を得た。 【0022】積層シート(C)を幅109.6mmに裁
断した後に、該積層シートをローラーに巻き付け、表面
樹脂層が外周面層をなすようにして筒状に成形すると共
に、積層シートの側辺部同士において、積層シートの1
側辺部の上に他側辺部を重ね合わせ、下側に位置する1
側辺部の表面樹脂層と上側に位置する他側辺部の裏面樹
脂層とを幅3mmに亙って接当させ、該接当部を熱溶着
させる所謂封筒貼りによるシール代3mmの熱シール部
を形成した後、さらにローラーを脱抜することにより、
直径33mmの円筒体を得た。 【0023】続いて、前記円筒体を所定の長さに裁断
し、比較のための筒状成形体からなるチューブ容器胴部
を得た。なお、熱シール部の形成は180℃,2kg/
cm2の熱圧条件で行なった。 【0024】「比較例2」厚さ50μのポリアクリロニ
トリルフィルムからなる表面樹脂層と、厚さ12μの2
軸延伸ポリエステルフィルム「東洋紡績 (株) :E52
00」と、厚さ9μのアルミニウム箔「日本製箔 (株)
:一般軟質箔」と、厚さ50μのポリアクリロニトリ
ルフィルムからなる裏面樹脂層とを、それぞれドライラ
ミネート用接着剤「武田薬品工業 (株) :A515/A
12」を利用して積層させたチューブ容器胴部用の積層
シート(D)を利用し、以下の工程は比較例1の対応す
る工程と同一の工程により、筒状成形体からなる別のチ
ューブ容器胴部を得た。 【0025】[実験]前述の実施例1〜2及び比較例1
〜2による各チューブ容器胴部の100個について、容
器胴部の内周面に積層シートの端面が露出しているか否
かを、10重量%CuSO4 溶液によって検査した。結
果を[表1]に示す。また、各チューブ容器胴部の胴貼
り部のシール強度の測定結果を[表1]に併記する。 【0026】さらに、前記実施例1〜2及び比較例1〜
2による各チューブ容器胴部の10個を利用し、その天
地をシールすると共に内部に水50ccを充填した密封
袋を作成し、これに50kg/cm2 の荷重をかける耐
圧試験による破袋状況を検査した。結果を[表1]に示
す。 【0027】 【表1】【0028】 【作用】本発明のチューブ容器胴部は、低密度ポリエチ
レン樹脂による表面樹脂層とアクリルニトリル系樹脂に
よる裏面樹脂層とを有する積層シートを、該積層シート
における裏面樹脂層が内周面層をなすようにして成形し
た筒状成形体からなり、該筒状成形体の胴貼り部が、積
層シートの1側辺部の裏面樹脂層と他側辺部の裏面樹脂
層とを接当して合掌状に熱溶着させた第1の熱シール部
と、該第1の熱シール部を一方に横倒させた状態にして
表面樹脂層同士を接当して熱溶着させた第2の熱シール
部とで形成されている。 【0029】前記構成による本発明のチューブ容器胴部
は、積層シートによるチューブ容器胴部の胴貼り部が、
該積層シートの1側辺部における裏面樹脂層としてのア
クリルニトリル系樹脂層と、他側辺部における裏面樹脂
層としてのアクリルニトリル系樹脂層とを接当して合掌
状に熱溶着させた第1の熱シール部と、該第1の熱シー
ル部を一方に横倒させた状態にして表面樹脂層としての
低密度ポリエチレン樹脂層同士を接当して熱溶着させた
第2の熱シール部とで形成されているため、チューブ容
器胴部を形成する積層シートの端面が容器内に露出する
ことがなく、しかも胴貼り部における層間強度が高く耐
破袋性等が良好である。 【0030】このため、チューブ容器胴部を形成してい
る積層シートの端面とチューブ容器内の内填物とが直接
接触することが無く、チューブ容器用積層シート中に例
えば金属箔やエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂
層等が含まれている場合にも、これらの層とチューブ容
器内の内填物とが接触するようなことがなく、内填物の
品質保持特性に対して優れた作用,効果が奏される。 【0031】つまり、溶融温度が高く、熱溶融時の流動
性の小さいアクリルニトリル系樹脂による裏面樹脂層
が、チューブ容器胴部の内周面層となるようにして積層
してある積層シートによる筒状成形体でありながら、チ
ューブ容器胴部を形成する積層シートの端面が該チュー
ブ容器内に露出することのないチューブ容器胴部であっ
て、しかも胴貼り部における層間強度が高く耐破袋性等
の良好なチューブ容器胴部になる。 【0032】また、本発明のチューブ容器胴部は、低密
度ポリエチレン樹脂による表面樹脂層とアクリルニトリ
ル系樹脂による裏面樹脂層とを有する積層シートを、該
積層シートにおける裏面樹脂層が内周面層をなすように
して成形した筒状成形体からなり、該筒状成形体の胴貼
り部が、積層シートの1側辺部の裏面樹脂層と他側辺部
の裏面樹脂層とを接当して合掌状に熱溶着させた第1の
熱シール部と、該第1の熱シール部を一方に横倒させた
状態にして表面樹脂層同士を接当して熱溶着させた第2
の熱シール部とで形成されているものであるから、チュ
ーブ容器胴部の内周面層が、内填物中の揮発性成分等の
非吸着性に優れた作用を奏するアクリルニトリル系樹脂
層からなっており、内填物中の揮発性成分等の非吸着性
に優れた作用を奏するものになる。 【0033】さらに、本発明のチューブ容器胴部は、チ
ューブ容器胴部の胴貼り部における第1の熱シール部を
合掌貼りによる熱圧着ロールによって形成することがで
きるため、得られる胴貼り部の接着強度が高く、また、
第1の熱シール部と第2の熱シール部とにより、耐圧強
度及び層間強度等において安定した胴貼り部が得られ
る。 【0034】更に又、本発明のチューブ容器胴部は、積
層シートによるチューブ容器胴部の胴貼り部が、前記し
た裏面樹脂層同士の熱溶着による第1の熱シール部と表
面樹脂層同士の熱溶着による第2の熱シール部とからな
っているために、該胴貼り部には強固なシール部が形成
されるので、積層シートがチューブ容器胴部としての風
合いを満足しさえすれば、表面樹脂層や裏面樹脂層を押
出しコート法で形成する場合にはこれらの樹脂層の厚さ
は3μ以上であればよく、また、表面樹脂層や裏面樹脂
層を既成のフィルムのドライラミネート法で形成する場
合には、これらの樹脂層の厚さは10μ以上であればよ
く、これに伴う材料費の節減を図ることができること
と、積層シートの表面樹脂層を廉価な低密度ポリエチレ
ン樹脂層からなるものにしていることにより、これに伴
う材料費の節減を図ることができることとにより、内填
物中の揮発性成分等の非吸着性に優れた作用を奏する高
価なアクリルニトリル系樹脂層をチューブ容器胴部の内
周面層として備えているにも拘らず、安価に供給し得る
チューブ容器胴部になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のチューブ容器胴部に利用される積層シ
ートの1例を模型的に示す横断面図である。 【図2】本発明のチューブ容器胴部の胴貼り部の製造途
中工程を模型的に示す切断端面図である。 【図3】本発明のチューブ容器胴部の胴貼り部の1例を
模型的に示す切断端面図である。 【図4】流動性の良い表面樹脂層と裏面樹脂層とを有す
る積層シートによるチューブ容器胴部の胴貼り部の状態
の要部を模型的に説明する断面図である。 【図5】チューブ容器胴部の胴貼り部にシールテープを
貼着させた状態の要部を模型的に説明する断面図であ
る。 【符号の説明】 1:チューブ容器胴部 2:積層シート6の低密度ポリエチレン樹脂による表面
樹脂層 5:積層シート6のアクリルニトリル系樹脂による裏面
樹脂層 6:チューブ容器胴部用の積層シート 7:積層シート6の1側辺部 8:積層シート6の他側辺部 9:第1の熱シール部 10:第2の熱シール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 35/08 B65D 35/08 // B29L 9:00 B29L 9:00 23:00 23:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 53/38 B29C 65/02 B32B 1/08 B32B 27/30 B32B 27/32 B65D 35/08

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 低密度ポリエチレン樹脂による表面樹
    脂層とアクリルニトリル系樹脂による裏面樹脂層とを有
    する積層シートを、該積層シートにおける裏面樹脂層が
    内周面層をなすようにして成形した筒状成形体からな
    り、該筒状成形体における胴貼り部が、積層シートの1
    側辺部の裏面樹脂層と他側辺部の裏面樹脂層とを接当し
    て合掌状に熱溶着させた第1の熱シール部と、該第1の
    熱シール部を一方に横倒させた状態にして表面樹脂層同
    士を接当して熱溶着させた第2の熱シール部とで形成さ
    れていることを特徴とするチューブ容器胴部。
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