JP3100713B2 - 押出しチューブ容器の口部シール材 - Google Patents
押出しチューブ容器の口部シール材Info
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- JP3100713B2 JP3100713B2 JP03336274A JP33627491A JP3100713B2 JP 3100713 B2 JP3100713 B2 JP 3100713B2 JP 03336274 A JP03336274 A JP 03336274A JP 33627491 A JP33627491 A JP 33627491A JP 3100713 B2 JP3100713 B2 JP 3100713B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体〜半流体の内填物
が封入される押出しチューブ容器の口部シール材に関
し、特に高浸透性物質を含有する内填物を利用する場合
において優れた作用を奏する口部シール材を提供する。
が封入される押出しチューブ容器の口部シール材に関
し、特に高浸透性物質を含有する内填物を利用する場合
において優れた作用を奏する口部シール材を提供する。
【0002】
【従来の技術】流体〜半流体の内填物が封入される押出
しチューブ容器は、下端部が閉塞されているチューブ状
の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端部に連続
している円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚
部とからなる頭部と、前記口頚部に着脱自在に係合する
キャップとで構成されており、内填物の密封性を高める
ために口頚部の先端部にシール材が貼着されている。
しチューブ容器は、下端部が閉塞されているチューブ状
の容器胴部と、該チューブ状の容器胴部の上端部に連続
している円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚
部とからなる頭部と、前記口頚部に着脱自在に係合する
キャップとで構成されており、内填物の密封性を高める
ために口頚部の先端部にシール材が貼着されている。
【0003】この押出しチューブ容器に利用される口部
シール材には、通常、チューブ容器内の内填物に対する
バリヤー性、チューブ容器の口部からの易剥離性、及び
シール材としての取り扱い容易性のための腰等が必要と
されており、例えば、表面側から裏面側に向かって、
「合成樹脂フィルム層/金属箔/チューブ容器の口頸部
に対するヒートシーラント樹脂層」の積層構成による積
層シートが利用されている。そして、前記積層シートに
おける各層間の積層は、通常、ウレタン系の接着剤等に
よるドライラミネートで行なわれている。
シール材には、通常、チューブ容器内の内填物に対する
バリヤー性、チューブ容器の口部からの易剥離性、及び
シール材としての取り扱い容易性のための腰等が必要と
されており、例えば、表面側から裏面側に向かって、
「合成樹脂フィルム層/金属箔/チューブ容器の口頸部
に対するヒートシーラント樹脂層」の積層構成による積
層シートが利用されている。そして、前記積層シートに
おける各層間の積層は、通常、ウレタン系の接着剤等に
よるドライラミネートで行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の従来
のチューブ容器の口部シール材は、該口部シール材の各
積層部材同士を溶剤型の接着剤を利用する所謂ドライラ
ミネート法で積層させたものである。このために、例え
ば、香料,鉱物油,機械油,ハッカ油,食用油,油脂,
香辛料,有機系極性溶剤等の浸透性の高い物質を含有す
る内填物をチューブ容器内にて保存すると、内填物中の
浸透性の高い物質が口部シール材の裏面樹脂層をなすヒ
ートシーラント樹脂層を浸透し、これがヒートシーラン
ト樹脂層と金属箔との界面に滞留し、この界面に滞留し
た高浸透性物質がヒートシーラント層と金属箔との間の
溶剤型の接着剤の接着作用を弱め、この部分にデラミ現
象を発生させる。これによって、消費者が押出しチュー
ブ容器内の内填物の使用の際に、口頸部からシール材を
剥離させると、シール材がヒートシーラント樹脂層と金
属箔との界面で剥離してしまうというトラブルが発生す
る。
のチューブ容器の口部シール材は、該口部シール材の各
積層部材同士を溶剤型の接着剤を利用する所謂ドライラ
ミネート法で積層させたものである。このために、例え
ば、香料,鉱物油,機械油,ハッカ油,食用油,油脂,
香辛料,有機系極性溶剤等の浸透性の高い物質を含有す
る内填物をチューブ容器内にて保存すると、内填物中の
浸透性の高い物質が口部シール材の裏面樹脂層をなすヒ
ートシーラント樹脂層を浸透し、これがヒートシーラン
ト樹脂層と金属箔との界面に滞留し、この界面に滞留し
た高浸透性物質がヒートシーラント層と金属箔との間の
溶剤型の接着剤の接着作用を弱め、この部分にデラミ現
象を発生させる。これによって、消費者が押出しチュー
ブ容器内の内填物の使用の際に、口頸部からシール材を
剥離させると、シール材がヒートシーラント樹脂層と金
属箔との界面で剥離してしまうというトラブルが発生す
る。
【0005】これに対して本発明は、押出しチューブ容
器内の内填物が高浸透性物質を含有している場合であっ
ても、チューブ容器の口頸部に接着されている口部シー
ル材にデラミ現象が発生するようなことのない口部シー
ル材を提供する。
器内の内填物が高浸透性物質を含有している場合であっ
ても、チューブ容器の口頸部に接着されている口部シー
ル材にデラミ現象が発生するようなことのない口部シー
ル材を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の押出しチューブ
容器の口部シール材は、表面側から裏面側に向かって、
金属の薄膜層からなる第1のバリヤー層と、20.0g
/m2 ・24hr(40℃,90%RH)以下の水蒸気
透過度と20.0cc/m2 ・24hr(1atm,2
0℃,dry)以下の酸素透過度とのうちの少なくとも
いずれかを満足する樹脂層からなる第2のバリヤー層
と、押出しチューブ容器の口頸部に熱接着されるシーラ
ント樹脂層とを有する積層シートからなるものであり、
かつ、前記第2のバリヤー層からシーラント樹脂層迄の
間には溶剤型の接着剤〜アンカーコート剤が適用されて
いない積層シートを利用することにより、前述の課題を
解決するものである。
容器の口部シール材は、表面側から裏面側に向かって、
金属の薄膜層からなる第1のバリヤー層と、20.0g
/m2 ・24hr(40℃,90%RH)以下の水蒸気
透過度と20.0cc/m2 ・24hr(1atm,2
0℃,dry)以下の酸素透過度とのうちの少なくとも
いずれかを満足する樹脂層からなる第2のバリヤー層
と、押出しチューブ容器の口頸部に熱接着されるシーラ
ント樹脂層とを有する積層シートからなるものであり、
かつ、前記第2のバリヤー層からシーラント樹脂層迄の
間には溶剤型の接着剤〜アンカーコート剤が適用されて
いない積層シートを利用することにより、前述の課題を
解決するものである。
【0007】前記構成による本発明の押出しチューブ容
器の口部シール材において、金属の薄膜層からなる第1
のバリヤー層には、アルミニウム,アルミニウム合金,
銅,鉄等による厚さ5〜100μ程度の金属箔が利用さ
れる。
器の口部シール材において、金属の薄膜層からなる第1
のバリヤー層には、アルミニウム,アルミニウム合金,
銅,鉄等による厚さ5〜100μ程度の金属箔が利用さ
れる。
【0008】第2のバリヤー層は、チューブ容器内の高
浸透性物質がシーラント樹脂層を浸透した場合にも、こ
れが金属の薄膜層にまで到達することのないようにする
もので、20.0g/m2 ・24hr(40℃,90%
RH)以下の水蒸気透過度と20.0cc/m2 ・24
hr(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過度と
のうちの少なくともいずれかを満足する樹脂層からな
る。この第2のバリヤー層には、通常多層共押出し樹脂
フィルムが利用され、主として、飽和ポリエステル樹
脂,ナイロン樹脂,エチレン−ビニルアルコール共重合
体樹脂,プロピレン樹脂,線状低密度ポリエチレン樹
脂,ポリエチレン樹脂,中密度ポリエチレン樹脂,高密
度ポリエチレン樹脂等を組み合わせた厚さ10〜100
μ程度の多層共押出し樹脂フィルム、例えば、「エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体/ポリプロピレン」,
「ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合
体/ポリプロピレン」,「ナイロン/エチレン−ビニル
アルコール共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレ
ン」,「線状低密度ポリエチレン/ナイロン/線状低密
度ポリエチレン」等による多層フィルムが、これらの多
層フィルムにおけるポリオレフィン樹脂層側がシーラン
ト樹脂層側に向くようにして使用される。
浸透性物質がシーラント樹脂層を浸透した場合にも、こ
れが金属の薄膜層にまで到達することのないようにする
もので、20.0g/m2 ・24hr(40℃,90%
RH)以下の水蒸気透過度と20.0cc/m2 ・24
hr(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過度と
のうちの少なくともいずれかを満足する樹脂層からな
る。この第2のバリヤー層には、通常多層共押出し樹脂
フィルムが利用され、主として、飽和ポリエステル樹
脂,ナイロン樹脂,エチレン−ビニルアルコール共重合
体樹脂,プロピレン樹脂,線状低密度ポリエチレン樹
脂,ポリエチレン樹脂,中密度ポリエチレン樹脂,高密
度ポリエチレン樹脂等を組み合わせた厚さ10〜100
μ程度の多層共押出し樹脂フィルム、例えば、「エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体/ポリプロピレン」,
「ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコール共重合
体/ポリプロピレン」,「ナイロン/エチレン−ビニル
アルコール共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレ
ン」,「線状低密度ポリエチレン/ナイロン/線状低密
度ポリエチレン」等による多層フィルムが、これらの多
層フィルムにおけるポリオレフィン樹脂層側がシーラン
ト樹脂層側に向くようにして使用される。
【0009】チューブ容器の口部に熱接着されるシーラ
ント樹脂層は口部シール材の裏面樹脂層となるものであ
り、口部シール材を完全シールタイプにする場合には、
チューブ容器の口頸部に利用されている樹脂と同一の樹
脂、例えば、リニヤー低密度ポリエチレン樹脂,高密度
ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体樹脂,飽和ポリエステル樹脂等
により、また、口部シール材を易剥離性タイプにする場
合には、エチレン・α−オレフィン共重合体(例えばタ
フマー[商品名])を混合したエチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂,ポリプロピレン樹脂とリニヤー低密度ポリ
エチレン樹脂との混合樹脂、さらには、ポリプロピレン
樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂,リニヤー低
密度ポリエチレン樹脂等に粘着付与剤(タッキファイヤ
ー)を添加した樹脂等により、厚さ10〜60μ程度に
形成される。
ント樹脂層は口部シール材の裏面樹脂層となるものであ
り、口部シール材を完全シールタイプにする場合には、
チューブ容器の口頸部に利用されている樹脂と同一の樹
脂、例えば、リニヤー低密度ポリエチレン樹脂,高密度
ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体樹脂,飽和ポリエステル樹脂等
により、また、口部シール材を易剥離性タイプにする場
合には、エチレン・α−オレフィン共重合体(例えばタ
フマー[商品名])を混合したエチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂,ポリプロピレン樹脂とリニヤー低密度ポリ
エチレン樹脂との混合樹脂、さらには、ポリプロピレン
樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂,リニヤー低
密度ポリエチレン樹脂等に粘着付与剤(タッキファイヤ
ー)を添加した樹脂等により、厚さ10〜60μ程度に
形成される。
【0010】なお、本発明の押出しチューブ容器の口部
シール材において、該口部シール材を易剥離性タイプに
する場合には、シール材の剥離時に必要とされる強度保
持のために、金属の薄膜層からなる第1のバリヤー層
と、20.0g/m2 ・24hr(40℃,90%R
H)以下の水蒸気透過度と20.0cc/m2 ・24h
r(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過度との
うちの少なくともいずれかを満足する樹脂層からなる第
2のバリヤー層との間に、10〜30μ程度の厚さを有
する2軸延伸ナイロンフィルムや2軸延伸ポリエステル
フィルム等からなる支持基材が積層される。
シール材において、該口部シール材を易剥離性タイプに
する場合には、シール材の剥離時に必要とされる強度保
持のために、金属の薄膜層からなる第1のバリヤー層
と、20.0g/m2 ・24hr(40℃,90%R
H)以下の水蒸気透過度と20.0cc/m2 ・24h
r(1atm,20℃,dry)以下の酸素透過度との
うちの少なくともいずれかを満足する樹脂層からなる第
2のバリヤー層との間に、10〜30μ程度の厚さを有
する2軸延伸ナイロンフィルムや2軸延伸ポリエステル
フィルム等からなる支持基材が積層される。
【0011】また、金属の薄膜層からなる第1のバリヤ
ー層の表面に、厚さ10〜30μ程度の2軸延伸ナイロ
ンフィルムや2軸延伸ポリエステルフィルム等による耐
熱性樹脂層を積層することにより、口部シール材に耐熱
性及び耐ピンホール性において優れた特性を具備させる
ことができる。さらにまた、口部シール材の表面樹脂層
として、キャップの内周面との間に熱溶着されるヒート
シール性の樹脂層、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂,塩素化ポリプロピレン樹脂,ポリエステル系
樹脂等による樹脂層を形成することにより、容器口部密
封用の所謂インナーシール材にすることもできる。
ー層の表面に、厚さ10〜30μ程度の2軸延伸ナイロ
ンフィルムや2軸延伸ポリエステルフィルム等による耐
熱性樹脂層を積層することにより、口部シール材に耐熱
性及び耐ピンホール性において優れた特性を具備させる
ことができる。さらにまた、口部シール材の表面樹脂層
として、キャップの内周面との間に熱溶着されるヒート
シール性の樹脂層、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂,塩素化ポリプロピレン樹脂,ポリエステル系
樹脂等による樹脂層を形成することにより、容器口部密
封用の所謂インナーシール材にすることもできる。
【0012】本発明の押出しチューブ容器の口部シール
材においては、第2のバリヤー層から表面側に至る間の
各層間は、例えば、ポリオレフィン系樹脂のエクストル
ージョンラミネート法やウレタン系接着剤等を利用する
ドライラミネート法のいずれによって接着されても良い
が、第2のバリヤー層から裏面樹脂層をなすシーラント
樹脂層に至る迄の各層間の接着には、溶剤型の接着剤
(溶剤型のアンカーコート剤)の適用は避けられなけれ
ばならない。このため、かかる間の層間の接着は、熱溶
着性樹脂によるエクストルージョンラミネート法が適用
される。なお、第2のバリヤー層とシーラント樹脂層と
の間の接着には、第2のバリヤー層における裏面層をな
すポリオレフィン樹脂層と同系の熱可塑性樹脂、例え
ば、ポリプロピレン,線状低密度ポリエチレン,低密度
ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレ
ン−メタクリル酸共重合体,エチレン−アクリル酸共重
合体,エチレン−アクリル酸エチル共重合体,エチレン
−メタクリレート共重合体,アイオノマー等による厚さ
15〜60μ程度の溶融押出し樹脂層を利用するのが好
適である。
材においては、第2のバリヤー層から表面側に至る間の
各層間は、例えば、ポリオレフィン系樹脂のエクストル
ージョンラミネート法やウレタン系接着剤等を利用する
ドライラミネート法のいずれによって接着されても良い
が、第2のバリヤー層から裏面樹脂層をなすシーラント
樹脂層に至る迄の各層間の接着には、溶剤型の接着剤
(溶剤型のアンカーコート剤)の適用は避けられなけれ
ばならない。このため、かかる間の層間の接着は、熱溶
着性樹脂によるエクストルージョンラミネート法が適用
される。なお、第2のバリヤー層とシーラント樹脂層と
の間の接着には、第2のバリヤー層における裏面層をな
すポリオレフィン樹脂層と同系の熱可塑性樹脂、例え
ば、ポリプロピレン,線状低密度ポリエチレン,低密度
ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレ
ン−メタクリル酸共重合体,エチレン−アクリル酸共重
合体,エチレン−アクリル酸エチル共重合体,エチレン
−メタクリレート共重合体,アイオノマー等による厚さ
15〜60μ程度の溶融押出し樹脂層を利用するのが好
適である。
【0013】
【作用】本発明のチューブ容器の口部シール材は、積層
シート中の第2のバリヤー層をなす20.0g/m2 ・
24hr(40℃,90%RH)以下の水蒸気透過度と
20.0cc/m2 ・24hr(1atm,20℃,d
ry)以下の酸素透過度とのうちの少なくともいずれか
を満足する樹脂層から、積層シートの裏面樹脂層をなす
シーラント樹脂層に至る迄の間に、溶剤型の接着剤(溶
剤型のアンカーコート剤)が適用されていないため、チ
ューブ容器内の充填物中に高浸透性の物質が含有されて
いても、この高浸透性の物質は、第2のバリヤー性層の
存在によって該バリヤー性層を浸透してゆくようなこと
がなく、シール材を構成している積層部材の界面が剥離
することが無い。
シート中の第2のバリヤー層をなす20.0g/m2 ・
24hr(40℃,90%RH)以下の水蒸気透過度と
20.0cc/m2 ・24hr(1atm,20℃,d
ry)以下の酸素透過度とのうちの少なくともいずれか
を満足する樹脂層から、積層シートの裏面樹脂層をなす
シーラント樹脂層に至る迄の間に、溶剤型の接着剤(溶
剤型のアンカーコート剤)が適用されていないため、チ
ューブ容器内の充填物中に高浸透性の物質が含有されて
いても、この高浸透性の物質は、第2のバリヤー性層の
存在によって該バリヤー性層を浸透してゆくようなこと
がなく、シール材を構成している積層部材の界面が剥離
することが無い。
【0014】すなわち、本発明のチューブ容器の口部シ
ール材は、特に、チューブ容器内に高浸透性物質を含有
する内填物が封入されていても、該高浸透性物質は、溶
剤型の接着剤の適用のない第2のバリヤー性層から裏面
樹脂層迄の間に滞留することから、口部シール材を構成
している積層部材同士の間にデラミ現象が発生するよう
なことが無い。
ール材は、特に、チューブ容器内に高浸透性物質を含有
する内填物が封入されていても、該高浸透性物質は、溶
剤型の接着剤の適用のない第2のバリヤー性層から裏面
樹脂層迄の間に滞留することから、口部シール材を構成
している積層部材同士の間にデラミ現象が発生するよう
なことが無い。
【0015】
【実施例】本発明のチューブ容器の口部シール材の具体
的な構成を製造実施例を以って説明する。
的な構成を製造実施例を以って説明する。
【0016】実施例1 [図1]において、厚さ50μの軟質アルミニウム箔か
らなる第1のバリヤー層2の裏面に、ウレタン系の接着
剤「A515/A50:武田薬品 (株)」を6g/m2
に塗布した後、該ウレタン系の接着剤の塗布面に厚さ1
2μの2軸延伸ポリエステルフィルム「E5200:東
洋紡績 (株) 」による支持基材3を接着し、続いて、該
支持基材3と、「ナイロン/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレン」によ
る4層構成の厚さ45μの共押出し積層フィルム「グン
ゼ (株) :PHLフィルム」による第2のバリヤー層4
のナイロン樹脂層面とを、ウレタン系の接着剤で積層し
た。
らなる第1のバリヤー層2の裏面に、ウレタン系の接着
剤「A515/A50:武田薬品 (株)」を6g/m2
に塗布した後、該ウレタン系の接着剤の塗布面に厚さ1
2μの2軸延伸ポリエステルフィルム「E5200:東
洋紡績 (株) 」による支持基材3を接着し、続いて、該
支持基材3と、「ナイロン/エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレン」によ
る4層構成の厚さ45μの共押出し積層フィルム「グン
ゼ (株) :PHLフィルム」による第2のバリヤー層4
のナイロン樹脂層面とを、ウレタン系の接着剤で積層し
た。
【0017】次いで、前記第2のバリヤー層4の線状低
密度ポリエチレン樹脂層面と、エチレン−酢酸ビニル共
重合体とポリプロピレンとポリスチレンとの混合樹脂に
よる厚さ30μの易剥離性フィルム「VMX XB15
FT:三菱油化(株) 」からなるシーラント樹脂層5と
を、これらの両者の間に厚さ20μの低密度ポリエチレ
ン樹脂「M11P:三井石油化学工業 (株) 」層6を溶
融押出しすることによって積層し、口部シール材の成形
用素材たる積層シートを得た。しかる後、該成形用素材
を打ち抜き成形することにより、本発明の押出しチュー
ブ容器の口部シール材の実施例品1を得た。
密度ポリエチレン樹脂層面と、エチレン−酢酸ビニル共
重合体とポリプロピレンとポリスチレンとの混合樹脂に
よる厚さ30μの易剥離性フィルム「VMX XB15
FT:三菱油化(株) 」からなるシーラント樹脂層5と
を、これらの両者の間に厚さ20μの低密度ポリエチレ
ン樹脂「M11P:三井石油化学工業 (株) 」層6を溶
融押出しすることによって積層し、口部シール材の成形
用素材たる積層シートを得た。しかる後、該成形用素材
を打ち抜き成形することにより、本発明の押出しチュー
ブ容器の口部シール材の実施例品1を得た。
【0018】なお、口部シール材1に利用した第2のバ
リヤー層4をなす「ナイロン/エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレン」に
よる4層構成の厚さ45μの共押出しフィルムの水蒸気
透過度は10.0g/m2 ・24hr(40℃,90%
RH)であり、酸素透過度は4.0cc/m2 ・24h
r(1atm,20℃,dry)である。
リヤー層4をなす「ナイロン/エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体/ナイロン/線状低密度ポリエチレン」に
よる4層構成の厚さ45μの共押出しフィルムの水蒸気
透過度は10.0g/m2 ・24hr(40℃,90%
RH)であり、酸素透過度は4.0cc/m2 ・24h
r(1atm,20℃,dry)である。
【0019】比較例1 実施例1で利用した厚さ50μの軟質アルミニウム箔か
らなる第1のバリヤー層2と、厚さ12μの2軸延伸ポ
リエステルフィルム「E5200:東洋紡績 (株) 」に
よる支持基材3と、厚さ30μの易剥離性フィルム「V
MXXB15FT:三菱油化 (株) 」からなるシーラン
ト樹脂層5とを、それぞれ、6g/m2 のウレタン系の
接着剤「A515/A50:武田薬品 (株) 」を利用し
て積層し、口部シール材の成形用素材たる積層シートを
得た後、該成形用素材を打ち抜き成形することにより、
比較のための押出しチューブ容器の口部シール材を得
た。
らなる第1のバリヤー層2と、厚さ12μの2軸延伸ポ
リエステルフィルム「E5200:東洋紡績 (株) 」に
よる支持基材3と、厚さ30μの易剥離性フィルム「V
MXXB15FT:三菱油化 (株) 」からなるシーラン
ト樹脂層5とを、それぞれ、6g/m2 のウレタン系の
接着剤「A515/A50:武田薬品 (株) 」を利用し
て積層し、口部シール材の成形用素材たる積層シートを
得た後、該成形用素材を打ち抜き成形することにより、
比較のための押出しチューブ容器の口部シール材を得
た。
【0020】[実験] チューブ容器の胴部成形用積層シートの製造 [図2]において、片面がコロナ放電処理されている厚
さ12μの2軸延伸ポリエステルフィルムからなる支持
基材12のコロナ放電処理に対して、印刷による化粧加
工13を施した後、該2軸延伸ポリエステルフィルム1
2の化粧加工13面に、厚さ25μの酸変性ポリオレフ
ィン樹脂「N1108C:三井石油化学工業 (株)」の
押出し樹脂層14を介して厚さ15μの軟質アルミニウ
ム箔15を積層した。
さ12μの2軸延伸ポリエステルフィルムからなる支持
基材12のコロナ放電処理に対して、印刷による化粧加
工13を施した後、該2軸延伸ポリエステルフィルム1
2の化粧加工13面に、厚さ25μの酸変性ポリオレフ
ィン樹脂「N1108C:三井石油化学工業 (株)」の
押出し樹脂層14を介して厚さ15μの軟質アルミニウ
ム箔15を積層した。
【0021】次いで、前記軟質アルミニウム箔15面に
対して、リニヤー低密度ポリエチレンA/ナイロンB/
リニヤー低密度ポリエチレンCによる3層構成の厚さ5
0μの押出しフィルム「BGL:グンゼ (株) 」フィル
ム16を、前記軟質アルミニウム箔15との間に厚さ3
0μの酸変性ポリオレフィン樹脂[N1108C:三井
石油化学工業 (株)」の押出し樹脂層17を介して積層
し、続いて、低密度ポリエチレン樹脂を押出しラミネー
トすることにより、厚さ60μのの裏面樹脂層18を形
成した。
対して、リニヤー低密度ポリエチレンA/ナイロンB/
リニヤー低密度ポリエチレンCによる3層構成の厚さ5
0μの押出しフィルム「BGL:グンゼ (株) 」フィル
ム16を、前記軟質アルミニウム箔15との間に厚さ3
0μの酸変性ポリオレフィン樹脂[N1108C:三井
石油化学工業 (株)」の押出し樹脂層17を介して積層
し、続いて、低密度ポリエチレン樹脂を押出しラミネー
トすることにより、厚さ60μのの裏面樹脂層18を形
成した。
【0022】しかる後に、前述の支持基材12の化粧加
工13面に、ウレタン系アンカーコート剤(506X/
CAT10)をロールコートした後、該アンカーコート
剤面に対して、厚さ60μの低密度ポリエチレン樹脂層
を押出しラミネートすることによって表面樹脂層19を
形成し、チューブ容器の胴部成形用積層シート11を得
た。
工13面に、ウレタン系アンカーコート剤(506X/
CAT10)をロールコートした後、該アンカーコート
剤面に対して、厚さ60μの低密度ポリエチレン樹脂層
を押出しラミネートすることによって表面樹脂層19を
形成し、チューブ容器の胴部成形用積層シート11を得
た。
【0023】押出しチューブ容器の製造 前記チューブ容器の胴部成形用積層シート11を打ち抜
き加工してチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、
該ブランク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着する
ことにより、前記各ブランク板における裏面樹脂層が容
器内周面層とされている直径35mm, 高さ150mm
の円筒体を成形した。
き加工してチューブ容器胴部用のブランク板を得た後、
該ブランク板の左,右の側辺部同士を重畳,熱接着する
ことにより、前記各ブランク板における裏面樹脂層が容
器内周面層とされている直径35mm, 高さ150mm
の円筒体を成形した。
【0024】次いで、チューブ容器成形用のマンドレル
に対して前記円筒体を装着し、[図3]において、該円
筒体32の一方の端部に、円錐台形状の肩部33とそれ
に連続する細首の口頚部34とからなる頭部35を、高
密度ポリエチレン樹脂による射出成形にて成形した後、
前記口頸部34の先端に対して、先の実施例1及び比較
例1で得た各口部シール材36を、各口部シール材36
におけるシーラント樹脂層5と口頸部34とが接当する
ようにして熱接着させることにより、符号31で示され
るチューブ容器先駆体を得た。
に対して前記円筒体を装着し、[図3]において、該円
筒体32の一方の端部に、円錐台形状の肩部33とそれ
に連続する細首の口頚部34とからなる頭部35を、高
密度ポリエチレン樹脂による射出成形にて成形した後、
前記口頸部34の先端に対して、先の実施例1及び比較
例1で得た各口部シール材36を、各口部シール材36
におけるシーラント樹脂層5と口頸部34とが接当する
ようにして熱接着させることにより、符号31で示され
るチューブ容器先駆体を得た。
【0025】続いて、チューブ容器先駆体31の胴部を
なす円筒体32の尾端部の開放部から65%ハッカ油5
0ccを充填し、更に、前記尾端部を熱溶着にて封緘す
ることにより、チューブ容器を得た。
なす円筒体32の尾端部の開放部から65%ハッカ油5
0ccを充填し、更に、前記尾端部を熱溶着にて封緘す
ることにより、チューブ容器を得た。
【0026】押出しチューブ容器の保存 得られたチューブ容器にキャップを係合した後に、これ
を倒立させた状態で40℃の環境の下に保存したとこ
ろ、実施例1の口部シール材には30日経過後にも異常
の発生は無かったが、比較例1の口部シール材には、5
日間の保存で支持基材とシーラント樹脂層との間にデラ
ミ現象が発生した。
を倒立させた状態で40℃の環境の下に保存したとこ
ろ、実施例1の口部シール材には30日経過後にも異常
の発生は無かったが、比較例1の口部シール材には、5
日間の保存で支持基材とシーラント樹脂層との間にデラ
ミ現象が発生した。
【0027】
【発明の効果】本発明の押出しチューブ容器の口部シー
ル材は、金属の薄膜層による極めて優れたバリヤー性能
が奏され、しかも、チューブ容器内に高浸透性の内填物
が封入された場合においても、口部シール材の積層部材
同士の間にデラミ現象の発生が無く、チューブ容器内の
内填物の使用に際して口部からシール材を剥離させる場
合に、シール材がヒートシーラント層と金属箔との界面
で剥離するというトラブルが無い。
ル材は、金属の薄膜層による極めて優れたバリヤー性能
が奏され、しかも、チューブ容器内に高浸透性の内填物
が封入された場合においても、口部シール材の積層部材
同士の間にデラミ現象の発生が無く、チューブ容器内の
内填物の使用に際して口部からシール材を剥離させる場
合に、シール材がヒートシーラント層と金属箔との界面
で剥離するというトラブルが無い。
【図1】本発明の押出しチューブ容器の口部シール材の
1例を示す断面模型図である。
1例を示す断面模型図である。
【図2】押出しチューブ容器の胴部形成用積層シートの
1例を示す断面模型図である。
1例を示す断面模型図である。
【図3】押出しチューブ容器の口頸部と該口頸部に接着
されている口部シール材とを説明する押出しチューブ容
器の先駆体の要部断面図である。
されている口部シール材とを説明する押出しチューブ容
器の先駆体の要部断面図である。
1 押出しチューブ容器の口部シール材 2 軟質アルミニウム箔からなる第1のバリヤー層 3 2軸延伸ポリエステルフィルムによる支持基材 4 第2のバリヤー層 5 シーラント樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 53/04 B32D 15/08
Claims (1)
- 【請求項1】 表面側から裏面側に向かって、金属
の薄膜層からなる第1のバリヤー層と、20.0g/m
2 ・24hr(40℃,90%RH)以下の水蒸気透過
度と20.0cc/m2 ・24hr(1atm,20
℃,dry)以下の酸素透過度とのうちの少なくともい
ずれかを満足する樹脂層からなる第2のバリヤー層と、
押出しチューブ容器の口部に熱接着されるシーラント樹
脂層とを具備する積層シートからなり、前記第2のバリ
ヤー層からシーラント樹脂層迄の間には溶剤型の接着剤
が適用されていないことを特徴とする押出しチューブ容
器の口部シール材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03336274A JP3100713B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 押出しチューブ容器の口部シール材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03336274A JP3100713B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 押出しチューブ容器の口部シール材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05147668A JPH05147668A (ja) | 1993-06-15 |
JP3100713B2 true JP3100713B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=18297416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03336274A Expired - Fee Related JP3100713B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 押出しチューブ容器の口部シール材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3100713B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000272060A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-03 | Toyo Aluminium Kk | 化学製品包装用積層体と蓋材および袋 |
JP4584492B2 (ja) * | 2001-05-31 | 2010-11-24 | 関西チューブ株式会社 | ラミネートチューブ容器の通路閉鎖材用原反 |
IT1402573B1 (it) * | 2010-11-12 | 2013-09-13 | Goglio Spa | Contenitore, particolarmente per prodotti confezionabili in asettico |
JP5995430B2 (ja) * | 2011-12-01 | 2016-09-21 | コニシ株式会社 | 積層フィルム |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP03336274A patent/JP3100713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05147668A (ja) | 1993-06-15 |
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