JPS6036435Y2 - ラミネ−トチユ−ブ容器 - Google Patents
ラミネ−トチユ−ブ容器Info
- Publication number
- JPS6036435Y2 JPS6036435Y2 JP7222779U JP7222779U JPS6036435Y2 JP S6036435 Y2 JPS6036435 Y2 JP S6036435Y2 JP 7222779 U JP7222779 U JP 7222779U JP 7222779 U JP7222779 U JP 7222779U JP S6036435 Y2 JPS6036435 Y2 JP S6036435Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal foil
- laminated
- ethylene
- film
- tube container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ペースト状の医薬品、化粧品、食品などを充
填するラミネートチューブ容器に関する。
填するラミネートチューブ容器に関する。
一般にこうしたチューブ容器は、筒状の胴部に注出口を
有する頭部を接合して作られており、胴部は外部から酸
素などの気体が浸透してきたり、あるいは充填物の成分
がしみ出してきたりするのを防止するため金属箔が用い
られる。
有する頭部を接合して作られており、胴部は外部から酸
素などの気体が浸透してきたり、あるいは充填物の成分
がしみ出してきたりするのを防止するため金属箔が用い
られる。
さらに金属箔だけではチューブに加工するのが難しいこ
と、また金属箔と充填物とは腐食防止上接触させてはな
らないことなどから、金属箔の内面及び外面にヒートシ
ール性合威樹脂フィルムを接着剤を介してラミネートし
た積層シートを用いてこれを筒状に巻回して作成され、
一方頭部はたとえばヒートシール性合戊樹脂フィルムで
一体成形されている。
と、また金属箔と充填物とは腐食防止上接触させてはな
らないことなどから、金属箔の内面及び外面にヒートシ
ール性合威樹脂フィルムを接着剤を介してラミネートし
た積層シートを用いてこれを筒状に巻回して作成され、
一方頭部はたとえばヒートシール性合戊樹脂フィルムで
一体成形されている。
ところがこのようにして構成されたチューブ容器は、胴
部の内面のヒートシール性合戊樹脂フィルムと金属箔と
の間の接着剤層と金属箔との界面が経時的に弱くなると
いう欠点がある。
部の内面のヒートシール性合戊樹脂フィルムと金属箔と
の間の接着剤層と金属箔との界面が経時的に弱くなると
いう欠点がある。
このような接着性の低下はたとえばハツカ油等を充填す
る場合に顕著である。
る場合に顕著である。
接着剤層としてエチレン系不飽和カルボン酸とオレフィ
ンの共重合体を用いると比較的耐内容物性が改善される
が、十分に接着するだけの含有物の酸を入れるとヒート
シール性樹脂とは充分な接着力が得られないという欠点
がある。
ンの共重合体を用いると比較的耐内容物性が改善される
が、十分に接着するだけの含有物の酸を入れるとヒート
シール性樹脂とは充分な接着力が得られないという欠点
がある。
本考案者らは上述の欠点を改善することを目的として種
々検討した結果、胴部の金属箔とその内面のヒートシー
ル性合戊樹脂フィルムとの間に接着剤としてエチレン−
グリシジルメタクリレート−酢酸ビニルの三元共重合体
を介在させることが極めて有効であることを見い出して
本考案に到達したものである。
々検討した結果、胴部の金属箔とその内面のヒートシー
ル性合戊樹脂フィルムとの間に接着剤としてエチレン−
グリシジルメタクリレート−酢酸ビニルの三元共重合体
を介在させることが極めて有効であることを見い出して
本考案に到達したものである。
以下、図面を参照しつつ本考案のラミネートチューブ容
器につき詳細に説明する。
器につき詳細に説明する。
第1図は、本考案のラミネートチューブ容器の一例を示
し、図において胴部1は積層シートを筒状に巻回して作
成され、その両端はヒートシールされ(図示せず)、そ
の上端に頭部2が設けられ、他端はシール3されている
。
し、図において胴部1は積層シートを筒状に巻回して作
成され、その両端はヒートシールされ(図示せず)、そ
の上端に頭部2が設けられ、他端はシール3されている
。
胴部1を構成する積層シートは、基本的には第2図にそ
の一部拡大断面図を示すように、金属箔4の両面にヒー
トシール性樹脂フィルム5及び6をそれぞれ接着剤7及
び8を介して積層してなり、金属箔4の内面に積層する
フィルム5に対する接着剤7はエチレン−グリシジルメ
タクリレート−酢酸ビニルの三元共重合体からなる。
の一部拡大断面図を示すように、金属箔4の両面にヒー
トシール性樹脂フィルム5及び6をそれぞれ接着剤7及
び8を介して積層してなり、金属箔4の内面に積層する
フィルム5に対する接着剤7はエチレン−グリシジルメ
タクリレート−酢酸ビニルの三元共重合体からなる。
上記金属箔はチューブ容器胴部に、内容物押出適性及び
湿気、酸素、香気バリアーの性質を付与させるものであ
って、たとえば厚さ7μ〜50μのアルミニュウム箔な
どが用いられる。
湿気、酸素、香気バリアーの性質を付与させるものであ
って、たとえば厚さ7μ〜50μのアルミニュウム箔な
どが用いられる。
又、上記ヒートシール性樹脂は、チューブ容器胴部に胴
部型歳時のシール性及び頭部との接着性、尻部のシール
性等及び金属箔保護の性質を付与せしめるためのもので
あって、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ア
イオノマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体等
のポリオレフィン系樹脂などが用いられ、その厚さは1
5μ〜1rIrIn程度である。
部型歳時のシール性及び頭部との接着性、尻部のシール
性等及び金属箔保護の性質を付与せしめるためのもので
あって、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ア
イオノマー、エチレン−エチルアクリレート共重合体等
のポリオレフィン系樹脂などが用いられ、その厚さは1
5μ〜1rIrIn程度である。
尚、上記ヒートシール性樹脂フィルムは異なるヒートシ
ール性樹脂による二層以上の積層体とすることもできる
。
ール性樹脂による二層以上の積層体とすることもできる
。
又、上記三元共重合体については特公昭52−4027
号公報に詳述されている。
号公報に詳述されている。
又、上記積層シートの金属箔の外面には上記ヒートシー
ル性樹脂フィルムの他、紙、ポリエステルフィルム、ポ
リアミドフィルム、セルロースフィルムなどを積層する
こともできる。
ル性樹脂フィルムの他、紙、ポリエステルフィルム、ポ
リアミドフィルム、セルロースフィルムなどを積層する
こともできる。
そして、これら又は金属箔には印刷を施すことができる
。
。
さらに、上記各層の積層は接着剤を介する方法による他
、エクストルージョンラミネート法、コーティング法、
サーマルラミネート法などを適宜選択して行なう。
、エクストルージョンラミネート法、コーティング法、
サーマルラミネート法などを適宜選択して行なう。
頭部2は、合成樹脂、アルミニウムに合成樹脂を積層し
たものなど胴部のオレフィン系樹脂に接着可能な材料か
らなり、常法により上記巻回した胴部1に接合される。
たものなど胴部のオレフィン系樹脂に接着可能な材料か
らなり、常法により上記巻回した胴部1に接合される。
上述の如く、本考案のラミネートチューブ容器では、胴
部金属箔内面にヒートシール性樹脂フィルムをエチレン
−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニルを介して積層
するため、内容物によって金属箔とヒートシール性樹脂
フィルムとの接着性の低下をきたすことがなく、長期の
使用に耐えうるものである。
部金属箔内面にヒートシール性樹脂フィルムをエチレン
−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニルを介して積層
するため、内容物によって金属箔とヒートシール性樹脂
フィルムとの接着性の低下をきたすことがなく、長期の
使用に耐えうるものである。
従って、本考案のラミネートチューブ容器は、ペースト
状の歯磨き、医薬品、化粧品、食品、絵具などの容器と
して非常に有効である。
状の歯磨き、医薬品、化粧品、食品、絵具などの容器と
して非常に有効である。
以下、実施例を示してさらに具体的に説明する。
実施例 1
第3図に拡大断面図を示す如く、あらかじめ紙11
(52,3g/lyl’)とアルミニウム箔12(15
μ)とを接着剤13を介して貼合わせておき、次にアル
ミ箔12の内面にエチレン−グリシジルメタクリレート
−酢酸ビニルの三元共重合体7(30μ)を押出し塗布
した。
(52,3g/lyl’)とアルミニウム箔12(15
μ)とを接着剤13を介して貼合わせておき、次にアル
ミ箔12の内面にエチレン−グリシジルメタクリレート
−酢酸ビニルの三元共重合体7(30μ)を押出し塗布
した。
次に紙側の面及び三元共重合体の面にエチレン−エチル
アクリレート共重合体14を100μづつ押出し塗布し
た。
アクリレート共重合体14を100μづつ押出し塗布し
た。
この積層材をチューブ化し歯磨ペーストを入れて50℃
3ケ月間テストを行なったが剥離は認められなかった。
3ケ月間テストを行なったが剥離は認められなかった。
実施例 2
第4図に拡大断面図を示す如く、あらかじめポリエステ
ルフィルム15(12μ)ドアルミニウム箔12(9μ
)と接着剤16を介して貼合わせておき次にアルミ箔1
2の内面にエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸
ビニルの三元共重合体7(20μ)を押出し塗布した。
ルフィルム15(12μ)ドアルミニウム箔12(9μ
)と接着剤16を介して貼合わせておき次にアルミ箔1
2の内面にエチレン−グリシジルメタクリレート−酢酸
ビニルの三元共重合体7(20μ)を押出し塗布した。
この積層体を180℃、1鍬間熱処理した。
次にポリエステルフィルム15の面にポリエチレン17
(100μ)を押出し塗布し、一方三元共重合体7の
面にはアイオノマー18 (40μ)、次にポリエチレ
ン19(60μ)を順次積層し、この積層材をチューブ
化し実施例1と同様のテストを行なったが剥離は認めら
れなかった。
(100μ)を押出し塗布し、一方三元共重合体7の
面にはアイオノマー18 (40μ)、次にポリエチレ
ン19(60μ)を順次積層し、この積層材をチューブ
化し実施例1と同様のテストを行なったが剥離は認めら
れなかった。
第1図は、本考案のラミネートチューブ容器の一例を示
す正面図、第2図は第1図示の容器胴部の一部拡大断面
図、第3図及び第4図は本考案のラミネートチューブ容
器胴部の実施例を示す一部拡大断面図である。 1・・・・・・胴部、2・・・・・・頭部、4・・・・
・・金属箔、5゜6・・・・・・ヒートシール性樹脂フ
ィルム、7・・・・・・エチレン−グリシジルメタクリ
レート−酢酸ビニルの三元共重合体、 8・・・・・・接着剤。
す正面図、第2図は第1図示の容器胴部の一部拡大断面
図、第3図及び第4図は本考案のラミネートチューブ容
器胴部の実施例を示す一部拡大断面図である。 1・・・・・・胴部、2・・・・・・頭部、4・・・・
・・金属箔、5゜6・・・・・・ヒートシール性樹脂フ
ィルム、7・・・・・・エチレン−グリシジルメタクリ
レート−酢酸ビニルの三元共重合体、 8・・・・・・接着剤。
Claims (1)
- 厚さ7μ〜50μの金属箔の外面に、接着剤を介して印
刷模様保持性を有するフィルムである紙、ポリエステル
フィルム、ポリアミドフィルム、またはセルロースフィ
ルムを積層し、更にその上にシール性及び金属箔保護性
を有する樹脂であるポリエチレン、ポリプロビレ、アイ
オノマー、またはエチレン−エチルアクリレート共重合
体を積層し、他方該金属箔の内面にエチレン−グリシジ
ルメタクリレート−酢酸ビニルの三元共重合体を介して
シール性及び金属箔保護性を有する樹脂であるポリエチ
レン、ポリプロピレン、アイオノマー、またはエチレン
−エチルアクリレート共重合体を積層してできた積層材
であって、該三元共重合体側が、内側になるように筒状
に巻回してなる胴部に注出口を有する頭部を接続したこ
とを特徴とするラミネートチューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7222779U JPS6036435Y2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | ラミネ−トチユ−ブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7222779U JPS6036435Y2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | ラミネ−トチユ−ブ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55173455U JPS55173455U (ja) | 1980-12-12 |
JPS6036435Y2 true JPS6036435Y2 (ja) | 1985-10-29 |
Family
ID=29305895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7222779U Expired JPS6036435Y2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | ラミネ−トチユ−ブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036435Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006315768A (ja) * | 1996-10-02 | 2006-11-24 | Taisei Kako Co Ltd | 金属製押出チューブ、その製造方法及びその用途 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5874529U (ja) * | 1981-11-12 | 1983-05-20 | サンスタ−株式会社 | 押出しチユ−ブ用積層材 |
JP2536633Y2 (ja) * | 1989-07-31 | 1997-05-21 | ぺんてる株式会社 | 液体を収容する袋体 |
JP6431673B2 (ja) * | 2014-01-24 | 2018-11-28 | 武内プレス工業株式会社 | チューブ容器用原反の製造方法及びこの原反で造られるチューブ容器 |
-
1979
- 1979-05-29 JP JP7222779U patent/JPS6036435Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006315768A (ja) * | 1996-10-02 | 2006-11-24 | Taisei Kako Co Ltd | 金属製押出チューブ、その製造方法及びその用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55173455U (ja) | 1980-12-12 |
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