JP3423688B2 - 移動表面の自動的な検査のための方法及び装置 - Google Patents

移動表面の自動的な検査のための方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、移動表面の自動的な検査のため
の方法及び装置、特に、スチール片、木材、革やタイル
の検査などに適用される移動表面の自動的な検査のため
の方法及び装置に関するものである。さらにより詳細に
は、少なくとも3つの異なる照射/観察経路を使用する
移動表面の自動的な検査のための方法及び装置に関する
ものである。
【0002】上述のスチール片、木材、革やタイルのよ
うな製品は、一般に、連続的な工程において高速で製造
され、それらは移動中に検査されなければならない。自
動的に検出及び分類される必要がある欠陥は、例えば検
査下における表面の反射性や色、光沢、きめ、3次元外
形などについての表面内の異常である。
【0003】従来技術では、自動的な表面検査のための
システムは十分に確立されており、スチール、タイル又
は木材の検査などの産業上の用途に使用されている。適
用されるカメラは、単色又はカラーのライン走査カメラ
である。照射のために、螢光ランプ、ハロゲンランプ又
は光ファイバー光源が一般に使用されている。検出及び
分類される欠陥は、用途によって定義される例えばすり
傷やくぼみ、節などである。一般に、これらの欠陥は、
例えば検査下における表面の反射性、光沢、色、きめ又
は3次元外形についての偏差など、種々の方法で現われ
る。
【0004】そのシステム構造において重大な部分は、
カメラ及び光源システムの選択を含んで、画像を取得す
るための装置を規定することと、それらの構成部分の幾
何学的関係を決定することである。その目的は、3次元
欠陥を含む全ての欠陥を自動的に検出し区別するための
必要な情報を含む画像を表面から作り上げることであ
る。多くの場合、その結果は失望させるものである。そ
の理由は単に、単眼の画像は、表面の3次元外形及び光
沢に関して、信頼でき、かつあいまいでない情報を含ま
ないことである。この問題を克服するために、表面を種
々の視野条件下で同時に検査するマルチ−カメラ装備が
幾つかの用途で使用されている。そのような装備では、
一般に、同じ対象についての明視野画像と暗視野画像を
得るために、2つの単色カメラと1つの光源が使用され
ている。
【0005】これらの装備は、多数の欠点を備えてい
る。すなわち、2つのライン走査カメラの位置合わせが
困難なことと、これらのシステムのための機械的構造が
大型になることである。
【0006】R.J.Woodhamによる論文、”複数の画像か
ら表面の方位を決定するための測光方法”、光学工学1
9巻、191、139ページから144ページ、198
0年において、測光実体鏡技術が記述されている。この
技術の原理は、同じカメラを用いて同じ対象から複数の
画像を得ることと、見る形状を一定に維持しながら連続
画像間で照射方向を変えることである。これは、各画像
位置での検査された対象の各表面要素について、表面の
方位を決定するための、すなわち3次元情報を収集する
ための十分な情報を提供する。
【0007】その技術は、両眼実体鏡における変位した
特徴点の相対位置ではなく、連続視野中の単一画素位置
で記録された放射輝度値を用いるために測光実体鏡と呼
ばれている。この技術においては見る形状は変わらない
ので、取り込まれた一組の画像中の画素間の対応関係は
前もって知られている。
【0008】測光実体鏡法は、検査対象が静止している
こと、ランプの切替え及び画像の取得に時間がかかるこ
と、並びに表面の反射率分布が既知であることを必要と
する。したがって、その方法は、移動物体の検査にも反
射性が未知の表面の検査にも適用することができない。
【0009】DE 195 11 534 A1は、測光実体鏡の着想に
従って、自動表面検査のための用途で、平坦表面中のく
ぼみや段差のような3次元欠陥を検出するための方法及
び装置に関するものである。検査中の表面には、暗視野
条件下で、異なる方向から少なくとも2つのランプを用
いて同時に照射され、そこでのランプからの光は異なる
色をもつ。カラーライン走査カメラは画像の取得に使用
され、3次元欠陥は測定されたカラー値を分析すること
によって検出される。
【0010】この方法は、対称的暗視野照射が使用され
るので、表面の光沢や反射性ではなく3次元欠陥につい
ての情報をもたらす。したがって、異種欠陥を識別する
ための能力には限界がある。さらに、欠陥検出は色選別
機によってなされる。この方法を使用すると、検査され
た表面の外観変化又は照明の変化に適応することができ
ない。実際の用途において、欠陥検出の感度に限界があ
る。
【0011】EP 0 764 845 A2は、DE 195 11 534 A1で
述べられたものと同じ画像取得のための装置を記述して
いるが、3次元欠陥の検出のためのこの方法は、表面中
の段差の縁で観察することのできる影にのみ基づいてい
る。
【0012】M.Mageeらによる論文、”鏡面拡散二重ス
ペクトル光源を用いた金属表面中の欠陥の確認”、SP
IE、1825巻、「知的ロボットとコンピュータの未
来像XI」、455ページから468ページ、1992
年においては、金属表面中の欠陥の確認の方法が記述さ
れている。この方法の目的は、静止している鋳込金属部
分の自動表面検査中に、すり傷に対するコントラスト及
び検出速度を高めることである。検査中の対象物は、種
々の色の光で照射され、とても狭い入射角度を用いた暗
視野のための1つの経路と、明視野のための1つの経路
がある。これを用いると、狭い暗視野からの光がすり傷
の鋭い縁によって散乱されるから、すり傷は明視野では
暗く、暗視野では明るく見えるという効果がある。暗視
野照射のための第2の経路がなく、そしてそのために光
沢と反射性を変えて表面上の表面要素の勾配を評価する
ことができない。
【0013】この従来技術から始めて、本発明の目的
は、より少ない誤警報率で高い信頼度をもって、表面の
検査を可能にする、表面の自動的な検査のための性能を
高めた方法及び装置を提供することである。
【0014】この目的は、請求項1による方法及び請求
項12による装置によって達成される。本発明は、少な
くとも3つの異なる照射/観察経路を使用する、移動表
面の自動的な検査のための方法であって、 a)第1の信号を取得するために、前記少なくとも3つ
の異なる照射/観察経路の内の第1の経路によって第1
の観察条件下で検査される前記表面の表面要素を観察す
る工程、 b)第2及び第3の信号を取得するために、前記少なく
とも3つの異なる照射/観察経路の内の第2及び第3の
経路によって第2の観察条件下で前記表面要素を観察す
る工程、並びに c)第1、第2及び第3の信号から前記表面要素の物理
的特性を導く工程、を備えている方法を提供する。
【0015】本発明は、第1の信号を取得するために、
第1の観察条件下で検査される前記表面の表面要素を観
察するための第1の照射/観察経路、第2の信号を取得
するために、第2の観察条件下で前記表面要素を観察す
るための第2の照射/観察経路、第3の信号を取得する
ために、前記第2の観察条件下で前記表面要素を観察す
るための第3の照射/観察経路、並びに前記第1、第2
及び第3の信号から前記表面要素の物理的特性を導くた
めの手段とを備えている移動表面の自動的な検査のため
の装置を提供する。
【0016】本発明は、表面要素の反射性や光沢、勾配
のような表面の物理的特性についての情報を個々に引き
出して処理することを可能にする自動表面検査のための
方法及び装置を提供する。その長所は、きめのある表面
においてさえも、高い信頼性をもって特に3次元欠陥を
検出し分類できることにある。用途は、連続的な工程に
よって高速に製造され、移動中に検査されなければなら
ない材料、例えばスチール、革、木材、押出し成形され
た外形、その他の材料の検査である。
【0017】本発明は測光実体鏡の着想に基づくもので
ある。検査された表面の反射性、色、光沢及び外形につ
いての情報は、例えばカラーライン走査カメラと、異な
るスペクトル特性値をもつ少なくとも3つの空間的に分
けられた光源を備えた装置によって捉えられる。画像取
得の結果は登録された画像、例えば基本的に照射の経路
に対応したR,G,B画像である。これらの画像は、各
表面要素の物理的特性の評価、表面異常の検出、特徴の
抽出、及び分類を含む幾つかの工程で処理される。
【0018】本発明の好ましい態様によれば、第1の照
射/観察経路は光感受センサー装置と第1の光源によっ
て構成され、第2の照射/観察経路は上と同一の光感受
センサー装置と第2の光源によって構成され、第3の照
射/観察経路は上と同一の光感受センサー装置と第3の
光源によって構成される。
【0019】本発明の他の態様によれば、第1の照射/
観察経路は第1の光感受センサー装置と光源によって構
成され、第2の照射/観察経路は第2の光感受センサー
装置と上と同一の光源によって構成され、第3の照射/
観察経路は第3の光感受センサー装置と上と同一の光源
によって構成される。
【0020】本発明のさらに他の態様によれば、移動表
面からの反射性、光沢及び勾配についての情報は、検査
中の表面要素から個々に抽出され、そしてこの情報に基
づいて、表面は、高い信頼度をもって、より少ない誤警
報率で検査される。特に、表面の外観において、3次元
欠陥と許容変動との区別が可能である。
【0021】本発明のさらに好ましい態様は従属請求項
で明らかにされる。以下に、本発明方法及び本発明装置
の好ましい実施例が添付図面を参照して詳細に説明され
る。
【0022】図1に関して、表面の自動的な検査のため
の本発明方法及び本発明装置の基礎となる全体構想を述
べる。測定工程S100で、検査中の移動表面の画像が
取得される。図1中の工程S100に概略的に示される
装置は、後で図3を参照して述べる。工程S102にお
いて、検査された表面要素の物理的特性が取得画像を基
にして評価される。工程S104において、表面の物理
的特性中の異常が検出される。工程S106において明
確な特徴が抽出され、工程S108において検出領域が
分類される。最後に、工程S110において、検査され
た表面が容認できるか否か、すなわち物理的特性に関し
て予め定められた要求を満たすか否か、又は表面が欠陥
を示すか否かが決定される。
【0023】本発明によれば、工程S100で取得され
る画像は、工程S100と工程S102の間に矢印10
0a,100b,100cによって示されている3つの
異なる画像から形成される。3つの画像は3つの映像信
号によって表され、そこでは、第1の画像を表す第1の
信号100aは、第1の観察条件下で、少なくとも3つ
の異なる照射/観察経路の内の第1の経路によって被検
査表面を観察することによって得られる。信号線100
b,100c上の第2及び第3の信号は、第2の観察条
件下で、少なくとも3つの異なる照射/観察経路の内の
第2及び第3の経路によって表面を観察することによっ
てそれぞれ得られる。そのようにして得られた第1、第
2及び第3の信号に基づいて、表面要素の物理的特性が
工程S102で導かれる。
【0024】本発明の好ましい実施例によれば、検査さ
れた表面の反射性、色、光沢及び外形についての情報
は、上で概説された測光実体鏡の着想に従って、カラー
ライン走査カメラと、異なるスペクトル特性値をもち3
つの空間的に分けられた光源とを備えた装置によって捉
えられる。工程S100における画像取得の結果は、こ
の実施例中では、基本的に照射の3経路に対応する3つ
の登録画像(R,G,B)である。上述の工程におい
て、画像は次のように処理される。
【0025】工程S102において、各表面要素につい
て1又は複数の物理的特性が評価され、その結果は、ブ
ロックS102、ブロックS104間の4つの矢印で示
されるように、表面要素の反射性、色、光沢及び勾配を
表す物理的特性画像である。これらの画像は、原画像と
同じ空間解像度をもっている。
【0026】工程S104において異常が検出される。
特性画像中の局所的な異常は、原画像と同じ空間解像度
で検出され、例えば表面の浅い波打ちや表面粗さによる
領域の異常は、表面要素の勾配の移動平均又は移動標準
偏差を計算することによって検出され、その後、統計的
な数値となってしきい値と比較される。ステップS10
4の出力は、ステップS104とステップS106を接
続する複数の矢印によって示されるように、複数の二値
画像である。
【0027】工程S106において、工程S104で生
成された二値画像から特徴が抽出される。二値画像中の
塊の領域や形状などのような、単純又は複雑な幾何学的
特徴が計算される。さらに、隣接関係、例えば工程S1
04から受け取った複数の二値画像の異なる層内での塊
の堆積や、塊の重なりなどを考慮することができる。工
程S108において分類が実行され、そして、検出画像
の分割された領域が、抽出された特徴によって分類され
る。
【0028】本発明装置及び本発明方法の好ましい実施
例に先立って、図2に関して、表面の反射性、光沢、及
び勾配のそれぞれによって、光がどのように散乱するか
を説明する。
【0029】好ましい実施例によれば、画像取得のため
に使用される本発明による装置は、検査中の表面要素の
反射性、光沢、色及び勾配についての情報を集めること
を意図したものである。以下に述べる装置及び方法は、
検査された表面に対して直角に入射する光束によって表
面要素が照射されたとすれば、光がその表面要素からど
のように散乱されるかを示す図2に示されている検討に
基づくものである。
【0030】図2aには、表面Sの反射性に関する散乱
特性が示されている。図2aにおいて、光束200は表
面Sに対して直角に入射し、光束202は表面Sから再
放射される。図2aからわかるように、反射光の丸い突
出部分を示す線204が再放射光202の周りに描かれ
ている。図2aからわかるように、表面Sが低い反射性
の場合(図2aの左側)、反射光分布の低い体積V1
示す小さい丸い突出部分204によって示されているよ
うに、再放射光のエネルギーは低い。表面Sが高い反射
性の場合、大きい丸い突出部分204によって示されて
いるように、再放射光のエネルギーは高く、すなわち反
射光分布の体積V2は高い。図2aからわかるように、
光分布の形状、すなわち丸い突出部分204は同じであ
る。
【0031】図2bに関して、表面Sの異なる光沢に対
する再放射光の光分布が示されている。再び光束200
が表面Sに対して直角に入射している。表面Sが低い光
沢の場合(図2bの左側)、光分布は丸い突出部分20
4によって示されているように、幅広である。表面Sの
高い光沢(図2b右側)に対しては、再び丸い突出部分
204によって示される光分布は幅狭である。この例で
は、体積V1とV2によって示されている反射光分布は、
表面Sが低い光沢の場合と高い光沢の表面Sの場合で同
じであると仮定されている。
【0032】図2c中には、表面Sに勾配がある場合の
反射光分布が示されている。再び光束200が表面Sに
対して直角に入射し、反射光分布が丸い突出部分204
によって再び示され、反射光の量が体積V1とV2によっ
て再び示されている。水平表面要素の場合、光分布20
4は表面の垂線に関して対称であるし、もし表面要素S
が勾配206をもっているなら、光分布204は斜めに
なる。体積V1とV2は両方の場合で同じである。
【0033】丸い突出部分204の異なる形状及び再放
射光分布の体積V1,V2は、光照射された表面要素を幾
つかの光感受センサーを用いて異なる方向から同時に観
察することによって区別することができる。仮に、光束
200で表面Sを照射するために図2中で使用される光
源をカメラのような1つの光感受センサーに置き換え、
及びセンサーを光源に置き換えられるならば、同じこと
がいえるだろう。
【0034】上述の置換によって達成される画像取得の
ための装置は図3でより詳細に記述する。図3の装置
は、本発明の1つの好ましい態様であって、参考符号3
00によって示されている。装置300はカラーライン
走査カメラであるカメラCを備えている。カメラCは、
取得画像を表す信号を発生するために、レンズ304と
処理部分306を備えている。部分306は、3つの出
力R,G,Bをもち、そこではそれらの信号が赤色画像
(R)、緑色画像(G)と青色画像(B)を表してい
る。カメラCは、表面Sの垂線308がカメラCの観察
軸310と一致するように、被検査表面Sの上方に配置
されている。
【0035】さらに、異なるスペクトル特性値の光束3
12、314及び316を照射する3つの光源L1、L
2及びL3が備えられている。それぞれの光源からの光
は、表面上の検査されたラインから角度γを見られる。
第1の光源L1からの光束312は、鏡Mを介して、表
面Sに直角に入射するように表面Sに向けられている。
光源L2及びL3は、光源から発生した各光束314及
び316が表面Sの垂線308との間に角度βをなすよ
うに配置されている。
【0036】光源L1は、光束分割鏡とすることのでき
る鏡Mによって、明視野条件の下で表面Sを照射してい
る。光源L2及びL3は対称的な暗視野条件の下で表面
Sを照射する。明視野条件とは、例えば光源L1によっ
て発生する光が鏡のような表面SからカメラCのレンズ
304に向かって反射される条件である。暗視野条件と
は、表面に欠陥がない場合、例えば光源L2によって照
射される光が鏡のような表面からカメラCのレンズ30
4に向かって反射されない条件である。角度β及びγ
は、用途の要求に応じて、測定の感度と耐久性を最適化
するために選択することができる。例えば光沢がある表
面の場合、βは小さくしなければならない。
【0037】たいていの用途で、画像取得のために、光
束分割鏡Mを設けず、非対称の配置を使用することは可
能であろう。このような配置は図4で本発明装置の他の
実施例として示される。
【0038】図4で、図3に関してすでに記述されたの
と同じ構成部分には同じ参考符号が使用される。図4に
示す装置と図3に示す装置の相違は、カメラCの観察軸
310及び光源L1から発生した光束312が表面Sに
対する垂線308と一致していないことである。光源L
1の光束312と垂線308だけでなく、観察軸310
と垂線308も角度αをなす。
【0039】本発明方法及び本発明装置の上記の説明に
関して、図3及び図4の実施例の記述から、これらの実
施例では、3つの異なる照射/観察経路が使用され、そ
こでは第1の照射/観察経路は図3及び図4によればカ
メラCである光感受センサー装置と第1の光源L1によ
って構成され、カメラCは表面要素Sから再放射された
光である第1の光束312の光を受光するということが
明らかになる。第2の照射/観察経路は光感受センサー
装置Cと第2の光源L2によって構成され、光感受セン
サー装置又はカメラCは表面要素Sから再放射された光
である第2の光束314を受光する。第3の照射/観察
経路は光感受センサー装置又はカメラCと第3の光源L
3によって構成され、カメラCは第3の光束316の一
部の光である光表面要素Sから再放射された光を受光す
る。図3及び図4を参照して記述された実施例におい
て、3つの光束312、314及び316の全ては異な
る特性をもち、さらに、具体的な実施例によれば、異な
るスペクトル特性値、すなわち異なる色をもつ。
【0040】図3及び図4に関して記述された実施例に
おいて、暗視野条件下で動作している第2の光源L2及
び第3の光源L3は、表面Sに対する垂線308に関し
て又は第1の光源L1から放射された第1の光束312
に関して対称的に配置されている。しかしながら、光源
L2及びL3を非対称に配置できることがわかる。第1
の光源L1の位置に関して、第1の光源L1の位置は、
明視野条件を乱すことなく、図4に示す厳密な反射方向
から多少はずれてもよいことがわかる。記述した実施例
にさらに付け加えると、第2及び第3の光源は、表面S
に対する垂線308に関して、又は第1の光源L1から
放射される光束312に関して、対称的に配置すること
ができる。
【0041】しかしながら、本発明の基礎となっている
上述の原理は、照射の3つの経路とカメラの3つのカラ
ー経路、又はより概括的にいうと、3つの照射/観察経
路のみに限定されるものではなく、照射及び観察のN経
路に広げることができる。
【0042】光源L1、L2及びL3は単に着色された
螢光灯でもよい。それらはまたカラーフィルターを備え
たハロゲンランプの並びとすることができるし、又はそ
れらは平行化光ファイバーを使用して構成することもで
きる。後者を実現すると、表面Sの検査ラインを非常に
明るく均一に照射できる利点をもち、このことは、高速
の用途では必要である。というのは、特に測光立体鏡で
使用される暗視野照射は多くの光を必要とするからであ
る。前述の螢光ランプの他に、いかなる白熱ランプ、気
体放電ランプ(有色又は広範囲スペクトル)、LED及
びレーザーも表面を照射するために使用できる。
【0043】図3及び図4に示されるような画像取得の
ための装置において、3つの特性角度α、β及びγは、
上述した照射のための関係のいずれにおいても独立して
選択することができる。角度γは、光沢のある欠陥を検
出するためには慎重に選択しなければならない。螢光管
を使用する時、この角度はランプと検査された表面の間
の距離を変えること、ランプの後に鏡を加えること、又
はさらに螢光管を加えることによって決定することがで
きる。
【0044】使用された光源は点光源ではなく、幾分広
がりをもったものである。図3において、表面の移動方
向に対して直角方向に延びる螢光管が使用されていると
する。表面の移動方向においては、広がりは管の直径に
よって規定される。表面上の観察線から管までの距離と
管の直径に基づいて、光によって表面が照射される角度
γ(ガンマ)が決定される。図5に示されるように、角
度γは変更できることが好ましい。螢光管の場合、この
変更は、管と表面との間の距離を変えることによって、
部分的に管を覆うことによって、又は、図5に示される
ように、並列に複数の管を配列することによって、達成
することができる。平行化ファイバー線光学系を使用す
れば、対応する測定をすることができる。
【0045】図5に関して、暗視野条件の下の照射がよ
り詳細に説明される。図5aにおいて、光束502を放
射する光源500は、矢印504によって示される方向
に移動させられる表面を照射するために使用される。入
射光束502は、表面Sの欠陥部分506で反射され、
反射光エネルギーの分布は丸い突出部分508によって
示されている。カメラCは、観察軸310が表面Sに対
する垂線308と一致するような条件で表面Sの上方に
配置されている。
【0046】図5bに同様の配置が示され、そこでは光
源500は、光束502a、502b及び502cを放
射する3つの光源500a、500b及び500Cに置
き換えられており、その結果、丸い突出部分508a、
508b及び508cによって示されるような反射エネ
ルギーの分布になる。光源500a、500b及び50
0cは、複数の光ファイバーによって構成されている。
図5aと図5bの比較から、図5bの配置の長所は、照
射の光強度を高めることと、光沢のある欠陥からの反射
に対する検出確率を高めることにあるので、図5bに示
されるような複数の光ファイバーを用いた広角度暗視野
照射を選ぶべきであることが明らかになる。
【0047】多くの照射器の空間角度の差が比較的小さ
く保たれる場合には、1つの照射器/色を使用する代わ
りに、同じ色の多くの照射器を使用できることに注目す
べきである。これは、幾つかの材料について、より良好
な欠陥コントラストをもたらしさえする。
【0048】図3及び図4に関して記述されているよう
な画像取得のための装置を用いると、検査中の表面内の
傾斜した表面要素又は段差は、表面垂線308が表面移
動の方向302を向いた成分をもっている場合だけ検出
されるであろう。移動の方向302に平行に向いた階段
は検出することができない。このことは、このような装
置を、押出し成形された輪郭のような、輪郭のつけられ
た材料の検査においてさえもよく適したものとするが、
下降ウエブ配向した3次元欠陥が生じ、それを検出しな
ければならないような用途には、その装置は適さない。
そのような用途においては、暗視野照射器からの入射光
は、平行よりむしろ、移動方向に交差した方向に向けら
れるべきである。その種の照射は、続いて図6に関して
より詳細に説明する側面照射によって実現することがで
きる。
【0049】装置600は表面Sの上方に配置されたカ
メラCを備え、表面Sの移動方向は図6の紙面から外を
向いているものとする。図3及び図4に関して記述した
実施例で使用される光源L1からL3の代わりに、装置
600は3つの標準ファイバー照射器F1、F2及びF
3を備えている。図6で、カメラCの観察視野は、2つ
の破線602及び604によって示されるように限定さ
れている。図6からわかるように、破線606及び60
8によって示されるファイバー照射器F1の照射範囲
は、ファイバー照射器F1が明視野条件下で動作するよ
うに、表面Sによって反射された第1の照射器F1から
の光がカメラCに向けられるようなものである。ファイ
バー照射器F2は、破線610によって示されるように
限定されて光を放射する範囲をもっており、照射器F3
は、破線612によって示されるように限定されて表面
Sを照射する範囲をもっている。照射器F2及びF3
は、暗視野条件下、すなわち、欠陥がない表面の場合に
は、反射面Sによって反射される照射器F2及びF3か
らの光がカメラCのレンズ304に向けられない条件下
で動作する。照射器F2及びF3の照射の指示範囲は、
必要とする照射角度の下で、傾斜した位置に照射器F2
及びF3を配置することによって達成される。
【0050】照射器F1はカメラCと一直線にしてもよ
い。基本的には、明視野照射器F1は、光源又はランプ
L1が図4で配置されているのと同様に配置される。フ
ァイバー照射器F1、F2及びF3の代わりに、カラー
フィルターを備えたハロゲンランプのような照射器を使
用することができる。
【0051】この構成は、表面の高さの変化や振動に対
して敏感ではないが、傾いた照射プロファイルに対して
は難点がある。表面の反射性によっては、この構成は問
題となることもあるし、ならないこともある。もし表面
が非常な鏡面でなければ、不均一な照射は、照射範囲の
境界において多くのダイナミックレンジを失うことな
く、それから生じる画像信号の適切な補正によって補償
することができる。
【0052】図7に関して、側面照射の好ましい実施例
を説明する。図7で、図3及び図4に関してすでに説明
した構成部分は同じ参照符号を用いて示し、さらなる説
明は省略する。検査中の表面Sを照射するために、光フ
ァイバー700が使用されている。光ファイバーは適当
な導波管を介して光源(図示されていない)に接続され
ている。光ファイバー700は、図7bからわかるよう
に、異なる照射角度の下で光を放射する。第1の複数の
光束704と第2の複数の光束706が表面Sの暗視野
照射を達成するために使用されている。図7bから明確
になるように、光線又は光束704及び706は、欠陥
のない反射面Sによって反射されるとき、カメラCのレ
ンズ304に向けられていない。複数の光束708は、
表面Sに直角に向けられ、そして光束708からの光が
カメラCのレンズに向かってまっすぐに反射されるの
で、表面Sの明視野照射を与える。図7aにおいて、放
射された光束は側面図で示され、参照符号710によっ
て示されている。レンズ712などによって、光束は平
行にされている。
【0053】図8に関して、光ファイバー700の内部
の構造がより詳細に説明されている。光ファイバー70
0は第1の被覆層802及び第2の被覆層804を備
え、それらの間に3つのファイバー層806、808及
び810が挟まれている。ファイバー層808は、残り
のファイバー層806及び810と同様に、1束のファ
イバーを形成するために、矢印808bによって示され
るような方向に向けられた複数の単芯ファイバー808
を備えている。ファイバー層806も、矢印806b
で示されるように、層808のファイバー808aの配
列と比較すると傾斜した位置に配列された複数のファイ
バー806aを備えている。同様に、ファイバー層81
0は、矢印810bで示されるように、層808のファ
イバー808aの配列に関して傾斜し、しかし層806
のファイバー806bとは異なる方向に傾斜した複数の
ファイバー810aを備えている。これを実現すること
によって、照射の異なる角度が1個のファイバー照射器
具の内部に形成される。これは、図8に示すように、フ
ァイバー700を幾つかの層806から810に分割す
ることによって達成され、そこでは、各層806から8
10のそれぞれは、照射のために必要とされる経路の1
つに対応している。照射の異なる角度は、スネルの法則
を考慮に入れる時、それぞれの層806及び810のフ
ァイバー806a及び810aを必要とされる照射角度
に対応する角度に傾けることによって達成される。照射
の角度毎に2以上の層を使用できることがわかる。挟ま
れた光ファイバーの層を使用する上記の実施例の代わり
に、明視野条件下での照射のためにまっすぐなファイバ
ーをもつ1つのファイバー層を備えた装置と、暗視野照
射のための傾斜したファイバーをもつ一体化された1対
のファイバー層とを使用することも可能である。さら
に、明視野条件下及び暗視野条件下での表面を照射する
ための3つの別々のファイバー層を使用してもよい。3
つの異なる表面照射を備えた上述の装置の他に、例えば
ファイバー層のサンドウィッチ構造を2又はそれ以上使
用した装置は、3方向より多くの表面照射を可能にす
る。
【0054】異なる傾きのファイバー層を別々の照射器
に設けることができることがわかる。すなわち、3又は
それ以上のファイバー層を備えた1つの照射器を使用す
る代わりに、それぞれが適当な角度に傾斜されたファイ
バーを備えて、1つ又はそれ以上のファイバー層を備え
た3つの別々の照射器を使用することができる。したが
って、それぞれがそれ自体の内部構造、すなわちそれ自
体の傾斜角度と必要とされるだけの多くのファイバー層
を備えている3つのまったく別々の照射器を使用するこ
とができる。例えば、第1の照射器はまっすぐなファイ
バーのみを備え、かつ1つの層のみを備え、第2の照射
器は「左」に30度傾斜したファイバーを備え、かつ1
つの層のみを備え、第3の照射器は「右」に30度傾斜
したファイバーを備え、かつ、例えば2つの層を備える
ことができるかも知れない。一般に、傾斜ファイバー照
射器は1つ又はそれ以上の照射方向を作り出すことがで
き、照射方向毎に1つ又はそれ以上のファイバー層を備
えることができる。
【0055】図8に示される装置は以下の利点をもって
いる。カメラと照射器の両方を表面の垂線に非常に近い
角度に配置することができること。この場合、観察面と
照射面はほとんど一致し、それ故に装置は、検査中の表
面の高さ変動及び振動に敏感ではないこと。異なる色の
光成分、例えば赤、緑及び青は、自動的に重なり、位置
ずれの問題は発生しないことであろう。図8に示される
構造は非常に小型で、1つのファイバー線と1つの円柱
レンズ(図7a参照)のみから成り立つこと。
【0056】以下に、光ファイバーによる照射のための
電源供給を詳細に検討する。測光立体鏡法で使用される
暗視野照射は一般に多くの光を必要とする。目下の解決
法では、暗視野照射のために、高周波又は直流電力のハ
ロゲンランプをよく利用する。これらの解決法は高価で
はないが、ハロゲンランプのスペクトルは可視光領域、
特に緑領域及び青領域で比較的弱く、近赤外線領域及び
赤外線領域でずっと強力である。
【0057】高速の結像においては、標準的な交流電力
のハロゲン化金属ランプは、l00Hz変調として知ら
れている、画像中の水平方向の縞模様を引き起こすの
で、スペクトル的に優れたハロゲン化金属ランプは一般
に使用されない。この変調は、ハロゲン化金属ランプが
供給電圧の相の間で実際に暗くなるという事実に起因し
ている。ハロゲン化金属ランプのための高周波及び直流
電源の供給は非常に高価で、一般に、100ワットより
高電圧の電力での短時間放電ランプのために利用するこ
とさえできない。
【0058】図9に関して、ハロゲン化金属ランプを使
用した新しい取組みが説明されている。図9では、ラン
プ装置900及び制御装置902が示されている。ラン
プ装置900は、制御装置902のそれぞれの制御部9
02a、902b及び902cによって制御される第
1、第2及び第3のハロゲン化金属ランプL1、L2及
びL3を備えている。制御部902aから902cは、
線904a、904b及び904cを介して電力を受け
る。それぞれの制御部902a〜902cに供給される
電源は位相が異なっている。ランプ装置出力を異なる色
のファイバー束908a、908b及び908cに供給
するために、それぞれのランプL1、L2及びL3に
は、ランプL1、L2及びL3から放射された光をそれ
ぞれに結びつくフィルター素子F11F12及びF1
へ集光するための楕円反射鏡又は集光レンズのいずれ
かが備えられている。赤外線光要素を遮断してファイバ
ー束を余分な加熱から守るために、赤外線フィルター9
06a、906b及び906cを適宜使用することがで
きる。
【0059】制御装置902は、ライン904a、90
4b及び904cを介して供給される三位相の交流電源
によって、ハロゲン化金属ランプL1からL3を制御す
る。ランプは、ファイバー束908a、908b及び9
08cを備えたファイバー線に接続されており、そのフ
ァイバー線は均等化されたファイバー構造をもってい
る。ランプは、これらのランプのそれぞれが他のランプ
に対して120°ずつ位相をずらして点灯する3つのラ
ンプの集りとしてファイバー線に接続されている。もし
各ファイバー束中のファイバーがファイバー線中で適切
に均等化されているならば、結果として生じる照射出力
はいつでもゼロではなく、このことは画像中のリップル
量の低減をもたらす。残るリップルは、よく知られてい
るアナログ又はデジタル信号処理の方法によって画像か
ら容易に取り除くことができる。図9に示す装置は、限
られた、かつ高価な付属品を使用せずに効率的なハロゲ
ン化金属ランプを使用できるという利点を有する。
【0060】図9に示される構成で、異なる色の光成分
はフィルターF11F12及びF13によって作ら
れ、別々のランプL1、L2及びL3が各色のために使
用されている。しかしながら、このような装置は、スペ
クトルの狭い範囲のみがフィルターを帯域通過されてフ
ァイバー線に送り込まれるので、多くの照射電力を浪費
する。ランプ装置900に示す装置の代わり、好ましい
選択は、図10に関して述べるような装置を使用するこ
とである。上述のハロゲン化金属ランプについてさらに
付け加えると、如何なる直流駆動ランプも使用できる。
【0061】図10に関して、3つの色を作り出すため
に1つのランプのみを使用する装置が示されている。ラ
ンプ(図示しない)からの光束1000は、矢印100
4で示されるように赤色光と緑色光のみ透過させ、矢印
1006で示されるように青色の光を反射する青色反射
フィルター1002に向けられている。そして、青色光
は再び青色フィルター1008によって濾光され、青色
光が第1の出力1010に出力される。赤色及び緑色の
光束は、矢印1014で示されるように緑色光を透過さ
せ、矢印1016で示されるように赤色光を反射する赤
色反射フィルター1012に向けられている。透過した
緑色光は緑色フィルター1018を通過し、緑色光の光
束が第2の出力1020に出力される。フィルター10
12によって反射された赤色光は赤色フィルター102
2に向けられ、赤色光の光束が第3の出力1024に出
力される。図10からわかるように、すべての色成分は
1つのランプから作り出され、この場合、ランプの数
を、原則として3分の1に減少させることができる。も
し適切なダイクロイックフィルターが使用されるなら、
付加的な色フィルター1008、1018及び1022
は必要でない。
【0062】図11に関して、本発明による検査中にお
ける表面要素の物理的特性の評価を次に説明する。図1
1は、図1に関して説明されたような第1の3つの工程
S100、S102及びS104のブロック図を示す。
カメラCによって取得される信号は、説明された実施例
では、赤色画像(R)、緑色画像(G)及び青色画像
(B)を表す信号である。3つの画像は経路分離が実行
されるブロック1100に入力される。図11の説明の
ために、表面の明視野照射が赤色画像になり、暗視野照
射は左側経路(図3では光源L2)では緑色画像にな
り、右側経路(図3での光源L3)では青色画像になる
と仮定する。ブロック1100は、照射の3つの経路の
影響を代表する3つの別々の信号を出力する。信号
、X及びXは、信号中の偏差を平均からの差で
はなくコントラストとして表現するためのそれぞれのブ
ロック1108、1110、1112に入力されている
だけでなく、それぞれのフィルター1102、1104
及び1106にも入力されている。ブロック1108、
1110及び1112で実行される計算は、ブロック1
100から受け取った信号と、ブロック1100からの
出力される信号の平均信号値を出力するそれぞれのフィ
ルター1102、1104及び1106から受け取った
信号とに基づいてなされる。ブロック1108は明視野
を代表する信号を出力し、ブロック1110は左側経路
暗視野を代表する信号を出力し、ブロック1112は右
側経路暗視野を代表する信号を出力する。これらの信号
はブロック1114、1116及び1118に入力され
る。ブロック1114は、明視野から左側経路用暗視野
と右側経路用暗視野とを差し引き、検査された表面要素
の光沢を代表する信号を出力する。ブロック1116
左側経路暗視野と右側経路暗視野の間の差を形成し、検
査中の表面の勾配を代表する信号を出力する。ブロック
1118は、明視野と2つの暗視野を合計し、検査中の
表面の反射性を代表する信号を出力する。光沢、勾配及
び反射性を示す信号は、特定の統計処理に基づき、かつ
受け取った信号を二値化することによって異常を検出す
るブロック1120に入力される。ブロック1120
は、図1に関して説明されたその後の処理、すなわち、
特徴抽出、分類及び判断のための信号をさらに出力す
る。カメラからの信号R、G及びBはまた、ブロック1
120によって出力される検出画像のその後の処理にも
使用される、表面の不適当着色領域を示す信号を出力す
る色選別器1122に入力される。
【0063】上記の図11の説明から明確になるよう
に、第1の目的は検査中の表面要素の物理的特性をカメ
ラCの画像信号(R,G,B)から評価することであ
る。一般に、カラーライン走査カメラCの3つの経路
R,G,Bのスペクトル分布は若干の重複を示し、及び
/又は光源のスペクトル分布はカメラCのカラー経路に
完全には適合しない。結果として、照射の3つの経路間
には、欠陥のない表面で混信を測定し、ブロック110
0で経路R,G,Bそれぞれに対して他の2つの経路か
らそれぞれの混信部分を差し引くことによって除去する
ことのできる幾らかの混信が存在する。
【0064】ほとんどの用途では、検査中の表面要素の
反射性又は勾配に対して絶対値を測定することは必要で
はない。その代わり、表面の平均的な外観からの局所的
な偏差は検出しなければならない。このことは経路分離
1100の後に続く調整フィルター1102、1104
及び1106の段階によって達成される。用途の要請
よっては、それらのフィルターは、例えば低域フィルタ
ー又は移動平均フィルターとすることができる。ブロッ
ク1108、1110及び1112で各経路の を計算することによって、偏差は平均からの差ではな
く、コントラストとして表される。その長所は、結果が
照射の絶対値又はカメラCの感度に影響されないことで
ある。さらに、3つの経路は、例えば照射の3つの経路
の均衡の変化にかかわらず、同じ尺度にされており、こ
のことはその後に続く処理工程にとって重要である。
【0065】信号処理の上記の段階の結果は、3つの経
路、すなわち、明視野、左側暗視野及び右側暗視野のた
めの平均外観からの偏差を代表する尺度調整された画像
である。これらの画像から、検査中の表面要素の反射
性、光沢及び勾配がブロック1114、1116及び1
118によって以下のように評価される。
【0066】反射性は3つの経路すべての合計、すなわ
ち全反射光エネルギーであり、光沢は、明視野から暗視
野の合計を差し引いたものであり、反射光の狭い分布で
は強い光沢、光の広い分布では弱い光沢(図2参照)を
もたらし、そして、勾配は左側暗視野と右側暗視野との
間の差異を求めること、すなわち暗視野の均衡又は再放
射光分布の対称性を調べることにより決定される。
【0067】色選別器の出力画像とともに、これらの3
つの画像は原画像と同じ空間分解能をもつ明瞭な式の形
で表面の物理的特性に関する情報をもっている。図12
は表面中の勾配を表す画像の出現例を示す。図12に関
して、表面上の勾配及び他の3次元欠陥を示す結果画像
だけでなく、左側暗視野画像及び右側暗視野画像も示さ
れている。
【0068】図12a左側暗視野の画像を示す。見る
ことができるように、表面Sはその上にいくつかのスポ
ット1200をもっており、それは例えばオイルスポッ
トである。図12bは実質的に同一である右側暗視野の
画像を示す。図12cは、図11に関して説明された方
法が適用された後の結果画像を示す。図12c中に見る
ことができるのは、オイルスポットが抑制されて存在し
ない表面であり、そして表面の3次元構造が詳細に示さ
れているということである。図12c中に示されている
画像はブロック1116の出力であり、レリーフ画像と
呼ばれている。
【0069】検査された表面中の異常、すなわち欠陥候
補は、反射性、光沢、勾配又は色を表す画像を単に二値
化するだけで検出することができる(図11中のブロッ
ク1120参照)。欠陥の幾つかの等級においては、こ
のことは、例えば表面上の波打ちや浅い勾配領域に対す
る欠陥検出、又は表面粗さの評価に対しては適切な方法
ではないだろう。その種の欠陥に対しては、欠陥の注視
されている等級の特有の特徴に合う統計的測定を適用す
ることが有利である。例えば、浅い勾配の領域の検出に
対しては、ブロック1116によって形成される勾配画
像の平均値が移動窓内で計算され、又は表面粗さの評価
に対しては、移動窓内でブロック1116によって形成
される勾配画像の標準偏差が計算される。移動窓の大き
さは、欠陥の注視されている等級の大きさに合わされ
る。それぞれの画素について、統計的測定の結果がしき
い値と比較される。
【0070】この信号処理のこの段階の結果は、検査さ
れた表面の局所的又は領域的な異常についての凝縮され
た情報をもつ検出画像であり、物理的特性の反射性、光
沢、勾配及び色と関連している。この情報を高い信頼
性、高速度、及び高い空間分解能をもって抽出できるこ
とは本発明の利点である。
【0071】以下に、本発明方法と本発明装置のスチー
ル製造への適用を記述する。オペレーターによって行な
われる目視検査を置き換え助けるために、自動的な光学
的検査がスチール及び他の金属(アルミニウム、銅)の
圧延機に使用される。伸ばされて平坦になった金属片の
典型的な特性値は大きいばらつきをもっている。 ・幅・・・・・・・・100mm − 2500mm、 ・厚さ・・・・・・・0.1mm − 25mm、及び ・処理ライン速度・・・5m/分 − 1500m/
分。
【0072】金属片は、廃物の生成を抑えるために、製
造中の幾つかの処理段階で検査される必要がある。 ・熱間圧延(T:500℃ − 1000℃)、 ・酸洗い及び焼きなまし処理(T<100℃)、 ・冷間圧延(T<50℃)、 ・被覆(亜鉛メッキ、錫メッキ、塗装、T<100
℃)、 ・切断及び分断、及び ・顧客への引渡し前の最終検査、特殊な検査ラインがよ
く使用される。
【0073】金属片の品質にとって重大な種々の視覚的
表面欠陥が多数ある。 ・金属の内部構造の不純物と弱点によって起こり、圧延
処理の間に目に見えるようになった冶金の欠陥(例えば
裂片やスケールスラグ、貫通穴)、 ・繰り返される圧延マークやくぼみ、すり傷、不均一な
被覆のような圧延処理によって起こる欠陥、及び ・機械的取扱いによって起こる欠陥。
【0074】欠陥の長さと幅は0.1mmから数mまで
変動しうる。多くの欠陥は圧延方向で細長く、そのため
一般には欠陥の長さはその幅より大きい。しばしば重大
な欠陥は、平らではなく、壊れた表面又は局所的なへこ
みのために3次元形状をもつ。欠陥の深さは何十μmか
ら貫通穴まで変動する。
【0075】欠陥のない金属片の視覚的外観はめったに
均質ではない。一般に、表面上には、容易に真の欠陥と
混同されうる汚損縞、オイルスポット、均等でない反射
率及びきめがある。しばしば人間の検査者は、欠陥が重
大な3次元特徴をもっているかどうか見つけだすため
に、金属片を止めて、手で表面に触れなければならな
い。より速いライン速度においては、人間の外観検査は
まったく当てにならず、100%の検査は保証できな
い。
【0076】比較的薄い金属片を使用し高い品質を目標
としている自動車工業のような過重要求する顧客よっ
て、金属片の品質を改善さぜるを得なくさせられる傾向
は絶えず増加している。
【0077】金属片製造で自動的な光学式検査を適用す
ることは非常に困難であった。市場にはレーザー走査又
はCCDライン走査カメラを使用する幾らかの装置はあ
るが、真の前進は達成されていない。それらの装置は異
なる方向から表面を見るた目に数台のカメラ(又は検出
器)を備えていることが多いが、欠陥の3次元形状を分
析する能力は非常に限られたものである。基本的に、現
在の2次元技術に基づいた装置は、欠陥を検出すること
はできるが、真の欠陥と重要でない”偽の欠陥”とを区
別するのに十分なほどにはよくはない。複雑な画像処理
とパターン認識方法は、基本的な測定における欠点を補
償するための欠陥分析及び分類に使用されている。すべ
ての欠陥の種類はそれ自体のパラメータを必要とし、自
動的な検査装置を訓練するためには、労力と、時間のか
かる”教育”期間を必要とする。最もよい場合でさえ、
満足な結果に到着するためには、長い時間がかかり、大
変な努力を必要とする。結論として、金属圧延機の大部
分は現在の表面検査工学を適用する資質をもっていな
い。
【0078】本発明は、自動的に重大な欠陥を識別する
ために、よりいっそう実行可能な基礎を生む測定信号の
品質をはっきりと改善するものである。欠陥の3次元特
徴を直接測定する可能性は、現在の技術では主要な障害
があるシステムの立ち上げ期間を劇的に短くするであろ
う。同時に、小さい欠陥の検出性能は、より良好な測定
によって改善される。
【0079】上述の好ましい実施例では、表面は異なる
色の光によって照射された。しかし、本発明は使用した
光束のこれらの特徴に限定されるものではない。異なる
色の光の代わりに、異なる分極をもつ光を使用すること
ができる。本発明の上述の好ましい実施例は、1つだけ
のカラーライン走査カメラと照射の複数の経路を使用
し、信号取得及び処理は測光立体鏡の原理に基づいてい
る。
【0080】他の実施例(図示しない)において、図3
及び図4に示した装置の代わりに、1つの照射源と、そ
れぞれが1ずつの信号を出力するカメラのような複数の
センサー装置を使用することができる。この場合、第1
の照射/観察経路は、第1の光感受センサー装置と光源
によって構成され、そこでは第1の光感受センサー装置
が表面要素から再放射された第1の特性値の光を受け、
第1の光源が表面要素を照射する。第2の照射/観察経
路は、第2の光感受センサー装置と光源によって構成さ
れ、そこでは、第2の光感受センサー装置は表面要素か
ら再放射された第2の特性値の光を受ける。第3の照射
/観察経路は、この実施例では、第3の光感受センサー
装置と光源によって構成され、そこでは、第3の光感受
センサー装置は表面要素から再放射された第3の特性値
の光を受ける。言い換えれば、この実施例は1つだけの
光源と、表面からの異なる特性値の再放射光を受ける3
つの光感受センサー装置を使用する。第1、第2及び第
3の光感受センサー装置は空間的に相互に分離されてい
る。 [図面の簡単な説明]
【図1】 図1は本発明の方法及び装置の基礎となる全
体構想を示す。
【図2】 図2aから図2cは、表面の反射性、光沢及
び勾配のそれぞれによって、光が表面からどのように散
乱するかを説明する。
【図3】 図3は本発明装置の第1の実施例を示す。
【図4】 図4は本発明装置の第2の実施例を示す。
【図5】 図5a及び図5bは、暗視野条件下での鏡の
ような表面において、3次元欠陥の検出のための照射角
度が及ぼす影響を説明する。
【図6】 図6は、表面内の3次元欠陥を検出するため
の、表面の移動方向に対して直角に向けられた光源の配
置を示す。
【図7】 図7aは一体化された光ファイバーを備えた
本発明装置の好ましい実施例を示す。図7bは図7aの
装置の側面図を示す。
【図8】 図8は検査中の表面要素を照射するための光
ファイバーの一例を示す。
【図9】 図9は光ファイバーとランプの配置を示す。
【図10】 図10は1つの光源から種々の色の光束を
導くための配置を示す。
【図11】 図11は取得された信号に基づいて異常を
検出するための信号処理鎖を説明する。
【図12】 図12aは第1の暗視野経路から取得した
写真画像を示す。図12bは第2の暗視野経路から取得
した写真画像を示す。図12cは、図11で説明された
工程の適用によって図12a及び図12bに示す画像か
ら取得した表面の3次元欠陥を示す写真画像を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ティモ・ピイロネン フィンランド フィン−90540 アウル カンヌスクヤ 1 エー1 (72)発明者 アリ・ヘルケネン フィンランド フィン−90550 アウル ラナティ 16−18 ビー6 (72)発明者 マルッティ・カルッピネン フィンランド フィン−90650 アウル ハイエスティ 16 (56)参考文献 特開 昭63−176825(JP,A) 特開 昭61−23004(JP,A) 特開 平6−129844(JP,A) 特開 平6−74727(JP,A) 特開 平6−58731(JP,A) 特開 平5−332739(JP,A) 特開 平4−105045(JP,A) 特開 平2−216407(JP,A) 特開 平2−141604(JP,A) 特開 平1−187437(JP,A) 独国特許出願公開19511534(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 WPI/L EPAT PATOLIS

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3つの異なる照射/観察経路を
    使用する、移動表面の自動的検査のための方法におい
    て、 a)第1の信号(R)を得るために、検査される前記表
    面(S)を第1の光源(L1)からの第1の光束(31
    2)によって明視野条件下で照射し、前記表面(S)か
    ら再放射された第1の光束の光を光感受センサー装置
    (C)によって受ける工程、 b)第2の信号(G)及び第3の信号(B)を得るため
    に、前記表面(S)を第2及び第3の光源(L2,L
    3)からの第2の光束(314)及び第3の光束(31
    6)によって暗視野条件下でそれぞれ照射し、前記第
    1、第2及び第3の光束(312、314,316)は
    異なるスペクトル特性値をもっており、及び前記表面
    (S)から再放射された第2の光束の光と第3の光束の
    光をそれぞれ前記光感受センサー装置(C)によって受
    ける工程、並びに c)前記第1、第2及び第3の信号(R,G,B)から
    前記表面(S)の反射性、光沢及び勾配の物理的特性の
    内の少なくとも2つを導き、前記表面(S)の反射性に
    ついての情報は第1、第2及び第3の信号の合計から導
    かれ、前記表面(S)の光沢についての情報は第1の信
    号から第2及び第3の信号の合計を差し引いて導かれ、
    前記表面(S)の勾配についての情報は第2及び第3の
    信号の差異から導かれる工程、 を備えている方法。
  2. 【請求項2】前記第2及び第3の光束(314,31
    6)による前記表面(S)の前記照射は、前記表面
    (S)を照射している第1の光束(312)、前記表面
    (S)の垂線(308)、又は観察方向(310)に関
    して対称的である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記表面(S)の反射性、光沢及び勾配に
    ついての情報を導くのに先立って以下の工程を備えてい
    る請求項1又は2に記載の方法。第1、第2及び第3の
    信号を濾光すること、及びそれらの信号を同じ尺度にす
    るために、各信号に対して規格化された差異を計算する
    こと。
  4. 【請求項4】導かれた物理的特性について表面(S)の
    異常を検出する工程を含む請求項1から3のいずれかに
    記載の方法。
  5. 【請求項5】前記検出の工程は以下の工程を含む請求項
    4に記載の方法。 導かれた物理的特性から統計的特徴を計算すること、及
    び 導かれた物理的特性をしきい値と比較すること。
  6. 【請求項6】少なくとも3つの異なる照射/観察経路を
    使用する、移動表面の自動的な検査のための方法におい
    て、 a)光源からの光束によって前記表面を照射する工程、 b)第1の信号を取得するために、明視野条件下で、第
    1の光センサー感受装置によって、前記表面から再放射
    された第1のスペクトル特性値の光を受ける工程、 c)第2及び第3の信号を取得するために、暗視野条件
    下で、第2及び第3の光センサー感受装置によって、前
    記表面からそれぞれ再放射された第2及び第3のスペク
    トル特性値の光を受ける工程であって、これら第1、第
    2及び第3のスペクトル特性値は互いに異なっており、
    かつ前記第1、第2及び第3の光センサー感受装置は互
    いに空間的に離れている工程、並びに d)前記第1、第2及び第3の信号から前記表面(S)
    の反射性、光沢及び勾配の物理的特性の内の少なくとも
    2つを導き、前記表面(S)の反射性についての情報は
    第1、第2及び第3の信号の合計から導かれ、前記表面
    (S)の光沢についての情報は第1の信号から第2及び
    第3の信号の合計を差し引いて導かれ、前記表面(S)
    の勾配についての情報は第2及び第3の信号の差異から
    導かれる工程、を備えている方法。
  7. 【請求項7】明視野条件下で第1のスペクトル特性値の
    光で表面(S)を照射する第1の光源(L1)、 第1の信号(R)を得るために前記第1のスペクトル特
    性値の再放射光を受ける光感受センサー装置(C)、 暗視野条件下で第2のスペクトル特性値の光で前記表面
    (S)を照射し、前記第2のスペクトル特性値は前記第
    1のスペクトル特性値とは異なっており、前記光感受セ
    ンサー装置(C)が第2の信号(G)を得るために前記
    第2のスペクトル特性値の再放射光を受ける第2の光源
    (L2)、 暗視野条件下で第3のスペクトル特性値の光で前記表面
    (S)を照射し、前記第3のスペクトル特性値は前記第
    1及び第2のスペクトル特性値とは異なっており、前記
    光感受センサー装置(C)が第3の信号(B)を得るた
    めに前記第3のスペクトル特性値の再放射光を受ける第
    3の光源(L3)、並びに 前記第1、第2及び第3の信号(R,G,B)から前記
    表面(S)の反射性、光沢及び勾配の物理的特性の内の
    少なくとも2つを導くための手段を備え、前記導くため
    の手段は、 前記表面(S)の反射性を表す信号を与えるために、前
    記第1、第2及び第3の信号を合計するための手段(1
    118)、 前記表面(S)の光沢を表す信号を与えるために、前記
    第1の信号と、前記第2及び第3の信号の合計との差を
    作るための手段(1114)、及び 前記表面(S)の勾配を表す信号を与えるために、前記
    第2及び第3の信号間の差を作るための手段(111
    6)を備えている移動表面の自動的な検査のための装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2及び第3の光源(L2,L3)
    は、前記第1の光源(L1)の光束(312)、前記表
    面(S)の垂線(308)、又は観察方向(310)関
    して対称的に配置されている請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】物理的特性を導くための前記手段は、導か
    れた物理的特性に基づいて前記表面(S)の異常を検出
    するための手段(1120)を備えている請求項7又は
    8に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記第1、第2及び第3の光源は、1又
    は複数の光ファイバー手段によって構成され、各光ファ
    イバー手段は少なくとも1つのファイバー層をもち、前
    記光ファイバー手段及びその光ファイバー手段のファイ
    バー層は、前記第1、第2及び第3の光源の光が予め定
    められた照射角度で前記表面を照射するように配置され
    ている請求項7から9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】前記第1、第2及び第3の光源は、光フ
    ァイバー手段(700)によって構成され、前記光ファ
    イバー手段は少なくとも3つの層(806,808,8
    10)を備え、第1の層(806)は前記第1のスペク
    トル特性値の光を供給し、第2の層(808)は前記第
    2のスペクトル特性値の光を供給し、第3の層(81
    0)は前記第3のスペクトル特性値の光を供給し、前記
    第1及び第3の層(806,810)は、前記第1及び
    第3のスペクトル特性値の光が予め定められた照射角度
    で前記表面を照射するように、第2の層(808)に関
    して傾斜させられている請求項7から9のいずれかに記
    載の装置。
  12. 【請求項12】前記第1、第2及び第3の光源は第1及
    び第2の光ファイバー手段によって形成され、前記第1
    の光ファイバー手段は第1のスペクトル特性値の光を供
    給する少なくとも1つの層を備え、前記第2の光ファイ
    バー手段は第2のスペクトル特性値及び第3のスペクト
    ル特性値の光を供給する少なくとも2つの層を備え、前
    記第2及び第3のスペクトル特性値の光を供給する前記
    第2の光ファイバー手段の前記ファイバー層は、前記第
    2及び第3のスペクトル特性値の光が予め定められた照
    射角度で前記表面を照射するように、前記第1の光ファ
    イバー手段の前記層に関して傾斜させられている請求項
    7から9のいずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】前記第1、第2及び第3の光源は、均等
    化されたファイバー線(908a,908b,908
    c)に3つのランプの集り(900)で接続された交流
    駆動ランプを備え、それぞれのランプは残りの2つのラ
    ンプに対して位相を120°ずらして動作するように制
    御される請求項7から9のいずれかに記載の装置。
  14. 【請求項14】前記交流駆動ランプはハロゲン化金属ラ
    ンプである請求項13記載の装置。
  15. 【請求項15】前記第1、第2及び第3の光源は1つの
    ランプによって構成され、前記ランプは異なるスペクト
    ル特性値をもつ少なくとも3つの異なる光束(101
    0,1020,1024)を得るために、ビームスプリ
    ッター手段(1002,1012)を備えている請求項
    7から9のいずれかに記載の装置。
  16. 【請求項16】前記ビームスプリッター手段(100
    2,1012)は、異なるスペクトル特性値のためのダ
    イクロイックミラー及びフィルターを備えている請求項
    15に記載の装置。
  17. 【請求項17】移動表面の自動的な検査のための装置に
    おいて、 前記表面を照射するための光源、 第1の信号を得るために、明視野条件下で前記表面から
    再放射された第1のスペクトル特性値の光を受ける第1
    の光感受センサー装置、 第2の信号を得るために、暗視野条件下で前記表面から
    再放射された第2のスペクトル特性値の光を受け、前記
    第2のスペクトル特性値は前記第1のスペクトル特性値
    とは異なっている第2の光感受センサー装置、 第3の信号を得るために、暗視野条件下で前記表面から
    再放射された第3のスペクトル特性値の光を受け、前記
    第3のスペクトル特性値は前記第1及び第2のスペクト
    ル特性値とは異なっており、前記第1、第2及び第3の
    光感受センサー装置は相互に空間的に離れている第3の
    光感受センサー装置、並びに 前記第1、第2及び第3の信号(R,G,B)から前記
    表面(S)の反射性、光沢及び勾配の物理的特性の内の
    少なくとも2つを導くための手段を備え、前記導くため
    の手段は、 前記表面(S)の反射性を表す信号を与えるために、前
    記第1、第2及び第3の信号を合計するための手段(1
    118)、 前記表面(S)の光沢を表す信号を与えるために、前記
    第1の信号と、前記第2及び第3の信号の合計との差を
    作るための手段(1114)、及び 前記表面(S)の勾配を表す信号を与えるために、前記
    第2及び第3の信号間の差を作るための手段(111
    6)を備えている移動表面の自動的な検査のための装
    置。
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