JP2005283310A - リング端面欠陥検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属リング2の端面欠陥の検査を自動化できるようにし、以て、効率の改善と、良好な精度及び再現性が得られるリング端面欠陥検査装置を提供する。
【解決手段】 欠陥検査部15によって金属リング2の端面欠陥が検査する際に、角度変更手段により、前記欠陥検査部15に含まれる少なくとも前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度を所定の範囲(θ1〜θ5)で連続的に変更操作する。この変更操作は、目視検査における操作(金属リング2の端面2aに対する視認方向を様々に変える操作)に相当するため、目視検査の経験則(金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい。)を応用して、本発明の課題を達成できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、自動車等車両に搭載されるVベルト式無段変速機のベルト(以下「CVTベルト」という。)を構成する部品の一つである金属リングの端面欠陥の有無を検査するリング端面欠陥検査装置に関する。
CVTベルトとしては、たとえば、非特許文献1に記載されているように、厚さ0.2mm程度の薄板状の金属リングを多数枚重ねたものに、スチール製のエレメントを連続して嵌め込んで一体化した構造のものが知られている。
図10は、CVTベルトの外観図である。この図において、CVTベルト1は、多数枚(たとえば、12枚程度)の金属リング2を積み重ねた二連のベルト積層体3に、多数個(たとえば、400個程度)のスチール製のエレメント4からなるエレメント積層体5を担持させて組み立てられている。
図11は、CVTベルト1の概略的な製造工程図である。この図において、“超強靱鋼”(詳しくは後述する)の薄板6の端部6a同士を溶接して、リング状のドラム7を形成する。次いで、そのドラム7を所定幅ずつ輪切り状に裁断して圧延し、基本周長の金属リング2を作成する。
次に、上記の金属リング2に溶体化処理等を施した後、各々の金属リング2に、CVTベルト1の積層場所に対応した所要の周長を与える周長補正処理を実行する。ここで、“周長”とは、金属リング2の一周の長さのことをいう。金属リング2の周長は、CVTベルト1の積層場所毎に微妙に異なる。たとえば、最外周側では若干長く、最内周側では若干短い。
次に、周長補正後の金属リング2に対して、時効処理や窒化処理などを施して表面硬度を高めた後、金属リング2の表面欠陥の有無を検査し、検査をパスした金属リング2を順次に積層し、その積層体にエレメント4を嵌め込んで一体化して、CVTベルト1を完成する。
上記のとおり、CVTベルト1の金属リング2には「超強靱鋼」が用いられる。CVTベルト1に相応しい超強靱鋼としては、たとえば、特許文献1に記載されているようなマルエージング鋼がある。マルエージング鋼は靱性に優れているという特徴から、CVTベルト1に用いて好適であるが、疲労強度の点で充分でない。この疲労強度を補うために、たとえば、特許文献2に記載されているような窒化処理を行っている。
窒化処理とは、非特許文献2に記載されているように、鋼の表面に窒素を浸透させて窒化鉄の硬化層(硬化膜)を形成する処理のことをいう。塩浴窒化法や、タフトライド法、プラズマ窒化法、あるいは、ガス軟窒化法など知られているが、CVTベルト1等の量産部品においては、一般にコストの点でガス軟窒化法が用いられる。この方法によれば、鋼表面に、硬度Hv400〜700程度の硬化層を、8〜15μm程度の深さで形成することができる。
ところで、表面に硬化層を形成した金属リング2であるが、その金属リング2はきわめて薄い(高々0.2mm程度)ため、CVTベルト1の製造工程中に、しばしば、その側端面に傷(以下「端面欠陥」という。)が付くことがある。
図12は、金属リング2の端面欠陥を示す図である。今、同図(a)のイ部に端面欠陥が存在しているものと仮定する。同図(b)はイ部のマイクロスコープ拡大写真図(拡大率:480倍程度)、同図(c)はその模式図である。同図(c)に示すように、金属リング2の端面2aには、何らかの原因で付いた欠陥2bが認められる。この欠陥2bは、硬化層の欠損箇所であり、非欠陥部分(ハッチング部分)に比べて明らかに光沢があり、白く光った部分(光沢痕)として見える。
宮地知巳著"理想の変速機CVTの性能を最大限に引き出す"、[online]、[平成14年8月25日検索]、インターネット<URL: http://www.idemitsu.co.jp/lube/cvt/cvtbody2.html> DESIGN MECHANIC for mechanical engineers & designers"窒化処理"、[online]、[平成16年2月28日]、インターネット<URL: http://homepage1.nifty.com/seas/database/heat/nitro.htm> 特開平11−117017公報 特開平11−200010公報
かかる端面欠陥の検査は、従来、目視で行っていた。つまり、作業員がいちいち金属リング2の端面を光にかざし、光沢の微妙な違いを人為的に判断して行っていた。しかしながら、このような人為的な検査は、効率が悪い上、作業員毎のバラツキも大きく、充分な検査精度と再現性が得られないという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、金属リング2の端面欠陥の検査を自動化できるようにし、以て、効率の改善と、良好な精度及び再現性が得られるリング端面欠陥検査装置を提供することにある。
本発明は、少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面である側端面の欠陥を検査する欠陥検査部とを備え、前記欠陥検査部は、検査対象物の被検査面を照明する光源と、前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、前記差分値と所定のしきい値とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを含むリング端面欠陥検査装置であって、前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度を所定の範囲で連続的に変更操作する角度変更手段を備えたことを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記角度変更手段は、所定の円弧に沿って、前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度を所定の範囲で連続的に変更操作するものであり、該所定の円弧は、前記被検査面に近い空間上の点を中心にして描かれる円の一部であることを特徴とするものである。
さらにまた、好ましくは、前記角度変更手段は、プレートと、このプレートに形成された円弧状の案内溝と、この案内溝に沿って往復移動する基板とを含み、該基板に、少なくとも前記第一の導光路及び第二の導光路を搭載すると共に、該案内溝の円弧を、前記被検査面に近い空間上の点を中心にして描かれる円の一部としたことを特徴とするものである。
ここで、「前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度」とは、第一の導光路及び第二の導光路の光軸中心線と前記被検査面とのなす角度のことをいう。
本発明によれば、欠陥検査部によって金属リングの端面欠陥が検査される際に、角度変更手段により、前記欠陥検査部に含まれる少なくとも前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度が所定の範囲で連続的に変更操作される。
この変更操作は、目視検査における操作(金属リング2の端面2aに対する視認方向を様々に変える操作)に相当する。このため、目視検査の経験則(金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい。)を応用して、本発明の課題を達成できる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、リング端面欠陥検査装置の概念的な構成図である。リング端面欠陥検査装置10は、リング周回駆動用モータ11(回転駆動手段)によって回転駆動される位置固定の駆動プーリ12、その駆動プーリ12と同一の回転平面上に離隔配置される位置可変の従動プーリ13、所定の質量(例:80Kg)を持つ荷重体14(テンション付与手段)、及び、欠陥検査部15を含んで構成される。なお、駆動プーリ12と従動プーリ13に加えて、さらに、1個又は複数個の案内プーリを有していてもよいが、必要最小限のプーリは駆動プーリ12と従動プーリ13の二つである。発明の要旨に記載の「少なくとも二つのプーリ」とは、この必要最小限のプーリを意味する。
検査対象物である金属リング2を検査する際には、まず、従動プーリ13を初期位置(一点鎖線ロの位置)にして、駆動プーリ12と従動プーリ13の間に金属リング2を掛け渡し、次いで、従動プーリ13に荷重体14を取り付けて従動プーリ13を移動させることにより、金属リング2に所要のテンションを与える。そして、その状態でリング周回駆動用モータ11を駆動して金属リング2を一定方向(矢印ハ方向)に周回させつつ、欠陥検査部15を用いて、当該金属リング2の端面検査を行う。
図2は、欠陥検査部15の概念構成図である。この図において、欠陥検査部15は、少なくとも二つの光学的センサ部20、30(以下、「A系光学的検査部20」、「B系光学的検査部30」又は、単に「A系20」、「B系30」と称する。)と、判定部40とを含む。なお、“少なくとも二つ”の光学的センサ部20、30を備える理由については後で説明する。
A系20及びB系30は、同一の構成を有している。つまり、A系20(B系30)は、光源21(31)からの光を検査対象物(金属リング2)の被検査面(金属リング2の端面2a)に並行して導くための2本の照光用光ファイバー22、23(32、33)と、この照光用光ファイバー22、23(32、33)の間に挟まれた1本の受光用光ファイバー24(34)と、受光用光ファイバー24(34)によって導かれた被検査面からの反射光Pa(Pb)を電気信号Sa(Sb)に変換する受光素子25(35)とを含んで構成されている。A系20の受光用光ファイバー24は発明の要旨に記載の「第一の導光路」を構成し、A系20の受光素子25は同要旨に記載の「第一の受光素子」を構成する。また、B系30の受光用光ファイバー34は同要旨に記載の「第二の導光路」を構成し、B系30の受光素子35は同要旨に記載の「第二の受光素子」を構成する。
判定部40は、A系20の受光素子24から出力された電気信号SaとB系30の受光素子34から出力された電気信号Sbとに基づいて、金属リング2の被検査面の傷の有無を判定するものであり、その基本原理は、「二つの受光素子25(35)に入射する光の強度は、被検査面に欠陥がないときはほぼ同じとなり、欠陥があるときは異なる」ことに着目し、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」というものである。
このことをもう少し分かりやすく説明すると、今、金属リング2の被検査面に欠陥がない場合は、被検査面は平滑な面であり、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その平滑な面で一様に反射し、乱反射はほとんど生じない。このため、二つの受光素子25(35)に入射する光の強度はほぼ同じ大きさとなり、この場合、電気信号Sa、Sbの差分値はほぼ「0」となる。
これに対して、金属リング2の被検査面に欠陥があった場合、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その欠陥場所で乱反射するため、受光用光ファイバー24(34)を介して受光素子25(35)に導かれる光の強度が、その乱反射の分だけ低下する。このとき、A系20とB系30の間隔が距離Lだけ離れているため、この距離Lを上記の欠陥サイズよりも充分に大きくしておけば、一方の系の受光用光ファイバー(たとえば、A系20の受光用光ファイバー24)が、その欠陥の影響によって強度が低下した光を導いているとき、他方の系の受光用光ファイバー(B系30の受光用光ファイバー34)は、強度が低下しない光(つまり、欠陥がない平滑な面からの強い反射光)を導くこととなる。したがって、この場合には、電気信号Sa<電気信号Sbとなるので、その差分値は、上記の正常時(Sa=Sb)に比べて明らかに大きくなる。
以上の原理により、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」ことができる。
なお、すくなくとも二つの系(A系20、B系30)を必要とする理由は、次のとおりである。上記の原理説明より、被検査面に欠陥がない場合は、いずれの系から出力された電気信号Sa(又はSb)も「大きな値」となる。そして、被検査面に欠陥がある場合は、いずれの系も、その欠陥からの反射光(乱反射している分だけ強度が低下した光)を受光しているときは、その系から出力された電気信号Sa(またはSb)は「小さな値」となる。
基本的に、これらの「大きな値」と「小さな値」を見分けることにより欠陥の判定は可能である。しかしながら、これだけでは、安定した判定は期待できず、実用上の点で支障がある。なぜならば、検査対象物、とりわけ、CVTベルトに用いられる金属リング2の端面を含む表面全体は、窒化処理によって艶消し状態になっており、しかも、その艶消しの程度が製品(又はロット)毎に一定していないため、正常判定時の基準となる電気信号Sa(又はSb)の「大きな値」にバラツキが生じるからである。光学的センサ部を“少なくとも二つの系”で構成し、それらの系から出力された電気信号Sa(及びSb)の“差分値”をとることにすれば、上記のバラツキの影響を排除し、安定した判定を行って、実用的なものとすることができる。
図3は、判定部40のブロック図である。この図において、判定部40は、A系用増幅器41、B系用増幅器42、A系用AGC回路43、B系用AGC回路44、差分演算部45(差分値演算手段)、ハイ側しきい値判定部46(判別手段)、ロー側しきい値判定部47(判別手段)、及び、警報信号発生部48などを含んで構成されている。
A系用増幅器41は、A系の受光素子25から出力された電気信号Saを増幅するものであり、その増幅率はA系用AGC回路43の出力によって増減制御されるようになっている。A系用AGC回路43は、A系用増幅器41の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ49と、そのローパスフィルタ49の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器50とを含み、A系用増幅器41は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Saを増幅する。このAGC電圧の目的は、電気信号Saに含まれる低周波成分の“揺らぎ”(主に金属リング2の“面ぶれ”に伴って発生する)を取り除くことにある。
B系用増幅器42も、上記のA系用増幅器41と同様に、B系の受光素子35から出力された電気信号Sbを増幅するものであり、その増幅率はB系用AGC回路44の出力によって増減制御されるようになっている。B系用AGC回路44は、B系用増幅器42の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ51と、そのローパスフィルタ51の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器52とを含み、B系用増幅器42は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Sbを増幅する。このAGC電圧の目的も、上記と同様であり、電気信号Sbに含まれる低周波成分の“揺らぎ”を取り除くことにある。
差分演算部45は、A系用増幅器41から出力された電気信号Sa_41とB系用増幅器42から出力された電気信号Sb_42の差分値Sd(Sd=[Sa_41]−[Sb_42])を演算するものである。
ハイ側しきい値判定部46は、差分演算部45で演算された差分値Sdと所定のハイ側しきい値SL_Hとを比較して、Sd>SL_Hの場合にアクティブとなるハイ側判定結果信号Sc_Hを出力し、ロー側しきい値判定部47は、同差分値Sdと所定のロー側しきい値SL_Lとを比較して、Sd>SL_Lの場合にアクティブとなるロー側判定結果信号Sc_Lを出力する。そして、警報信号発生部48は、これら二つの判定結果信号(Sc_H、Sc_L)のいずれか一方がアクティブの時に、被検査面の欠陥検出を示す警報信号ALMを出力する。
さて、本発明の課題は、既述のとおり、「金属リング2の端面欠陥の検査を自動化できるようにし、以て、効率の改善と、良好な精度及び再現性が得られるリング端面欠陥検査装置を提供する」ことにある。
金属リング2の表面欠陥は端面2aのみならず、リングの内・外周面にも生じる。内・外周面の面幅は、端面2aの幅(0.2mm程度)に比べて遙かに大きく、少なくとも二つの光学的センサ部20、30をその内・外周面に所定の微小距離隔てて対峙させることにより、これらの内外周面の欠陥検出は可能である。
しかしながら、端面2aの場合は、単に、そのようにする(少なくとも二つの光学的センサ部20、30をその側端面2aに所定の微小距離へ立てて対峙させる)だけでは不十分であり、相応の工夫が必要である。
このことを、目視によって行われる端面欠陥検査を例にして説明する。目視による端面2aの欠陥検査においては、端面2aを直視又はルーペで拡大し、周囲と異なる光沢痕を見つけ出したときに欠陥有りと判定する。しかし、光沢痕の発見は容易でない。端面2aの幅がきわめて狭い(0.2mm程度の単なる線にしか見えない。)からである。このため、作業員は、金属リング2の端面2aに対する視認方向を様々に変えながら、各方向毎の光沢の微妙な違いを見い出し、その視認結果より欠陥の有無を判断している。
本実施形態は、このような目視検査における経験則(金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい。)を応用し、本発明の課題、すなわち、「金属リング2の端面欠陥の検査を自動化できるようにし、以て、効率の改善と、良好な精度及び再現性が得られるリング端面欠陥検査装置を提供する」を達成しようとするものである。
図4は、欠陥検査部15と金属リング2の概念的な位置関係図である。なお、この図(図4(a))は、図2の矢印ニの方向から見た図である。欠陥検査部15は、円弧状の角度変更手段60に沿って往復移動可能になっており、欠陥検査部15から照射された検査光Pc(図2の照光用光ファイバー22、23(32、33)の端面から照射された光)は、欠陥検査部15の移動に伴い、金属リング2の端面2aに対して様々な“角度”で当たるようになっている。この角度は、発明の要旨に記載の「前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度」に相当する。
たとえば、図中の角度θ1〜θ5は、欠陥検査部15のいくつかの移動位置における各々の検査光Pcの代表角度を表しており、この角度θ1〜θ5は、図4(b)に示すように、受光用光ファイバー24(第一の導光路)及び受光用光ファイバー34(第二の導光路)の光軸中心線Dと、金属リング2の端面2a(被検査面)とのなす角度φでもある。
今、端面2aに対して鉛直方向となる角度θ3を基準角度とすると、角度θ2は、基準角度θ3よりも時計回り方向に所定量大きく、角度θ1は、角度θ2よりもさらに時計回り方向に所定量大きい。また、角度θ4は、基準角度θ3よりも反時計回り方向に所定量大きく、角度θ5は、角度θ4よりもさらに反時計回り方向に所定量大きい。
このように、円弧状の角度変更手段60に沿って往復移動可能に欠陥検査部15を取り付け、且つ、その欠陥検査部15からの検査光Pcを角度θ1〜θ5の間で連続的に変化させることにより、前記の目視検査における経験則、すなわち、「金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい」を応用した構成とすることができる。その結果、角度変更手段60の円弧に沿って欠陥検査部15を往復移動させながら、端面2aからの反射光Pdを様々な角度(θ1〜θ5の範囲)で、欠陥検査部15を用いて評価することにより、所要の性能を維持しつつ、端面検査の自動化を図ることができる。
図5は、角度変更手段60の具体的な一例を示す構成図である。プレート61には、前記の角度変更手段60と同一曲率の円弧状の案内溝62が穿設されている。この案内溝62は、少なくとも、前記の角度θ1〜θ5の変位を可能とする長さを有している。案内溝62の内面の一方縁(図では内縁)には、単なる円弧面63が形成されているが、対向縁(図では外側縁)には、その全体にわたって連続する歯面64が形成されている。欠陥検査部15には、この歯面64に噛合する歯車65と、円弧面63を自由転動するローラ66と、欠陥検査部15の角度変位(角度θ1〜θ5の変位)の支点(発明の要旨に記載の「前記被検査面に近い空間上の点」に相当)となるピン67とが設けられており、このピン67は、プレート61に形成された穴68に回転自在に差し込まれている。ここで、案内溝62の円弧は、金属リング2の端面2a(被検査面)に近い空間上の点(つまり、ピン67)を中心にして描かれる円の一部である。
図6は、欠陥検査部15の一例外観図である。この図において、欠陥検査部15は、基板69と、その基板69に取り付けられた欠陥検査部角度変位用モータ70、ローラ66及びピン67と、欠陥検査部角度変位用モータ70によって回転駆動される歯車65とを有しており、さらに、基板69には、図2の構成(光学的センサ部20、30と判定部40)が搭載されている。
なお、この図では、基板69に、光学的センサ部20、30と判定部40とを搭載しているが、これに限定されない。少なくとも、金属リング2の端面2a(被検査面)からの反射光を、受光素子25、35に導くための受光用光ファイバー24、34(第一及び第二の導光路)を搭載していればよい。
以上の構成において、欠陥検査部角度変位用モータ70を駆動すると、歯車65が回転し、この歯車65が案内溝62に沿って動くため、この動きに追随して欠陥検査部15の左端側(歯車65が取り付けられている側)が案内溝62に沿って移動する。このとき、欠陥検査部15の右端側がピン67によって回動自在にプレート61に支持されているため、結局、欠陥検査部15は、欠陥検査部角度変位用モータ70の回転量に応じて支点(ピン67)の回りを、角度θ1〜θ5の範囲で自在に変位する。
したがって、前記の目視検査における経験則、すなわち、「金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい」を応用した、具体的な構成とすることができる。
図7は、欠陥検査部15の回転変位(前記のθ1〜θ5参照)と、金属リング2の端面2aからの反射光Pdとの対応関係を示す図である。この図において、同図(a)は、欠陥検査部15の回転位置を基準角度θ3としたときのものであり、この場合、反射光Pdは端面2aの全域でほぼ鉛直上に反射する。今、端面2aが無欠陥、すなわち、端面2aの窒化層が失われておらず、艶消しの状態にあると仮定し、この場合の欠陥検査部15の受光強度Pa、Pbを便宜的に“X”とする。
同図(b)は、同じく欠陥検査部15の回転位置を基準角度θ3としたときのものである。同図(a)との相違は、端面2aの一部に欠陥2bを含んでいる点にある。同図(b)においても、同図(a)と同様に、反射光Pdは端面2aの全域でほぼ鉛直上に反射するが、無欠陥部分の反射強度Xに対して、欠陥2bの部分の反射強度はXよりも強いYとなる。これは、欠陥2bの部分に光沢があるからであり、強い光を反射するからである。
同図(c)は、欠陥検査部15の回転位置を基準角度θ3と異なる位置、たとえば、角度θ4としたときのものであり、且つ、上記と同様に端面2aの一部に欠陥2bを含んでいるときのものである。この欠陥2bは、端面2aの角部付近に斜めに形成されている。今、角度θ4が、欠陥2bの表面の鉛直方向にほぼ一致しているものとすると、この場合の反射光Pdは、無欠陥部分の弱い反射強度Z(Z<X)に対して、欠陥2bの部分の反射強度は、Zよりも強いYとなる。これも、同図(b)と同様に、欠陥2bの部分に光沢があるからであり、強い光を反射するからである。なお、Z<Xの理由は、反射の法則(入射角=反射角=θ4)により、大部分の反射光が欠陥検査部15に戻らないためである。
図8及び図9は、本実施形態の欠陥検査部15における欠陥の検出概念図である。図8において、金属リング2の端面2aに欠陥がない場合(図7(a)参照)、A系20の受光強度PaとB系の受光強度Pbは、図7(a)のXに対応して共に0を超える値となる(図8(a)、(b)の符号ホ、ヘ参照)。この場合、両者の信号レベルがほぼ等しいため、両者の差分値Sdはほぼ0になる(図8(c)の符号ト参照)。したがって、差分値Sdがしきい値SL_H、SL_Lを超えないため、警報信号ALMは発生しない(図8(d)の符号チ参照)。
これに対して、図9に示すように、金属リング2の端面2aに欠陥がある場合(図7(b)、(c)参照)、A系20の受光強度PaとB系の受光強度Pbに、図7(b)のXとY又は図7(c)のZとYに対応した差が生じる(図9(a)、(b)の符号リ、ヌ参照)。この場合、両者の差分値Sdが欠陥部分で0以外の有意値となり(図8(c)の符号ル、オ参照)、したがって、差分値Sdがしきい値SL_H、SL_Lを超えるので、その欠陥部分において、警報信号ALMが発生する(図8(d)参照)。
本実施形態においては、このような欠陥検査部15の欠陥検出処理(図8及び図9参照)を行うのと同時に、欠陥検査部15の回転移動操作を行っている。すなわち、欠陥検査部角度変位用モータ70によって、欠陥検査部15を角度θ1〜θ5の範囲で支点(ピン67)回りに往復変位させながら、その間に、上記の欠陥検出処理(図8及び図9参照)を行っている。したがって、従来の目視による端面検査における経験則、つまり、「金属リング2の角度を変えながら目視検査を行えば、端面2aの光沢痕を見つけやすい」を応用した、自動化検査手法を確立し、以て、効率の改善と、良好な精度及び再現性を達成したリング端面欠陥検査装置を提供することができる。
なお、上記の実施形態では、プレート61の案内溝62に形成された歯面64に歯車65を噛合させるとともに、この歯車65を欠陥検査部角度変位用モータ70によって回転駆動することにより、欠陥検査部15をピン67の回りに所定範囲(角度θ1〜θ5の範囲)で往復移動させるようにしているが、これは、あくまでも一つの実施例にすぎず、他の同等の仕組みを排除するものではない。すなわち、金属リング2の端面2aに対して様々な方向から光を照射し、しかも、それらの方向毎に端面2aからの反射光を受光して欠陥検査を行うことができる構成であれば、どのようなものであってもよい。
また、上記の実施例では、欠陥検査部15の位置移動(角度θ1〜θ5の移動)に合わせて、金属リング2の端面2aに対する“照射光”の角度も変化させているが、これに限定されない。少なくとも、金属リング2の端面2aからの反射光を角度θ1〜θ5の範囲で連続的に欠陥検査部15に取り込むことができればよく、たとえば、金属リング2の端面2aに対する照射光の角度を固定値(基準角度θ3など)としてもよい。
リング端面欠陥検査装置の概念的な構成図である。 欠陥検査部15の概念構成図である。 判定部40のブロック図である。 欠陥検査部15と金属リング2の位置関係図である。 角度変更手段60の一例を示す構成図である。 欠陥検査部15の一例外観図である。 欠陥検査部15の回転角(前記のθ1〜θ5参照)と、金属リング2の端面2aからの反射光Pdとの対応関係を示す図である。 本実施形態の欠陥検査部15における欠陥の検出概念図(無欠陥の場合)である。 本実施形態の欠陥検査部15における欠陥の検出概念図(欠陥有りの場合)である。 CVTベルトの外観図である。 CVTベルト1の概略的な製造工程図である。 金属リング2の端面欠陥を示す図である。
符号の説明
2 金属リング(検査対象物)
2a 端面(被検査面)
10 リング端面欠陥検査装置
11 リング周回駆動用モータ(回転駆動手段)
12 駆動プーリ(プーリ)
13 従動プーリ(プーリ)
14 荷重体(テンション付与手段)
15 欠陥検査部
21 光源
24 受光用光ファイバー(第一の導光路)
25 受光素子(第一の受光素子)
31 光源
34 受光用光ファイバー(第二の導光路)
35 受光素子(第二の受光素子)
45 差分演算部(差分値演算手段)
46 ハイ側しきい値判定部(判別手段)
47 ロー側しきい値判定部(判別手段)
60 角度変更手段
61 プレート
62 案内溝
69 基板

Claims (3)

  1. 少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面である側端面の欠陥を検査する欠陥検査部とを備え、
    前記欠陥検査部は、
    検査対象物の被検査面を照明する光源と、
    前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、
    前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、
    前記差分値と所定のしきい値とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを含むリング端面欠陥検査装置であって、
    前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度を所定の範囲で連続的に変更操作する角度変更手段を備えたことを特徴とするリング端面欠陥検査装置。
  2. 前記角度変更手段は、所定の円弧に沿って、前記第一の導光路及び第二の導光路の前記被検査面に対する角度を所定の範囲で連続的に変更操作するものであり、該所定の円弧は、前記被検査面に近い空間上の点を中心にして描かれる円の一部であることを特徴とする請求項1記載のリング端面欠陥検査装置。
  3. 前記角度変更手段は、プレートと、このプレートに形成された円弧状の案内溝と、この案内溝に沿って往復移動する基板とを含み、該基板に、少なくとも前記第一の導光路及び第二の導光路を搭載すると共に、該案内溝の円弧を、前記被検査面に近い空間上の点を中心にして描かれる円の一部としたことを特徴とする請求項1記載のリング端面欠陥検査装置。
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