JP4169718B2 - 金属リング検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等車両に搭載されるVベルト式無段変速機のベルト(以下「CVTベルト」という。)を構成する部品の一つである金属リングの欠陥検査を行う金属リング検査装置に関する。
従来より、CVTベルトとして、厚さ0.2mm程度の薄い金属リングを多数枚重ねたものに、スチール製のエレメントを連続して嵌め込んで一体化した構造のものが知られている(たとえば、非特許文献1参照。)。
図7(a)は、CVTベルトの外観図である。この図において、CVTベルト1は、多数枚(たとえば、12枚程度)の金属リング2aを積み重ねた二連のベルト積層体2に、多数個(たとえば、400個程度)の金属エレメント3aからなるエレメント積層体3を担持させて組み立てられている。
このような構造のCVTベルト1は、次の手順で製造される。
(1)まず、マルエージング鋼等の超強靱鋼の薄板の端部同士を溶接してリング状のドラムを形成する。
(2)次に、そのドラムを所定幅ずつ輪切り状に裁断して圧延し、基本周長の金属リング2aを作成する。
(3)次に、上記の金属リング2aに溶体化処理等を施した後、「周長補正装置」を用いて、CVTベルト1の積層場所に対応した所要の周長を与える。ここで、“周長”とは、金属リング2aの一周の長さのことをいう。金属リング2aの周長はCVTベルト1の積層場所毎に微妙に異なる。たとえば、最外周層では若干長く、最内周層では若干短い。
(4)次に、「周長測定装置」を用いて、積層場所毎の適正な周長が与えられているか否かを検査すると共に、「金属リング検査装置」を用いて、金属リング2aの表面欠陥の有無を検査する。ここで、金属リング2aの“表面”とは、通常、リング外周面(外表面)又はリング内周面(内表面)のことをいうが、金属リング検査装置によっては、さらに、金属リングの側端面も含めることもある。
(5)最後に、検査をパスした金属リング2aに時効処理や窒化処理などを施して表面硬度を高めた後、各層毎に適正な周長差が付けられた金属リング2aを順次に積層し、その積層体に金属エレメント3aを嵌め込んで一体化して、CVTベルト1を完成する。
先に説明したとおり、CVTベルト1を構成する金属リング2aは、12枚程度の枚数で積層されている。
図7(b)は、金属リング2aの積層状態図である。この図において、金属リング2aの積層枚数をnとすると、2a(1)はもっとも内側(以下「最内周層」という。)に位置する金属リング、2a(n)はもっとも外側(以下「最外周層」という。)に位置する金属リングであり、2a(2)〜2a(n-1)はそれらの間(以下「中間層」という。)に位置する金属リングである。
「金属リング検査装置」は、積層前の金属リング2aに対し、所定の“判定基準”を適用して欠陥の有無を判断する。そして、判定基準に合致する傷を負った金属リング2aは、不良品として破棄される一方、判定基準に満たない小さな傷や浅い傷を負った金属リング2a(及び当然ながら無欠陥の金属リング2a)は、良品として積層され、CVTベルト1に組み付けられる。
ところで、上記の“判定基準”は、CVTベルト1における金属リング2aの積層位置毎に異ならせることが望ましい。すべての金属リング2aに厳密な判定基準(きわめて微細な傷や極浅い傷も欠陥として検出できる判定基準)を一律に適用した場合、金属リング2aの積層位置によっては欠陥の過剰検出となってしまうからである。
CVTベルト1に組み付けられる際の金属リング2aの積層状態においては、中間層に位置する金属リング2a(2)〜2a(n-1)と金属エレメント3aとの間、最外周層に位置する金属リング2a(n)の内表面と金属エレメント3aとの間、さらに、最内周層に位置する金属リング2a(1)の外表面と金属エレメント3aとの間は、いずれも直接的に接していないが、それ以外のもの、すなわち、最外周層に位置する金属リング2a(n)の外表面と金属エレメント3aとの間、及び、最内周層に位置する金属リング2a(1)の内表面と金属エレメント3aとの間は直接的に接している。
このため、金属リング2aの表面に存在する小さな傷や浅い傷は、金属エレメント3aと直接接触しない、中間層の金属リング2a(2)〜2a(n-1)、最外周層に位置する金属リング2a(n)の内表面、及び、最内周層に位置する金属リング2a(1)の内表面においては無視することができても、金属エレメント3aに直接的に接触する、最外周層や最内周層の金属リング2a(1)、2a(n)においては無視できない。
金属エレメント3aとの接触によって傷の大きさや深さが徐々に進行することがあるからであり、とりわけ、最内周層の金属リング2a(1)の内表面にあっては、エンジンの駆動力を伝達する際に相当大きな力が金属エレメント3aとの間に働くからである。
このように、単に欠陥を見つけ出すための“判定基準”といっても、金属リング2aの積層位置毎にそれぞれ最適な値を適用しなければならない。たとえば、中間層の金属リング2a(2)〜2a(n-1)に適用する判定基準をベースにすると、金属リング2aの表面がむき出しになる最外周層や最内周層に位置する金属リング2a(1)、2a(n)には、それよりも厳密な判断基準を適用する必要があり、特に、最内周層に位置する金属リング2a(1)に対しては、もっとも厳密な判断基準を適用しなければならない。
宮地知巳著"理想の変速機CVTの性能を最大限に引き出す"、[online]、[平成14年8月25日検索]、インターネット<URL: http://www.idemitsu.co.jp/lube/cvt/cvtbody2.html>
しかしながら、従来の「金属リング検査装置」にあっては、単に、検査対象物である金属リング2aを1本ずつ装置にセットして欠陥を検査するだけのものに過ぎず、前記の判定基準の指定は、もっぱら検査を担当する作業員の意思に委ねられていた。
このため、不適切な判定基準の指定を否めなかった。たとえば、もっとも厳密な判定基準を適用すべき最内周層の金属リング2a(1)に対して、それ以外の判定基準を適用してしまった場合には、金属リング2aを良品として誤判断してしまうことがある。また、中間層の金属リング2a(2)〜2a(n-1)に間違った判断基準を適用してしまった場合には、本来であれば無視しても差し支えない小さな傷や浅い傷を欠陥として過剰検出してしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、検査対象物である金属リングの積層位置情報又は周長補正情報若しくは周長測定情報を活用して、それらの情報からCVTベルトの実際の積層位置を判断し、その積層位置に適合した欠陥検出の判定基準を採用することにより、過剰な欠陥検出の問題や、コスト上昇の問題を解決した金属リング検査装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、周長補正と周長測定の両方又はいずれか一方を行った後の金属リングの表面欠陥を検査する欠陥検査部を有する金属リング検査装置において、前記欠陥検査部における欠陥検査のための判定基準を、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報に基づいて発生する判定基準発生手段を備え、前記判定基準発生手段は、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報が、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最大に高めるための第一の判定基準を発生し、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を次位に高めるための第二の判定基準を発生し、それらの中間の周長を表しているとき、又は、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるとき、若しくは、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最小にするための第三の判定基準を発生することを特徴とする金属リング検査装置である。
請求項2に記載の発明は、少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面の欠陥を検査する欠陥検査部とを有し、前記欠陥検査部は、検査対象物の被検査面を照明する光源と、前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、前記差分値と判定基準とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを備えた金属リング検査装置において、前記欠陥検査部における欠陥検査のための判定基準を、前記金属リングの周長補正情報又は前記周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報に基づいて発生する判定基準発生手段を備え、前記判定基準発生手段は、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報が、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最大に高めるための第一の判定基準を発生し、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を次位に高めるための第二の判定基準を発生し、それらの中間の周長を表しているとき、又は、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるとき、若しくは、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最小にするための第三の判定基準を発生することを特徴とする金属リング検査装置である。
本発明によれば、欠陥検査部における欠陥検査のための判定基準が、金属リングの周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報に基づいて発生させられる。
ここで、これらの情報は、金属リングの周長を表しており、周長と、金属リングをCVTベルトに組み込む際の積層位置とは一定の関係(最内周層→周長小、最外周層→周長大、中間層→周長中)があるから、結局、金属リングの積層位置に対応した判定基準が得られる。
したがって、従来、人手で行っていた判定基準の指定を自動化することができ、人為的ミスを排除して、過剰な欠陥検出の問題や、コスト上昇の問題を解決した金属リング検査装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、金属リング検査装置の概念的な構成図であり、この金属リング検査装置は、以下の説明からも明らかになるが、冒頭で説明した「周長補正装置」及び「周長測定装置」の機能も備えた兼用装置である。
金属リング検査装置10は、モータ11(回転駆動手段)によって回転駆動される位置固定の駆動プーリ12、その駆動プーリ12と同一の回転平面上に離隔配置される位置可変の従動プーリ13、所定の質量(例:80Kg)を持つ荷重体14(テンション付与手段)、欠陥検査部15、周長補正部16、周長測定部17、及び、動作モード切換部兼積層位置指定部18を含んで構成される。なお、駆動プーリ12と従動プーリ13に加えて、さらに、1個又は複数個の案内プーリを備えていてもよいが、必要最小限のプーリは駆動プーリ12と従動プーリ13の2個である。発明の要旨に記載の「少なくとも二つのプーリ」とは、この必要最小限のプーリを意味する。
この金属リング検査装置10は、上記のとおりの兼用装置であり、「周長補正」、「周長測定」及び「欠陥検査」の三つの処理目的のために用いられる。以下、それぞれについて説明する。
<周長補正>
金属リング2aの周長を補正する際には、まず、動作モード切換部兼積層位置指定部18を用いて動作モードを「周長補正」に切り換える。この周長補正では、従動プーリ13を初期位置(一点鎖線アの位置)にして、二つのプーリ(駆動プーリ12と従動プーリ13)間に金属リング2aを掛け渡し、次いで、従動プーリ13に荷重体14を取り付けて従動プーリ13を移動させることにより、金属リング2aに所要のテンションを与えた後、モータ11を駆動して金属リング2aを一定方向(矢印イ方向)に周回させる。
そして、その状態で、動作モード切換部兼積層位置指定部18に、金属リング2aの積層位置(CVTベルト1を組み立てる際の積層位置)を指定すると、動作モード切換部兼積層位置指定部18によって、積層位置に適合した周長設定値DH(周長補正情報)が計算され、その周長設定値DHが周長補正部16に与えられる。周長補正部16は、周長設定値DHに従って荷重体14の質量を調整し、これにより、金属リング2aのテンションが増減操作され、金属リング2aの周長が補正される。
<周長測定>
上記の周長補正の可否は、この周長測定によって確認される。すなわち、動作モード切換部兼積層位置指定部18の動作モードを「周長測定」に切り換えると、まず、動作モード切換部兼積層位置指定部18から周長補正部16に与えられる周長設定値DHが、周長測定実行を示す所定値に設定される。これにより、周長補正部16は、荷重体14の質量を本来の所定値(例:80Kg)に戻し、金属リング2aに対して基準のテンションを与える。
そして、その状態で、従動プーリ13の移動量を周長測定部17により計測し、その計測値から金属リング2aの周長測定値DK(周長測定情報)(DK=[駆動プーリ12の外周長の半分]+[従動プーリ13の外周長の半分]+[駆動プーリ12と従動プーリ13の間隔の2倍])を演算する。動作モード切換部兼積層位置指定部18は、その演算結果(DK)と、上記の周長設定値DHとを比較して、一致(DH=DK)の場合には、所要の周長が与えられたと判断して、次に説明する欠陥検査を行い、DK<DHの場合には、その差を修正すべく、再び上記の周長補正を行う。なお、DK>DHの場合には、過剰な周長を与えてしまったと判断して、その金属リング2aを破棄する。
<欠陥検査>
金属リング2aを検査する際には、動作モード切換部兼積層位置指定部18で動作モードを「欠陥検査」に切り換える。金属リング2aは、上記の周長測定によって既に駆動プーリ12と従動プーリ13に掛け渡されたままの状態にある。
この欠陥検査では、まず、上記の周長測定と同様に、動作モード切換部兼積層位置指定部18から周長補正部16に与えられる周長設定値DHが、欠陥検査実行を示す所定値に設定される。これにより、周長補正部16は、荷重体14の質量を所定値(例:80Kg)に戻し、金属リング2aに対して基準のテンションを与える。そして、その状態で、モータ11を駆動して金属リング2aを一定方向(矢印イ方向)に周回させつつ、欠陥検査部15を用いて、金属リング2aの欠陥検査を行う。
ここで、この欠陥検査に用いられる判定基準(しきい値)は、動作モード切換部兼積層位置指定部18から欠陥検査部15に与えられる積層情報DL(発明の要旨に記載の「周長補正情報や周長測定情報に密接に関連する他の情報」に相当)に基づいて選択されたものであり、詳しくは後述する。
図2は、欠陥検査部15の概念構成図である。この図において、欠陥検査部15は、少なくとも二つの光学的センサ部20、30(以下、「A系光学的検査部20」、「B系光学的検査部30」又は、単に「A系20」、「B系30」と称する。)と、判定部40とを含む。なお、“少なくとも二つ”の光学的センサ部20、30を備える理由については後で説明する。
A系20及びB系30は、同一の構成を有している。つまり、A系20(B系30)は、光源21(31)からの光を検査対象物(金属リング2a)の被検査面(ここでは、金属リング2aの“外表面”とするが、“内表面”であってもよい。)に並行して導くための2本の照光用光ファイバー22、23(32、33)と、この照光用光ファイバー22、23(32、33)の間に挟まれた1本の受光用光ファイバー24(34)と、受光用光ファイバー24(34)によって導かれた被検査面からの反射光Pa(Pb)を電気信号Sa(Sb)に変換する受光素子25(35)とを含んで構成されている。受光用光ファイバー24は発明の要旨に記載の「第一の導光路」を構成し、受光素子25は同要旨に記載の「第一の受光素子」を構成する。また、受光用光ファイバー34は同要旨に記載の「第二の導光路」を構成し、受光素子35は同要旨に記載の「第二の受光素子」を構成する。
判定部40は、A系20の受光素子24から出力された電気信号SaとB系30の受光素子34から出力された電気信号Sbとに基づいて、金属リング2aの被検査面の傷の有無を判定するものであり、その基本原理は、「二つの受光素子25(35)に入射する光の強度は、被検査面に欠陥がないときはほぼ同じとなり、欠陥があるときは異なる」ことに着目し、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」というものである。
このことをもう少し分かりやすく説明すると、今、金属リング2aの被検査面に欠陥がない場合は、被検査面は平滑な面であり、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その平滑な面で一様に反射し、乱反射はほとんど生じない。このため、二つの受光素子25(35)に入射する光の強度はほぼ同じ大きさとなり、この場合、電気信号Sa、Sbの差分値はほぼ「0」となる。
これに対して、金属リング2aの被検査面に欠陥があった場合、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その欠陥場所で乱反射するため、受光用光ファイバー24(34)を介して受光素子25(35)に導かれる光の強度が、その乱反射の分だけ低下する。このとき、A系20とB系30の間隔が距離Lだけ離れているため、この距離Lを上記の欠陥サイズよりも充分に大きくしておけば、一方の系の受光用光ファイバー(たとえば、A系20の受光用光ファイバー24)が、その欠陥の影響によって強度が低下した光を導いているとき、他方の系の受光用光ファイバー(B系30の受光用光ファイバー34)は、強度が低下しない光(つまり、欠陥がない平滑な面からの強い反射光)を導くこととなる。したがって、この場合には、電気信号Sa<電気信号Sbとなるので、その差分値は、上記の正常時(Sa=Sb)に比べて明らかに大きくなる。
以上の原理のとおり、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」ことができる。
なお、すくなくとも二つの系(A系20、B系30)を必要とする理由は、次のとおりである。上記の原理説明より、被検査面に欠陥がない場合は、いずれの系から出力された電気信号Sa(又はSb)も「大きな値」となる。そして、被検査面に欠陥がある場合は、いずれの系も、その欠陥からの反射光(乱反射している分だけ強度が低下した光)を受光しているときは、その系から出力された電気信号Sa(またはSb)は「小さな値」となる。
原理上、これらの「大きな値」と「小さな値」を見分けることにより欠陥の判定は可能である。しかしながら、安定した判定は期待できず、実用上の点で支障がある。なぜならば、検査対象物、とりわけ、CVTベルトに用いられる金属リング2aの表面は艶消し状態になっていることが多く、しかも、その艶消しの程度が製品(又はロット)毎に一定していないため、正常判定時の基準となる電気信号Sa(又はSb)の「大きな値」にバラツキが生じるからである。光学的センサ部を“少なくとも二つの系”で構成し、それらの系から出力された電気信号Sa(及びSb)の“差分値”をとることにより、上記のバラツキの影響を排除できる。
図3は、判定部40のブロック図である。この図において、判定部40は、A系用増幅器41、B系用増幅器42、A系用AGC回路43、B系用AGC回路44、差分演算部45(差分値演算手段)、ハイ側しきい値判定部46(判別手段)、ロー側しきい値判定部47(判別手段)、警報信号発生部48、及び、しきい値選択部49(判定基準発生手段)などを含んで構成されている。
A系用増幅器41は、A系の受光素子25から出力された電気信号Saを増幅するものであり、その増幅率はA系用AGC回路43の出力によって増減制御されるようになっている。A系用AGC回路43は、A系用増幅器41の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ50と、そのローパスフィルタ50の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器51とを含み、A系用増幅器41は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Saを増幅する。このAGC電圧の目的は、電気信号Saに含まれる低周波成分の“揺らぎ”(金属リング2aの“面ぶれ”に伴って発生する)を取り除くことにある。
B系用増幅器42も、上記のA系用増幅器41と同様に、B系の受光素子35から出力された電気信号Sbを増幅するものであり、その増幅率はB系用AGC回路44の出力によって増減制御されるようになっている。B系用AGC回路44は、B系用増幅器42の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ52と、そのローパスフィルタ52の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器53とを含み、B系用増幅器42は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Sbを増幅する。このAGC電圧の目的も、上記と同様であり、電気信号Sbに含まれる低周波成分の“揺らぎ”を取り除くことにある。
差分演算部45は、A系用増幅器41から出力された電気信号Sa_41とB系用増幅器42から出力された電気信号Sb_42の差分値Sd(Sd=[Sa_41]−[Sb_42])を演算するものである。
ハイ側しきい値判定部46は、差分演算部45で演算された差分値Sdと、しきい値選択部49によって選択されたハイ側しきい値SL_Hとを比較して、Sd>SL_Hの場合にアクティブとなるハイ側判定結果信号Sc_Hを出力し、ロー側しきい値判定部47は、同差分値Sdと、しきい値選択部49によって選択されたロー側しきい値SL_Lとを比較して、Sd>SL_Lの場合にアクティブとなるロー側判定結果信号Sc_Lを出力する。そして、警報信号発生部48は、これら二つの判定結果信号(Sc_H、Sc_L)のいずれか一方がアクティブの時に、被検査面の欠陥検出を示す警報信号ALMを出力する。
しきい値選択部49は、動作モード切換部兼積層位置指定部18から与えられる積層情報DL(CVTベルト1に組み付けられる際の金属リング2aの積層位置を示す情報)に対応したしきい値(SL_H、SL_L)を選択するものである。
図4は、しきい値選択部49の動作概念図である。しきい値選択部49は、まず、動作モード切換部兼積層位置指定部18から与えられる積層情報DLを取り込み(ステップS1)、次いで、そのDLが最内周層(1層目)であるか否かを判定する(ステップS2)。そして、最内周層(1層目)であれば、次に、被検査面は内表面であるか否かを判定し(ステップS3)、DLが最内周層(1層目)で且つ被検査面が内表面である場合(金属エレメント3aと直接接触する内表面である場合)には、もっとも厳密な判定基準(第一の判定基準)であるしきい値SL_H(Low)、SL_L(Low)を選択し、それをSL_HとSL_Lにセットして出力する(ステップS4)。
一方、DLが最内周層(1層目)でない場合には、次に、DLが最外周層(n層目)であるか否かを判定する(ステップS5)。そして、最外周層(n層目)であれば、次に、被検査面は外表面であるか否かを判定し(ステップS6)、DLが最外周層(n層目)で且つ被検査面が外表面である場合(金属エレメント3aと直接接触する外表面である場合)には、上記に次いで厳密な判定基準(第二の判定基準)であるしきい値SL_H(Mid)、SL_L(Mid)を選択し、それをSL_HとSL_Lにセットして出力する(ステップS7)。
他方、DLが最内周層(1層目)であって且つその被検査面が内表面でない場合(金属エレメント3aと直接接触しない面である場合)、DLが最外周層(n層目)であって且つその被検査面が外表面でない場合(同)、又は、DLが最内周層(1層目)や最外周層(n層目)のいずれでもない場合(同)には、比較的簡易な判定基準(第三の判定基準)であるしきい値SL_H(Hi)、SL_L(Hi)を選択し、それをSL_HとSL_Lにセットして出力する(ステップS8)。
ここで、“もっとも厳密な判定基準”とは、きわめて微小な傷や極浅い傷も欠陥として正確に検出できる高感度な判定基準のことをいい、“上記に次いで厳密な判定基準”とは、それよりも若干低感度な判定基準のことをいう。そして、“比較的簡易な判定基準”とは、さらに低感度な判定基準、つまり、ある程度大きな傷や深めの傷だけを欠陥として検出できる判定基準のことをいう。
図5及び図6は、本実施形態における欠陥検出の概念図である。図5(a)において、二つの受光用光ファイバー24、34は距離Lだけ離れており、また、金属リング2aは、たとえば、速度Vで一定方向に移動している。
金属リング2aの表面に欠陥53が存在している場合は、まず、右側の受光用光ファイバー34の端面が欠陥53に対向し、ある時間の経過後に、左側の受光用光ファイバー24の端面が欠陥53′に対向する。ここで、欠陥53′は速度Vで移動した後の欠陥53である。
欠陥53(53′)の乱反射によって光量が低下した光は、最初に右側の受光素子35で受光され、ある時間の経過後に左側の受光素子25で受光される。図5(b)はこのときの右側の受光素子35の出力信号波形(Sb)を示し、図5(c)は同左側の受光素子25の出力信号波形(Sa)を示している。
これらの信号波形中に示す数字(“50”、“0”)は、説明のための便宜的な信号レベルを表している。たとえば、“50”は金属リング2aの正常部分からの強い反射光レベル、“0”は金属リング2aの欠陥53(53′)の部分からの弱い反射光レベルを表している。
いま、これら二つの信号波形の差分、つまり、〔「図5(b)の波形」−「図5(c)の波形」〕を計算すると、図6(a)〜(c)の波形(差分値Sd)が得られる。
この差分値Sdは、「図5(b)の波形」と「図5(c)の波形」が共に“50”のときに“0”、また、「図5(b)の波形」が“0”且つ「図5(c)の波形」が“50”のときに“−50”、さらに、「図5(b)の波形」が“50”且つ「図5(c)の波形」が“0”のときに“50”となる。
したがって、このような差分値Sdに、たとえば、“50”を若干下回る大きさのハイ側しきい値(SL_H)と、“−50”を若干下回る大きさロー側しきい値(SL_L)とを適用することにより、各々、欠陥53、53′に対応する信号54、54′を取り出すことができ、欠陥検出の警報信号ALMを発生することができる。
さて、冒頭で説明したとおり、欠陥検出のシビアさは、金属リング2aの積層位置によって異なる。最内周層の内表面(金属エレメント3aと直接接触する内表面)でもっともシビアな欠陥検出を行わなければならず、最外周層の外表面(金属エレメント3aと直接接触する外表面)ではそれに次ぐシビアさ、また、それらの中間層や最内周層の外表面及び最外周層の内表面(金属エレメント3aと直接接触しない内・外表面)では比較的お大まかなシビアさでよい。
上記のように、ハイ側しきい値(SL_H)と、ロー側しきい値(SL_L)に固定値を用いた場合、その固定値を、たとえば、最内周層の内表面に適合したものとした場合は、それ以外の中間層などで欠陥を過剰検出してしまい、それらも排除するから、コストの点で好ましくない。
あるいは、その固定値を、たとえば、中間層に適合したものとした場合は、最外周層の外表面や最内周層の内表面の微細な欠陥を検出することができない。
本実施の形態においては、金属リング2aの積層情報DLに基づいて、しきい値選択部49で適切なしきい値を選択するため、上記のような不都合(コストアップや信頼性の低下)を招かない。
すなわち、図6(a)に示すように、最内周層に用いる金属リング2aの内表面(金属エレメント3aと直接接触する内表面)を検査する際には、もっとも低めの高感度なしきい値(SL_H(Low)、SL_L(Low))を選択して使用し、又は、図6(b)に示すように、最外周層に用いる金属リング2aの外表面(金属エレメント3aと直接接触する外表面)を検査する際には、それに次ぐ低さの次位感度なしきい値(SL_H(Mid)、SL_L(Mid))を選択して使用し、あるいは、図6(c)に示すように、中間層に用いる金属リング2aの内外表面、最内周層に用いる金属リング2aの外表面、及び、最外周層に用いる金属リング2aの内表面(金属エレメント3aと直接接触しない内・外表面)を検査する際には、いずれも比較的高目の低感度なしきい値(SL_H(Hi)、SL_L(Hi))を選択して使用するので、最内周層の金属リング2aの内表面や最外周層の金属リング2aの外表面(これらはいずれも金属エレメント3aと直接接触する面である。)を検査する際の信頼性を確保しつつ、しかも、中間層の金属リング2aの内外表面や、最内周層の金属リング2aの外表面及び最外周層の金属リング2aの内表面(これらはいずれも金属エレメント3aと直接接触しない面である。)を検査する際の過剰な欠陥検出に伴うコストアップも回避することができる。
以上のとおり、本実施形態では、周長補正処理や周長測定処理の際に用いた「積層情報DL」を活用して、しきい値選択部49で適切なしきい値を選択しているため、被検査物である金属リング2aの積層位置に対応した、常に正しいしきい値を用いて欠陥検査を行うことができ、間違ったしきい値による欠陥の過剰検出や検出すべき欠陥の見逃しなどの不都合を招くことがないという格別有益な効果を奏することができる。
なお、上記の実施形態では、周長補正処理や周長測定処理の際に用いた「積層情報DL」を活用しているが、これに限定されない。CVTベルト1に組み付ける際の積層位置が分かる情報であればよく、たとえば、周長補正処理の際に用いられる「周長設定値DH」を活用したり、又は、周長測定処理の際に得られる「周長測定値DK」を活用したりしてもよい。
金属リング検査装置の概念的な構成図である。 欠陥検査部15の概念構成図である。 判定部40のブロック図である。 しきい値選択部49の概念図である。 本実施形態における欠陥検出の概念図である。 本実施形態における欠陥検出の概念図である。 CVTベルトの外観図及び金属リングの積層状態図である。
符号の説明
DH 周長設定値(周長補正情報)
DK 周長測定値(周長測定情報)
DL 積層情報(他の情報)
SL_H ハイ側しきい値(判定基準)
SL_L ロー側しきい値(判定基準)
SL_H(Low) しきい値(第一の判定基準)
SL_L(Low) しきい値(第一の判定基準)
SL_H(Mid) しきい値(第二の判定基準)
SL_L(Mid) しきい値(第二の判定基準)
SL_H(Hi) しきい値(第三の判定基準)
SL_L(Hi) しきい値(第三の判定基準)
2a 金属リング
10 金属リング検査装置
11 モータ(回転駆動手段)
12 駆動プーリ(プーリ)
13 従動プーリ(プーリ)
14 荷重体(テンション付与手段)
15 欠陥検査部
21 光源
24 受光用光ファイバー(第一の導光路)
25 受光素子(第一の受光素子)
31 光源
34 受光用光ファイバー(第二の導光路)
35 受光素子(第二の受光素子)
45 差分演算部(差分値演算手段)
46 ハイ側しきい値判定部(判別手段)
47 ロー側しきい値判定部(判別手段)
49 しきい値選択部(判定基準発生手段)

Claims (2)

  1. 周長補正と周長測定の両方又はいずれか一方を行った後の金属リングの表面欠陥を検査する欠陥検査部を有する金属リング検査装置において、
    前記欠陥検査部における欠陥検査のための判定基準を、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報に基づいて発生するする判定基準発生手段を備え
    前記判定基準発生手段は、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報が、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最大に高めるための第一の判定基準を発生し、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を次位に高めるための第二の判定基準を発生し、それらの中間の周長を表しているとき、又は、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるとき、若しくは、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最小にするための第三の判定基準を発生する
    ことを特徴とする金属リング検査装置。
  2. 少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面の欠陥を検査する欠陥検査部とを有し、
    前記欠陥検査部は、検査対象物の被検査面を照明する光源と、前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、前記差分値と判定基準とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを備えた金属リング検査装置において、
    前記欠陥検査部における欠陥検査のための判定基準を、前記金属リングの周長補正情報又は前記周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報に基づいて発生する判定基準発生手段を備え
    前記判定基準発生手段は、周長補正情報又は周長測定情報若しくはそれらの情報に密接に関連する他の情報が、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最大に高めるための第一の判定基準を発生し、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を次位に高めるための第二の判定基準を発生し、それらの中間の周長を表しているとき、又は、もっとも短い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの外表面であるとき、若しくは、もっとも長い周長を表しているときであって、且つ、対象となる被検査面が金属リングの内表面であるときに、前記欠陥検査部における欠陥検査の感度を最小にするための第三の判定基準を発生する
    ことを特徴とする金属リング検査装置。
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