JP2005282709A - 周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置 - Google Patents

周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置 Download PDF

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宏司 丹下
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Abstract

【課題】 金属リング2aの変位Dを自律的に修正できるようにし、以て、安定的で再現性のよい性能が得られる周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置を提供する。
【解決手段】 周長補正装置、周長測定装置又は表面欠陥検査装置は、金属リング2aを掛け渡すための二つのプーリ12、13を備える。プーリ12、13にはその外周面全周にわたって膨出部12aが形成されており、膨出部12aはプーリ12、13の回転面に沿って外向突出する膨らみである。このようにすると、プーリ12、13の回転に伴う遠心力(図5のFa)を利用して金属リング2aを、プーリ12、13の厚み中央付近へと移動させ得るセンタリング力(図5のFb)を発生させることができる。このため、プーリ12、13に掛け渡された金属リング2aに若干の“ずれ”があったとしても、そのずれはセンタリング力(Fb)で自律的に修正される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、Vベルト式無段変速機のベルト(以下「CVTベルト」という。)を構成する部品の一つである金属リングの周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置に関する。
従来より、CVTベルトとして、厚さ0.2mm程度の薄い金属リングを多数枚重ねたものに、スチール製のエレメントを連続して嵌め込んで一体化した構造のものが知られている(たとえば、非特許文献1参照。)。
図6は、CVTベルトの外観図である。この図において、CVTベルト1は、多数枚(たとえば、12枚程度)の金属リング2aを積み重ねた二連のベルト積層体2に、多数個(たとえば、400個程度)のスチール製のエレメント3aからなるエレメント積層体3を担持させて組み立てられ、アセンブリ化されている。
このような構造のCVTベルト1は、次の手順で製造される。
(1)まず、マルエージング鋼等の超強力鋼の薄板の端部同士を溶接してリング状のドラムを形成する。
(2)次に、そのドラムを所定幅ずつ輪切り状に裁断して圧延し、基本周長の金属リング2aを作成する。
(3)次に、上記の金属リング2aに溶体化処理等を施した後、「周長補正装置」を用いて、CVTベルト1の積層場所に対応した所要の周長を与える。ここで、“周長”とは、金属リング2aの一周の長さのことをいう。金属リング2aの周長はCVTベルト1の積層場所毎に微妙に異なり、最外周側では若干長く、最内周側では若干短い。
(4)次に、「周長測定装置」を用いて、積層場所毎の適正な周長が与えられているか否かを検査すると共に、「表面欠陥検査装置」を用いて、金属リング2aの表面欠陥の有無を検査する。ここで、金属リング2aの“表面”とは、通常、リング外周面(外表面)又はリング内周面(内表面)のことをいうが、表面欠陥検査装置によっては、さらに、金属リングの側端面も含めることもある。
(5)最後に、検査をパスした金属リング2aに時効処理や窒化処理などを施して硬度を高めた後、各層毎に適正な周長差が付けられた金属リング2aを順次に積層し、その積層体にエレメント3aを嵌め込んで一体化して、CVTベルト1を完成する。
このように、CVTベルト1の製作にあたっては、上記の三つの装置(周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置)を必要とする。これらの装置は単独の装置であったり、または、周長補正と周長測定とを兼務する装置であったりするが、いずれも、二つのプーリ間に金属ベルト2aを掛け渡し、その金属ベルト2aに所要のテンションを与えつつ、プーリを回転させながら、周長補正や周長測定又は表面欠陥検査を行う点で共通する。
上記の装置の一例として、金属リング2aの表面欠陥検査に適用可能な従来技術を説明する。
図7は、たとえば、特許文献1に記載された「欠陥検出装置」(以下、従来装置という。)の概念構成図である。この従来装置は、検査用光源4からの照射光を、一定方向に移動する被検査面5(金属リング2aの外表面又は内表面)に導くための複数本の照明用導光路(光ファイバー)6a〜6cと、この照明用導光路6a〜6cの間に交互に配置され、被検査面5からの反射光Pa、Pbを受光部7a、7bに導くための少なくとも二つの受光用導光路8a、8b(光ファイバー)とを備えるというものであり、二つの受光用導光路8a、8bを、僅かな距離Lを隔てて離隔配置した点がポイントである。
このように構成すると、被検査面5に傷等の欠陥がない場合には、二つの受光用導光路8a、8bによって導かれた反射光Pa、Pbはほぼ同等の強さで受光部7a、7bに与えられる一方、被検査面5に微細な欠陥があった場合には、当該欠陥部位の反射光が低下(乱反射による光量低下)するので、二つの受光用導光路8a、8bよって導かれた反射光Pa、Pbに差が生じ、その差分の大きさから欠陥の有無を自動的に判別することができる。
図8は、従来装置における欠陥の検出概念図である。図8(a)において、二つの受光用導光路8a、8bは距離Lだけ離れており、また、被検査面5は、たとえば、速度Vで一定方向に移動している。
被検査面5に欠陥5aが存在している場合は、まず、右側の受光用導光路8bの端面が欠陥5aに対向し、ある時間の経過後に、左側の受光用導光路8aの端面が欠陥5a′に対向する。ここで、欠陥5a′は速度Vで移動した後の欠陥5aである。
欠陥5a(5a′)の乱反射によって光量が低下した光は、最初に右側の受光部7bで受光され、ある時間の経過後に左側の受光部7aで受光される。図8(b)はこのときの右側の受光部7bの出力信号波形を示し、図8(c)は同左側の受光部7aの出力信号波形を示している。
これらの信号波形中に示す数字(“50”、“0”)は、説明のための便宜的な信号レベルを表している。たとえば、“50”は被検査面5の正常部分からの強い反射光レベル、“0”は被検査面5の欠陥5a(5a′)の部分からの弱い反射光レベルを表している。
いま、これら二つの信号波形の差分、つまり、〔「図8(b)の波形」−「図8(c)の波形」〕を計算すると、図8(d)の波形(以下「差分値」という。)が得られる。
この差分値は、「図8(b)の波形」と「図8(c)の波形」が共に“50”のときに“0”、また、「図8(b)の波形」が“0”且つ「図8(c)の波形」が“50”のときに“−50”、さらに、「図8(b)の波形」が“50”且つ「図8(c)の波形」が“0”のときに“50”となる。
したがって、このような差分値に、“50”を若干下回る大きさのハイ側しきい値(SL_H)と、“−50”を若干下回る大きさロー側しきい値(SL_L)とを適用することにより、各々、欠陥5a、5a′に対応する信号9、9′を取り出すことができ、欠陥検出の警報を発することができる。
宮地知巳著"理想の変速機CVTの性能を最大限に引き出す"、[online]、[平成14年8月25日検索]、インターネット<URL: http://www.idemitsu.co.jp/lube/cvt/cvtbody2.html>(図4) 特開平11−248637公報
しかしながら、上記の従来装置は、被検査面の傷等の欠陥有無を自動的に判別できる点で有益であるものの、安定的で再現性のよい検出性能が得られないという欠点があった。この欠点の原因について、本件発明者らが鋭意検討した結果、次のことが明らかになった。
図9は、従来装置を適用した表面欠陥検査装置の概念図である。この図において、P1は不図示のモータによって回転駆動される駆動プーリ、P2は従動プーリである。これら二つのプーリP1、P2に金属リング2aが掛け渡される。二つのプーリP1、P2の間には、図示を略しているが、図7の欠陥検出装置が配置されている。図7の被検査面5は、二つのプーリP1、P2に掛け渡された金属リング2aの外表面又は内表面に相当する。
さて、本件発明者らの検討によれば、安定的で再現性のよい検出性能が“得られた”場合の状態は、図9(a)のようであったが、安定的で再現性のよい検出性能が“得られなかった”場合の状態は、図9(b)のようであった。
つまり、前者の場合は、二つのプーリP1、P2に正しく金属リング2aが掛け渡されているが、後者の場合は、二つのプーリP1、P2に若干ずれて金属リング2aが掛け渡されていた。ちなみに、図9(b)において、破線で示す金属リング2aは正しく掛け渡されたときのもの、実線の金属リング2aはずれを伴って掛け渡されたときのものを示している。
このような二つの状態において、安定的で再現性のよい検出性能が“得られた”場合は、図9(c)に示すように、金属リング2aの欠陥5aと、欠陥検出装置の光ファイバー(照明用導光路6a〜6c及び受光用導光路8a、8b)の端面が同一線上に並ぶ。
これに対して、安定的で再現性のよい検出性能が“得られなかった”場合は、図9(d)に示すように、金属リング2aの欠陥5aと、欠陥検出装置の光ファイバー(照明用導光路6a〜6c及び受光用導光路8a、8b)の端面が同一線上に並んでいなかった。すなわち、上記の“ずれ”に対応する金属リング2aの変位Dが生じているため、もはや、欠陥5aを検出することができない状態であった。なお、欠陥検出装置の光ファイバーの数を増やして二次元配列にすれば、上記の変位Dに対処することも可能と考えられるが、配列内の異なる列の信号を処理しなければならず、信号処理部の構成や処理アルゴリズムが複雑になるというデメリットがある。
なお、以上の説明は、表面欠陥検査装置を例にしたが、同様の障害は、周長補正装置や周長測定装置においても発生する。二つのプーリ間に金属ベルト2aを掛け渡し、その金属ベルト2aに所要のテンションを与えつつ、プーリを回転させながら、所要の動作を行う点で共通するからであり、上記の“ずれ”に対応する金属リング2aの変位Dが生じた場合には、やはり、周長補正や周長測定の精度を低下させるなどの支障を来すからである。
そこで、本発明の目的は、金属リング2aの変位Dを自律的に修正できるようにし、以て、安定的で再現性のよい性能が得られる周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置を提供することにある。
本発明に係る周長補正装置は、少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される補正対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに与えるテンションを増減操作して周回運動中の金属リングの周長を補正する周長補正手段とを備えた周長補正装置において、前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とするものであり、
好ましくは、前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る周長測定装置は、少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される測定対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、回転中の前記プーリの間隔から前記金属リングの周長を推定計測する周長計測手段とを備えた周長測定装置において、前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とするものであり、
好ましくは、前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る表面欠陥検査装置は、少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面の欠陥を検査する欠陥検査部とを備えた表面欠陥検査装置において、前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とするものであり、
好ましくは、前記欠陥検査部は、検査対象物の被検査面を照明する光源と、前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、前記差分値と所定のしきい値とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを有することを特徴とするものであり、
又は、前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、プーリの回転に伴う遠心力(図5のFa参照)を利用して、金属リング(補正対象物、測定対象物又は検査対象物)を、プーリの厚み中央付近へと移動させ得る力(図5のFb参照)を発生させることができる。
このため、仮に、プーリに掛け渡された金属リングに若干の“ずれ”があったとしても、そのずれは、上記の力(Fb)によって自律的に修正されるので、安定的で再現性のよい性能が得られる周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を、表面欠陥検査装置を例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、表面欠陥検査装置の概念的な構成図である。表面欠陥検査装置10は、モータ11(回転駆動手段)によって回転駆動される位置固定の駆動プーリ12、その駆動プーリ12と同一の回転平面上に離隔配置される位置可変の従動プーリ13、所定の質量(例:80Kg)を持つ荷重体14(テンション付与手段)、及び、欠陥検査部15を含んで構成される。なお、駆動プーリ12と従動プーリ13に加えて、さらに、1個又は複数個の案内プーリを有していてもよいが、必要最小限のプーリは駆動プーリ12と従動プーリ13の2個である。発明の要旨に記載の「少なくとも二つのプーリ」とは、この必要最小限のプーリのことを意味する。
検査対象物である金属リング2aを検査する際には、まず、従動プーリ13を初期位置(一点鎖線アの位置)にして、二つのプーリ(駆動プーリ12と従動プーリ13)間に金属リング2aを掛け渡し、次いで、従動プーリ13に荷重体14を取り付けて従動プーリ13を移動させることにより、金属リング2aに所要のテンションを与える。そして、その状態でモータ11を駆動して金属リング2aを一定方向(矢印イ方向)に周回させつつ、欠陥検査部15を用いて、当該金属リング2aの表裏面検査を行う。
なお、この表面欠陥検査装置10を「周長補正装置」とみなしても構わない。この場合は、金属リング2aの周長を補正するための要素、すなわち、金属リング2aに与えるテンションを増減操作することが可能な周長補正手段16(たとえば、荷重体14の荷重量を可変制御するもの)と、従動プーリ13の移動量から金属リング2aの現在周長を推定計測するための周長計測手段17(たとえば、従動プーリ13の移動量を計測するリニアセンサ)とを備えればよい。あるいは、この表面欠陥検査装置10を「周長測定装置」とみなしても構わない。この場合は、少なくとも、金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段(図示の荷重体14)と、上記の周長計測手段17とを備えればよい。いずれの場合も、欠陥検査部15を省略することができる。また、表面欠陥検査装置10を「周長補正装置」とみなす場合は、金属リング2aは補正対象物となり、又は、「周長測定装置」とみなす場合は、金属リング2aは測定対象物となる。
図2は、欠陥検査部15の概念構成図である。この図において、欠陥検査部15は、少なくとも二つの光学的センサ部20、30(以下、「A系光学的検査部20」、「B系光学的検査部30」又は、単に「A系20」、「B系30」と称する。)と、判定部40とを含む。なお、“少なくとも二つ”の光学的センサ部20、30を備える理由については後で説明する。
A系20及びB系30は、同一の構成を有している。つまり、A系20(B系30)は、光源21(31)からの光を検査対象物(金属リング2a)の被検査面(ここでは、金属リング2aの“外表面”とするが、“内表面”であってもよい。)に並行して導くための2本の照光用光ファイバー22、23(32、33)と、この照光用光ファイバー22、23(32、33)の間に挟まれた1本の受光用光ファイバー24(34)と、受光用光ファイバー24(34)によって導かれた被検査面からの反射光Pa(Pb)を電気信号Sa(Sb)に変換する受光素子25(35)とを含んで構成されている。受光用光ファイバー24は発明の要旨に記載の「第一の導光路」を構成し、受光素子25は同要旨に記載の「第一の受光素子」を構成する。また、受光用光ファイバー34は同要旨に記載の「第二の導光路」を構成し、受光素子35は同要旨に記載の「第二の受光素子」を構成する。
判定部40は、A系20の受光素子24から出力された電気信号SaとB系30の受光素子34から出力された電気信号Sbとに基づいて、金属リング2aの被検査面の傷の有無を判定するものであり、その基本原理は、冒頭の特許文献1にも記載されているように、「二つの受光素子25(35)に入射する光の強度は、被検査面に欠陥がないときはほぼ同じとなり、欠陥があるときは異なる」ことに着目し、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」というものである。
このことをもう少し分かりやすく説明すると、今、金属リング2aの被検査面に欠陥がない場合は、被検査面は平滑な面であり、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その平滑な面で一様に反射し、乱反射はほとんど生じない。このため、二つの受光素子25(35)に入射する光の強度はほぼ同じ大きさとなり、この場合、電気信号Sa、Sbの差分値はほぼ「0」となる。
これに対して、金属リング2aの被検査面に欠陥があった場合、照光用光ファイバー22、23(32、33)からの光は、その欠陥場所で乱反射するため、受光用光ファイバー24(34)を介して受光素子25(35)に導かれる光の強度が、その乱反射の分だけ低下する。このとき、A系20とB系30の間隔が距離Lだけ離れているため、この距離Lを上記の欠陥サイズよりも充分に大きくしておけば、一方の系の受光用光ファイバー(たとえば、A系20の受光用光ファイバー24)が、その欠陥の影響によって強度が低下した光を導いているとき、他方の系の受光用光ファイバー(B系30の受光用光ファイバー34)は、強度が低下しない光(つまり、欠陥がない平滑な面からの強い反射光)を導くこととなる。したがって、この場合には、電気信号Sa<電気信号Sbとなるので、その差分値は、上記の正常時(Sa=Sb)に比べて明らかに大きくなる。
以上のとおり、「二つの受光素子25(35)から出力された電気信号Sa、Sbの差分値をとって、その差分値が大きい場合に、被検査面に欠陥があると判別する」ことができる。
なお、すくなくとも二つの系(A系20、B系30)を必要とする理由は、次のとおりである。上記の原理説明より、被検査面に欠陥がない場合は、いずれの系から出力された電気信号Sa(又はSb)も「大きな値」となる。そして、被検査面に欠陥がある場合は、いずれの系も、その欠陥からの反射光(乱反射している分だけ強度が低下した光)を受光しているときは、その系から出力された電気信号Sa(またはSb)は「小さな値」となる。
原理上、これらの「大きな値」と「小さな値」を見分けることにより欠陥の判定は可能である。しかしながら、安定した判定は期待できず、実用上の点で支障がある。なぜならば、検査対象物、とりわけ、CVTベルトに用いられる金属リング2aの表面は艶消し状態になっていることが多く、しかも、その艶消しの程度が製品(又はロット)毎に一定していないため、正常判定時の基準となる電気信号Sa(又はSb)の「大きな値」にバラツキが生じるからである。光学的センサ部を“少なくとも二つの系”で構成し、それらの系から出力された電気信号Sa(及びSb)の“差分値”をとることにより、上記のバラツキの影響を排除できる。
図3は、判定部40のブロック図である。この図において、判定部40は、A系用増幅器41、B系用増幅器42、A系用AGC回路43、B系用AGC回路44、差分演算部45(差分値演算手段)、ハイ側しきい値判定部46(判別手段)、ロー側しきい値判定部47(判別手段)、及び、警報信号発生部48などを含んで構成されている。
A系用増幅器41は、A系の受光素子25から出力された電気信号Saを増幅するものであり、その増幅率はA系用AGC回路43の出力によって増減制御されるようになっている。A系用AGC回路43は、A系用増幅器41の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ51と、そのローパスフィルタ51の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器52とを含み、A系用増幅器41は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Saを増幅する。このAGC電圧の目的は、電気信号Saに含まれる低周波成分の“揺らぎ”(金属リング2aの“面ぶれ”に伴って発生する)を取り除くことにある。
B系用増幅器42も、上記のA系用増幅器41と同様に、B系の受光素子35から出力された電気信号Sbを増幅するものであり、その増幅率はB系用AGC回路44の出力によって増減制御されるようになっている。B系用AGC回路44は、B系用増幅器42の出力信号の中から直流分を含む低周波成分のみをとりだすローパスフィルタ53と、そのローパスフィルタ53の出力と所定のリファレンス電圧REF1との差に応じた大きさのAGC電圧を発生する差動増幅器54とを含み、B系用増幅器42は、このAGC電圧に応じた増幅率で電気信号Sbを増幅する。このAGC電圧の目的も、上記と同様であり、電気信号Sbに含まれる低周波成分の“揺らぎ”を取り除くことにある。
差分演算部45は、A系用増幅器41から出力された電気信号Sa_41とB系用増幅器42から出力された電気信号Sb_42の差分値Sdを演算するものである。
ハイ側しきい値判定部46は、差分演算部45で演算された差分値Sdと所定のハイ側しきい値SL_Hとを比較して、Sd>SL_Hの場合にアクティブとなるハイ側判定結果信号Sc_Hを出力し、ロー側しきい値判定部47は、同差分値Sdと所定のロー側しきい値SL_Lとを比較して、Sd>SL_Lの場合にアクティブとなるロー側判定結果信号Sc_Lを出力する。そして、警報信号発生部48は、これら二つの判定結果信号(Sc_H、Sc_L)のいずれか一方がアクティブの時に、被検査面の欠陥検出を示す警報信号ALMを出力する。
さて、本発明の課題は、既述のとおり、「金属リング2aの変位Dを自律的に修正できるようにし、以て、安定的で再現性のよい性能が得られる周長補正装置、周長測定装置及び表面欠陥検査装置を提供する」ことにある。以下、この点について説明する。
図4は、駆動プーリ12と従動プーリ13の共通断面(図1のI−I断面)図である。なお、駆動プーリ12と従動プーリ13に加えて、さらに、案内プーリも設けられている場合は、当該共通断面図を、その案内プーリにも適用してもよい。この図において、駆動プーリ12と従動プーリ13及び所望によっては案内プーリ(以下、説明の便宜上、駆動プーリ12で代表する。)は、所定の厚みを持つ円盤状の回転体であり、その特徴的事項は、外周面全周にわたって形成された膨出部12aを有する点にある。
この膨出部12aは、駆動プーリ12の回転面に沿って外向突出する“膨らみ”であり、好ましくは、その断面形状が一定曲率R1の「円弧クラウニング」(図5(c)参照)になっているものである。この一定曲率R1は、金属リング2aに予め形成されている横断方向の曲率R2と同等ないしはそれに近い曲率とすることが望ましい。
図5は、膨出部12aを有する駆動プーリ12(及び従動プーリ13並びに所望により案内プーリ)の作用説明図である。今、同図(a)に示すように、駆動プーリ12に掛け渡された金属リング2aが若干の“ずれ”(図示の例では左側にずれている。)を伴っている場合を考える。この場合、駆動プーリ12の回転に伴う遠心力Faが発生すると、金属リング2aに対して、膨出部12aの形状に沿った図面横方向の移動力Fb(センタリング力)が作用する。この移動力Fbは、膨出部12aの最頂部、すなわち、駆動プーリ12の厚み中央12bの付近で最小となるため、同中央12bに達した金属リング2aは、その位置で移動を停止する。
したがって、本実施の形態によれば、たとえ、若干のずれを伴って金属リング2aが掛け渡されていたとしても、駆動プーリ12と従動プーリ13とを回転させるだけで、その“ずれ”を自律的に修正、つまり、センタリングすることができ、常に、正しい位置に金属リング2aを掛け渡し続けることができる。その結果、たとえば、表面欠陥検査装置においては、安定的で再現性のよい欠陥検出性能を得ることができ、または、周長補正装置や周長測定装置にあっては、安定的で再現性のよい周長補正性能や周知用測定性能を得ることができ、いずれの装置においても、本発明の課題を達成することができる。
なお、上記の実施形態では、駆動プーリ12や従動プーリ13(及び所望により案内プーリ)の外周面に形成した膨出部12aの形状を「円弧クラウニング」としているが、これに限定されない。同プーリの回転面の方向に外向突出する“膨らみ”であればよく、たとえば、図5(d)に示すように、両端付近の曲率R3と中央付近の曲率R4を異ならせた非線形曲率の、いわゆる「楕円クラウニング」としてもよく、又は、図5(e)に示すように、複数(図示の平面数は便宜値である。)の平面12c〜12gを組み合わせて“膨らみ”を形成した、いわゆる「エンドレリーフ」としてもよく、あるいは、それらに類似した形状(円弧、楕円、エンドレリーフの組み合わせを含む)としてもよい。
要は、駆動プーリ12を回転させた際に、その遠心力Faを利用して、金属リング2aを、駆動プーリ12の厚み中央12bの付近へと移動させ得るセンタリング力(移動力Fb)を生じることができる形状(の膨出部12a)であればよい。
表面欠陥検査装置の概念的な構成図である。 欠陥検査部15の概念構成図である。 判定部40のブロック図である。 駆動プーリ12と従動プーリ13の共通断面(図1のI−I断面)図である。 膨出部12aを有する駆動プーリ12(及び従動プーリ13)の作用説明図である。 CVTベルトの外観図である。 従来装置の概念構成図である。 従来装置における欠陥の検出概念図である。 従来装置を適用した表面欠陥検査装置の概念図である。
符号の説明
2a 金属リング(補正対象物、測定対象物、検査対象物)
10 表面欠陥検査装置
11 モータ(回転駆動手段)
12 駆動プーリ(プーリ)
12a 膨出部
13 従動プーリ(プーリ)
14 荷重体(テンション付与手段)
15 欠陥検査部
16 周長補正手段
17 周長計測手段
21 光源
24 受光用光ファイバー(第一の導光路)
25 受光素子(第一の受光素子)
31 光源
34 受光用光ファイバー(第二の導光路)
35 受光素子(第二の受光素子)
45 差分演算部(差分値演算手段)
46 ハイ側しきい値判定部(判別手段)
47 ロー側しきい値判定部(判別手段)

Claims (7)

  1. 少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される補正対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに与えるテンションを増減操作して周回運動中の金属リングの周長を補正する周長補正手段とを備えた周長補正装置において、
    前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とする周長補正装置。
  2. 前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とする請求項1記載の周長補正装置。
  3. 少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される測定対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、回転中の前記プーリの間隔から前記金属リングの周長を推定計測する周長計測手段とを備えた周長測定装置において、
    前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とする周長測定装置。
  4. 前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とする請求項3記載の周長測定装置。
  5. 少なくとも二つのプーリと、該プーリ間に掛け渡される検査対象物としての金属リングと、該プーリを回転させて前記金属リングに周回運動を与える回転駆動手段と、回転中の前記プーリの間隔を加減しながら前記金属リングに所定のテンションを与えるテンション付与手段と、周回運動中の前記金属リングの被検査面の欠陥を検査する欠陥検査部とを備えた表面欠陥検査装置において、
    前記プーリの外周面全周にわたって膨出部を形成し、該膨出部は、該プーリの回転面に沿って外向突出する膨らみであることを特徴とする表面欠陥検査装置。
  6. 前記欠陥検査部は、検査対象物の被検査面を照明する光源と、前記被検査面からの反射光を第一の受光素子に導く第一の導光路及び該反射光を第二の受光素子に導く第二の導光路と、前記第一の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号と前記第二の受光素子から出力される電気信号又はその電気信号に相関する電気信号との差分値を演算する差分値演算手段と、前記差分値と所定のしきい値とを比較して前記被検査面の欠陥の有無を判別する判別手段とを有することを特徴とする請求項5記載の表面欠陥検査装置。
  7. 前記膨らみは、円弧クラウニング、楕円クラウニング又はエンドレリーフ若しくはそれらに類似した形状を有することを特徴とする請求項5記載の表面欠陥検査装置。
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