JP3423559B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
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Description
苗植付装置が備えられ、この苗植付装置の前方箇所に配
置された貯溜部から繰出し機構により繰り出された粉粒
状の肥料を、送風手段の送風作用によって、供給管路を
通して前記苗植付装置に備えた作溝器に向けて送風案内
するように構成されている施肥装置付き田植機に関す
る。
後方側に苗植付装置がリンク機構を介して昇降自在に設
けられる構成となっているが、上記構成の施肥装置付き
田植機は、苗植付装置の前方側、即ち、苗植付装置と車
体との間に位置させて、肥料の貯溜部及び繰出し機構を
備える構成として、これらを苗植付装置の後方側に備え
る構成に較べて、機体全体の前後長さをコンパクトにし
たり、リンク機構により支持する荷重を少なくできるよ
うにしたものである。
おいて、従来では、作業終了後に前記貯溜部に残ってい
る肥料を回収する為の構成として、例えば、貯溜部を、
前記繰出し機構に対して接続される状態と、繰出し機構
と分離させて上方に移動する状態とにわたって昇降自在
に支持させて、残り肥料を回収するときは、貯溜部を上
昇させて、繰出し機構と貯溜部との間に形成された空間
に回収用の容器を入り込ませて、自然落下により肥料を
回収するようにしたものがあった(第1の従来技術)。
成としては、施肥作業が終了した後に、苗植付装置にお
ける作溝器の下方側に回収容器を位置させた状態で、繰
出し機構と送風手段とを作動させることによって、貯溜
部内に残っている肥料を供給管路を通して排出させるよ
うにしたものもあった(第2の従来技術)。
来技術においては、肥料を貯溜する為に大型の部材とな
る貯溜部を上下方向に昇降自在に支持させるための構成
及び貯溜部の底部に蓋体を設ける必要がある等、構成の
複雑化を招く不利があるとともに、残り肥料を回収する
際に、大型の部材である貯溜部を昇降操作させる操作、
あるいは、貯溜部と繰出し機構との間の狭い空間内に回
収容器を入り込ませる操作等、作業が煩わしいものにな
ってしまう不利な面があった。
1の従来技術のように構成が複雑化することはないが、
残り肥料の回収作業は、圃場での植付け作業が終了した
後に圃場の外で行われることになるが、このとき、苗植
付装置は走行上の安全の為に上昇位置に操作されるが、
このような状態で、作溝器の下方側に位置する回収容器
に効率よく肥料を回収する為には、回収容器をできるだ
け作溝器に近い高い位置に設定しなければならず、作業
者が手で支える必要がある。尚、このような不利を回避
するために、苗植付装置を地面に近い低い位置に下降さ
せて回収作業することも考えられるが、この場合には、
苗植付装置が地面に接触して損傷を与えるおそれがあ
る。しかも、苗植付装置における作溝器には、植付け作
業終了時に圃場での泥土等が付着していることがあり、
残り肥料を回収する際にこの付着泥土等によって肥料が
滞留して円滑な回収が行えなくなるといったおそれもあ
った。
であり、その目的は、上述したような従来の不利を解消
して、極力、簡素な構成でありながら、煩わしさの少な
い状態で能率よく残り肥料の回収を行うことができる施
肥装置付き田植機を提供する点にある。
成によれば、走行車体の後方に苗植付装置が備えられ、
この苗植付装置の前方箇所に配置された貯溜部から繰出
し機構により繰り出された粉粒状の肥料を、送風手段の
送風作用によって、供給管路を通して前記苗植付装置に
備えた作溝器に向けて送風案内するとともに、前記貯留
部に残留する肥料を排出経路を通して外部に送風案内す
るように構成し、前記送風手段による送風を、前記供給
管路に供給するとともに前記排出経路への供給を断つ供
給状態と 、前記排出経路に供給するとともに前記供給管
路への供給を断つ排出状態とに切り換え自在な案内経路
変更手段を備えている。
変更手段を供給状態に切り換えておくことにより、繰出
し機構から繰り出されて肥料が、供給管路を通して送風
手段にて作溝器に向けて送風案内される。そして、例え
ば、施肥作業終了後において、貯溜部内に残っている肥
料を回収する場合には、案内経路変更手段を排出状態に
切り換えることで、送風が外部排出用の排出経路に向け
て案内されることになるので、この排出経路から排出さ
れる肥料を回収容器等によって回収することができる。
構成を複雑化させることなく、繰り出される肥料の案内
経路を切り換えるだけの簡単な構成で対応でき、しか
も、作溝器から肥料を回収する場合のように苗植付装置
の昇降位置に制約を受けることなく、作業の行いやすい
箇所で肥料を回収することが可能となる。
繰出し機構が車体横幅方向に沿って並列する状態で複数
備えられ、各繰出し機構に対応して備えられた複数の前
記排出経路の夫々を連通接続する筒体が設けられ、且
つ、この筒体に粉粒体排出用の開口が形成されている。
出される残り肥料が、夫々の排出経路を連通接続する筒
体に案内されるので、全ての繰出し機構からの残り肥料
は筒体を通して集合された状態で、筒体に形成された粉
粒体排出用の開口からまとめて排出することができる。
れた排出経路に対して、各別に残り肥料の回収作業を行
うような場合に較べて、能率よく回収作業を行うことが
できる。
筒体の内部に、各排出経路を通して案内される粉粒体を
前記開口に向けて移送させる移送手段が備えられている
ので、筒体に案内された肥料を移送手段によって強制的
に移送させることで、能率よく且つ確実に肥料を排出す
ることができる。
筒体が、その長手方向が繰出し機構の並列方向に沿う状
態で横向き配置されるので、車体と苗植付装置との前後
中間部分のスペースを有効利用して、例えば、苗植付装
置の昇降作動等を阻害することはなく、長手方向の寸法
は繰出し機構の設置領域と同じ長さで済むので、車体横
幅全体を大型化させることなく筒体をコンパクトに設置
できる。しかも、開口が、筒体の横側端部に下向き開放
状に形成されているから、排出される粉粒状の肥料が確
実に下向きに排出案内されるので、例えば、回収容器で
受け止める場合等において肥料回収作業が行い易いもの
になる。
筒体に形成される肥料排出用の開口が上下方向に位置変
更調節自在に構成されているので、例えば、回収容器を
地面に置いたままで回収作業するような場合であって
も、前記開口を上下方向に位置変更させることで、粉粒
状の肥料が外部に飛散しないように適切な位置に調節す
ることができて、能率よく肥料回収作業を行うことがで
きる。
田植機について図面に基づいて説明する。図1に示すよ
うに、夫々左右一対の前輪1及び後輪2を備えた乗用型
の走行車体の後方にリンク機構3を介して苗植付装置4
が昇降自在に連結され、苗植付装置4の前方側に施肥装
置Aを装備して施肥装置付き田植機が構成されている。
この田植機は、走行車体の前部ボンネット5内に搭載し
たエンジンEの動力が、前部側伝動ケース6を介して前
輪1に伝達されるとともに、伝動軸7及び後部伝動ケー
ス8を介して後輪2に伝達されて車体が走行駆動される
四輪駆動型であって、走行車体の搭乗運転部9に備えら
れた操縦ハンドル10の操作に伴って左右前輪1が操向
揺動されるように構成されている。又、前部側伝動ケー
ス6から動力取り出し軸11を介して苗植付装置4に動
力が伝達されて苗植付装置4が駆動され、圃場内を走行
しながら苗植付け作業を行えるように構成されている。
12の伸縮操作に伴って、下端部が圃場面に接地する苗
植付け用の作業位置と、大きく上方に移動する上昇位置
とにわたって昇降操作自在であって、リンク機構3に連
結支持される植付部フレーム13に対して車体横幅方向
に沿って設定ピッチで往復横移動する苗のせ台14、苗
のせ台14に載置された植付け対象苗の下端部から一株
づつ取り出して圃場に植付ける複数(6個)の植付機構
15、圃場に接地しながら泥面を整地する接地フロート
58等を備えて6条植え形式に構成されている。
ロークエンドにおいて載置している苗を植付機構15に
向けて設定量づつ送り出す縦送り装置16が各植付条毎
に設けられている。この縦送り装置16は、上下一対の
プーリにわたって突起付きベルトが巻回され、下方側の
プーリがストロークエンドにおいて接当作用により、所
定量づつ回動操作されるように構成されている。又、こ
の縦送り装置16には、構造は詳述しないが、2条毎に
縦送り作動を行う状態と作動を停止する状態とに切り換
え自在な縦送りクラッチ16dが設けられている。そし
て、前記接地フロート58には、各植付条における苗の
植付け部位に隣接する夫々の箇所において、接地面より
も下方側に向けて泥土層に入り込み、泥面上に肥料を供
給する為の溝を形成する作溝器17が設けられている。
示すように、施肥装置Aは、粉粒状の肥料を貯溜する貯
溜部としての貯溜ホッパー18の下方側に位置して貯溜
ホッパー18から設定量づつ下方側に向けて繰り出す繰
出し機構19が各植付条に対応して複数(6個)設けら
れるとともに、繰出し機構19により繰り出された粉粒
状の肥料を、送風手段としての送風ブロア20の送風作
用によって、施肥ホース21(供給管路の一例)を通し
て前記苗植付装置4に備えた作溝器17に向けて送風案
内するように構成されている。前記繰出し機構19は、
図3に示すように、ケーシング22の内部に、貯溜ホッ
パー18の底部開口部分に臨む状態で、繰出し回動軸2
3に一体回動自在に外嵌されるとともに、外周部に所定
ピッチをあけて複数の肥料入り込み用の凹部24が形成
された繰出し回転体25が設けられ、繰出し回転体25
の回転に伴って凹部24内に貯められた肥料が下方側の
漏斗状の案内部26に流下案内されるように構成されて
いる。尚、凹部24内に所定量づつ貯めるように擦り切
り用のブラシ27が設けられている。
周面に位置する作用位置と、繰出し回転体25から離間
する肥料排出位置とにわたって横軸芯P周りで揺動自在
で、且つ、ケーシング22の横側外方に設けられた切換
操作具31の切り換え操作に伴って一体的に揺動して、
前記各位置にて位置保持されるようになっている。
ング22は、車体フレームFから固定立設された縦フレ
ーム29によって支持され、車体横方向に延設された横
フレーム30によって固定支持されている。前記繰出し
回動軸23は、一対の繰出し機構19毎に夫々の繰出し
回転体25が一体的に回動するように三本に分割されて
設けられ、6個の繰出し機構19のうち2個の繰出し機
構19毎に各別に駆動並びに停止できるように構成され
ている。
明する。繰出し機構19の後方側箇所に、車体横幅方向
に沿って施肥装置Aのほぼ全幅に亘る長さで、且つ、両
側端部にて回動自在に支持される状態で駆動軸32が配
置され、この駆動軸32の横幅方向中間部に一方向クラ
ッチ33が設けられている。そして、一方向クラッチ3
3の操作アーム34と、動力取り出し軸11によってベ
ベルギア機構28を介して回転駆動される横向き伝動軸
35に取付られた回転アーム36とが押し引きリンクで
枢支連結されて、回転アーム36の回転に伴って押し引
きリンク37が押し引き操作されて、一方向クラッチ3
3により操作アーム34が所定方向に回動するときにの
み駆動軸32が回動操作されるように連動連係されてい
る。従って、回転アーム36が回転するに伴って駆動軸
32が一定方向に間欠的に回動操作されることになる。
回動軸23との間に、各別に動力伝達を入り切り自在な
施肥クラッチ38が夫々設けられている。この施肥クラ
ッチ38は、図4、図5に示すように、駆動軸32に相
対回動自在に外嵌されたギア39と、各繰出し回動軸2
3に一体回動自在に外嵌されたギア40とが噛合う状態
で設けられ、駆動軸32側のギア39の横側に、駆動軸
32に一体回動自在で且つ回転軸芯方向にスライド操作
自在なクラッチ片41がギア39に近接する方向に向け
てバネ付勢される状態で外嵌され、このクラッチ片41
とギア39の対向する箇所に、噛合部kが形成され、こ
の噛合部kが噛み合うことでそれらが一体回動するよう
になっている。又、前記各クラッチ片41が操作ワイヤ
42の引き操作によって各別に切り操作可能に構成され
ている。つまり、横フレーム30から固定延設された支
持部30aによりクラッチ片41に対して係合作用する
操作体57が縦軸芯X3周りで揺動自在に支持され、バ
ネ付勢力によって噛合部kが噛み合うクラッチ入状態に
なり、操作ワイヤ42の引き操作によって、バネ力に抗
して噛合部kが離間してクラッチ切り状態に切り換えら
れるようになっている。前記各操作ワイヤ42は、図9
に示すように、動力取り出し軸11から各植付機構15
に対する伝動系において、2条毎に、植付機構15に対
する動力伝達を入り切りする3個の畦際クラッチ43の
夫々を各別に操作するための植付クラッチレバー(操作
レバーの一例)44に連係されている。従って、植付ク
ラッチレバー44の入り切り操作に伴って、対応する2
条分の植付機構15に対する伝動が入り切りされるとと
もに、対応する2条分の施肥クラッチ38が入り切り操
作されることになる。尚、前記植付クラッチレバー44
には、縦送りクラッチ16dも夫々連係されており、植
付機構15の作動に入り切りに伴ってそれに対応する2
条分の植付け条毎に縦送り装置16も作動が入り切りさ
れるようになっている。
の前方側には、丸筒状の送風パイプ45が、その長手方
向が車体横幅方向に沿う状態で配置されるとともに、両
端側にて支持ブラケット46を介して横フレーム30に
支持される状態で設けられ、この送風パイプ45の横一
側端部には、前記送風ブロア20が設けられ、送風ブロ
ア20により送風パイプ45の内部に送風供給されるよ
うになっている。図6、図7に示すように、この送風ブ
ロア20は、送風パイプ45に向けて送風作用する作用
位置(図6(イ)参照)と、送風パイプ45の端部を開
放する清掃用開放位置(図6(ロ)参照)とにわたって
縦軸芯X1周りで切り換え揺動自在に支持されている。
又、前記各位置において、抜き差し自在なロックピン4
7にて夫々位置保持できるようになっている。又、ケー
シング22の下方側には、送風パイプ45と同様な丸筒
状の排出パイプ48が、その長手方向が車体横幅方向に
沿う状態で配置され、この排出パイプ48の長手方向一
側端部は下方に向けて屈曲成形され、その下方側端部に
は肥料排出用の開口49が下向き開放状に形成され、長
手方向他端側は、図8に示すように、開閉操作自在な蓋
体45aにて閉塞されている。
案内部26の下方側には、案内部26の下端出口50に
連通する状態で車体後方側に向けて開口する施肥供給部
51が形成され、この施肥供給部51には前記施肥ホー
ス21の一端側が差し込み装着される。そして、施肥供
給部51の前方側には、案内部26の下端出口50と送
風パイプ45の内部とを連通接続するようにエアー供給
部52が形成されている。このエアー供給部52と施肥
供給部51とは、車体前後方向に沿って略一直線状に連
なるように形成されている。前記案内部26の下端出口
50の下方側には、その下端出口50と前記排出パイプ
48の内部とを連通接続する排出経路53を構成するよ
うに排出部54が形成されている。
肥料を、前記施肥ホース21に案内する供給状態と、前
記排出経路53に向けて案内する排出状態とに切り換え
自在な案内経路変更手段としての経路切換板55が、複
数の繰出し機構19の夫々に対応して設けられている。
この経路切換板55は、排出経路53を閉塞して、案内
部26の下端出口50に対して、施肥供給部51の内
部、即ち、施肥ホース21の内部及び送風パイプ45の
内部を連通させる供給位置と、施肥供給部51の内部通
路を閉塞して、案内部26の下端出口50に対して、排
出経路53及び送風パイプ45の内部を連通させる排出
位置とにわたって左右軸芯X2周りで揺動自在に枢支さ
れ、案内部26の外部に設けられた切換レバー56を操
作することによって、一体的に揺動して上記各位置に切
り換えられるようになっている。
は、前記経路切換板55を供給位置に切り換えるととも
に、送風ブロア20による送風作動を開始することで、
繰出し機構19から所定量づつ繰り出された粉粒状の肥
料は送風ブロア20の送風力によって、案内部26の下
端出口50から施肥供給部51及び施肥ホース21を通
過して作溝器17に向けて送風案内され、圃場に供給さ
れることになる。そして、植付け作業が終了した後にお
いて、貯溜ホッパー18内に肥料が残っており、この肥
料を回収する場合には、前記切換レバー56を排出位置
に切り換えるとともに、繰出し機構19におけるブラシ
27を繰出し回転体25から離間する肥料排出位置に切
り換えて肥料を排出させ、送風ブロア20による送風を
実行すると、排出された肥料は、案内部26の下端出口
50から排出経路53及び排出パイプ48を通過して、
排出パイプ48の長手方向一側端部に形成された開口か
ら外部に排出されることになる。そのとき、開口に対応
して回収容器等を位置させておくことで肥料を回収する
ことができる。従って、送風ブロア20が、排出パイプ
48の内部に各排出経路53を通して案内される粉粒体
を前記開口に向けて移送させる移送手段Iとして機能す
ることになる。尚、上述したようにブラシ27を排出位
置に切り換える代わりに、繰出し回転体25を回転させ
て残り肥料を繰り出すこともできる。
開口49が単に下向き開放状に形成される場合を例示し
たが、このような構成に加えて、例えば、図10に示す
ように、肥料回収用の容器を載置する為の容器受台60
を一体的に備える構成としてもよく、あるいは、図11
に示すように、排出パイプ48における前記開口49が
形成される筒部分48aを、多重筒構成としてそれらが
相対スライドして伸縮操作可能に構成して、開口49の
位置が上下方向に位置変更調節可能に設ける構成として
もよい。更に、別の形態として、前記排出パイプ48の
本体部分の端部を横向き開放状に構成するとともに、排
出パイプ48における前記下向き開放状の開口が形成さ
れる端部筒部分を、本体部分に着脱自在に連結させる構
成としてもよい。
ロア20による送風によって排出パイプ48に排出され
た残り肥料を外部に排出させる構成としたが、このよう
な構成に代えて、排出作動専用の送風ブロア20を別途
設けてもよく、あるいは、施肥用の送風ブロア20から
の送風を送風パイプ45を介することなく直接、排出パ
イプ48内に供給できるように風路を切り換えるように
構成してもよい。
の内部に前記各排出経路52を通して案内される粉粒体
を前記開口に向けて移送させる移送手段Iとして、送風
ブロア20を用いて送風案内させて外部に排出させる場
合を示したが、例えば、図12に示すように、排出パイ
プ48内にスクリューコンベア61を備えさせ、手動ハ
ンドル61aにて回転操作させて肥料を排出させるよう
にして移送手段Iを構成してもよい。又、手動ハンドル
に代えて電動モータ等のアクチュエータにてスクリュー
コンベア61を駆動してもよい。
機構19に対応して備えられた複数の排出経路52の夫
々を連通接続する筒体としての排出パイプ48が設けら
れ、且つ、この排出パイプ48に形成された開口から肥
料を排出させる構成としたが、このような構成に代え
て、前記各繰出し機構19における排出経路52の夫々
に対応して、各別に、回収容器を備えて肥料を回収する
構成としてもよく、あるいは、前記各排出経路52に各
々排出用のホースを接続させて、肥料を下方側の容器に
向けて流下案内させる構成としてもよい。
植付装置の前方において、走行車体の後部側に車体フレ
ームに支持させる構成としたが、施肥装置を植付部フレ
ームに支持させる構成としてもよい。
Claims (5)
- 【請求項1】 走行車体の後方に苗植付装置が備えら
れ、この苗植付装置の前方箇所に配置された貯溜部から
繰出し機構により繰り出された粉粒状の肥料を、送風手
段の送風作用によって、供給管路を通して前記苗植付装
置に備えた作溝器に向けて送風案内するとともに、前記
貯留部に残留する肥料を排出経路を通して外部に送風案
内するように構成し、前記送風手段による送風を、前記
供給管路に供給するとともに前記排出経路への供給を断
つ供給状態と、前記排出経路に供給するとともに前記供
給管路への供給を断つ排出状態とに切り換え自在な案内
経路変更手段を備えている施肥装置付き田植機。 - 【請求項2】 前記繰出し機構が車体横幅方向に沿って
並列する状態で複数備えられ、 各繰出し機構に対応して備えられた複数の前記排出経路
の夫々を連通接続する筒体が設けられ、且つ、この筒体
に粉粒体排出用の開口が形成されている請求項1記載の
施肥装置付き田植機。 - 【請求項3】 前記筒体の内部に前記各排出経路を通し
て案内される粉粒体を前記開口に向けて移送させる移送
手段が備えられている請求項2記載の施肥装置付き田植
機。 - 【請求項4】 前記筒体は、その長手方向が前記繰出し
機構の並列方向に沿う状態で横向き配置されるととも
に、 前記開口が、前記筒体の横側端部に下向き開放状に形成
されている請求項2又は3記載の施肥装置付き田植機。 - 【請求項5】 前記開口が上下方向に位置変更調節自在
に構成されている請求項4記載の施肥装置付き田植機。
Priority Applications (1)
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JP02244797A JP3423559B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 施肥装置付き田植機 |
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JP02244797A JP3423559B2 (ja) | 1997-02-05 | 1997-02-05 | 施肥装置付き田植機 |
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1997
- 1997-02-05 JP JP02244797A patent/JP3423559B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3697773B2 (ja) | 田植機 |
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