JP5596640B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
粉粒状の農用資材を圃場に供給する農用資材供給装置と、筒状の排出手段から空気とともに排出される前記農用資材を、袋状の回収体に回収する農用資材回収装置とを備えた水田作業機であって、
前記農用資材回収装置が、前記排出手段を前記回収体の開口部に受け入れた状態で、前記回収体の上端付近を支持する支持ロッドを備え、
前記排出手段の外周と前記開口部の間に所定量の間隙が形成されるように、前記開口部を内側から保持する保持部材が前記支持ロッドに設けられている点にある。
前記接続部が、前記基端部の側方外側の端部から前記支持部の側方内側の端部に向かって、斜め内向きに延出されている点にある。
〔田植機の全体構成〕
本発明に係る水田作業機の一例として図1及び図2に示す田植機は、機体1の運転部ステップ18上にステアリングホイール10等を装備した操縦部11と運転席12とを備え、本発明に係る施肥装置2(農用資材供給装置の一例)が運転席12の後方に配設されている。機体1は操向操作自在な左右一対の前輪14及び後輪15を備えており、車体フレーム13の前部側にエンジン16及びミッションケース17が配設される。
図2に示すように、苗植付装置3は8条植えに構成され、4つの植付伝動ケース83、植付伝動ケース83に支持される一対の回転ケース84、夫々の回転ケース84に備えた2つの植付爪85、5つの接地フロート86、及び、マット状苗が載置される苗のせ台87夫々を備えている。各植付爪85による苗植付け箇所の横側付近には、接地フロート86に取付けた作溝器81が1個ずつ配置され、その上端部にはホース82が接続している。この構成により、植え付け作動と連係して圃場面に植え付けられた苗の近傍位置に作溝器81が溝を形成し、この溝に肥料が供給される。
図3及び図5に示すように、施肥装置2は粒状の肥料(農用資材の一例)を貯留する4つの貯留ホッパ31(農用資材貯留部の一例)と、各貯留ホッパ31の下側に配置された4つの繰出部32とを備える。貯留ホッパ31は透明樹脂製の容器であり、支持フレーム33に固定されている。この支持フレーム33は丸パイプ状の横フレーム部33aと、横フレーム部33aに連結する角パイプ状で貯留ホッパ31を支持する支持フレーム部33bとを備えている。
他方、下部繰出ケース36の下部後方には、繰出しロール37によって繰出された肥料を送風管路36aから送られた圧送用空気と共に圃場に向けて送り出す搬送管55が連通状に配置されており、搬送管55の突出端に前述したホース82が連結されている。
図6に示すように、繰出部32の後面側には排出ダクト102が横長姿勢で備えられており、各排出口35aはこの排出ダクト102に形成された筒状の接続部102aと連通接続されている。
ここで、エンジン16の動力を繰出部32に伝達して駆動する駆動・伝達機構について説明する。繰出部32を操作する動力は、図1に示すミッションケース17から後方に延出された伝動軸51から伝達される。図3に示すように、伝動軸51及び回転アーム52は機体1の左右中央に配置され、左右の車体フレーム13の間に配置されている。伝動軸51に回転アーム52が連結され、回転アーム52の偏芯位置に作動ロッド53が上方に延出するように連結されている。このような構成により、伝動軸51とともに回転アーム52が回転駆動した際には作動ロッド53が上下往復運動を行い、この作動ロッド53の上下往復運動は調節機構70を介して駆動ロッド59から繰出ロール37へと伝えられる。
図2から図5に示すように、肥料の供給あるいは回収の際に利用される搬送風を作り出すブロア104が運転席12の下後方に配設されている。このブロア104は、電動モータ104aをファンケース104bに連結した構造を有しており、ファンケース104bに内蔵したファン104cが電動モータ104aで駆動されることによりファンケース104bから送風ダクト101に搬送風が供給される。
図9及び図10に示すように、施肥装置2を、貯留ホッパ31の肥料を搬送風とともにホース82から圃場面に供給するための「作業位置」と、貯留ホッパ31に残留している肥料を搬送風とともに回収するための「回収位置」とに操作自在な切換レバー26が、繰出部32の前部側(機体1の前側)に向けて突出する位置に備えられている。この切換レバー26は、4つの排出シャッター39と、8つの導風シャッター57と、切換シャッター107とを連係して操作する切換操作具として機能する。
また、上部繰出ケース35と接続している接続部102aに、平面視で三角形状の突起部102dを形成している。この突起部102dは、搬送風の流れの方向で下流側となる接続部102aの側面に形成され、搬送風が上部繰出ケース35に流れ込むことや、接続部102aで搬送風が拡散して渦を作る不都合を抑制する。
図3、図16及び図17に示すように、排出ダクト102の排出部102cの付近には、排出部102cから空気とともに排出される肥料を袋状の回収体に回収する農用資材回収装置100が配置されている。
図17に示すように、排出部102cは、排出ダクト102の右端を斜め下向きに屈曲させることにより肥料の排出方向を下向きに設定してあり、農用資材回収装置100は、排出部102cの先端から延出される柔軟なメッシュ状排出筒111(排出手段の一例)と、メッシュ状排出筒111から排出される肥料が回収袋5(回収体の一例)に入るように回収袋5を支持する概して横長の支持ロッド90とを備える。
回収袋5を支持ロッド90で支持させる際には、後述する支持ロッド90の支持部90cを開口部5aから回収袋5内に挿入し、この未開口部5bを下から持ち上げた形態で、言い換えれば、回収袋5が未開口部5bによって支持部90cに吊り下げられる形態で、回収袋5を支持させることになる。
図16、図17に示すように、支持ロッド90は、貯留ホッパ31の右端付近に略水平に支持された基端部90aと、回収袋5の未開口部5bを支持する支持部90cと、基端部90aの側方外側の端部と支持部90cの側方内側の端部とを接続する接続部90bとを有する。より詳細には、接続部90bは、基端部90aの外側端部から支持部90cの内側端部に向かって、斜め内向きに延出されており、その結果、後方から見ると支持ロッド90は概してZ字状を呈している。
図19に示すように、支持ロッド90の支持部90cには、回収袋5の開口部5aを内側から保持するコ字状の保持部材120が設けられている。保持部材120は、前後方向に延びる中央部120aと、中央部120aの両端から田植機の幅方向の内側に向かって平行に延びる一対のアーム部120b,120cとを有する。
尚、保持部材120は、閉じられた矩形ではなく、田植機の幅方向内側に開放されたコ字状としてあるので、円筒状のメッシュ状排出筒111に限らず、互いに先端形状の異なる複数種類の排出管を保持部材120の内部にフレキシブルに受け入れることができる。
支持ロッド90の支持部90cには、回収袋5の未開口部5bを支持部90cの外周に挟着するための固定手段125が設けられている。図20に示すように、固定手段125は、1本の鋼線などを曲げ加工して作られており、同鋼線の中心部を円形に加工して得られたハンドル部125aと、ハンドル部125aの両端に設けた第1近接部126aから一旦左右に広がり、再び近接するように円形に加工して得られた挟着部125bと、挟着部125bの両端に設けた第2近接部126bから左右に直線状に延びた第1直線部125cと、第1直線部125cの両端からハンドル部125a及び挟着部125bの作る平面に対して直角に延びた第2直線部125dと、第2直線部125dの両端から内側に延出された第3直線部125eを有する。
固定手段125は、挟着部125bが支持部90cの外周面に外嵌された作用位置と、挟着部125b及び第2近接部126bが支持部90cの上方に配置された解除位置との間で、第3直線部125eを中心に揺動操作することができる。解除位置から作用位置への切り換えは、ハンドル部125aを指で移動させることで実現できるが、この切り換え時には、ハンドル部125aの持つ弾性に基づいて、第2近接部126bが支持部90cの外周面に沿って滑り降りながら広げられる。
支持ロッド90をその接続部90bが正確に上下に延びた姿勢のまま回収位置から退避位置に移動させると、規制片90sが右側のステー91の規制凹部91tに係止され、退避位置における支持ロッド90の軸心回りでの不用意な回転が規制される。
貯留ホッパ31のホッパ蓋31a(蓋部材の一例)の裏面には、予備の数枚の回収袋5、及び、貯留ホッパ31の内面などに付着している肥料を掃き落とすためなどに使われる清掃用ブラシ128(清掃用具の一例)を収納する収納部が設けられている。
この収納部は、ホッパ蓋31aの裏面に互いに左右に離間するように配置された一対のクリップ部材130によって構成されている。クリップ部材130は、ホッパ蓋31aの裏面にネジなどで固定された基端部130aと、基端部130aの先端から延設された中間部130bと、中間部130bの先端から延設された挟着部130cとを一体的に備えている。
5 回収袋(回収体)
5a 開口部
5b 未開口部
82 ホース
90 支持ロッド
90a 基端部
90b 接続部
90c 支持部
91 ステー
100 農用資材回収装置
101 送風ダクト
102 排出ダクト
102c 排出部
104 ブロア
111 メッシュ状排出筒(排出手段)
120 保持部材
125 固定手段
128 清掃用ブラシ(清掃用具)
130 クリップ部材(収納部)
132 補助クリップ部(収納部)
31 貯留ホッパ(農用資材貯留部)
31a ホッパ蓋(蓋部材)
Claims (6)
- 粉粒状の農用資材を圃場に供給する農用資材供給装置と、筒状の排出手段から空気とともに排出される前記農用資材を、袋状の回収体に回収する農用資材回収装置とを備えた水田作業機であって、
前記農用資材回収装置が、前記排出手段を前記回収体の開口部に受け入れた状態で、前記回収体の上端付近を支持する支持ロッドを備え、
前記排出手段の外周と前記開口部の間に所定量の間隙が形成されるように、前記開口部を内側から保持する保持部材が前記支持ロッドに設けられている水田作業機。 - 前記開口部から前記回収体内に挿入された前記支持ロッドの支持部が前記開口部に隣接配置された未開口部を持ち上げ支持可能に構成されており、前記未開口部を前記支持ロッドの外周に挟着する挟着姿勢と挟着解除された解除姿勢との間で変位操作自在な固定手段が前記支持ロッドに設けられている請求項1に記載の水田作業機。
- 前記支持ロッドは、前記農用資材供給装置の農用資材貯留部に支持された基端部と、前記回収体をその上端付近を介して支持する支持部と、前記基端部の側方外側の端部から前記支持部の側方内側の端部に向かって下向きに延出される接続部とを有する請求項1または2に記載の水田作業機。
- 前記基端部は、農用資材を回収するべく前記支持部が水田作業機から側方に突出した回収位置と、前記支持部が引退した退避位置との間で摺動移動可能に支持されており、
前記接続部が、前記基端部の側方外側の端部から前記支持部の側方内側の端部に向かって、斜め内向きに延出されている請求項3に記載の水田作業機。 - 予備の前記回収体を収納する収納部が、前記農用資材供給装置の農用資材貯留部の蓋部材の裏面に設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の水田作業機。
- 農用資材の清掃用具を収納する収納部が、前記農用資材供給装置の農用資材貯留部の蓋部材の裏面に設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の水田作業機。
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