JP5379768B2 - 粉粒体供給装置 - Google Patents
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Description
前記搬送経路に開閉自在な導風シャッターを備え、この導風シャッターを閉じることにより前記送風機から供給される搬送風を前記下部空間から繰出部に送る構成を有している点にある。
従って、送風機を特別に備えなくとも、施肥に用いられる送風機を用いて繰出部の管理を容易に行える粉粒体供給装置が合理的に構成された。
前記導風シャッターが閉じ操作され、前記排出シャッターが開放操作された状態で前記送風機から前記下部空間に供給される搬送風を前記繰出部のブラシの部位を通過させ前記排出経路に導くように構成されても良い。
つまり、貯留部の粉粒体を自重だけで送り出すのではなく、搬送風の圧力を作用させて排出経路側に送ることにより、粉粒体を搬送風とともに排出することが可能となり、粉粒体が貯留部に残留する不都合も解消される。
これに対し、上記操作機構を備えることにより、切換操作具を作業位置に操作した際には、製造上の誤差があっても、付勢手段の付勢力により排出シャッターが閉じ状態に維持され、肥料の無駄な漏れ出しが抑制される。また、切換操作具を回収位置に設定した際には付勢手段の付勢力が解除されるため、排出シャッターの開口状態への操作を軽く行うことが可能となる。
前記連結ダクトに開閉自在に切換シャッターが備えられ、前記切換操作具が作業位置にある状態で前記切換シャッターを閉じ状態に操作し、前記切換操作具が回収位置に操作された場合には前記切換シャッターを開放状態に操作する開閉操作機構を備えても良い。
〔田植機の全体構成〕
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る田植機は、機体1の運転部ステップ18上にステアリングホイール10等を装備した操縦部11と運転席12とを備えている。機体1は操向操作自在な左右一対の前輪14及び後輪15を備えており、車体フレーム13の前部側にエンジン16及びミッションケース17が配設される。
図1及び図2に示すように、苗植付装置3は8条植えに構成され、4つの植付伝動ケース83、植付伝動ケース83に支持される一対の回転ケース84、夫々の回転ケース84に備えた2つの植付爪85、5つの接地フロート86、及び、マット状苗が載置される苗のせ台87夫々を備えている。各植付爪85による苗植付け箇所の横側付近には、接地フロート86に取付けた作溝器81が1個ずつ配置され、その上端部にはホース82が接続している。この構成により、植え付け作動と連係して圃場面に植え付けられた苗の近傍位置に作溝器81が溝を形成し、この溝に肥料が供給される。
図3及び図4に示すように、施肥装置2は粒状(粉状でも良い)の肥料を貯留するホッパー型の貯留部31と、貯留部31の下側に配置された4つの繰出部32とからなる。貯留部31は肥料を貯留するための透明樹脂製の容器であり、支持フレーム33に固定されている。この支持フレーム33は丸パイプ状の横フレーム部33aと、横フレーム部33aに連結する角パイプ状で貯留部31を支持する支持フレーム部33bとを備えている。貯留部31の上部に開閉可能な蓋31aが設けられ、この蓋31aを開放することで貯留部31に上部から肥料の投入が可能となる。貯留部31は機体1の幅方向に沿った長辺を有するほぼ直方体形状であり内部が4つの貯留空間に仕切られている。これらの各貯留空間の下側に繰出部32が配設され、これら4つの貯留部31から繰出部32に肥料が送られる。また、1つの繰出部32は、2条の苗列に肥料を供給するように2本のホース82に対して肥料を送り出す。蓋31aの上面には苗すくい板とともにマット状苗の載置を可能にする複数のリブ31bが突設されている。このように複数のリブ31bが突設されているため、予備苗のせ台22のマット状苗を苗のせ台87に補給する場合に、苗すくい板とともにマット状苗を貯留部31の上面に一時的に載せることが可能となる。
繰出部32に動力を伝達して駆動する駆動・伝達機構について説明する。繰出部32を操作する動力は、図1に示すミッションケース17から後方に延出された伝動軸51から伝達される。図3に示すように、伝動軸51及び回転アーム52は機体1の左右中央に配置され、左右の車体フレーム13の間に配置されている。伝動軸51に回転アーム52が連結され、回転アーム52の偏芯位置に作動ロッド53が上方に延出するように連結されている。このような構成により、伝動軸51とともに回転アーム52が回転駆動した際には作動ロッド53が上下往復運動を行い、この作動ロッド53の上下往復運動は調節機構70に伝えられる。図4に示すように、調節機構70は、調節ノブ70Aを備え、作動ロッド53の駆動力を作動量変更手段(図示せず)を介して駆動ロッド59に伝える伝動系を備えている。作動量変更手段は、調節ノブ70Aを回転操作することにより、作動ロッド53から伝えられる駆動力の作動ストロークを変更して駆動ロッド59に伝え、これにより、調節機構70は、作動ロッド53の1作動あたりの繰出ロール37の回転角度を変更して肥料の繰出し量の調整を実現する。
図5及び図6に示すように、肥料の供給あるいは回収の際に利用される搬送風を作り出す送風機としての電動ブロア104が運転席12の下後方に配設されている。この電動ブロア104は、電動モータ104aをファンケース104bに連結した構造を有しており、ファンケース104bに内蔵したファン104cが電動モータ104aで駆動されることによりファンケース104bから送風ダクト101に搬送風が供給される。
図17に示すように、回収体としての回収袋Bは、布製の袋本体5と、排出部102cから排出される肥料を袋本体5の内部に案内する案内筒6と、袋本体5を吊り下げるための2つの把手7とを備えている。
図9及び図10に示すように、繰出部32の前部側(機体1の前側)に向けて突出する位置に「作業位置」と「回収位置」とに操作自在な切換レバー26が備えられている。この切換レバー26は、4つの排出シャッター39と、8つの導風シャッター57と、切換シャッター107とを連係して操作する切換操作具として機能する。
このように構成から、肥料を回収する場合には、支持ロッド90を引出位置に引き出し、この支持ロッド90に回収袋Bの把手7を吊り下げる操作を行う。次に、回収袋Bの案内筒6の上端を排出部102cに外嵌し、この案内筒6の上端の開口を閉塞紐6aで絞る操作を行うことで、排出部102cの外周に対し案内筒6の上端の内面を密着させる。これにより排出ダクト102と案内筒6との隙間から肥料の抜け出しを阻止しながら、この肥料を、排出ダクト102を介して袋本体5の内部に導入することが可能となる。
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
31 貯留部
32 繰出部
35a 排出経路(排出口)
36a 送風管路
37 繰出ロール
37a 凹部
38 ブラシ
39 排出シャッター
46 開閉操作機構(切換ロッド)
55 搬送経路
57 導風シャッター
73 付勢手段(操作バネ)
101 送風ダクト
102 排出ダクト
103 連結ダクト
104 送風機(電動ブロア)
107 切換シャッター
Claims (6)
- 粉粒体を貯留する貯留部と、この貯留部に貯留された粉粒体を繰り出す繰出部と、この繰出部の下部空間から粉粒体を送り出す搬送経路と、前記下部空間に搬送風を供給することにより前記搬送経路に搬送風とともに前記粉粒体を送る送風機とを備えている粉粒体供給装置であって、
前記搬送経路に開閉自在な導風シャッターを備え、この導風シャッターを閉じることにより前記送風機から供給される搬送風を前記下部空間から繰出部に送る構成を有している粉粒体供給装置。 - 前記繰出部が、外周に凹部が形成され横向き姿勢の軸芯を中心にして回転自在に支持される繰出ロールと、この繰出ロールの外周に摺接するブラシとを備えている請求項1記載の粉粒体供給装置。
- 前記繰出ロールの外周近傍のうち前記ブラシと反対側で前記貯留部と前記繰出部との中間位置に前記貯留部の粉粒体を排出する排出経路を形成し、この排出経路に開閉自在に排出シャッターを備え、
前記導風シャッターが閉じ操作され、前記排出シャッターが開放操作された状態で前記送風機から前記下部空間に供給される搬送風を前記繰出部のブラシの部位を通過させ前記排出経路に導くように構成されている請求項2記載の粉粒体供給装置。 - 前記排出シャッターを閉じ状態に設定する作業位置と前記排出シャッターを開放状態に設定する回収位置とに操作自在な切換操作具を備えると共に、この切換操作具を作業位置に設定した際には、前記排出シャッターを閉じ状態に維持するように付勢手段からの付勢力を作用させ、この切換操作具を回収位置に設定した際には、前記付勢手段の付勢力を解除するとともに前記排出シャッターを開放状態に操作する操作機構を備えている請求項3記載の粉粒体供給装置。
- 前記切換操作具が作業姿勢に設定されることにより前記導風シャッターを開放状態に設定し、前記切換操作具が回収位置に設定されることにより前記導風シャッターを閉じ状態に設定する連係機構を備えている請求項4記載の粉粒体供給装置。
- 複数の前記繰出部が備えられると共に、夫々の繰出部の前記送風管路に接続する送風ダクトと、夫々の繰出部の排出経路に接続する排出ダクトと、送風ダクトの搬送風を排出ダクトに導く連結ダクトとが備えられ、
前記連結ダクトに開閉自在に切換シャッターが備えられ、前記切換操作具が作業位置にある状態で前記切換シャッターを閉じ状態に操作し、前記切換操作具が回収位置に操作された場合には前記切換シャッターを開放状態に操作する開閉操作機構を備えている請求項4又は5記載の粉粒体供給装置。
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