JP5963694B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
上記した従来の技術を適用することにより、複数の繰出機構における粉粒体送出部にブロワからの粉粒体搬送風を分配供給するよう構成した場合、供給される粉粒体搬送風の風圧が強い粉粒体送出部と弱い粉粒体送出部とができるとか、粉粒体送出部によっては、供給される粉粒体搬送風の風量不足が生じるなど、供給不良が生じ易いおそれがある。繰出機構の数が多くなるほど、供給不良が生じ易い。
つまり、従来の技術を適用した場合、複数の繰出機構における粉粒体送出部に粉粒体搬送風を分配供給する分配供給管を、複数の繰出機構のうちの左側の繰出機構の粉粒体送出部に接続される左側の分割分配供給管と、複数の繰出機構のうちの右側の繰出機構における粉粒体送出部に接続される右側の分割分配供給管とによって構成し、左側の分割分配供給管においても、右側の分割分配供給管においても、走行機体横内側端に位置する導入口にブロワからの粉粒体搬送風が送り込まれるよう構成することになる。従って、分割分配供給管の導入口側と終端側とにおける粉粒体搬送風の風力差及び風量差が大きくなりがちである。繰出機構の数が多くなるほど、分割分配供給管の長さが長くなり、風力差及び風量差がより大きくなる。
走行機体に機体横方向に並べて設けられ、タンクから粉粒体を繰り出す複数の繰出機構と、
前記複数の繰出機構のうちの走行機体横中央寄りの繰出機構、前記複数の繰出機構のうちの前記走行機体横中央寄りの繰出機構よりも左側の繰出機構、前記複数の繰出機構のうちの前記走行機体横中央寄りの繰出機構よりも右側の繰出機構それぞれに設けられた粉粒体送出部に各別に接続され、前記複数の繰出機構からの粉粒体を圃場に各別に供給する複数の供給部と、
前記走行機体横中央寄りの繰出機構、前記左側の繰出機構、前記右側の繰出機構それぞれにおける前記粉粒体送出部に粉粒体搬送風を分配供給する走行機体横向きの分配供給管と、
前記分配供給管にブロワからの粉粒体搬送風を送り込む送風管とを備え、
前記送風管に、前記分配供給管の軸芯方向での2箇所に粉粒体搬送風を分配して送り込む左右一対の吐出口を備えた二股部を設け、
前記送風管の前記左の吐出口を、前記分配供給管のうち、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位と、前記走行機体横中央寄りの繰出機構に隣り合う前記左側の繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位との間の部位に接続し、
前記送風管の前記右の吐出口を、前記分配供給管のうち、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位と、前記走行機体横中央寄りの繰出機構に隣り合う前記右側の繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位との間の部位に接続してあり、
前記分配供給管のうち、前記左の吐出口と前記右の吐出口との間の部分に、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続していることを特徴とする。
図1は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る水田作業機は、左右一対の操向操作自在な前車輪1,1及び左右一対の後車輪2,2が機体前部に設けたエンジン3からの動力によって駆動されて自走するよう構成した走行機体と、走行機体の機体フレームの後部に上下揺動自在なリンク機構4を介して連結され、昇降シリンダ5によるリンク機構4の揺動操作によって下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作される苗植付装置6と、走行機体の後部に設けたタンク30を有した施肥装置7とを備えている。
図1,2に示すように、走行機体は、機体後部に設けた運転座席10及び運転座席10の前方に設けたステアリングハンドル11が装備された運転部Aを備え、運転部Aに搭乗して操縦するように乗用型になっている。走行機体には、運転座席10の後方に苗及び肥料の供給作業に利用するよう設けた作業ステップ12を備えてある。
図1,2に示すように、苗植付装置6は、リンク機構4の後部部材4Bに前端部が連結された植付フレームFと、植付フレームFの後端部に走行機体横方向に一列に並べて取り付けられた10個の苗植付機構23と、植付フレームFの前部の上方に設けられた苗載台24と、植付フレームFの下部に走行機体横方向に並べて取り付けられた5個の接地フロート25とを備えている。
図1,2,3に示すように、走行機体の後部に設けた走行機体横方向に長い一つのタンク30と、タンク30の下部に走行機体横方向に並べて設けた10個の繰出機構31と、走行機体のうちの運転座席10の下方に位置する箇所に設けた電動式のブロワ32と、苗植付装置6の下部の走行機体横方向に並ぶ10箇所に設けた供給部33とを備えている。
従って、タンク30の走行機体前方側に配備された左右一対の前支柱35a(図3参照)と施肥フレーム34とにわたって設けたバックル式の連結具による施肥フレーム34の前支柱35aに対する連結を解除し、かつ後述する分配供給管43のブロワ32に対する接続を解除することにより、タンク30及び繰出機構31を支軸12cの走行機体横向き軸芯まわりに走行機体後方側に揺動操作して倒伏させることができる。
すなわち、タンク30に貯留された肥料は、繰出ケース36のうちの繰出回転体37より上方に位置する部位の内部に流下して、繰出回転体37の上側部に位置した繰出凹部37bに入り込む。肥料が入り込んだ繰出凹部37bは、繰出回転体37の回転によって繰出回転体37の下側部に移動して下向きに開口した状態になる。繰出凹部37bが下向き開口の状態になると、繰出凹部37bに入り込んでいた肥料が繰出凹部37bから落下して粉粒体送出部38に入り込む。粉粒体送出部38に入り込んだ肥料は、粉粒体送出部38の前端側に接続された分配供給管43から供給される粉粒体搬送風により、粉粒体送出部38の後端側の送出口38aから送出される。
すなわち、ブロワ32から送風管42に供給された粉粒体搬送風を送風管42の左及び右の吐出口42b,42cから分配供給管43に送り込む。左の吐出口42bから分配供給管43に送り込んだ粉粒体搬送風を分配供給管43によって左右に分流させて走行機体横中央寄りの繰出機構31cの粉粒体送出部38及び左側の4個の繰出機構31aの粉粒体送出部38に分配供給する。右の吐出口42cから分配供給管43に送り込んだ粉粒体搬送風を分配供給管43によって左右に分流させて走行機体横中央寄りの繰出機構31cの粉粒体送出部38及び右側の4個の繰出機構31bの粉粒体送出部38に分配供給する。
尚、施肥作業を行う場合、遮蔽弁49aを閉じておき、分配供給管43に送り込まれた粉粒体搬送風が排出管48に漏れ出ることを防止する。
図11は、別の実施構造を備えた水田作業機における施肥装置7を示す概略図である。図11に示すように、別の実施構造を備えた水田作業機は、走行機体横方向に並ぶ5個の苗植付機構の横側近くに一つずつ位置する5個の供給部33、及び走行機体横方向に並ぶ5個の繰出機構31を備えている。
すなわち、二股部42aが備える左右一対の吐出口42b,42cのうちの左の吐出口42bを、分配供給管43のうち、5個の繰出機構31のうちの走行機体横中央寄りの1つの繰出機構31cの粉粒体送出部38が接続された部位と、走行機体横中央寄りの1つの繰出機構31cよりも左側の2個の繰出機構31aのうちの走行機体横中央寄りの繰出機構31cに隣り合う繰出機構31aにおける粉粒体送出部38が接続された部位との間の部位に接続してある。二股部42aが備える左右一対の吐出口42b,42cのうちの右の吐出口42cを、分配供給管43のうち、走行機体横中央寄りの1つの繰出機構31cの粉粒体送出部38が接続された部位と、走行機体横中央寄りの1つの繰出機構31cよりも右側の2個の繰出機構31bのうちの走行機体横中央寄りの繰出機構31cに隣り合う繰出機構31bにおける粉粒体送出部38が接続された部位との間の部位に接続してある。
(1)上記した実施例では、分配供給管43のうち、送風管42の二股部42aが備える左右一対の吐出口42b,42cが接続する部位の間に接続する粉粒体送出部38を備える走行機体中央寄りの繰出機構31cとして、1個又は2個の繰出機構31cを採用した例を示したが、3個以上の繰出機構31cを採用して実施してもよい。
31 繰出機構
31a 左側の繰出機構
31b 右側の繰出機構
31c 中央寄りの繰出機構
32 ブロワ
33 供給部
38 粉粒体送出部
42 送風管
42a 二股部
42b 左の吐出口
42c 右の吐出口
43 分配供給管
45 受入口
CL 走行機体の左右中心
Claims (4)
- 走行機体に機体横方向に並べて設けられ、タンクから粉粒体を繰り出す複数の繰出機構と、
前記複数の繰出機構のうちの走行機体横中央寄りの繰出機構、前記複数の繰出機構のうちの前記走行機体横中央寄りの繰出機構よりも左側の繰出機構、前記複数の繰出機構のうちの前記走行機体横中央寄りの繰出機構よりも右側の繰出機構それぞれに設けられた粉粒体送出部に各別に接続され、前記複数の繰出機構からの粉粒体を圃場に各別に供給する複数の供給部と、
前記走行機体横中央寄りの繰出機構、前記左側の繰出機構、前記右側の繰出機構それぞれにおける前記粉粒体送出部に粉粒体搬送風を分配供給する走行機体横向きの分配供給管と、
前記分配供給管にブロワからの粉粒体搬送風を送り込む送風管とを備え、
前記送風管に、前記分配供給管の軸芯方向での2箇所に粉粒体搬送風を分配して送り込む左右一対の吐出口を備えた二股部を設け、
前記送風管の前記左の吐出口を、前記分配供給管のうち、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位と、前記走行機体横中央寄りの繰出機構に隣り合う前記左側の繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位との間の部位に接続し、
前記送風管の前記右の吐出口を、前記分配供給管のうち、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位と、前記走行機体横中央寄りの繰出機構に隣り合う前記右側の繰出機構の粉粒体送出部が接続している部位との間の部位に接続してあり、
前記分配供給管のうち、前記左の吐出口と前記右の吐出口との間の部分に、前記走行機体横中央寄りの繰出機構の粉粒体送出部が接続している水田作業機。 - 前記走行機体横中央寄りの繰出機構として、走行機体左右中心に位置する一つの繰出機構を備えてある請求項1に記載の水田作業機。
- 前記走行機体横中央寄りの繰出機構として、複数の繰出機構を備えてある請求項1に記載の水田作業機。
- 前記複数の走行機体横中央寄りの繰出機構における前記粉粒体送出部に、前記分配供給管の内部で粉粒体搬送風を受け入れる受入口を設け、
前記複数の走行機体横中央寄りの繰出機構のうち、前記送風管の前記左の吐出口に最も近い繰出機構の前記受入口の開口向きを左向きに設定し、
前記複数の走行機体横中央寄りの繰出機構のうち、前記送風管の前記右の吐出口に最も近い繰出機構の前記受入口の開口向きを右向きに設定してある請求項3に記載の水田作業機。
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