JP3420328B2 - プレスの金型交換方法 - Google Patents

プレスの金型交換方法

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JP3420328B2
JP3420328B2 JP11618394A JP11618394A JP3420328B2 JP 3420328 B2 JP3420328 B2 JP 3420328B2 JP 11618394 A JP11618394 A JP 11618394A JP 11618394 A JP11618394 A JP 11618394A JP 3420328 B2 JP3420328 B2 JP 3420328B2
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D43/00—Feeding, positioning or storing devices combined with, or arranged in, or specially adapted for use in connection with, apparatus for working or processing sheet metal, metal tubes or metal profiles; Associations therewith of cutting devices
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    • Y10T483/1729—Reciprocating tool machine tool [e.g., broaching machine, shaping machine, etc.]

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は搬送台車を使用して金
型の交換を行うプレスの金型交換方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来トランスファプレスのようなプレス
では、金型の交換を容易とするため、プレス本体に対し
て出し入れ自在なムービングボルスタを設けている。例
えば実開昭６２−１４２４２９号公報のトランスファプ
レスでは、プレス本体内に複数のムービングボルスタが
設けられていて、金型を交換する際、これらムービング
ボルスタを金型とともにプレス本体の前後方向へ搬出
し、予め待機させていた別のムービングボルスタをプレ
ス本体内へ搬入することにより、使用済金型と次に使用
する金型の交換を行うようになっている。
【０００３】また例えば実公平５−１５４３５号公報の
トランスファプレスでは、プレス本体に対して出し入れ
自在な複数のムービングボルスタを有していると共に、
プレス本体内に収容したムービングボルスタの間隔を小
さくしても、プレス本体内より搬出する際、プレス本体
のアプライトとムービングボルスタが干渉しないように
ムービングボルスタの間隔よりアプライトの幅を小さく
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のプレ
スのように、ムービングボルスタを設けたものでは、成
形時金型に加わる成形荷重をムービングボルスタを介し
てプレス本体のベッドで支持するため、剛性の大きな大
型のムービングボルスタを必要とする。このためベッド
上に直接金型を設置する場合に比べてムービングボルス
タの高さだけプレス本体の全高が高くなり、プレス全体
が大型となると共に、プレスを収容するのに高さの高い
建屋を必要として不経済である。またプレス本体の全高
が高くなることによりプレス本体の剛性が低下するた
め、加工精度が低下したり、振動が発生しやすいなどの
不具合がある。
【０００５】さらにムービングボルスタは自走するため
の走行系や、走行系へ給電するための手段を必要とする
ため、構造が複雑でかつ高価な上、プレス本体内にムー
ビングボルスタを上下動させるためのリフタや、ムービ
ングボルスタをベッドへ固定するためのクランパなどの
付帯設備を必要とするため、プレス全体が高価となるな
どの不具合もある。この発明はかかる不具合を改善する
ためになされたもので、ムービングボルスタを使用せず
に金型の交換を可能にしたプレスの金型交換方法を提供
することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、ベッド１
ａと複数のアプライト１ｂとクラウン１ｃより成るプレ
ス本体１、このクラウン１ｃに設置したスライド駆動機
構で上昇・下降されるスライド３、上型４ａと下型４ｂ
より成る金型４、この上型４ａをスライド３の下面に固
定・解放する上型クランプ装置７、前記下型４ｂをベッ
ド１ａ上に固定・解放する下型クランパ５、ワーク吸着
手段８を着脱自在に備えたトランスファバー１６を備
え、 前記上型４ａをスライド３の下面に固定すると共
に、前記下型４ｂをベッド１ａ上に固定した状態でスラ
イド３を上昇、下降して上型４ａと下型４ｂでプレス作
業するプレスにおいて、 前記スライド３の両側に流体圧
シリンダ８ａと該シリンダのピストン杆８ｂ先端に設け
られた把持機構８ｃとを備えた金型ホルダ８をそれぞれ
設け、 前記プレス作業終了後に前記スライド３を下降し
てベッド１ａ上の下型４ｂに上型４ａを載置し、上型ク
ランプ装置７及び下型クランパ５を解放すると共に、ト
ランスファバー１６を強制下降させてワーク吸着手段１
８を切離して前述の下型４ｂと上型４ａより成る使用済
金型４に保持させた後、前記トランスファバー１６を強
制上昇させ、 その後、前記各金型ホルダ８の把持機構８
ｃで下型４ｂを把持すると共に、スライド３を上昇させ
ることで前記使用済金型４をベッド１ａ上から上昇さ
せ、この状態で、上型４ａを下型４ｂに載置すると共
に、ワーク吸着手段１８を保持した次回使用金型４′を
載置した搬送台車１０をプレス本体１外からプレス本体
１内へ搬入して、前記スライド３を下降すると共に、前
記各金型ホルダ８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把持
を解放することで、前記使用済金型４をこの搬送台車１
０に載置し、 この後、前記次回使用金型４′がスライド
３の下方となるように搬送台車１０を移動させ、 この状
態で、前記各金型ホルダ８の把持機構８ｃで次回使用金
型４′の下型４ａを把持すると共に、スライド３を上昇
することで次回使用金型４′を搬送台車 １０から上昇さ
せた後、前記使用済金型４を載置した搬送台車１０をプ
レス本体１外へ搬出し、 その後、スライド３を下降させ
て前記次回使用金型４′の下型４ｂをベッド１ａに着床
し、各金型ホルダ８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把
持を解放すると共に、その下型４ｂを下型クランパ５で
ベッド１ａ上に固定し、上型４ａをスライド３の下面に
上型クランプ装置７で固定すると共に、前記次回使用金
型４′に保持されたワーク吸着手段１８をトランスファ
バー１６に連結し、この後にトランスファバー１６を定
位置に上昇させることを特徴とするプレスの金型交換方
法である。
【０００７】第２の発明は、ベッド１ａと複数のアプラ
イト１ｂとクラウン１ｃより成るプレス本体１、このク
ラウン１ｃに設置したスライド駆動機構で上昇・下降さ
れるスライド３、上型４ａと下型４ｂより成る金型４、
この上型４ａをスライド３の下面に固定・解放する上型
クランプ装置７、前記下型４ｂをベッド１ａ上に固定・
解放する下型クランパ５、ワーク吸着手段１８を着脱自
在に備えたトランスファバー１６を備え、 前記上型４ａ
をスライド３の下面に固定すると共に、前記下型４ｂを
ベッド１ａ上に固定した状態でスライド３を上昇、下降
して上型４ａと下型４ｂでプレス作業するプレスにおい
て、 前記スライド３の両側に流体圧シリンダ８ａと該シ
リンダのピストン杆８ｂ先端に設けられた把持機構８ｃ
とを備えた金型ホルダ８をそれぞれ設け、 前記プレス作
業終了後に前記スライド３を下降してベッド１ａ上の下
型４ｂに上型４ａを載置した状態で上型クランプ装置７
及び下型クランパ５を解放すると共に、トランスファバ
ー１６を強制下降させてワーク吸着手段１８を切離して
前述の下型４ｂと上型４ａより成る使用済金型４に保持
させた後、前記トランスファバー１６を強制上昇させ、
その後、前記各金型ホルダ８の把持機構８ｃで下型４ｂ
を把持すると共に、スライド３を上昇させることで前記
使用済金型４をベッド１ａ上から上昇させ、この状態で
プレス本体１外の空の搬送台車１０をプレス本体１内に
搬入して、前記スライド３を下降すると共に、各金型ホ
ルダ８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把持を解放する
ことで前記使用済金型４を、この空の搬送台車１０に載
置し、この状態で前記搬送台車１０をプレス本体１外へ
搬出し、 その後、下型４ｂに上型４ａを載置すると共
に、ワーク吸着手段１８を保持した次回使用金型４′を
載置した搬送台車１０をプレス本体１外からプレス本体
１内に搬入して次回使用金型４′をスライド３の下方と
し、 この状態で各金型ホルダ８の把持機構８ｃで次回使
用金型４′の下型４ｂを把持すると共に、スライド３を
上昇して次回使用金型４′を前記搬送台車１０から上昇
させた後、その搬送台車１０をプレス本体１外へ搬出
し、 その後、スライド３を下降させて前記次回使用金型
４′の下型４ｂをベッド１ａ上に着床し、各金型ホルダ
８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把持を解放すると共
に、その下型４ｂを下型クランパ５でベッド１ａ上に固
定し、上型４ａを上型クランプ装置７でスライド３の下
面に固定すると共に、前記次回使用金型４′に保持され
たワーク吸着手段１８をトランスファバー１ｂに連結
し、この後にトランスファバー１６を定位置に上昇させ
ることを特徴とするプレスの金型交換方法である。
【０００８】
【作 用】上記構成によりムービングボルスタを必要
とせずに金型の交換が行えるため、ムービングボルスタ
の高さ分プレス本体が低くでき、これによってプレス本
体の剛性が向上する。またムービングボルスタが不要に
なることにより、ムービングボルスタをプレス本体内で
昇降させるリフタや、ムービングボルスタをベッドへ固
定するクランパなどが不要になると共に、成形中発生し
たスクラップを金型内より直接ベッド内へ排出できるた
め、スクラップの排出も容易である。
【０００９】
【実 施 例】この発明の金型交換方法をバキューム搬
送式トランスファフィーダを有するトランスファプレス
に実施した例について図面を参照して詳述する。図１は
トランスファプレスの平面図、図２は同断面図を示す。
これら図において１はプレス本体で、ベッド１ａ上に複
数のアプライト１ｂが立設されており、これらアプライ
ト１ｂの上端間に、スライド３を上下駆動するスライド
駆動機構（図示せず）が収容されたクラウン１ｃが設置
されている。上記プレス本体１のベッド１ａ内には、プ
レス本体１内に搬入された上型４ａ及び下型４ｂよりな
る金型４の下型４ｂをベッド１ａ上に固定する下型クラ
ンパ５が複数個所設けられていると共に、ベッド１ａ上
面には、下型４ｂの底面に形成された位置決め溝４ｃに
嵌入することにより下型４ｂの位置決めを行うロケート
ピンやキーなどよりなる位置決め手段６が突設されてい
る。
【００１０】また上記スライド３の両側には、上型４ａ
をスライド３の下面に固定するための上型クランプ装置
７と金型４を吊り上げるための金型ホルダ８が設けられ
ている。上記上型クランプ装置７はスライド３の下面に
移動自在に取付られた油圧クランパ７ａを、スライド３
の側面に設けられたチェーン７ｂ及びこれを回転送りす
る駆動源７ｃよりなる送り機構７ｄにより移動させて、
スライド３下面に上型４ａを固定したり、また解放した
りするようになっている。上記金型ホルダ８はスライド
３の両側面に取付けられた流体圧シリンダ８ａと、これ
ら流体圧シリンダ８ａより下方へ突設されたピストン杆
８ｂの先端に設けられた把持機構８ｃよりなる。把持機
構８ｃは例えば図３に示すように開閉シリンダ８ｄによ
り開閉される一対の爪体８ｅを有していて、これら爪体
８ｅの間で下型４ｂの下部両側に突設された吊りフック
４ｄを把持するようになっている。
【００１１】一方図５中１０は金型４の搬送台車で、使
用済金型４と次回使用金型４′を同時に載置できる大き
さに構成されており、下部に設けられた車輪１０ａによ
りプレス本体１の前後方向に布設されたレール１１上及
びこれらレール１１と交差するようプレス本体１の前方
及び後方に布設されたレール１２上を自走できるように
なっており、プレス本体１の前方及び後方に布設された
レール１２はプレス本体１より離れた位置（隣接してて
もよい）に設置された型置場１３に達している。
【００１２】また上記搬送台車１０の上面には載置され
た下型４ｂの底面に形成された位置決め溝４ｃに嵌合し
て金型４の位置決めを行う位置決め手段１４が突設され
ている。なお図２中１６はワーク搬送方向に並設された
一対のトランスファバーで、フィード方向及びリフト方
向の２次元方向へ移動自在となっており、これらトラン
スファバー１６間に一定の間隔で横架されたクロスバー
１７にワークを吸着するバキュームカップなどのワーク
吸着手段１８が着脱自在に設けられている。またこのワ
ーク吸着手段１８は金型４を交換する際金型４、例えば
下型４ｂの側面に保持させて金型４とともにプレス本体
１内より搬出して交換するようになっている。
【００１３】次に図４ないし図８を参照して金型の交換
方法を説明する。プレス本体１内に収容された金型４を
使用してのプレス作業が終了したら、図４に示すように
スライド３を下降させて、ベッド１ａ上に固定された下
型４ｂ上に上型４ａを載置し、この状態で上型クランプ
装置７及び下型クランパ５を解放する。またトランスフ
ァフィーダは駆動系をプレス本体１より切離して単独運
転でトランスファバー１６を強制下降させ、クロスバー
１７よりワーク吸着手段１８を切離して金型４に保持さ
せた後、トランスファバー１６を図５に示すように金型
４を出し入れする際干渉しない位置まで強制上昇させ
る。
【００１４】次にスライド３に設けられた金型ホルダ８
のピストン杆８ｂを下方へ伸長して把持機構８ｃにより
下型４ｂの吊りフック４ｄを把持したら、図５に示すよ
うにスライド３を上昇させて金型４を吊り上げ、下型４
ｂの底面とベッド１ａ上面の間に搬送台車１０が通過可
能な間隙Ｄを形成する。そしてこの状態で次回使用金型
４´を載置してプレス本体１の前方または後方に待機さ
せていた搬送台車１０をプレス本体１内へ搬入し、定位
置に停止させる。
【００１５】次にスライド３を下降させて使用済金型４
を搬送台車１０上に載置したら、金型ホルダ８の把持機
構８ｃを解放して上限位置まで上昇させ、同時にスライ
ド３を上昇させてスライド３と上型４ａの間を離間させ
る。そしてこの状態で図６に示すように搬送台車１０を
移動させて、次回使用金型４′がスライド３下方の所定
位置に達したら、その位置に搬送台車１０を停止させて
再びスライド３を下降させ、同時に金型ホルダ８の把持
機構８ｃも下降させて、搬送台車１０上の次回使用金型
４′の吊り上げフック４ｄを把持し、この状態でスライ
ド３を上昇させて搬送台車１０上より次回使用金型４′
を吊り上げる。
【００１６】次にこの状態で使用済金型４を載置した搬
送台車１０をプレス本体１内より搬出して使用済金型４
を型置場１３へ移動すると共に、スライド３を下降させ
て図７に示すように下型４ｂの底面をベッド１ａ上に着
床させ、金型ホルダ８の把持機構８ｃを解放して上限位
置まで上昇させる。そしてこの状態で上型クランプ装置
７により次回使用金型４′の上型４ａをスライド３下面
に、また下型クランパ５により下型４ｂをベッド１ａ上
に固定すると共に、トランスファバー１６を強制下降さ
せてクロスバー１７と、次回使用金型４′に保持され搬
入されたワーク吸着手段１８とを連結した後、トランス
ファバー１６を定位置へ上昇させる。
【００１７】次にこの状態で図８に示すようにスライド
３を上昇させて上型４ａを下型４ｂより離間させた後、
プレス本体１の駆動系とトランスファフィーダを接続し
てプレス作業を開始するものである。
【００１８】なお上記実施例では搬送台車１０に使用済
金型４と次回使用金型４′を載置して金型交換する場合
について説明したが、同時に複数基の金型４を交換する
場合は図９に示すように搬送台車１０上に予め複数基の
金型４を載置してプレス本体１内に搬入し、上述した交
換方法で同時に交換する。
【００１９】また複数の加工ステーションを有するトラ
ンスファプレスでは例えば第１工程で絞り成形を行うこ
とがある。この場合第１加工ステーションには図１０に
示すようにダイクッション２０が設けられていて、クッ
ションピン２１を介して下型４ｂの一部を下方より弾性
支持するため、ベッド１ａにクッションピン２１を挿通
する多数のピン孔１ｅを設ける必要がある。しかし大型
のベッド１ａにピン孔１ｅを加工するのは大変なため、
ベッド１ａを分割構造として、ベッド１ａ上に設けたベ
ッド上面板１ｆにピン孔１ｅを設けるようにすれば、加
工が容易で、かつ精度の高い加工が可能になる。
【００２０】さらに上記実施例では使用済金型４と次回
使用金型４′を同時に載置できるスペースを有する１台
の搬送台車１０を使用して金型４の交換を行うようにし
たが、２台の搬送台車１０を使用して金型交換を行うよ
うにしてもよい。この場合搬送台車１０には使用済金型
４と次回使用金型４′をそれぞれ載置してプレス本体１
の前方または後方より使用済金型４を搬出し、またプレ
ス本体１の後方または前方より次の金型４′を搬入して
交換を行うようにすればよい。さらに上記実施例はバキ
ューム搬送式トランスファフィーダを装備したトランス
ファプレスについて説明したが、ワークをフィンガでク
ランプする２次元、または３次元トランスファプレスで
もよく、また一般のプレス機械にも採用できるものであ
る。
【００２１】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、搬送台
車を使用してプレス本体内より使用済金型を搬出し、次
に使用する金型を搬入して金型交換を行うようにしたこ
とから、従来のムービングボルスタを使用せずに金型の
交換が行える。これによってムービングボルスタの高さ
分プレス本体の全高が低くできるためプレス本体の剛性
が増加し、その結果精度の高い成形が可能になると共
に、プレス本体を設置する建屋の高さが低くてもよいた
め経済的である。また大型で大重量のムービングボルス
タや、これをプレス本体内で上下動するリフタ、ムービ
ングボルスタをベッドへ固定するクランパなどが不要と
なるため、プレス全体のコストを大幅に低減できると共
に、プレス本体の剛性が上がることにより成形中の振動
などが減少するため、騒音などの低減も図れる。
【００２２】さらにベッド上に金型を直接固定できるこ
とから、金型内に設けたスクラップ排出口よりベッド内
にスクラップを排出できるようになり、これによってス
クラップシュートなどを使用せずにスクラップの排出が
容易に行えると共に、搬送台車により金型を型置場まで
搬送して金型の交換が行えるため、型置場に金型交換装
置を設置することにより、金型交換が全自動で行えるよ
うになる。しかもプレス作業中は搬送台車はプレス本体
外にあって従来のムービングボルスタのようにプレス本
体内に置く必要がないことから、作業中にムービングボ
ルスタに付着した冷却油や潤滑油などの油が走行中走路
上に落ちて走路を汚損するなどの不具合を解消すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例になる金型交換方法を採用
したトランスファプレスの平面図である。
【図２】この発明の一実施例になる金型交換方法を採用
したトランスファプレスの断面図である。
【図３】この発明の一実施例になる金型交換方法に使用
する把持機構の説明図である。
【図４】この発明の一実施例になる金型交換方法の工程
図である。
【図５】この発明の一実施例になる金型交換方法の工程
図である。
【図６】この発明の一実施例になる金型交換方法の工程
図である。
【図７】この発明の一実施例になる金型交換方法の工程
図である。
【図８】この発明の一実施例になる金型交換方法の工程
図である。
【図９】この発明の他の実施例になる金型交換方法を示
す説明図である。
【図１０】この発明の他の実施例になる金型交換方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
１…プレス本体、１ａ…ベッド、３…スライド、４…金
型、４ａ…上型、４ｂ…下型、１０…搬送台車。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21D 37/04 B30B 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ベッド１ａと複数のアプライト１ｂとク
    ラウン１ｃより成るプレス本体１、このクラウン１ｃに
    設置したスライド駆動機構で上昇・下降されるスライド
    ３、上型４ａと下型４ｂより成る金型４、この上型４ａ
    をスライド３の下面に固定・解放する上型クランプ装置
    ７、前記下型４ｂをベッド１ａ上に固定・解放する下型
    クランパ５、ワーク吸着手段８を着脱自在に備えたトラ
    ンスファバー１６を備え、 前記上型４ａをスライド３の下面に固定すると共に、前
    記下型４ｂをベッド１ａ上に固定した状態でスライド３
    を上昇、下降して上型４ａと下型４ｂでプレス作業する
    プレスにおいて、 前記スライド３の両側に流体圧シリンダ８ａと該シリン
    ダのピストン杆８ｂ先端に設けられた把持機構８ｃとを
    備えた金型ホルダ８をそれぞれ設け、 前記プレス作業終了後に前記スライド３を下降してベッ
    ド１ａ上の下型４ｂに上型４ａを載置し、上型クランプ
    装置７及び下型クランパ５を解放すると共に、トランス
    ファバー１６を強制下降させてワーク吸着手段１８を切
    離して前述の下型４ｂと上型４ａより成る使用済金型４
    に保持させた後、前記トランスファバー１６を強制上昇
    させ、 その後、前記各金型ホルダ８の把持機構８ｃで下型４ｂ
    を把持すると共に、スライド３を上昇させることで前記
    使用済金型４をベッド１ａ上から上昇させ、 この状態で、上型４ａを下型４ｂに載置すると共に、ワ
    ーク吸着手段１８を保持した次回使用金型４′を載置し
    た搬送台車１０をプレス本体１外からプレス本体１内へ
    搬入して、前記スライド３を下降すると共に、前記各金
    型ホルダ８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把持を解放
    することで、前記使用済金型４をこの搬送台車１０に載
    置し、 この後、前記次回使用金型４′がスライド３の下方とな
    るように搬送台車１０を移動させ、 この状態で、前記各金型ホルダ８の把持機構８ｃで次回
    使用金型４′の下型４ａを把持すると共に、スライド３
    を上昇することで次回使用金型４′を搬送台車１０から
    上昇させた後、前記使用済金型４を載置した搬送台車１
    ０をプレス本体 １外へ搬出し、 その後、スライド３を下降させて前記次回使用金型４′
    の下型４ｂをベッド１ａに着床し、各金型ホルダ８の把
    持機構８ｃによる下型４ｂの把持を解放すると共に、そ
    の下型４ｂを下型クランパ５でベッド１ａ上に固定し、
    上型４ａをスライド３の下面に上型クランプ装置７で固
    定すると共に、前記次回使用金型４′に保持されたワー
    ク吸着手段１８をトランスファバー１６に連結し、この
    後にトランスファバー１６を定位置に上昇させることを
    特徴とするプレスの金型交換方法。
  2. 【請求項２】 ベッド１ａと複数のアプライト１ｂとク
    ラウン１ｃより成るプレス本体１、このクラウン１ｃに
    設置したスライド駆動機構で上昇・下降されるスライド
    ３、上型４ａと下型４ｂより成る金型４、この上型４ａ
    をスライド３の下面に固定・解放する上型クランプ装置
    ７、前記下型４ｂをベッド１ａ上に固定・解放する下型
    クランパ５、ワーク吸着手段１８を着脱自在に備えたト
    ランスファバー１６を備え、 前記上型４ａをスライド３の下面に固定すると共に、前
    記下型４ｂをベッド１ａ上に固定した状態でスライド３
    を上昇、下降して上型４ａと下型４ｂでプレス作業する
    プレスにおいて、 前記スライド３の両側に流体圧シリンダ８ａと該シリン
    ダのピストン杆８ｂ先端に設けられた把持機構８ｃとを
    備えた金型ホルダ８をそれぞれ設け、 前記プレス作業終了後に前記スライド３を下降してベッ
    ド１ａ上の下型４ｂに上型４ａを載置した状態で上型ク
    ランプ装置７及び下型クランパ５を解放すると共に、ト
    ランスファバー１６を強制下降させてワーク吸着手段１
    ８を切離して前述の下型４ｂと上型４ａより成る使用済
    金型４に保持させた後、前記トランスファバー１６を強
    制上昇させ、 その後、前記各金型ホルダ８の把持機構８ｃで下型４ｂ
    を把持すると共に、スライド３を上昇させることで前記
    使用済金型４をベッド１ａ上から上昇させ、 この状態でプレス本体１外の空の搬送台車１０をプレス
    本体１内に搬入して、前記スライド３を下降すると共
    に、各金型ホルダ８の把持機構８ｃによる下型４ｂの把
    持を解放することで前記使用済金型４を、この空の搬送
    台車１０に載置し 、この状態で前記搬送台車１０をプレ
    ス本体１外へ搬出し、 その後、下型４ｂに上型４ａを載置すると共に、ワーク
    吸着手段１８を保持した次回使用金型４′を載置した搬
    送台車１０をプレス本体１外からプレス本体１内に搬入
    して次回使用金型４′をスライド３の下方とし、 この状態で各金型ホルダ８の把持機構８ｃで次回使用金
    型４′の下型４ｂを把持すると共に、スライド３を上昇
    して次回使用金型４′を前記搬送台車１０から上昇させ
    た後、その搬送台車１０をプレス本体１外へ搬出し、 その後、スライド３を下降させて前記次回使用金型４′
    の下型４ｂをベッド１ａ上に着床し、各金型ホルダ８の
    把持機構８ｃによる下型４ｂの把持を解放すると共に、
    その下型４ｂを下型クランパ５でベッド１ａ上に固定
    し、上型４ａを上型クランプ装置７でスライド３の下面
    に固定すると共に、前記次回使用金型４′に保持された
    ワーク吸着手段１８をトランスファバー１ｂに連結し、
    この後にトランスファバー１６を定位置に上昇させるこ
    とを特徴とするプレスの金型交換方法。
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