JP2503808B2 - 全自動炊飯装置 - Google Patents

全自動炊飯装置

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JP2503808B2 JP3170186A JP17018691A JP2503808B2 JP 2503808 B2 JP2503808 B2 JP 2503808B2 JP 3170186 A JP3170186 A JP 3170186A JP 17018691 A JP17018691 A JP 17018691A JP 2503808 B2 JP2503808 B2 JP 2503808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は全自動炊飯装置に関す
るものであり、特に、複数個の炊飯釜を備えた全自動炊
飯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全自動炊飯装置は種々のものが提
案されているが、一般的には米を供給する装置と炊飯釜
とからなり、洗米及び水への浸漬を行って一定時間経過
した後、炊飯釜を加熱して内部の米を炊飯する。然る後
に、所定時間の蒸らし工程を経て炊飯が完了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の全自動炊飯装置
では、一つの炊飯釜で米を炊飯するので、米の供給から
炊飯完了までの一連の工程に長時間掛かり、多量の米を
炊飯することが困難である。従来型の全自動炊飯装置を
複数個設置して之等を同時に使用すれば、一度に多量の
米が炊飯できるが、設備費が多額となってしまう。
【0004】そこで、人手を労さず、且つ低廉な設備費
で、多量の米を連続的に炊飯するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案されたものであり、貯米庫の底部に開
閉自在な排米口を設けると共に、該貯米庫の下部位置に
洗米タンクを取り付け、且つ、該洗米タンクの底部に開
閉自在な排米口を設け、更に、前記貯米庫と洗米タンク
を一体化して米供給装置を形成し、且つ、該米供給装
置は該米供給装置の下部に設置してある複数の炊飯釜の
上方を移動自在に設けて炊飯釜に米と水を供給するよう
に構成したことを特徴とする全自動炊飯装置、及び、前
記米供給装置は、炊飯工程中ではない炊飯釜の上方位置
に待機するように構成されたことを特徴とする全自動炊
飯装置、及び、前記米供給装置は、炊飯後の蒸らし工程
中ではない炊飯釜の上方位置に待機するように構成され
たことを特徴とする全自動炊飯装置、及び、前記米供給
装置は、炊飯釜へ米を供給する前又は後に移動するよう
に構成されたことを特徴とする全自動炊飯装置、及び、
前記米供給装置は、一定量の水を給水中には移動しない
ように構成されたことを特徴とする全自動炊飯装置を提
供するものである。
【0006】
【作用】この発明の全自動炊飯装置の貯米庫の内部には
常に一定量の米が蓄積される。依って、該貯米庫の下部
に該貯米庫と一体的に連結されている洗米タンクには何
時でも所定量の米を投入することができる。而して、該
貯米庫と洗米タンクとの一体的結合によって形成されて
いる米供給装置は、複数個設置されている炊飯釜の上部
を移動自在に形成されているので、該炊飯釜のうち、何
れか一つの空の炊飯釜の上部へ該米供給装置を移動させ
ておき、そして、該洗米タンク内に投入される米を洗米
し、更に、該炊飯釜内に於ける米の浸漬に必要な所定量
の水を貯えておく。この作業は所謂水加減と称されるの
であるが、この水加減の工程が終了した後、該洗米タン
ク内の米を水と共に炊飯釜へ供給する。或は、水加減の
前に洗米タンクの中で所定時間だけ待機し、その間に米
の浸漬を行ってから水加減をして炊飯釜へ該米を水と共
に供給されることもある。そして、該炊飯釜を加熱して
米を炊飯し、所定時間蒸らし工程を経て前記炊飯釜での
炊飯が完了する。
【0007】請求項2に記載したように米供給装置を構
成した場合は、炊飯釜が加熱されて炊飯工程に入ってい
るときは、炊飯工程中ではない他の炊飯釜の上方位置に
前記米供給装置が待機する。そして、その位置で貯米庫
から洗米タンクへ米を排出し、洗米及び浸漬を行う。
又、請求項3に記載したように米供給装置を構成した場
合は、炊飯釜が炊飯後の蒸らし工程中であれば、他の炊
飯釜の上方位置に前記米供給装置が待機し、その位置で
貯米庫から洗米タンクへ米を排出し、洗米及び浸漬を行
う。
【0008】又、請求項4に記載したように米供給装置
を構成した場合は、前記米供給装置が洗米又は浸漬した
米を炊飯釜へ供給する前に、米供給装置が当該炊飯釜の
上方位置へ移動する。或いは、炊飯釜へ米を供給した後
に、当該炊飯釜から他の炊飯釜の上方位置に米供給装置
が移動する。又、請求項5に記載したように米供給装置
を構成した場合は、洗米タンクにて水加減を行うときに
一定量の水を給水するが、この給水中には前記米供給装
置は移動せず、その位置に待機する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に従って詳
述する。図1及び図2は全自動炊飯装置を示したもので
あり、架台1の下部に複数個の焜炉2,2…を一列に配
置し、夫々の焜炉2,2…に炊飯釜3,3…を載置す
る。図2の矢印に示すように、焜炉2,2…は架台1の
前方へ夫々別個に引き出せるように形成されている。そ
して、架台1の上部に米供給装置4を設ける。
【0010】該米供給装置4は貯米庫5と洗米タンク6
とからなり、貯米庫5の背面上部に固着したフック7を
架台1の上部レール8へ掛止し、貯米庫5の背面下部に
枢着したローラ9を架台1の下部レール10へ当接させ
るとともに、貯米庫5の下面にチェーン11の端部を止
着する。そして、架台1の一端部にモータ12を固設し
て駆動スプロケット13を取り付け、架台1の他端部に
受動スプロケット(図示せず)を取り付けて、双方のス
プロケット間に前記チェーン11を巻装する。
【0011】従って、前記モータ12を駆動することに
より、貯米庫5に止着したチェーン11が引張られ、貯
米庫5が上部レール8及び下部レール10に沿って移動
する。即ち、前記米供給装置4は一列に配置された炊飯
釜3,3…の上方を水平移動自在に形成されている。
尚、下部レール10には夫々の炊飯釜3,3…の中心位
置にセンサ14,14…を設けてあり、前記米供給装置
4は該センサ14,14…の検出により夫々の炊飯釜
3,3…の真上に停止するように位置決めされる。
【0012】ここで、図1乃至図4に於いて炊飯釜3,
3…について説明する。夫々の炊飯釜3の蓋15の略中
央に投入口16を開穿し、水平に摺動するシャッタ17
で閉鎖する。該シャッタ17は架台1に固設したモータ
18の駆動によって前後方向へ移動し、前記投入口16
を開放又は閉塞する。モータ18の近傍にセンサ19を
設け、シャッタアーム20の回動位置を検出することに
よって、シャッタ17の開放状態を読み取るように構成
してある。
【0013】又、図4に示すように、釜本体21の内部
には内釜22が設けられており、二重釜構造の間隙部に
温度センサ23を設ける。尚、本実施例ではガス燃焼式
の焜炉2を使用しているので、焜炉2の上部にガスの着
火装置24及びガス漏れセンサ25を設けてある。更
に、図2及び図3に示すように、架台1に平面視コ字形
のレバー26の後端部26aを枢着し、該レバー26の
中間部26b,26bを前記投入口16の左右両側部に
連結するとともに、該レバー26の前端部26cを斜め
上方へ折曲げて把持部を形成する。
【0014】次に、図4に於いて米供給装置4について
説明する。前記貯米庫5の上部に投入口27が設けら
れ、この投入口27に蓋28を蓋装する。貯米庫5の下
部はホッパー状に先細りとなり、その底部に排米口29
を開穿するとともに、この排米口29に回転式の排米弁
30を設ける。該排米弁30は上部側に開放面を有する
半円筒形であり、モータ等の手段により回転して排米口
29の開閉動作を行う。通常は半円筒形の開放面が上側
になるように排米弁30が停止しており、前記投入口2
7から投入された米は、一旦貯米庫5の内部に貯留され
る。然るときに、該排米弁30にも一定量の米が蓄積さ
れる。
【0015】そして、該排米弁30を回転して半円筒形
の開放面を下側にすれば、該排米弁30に蓄積されてい
る米が貯米庫5の下方へ排出され、更に、排米弁30を
回転して開放面を上側にすれば、貯米庫5の内部に貯留
された米の一部が、再び一定量だけ排米弁30に蓄積さ
れて排米口29が閉鎖状態となる。従って、センサ31
により排米弁30が閉鎖状態であるか否かを検出し、該
センサ31が排米弁30の開放回数をカウントして貯米
庫5から洗米タンク6へ投入する米の量を計量する。
【0016】同図に於いて、前記貯米庫5の下部位置に
洗米タンク6を取り付け、その上面一側部に漏斗状の投
入口32を設けて、該投入口32を前記貯米庫5の排米
口29の下部に位置させる。又、洗米タンク6の内部上
面に水のノズル33を固設し、米供給装置4の後部に配
管された通水管34に接続する。又、架台1の背面部に
は可撓管35を配設してあり、該可撓管35の内部の通
水管(図示せず)を前記通水管34に接続して、ノズル
33から洗米タンク6の中へ水を噴射するように形成す
る。
【0017】一方、洗米タンク6の中央部に軸36を垂
設し、該軸36の上端部36aを洗米タンク6の上面へ
突出してチェーン37でモータ38に連結する。該軸3
6の下部には枠39,39…を固設してあり、前記モー
タ38の駆動により軸36とともに枠39,39…が洗
米タンク6内で回転し、攪拌作動しながら洗米を行う。
或いは、軸36が適宜位置で反転しながら攪拌作動を為
すように形成してもよい。
【0018】この洗米タンク6の下部も前記貯米庫5と
同様にして、ホッパー状に先細りとなっており、その底
部に排米口40を開口するとともに、前記軸36の下端
部に排米弁41を設ける。そして、洗米タンク6の上部
にモータ42を設け、リンク43を介して軸36の上端
部に連結し、モータ42の駆動により軸36を上下させ
て排米弁41を開閉する。又、排米口40近傍に排水弁
44を取り付けて排水管45を接続し、この排水管45
を前記可撓管35の内部の配水管(図示せず)に接続し
て、洗米タンク6の中で洗米を行った後の水を外部へ排
水するように形成する。
【0019】而して、本実施例に於いて米を炊飯するに
当っては、先ず、貯米庫5の排米口29の排米弁30を
閉鎖状態にして、投入口27から米を投入する。貯米庫
5には、1つの炊飯釜3で1回に炊飯する米の量に対し
て、数倍乃至数十倍の量の米が貯蓄される。そして、排
米弁30を回転して1回に炊飯する所定量の米を計量し
ながら排米口29から排出し、洗米タンク6の投入口3
2から洗米タンク6内へ投入する。この計量工程の最中
に、米供給装置4を複数個ある炊飯釜3,3…のうち何
れか1つの炊飯釜の上部へ移動すれば、この移動中の振
動により、貯米庫5内の米が落下し易くなり、計量誤差
が小となる。又、後述する洗米工程或いは水加減工程で
の米供給装置4の移動は、水量の調整に誤差を生じ易い
ので、給水中に米供給装置4を移動しないようにする。
そして、所定量の米を排出した後は前記排米口29は閉
鎖状態にする。
【0020】洗米タンク6に米が投入されたときは、前
記ノズル33から水を噴射するとともにモータ38の駆
動により軸36を回転し、枠39,39…を攪拌して米
を水洗いする。一定時間洗米を行った後にモータ38を
停止し、排水弁44を閉鎖して、炊飯釜3での米の浸漬
に必要な所定量の水を貯える。この作業は所謂水加減と
称されるが、この水加減の工程が終了した後は、炊飯釜
3へ米を供給する。或いは、水加減の前に洗米タンク6
の中で所定時間だけ待機し、その間に浸漬を行ってから
水加減をし、炊飯釜3へ該米を供給することもある。
【0021】前述したように、炊飯釜3の投入口16は
シャッタ17にて被蔽されており、モータ18の駆動に
よりシャッタ17を摺動して投入口16を開放するが、
前記位置センサ14の検出によって当該炊飯釜3の上部
に米供給装置4が位置しているときのみシャッタ17が
開放するように構成してある。シャッタ17の開放後、
前記洗米タンク6の排米弁41を開放して、水加減工程
の終了した米を水とともに炊飯釜3へ投入する。炊飯釜
3へ米を投入した後は、シャッタ17を摺動して再び投
入口16を閉鎖し、前記米供給装置4は他の炊飯釜の上
部位置へ移動してよい。
【0022】而して、炊飯釜3に投入された米は内釜2
2の中で一定時間浸漬される。この浸漬工程は炊飯釜3
にて行うが、洗米タンク6で浸漬工程を行ってから炊飯
釜3へ米を投入してもよい。然し、洗米タンク6の中の
みで浸漬工程をすべて行おうとすれば、炊飯開始までの
待ち時間が長くなり、複数の炊飯釜3,3…を使用して
短時間での連続炊飯が行えない。浸漬工程が終了した後
は、焜炉2を着火して炊飯釜3を加熱する。この加熱温
度は温度センサ23によって監視され、米の質及び量、
水加減等の種々の条件の差異により最適の加熱時間が設
定される。更に、炊飯終了後に所定時間の蒸らし工程を
行う。
【0023】斯くして、1つの炊飯釜3での炊飯が終了
する。ここで、炊飯釜3の上部に設けられた前記レバー
26の前端部26cを把持して上方へ回動し、蓋15を
釜本体21から離反して上方へ持ち上げる。そして、炊
き上った米の入った内釜22を釜本体21から取り出
し、該内釜22の米を保温器等へ移し変える。上記内釜
22の取り出し作業は、前述したように、米供給装置4
が他の炊飯釜の上部位置へ移動しているときに行うの
で、洗米タンク6等が邪魔になることはないが、当該炊
飯釜3の上部に米供給装置4が位置しているときは、焜
炉2を架台1の前方へ引き出した後に、蓋15の開放並
びに内釜22の取り出し作業を行う。
【0024】前述したように、洗米タンク6の中で浸漬
工程をすべて行うことは能率が悪化するので、複数個の
炊飯釜3,3…の炊飯工程のずれを利用して、浸漬時間
の一部を洗米タンク6にて行い、残りの浸漬時間を夫々
の炊飯釜3,3…にて行う。このため、米供給装置4は
複数個の炊飯釜3,3…の種々の工程を監視しながら水
平移動を行う。炊飯工程中の炊飯釜3は加熱されている
おり、且つ炊飯釜3から水蒸気が発生するので、当該炊
飯釜3の上方は高温となり湿度も極めて高くなる。従っ
て、当該炊飯釜3の上方位置に前記米供給装置4が存在
すると、貯米庫5に貯留されている米が劣化することに
なる。又、洗米タンク6で洗米を行うときにも、高温と
なれば洗米の水温が上昇して悪影響を与える。更に、当
該炊飯釜3が蒸らし工程に入っているときも、前述と同
様にして当該炊飯釜3の上方が高温且つ高湿度になる。
【0025】従って、炊飯工程又は蒸らし工程のとき
は、米供給装置4は他の炊飯釜の上方位置へ移動する
か、或いは、他の炊飯釜の上方位置で待機して当該炊飯
工程中の炊飯釜3の上方には移動してこないように制御
する。又、蒸らし工程を経て炊飯が完了した炊飯釜3の
上方位置には、米供給装置4が存在しないため、炊き上
がった米の取り出し作業が極めて容易に行える。
【0026】ここで、前記米供給装置4は複数個の炊飯
釜3,3…の上方を水平移動しながら所定位置に停止す
るが、米供給装置4が次にどの炊飯釜に米を供給するか
の判別が困難な場合がある。このため、米供給装置4の
移動を炊飯釜3へ米を供給する直前に行うように設定し
ておけば、作業者は、米供給装置4が停止している下方
の炊飯釜3に、次工程で米の供給が行われることを容易
に判断できる。或いは、米供給装置4の移動を炊飯釜3
へ米を供給した直後に行うように設定してもよい。何れ
の場合であっても、作業者は米の供給の工程を確実に把
握できる。更に、1つ炊飯釜3へ米を供給した後には他
へ移動するので、米供給装置4が炊飯工程の炊飯釜3の
上方に停止していることはない。
【0027】前記米供給装置4の移動は前述したように
炊飯釜3の炊飯工程に合わせて制御するが、洗米タンク
6の中で水加減を行っているときは、浸漬に必要な一定
量の水をノズル33から給水するが、このとき米供給装
置4を移動すると水量の調整に誤差が生じるため、水加
減の工程中には前記米供給装置4を移動しない。尚、こ
の発明は、この発明の精神を逸脱しない限り種々の改変
を為すことができ、そして、この発明が該改変されたも
のに及ぶことは当然である。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記一実施例に詳述したよう
に、複数個の炊飯釜を配置し、貯米庫と洗米タンクと
一体化して形成された米供給装置を之等炊飯釜の上方へ
移動自在に設けてあるので、一定量以上の米を貯米庫に
貯留しておけば、それ以後は米の計量、洗米、水加減等
の工程が自動的に為され、米供給装置が移動して炊飯釜
へ順次米を供給し、連続的に多量の米を炊飯できる。
【0029】そして、炊飯工程並びに蒸らし工程中の炊
飯釜の上方には前記米供給装置が停止せず、当該炊飯釜
から他の炊飯釜の上方へ移動するか、或いは他の炊飯釜
の上方位置で待機して当該炊飯釜の上方には移動してこ
ない。依って、炊飯釜から発生する高温の水蒸気が貯米
庫や洗米タンクに当ることがなく、貯留した米の劣化及
び洗米、浸漬中の温度上昇等の防止が図られる。更に、
炊飯が完了した炊飯釜の上方位置には米供給装置が存在
しないため、炊き上った米の取り出しが極めて容易に行
える。
【0030】又、前記米供給装置は、炊飯釜へ米を供給
する前に当該炊飯釜の上方位置へ移動する。或いは、炊
飯釜へ米を供給した後に他の炊飯釜の上方位置へ移動す
る。依って、当該炊飯釜が炊飯工程又は蒸らし工程のと
きに、その上方位置に米供給装置が停止していることが
なく、前述したように、米供給装置が高温且つ高湿度に
なるのを防止できる。そして、米供給装置が停止してい
る位置により、次工程でどの炊飯釜へ米が投入されるか
を作業者が正確に判断でき、炊飯を完了した炊飯釜の蓋
の開閉操作を誤まることもない。
【0031】又、洗米タンクに一定量の水を給水中には
前記米供給装置を移動させないので、給水量の誤差が少
なく、水加減工程が円滑に行われる。斯くして、複数個
の炊飯釜を順次使用して、多量の米を自動炊飯すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全自動炊飯装置の一部切欠正面図。
【図2】本発明の全自動炊飯装置の側面図。
【図3】図1のA−A矢視要部の平面図。
【図4】全自動炊飯装置の縦断側面図。
【符号の説明】
1 架台 2 焜炉 3 炊飯釜 4 米供給装置 5 貯米庫 6 洗米タンク 16,27,32 投入口 17 シャッタ 29,40 排米口 30,41 排米弁 33 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 喜八郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 吉成 賢二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 浜崎 光広 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 福田 洋二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (56)参考文献 特開 平3−159621(JP,A) 特開 昭59−197223(JP,A) 実開 昭50−72789(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯米庫の底部に開閉自在な排米口を設け
    ると共に、該貯米庫の下部位置に洗米タンクを取り付
    け、且つ、該洗米タンクの底部に開閉自在な排米口を設
    け、更に、前記貯米庫と洗米タンクとを一体化して米供
    給装置を形成し、且つ、該米供給装置は該米供給装置の
    下部に設置してある複数の炊飯釜の上方を移動自在に設
    けて炊飯釜に米と水を供給するように構成したことを特
    徴とする全自動炊飯装置。
  2. 【請求項2】 前記米供給装置は、炊飯工程中ではない
    炊飯釜の上方位置に待機するように構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の全自動炊飯装置。
  3. 【請求項3】 前記米供給装置は、炊飯後の蒸らし工程
    中ではない炊飯釜の上方位置に待機するように構成され
    たことを特徴とする請求項1記載の全自動炊飯装置。
  4. 【請求項4】 前記米供給装置は、炊飯釜へ米を供給す
    る前又は後に移動するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の全自動炊飯装置。
  5. 【請求項5】 前記米供給装置は、一定量の水を給水中
    には移動しないように構成されたことを特徴とする請求
    項1記載の全自動炊飯装置。
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