JP3418107B2 - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

Info

Publication number
JP3418107B2
JP3418107B2 JP29437697A JP29437697A JP3418107B2 JP 3418107 B2 JP3418107 B2 JP 3418107B2 JP 29437697 A JP29437697 A JP 29437697A JP 29437697 A JP29437697 A JP 29437697A JP 3418107 B2 JP3418107 B2 JP 3418107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet body
retaining
guide rail
shielded
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29437697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11131944A (ja
Inventor
厚二 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP29437697A priority Critical patent/JP3418107B2/ja
Publication of JPH11131944A publication Critical patent/JPH11131944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3418107B2 publication Critical patent/JP3418107B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、たとえば、建物内の所定の位置を防火区画として遮
蔽し火災時に煙りの拡散と延焼を防止したり、また、建
物内の所定の位置を遮蔽して建物内への風及び塵埃の侵
入を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスクリーン装置として
は、たとえば、建物内の所定の位置を防火区画として遮
蔽する耐火スクリーン装置が提案されている。この耐火
スクリーン装置は、たとえば、建物内の所定の位置の両
側部に相対して固定され互いに対向して挿入口を上下方
向に形成したガイドレールと、この両側部のガイドレー
ルの挿入口に幅方向の両側端部をそれぞれ挿入して昇降
自在に設けられ前記両側部のガイドレール間を遮蔽する
不燃性シート体と、この不燃性シート体の下端部に取り
付けられ前記両側部のガイドレール間の床面に着床する
重錘体と、を具備した構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記耐火スクリーン装
置では、不燃性シート体を下降して重錘体を床面に着床
させることにより両側部のガイドレール間が遮蔽される
ものであるが、この不燃性シート体及び重錘体にて被遮
蔽部を遮蔽した火災時に、熱風等により不燃性シート体
が煽られて押圧されると、その圧力により不燃性シート
体が撓み、この不燃性シート体の幅方向の両側端部が両
側部のガイドレールの挿入口から抜け出し易く、耐火ス
クリーンとして必要な遮煙性能及び耐火性能を満たすこ
とができなくなる、という問題がある。
【0004】そこで、不燃性シート体の途中にこの不燃
性シート体の幅方向の補強桟を取り付け、この補強桟の
両端部を不燃性シート体の幅方向の両側端部より外方に
向かって突出し、この両突出部を挿入突部として両側部
のガイドレールの挿入口に挿入する構成が考えられる。
【0005】しかし、この構成によると、補強桟の両挿
入突部の厚みに応じてガイドレールの挿入口を大きく開
口する必要が生じ、被遮蔽部を遮蔽した火災時に、熱風
等により不燃性シート体が煽られて押圧されると、その
圧力により不燃性シート体が撓むと、補強桟の両挿入突
部がガイドレールの挿入口から抜け出し易く、また、補
強桟の両挿入突部を有しない箇所の不燃性シート体の幅
方向の両側端部とガイドレールの挿入口との間に形成さ
れる隙間から熱風等が流出し易くなる、という問題があ
る。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、シート体及び重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した
際にこのシート体が熱風等の圧力により煽られてもこの
シート体の幅方向の両側端部が両側部のガイドレールの
挿入口から抜け出すことを確実に防止でき、たとえば、
耐火スクリーンの場合は必要な遮煙性能及び耐火性能を
向上できるスクリーン装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに
対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、
この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設けら
れた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在に巻
回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿入口
に幅方向の両側端部をそれぞれ挿入した状態で下降され
前記被遮蔽部を遮蔽するシート体と、このシート体の下
端部に設けられ前記被遮蔽部の床面に着床する重錘体
と、を具備し、前記シート体は、幅方向の両側端部を前
記両側部のガイドレールの挿入口から挿入してそれぞれ
のガイドレール内に突出した挿入部として形成し、前記
両側部のガイドレール内に位置して前記両挿入部に前記
挿入口の幅より大きい抜止め体をそれぞれ有し、前記重
錘体は、両端部が前記ガイドレールの挿入口内に昇降自
在に挿入した偏平板状の挿入部としてそれぞれ形成さ
れ、前記シート体の下端部に形成された中空の袋状体と
この袋状体内に挿入して収容された偏平板状体とを有
し、前記ガイドレールの挿入口は、前記重錘体の偏平板
状の挿入部の厚みに応じて比較的狭い口径の間隔で開口
形成され、前記抜止め体は、前記シート体の 両挿入部の
所定の位置の面に当接するシート片及び前記挿入部を貫
通して取り付けられている、ものである。
【0008】そして、シート体及び重錘体にて被遮蔽部
を遮蔽した際にこのシート体が熱風等の圧力により煽ら
れた場合には、このシート体の幅方向の両側端部の挿入
部に設けた抜止め体がガイドレール内から挿入口の開口
縁部に当接し、この抜止め体にてシート体の幅方向の両
側端部の挿入部が両側部のガイドレールの挿入口から抜
け出すことが確実に防止される。
【0009】また、抜止め体はガイドレール内に位置し
てシート体の幅方向の両側端部の挿入部に設けられてい
ることにより、この抜止め体はシート体の下降時にガイ
ドレールの挿入口から離れたガイドレール内で下降する
ため、この抜止め体を設けてもガイドレールの挿入口を
特に大きく開口する必要がなく、シート体の幅方向の両
側端部とガイドレールの挿入口との間から熱風等が流出
し難いものとなる。
【0010】したがって、全体的に気密性が向上され、
たとえば、耐火スクリーンの場合は必要な遮煙性能及び
耐火性能が向上される。
【0011】請求項2記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、抜止め体は、シート
体の幅方向の両挿入部に沿って所定の間隔をおいて複数
箇所にそれぞれ設ける、ものである。
【0012】そして、シート体及び重錘体にて被遮蔽部
を遮蔽した際にこのシート体が熱風等の圧力により煽ら
れた場合には、このシート体の幅方向の両側端部の挿入
部に設けた複数箇所の抜止め体がガイドレール内から挿
入口の開口縁部にそれぞれ当接し、この複数箇所の抜止
め体にてシート体の幅方向の両側端部の挿入部が両側部
のガイドレールの挿入口から抜け出すことが更に確実に
防止される。
【0013】また、複数箇所の抜止め体はガイドレール
内に位置してシート体の幅方向の両側端部の挿入部に沿
って設けられていることにより、この複数箇所の抜止め
体はシート体の下降時にガイドレールの挿入口から離れ
たガイドレール内で下降するため、この複数箇所の抜止
め体を設けてもガイドレールの挿入口を特に大きく開口
する必要がなく、シート体の幅方向の両側端部とガイド
レールの挿入口との間から熱風等が流出し難いものとな
る。
【0014】したがって、全体的に気密性が更に向上さ
れ、たとえば、耐火スクリーンの場合は必要な遮煙性能
及び耐火性能が更に向上される。
【0015】請求項3記載のスクリーン装置は、請求項
1または2記載のスクリーン装置において、抜止め体
は、シート体の面から突出する抜止めピンにて形成す
る、ものである。
【0016】そして、この抜止めピンにてシート体の幅
方向の両側端部の挿入部が両側部のガイドレールの挿入
口から抜け出すことが確実に防止される。また、この抜
止めピンはシート体の面から突出されていることによ
り、シート体が熱風等の圧力により煽られた場合には、
抜止めピンがガイドレール内から挿入口の開口縁部にそ
れぞれ確実に当接し、この抜止めピンが挿入口から抜け
出すことが確実に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0018】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は互いに対向し
て上下方向の挿入口3を開口して断面略コ字形状に形成
されている。前記挿入口3は、前記ガイドレール1の内
側板部4にそれぞれ形成され、その開口縁部に相対して
形成された上下方向の案内片5をそれぞれ有し、この相
対する案内片5は上端部に上方に向かって拡開傾斜した
傾斜片5aを有し、相対する傾斜片5aにて前記挿入口3に
連通して上方に向かって拡開した案内口5bが形成されて
いる。
【0019】また、前記被遮蔽部2の上框体等の上側壁
部6に前記左右のガイドレール1の上端部をそれぞれ挿
入したスクリーンボックス7が固定されている。このス
クリーンボックス7は、前記左右のガイドレール1の上
方に位置して相対して固定された図示しないブラケット
を有する両側板8及びこの両側板8の下端部間に固定さ
れた底板9をそれぞれ有し、この底板9に前記左右のガ
イドレール1の挿入口3にそれぞれ連通して開口した左
右方向の案内口10が開口されている。
【0020】また、前記左右の両側板8のブラケット間
に左右方向の巻取ドラム11を有する巻取軸12が回転自在
に軸架され、この巻取軸12の一端部にはこの巻取軸12を
駆動回転する回転輪13が固着されている。また、前記ス
クリーンボックス7内に正逆転可能なモータ14が固定さ
れ、このモータ14の出力軸15に前記回転輪13に対向する
位置に駆動輪16が固着され、この駆動輪16と前記回転輪
13との間に無端回行体17が回行自在に懸架されている。
【0021】前記モータ14は図示しない制御手段からの
火災信号等の出力信号により作動され、このモータ14の
出力は減速されて前記巻取軸12に伝達されるようになっ
ている。また、前記モータ14は後述する重錘体が前記被
遮蔽部2の床面18に着床する着床位置に合わせて設定さ
れた所定の回転数の回転で自動的に停止されるようにな
っている。また、前記モータ14は後述する重錘体が前記
被遮蔽部2の床面18に着床することにより検知される検
知信号を入力した前記制御手段からの停止信号により作
動が停止されるようにしてもよい。
【0022】つぎに、前記巻取ドラム11に前記被遮蔽部
2を遮蔽する昇降自在のシート体19の上端部が固着され
て巻き戻し自在に巻回され、このシート体19は幅方向の
両側端部を前記左右のガイドレール1の挿入口3から挿
入してそれぞれのガイドレール1内に昇降自在に突出し
た挿入部20としてそれぞれ形成され、巻き戻し時に前記
左右のガイドレール1の挿入口3からそれぞれのガイド
レール1内に幅方向の両側端部の挿入部20をそれぞれ挿
入した状態で下降され、前記被遮蔽部2を遮蔽するよう
になっている。
【0023】また、前記シート体19の下端部に両端部を
前記左右のガイドレール1の挿入口3内に昇降自在に挿
入した挿入部21としてそれぞれ形成された重錘体22が設
けられ、この重錘体22は前記シート体19の下降により前
記被遮蔽部2の床面18に着床するようになっている。前
記シート体19は、不燃性シート体23にて形成されてい
る。
【0024】前記不燃性シート体23は、たとえば、ガラ
スクロス、シリカクロス等からなる一枚仕立ての不燃性
布地、または複数枚の不燃性布地を一体に縫着して一枚
ものとして形成されている。また、前記重錘体22は不燃
性重錘体24にて形成されている。以下シート体19を不燃
性シート体23として、重錘体22は不燃性重錘体24として
それぞれ説明する。
【0025】前記不燃性重錘体24は、前記不燃性シート
体23の下端部を折り返すとともに、この折返し片部25の
上端部を不燃性シート体23に重ね合わせて一体に固定し
て両側端部を開口して形成された中空の袋状体26と、こ
の袋状体26内にこの袋状体26の一端部の開口部から挿入
して収容された不燃性の偏平板状体27と、を有して構成
されている。
【0026】しかして、前記袋状体26を形成した折返し
片部25の上端部は前記不燃性シート体23に不燃性の縫着
糸等にて一体に縫着固定されている。また、前記袋状体
26内に前記偏平板状体27を収容することにより、不燃性
重錘体24は比較的厚みの薄い偏平板状に形成され、この
不燃性重錘体24の両端部の挿入部21を挿入する前記左右
のガイドレール1の挿入口3は、前記偏平板状の挿入部
21の厚みに応じて比較的狭い口径の間隔で開口形成され
ている。
【0027】つぎに、前記左右のガイドレール1内に位
置して前記不燃性シート体23の幅方向の両側端部の挿入
部20に前記ガイドレール1の挿入口3の口径より大きい
抜止め体28がそれぞれ一体に取り付けられている。この
抜止め体28は、両側端部の挿入部20に沿って所定の間隔
をおいて同一線上の複数箇所にそれぞれ設けられてい
る。
【0028】前記抜止め体28は、挿入部20の所定の各位
置の両面にそれぞれ当接する矩形状の不燃性シート片29
と、前記挿入部20及び前記両不燃性シート片29を貫通し
て取り付ける不燃性シート体23に交差方向の抜止めピン
30と、を有して構成されている。
【0029】そして、前記挿入部20の所定の各位置の両
面に前記不燃性シート片29をそれぞれ当接し、この挿入
部20及び両面の前記不燃性シート片29をそれぞれ不燃性
の縫着糸31にて一体に縫着する。
【0030】また、前記挿入部20及びこの挿入部20の両
面の不燃性シート片29に前記抜止めピン30を貫通し、こ
の両面の前記不燃性シート片29から外方に向かって突出
した抜止めピン30の両側の抜止め突部32に、はとめ金具
等の係止具33を嵌合して固定し、この両側の係止具33に
て両面の不燃性シート片29を挟持することにより、挿入
部20及びこの挿入部20の両面の不燃性シート片29に抜止
めピン30が一体に取り付けられている。
【0031】前記抜止めピン30の両側の抜止め突部32は
前記不燃性シート体23の両面に突出され、前記ガイドレ
ール1の挿入口3の幅より大きく前後方向に向かって突
出されている。
【0032】そして、前記挿入部20の両面の不燃性シー
ト片29に突出した前記抜止めピン30の両側の抜止め突部
32が前記左右のガイドレール1内に位置してこのガイド
レール1の挿入口3の開口縁部すなわち相対する案内片
5の突出端部に当接して前記不燃性シート体23の両挿入
部20がそれぞれの挿入口3から抜け出すことを防止する
ようになっている。
【0033】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0034】不燃性シート体23及び不燃性重錘体24にて
被遮蔽部2を遮蔽する火災時に、火災信号によりモータ
14が作動されると、このモータ14からの出力により巻取
軸12が不燃性シート体23を巻き戻す方向に駆動回転さ
れ、この巻取軸23の巻取ドラム11から不燃性シート体23
が順次巻き戻される。
【0035】そして、不燃性シート体23が下降されるこ
とにより、この不燃性シート体23は幅方向の両側端部の
挿入部20が左右のガイドレール1の挿入口3に沿って、
かつ、この両挿入部20の各抜止め体28がそれぞれのガイ
ドレール1内に位置した状態で下降されるとともに、不
燃性重錘体24は両端部の挿入部21が左右のガイドレール
1の挿入口3に沿って不燃性重錘体24の重量によりスム
ーズに下降される。
【0036】そして、モータ14が設定された所定の回転
数を回転して停止するとともに、不燃性重錘体24が被遮
蔽部2の床面18に着床され、かつ、この不燃性重錘体24
の下面の全面が床面18上に気密に着床され、この不燃性
重錘体24及び不燃性シート体23にて被遮蔽部2が確実に
遮蔽される。
【0037】したがって、不燃性重錘体24の下面と床面
18との間に隙間が開口することなく不燃性重錘体24の下
面と床面18との間が気密に閉塞され、この不燃性重錘体
24及び不燃性シート体23にて被遮蔽部2が全体的に気密
に遮蔽される。
【0038】つぎに、不燃性シート体23及び不燃性重錘
体24にて被遮蔽部2を遮蔽した際にこの不燃性シート体
23が熱風等の圧力により煽られた場合には、この不燃性
シート体23の幅方向の両側端部の挿入部20に設けた各位
置の各抜止め体28、すなわち、抜止めピン30の両側の抜
止め突部32がそれぞれのガイドレール1内から挿入口3
の開口縁部すなわち相対する案内片5の突出端部にそれ
ぞれ当接し、この抜止めピン30にて不燃性シート体23の
幅方向の両側端部の挿入部20がそれぞれ両側部のガイド
レール1の挿入口3から抜け出すことが確実に防止され
る。
【0039】また、各抜止め体28の抜止めピン30はガイ
ドレール1内に位置して不燃性シート体23の幅方向の両
側端部の挿入部20にそれぞれ設けられていることによ
り、この各抜止めピン30は不燃性シート体23の下降時に
ガイドレール1の挿入口3から離れたガイドレール1内
で下降するため、この各抜止めピン30を設けてもガイド
レール1の挿入口3を特に大きく開口する必要がなく、
不燃性シート体23の幅方向の両側端部の挿入部20とガイ
ドレール1の挿入口3との間から熱風等が流出し難いも
のとなる。
【0040】また、抜止め体28の抜止めピン30は不燃性
シート体23の幅方向の両側端部の挿入部20に沿って所定
の間隔をおいて複数箇所にそれぞれ設けられていること
により、これら各抜止めピン30にて不燃性シート体23の
幅方向の両側端部の挿入部20がそれぞれ両側部のガイド
レール1の挿入口3から抜け出すことが更に確実に防止
される。
【0041】したがって、全体的に気密性が向上され、
不燃性シート体23及び不燃性重錘体24にて被遮蔽部2を
遮蔽した耐火スクリーンとして十分に遮煙等の気密性能
及び耐火性能が向上され、火災時に煙りの拡散と延焼を
防止できる。
【0042】つぎに、シート体19及び重錘体22にて被遮
蔽部2を遮蔽した状態において、外気等によりシート体
19が煽られて押圧されても、前記耐火スクリーンの場合
と同様に、各抜止めピン30にて不燃性シート体23の幅方
向の両側端部の挿入部20がそれぞれ両側部のガイドレー
ル1の挿入口3から抜け出すことが確実に防止され、し
たがって、シート体19及び重錘体22にて建物内の所定の
位置の被遮蔽部2を遮蔽したスクリーンシャッターとし
て十分に気密性能が向上され、建物内への風及び塵埃の
侵入が防止される。
【0043】このように、不燃性シート体23及び不燃性
重錘体24にて被遮蔽部2を遮蔽した場合には、耐火スク
リーンとして十分に遮煙等の気密性能及び耐火性能が向
上され、また、シート体19及び重錘体22にて被遮蔽部2
を遮蔽した場合には、建物内への風及び塵埃の侵入を防
止するスクリーンシャッターとして十分に気密性能が向
上される。
【0044】なお、記実施の形態では、各抜止め体28
挿入部20の両面に当接する二枚の不燃性シート片29
を有する場合について説明したが、これに限らず、一枚
の不燃性シート片29を用いるようにしてもよい。
【0045】また、記実施の形態では、抜止めピン30
の両抜止め突部32は不燃性シート体23の両面に突出する
場合について説明したが、これに限らず、抜止めピン30
すなわち抜止め突部32は不燃性シート体23の片面に突出
するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シート体は幅
方向の両側端部を前記両側部のガイドレールの挿入口か
ら挿入してそれぞれのガイドレール内に突出した挿入部
として形成し、前記両側部のガイドレール内に位置して
前記両挿入部に前記挿入口の幅より大きい抜止め体をそ
れぞれ有するので、シート体及び重錘体にて被遮蔽部を
遮蔽した際にこのシート体が熱風等の圧力により煽られ
ても、このシート体の幅方向の両側端部の両挿入部の抜
止め体がそれぞれのガイドレール内から挿入口の開口縁
部にそれぞれ当接し、この抜止め体にてシート体の幅方
向の両側端部の挿入部が両側部のガイドレールの挿入口
から抜け出すことを確実に防止でき、たとえば、耐火ス
クリーンの場合は必要な遮煙性能及び耐火性能を向上す
ることができるスクリーン装置を提供することができ
る。
【0047】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、抜止め体はシート体の幅方向の両挿入部
に沿って所定の間隔をおいて複数箇所にそれぞれ設けた
ので、シート体及び重錘体にて被遮蔽部を遮蔽した際に
このシート体が熱風等の圧力により煽られても、このシ
ート体の幅方向の両側端部の両挿入部に設けた複数箇所
の抜止め体がガイドレール内から挿入口の開口縁部にそ
れぞれ当接し、この複数箇所の抜止め体にてシート体の
幅方向の両側端部の挿入部が両側部のガイドレールの挿
入口から抜け出すことを更に確実に防止できる。
【0048】また、複数箇所の抜止め体はガイドレール
内に位置してシート体の幅方向の両側端部の挿入部に沿
って設けたので、この複数箇所の抜止め体はシート体の
下降時にガイドレールの挿入口から離れたガイドレール
内で下降するため、この複数箇所の抜止め体を設けても
ガイドレールの挿入口を特に大きく開口する必要がな
く、シート体の幅方向の両側端部とガイドレールの挿入
口との間から熱風等が流出し難い状態に挿入口を形成す
ることができる。
【0049】したがって、全体的に気密性が更に向上さ
れ、たとえば、耐火スクリーンの場合は必要な遮煙性能
及び耐火性能を更に向上することができる。
【0050】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、抜止め体は、シート体の面から
突出する方向の抜止めピンにて形成したので、この抜止
めピンにてシート体の幅方向の両側端部の挿入部が両側
部のガイドレールの挿入口から抜け出すことを確実に防
止できるが、この際、この抜止めピンはシート体の面か
ら突出されていることにより、シート体が熱風等の圧力
により煽られた場合は、抜止めピンがガイドレール内か
ら挿入口の開口縁部にそれぞれ確実に当接し、この抜止
めピンが挿入口から抜け出すことを確実に防止でき、抜
止め体は抜止めピンにて形成したので、構成が簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスクリーン装置の
一部の拡大斜視図である。
【図2】同上スクリーン装置の正面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】同上一方側のガイドレールの横断面図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 18 床面 19 シート体 20 挿入部 22 重錘体 28 抜止め体 29 シート片 30 抜止めピン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E06B 9/10 A 9/20 B (56)参考文献 特開 平9−203281(JP,A) 特開 平8−177350(JP,A) 実開 昭58−64796(JP,U) 実開 平6−9586(JP,U) 実開 昭57−17392(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレール間の上方に回転自在に設
    けられた巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻き戻し自在
    に巻回され巻き戻し時に前記両側部のガイドレールの挿
    入口に幅方向の両側端部をそれぞれ挿入した状態で下降
    され前記被遮蔽部を遮蔽するシート体と、このシート体
    の下端部に設けられ前記被遮蔽部の床面に着床する重錘
    体と、を具備し、 前記シート体は、幅方向の両側端部を前記両側部のガイ
    ドレールの挿入口から挿入してそれぞれのガイドレール
    内に突出した挿入部として形成し、前記両側部のガイド
    レール内に位置して前記両挿入部に前記挿入口の幅より
    大きい抜止め体をそれぞれ有し、 前記重錘体は、両端部が前記ガイドレールの挿入口内に
    昇降自在に挿入した偏平板状の挿入部としてそれぞれ形
    成され、前記シート体の下端部に形成された中空の袋状
    体とこの袋状体内に挿入して収容された偏平板状体とを
    有し、 前記ガイドレールの挿入口は、前記重錘体の偏平板状の
    挿入部の厚みに応じて比較的狭い口径の間隔で開口形成
    され 前記抜止め体は、前記シート体の両挿入部の所定の位置
    の面に当接するシート片及び前記挿入部を貫通して取り
    付けられている、 ことを特徴とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 抜止め体は、シート体の幅方向の両挿入
    部に沿って所定の間隔をおいて複数箇所にそれぞれ設け
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】 抜止め体は、シート体の面から突出する
    抜止めピンにて形成する、 ことを特徴とする請求項1または2記載のスクリーン装
    置。
JP29437697A 1997-10-27 1997-10-27 スクリーン装置 Expired - Fee Related JP3418107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29437697A JP3418107B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 スクリーン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29437697A JP3418107B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 スクリーン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11131944A JPH11131944A (ja) 1999-05-18
JP3418107B2 true JP3418107B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=17806928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29437697A Expired - Fee Related JP3418107B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 スクリーン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3418107B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3787253B2 (ja) * 1999-11-17 2006-06-21 文化シヤッター株式会社 開閉装置
KR20040009823A (ko) * 2002-07-26 2004-01-31 남이식 권취식 방충망의 이탈방지장치
JP4703286B2 (ja) * 2005-06-24 2011-06-15 三和シヤッター工業株式会社 建築用シートシャッターのガイドローラ
US9309717B2 (en) 2011-11-03 2016-04-12 Rite-Hite Holding Corporation Powered safety curtains
US9388634B2 (en) 2011-11-03 2016-07-12 Rite-Hite Holding Corporation Powered safety curtains
CN103958812B (zh) * 2012-02-22 2016-09-07 瑞泰控股公司 电动安全帘
US11634936B2 (en) 2020-02-07 2023-04-25 Rite-Hite Holding Corporation Switch arrangements for powered doors

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011276Y2 (ja) * 1980-06-27 1985-04-15 松下電工株式会社 断熱カ−テン
JPS5864796U (ja) * 1981-10-28 1983-05-02 ト−ソ−株式会社 側縁ガイドつきロ−ルブラインド
JPH0513910Y2 (ja) * 1985-09-17 1993-04-13
JP2576354Y2 (ja) * 1992-07-09 1998-07-09 株式会社サン・エンタープライズ カーテン装置
JPH08177350A (ja) * 1994-12-26 1996-07-09 Ykk Architect Prod Kk ロール式網戸
JP3104011B2 (ja) * 1996-01-30 2000-10-30 株式会社竹中工務店 防火又は防煙防火シャッター

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11131944A (ja) 1999-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3007584B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3470945B2 (ja) スクリーン装置
JP3418107B2 (ja) スクリーン装置
JP3682150B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP2001140559A (ja) 開閉装置
JP2878220B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3511448B2 (ja) シートシャッター装置
JP3007588B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3599302B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3639089B2 (ja) スクリーン装置
JP3007589B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3540548B2 (ja) スクリーン装置
JP3593453B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3429640B2 (ja) スクリーン装置
JP3043302B2 (ja) スクリーン装置
JP3085578B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3073714B2 (ja) スクリーン装置
JP3511449B2 (ja) シートシャッター用シート及びシートシャッター装置
JP2821111B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP2960025B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3088001B2 (ja) スクリーン装置
JP2960030B2 (ja) 耐火スクリーン装置
JP3589862B2 (ja) スクリーン装置
JP3085580B2 (ja) スクリーン装置
JPH11221295A (ja) スクリーン装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150411

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees