JP2576354Y2 - カーテン装置 - Google Patents

カーテン装置

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JP2576354Y2
JP2576354Y2 JP1992054549U JP5454992U JP2576354Y2 JP 2576354 Y2 JP2576354 Y2 JP 2576354Y2 JP 1992054549 U JP1992054549 U JP 1992054549U JP 5454992 U JP5454992 U JP 5454992U JP 2576354 Y2 JP2576354 Y2 JP 2576354Y2
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修 北島
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株式会社サン・エンタープライズ
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上部が幅広く下部が狭
い略台形の窓に適用するための電動式のカーテン装置に
関するものであって、特に空港の管制室の窓を覆う遮光
カーテンとして適したカーテン装置に関するものであ
る。
【0002】一般に空港の管制室は塔の上部に設けら
れ、高所から空港全体を見渡すためにほゞ全周に亙って
ガラス張りの窓が設けられており、全体が正多角形をな
している。そして高所から見下すのに適したように、そ
の窓のガラス面は上部が外方に張出すように傾斜してお
り、且つ傾斜しても死角が生じないように上部が広く下
部が狭い略台形に形成されている。
【0003】ところでこの管制室は、前述のように高い
塔の上部に設けられており、しかも全面がガラス張りで
あるため、日光を遮るものがなく、朝夕においては太陽
の直射を受けて管制業務が困難となる。従って前記窓に
遮光カーテンを設けることが行われている。
【0004】
【従来の技術】従来この管制室の遮光カーテン装置は、
窓の上端部にばね式のカーテンリールを取付けて該カー
テンリールにカーテンを巻回収容しておき、使用時には
カーテンの下端のバーに取付けた牽引紐を牽引してカー
テンを引下げて窓を覆うようになっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの種の
カーテン装置においては、カーテンの形状が窓の形状に
合わせて略台形であるため、カーテンの下端の幅が上端
部の幅よりも小さいものとならざるを得ない。
【0006】そのためカーテンを巻上げた状態において
は、牽引紐がカーテンの下端の幅に従ってガラス面に配
置されることとなり、例え細い紐ではあっても極めて目
障りであった。
【0007】また管制室はその業務の性質上、窓際に各
種の管制用の機器が設置されており、その内側で業務を
行うため、それらの機器の向う側に設けられたカーテン
装置の牽引紐を操作するのは困難であった。またこの牽
引紐をガイドローラーで誘導してモーターで巻き取って
牽引するようにすることも行われているが、機器の向う
側の狭いスペース内に牽引紐を引回したりモーターを取
付けたりするのは容易ではない。
【0008】出願人は先に傾斜した略台形の窓に適用す
るためのカーテン装置を考案し、実願平2−95316
号として出願している。このものはカーテンリールを電
動で回転させてカーテンの引出し及び巻取りを行わせる
ものであって、カーテンの下端に取付けた重錘バーの裏
面に転輪を取付け、該転輪をガラス面に沿って転動させ
るものであった。
【0009】しかしながらこのものでは、重錘バーの重
心が転輪のために裏側に寄るので、重錘バーをカーテン
で吊下げた状態において重錘バーの上縁が後側に倒れる
ように回動し易い。また転輪の回転が十分に滑かでない
と、カーテンを引出すときに重錘バーの上縁が前側に倒
れるように回動することもある。
【0010】このような回動が生じると、カーテンをス
ムーズに引出し及び巻取りをすることができず、また引
出した状態においてカーテンの両縁が窓の両縁のサッシ
と適合せず、適切に使用できない可能性がある。
【0011】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、牽引紐を使用することなく、カーテンリールを
電動で回転させてカーテンの引出し及び巻取りを行わせ
ると共に、略台形の窓のガラス面に沿って適切にカーテ
ンで覆うことのできる、新規なカーテン装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決する手段】而して本考案は、上部が幅広く
下部が狭い略台形の窓を覆うカーテン装置において、前
記窓の両側縁に沿って管状部を形成すると共に、当該管
状部の対向面にスリットを形成し、その窓の上端縁部に
電動リールを取付け、当該電動リールに前記窓の形状に
適合するカーテンを巻回収容し、当該カーテンの先端に
重錘バーを取付けると共に、該重錘バーの両端に重錘バ
ーの長さ方向に摺動可能のキャップを取付け、該キャッ
プの端末部を前記スリットから管状部内に挿入すると共
に、当該管状部内においてキャップの前後面に転輪を取
付けたことを特徴とするものである。
【0013】以下本考案を図面に従って説明する。図面
において1は窓である。該窓1は図2に示すように上部
が外方に張出して傾斜しており、且つ図1に示すように
上部の幅が広く下部が狭い略台形をなしている。そして
その窓1の両側縁部は管状サッシ2に取付けられてお
り、当該管状サッシ2の相対向する面には、その全長に
亙ってスリット3が形成されている。
【0014】窓1の上端部には電動リール4が取付けら
れている。当該電動リール4は建物に固定されたケーシ
ング5に対して回転自在に支持された巻き取りリール6
を有しており、該巻き取りリール6はモーター7により
回転駆動されるようになっている。
【0015】カーテン8は、前記窓1を覆う略台形の形
状を有しており、前記巻き取りリール6に巻回収容され
ている。そしてそのカーテン8の下端には、カーテン8
を展張し得る程度の重量を有する重錘バー9が、カーテ
ン8の下端の全幅に亙って取付けられている。
【0016】而して前記重錘バー9の両端には、当該重
錘バー9の長さ方向に摺動可能のキャップ10が取付け
られ、当該キャップ10の端末部を前記スリット3から
管状サッシ2内に挿入されている。
【0017】そして当該管状サッシ2内において、前記
キャップ10の前後面に転輪11が取付けられており、
当該転輪11は管状サッシ2の奥面2a 及び前記スリッ
ト3の内側2b に沿って転動するようになっている。
【0018】
【作用】次に本考案の作用を説明する。
【0019】先ずカーテンの不使用状態においては、カ
ーテン8は巻き取りリール6に巻回されてケーシング5
内に収容されており、窓1は開いている。
【0020】このとき重錘バー9は図1に鎖線で示すよ
うに窓1の上縁部に位置し、且つ上部は窓1の幅が重錘
バー9の長さより大きいため、キャップ10は重錘バー
9の両端から側方に突出して、その先端がスリット3か
ら管状サッシ2内に挿入されている。
【0021】ここでカーテンを閉めるときには、モータ
ー7を駆動して巻き取りリール6を回転させ、巻回収容
されていたカーテン8を電動リール4から繰出す。この
ときカーテン8の下端には重錘バー9が取付けられてい
るので、該重錘バー9の重量によりカーテン8は展張さ
れた状態で繰出される。
【0022】そしてカーテン8を繰出すに伴って重錘バ
ー9は下降し、転輪11は管状サッシ2の奥面2a に沿
って転動する。重錘バー9が下降するに伴って管状サッ
シ2の間隔が縮小するため、キャップ10が重錘バー9
に沿って互いに接近する方向に摺動する。
【0023】これにより重錘バー9及びキャップ10
は、その全体の長さを縮小しながら、キャップ10がス
リット3に支えられつつ下降し、カーテン8が窓1の表
面に展張される。
【0024】このときカーテン8は柔軟なものであるの
で重錘バー9は多少左右に揺動することが有り得るが、
重錘バー9の両端はキャップ10に摺動自在に嵌合さ
れ、当該キャップ10がスリット3に支えられているの
で、重錘バー9単独での揺動は許容されつつ、重錘バー
9とキャップ10との全体としてはスリット3に誘導さ
れて、スムーズに下降する。
【0025】そして重錘バー9が窓1の最下端まで到達
したときには、重錘バー9は常に適切な位置にあり、キ
ャップ10は内方に摺動して重錘バー9とキャップ10
との全長は縮小しており、カーテン8は窓1の全面を覆
い、且つその両側縁はスリット3に挿入されている。こ
の状態が図1に実線で示されている。
【0026】またカーテンを開けるときには、モーター
7を先と逆に駆動して巻き取りリール6を回転させ、カ
ーテン8を巻回して収容する。このときカーテン8は重
錘バー9で下方に展張されながら巻上げられるので、巻
上げ状態が歪んだり皺が生じたりすることがない。
【0027】また重錘バー9が引上げられるのに伴って
キャップ10の転輪がスリット3の内側部2b に沿って
転動する。そしてその重錘バー9の上昇によりその位置
の管状サッシ2の幅が拡大するのに伴って、キャップ1
0は重錘バー9から突出するように摺動する。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、カーテン8の巻上げ及
び繰出しをモーター7による巻き取りリール6の回転に
より行うので、カーテン8を操作するための牽引紐が不
必要である。従ってカーテン8を開いた状態において
も、当該牽引紐が窓1を横切って目障りとなるようなこ
とがない。また窓際の機器の間を縫って牽引紐を引回す
必要もなく、設置が簡単であると共に、牽引紐が管制業
務の邪魔になるようなこともない。
【0029】そしてカーテンを開けたり閉めたりすると
きには、重錘バー9はその両端に取付けられたキャップ
10が管状サッシ2のスリット3に誘導されて上下し、
且つ転輪11の作用によりキャップ10が重錘バー9に
対して摺動して窓の幅の変化に追従するので、常に適切
な状態で開閉される。
【0030】またカーテンを閉めた状態においては、カ
ーテン8の側縁がスリット3に挿入され、窓1の縁から
光が洩れるようなこともない。
【0031】また一般に、柔軟な幕体を上部のリールで
巻上げ及び繰出し駆動するものにおいては、幕体の動き
が不安定であり、なんらかのガイドで幕体を誘導する必
要があるが、本考案においては窓1の管状サッシ2を利
用して重錘バー9を誘導せしめることにより、極めて簡
単な構造でカーテン8の適切な開閉を可能ならしめてい
るのであり、特に空港の管制室の窓の遮光カーテン装置
として、極めて好適なものである。
【0032】なお本考案は上記管制室の遮光カーテンに
おけるカーテン装置に限られるものではなく、同様の窓
について広く適用することができ、また遮光カーテン以
外の布などのカーテンについても適用可能である。
【0033】また本考案のカーテン装置は、前述のよう
な傾斜した窓について特に有効であるが、窓の形状が上
部が広く下部が狭い略台形である限りにおいては、必ず
しも傾斜していることが必須ではなく、垂直な窓につい
ても同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のカーテン装置の正面図
【図2】 本考案のカーテン装置の中央縦断面図
【図3】 本考案における重錘バーとキャップとの結合
部を拡大して示すものであって、(a)は正面図、
(b)は平面図、(c)は(b)におけるC−C断面図
である。
【符号の説明】
1 窓 2 管状サッシ 3 スリット 4 電動リール 8 カーテン 9 重錘バー 10 キャップ 11 転輪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が幅広く下部が狭い略台形の窓
    (1)を覆うカーテン装置において、前記窓(1)の両
    側縁に沿って管状サッシ(2)を形成すると共に、当該
    管状サッシ(2)の対向面にスリット(3)を形成し、
    その窓(1)の上端縁部に電動リール(4)を取付け、
    当該電動リール(4)に前記窓(1)の形状に適合する
    カーテン(8)を巻回収容し、当該カーテン(8)の先
    端に重錘バー(9)を取付けると共に、該重錘バー
    (9)の両端に重錘バー(9)の長さ方向に摺動可能の
    キャップ(10)を取付け、該キャップ(10)の端末
    部を前記スリット(3)から管状サッシ(2)内に挿入
    すると共に、当該管状サッシ(2)内においてキャップ
    (10)の前後面に転輪(11)を取付けたことを特徴
    とする、傾斜カーテン装置
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JPH069586U JPH069586U (ja) 1994-02-08
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