JPH11221295A - スクリーン装置 - Google Patents

スクリーン装置

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JPH11221295A
JPH11221295A JP10028803A JP2880398A JPH11221295A JP H11221295 A JPH11221295 A JP H11221295A JP 10028803 A JP10028803 A JP 10028803A JP 2880398 A JP2880398 A JP 2880398A JP H11221295 A JPH11221295 A JP H11221295A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風圧によってシート体16が煽られた際もシー
ト体16が撓むことを防止して被遮蔽部2の遮蔽時の気密
性を向上でき、被遮蔽部2からの脱出も容易で、火災時
に煙の拡散と延焼を防止でき脱出も容易なスクリーン装
置を提供する。 【解決手段】 ガイドレール1と、被遮蔽部2を遮蔽す
るシート体16と、シート体16にて被遮蔽部2を遮蔽した
際にシート体16の撓みを防止するシート支持体21,34と
を具備する。シート体16はガイドレール1の挿入口3に
外側端部を挿入し内側端部を重ね代20として重ね合わせ
て並設した少なくとも2枚の帯状シート18を有する。シ
ート支持体21,34は各帯状シート18に重ね代20を残して
固定した支持部材36を有し、支持部材36は外端部にガイ
ドレール1の挿入口3に挿入したガイド突部38を有し、
内端部に被遮蔽部2を遮蔽したシート体16が風圧を受け
た際に互いに係合した重ね代20を重ね合わせた状態に保
持する係脱可能な係合体39を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン装置に係
り、主として、建物内の所定の位置を防火区画として遮
蔽し火災時に煙の拡散と延焼を防止する耐火スクリーン
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐火スクリーン装置とて
は、たとえば、特開平8−164218号公報に記載さ
れているように、巻取軸に相互が接して隣り合うように
一端が巻き付けられ被遮蔽部の遮蔽時に巻き戻されて垂
れ下がる多数の帯状シートと、この多数の帯状シートの
下端部に個別に取り付けられた各帯状シートの幅と同じ
長さの棒状錘と、を有し、火災時等の非常時に被遮蔽部
を遮蔽した多数の帯状シートを押し広げることにより帯
状シート間から脱出することを可能にした構成が知られ
ている。
【0003】しかし、この公報に記載の構成では、多数
の帯状シートは幅方向の両側端部の相互が接して隣り合
う状態で垂れ下がるため、これら多数の帯状シートが火
災時の熱風等の風圧によって煽られた際には隣接する帯
状シートの接して隣り合う側端部間が離間され、これら
の間に熱風等が流出する隙間が簡単に形成され易く、ま
た、両側端部に位置する帯状シートの外側端部と被遮蔽
部の側壁との間も同様に熱風等が流出する隙間が簡単に
形成され易い、という問題がある。
【0004】そこで、被遮蔽部の遮蔽時の気密性と火災
時等の非常時の脱出の容易性から被遮蔽部を遮蔽するガ
イドレールに昇降自在の耐火シート体は、それぞれの幅
方向の両側端部を重ね代として互いに重ね合わせた状態
に並設した上下方向の複数枚の帯状シートにて形成し、
この複数枚の帯状シートの下端部に前記被遮蔽部の床面
に着床する重錘体を固定する構成のものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記複数枚の
帯状シートの幅方向の両側端部の重ね代を重ね合わせる
構成では、被遮蔽部を遮蔽した複数枚の帯状シートが火
災時の熱風等の風圧によって煽られない場合は、各帯状
シートは両側端部の重ね代を互いに重ね合わせた状態に
なっているため各帯状シートにて気密性が保持され、ま
た、脱出時には隣接する帯状シートの重ね代を押し開い
て脱出することができるが、被遮蔽部を遮蔽した複数枚
の帯状シートが火災時の熱風等の風圧によって煽られた
場合は、その圧力によって複数枚の帯状シートが円弧状
に撓み、特にその圧力は中心部分に位置する帯状シート
に集中するため、これら中心部分に位置した帯状シート
の重ね代の相互が外れ易いとともに、両側端部に位置す
る帯状シートの外側端部がガイドレールから外れ易く、
したがって、熱風等が流出する隙間が形成され易く気密
性が保持され難い、という問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、熱風等の風圧によってシート体が煽られた際も
シート体が撓むことを防止して被遮蔽部の遮蔽時の気密
性を向上でき、被遮蔽部の遮蔽時の脱出も容易にでき、
したがって、たとえば、建物内の所定の位置を防火区画
として遮蔽し火災時に煙の拡散と延焼を防止でき、火災
時の脱出も容易なスクリーン装置を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン装置は、被遮蔽部の両側部に相対して固定され互いに
対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレールと、
この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側端部
を挿入して昇降自在に設けられ前記被遮蔽部を遮蔽する
シート体と、このシート体に設けられこのシート体にて
前記被遮蔽部を遮蔽した際にこのシート体の撓みを防止
するシート体の幅方向のシート支持体と、を具備し、前
記シート体は、前記両側部のガイドレールの挿入口に幅
方向の外側端部を挿入するとともに、幅方向の内側端部
を重ね代として互いに重ね合わせて並設した少なくとも
2枚の上下方向の帯状シートを有し、前記シート支持体
は、前記各帯状シートにそれぞれの重ね代を残して帯状
シートにそれぞれ固定された支持部材を有し、この各帯
状シートの支持部材は、外端部に前記両側部のガイドレ
ールの挿入口に昇降自在に挿入したガイド突部をそれぞ
れ有するとともに、対向した内端部に前記被遮蔽部を遮
蔽したシート体が風圧を受けた際に互いに係合して前記
重ね代を互いに重ね合わせた状態に保持する係脱可能な
係合体をそれぞれ有する、ものである。
【0008】そして、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した
際にこのシート体が風圧を受けて煽られた場合には、こ
のシート体の各帯状シートにそれぞれ設けた支持部材の
対向した内端部の係合体が互いに係合して両支持部材が
一連に連繋され、これら支持部材にてそれぞれの帯状シ
ートが大きく撓むことを防止され、これら帯状シートの
重ね代が互いに重ね合わせた状態に保持される。
【0009】また、支持部材は帯状シートの重ね代を残
して帯状シートに固定されていることにより、帯状シー
トの重ね代が互いに自由端部として容易に重ね合わさ
れ、風圧を受けた際には重ね代の相互が密着され易く、
支持部材の対向した内端部の係合体の相互の連繋時には
重ね代の相互に影響されることなく係合体の相互がスム
ーズに連繋される。
【0010】したがって、シート体が風圧を受けて煽ら
れても、帯状シートの互いに重ね合わせた重ね代が外れ
ることを防止されるとともに、帯状シートの幅方向の外
側端部がガイドレールの挿入口から外れることを防止さ
れ、全体的に被遮蔽部を遮蔽したシート体による気密性
が保持される。
【0011】また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した状
態での脱出時には、2枚の帯状シートの中の一方の帯状
シートの支持部材を脱出方向に押動することにより、こ
の一方の支持部材が他方の支持部材から簡単に離間され
るとともに、この一方の帯状シートの重ね代が他方の帯
状シートの重ね代から簡単に離間される。そして、互い
に離間して開口された重ね代間の開口部を脱出口として
この脱出口から容易に脱出される。
【0012】また、脱出後は一方の支持部材の重量によ
り、この一方の支持部材が復帰し、この一方の支持部材
の係合体が他方の支持部材の係合体に当接するととも
に、一方の支持部材を有する一方の帯状シートの重ね代
が他方の帯状シートの重ね代に互いに重ね合わされる。
【0013】請求項2記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、支持部材のガイド突
部は、このガイド突部の外端部にガイドレールの挿入口
の開口縁部にこのガイドレール内から係合する抜止め突
片を有する、ものである。
【0014】そして、この抜止め突片にてシート体の下
降時に支持部材のガイド突部がガイドレールの挿入口か
ら抜け出すことが防止される。また、シート体にて被遮
蔽部を遮蔽した状態でこのシート体が風圧を受けて煽ら
れた際には抜止め突片がガイドレールの挿入口の開口縁
部に係合して支持部材のガイド突部がガイドレールの挿
入口から抜け出すことが防止され、したがって、一連に
連繋された両支持部材のそれぞれの帯状シートが撓むこ
とが防止され、これら帯状シートの重ね代が互いに重ね
合わせた状態に保持される。
【0015】請求項3記載のスクリーン装置は、請求項
1記載のスクリーン装置において、支持部材の係合体
は、被遮蔽部の遮蔽時は離間して対向しシート体が風圧
を受けた際に互いに係合する係合突片及び互いに相手側
の係合突片を挿入する挿入凹部をそれぞれ有する、もの
である。
【0016】そして、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した
際にこのシート体が風圧を受けて煽られた際には、この
シート体の各帯状シートにそれぞれ設けた支持部材の対
向した内端部の係合体の係合突片及び挿入凹部が互いに
係合して両支持部材が一連に連繋され、これら支持部材
にてそれぞれの帯状シートが大きく撓むことを防止さ
れ、これら帯状シートの重ね代が互いに重ね合わせた状
態に保持される。
【0017】請求項4記載のスクリーン装置は、請求項
1乃至3のいずれかに記載のスクリーン装置において、
シート支持体は、シート体の途中に設ける中桟部材にて
形成する、ものである。
【0018】そして、この中桟部材にてシート体の途中
が補強されるとともに、シート体の途中を支持してシー
ト体の各帯状シートが大きく撓むことを防止され、これ
ら帯状シートの重ね代が互いに重ね合わせた状態に保持
される。
【0019】請求項5記載のスクリーン装置は、請求項
1乃至3のいずれかに記載のスクリーン装置において、
シート支持体は、シート体の下端部に設ける重錘体にて
形成する、ものである。
【0020】そして、この重錘体が被遮蔽部の床面に着
床されることにより、シート体の各帯状シートにて被遮
蔽部が確実に遮蔽される。また、重錘体にてシート体の
下端部が支持されることにより、このシート体の各帯状
シートが大きく撓むことを防止され、これら帯状シート
の重ね代が互いに重ね合わせた状態に保持され、かつ、
各帯状シートの下端部と床面との間に隙間が開くことを
防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0022】1は被遮蔽部2の相対する両側壁部にそれ
ぞれ相対して垂直状に固定された上下方向の左右のガイ
ドレールで、この左右のガイドレール1は互いに対向し
て開口した上下方向の挿入口3を有して断面略コ字形状
に形成され、この対向する挿入口3は相対して平行に形
成された前後の上下方向の案内片4にてそれぞれ形成さ
れている。前記被遮蔽部2は建物内の所定の位置を防火
区画として遮蔽する出入口、非常口及び通路等の開口部
を意味している。
【0023】また、前記被遮蔽部2の上端部の上框体等
の天井壁部5には前記左右のガイドレール1の上端部を
それぞれ挿入したスクリーンボックス6が固定され、こ
のスクリーンボックス6は下端部に前記左右のガイドレ
ール1の挿入口3にそれぞれ連通して開口した左右方向
の案内口7が形成されている。
【0024】また、前記スクリーンボックス6内には左
右方向の巻取ドラム8を有する巻取軸9が回転自在に軸
架され、この巻取軸9の一端部にはこの巻取軸9を回転
駆動させる回転輪10が固定されている。また、前記スク
リーンボックス6内には正逆転可能にモータ11が固定さ
れ、このモータ11の出力軸12には前記回転輪10に対向す
る位置に駆動輪13が固定され、この駆動輪13と前記回転
輪10との間には無端回行体14が回行自在に懸架されてい
る。
【0025】前記モータ11は図示しない制御手段からの
火災信号等の出力信号により作動され、このモータ11の
出力は減速されて前記巻取軸9に伝達されるようになっ
ている。また、前記モータ11は後述する重錘体が前記被
遮蔽部2の床面15に着床する着床位置に合わせて設定さ
れた所定の回転数の回転で自動的に停止されるようにな
っている。また、前記モータ11は後述する重錘体が前記
被遮蔽部2の床面15に着床することにより検知手段にて
検知される検知手段からの検知信号を入力した前記制御
手段からの停止信号により作動が停止されるようにして
もよい。
【0026】つぎに、前記巻取ドラム8には前記被遮蔽
部2を遮蔽する昇降自在のシート体16の上端部が固着さ
れて巻回され、このシート体16は前記巻取ドラム8の巻
き戻し回転により前記左右のガイドレール1の挿入口3
に幅方向の両側端部を挿入した状態で下降され前記被遮
蔽部2を遮蔽するようになっている。前記シート体16は
不燃性シート体17にて形成され、この不燃性シート体17
は、たとえば、ガラスクロス、シリカクロス等の不燃性
布地等にて形成されている。
【0027】前記不燃性シート体17は、前記被遮蔽部2
の幅方向の大きさに応じて選択されその被遮蔽部2を遮
蔽するのに必要な複数枚の上下方向の不燃性の帯状シー
ト18を並設して構成されているが、本実施の形態では説
明の便宜上、上下方向の2枚の不燃性の帯状シート18を
用いる場合について説明する。
【0028】しかして、前記不燃性シート体17は、上下
方向の2枚の不燃性の帯状シート18を有し、この2枚の
不燃性の帯状シート18は、幅方向の外側端部を前記左右
のガイドレール1の挿入口3に昇降自在に挿入した挿入
部19としてそれぞれ形成され、その幅方向の内側端部を
重ね代20としてそれぞれ形成され、これら重ね代20を互
いに前後方向から重ね合わせて並設されている。
【0029】また、前記2枚の不燃性の帯状シート18
は、前記巻取ドラム8に上端部が固着されて巻き戻し自
在に巻回された上部シート片18a と、この上部シート片
18a の下端部に連設される下部シート片18b と、をそれ
ぞれ有し、これらの前記上部シート片18a の下端部に前
記下部シート片18b を連設して2枚の不燃性の帯状シー
ト18の撓みを防止するシート体16すなわち帯状シート18
の幅方向のシート支持体21と、を有している。
【0030】前記シート支持体21は中桟部材22にて形成
されている。この中桟部材22は、前記被遮蔽部2の高さ
方向(上下方向)の大きさに応じて選択された不燃性の
帯状シート18の上下方向の長さにより、その帯状シート
18に上下方向に所定の間隔をおいて複数を設けられる
が、本実施の形態では説明の便宜上、被遮蔽部2を遮蔽
した帯状シート18の上下方向の中間部に相当する前記上
部シート片18a の下端部に前記下部シート片18b を連設
する場合について説明する。
【0031】しかして、前記上部シート片18a は下端部
に棒状心材23を包み込んで形成した抜止め突条24をそれ
ぞれ有し、前記下部シート片18b は上端部に棒状心材25
を包み込んで形成した抜止め突条26をそれぞれ有してい
る。
【0032】また、前記中桟部材22は、互いに反対方向
の上下方向に垂直状の挟持片27をそれぞれ形成した断面
コ字形状の第1の中桟板28と、この第1の中桟板28の上
下の挟持片27に向かってそれぞれ突出する挟持突片29を
上下に形成した断面コ字形状の第2の中桟板30と、を有
して構成されている。
【0033】また、前記第1の中桟板28は両端部に前記
左右のガイドレール1の挿入口3の開口縁部すなわち、
前後の案内片4の中の一方の案内片4にこのガイドレー
ル1内から係合する抜止め突片31をそれぞれ有してい
る。また、前記第2の中桟板30は両端部に前記左右のガ
イドレール1の挿入口3の開口縁部すなわち、前後の案
内片4の中の他方の案内片4にこのガイドレール1内か
ら係合する抜止め突片32をそれぞれ有している。そし
て、前記第1の中桟板28の抜止め突片31と前記第2の中
桟板30の抜止め突片32は互いに反対方向に向かって突出
されている。
【0034】そして、前記第1の中桟板28の上部の挟持
片27の上端部と前記第2の中桟板30の上部の挟持突片29
との間の下方に前記上部シート片18a の下端部の抜止め
突条24をそれぞれ収容し、かつ、前記第1の中桟板28の
下部の挟持片27の下端部と前記第2の中桟板30の下部の
挟持突片29との間の上方に前記下部シート片18b の上端
部の抜止め突条26をそれぞれ収容して、前記第1の中桟
板28と第2の中桟板30とにより上下の抜止め突条24,26
をそれぞれ挟持し、この両中桟板28,30をボルト・ナッ
ト33にて固定することにより、この第1の中桟板28及び
第2の中桟板30にて上部シート片18a の下端部に下部シ
ート片18b の上端部がそれぞれ連結されている。
【0035】つぎに、前記2枚の不燃性の帯状シート18
は、この2枚の不燃性の帯状シート18の下端部すなわ
ち、前記下部シート片18b の下端部にこの2枚の不燃性
の帯状シート18の撓みを防止するシート体16すなわち帯
状シート18の幅方向のシート支持体34を有している。前
記シート支持体34は、前記被遮蔽部2の床面15に着床す
る重錘体35にて形成され、この重錘体35は不燃性の材料
にて不燃性に形成されている。
【0036】前記シート支持体34すなわち前記重錘体35
は、前記下部シート片18b の下端部にそれぞれ重ね代20
を残して、すなわち、この重ね代20の下端部を自由端部
20aとして、この下部シート片18b の下端部にそれぞれ
一体に固定された支持部材36を有し、この支持部材36は
前記下部シート片18b 毎にそれぞれ一体に固定された重
錘部材37にて形成されている。
【0037】前記2枚の下部シート片18b 毎の重錘部材
37は、外端部に前記左右のガイドレール1の挿入口3内
に昇降自在に挿入されたガイド突部38をそれぞれ有する
とともに、対向した内端部に前記被遮蔽部2を遮蔽した
前記シート体16(不燃性シート体17)が風圧を受けた際
に互いに係合して前記重ね代20を互いに重ね合わせた状
態に保持する係脱可能な係合体39をそれぞれ有してい
る。
【0038】また、前記ガイド突部38は、このガイド突
部38の外端部に前記ガイドレール1内から前記前後の案
内片4に係合する抜止め突片40をそれぞれ有し、この抜
止め突片40は前記前後の案内片4に対向してそれぞれ互
いに反対方向に向かって突出されている。
【0039】また、前記係合体39は、前記被遮蔽部2の
遮蔽時は離間して対向し前記シート体16(不燃性シート
体17)が風圧を受けた際に互いに係合する第1の係合突
片41及び第2の係合突片42をそれぞれ有するとともに、
互いに相手側の第1の係合突片41及び第2の係合突片42
を挿入する第1の挿入凹部43及び第2の挿入凹部44をそ
れぞれ有している。前記係合体39の第1の係合突片41と
前記第2の係合突片42とは前記シート体16(不燃性シー
ト体17)の幅方向に離間してそれぞれ形成されている。
【0040】そして、前記シート体16(不燃性シート体
17)が風圧を受けた際には、第1の係合突片41は、相手
側の第2の挿入凹部44に挿入して相手側の第2の係合突
片42に係合し、かつ、この第1の係合突片41の第1の挿
入凹部43に相手側の第2の係合突片42が挿入するととも
に、第2の係合突片42は、相手側の第1の挿入凹部43に
挿入して相手側の第1の係合突片41に係合し、かつ、こ
の第2の係合突片42の第2の挿入凹部44に相手側の第1
の係合突片41が挿入して、前記係合体39の相互が係脱可
能に一連に連繋されるようになっている。
【0041】さらに、前記2枚の下部シート片18b 毎の
重錘部材37は、前記係合体39の内端部の近傍に位置して
脱出時に重錘部材37を押動する位置を表示した押動表示
体45をそれぞれ有している。前記押動表示体45は、前記
2枚の下部シート片18b 毎の重錘部材37には互いに反対
側の位置にそれぞれ設けるが、一方の重錘部材37の手前
側に押動表示体45を設けた場合には他方の重錘部材37に
は裏面側に押動表示体45が設けられている。
【0042】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0043】被遮蔽部2を遮蔽する際、たとえば、被遮
蔽部2を遮断する火災時に火災信号によりモータ11が作
動されると、このモータ11からの出力により巻取軸9が
シート体16すなわち不燃性シート体17を巻き戻す方向に
駆動回転され、この巻取軸9の巻取ドラム8から不燃性
シート体17が順次巻き戻される。
【0044】そして、不燃性シート体17が下降されるこ
とにより、この不燃性シート体17は幅方向の両側端部の
挿入部19が左右のガイドレール1の挿入口3に挿入した
状態でシート支持体21すなわち中桟部材22及びシート支
持体34すなわち重錘体35の重量により左右のガイドレー
ル1の挿入口3に沿ってスムーズに下降される。
【0045】この際、中桟部材22は両端部に左右のガイ
ドレール1の挿入口3の開口縁部にこのガイドレール1
内から係合する抜止め突片31を有するとともに、重錘体
35の重錘部材37の外端部に左右のガイドレール1の挿入
口3の開口縁部にこのガイドレール1内から係合する抜
止め突片40を有することにより、これらの各抜止め突片
31,40にて不燃性シート体17、中桟部材22及び重錘部材
37が左右のガイドレール1の挿入口3から抜け出すこと
を防止される。
【0046】また、不燃性シート体17の下端部の重錘体
35が被遮蔽部2の床面15に着床したところで、モータ11
があらかじめ設定された所定の回転数を回転して停止さ
れ、この重錘体35及び不燃性シート体17にて被遮蔽部2
が確実に遮蔽される。
【0047】そして、この不燃性シート体17の幅方向の
両側端部の挿入部19と左右のガイドレール1の挿入口3
との間及び重錘体35と被遮蔽部2の床面15との間がそれ
ぞれ確実に気密に遮蔽されて被遮蔽部2が遮断されると
ともに、この不燃性シート体17の2枚の帯状シート18の
幅方向の内側端部の重ね代20が互いに重ね合わせた状態
に保持される。
【0048】この際、不燃性シート体17の2枚の帯状シ
ート18の下部シート片18b の下端部に設けたそれぞれの
支持部材36すなわち重錘部材37の内端部の係合体39の相
互は離間して対向し、すなわち、一方の係合体39の第1
の係合突片41及び第2の係合突片42と他方の係合体39の
第1の係合突片41及び第2の係合突片42との相互が係合
することなく前後に位置した状態で対向し、2枚の帯状
シート18の幅方向の内側端部の重ね代20が互いに重ね合
わせた状態に保持される。
【0049】つぎに、不燃性シート体17の2枚の帯状シ
ート18及び重錘部材37にて被遮蔽部2を遮断した際にこ
の2枚の帯状シート18が風圧を受けて煽られた場合に
は、この2枚の帯状シート18の下端部にそれぞれ設けた
重錘部材37の対向した内端部の係合体39が互いに係合し
て両重錘部材37が一連に連繋される。
【0050】すなわち、一方の係合体39の第1の係合突
片41が他方の係合体39の第2の挿入凹部44に挿入して他
方の係合体39の第2の係合突片42にそれぞれ係合すると
ともに、一方の係合体39の第2の係合突片42が他方の係
合体39の第1の挿入凹部43に挿入して他方の係合体39の
第1の係合突片41にそれぞれ係合して両重錘部材37が一
連に連繋される。
【0051】そして、両重錘部材37及び帯状シート18の
略中間部のシート支持体21すなわち中桟部材22にてそれ
ぞれの帯状シート18の下部シート片18b が大きく撓むこ
とを防止され、これら帯状シート18の略中間部の中桟部
材22にてそれぞれの帯状シート18の上部シート片18a が
大きく撓むことを防止され、したがって、これら帯状シ
ート18の重ね代20が互いに重ね合わせた状態に保持され
る。
【0052】この際、中桟部材22は両端部に左右のガイ
ドレール1の挿入口3の開口縁部に係合する抜止め突片
31を有するとともに、重錘体35の重錘部材37の外端部に
左右のガイドレール1の挿入口3の開口縁部に係合する
抜止め突片40を有することにより、不燃性シート体17が
風圧を受けて煽られても各抜止め突片31,40にて不燃性
シート体17、中桟部材22及び重錘部材37が左右のガイド
レール1の挿入口3から抜け出すことを防止される。
【0053】また、両重錘部材37はそれぞれの帯状シー
ト18の下部シート片18b の重ね代20を残して下部シート
片18b の下端部に固定されていることにより、下部シー
ト片18b の重ね代20が互いに自由端部20a として容易に
重ね合わされ、風圧を受けた際には重ね代20の相互が密
着され、両重錘部材37の対向した内端部の係合体39の相
互の連繋時には重ね代20の相互に影響されることなく係
合体39の相互がスムーズに連繋される。そして、一連に
連繋された両重錘部材37のそれぞれの帯状シート18が撓
むことが防止され、これら帯状シート18の重ね代20が互
いに重ね合わせた状態に保持される。
【0054】したがって、不燃性シート体17の2枚の帯
状シート18が風圧を受けて煽られても、2枚の帯状シー
ト18の互いに重ね合わせた重ね代20が外れることを防止
されるとともに、2枚の帯状シート18の幅方向の外側端
部が左右のガイドレール1の挿入口3から外れることを
防止され、全体的に被遮蔽部2を遮断した不燃性シート
体17による気密性が保持される。
【0055】つぎに、不燃性シート体17及び重錘体35に
て被遮蔽部2を遮蔽した状態での脱出時には、2枚の帯
状シート18の中の一方の帯状シート18の重錘部材37に設
けた押動表示体45を脱出方向に押動すると、この一方の
重錘部材37の係合体39が他方の重錘部材37の係合体39か
ら簡単に離間されるとともに、この一方の重錘部材37を
有する帯状シート18の下部シート片18b の重ね代20が他
方の重錘部材37を有する帯状シート18の下部シート片18
b の重ね代20から簡単に離間される。
【0056】また、他方の重錘部材37に設けた押動表示
体45を脱出方向に押動すると、この他方の重錘部材37の
係合体39が一方の重錘部材37の係合体39から簡単に離間
されるとともに、この他方の重錘部材37を有する帯状シ
ート18の下部シート片18b の重ね代20が一方の重錘部材
37を有する帯状シート18の下部シート片18b の重ね代20
から簡単に離間される。
【0057】そして、いずれか一方の押動表示体45を脱
出方向に押動することにより、互いに離間して開口され
た重ね代20の相互間の開口部を脱出口としてこの脱出口
から容易に脱出される。
【0058】また、脱出後はいずれか一方の重錘部材37
の重量により、この一方の重錘部材37が復帰し、この一
方の重錘部材37の係合体39が他方の重錘部材37の係合体
39に当接するとともに、一方の重錘部材37を有する一方
の帯状シート18の下部シート片18b の重ね代20が他方の
帯状シート18の下部シート片18b の重ね代20に互いに重
ね合わされる。そして、脱出口として開口された重ね代
20の相互が再び互いに重ね合わされた状態に保持され
る。
【0059】つぎに、前記実施の形態では、2枚の帯状
シート18の下部シート片18b の下端部に設けたシート支
持体34は重錘体35にて形成し、この重錘体35は2枚の帯
状シート18の下部シート片18b にそれぞれ設けた重錘部
材37にて構成する場合について説明したが、シート支持
体34は重錘体35に限らず、前記実施の形態において用い
た前記中桟部材22をシート支持体21として前記2枚の帯
状シート18にそれぞれの重ね代20を残して固定するよう
にしてもよい。
【0060】この場合、両端部に抜止め突片31,32を有
する中桟部材22は2枚の帯状シート18に対応して二つに
分割して外端部に抜止め突片31,32を有する支持部材36
として形成し、これら支持部材36を2枚の帯状シート18
にそれぞれの重ね代20を残して固定し、その対向した内
端部に前記実施の形態の場合と同一構成の互いに係脱自
在に係合する係合体39を形成する。
【0061】また、各支持部材36には前記実施の形態の
場合と同様に押動表示体45をそれぞれ設ける。その他の
構成は前記実施の形態の場合と同様に構成する。
【0062】このように構成することにより、不燃性シ
ート体17の2枚の帯状シート18が風圧を受けて煽られて
も、2枚の帯状シート18の互いに重ね合わせた重ね代20
が外れることを防止されるとともに、2枚の帯状シート
18の幅方向の外側端部が左右のガイドレール1の挿入口
3から外れることを防止され、全体的に被遮蔽部2を遮
断した不燃性シート体17による気密性が保持される。
【0063】また、不燃性シート体17及び重錘体35にて
被遮蔽部2を遮蔽した状態での脱出時には、前記実施の
形態の場合と同様に押動表示体45を脱出方向に押動する
ことにより、2枚の帯状シート18の互いに重ね合わせた
重ね代20の間が開口され、この開口部を脱出口としてこ
の脱出口から容易に脱出される。
【0064】つぎに、前記各実施の形態では、シート体
16(不燃性シート体17)にて被遮蔽部2を遮蔽した際に
このシート体16(不燃性シート体17)の撓みを防止する
シート支持体21,34は、重錘体35すなわち2枚の帯状シ
ート18のそれぞれに固定する支持部材36にて形成する場
合、または中桟部材22すなわち2枚の帯状シート18に対
応して二つに分割して形成し2枚の帯状シート18のそれ
ぞれに固定する支持部材36にて形成する場合について説
明したが、これに限らず、重錘体35の支持部材36及び中
桟部材22を分割した支持部材36のにて形成するようにし
てもよい。
【0065】つぎに、前記実施の形態では、支持部材36
の内端部に有する係合体39は、シート体16(不燃性シー
ト体17)が風圧を受けた際に互いに係合する第1の係合
突片41及び第2の係合突片42並びに、互いに相手側の第
1の係合突片41及び第2の係合突片42を挿入する第1の
挿入凹部43及び第2の挿入凹部44をそれぞれ有する場合
について説明したが、これに限らず、たとえば、図9に
示すように、係合体39には、一つの係合突片41及び互い
に相手側の一つの係合突片41を挿入する一つの挿入凹部
43を設けるようにしてもよい。
【0066】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから前記実施の形態の構成と同一構成につい
ては前記実施の形態に用いた符号を記入してそれらの説
明を省略する。
【0067】このように構成することにより、前記各実
施の形態の場合と同様にシート体16(不燃性シート体1
7)にて被遮蔽部2を遮蔽した際にこのシート体16(不
燃性シート体17)が風圧等を受けて煽られても対向する
係合体39の相互が係合してシート体16(不燃性シート体
17)の撓みを防止し、重ね代20を互いに重ね合わせた状
態に保持することができる。
【0068】つぎに、前記各実施の形態では、中桟部材
22の第1の中桟板28の端部の抜止め突片31は第2の中桟
板30の端部の抜止め突片32より幅を狭くした形状に形成
する場合について説明したが、これに限らず、第1の中
桟板28の端部の抜止め突片31は第2の中桟板30の端部の
抜止め突片32と略同じ幅の形状に形成するようにしても
よい。
【0069】この場合は、たとえば、図10に示すよう
に、第1の中桟板28は第2の中桟板30の上下の挟持突片
29を上部シート片18a 及び下部シート片18b を介して当
接可能な幅にて形成し、この第1の中桟板28の両端部を
第2の中桟板30の端部の抜止め突片32と反対方向に折り
曲げてこれを抜止め突片31として形成する。
【0070】その他の構成は前記各実施の形態の場合と
同様であるから前記実施の形態の構成と同一構成につい
ては前記実施の形態に用いた符号を記入してそれらの説
明を省略する。
【0071】このように構成することにより、第1の中
桟板28の構成が簡単となり、抜止め突片31を容易に形成
でき、全体として中桟部材22の構成が簡単で製作も容易
になる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、シート支持体
は各帯状シートにそれぞれの重ね代を残して帯状シート
にそれぞれ固定された支持部材を有し、この各帯状シー
トの支持部材は外端部に両側部のガイドレールの挿入口
に昇降自在に挿入したガイド突部をそれぞれ有するとと
もに、対向した内端部に被遮蔽部を遮蔽したシート体が
風圧を受けた際に互いに係合して前記重ね代を互いに重
ね合わせた状態に保持する係脱可能な係合体をそれぞれ
有するので、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した際にこの
シート体が風圧を受けて煽られた場合には、このシート
体の各帯状シートにそれぞれ設けた支持部材の対向した
内端部の係合体が互いに係合して両支持部材が一連に連
繋され、これら支持部材にてそれぞれの帯状シートが大
きく撓むことを防止でき、これら帯状シートの重ね代を
互いに重ね合わせた状態に保持することができる。
【0073】また、支持部材は帯状シートの重ね代を残
して帯状シートに固定したので、帯状シートの重ね代が
互いに自由端部として容易に重ね合わされ、風圧を受け
た際には重ね代の相互が密着し、支持部材の対向した内
端部の係合体の相互の連繋時には重ね代の相互に影響さ
れることなく係合体の相互をスムーズに連繋させること
ができる。
【0074】したがって、シート体が風圧を受けて煽ら
れても、帯状シートの互いに重ね合わせた重ね代が外れ
ることを防止できるとともに、帯状シートの幅方向の外
側端部がガイドレールの挿入口から外れることを防止で
き、全体的に被遮蔽部を遮蔽したシート体による気密性
を保持することができる。
【0075】また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した状
態での脱出時には、2枚の帯状シートの中の一方の帯状
シートの支持部材を脱出方向に押動することにより、こ
の一方の支持部材が他方の支持部材から簡単に離間して
一方の帯状シートの重ね代を他方の帯状シートの重ね代
から簡単に離間でき、この離間して開口された重ね代間
の開口部を脱出口として容易に脱出することができる。
【0076】また、脱出後は一方の支持部材の重量によ
り、この一方の支持部材が復帰してこの一方の支持部材
の係合体が他方の支持部材の係合体に当接するととも
に、一方の支持部材を有する一方の帯状シートの重ね代
が他方の帯状シートの重ね代に互いに重ね合わされる。
【0077】したがって、熱風等の風圧によってシート
体が煽られた際もシート体が撓むことを防止して被遮蔽
部の遮蔽時の気密性を向上でき、被遮蔽部の遮蔽時の脱
出も容易にでき、たとえば、建物内の所定の位置を防火
区画として遮蔽し火災時に煙の拡散と延焼を防止でき、
火災時の脱出も容易なスクリーン装置を提供することが
できる。
【0078】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、支持部材のガイド突部は、このガイド突
部の外端部にガイドレールの挿入口の開口縁部にこのガ
イドレール内から係合する抜止め突片を有するので、こ
の抜止め突片にてシート体の下降時に支持部材のガイド
突部がガイドレールの挿入口から抜け出すことを防止で
きる。また、シート体にて被遮蔽部を遮蔽した状態でこ
のシート体が風圧を受けて煽られた際には抜止め突片が
ガイドレールの挿入口の開口縁部に係合して支持部材の
ガイド突部がガイドレールの挿入口から抜け出すことを
防止できる。
【0079】したがって、一連に連繋された両支持部材
のそれぞれの帯状シートが撓むことを防止でき、これら
帯状シートの重ね代を互いに重ね合わせた状態に確実に
保持させることができる。
【0080】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、支持部材の係合体は、被遮蔽部の遮蔽時
は離間して対向しシート体が風圧を受けた際に互いに係
合する係合突片及び互いに相手側の係合突片を挿入する
挿入凹部をそれぞれ有するので、シート体にて被遮蔽部
を遮蔽した際にこのシート体が風圧を受けて煽られた際
には、このシート体の各帯状シートにそれぞれ設けた支
持部材の対向した内端部の係合体の係合突片及び挿入凹
部が互いに係合して両支持部材を確実に一連に連繋で
き、これら支持部材にてそれぞれの帯状シートが大きく
撓むことを確実に防止でき、これら帯状シートの重ね代
を互いに重ね合わせた状態に保持することができる。
【0081】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの発明の効果に加え、シート支持体は、シー
ト体の途中に設ける中桟部材にて形成したので、この中
桟部材にてシート体の途中を補強でき、シート体の途中
を支持してシート体の各帯状シートが大きく撓むことを
防止でき、これら帯状シートの重ね代を互いに重ね合わ
せた状態に保持することができる。
【0082】請求項5の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの発明の効果に加え、シート支持体は、シー
ト体の下端部に設ける重錘体にて形成したので、この重
錘体が被遮蔽部の床面に着床されることにより、シート
体の各帯状シートにて被遮蔽部を確実に遮蔽できる。ま
た、重錘体にてシート体の下端部が支持することによ
り、このシート体の各帯状シートが大きく撓むことを防
止でき、これら帯状シートの重ね代を互いに重ね合わせ
た状態に保持でき、かつ、各帯状シートの下端部と床面
との間に隙間が開くことを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスクリーン装置の
正面図である。
【図2】同上横断平面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】同上中桟部材の断面図である。
【図5】同上中桟部材の端部の斜視図である。
【図6】同上係合体の対向した状態を示す横断平面図で
ある。
【図7】同上風圧を受けた際に係合体が係合した状態を
示す横断平面図である。
【図8】同上係合体が離間した状態を示す横断平面図で
ある。
【図9】他の実施の形態を示すスクリーン装置の横断平
面図である。
【図10】更に他の実施の形態を示す中桟部材の端部の
斜視図である。
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 被遮蔽部 3 挿入口 16 シート体 18 帯状シート 20 重ね代 21,34 シート支持体 22 中桟部材 31,32,40 抜止め突片 35 重錘体 36 支持部材 38 ガイド突部 39 係合体 41,42 係合突片 43,44 挿入凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E06B 9/17 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮蔽部の両側部に相対して固定され互
    いに対向して挿入口を上下方向に形成したガイドレール
    と、この両側部のガイドレールの挿入口に幅方向の両側
    端部を挿入して昇降自在に設けられ前記被遮蔽部を遮蔽
    するシート体と、このシート体に設けられこのシート体
    にて前記被遮蔽部を遮蔽した際にこのシート体の撓みを
    防止するシート体の幅方向のシート支持体と、を具備
    し、 前記シート体は、前記両側部のガイドレールの挿入口に
    幅方向の外側端部を挿入するとともに、幅方向の内側端
    部を重ね代として互いに重ね合わせて並設した少なくと
    も2枚の上下方向の帯状シートを有し、 前記シート支持体は、前記各帯状シートにそれぞれの重
    ね代を残して帯状シートにそれぞれ固定された支持部材
    を有し、この各帯状シートの支持部材は、外端部に前記
    両側部のガイドレールの挿入口に昇降自在に挿入したガ
    イド突部をそれぞれ有するとともに、対向した内端部に
    前記被遮蔽部を遮蔽したシート体が風圧を受けた際に互
    いに係合して前記重ね代を互いに重ね合わせた状態に保
    持する係脱可能な係合体をそれぞれ有する、ことを特徴
    とするスクリーン装置。
  2. 【請求項2】 支持部材のガイド突部は、このガイド突
    部の外端部にガイドレールの挿入口の開口縁部にこのガ
    イドレール内から係合する抜止め突片を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 【請求項3】 支持部材の係合体は、被遮蔽部の遮蔽時
    は離間して対向しシート体が風圧を受けた際に互いに係
    合する係合突片及び互いに相手側の係合突片を挿入する
    挿入凹部をそれぞれ有する、 ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  4. 【請求項4】 シート支持体は、シート体の途中に設け
    る中桟部材にて形成する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のス
    クリーン装置。
  5. 【請求項5】 シート支持体は、シート体の下端部に設
    ける重錘体にて形成する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のス
    クリーン装置。
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